-
信大農学部の学生が羊の毛刈り体験
南箕輪村の信州大学農学部の学生が7日に大学内で飼育している羊の毛刈りを体験しました。 毛刈りを体験したのは動物資源生命科学コースの2年生44人です。 最初に竹田謙一准教授から羊の扱い方やバリカンの使い方などの説明があった後、実際に学生が毛刈りを行いました。 学生たちは初めての作業にとまどいながらも力を合わせて毛刈りを行っていました。 羊の毛刈りは実習の一環として毎年1回この時期に行っていて、刈った毛は希望者に譲られるということです。
-
春の全国交通安全運動 始まる
6日から全国一斉に春の全国交通安全運動が始まりました。 各地で安全運転を呼び掛ける啓発活動が行われました。 このうち南箕輪村では通勤時間帯に合わせ午前7時から神子柴の春日街道沿いに交通指導所が設置されました。 南箕輪村交通安全協会のメンバーや警察官ら80人がドライバーに安全運転を呼び掛けるチラシなどを配布していました。 春の全国交通安全運動は15日までで、スローガンは「おもいやり 乗せて信濃路 咲く笑顔」です。 運動の基本は「子供と高齢者の交通事故防止」で、通学路や生活道路の安全確保や自転車の安全利用の推進などを重点に行っていくとしています。 今年に入ってから昨日までの伊那警察署管内での交通事故の発生件数は死亡事故が2件、人身事故が78件となっています。 南箕輪村交通安全協会の丸山芳雄会長は「高齢者がかかわる事故が多いので、特に注意するよう呼び掛けていきたいです」と話していました。 伊那署では、運動期間中交差点での取り締まりを強化していくとしています。
-
南箕輪村で景観講演会
景観行政団体に移行して1年を迎えた南箕輪村は、より多くの人に関心を持ってもらおうとこのほど村民センターで景観講演会を開きました。 講師は、南箕輪村の景観審議会委員長で信州大学農学研究科・環境共生ユニットの上原三知准教授が務めました。 上原准教授は、「総合的な街づくりを計画することで、将来的にその地域の価値も上がり、次世代に引き継ぐことができる。」と話しました。 講演会には地元住民など25人が参加しときおりメモをとりながら話を聞いていました。
-
伊那中央ロータリークラブ 野鳥の看板寄贈
伊那中央ロータリークラブが南箕輪村に野鳥の看板を寄贈しました。 29日に看板が設置されている大芝高原で除幕式が行われ関係者などおよそ20人が出席しました。 この看板は、野鳥を通して自然をより身近に感じてもらおうと伊那中央ロータリークラブが寄贈したもので大芝高原内に生息する野鳥24種類が紹介されています。 写真の下には見られる時期や食べ物、鳴き声についても書かれています。 伊那中央ロータリークラブでは、看板設置が野生動物が生息する豊かな自然について考えるきっかけになってもらいたいとしています。
-
南箕輪村地域おこし協力隊任命へ
南箕輪村は、4月1日付けで味工房を拠点に活動する、地域おこし協力隊2人を任命します。 協力隊として任命するのは東京都出身の楠好延さんと、宮崎県出身の内山祐輔さんで、村では、初めての協力隊の任命となります。 2人は、大芝高原味工房を拠点に活動します。 さいたま市に建設された鉄道博物館の開発設計を担当した楠さんは農産物加工所での商品開発やイベント企画などを行います。 大学時代、地方のブランド化について研究していた内山さんは農作物直売所の運営や農業体験事業の企画を行います。 地域おこし協力隊の任期は最大3年間で、村では4月1日に任命することになっています。
-
伊那ダイヤモンドツインズ1勝
全国大会に出場している伊那市のミニバスケットボールチーム伊那ダイヤモンドツインズの女子チームは、28日東京都の国立代々木競技場体育館で予選リーグを戦い、48対41で神奈川代表の戸塚ミニバスケットボールクラブに勝ちました。 29日は、決勝トーナメント進出をかけて鳥取県代表チームと戦うことになっています。 結果は、29日のこの時間にお伝えします。
-
伊那ダイヤモンドツインズ女子チーム 2年連続全国大会へ
伊那市と南箕輪村の小学生が所属するミニバスケットボールチーム「伊那ダイヤモンドツインズ」の女子チームは、28日から東京都で開かれる全国大会に2年連続で出場します。 23日、チームのメンバー15人と監督などが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に全国大会出場の挨拶をしました。 伊那ダイヤモンドツインズの女子チームは1月に開かれた県大会で優勝し全国大会への出場を決めました。 平均身長の低いチームですが、今年は一人一人のスキルアップを図ってきたという事で、今年の公式戦は、一度も負ける事はありませんでした。 去年の全国大会では決勝トーナメントに進めなかったため、選手らは「今年は全国制覇したい」と目標を話していました。 伊那ダイヤモンドツインズが出場する第47回全国ミニバスケットボール大会は28日から東京都で開かれます。
-
信濃グランセローズが南箕輪村でキャンプ
ルートインBCリーグ信濃グランセローズは、25日から27日まで南箕輪村でキャンプを行っています。 信濃グランセローズは球団設立時から毎年南箕輪村でキャンプを行っていて、今年で10年目です。 26日は日本ウェルネススポーツ大学と練習試合をし、試合の前には南箕輪村の唐木一直村長による始球式が行われました。 試合ではグランセローズの打線が好調で、着実に得点を重ねていました。 結果、11―2でグランセローズが勝利しました。 信濃グランセローズのキャンプはあすまでで佐久コスモスターズとの試合が予定されています。 今シーズンの開幕は4月9日で、5月29日と7月10日には大芝公園野球場で公式戦が行われます。
-
三重県伊賀市の業者に焼却灰の処分委託
南箕輪村の南原住宅団地に埋め立てられていた焼却灰について処分を委託するのは三重県伊賀市の業者に決まったことが25日分かりました。 これは伊那市役所で開かれた伊那中央行政組合議会全員協議会で報告されたものです。 処分を委託するのは三重県伊賀市の三重中央開発株式会社で処分予定数量はおよそ5,200トン、うち焼却灰は1,800トンとなっています。 焼却灰受け入れにあたり無害化処理の実証実験があり基準を下回ったことから地元自治体の承認と搬入許可が得られたということです。 撤去工事は今年度から平成29年度にわたるものと見込まれていて事業費は3億2,000万円となっています。
-
南箕輪村 空き家対策検討委員会が発足
南箕輪村は、村内の空き家に関する対策や利活用を図るための対策検討委員会を、24日に設置しました。 1回目の委員会が開かれ、唐木一直村長から委員9人に委嘱書が手渡されました。 委員会は、住民の代表や不動産に関する専門家などで組織されています。 この日は村から空き家の調査結果について報告がありました。 村内12区に依頼して提出された空き家状況の結果と村の税情報をもとに取りまとめを行いました。 結果、空き家と思われる家屋は151戸あったという事です。 このうち、児童、生徒の通学路に面している空き家、35戸について、安全確保のための目視調査を実施しました。 外壁や屋根の破損など建物の状況や景観、生活環境などのチェックリストを作成し点数の高いものを危険度が高いものとして一覧を作成しました。ほとんどの家屋に危険はなかったものの、危険度が100点を超えたものが4戸あったという事です。 村では、今後、さらに情報収集を進め正確な実態の把握を進めるとしています。 また空き家の利活用については来月、所有者に賃貸や売買の意思があるか意向調査を実施し、来年4月以降に空き家バンクの運用を開始する予定です。
-
平成28年地価公示 商業地・住宅地 下落
国土交通省は、平成28年1月1日現在の地価公示価格を22日に発表しました。 県内の平均は、住宅地で19年連続、商業地で24年連続の下落となりましたが、下落幅は縮小しました。 地価公示は、不動産鑑定士が1平方メートルあたりの価格を判定したもので、一般の土地の取引価格の指標や、公共事業用地の取得価格算定の基準となります。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市荒井の商業地が、1平方メートルあたり52,800円でマイナス3.3%、上新田の住宅地が30,800円でマイナス1%となっています。 箕輪町では、松島の商業地が32,700円でマイナス4.1%、同じく松島の住宅地が28,100円でマイナス2.8%。 南箕輪村では、沢尻の住宅地が19,100円でマイナス1.5%となっています。 調査は、県内の43市町村、313地点で行われました。 県内の住宅地の最高価格地点は軽井沢町の85,800円で、長野市以外の標準地が最高価格地点となるのは、昭和53年以来38年ぶりです。
-
南箕輪村で「新入学児童を祝う会」
南箕輪村の沢尻地区社会福祉協議会「たんぽぽの会」は、4月に南部小学校と南箕輪中学校に入学する子どもたちを祝おうと、「新入学児童を祝う会」を 19日に沢尻公民館で開きました。 祝う会には南部小学校に入学する9人と、南箕輪中学校に入学する9人の合わせて18人が招かれました。 子どもたちは初めに夢を聞かれ、「サッカー選手になりたい」、「美容師になりたい」などと答えていました。 その後、お礼にそれぞれ歌を披露しました。 お昼には沢尻地区で採れた野菜と米を使ったカレーを食べ、催しを楽しんでいました。 たんぽぽの会は、発足した平成17年から毎年祝う会を開いています。 会長の重盛和子さんは、「進学したら友達をたくさん作って勉強を頑張って欲しい」と話していました。
-
地域創生加速化交付金の交付金額内示
国が一億総活躍社会の実現に向けた緊急対応として創設した、地方創生加速化交付金の交付金額が18日に内示されました。 伊那市は総額4595万9千円で、内訳は社会林業都市構想事業に1785万円、中央アルプスジオパーク構想を活用した観光地域づくり連携事業に690万円、「信州・上伊那」の地域力向上推進事業に2120万9千円となっています。 箕輪町は、総額で7307万5千円で、内訳は大型商業施設を活用した新しいコミュニティ創出事業に6023万4千円、「信州・上伊那」の地域力向上推進事業に1067万7千円、移住交流推進事業に216万4千円となっています。 南箕輪村は、総額で1005万6千円で、内訳は中央アルプスジオパーク構想を活用した観光地域づくり連携事業に440万円、「信州・上伊那の地域力向上推進事業に565万6千円となっています。 各市町村は来年度から採択された事業に取り組んでいきます。
-
最高気温20.6度5月上旬並み
17日の伊那地域の最高気温は、20.6度まで上がり、5月上旬並みとなりました。 南箕輪村大芝では、ナズナ摘みをする人の姿がありました。 ナズナは、おひたしにして味わうと話していました。 長野地方気象台によると、17日の伊那地域の最高気温は、平年より9.9度高い20.6度で、5月上旬並みの暖かさとなりました。
-
南箕輪村が人事異動を内示 課長級への昇格は2人
南箕輪村は4月1日付の人事異動を17日に内示しました。 異動は33人の中規模で課長級への昇格は2人です。 住民福祉課を再編して4月から設置される住民環境課長に、教育委員会事務局社会教育係長の埋橋嘉彦さんが昇格します。
-
VC長野トライデンツ笹川監督が昇格を報告
南箕輪村を拠点に活動するバレーボールチームVC長野トライデンツの笹川星哉監督は15日、2部リーグにあたるチャレンジリーグⅠへの昇格を唐木一直村長に報告しました。 VC長野トライデンツは2008年設立し、去年日本バレーボールリーグ3部にあたるチャレンジリーグⅡに参入しました。 リーグ戦では、通算17勝1敗で初優勝しました。 入れ替え戦では、東京ヴェルディと対戦し、1勝1敗となりましたがセット率で上回り、チャレンジリーグⅠへの昇格を決めました。 唐木村長は「すばらしい成績で昇格を決めてくれた。村としてもできるだけ応援していきたい」と話していました。
-
VC長野トライデンツの昇格を祝う懸垂幕
南箕輪村に拠点を置くバレーボールチーム「VC長野トライデンツ」が、VリーグチャレンジⅠに昇格することを祝う懸垂幕が、14日に南箕輪村の村民センターに掲げられました。 VC長野トライデンツは、今シーズン日本バレーボールリーグ3部にあたるチャレンジリーグⅡで優勝しました。 その後行われた入れ替え戦でも勝利し、来シーズンからチャレンジⅠに昇格します。 15日は、笹川監督が村役場を訪れ、優勝と昇格の報告を行います。
-
第10回みなみみのわフォトグランプリ最優秀賞に藤澤さんの写真
南箕輪村の風景や伝統行事を撮影した写真コンテスト「第10回みなみみのわフォトグランプリ」の最優秀賞に、藤澤進さんの作品が選ばれました。 最優秀賞に選ばれたのは、南箕輪村田畑の藤澤進さんの作品「新緑のセラピーロード」です。 写真は、去年4月に大芝高原のセラピーロードで撮影されたものです。 村観光協会によりますと、林の緑の綺麗さや、奥行きを感じさせる点が評価されたということです。 コンテストには県内外から84点の応募がありました。 今回入賞した作品は、村のHPやパンフレットなどに使い、観光のPRに繋げたいとしています。
-
南箕輪小学校2年2組 ヤギとお別れ
南箕輪小学校の2年2組は、去年6月から飼っていたヤギと、8日お別れしました。 南箕輪小学校の2年2組では、総合学習の一環で、伊那市の産直市場グリーンファームからヤギを預かり、育ててきました。 ヤギの名前は「よつば」で、メスの1歳です。 よつばと家族になるにはどうしたら良いかを考えながら、子ども達が毎日世話をしてきました。 お別れの時間が来ました。 担任の田村寿樹教諭は「ヤギの気持ちになって誰にでも優しくすること・人の気持ちを考えることを子どもたちは学べたと思う」と話していました。 子どもたちは「たくさんの思い出をありがとう」と呼びかけ、お別れをしました。
-
伊那飲食店組合 新春大会
伊那市と南箕輪村の飲食店でつくる伊那飲食店組合の新春大会が7日に開かれ、組合員どうし親睦を深めました。 年に一度の交流会を兼ねた新春大会で、毎年この時期に開かれています。 挨拶で、伊那市中央のレストランしらかばの北原英之組合長は「賑やかな街づくりのお手伝いができるよう協力をお願いします」と話しました。 大会では、平成25年度、26年度の組合長など役員を退任したメンバーに感謝状が贈られました。 伊那飲食店組合は、春富、高遠町、長谷地区を除く伊那市と、南箕輪村の飲食店280店舗で組織され食品の安心安全な提供につとめています。
-
伊那技術専門校 70年の歴史に幕
南信工科短期大学校の開校により今年度で閉校となる南箕輪村の伊那技術専門校で5日、修了式と閉校式が行われました。 修了式では、半田直道校長から修了生1人ひとりに証書が手渡されました。 今年度普通課程を修了するのは、メカトロニクス科7人と情報システム科4人の合わせて11人です。 伊那技術専門校は、労働者の地位向上を図ることを目的に、昭和21年に伊那職業補導所として伊那市室町に設置されました。 その後、庁舎移転などを行い昭和57年に現在の場所に新庁舎が建てられました。 昭和21年の開校から今年度までに、6,704人を産業界に送り出しています。 来月開校する南信工科短大が伊那技術専門校の施設を活用することから、今年で閉校となります。 伊那技専最後の修了生を代表して神山卓郎さんが、誓いの言葉を述べました。 修了式のあとに行われた閉校式では、修了生が伊那技専の校旗を取り外し、半田校長から太田寛副知事のもとへと渡されました。 南信工科短期大学校の一般課程には、現在37人が入学を予定しています。 入校式は、来月11日に行われます。
-
南箕輪村中部保育園でひな祭り
3月3日はひな祭りです。南箕輪村の中部保育園でもひな祭りが行われ桃の節句を祝いました。 雨水の日の2月19日に飾りつけたひな人形を前に園児が歌を歌って桃の節句を祝いました。 雨水の日に飾ると良縁に恵まれると言われていて中部保育園では毎年その日に飾りつけをしています。 壁には園児が作った作品を飾りつけました。 この日は全員でゲームをして楽しみました。 清水すみゑ園長は「女の子も男の子も明るく元気に健康に育ってほしい」と話していました。
-
巣立ちの春 上伊那農業高校で卒業式
上伊那の高校トップを切って南箕輪村の上伊那農業高校で卒業式が2日行われ生徒たちは慣れ親しんだ学び舎をあとにしました。 上伊那農業高校では今年度、男子95人、女子65人の合わせて160人が卒業を迎えました。 式では、岩崎靖校長から各クラスの代表に卒業証書が手渡されました。 岩崎校長は「高校での体験を財産に、欅の木のように伸びやかにしなやかに成長し続けて下さい」と式辞を述べました。 卒業生を代表して毛利日向子さんは、学校生活を振り返りながら新たな道へ進む決意を述べました。 式の後、各クラスでは最後のホームルームが行われました。 3年C組では、中澤通秋担任から生徒1人ひとりに卒業証書が手渡されました。 上農高校では、103人が大学や専門学校などへ進学を希望しています。 就職希望は57人で全員が内定しているという事です。 上伊那の高校では今年度およそ1,500人が卒業を迎え、卒業式のピークは5日です。
-
信州大学農学部ジャム販売
南箕輪村の信州大学農学部で、学生が実習で作ったジャムの販売が1日から始まりました。 ジャムは食料生産科学科の2年生が大学内の果樹園で育てたものを実習の一環として加工したものです。 初日に販売されたのは、イチゴ、りんご、山ぶどうなどの9種類です。 価格は1個330円から500円で、無くなり次第販売は終了します。 カリンやうめなど順次種類が増え、全部で15種類を販売する予定です。 ジャムは、信州大学農学部の生産品販売所で、平日の午前8時45分から午後5時まで販売しています。
-
伊那市議会3月定例会が開会 箕輪町議会、南箕輪村議会も開会
伊那市議会3月定例会が29日に開会し、平成28年度一般会計当初予算案など44議案が提出されました。 一般会計当初予算案は総額325億3,500万円です。 このほか、インターネットを活用した新しい産業技術の研究、開発を推進する協議会を設置するための条例案や、伊那地域定住自立圏共生ビジョンを策定する協議会設置のための条例案など44議案が提出されました。 市議会3月定例会は、9日から11日まで一般質問、18日に委員長報告と採決が行われます。 箕輪町議会と南箕輪村議会の3月定例会も29日に開会しました。 町議会には、総額を98億9千万円とする平成28年度一般会計当初予算案など25議案が提出されました。 7日、8日に一般質問、14日に委員長報告と採決が行われます。 村議会には、総額を65億7,000万円とする平成28年度一般会計当初予算案など20議案が提出されました。 9日、10日に一般質問、11日に委員長報告と採決が行われます。
-
上伊那農業高校畜産班 鹿肉を使った新商品販売へ
南箕輪村の上伊那農業高校畜産班は、鹿肉を使った新商品の開発に取り組んでいます。 27日は、試作品の試食会と調理講習会が伊那市の新山集落センターで開かれました。 畜産班が考案した新商品です。 新山でとれたニホンジカのロース部分を使用し、味付けは醤油をベースにニンニクや唐辛子などでアクセントをつけています。 パック加工の殺菌の際、回数と温度管理を調節することで、常温での取り扱いが可能になり、食感も柔らかくなるということです。 鹿肉は、畜産班の顧問で新山在住の境久雄さんが地元の知り合いに頼み提供してもらっていて、今回は新商品についての意見を聞こうというものです。 集まった人たちは、食べてみた感想や改善点などをあげていました。 畜産班では、商品の改良を進めるとともに設備を整え、今後2か月をめどに商品化にこぎ着けたいとしています。 将来的には、タレの素材も新山産にこだわるなどの付加価値をつけた商品としても展開していきたいとしています。
-
上伊那広域連合新年度予算案 ごみ処理施設建設費など盛り込む
上伊那広域連合は、新ごみ中間処理施設の建設費用などを盛り込んだ平成28年度の当初予算案を25日に発表しました。 一般会計は今年度の当初予算と比べ5億2千万円、率にして24.1%増の総額27億円となっています。 25日、上伊那の8市町村長が出席し伊那市役所で記者会見が開かれました。 会見は、ごみ処理施設の建設や広域観光など、上伊那の市町村間の連携がますます必要になるとして初めて開かれたものです。 広域連合の新年度予算案は25日に開かれた広域連合議会に提案されました。 一般会計の総額は27億円で、今年度当初予算と比べ5億2千万円、率にして24.1%増となっています。 新ごみ中間処理施設の28年度分の建設工事費として2億6千万円が盛り込まれました。 また、地元、桜井区、北新区と上山田区へ28年度で一括交付するとした3区への協力費が合計で2億8千万円盛り込まれています。 3区と広域連合、伊那市では、協力費などこれまでの協議事項をまとめた覚書を、去年12月末までに締結しています。 ほかに新規事業としてキャリア教育などに活用する郷土愛基金積立金に190万円、移住定住に関する上伊那の相談窓口の設置などに340万円などとなっています。 新年度予算案は委員会に付託され、あすの本会議で採決が行われます。
-
村の日記記念 防災講演会
南箕輪村で今日防災講演会が開かれ、講師を務めた山梨大学の秦康範准教授は「災害から命を守るには主体的に行動する事が大切だ」と話しました。 講師を務めたのは、地域防災を専門とする山梨大学の秦康範准教授です。 秦さんは、東日本大震災による津波の被害で200人が犠牲となった岩手県釜石市を例に話をしました。 震災前の釜石市の防災訓練では、地域の人が参加しやすいよう本来は避難所に指定されていない市街地の建物を避難所に想定し訓練を実施していました。 この為、震災発生時にはこの建物を避難所と勘違いした200人が津波の犠牲となりました。 秦さんは「訓練のための訓練になってはならない。特に学校の訓練は、抜き打ちで訓練を行い、子供たちが危険を予測し回避するよう行動させる事が大切だ」と話していました。 また、周囲の状況に応じ「命を守りぬくために主体的に行動する態度を育成していく事が大切だ」とアドバイスしていました。 講演会は、2月18日の南箕輪村の日を記念して開かれたもので、およそ90人が参加しました。
-
南箕輪村農と食審議会が唐木村長に答申
南箕輪村農と食審議会は、検討してきた第2次食育推進計画と地産地消促進計画の案を、24日唐木一直村長に答申しました。 24日は、審議会の三澤澄子会長が、唐木村長に答申書を手渡しました。 第2次食育推進計画は、来年度から5年間の食育に関する指針をまとめたものです。 これまでの第1次計画は、母子と子どもの食育が中心でしたが、第2次計画は、全ての世代の食育について推進するとしています。 ●家庭を中心に地域全体で食を育む環境づくり●未来を担う子どもの食育●健康づくりと食育●食の理解と継承の4つが柱となっています。 また、地産地消促進計画では、6次産業化ワーキングチームの取り組みを加え、具体的な数値目標をあげました。 保育園の地場農産物の使用割合は、現状では36.6%ですが、平成32年には38.4%にするとしています。 唐木村長は、「健康という視点が重要になっている。計画に沿って子どものころからの健康づくりをしっかりとやっていきたい」と話していました。
-
南箕輪村平成28年度当初予算案 過去最大の65億7千万円
南箕輪村は総額65億7千万円の平成28年度一般会計当初予算案を、22日発表しました。 今年度の当初予算と比べ4億5千万円、率にして7.4%増で、予算額は過去最大となっています。 平成28年度の一般会計当初予算案の総額は、過去最大の65億7千万円で、今年度の当初予算と比べ4億5千万円、率にして7.4%増となっています。 人口増加に伴う施設不足への対応としての主な新規事業は、南箕輪小学校の児童数増に伴い建設される、仮称「こども館」の建設に5億3千万円。 園児数増に伴う北部保育園の増改築に1億5,100万円。 南箕輪中学校特別教室棟の生涯学習施設建設に2億1,500万円となっています。 他に、空き家の把握や区の業務を支援する集落支援員事業に260万円。 味工房で活動する地域おこし協力隊事業に800万円。 セラピーロード10周年となる大芝高原の自然を活かしたイベントに160万円などとなっています。 村では、来年度で人口増加に伴う施設不足の解消に一定の目途が立つ見通しだとしています。 唐木村長は「村は人口が増えているが時代は人口減少の時代なので、新年度は地域づくり推進課を設置し移住・定住にも取り組んでいく体制も整えている」と話しました。 南箕輪村の平成28年度の一般会計当初予算案は、3月議会に提出されます。