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上伊那母親大会
上伊那地域の母親や女性が集い、教育や介護、医療、平和について考える上伊那母親大会が21日、南箕輪村民センターで開かれた。
母親大会は、ヒロシマ、ナガサキの原爆投下をきっかけに、母親や女性の立場から平和を守っていこうと東京で始まった。
それ以来、全国的にそれぞれの地域で活動していて、上伊那大会は今回で49回目になる。
実行委員長の山崎佳子さんは、「厳しい時代だが、1人で悩まず交流し、知恵を出し合って乗り切っていきたい」とあいさつした。
大会では、地産地消・食糧の自給率向上について考える講演会や、子どもと教育、暮らしと貧困、医療・介護、平和についての分科会も開かれた。 -
食と緑の環境図書展
6月の環境月間に合わせ、南箕輪村の信州大学農学部図書館は、「食と緑の環境図書展」を開いている。
この図書展は、信州の豊かな自然を大切にすることを理念に掲げている信大が、環境の大切さを学生や地域の人達に改めて感じてもらおうと開いている。
農薬の散布が自然界に与える悪影響について告発した「沈黙の春」の著者レイチェルカーソンの関連図書など21冊を展示しているほか、業績をまとめたパネルもある。
また、農学部図書館が所蔵する環境関連の図書など約400冊を展示している。
環境図書展は6月30日まで農学部図書館で開き、その後は県内各学部の図書館を巡回する予定。 -
南箕輪村の6団体がマレットゴルフで親ぼく
村政に携わる6団体が一堂に会するマレットゴルフ大会が20日、南箕輪村の大芝高原マレットゴルフ場で開かれた。役場職員や教育委員会、区長会など6団体の約80人が参加。プレーを通して交流を深めた。
大会はスポーツを通じて交流を深める中で、村政をより良いものにしようと毎年開いている。
参加者らはスティックを手に、普段とは違った雰囲気で交流を深めていた。
唐木一直村長は「村政を推進する団体が集まる機会は少ない。スポーツを通じて良い交流になった」と話していた。 -
南箕輪村長と母親が座談会
南箕輪村の唐木一直村長と子育て中の母親らの座談会が19日、すくすくはうすで開かれ、母親らから「概ね村の子育て支援に満足している」っとの声が出された。
座談会は、子育て支援に力を入れている唐木村長が、直接生の声聞き子育て支援策に生かしていこうと、3年前から行っている。
会場のすくすくはうすには9組の親子が集まり、唐木村長と懇談した。
母親からは、「すくすはうすなど子育て支援施設が充実している」「村の保育料は他の地域に比べ安い」「大芝高原など子どもを遊ばせる環境が整っている」など、政策を評価する声が出ていた。
母親らは、「今後も子育て支援に力を入れたこの体制を維持してほしい」と要望した。
唐木村長は「現在の水準を下回らないよう維持すると共に、個別相談など精神的な支援に力を入れていきたい」と答えた。 -
南殿区自主防災会が防災マップ見直し作業
南箕輪村の南殿区自主防災会は17日夜、昨年までに作成した防災マップの見直し作業を南殿コミュニティセンターで行った。
南殿区自主防災会は去年8月までに、要支援者や危険個所などを書いた防災マップを区内13の班ごとに作った。
今年は、2班分を一つのマップにする計画で、初めての見直し作業に1・2班の住民が集まった。
参加者は、要支援者の年齢や状況、保育園児が小学生になったなど変更点を確認しあって地図に書き込んでいた。
マップは12月までに全ての見直しを終える計画という。
自主防災会の唐木達会長は、「地域づくりは絆づくり。となり近所の顔が分かる支え合いのシステムにしていきたい」と話していた。 -
南箕輪村出身加藤道彦さん 村商工会で講演
南箕輪村商工会の研修会が16日夜、商工会館で開かれ、南箕輪村出身で現在京都府で経営コンサルタントをしている加藤道彦さんが講演した。
研修会は事業に役立つ知識を学んでもらおうと村商工会が毎年開いているもので、商工会員約60人が参加した。
講師を務めた加藤さんは現在61歳で、下着メーカーのワコールで役員を務めるなど40年近く働き、定年後の現在は京都府で経営コンサルタントをしている。
加藤さんは、京都には大企業だけでなく、創業100年を超す中小企業が何社もあることをあげ、「長期計画をもつ経営者が多く、立ち上げ当初の信念や目標を大事にしている企業が長く続いている」と説明した。
加藤さんは、「自分の企業はこれだけは負けないというものを見つけて、そこに関して絶対に負けないよう貪欲になることが大切」と呼びかけていた。 -
大芝高原まつりポスターなど決定
南箕輪村で8月に開かれる大芝高原まつりのポスターなどの図案が昨夜、村役場で開かれた選定会で決まった。
図案は、南箕輪中学校美術クラブの34人が応募した。
ポスターの図案に選ばれたのは、2年生の永井あかりさんの作品。ポスターは200枚作り、村内の公共施設や飲食店などに掲示する。
うちわの図案は、3年生の本郷未樹さんの作品。うちわは6500本作り、村内全戸に1本ずつ配る。
パンフレットの図案は、3年生の竹松鈴佳さんの作品。図案はパンフレットの表紙に使う。
ポスター、うちわ、パンフレットは7月下旬に完成する予定。 -
子育て中の保護者支援
相談員設置の考え示す南箕輪村の唐木一直村長は15日、子育て中の保護者を支援する相談員を新たに設置したい考えを示した。村議会6月定例会の一般質問の中で答えた。
これまでは、義務教育中の子どもやその保護者を対象にした教育相談員を設置していた。
最近は、幼児教育や就学支援など総合的な相談も増えてきたことから、新たに相談員を設置し、教育相談員とともに活動する。
これにより「保護者からの相談に幅広く対応しいきたい」としている。
また唐木村長は、長引く不況により所得が激減した国民健康保険の加入者に対して、税を減額する措置について検討したい考えも示した。
実施時期は未定だが、早急に取り組みたい竏窒ニしている。 -
南箕輪村商工会 プレミアム商品券発売へ
南箕輪村商工会は、7月26日にプレミア率20パーセントの「まっくんプレミアム商品券」を発売する。
南箕輪村商工会館で15日、記者発表が行われ、商品券の発売日などが示された。
商品券発行総額は2400万円で、千円券12枚つづりを1万円で販売する。
プレミアム商品券は、村が企画し、賛同した商工会が村の補助プレミアム分400万円などを受けて実施する。
購入対象者は、村内在住の15歳以上の人で、一人当たり5セットまでの購入制限を設ける。
利用は7月26日の発売日から11月30日まで。
商品券の取扱いがをきる事業者は、商工会会員やJAなどで、商工会では17日から参加事業者も募集する。 -
田畑半沢ほたる祭り
南箕輪村田畑の半沢川で、ほたる祭りが行われている。
祭りを行っているのは、田畑の住民有志でつくる「田畑半沢を愛する会」。ホタルが舞い、魚も多くいた昔のような川を取り戻そうと、エサの放流や河川整備をしている。
会によると、今年は祭り初日の14日から比較的多く舞っているという。
ほたる祭りは28日まで。時間は午後7時半から9時半まで。 -
親子で飛行機作り
南箕輪村の公民館講座「いろいろものづくり体験講座」は13日開き、親子連れら約40人がはがきと割りばしで飛行機づくりに挑戦した。
村公民館では子どもたちにものづくりの楽しさを知ってもらおうと講座を開いていて、今回は父の日を前に親子で楽しめる飛行機づくりを計画した。
参加者は、元中学校教諭の原孝寿さんの指導を受けながら、使用済みはがきを羽の形に切り取り、軸となる割りばしに張り付けていた。
中には子どもよりも熱中して飛行機づくりをする父親の姿も見られた。
ある父親は、「完成した物を買ってくることが多いが、今日は久しぶりに親子でものづくりを楽しめた」と喜んでいた。 -
南箕輪村が本年度、地区ごとに健康部を設置
南箕輪村が本年度から各地区に設置した健康部の初会合が10日、村役場で開かれた。地区の正副部長など約40人が集まり、今後の活動の確認をした。
村では本年度、地区住民の生活習慣病や介護予防への意識向上、特定検診、がん検診の受診率向上を目的に地区ごとに健康部を設置している。
これまでは健康推進員が健康増進を進めてきたが、地域とのつながりが薄く、少人数で活動範囲が限られるなどの課題があった。
健康部の主な活動は、受診の呼びかけや検診への協力、研修会の開催竏窒ネど。将来的には地区のウォーキングマップづくりも実施する考え。
本年度は健康について考えるヘルスサポーター講座や健康講演会などを計画している。 -
信大生が環境活動発表
豊かな環境づくり上伊那地域会議の総会が11日、伊那合同庁舎であり、信州大学農学部の学生が環境活動の事例発表をした。
同会議は、環境保全活動の情報交換やイベント開催を目的に活動している。
この日は、ごみ拾いや地域交流の活動をしている信大農学部のサークルが事例発表した。
メンバーは、月2回定期的にごみ拾いをしているほか、南箕輪村の祭りなどに積極的に参加している。
学生らは、「何事も楽しんでやっています」と発表した。
会場からは、「地元出身でない人がほとんどの中、地域に貢献しているのはすばらしい」「ごみが多く捨てられている場所に花を植えるといった活動を展開してみてはどうか」「環境活動は義務的になりやすいが、楽しんでやっている姿勢を参考にしたい」といった意見が出された。 -
南小ドラゴンズが県大会出場報告
南箕輪小学校の児童でつくる野球チーム南小ドラゴンズが、5月に開かれた軟式野球の南信大会=飯田市=を勝ち抜き、10年ぶりに県大会に出場する。小林祐司監督とキャプテンの根津晃太くんが9日夜、村役場を訪れ、唐木一直村長に結果を報告した。
南小ドラゴンズは5月初めに開かれた上伊那予選で優勝し、南信大会に駒を進めた。
南信大会では諏訪市と岡谷市のチームをそれぞれ1点差で破り、10年ぶりの県大会出場を決めた。
小林監督は「チーム一丸となってここまで勝ってこれた。目標の長野県一に向け、団結を深めて頑張りたい」と語った。
南小ドラゴンズは20日から松本市で開かれる県大会に出場し、優勝を目指す。 -
南箕輪村の辻井宅で13日からオープンガーデン
見ごろを迎えた南箕輪村南原のVidaFeliz(ビダフェリース)一級建築事務所周辺のイングリッシュガーデンが13、14日、公開される。
同ガーデンとその周辺には、バラやリナリア、セラスチウムや宿根草など120種類約150本の花が咲き誇っている。
一株のバラ「アンジェラ」が木の骨組を伝ってできた休憩所は、葉や茎が日陰をつくり、咲き始めた花の香りに包まれるガーデンンの中でも人気の場所。
庭づくりは、一級建築士の辻井俊恵さんが始めたもので、中学生のころに訪れたヨーロッパで見た「家族で同じ時間を過ごせる庭」にあこがれ、15年前から取り組んでいる。
年々アーチの数が増えるなどスケールアップしており、今年の4月には150坪拡張。現在整備が進められている。
2005年からは、一般に庭を公開するオープンガーデンを開始。昨年は千人が訪れた。
辻井さんは、「今年は花の咲く時期がずれ、平年は散ってしまう早咲きのバラも見ることができ、いつもと違う庭の表情が楽しめる」と話していた。
オープンガーデンは13、14日の午前10時から午後4時半まで。
問い合わせ
VidaFeliz(ビダフェリース)一級建築事務所
電話0265-73-6417 -
南原保育園建て替え工事起工式
老朽化に伴い建て替えられる南箕輪村の南原保育園で11日、起工式が行われた。村長をはじめ地元関係者、業者などが出席し、神事を行って工事期間中の安全を祈願した。
新しく建設する園舎は、木造平屋建てで、大芝高原の間伐材などを利用する。
自然エネルギーを活用するため、村内の公共施設では初めて太陽光発電システムを取り入れるほか、ペレットボイラーによる床暖房設備も整える。
現在の駐車場部分も利用し、建築面積は約1200平方メートル、総事業費は約3億300万円。
唐木一直南箕輪村長は、「現在地での建て替えなので、工事の安全には万全を期していきたい」とあいさつした。
新園舎は、来年3月1日の竣工を目指す。 -
信大生がミツバチの管理学ぶ
信州大学農学部の食料生産科学科動物コースの学生約30人が11日、伊那市の養蜂家小松実治さんからミツバチの管理について学び、蜂蜜しぼりなどを体験した。
この実習は、20年以上前から行われている。
農場には、小松さんが貸し出している西洋ミツバチの巣箱が3箱あり、小松さんが巣箱から枠を取り出して学生に見せていた。
その後、蜂蜜の採取を体験した。
巣箱から取り出した枠を遠心分離機の中に入れ、蜂蜜をしぼった。学生は、しぼりたての蜂蜜をパンにつけて味見した。
小松さんは、「ミツバチは小さいけれど、人間の生活にものすごく貢献していることを知ってほしい」と話していた。
学生の一人は、「蜂蜜採取など貴重な体験ができてよかった。蜂蜜は濃度が濃くて、とてもおいしかった」と話していた。 -
南箕輪村南原保育園で草もち作り
南箕輪村の南原保育園の園児が10日、地域のお年寄りと一緒に草もち作りを楽しんだ。
地域のお年寄り12人が保育園を訪れ、草もち作りが始まった。
米の粉に熱湯を入れてよくこねた後、年長と年中の園児が生地を丸める作業を手伝った。
子どもたちは、生地を少しずつ渡してもらい、両手でころころと丸めたあと、平らになるように手でつぶした。
平らにした生地を庭に準備した釜でゆでた後、ヨモギを加えて再びよくこねた。
ヨモギは、5月に園児とお年寄りが一緒に摘んだものだという。
こねた生地は、食べやすいように一口大に丸め、きなこ、ごま、あんこで味付けした。
園児は、「ヨモギのにおいがする」と話し、草もちが出来上がっていく様子を見ていた。
皆で作った草もちは、お昼に味わった。 -
ネギの先にネギ?
変わったネギが生えている竏秩B
南箕輪村北殿の有賀今朝雄さんの畑で、ネギの先から新しいネギの芽が出ている。
有賀さんは、この畑で10年ほど前から自家栽培でネギを育てているが、こんなネギは初めて見たという。
信州大学農学部生物生産部の春日重光教授によると、「穂発芽」と呼ばれ、花の中で種子が育ったもので、雨が続き気温などの条件がそろうと起きるという。
花が咲くとネギが固くなることから花を取ってしまうことが多く、最近では見かけることが少なくなったという。 -
村南部保育園でサツマイモ植え
南箕輪村の南部保育園の園児が9日、近くの畑でサツマイモの苗を植えた。
苗は、紅あずま120本。園児は保育園のすぐ近くにある畑で、苗を一人1本ずつ渡してもらったあと、土に穴を掘って植えた。
苗を寝かせるように植えると教わり、地面に寝るように置いた苗の上に土をかぶせていた。
南部保育園では毎年、食育の一環で野菜を栽培していて、今年はサツマイモのほかジャガイモ、ニンジンなども育てている。
この日植えたサツマイモは、10月頃に収穫できる見込みで、焼き芋大会などを計画している。 -
南箕輪村議会6月定例会開会
南箕輪村議会6月定例会が8日開会し、村側から予算案件など4議案が提出された。
一般会計補正予算案は、総額1億2千万円で、全会一致で原案通り可決された。
主な事業は、西部保育園の耐震改修工事費用等に4千万円、8月に発行を計画している総額2400万円のプレミアム商品券の印刷代や、プレミアム部への補助に500万円など。
任期満了に伴う副村長の選任は、現職の加藤久樹さんを再任した。
6月定例会の会期は17日まで。一般質問は15、16日。 -
野生動物対策センター発足記念シンポジウム
今年2月に信州大学農学部に「野生動物対策センター」が設置されたことを記念したシンポジウムが7日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれた。
野生動物対策センターは、シカなどの野生動物に関する問題を解決するための人材育成の拠点として、今年2月に農学部内に設置された。
シンポジウムは、このセンターを広く地域に知ってもらい、地域との連携について考えたいと開いた。
センターの担当教員でもある農学部の竹田謙一准教授は、長野県の野生動物問題の特徴について講演した。
竹田准教授は、長野県は農業の鳥獣被害額が全国3位、被害面積は2位で、他の県に類を見ない発生地だと説明した。
また、長野県は害を及ぼす動物も多種多様と話し、「野生動物問題のメッカであることを逆手にとり、モデル地域となるべき。その中でも農学部は、森林、農業、動物とさまざまな面から共同で研究できるので、果たすべき役割は大きい」と話した。
講演後には、県内外で鳥獣問題解決に取り組んでいる5人によるパネルディスカッションも行われ、今後の解決方法について意見を交わした。 -
大芝高原の間伐材を無償提供
南箕輪村の大芝高原で6日、昨年度の間伐事業で出た間伐材が無償提供された。
受付終了の午前9時までに約40組が大芝高原を訪れ間伐材を選んでいた。
南箕輪村は、定期的に大芝高原の間伐を行い、間伐材を無償で提供している。
訪れた人たちは、ヒノキやアカマツなどの間伐材を車に乗せられるサイズに切って運んでいた。
村内から訪れた男性は、「間伐で大芝の森が良くなる上に、無償で提供してくれるのでうれしい」と話していた。 -
保育園児と小学生交流
南箕輪村の南箕輪小学校2年4組の児童は5日、学校近くの中部保育園で、自分達で作ったおもちゃを使い園児と一緒に遊んだ。
2年4組は、総合学習の一環で保育園との交流をしている。
児童は、園児に楽しんでもらおうと、本で調べたり、図書館で教わったおもちゃを作った。
用意したのは、ビニールヒモとペットボトルを使った輪投げや、紙とストローで作った竹トンボなど4種類。
このうち魚釣りのコーナーでは、小学生が園児に色紙で作った魚を釣り上げるコツを教えていた。
ある児童は、「遊び方を説明するのが難しかったが、一緒に遊べとても楽しかったです」と話していた。 -
上農で農業クラブ意見研究発表会
上伊那農業高校で4日、日頃の学習で感じたことや研究について発表する農業クラブ意見研究発表会があった。
この発表会は、農業高校で学んだ知識や技術を競う大会で、この日行われた校内発表会は、県大会出場者を決める審査会となっている。
意見発表に12人、研究発表に4つの班が出場し、生徒たちは5人の審査員と全校生徒の前で発表した。
意見発表で2年生の大沼佐奈代さんは、自分の家で栽培している小麦に付加価値をつけるため、限定スイーツを作ることが目標と話し、「自分の将来のため、我が家の経営のためにも頑張りたい」と話した。
また、3年生の田中直樹君は、牛乳ビンの中でリンドウを栽培する研究をしていて、「より良いデータを集めて商品化を目指したい」と発表していた。
県大会には各分野から1人、または1班が出場することになっていて、この日の発表会を基に出場者が決まる。 -
技能検定実技優秀者へ賞状伝達
昨年夏に行われた国家資格の技能検定で実技の成績が優秀だったとして、南箕輪村の伊那技術専門校の訓練生3人に、県から賞状が贈られた。
遠藤昌之校長が1日、2人に賞状を渡した。残り1人は欠席だった。
長野県では、県内の技能検定合格者のうち、実技成績の上位3人に対して昭和41年から表彰をしている。
メカトロニクス科2年の藤村智治さんは、「電気系保全作業3級」に合格し、実技は県内で1番の成績だった。
同じくメカトロニクス科2年の池上裕樹さんは、「普通旋盤作業3級」に合格し、実技成績は県内で2番目だった。
藤村さんと池上さんはともに昨年、伊那市内の普通科の高校を卒業し、良い条件で就職しようと伊那技専へ入校した。
今後の目標について、藤村さんは「多くの技術を身につけ、地元企業に就職したい」。池上さんは「さらに上級の資格を取得できるよう勉強したい」と話していた。 -
南箕輪村ゲートボール連盟村長杯
南箕輪村のゲートボール愛好者がその腕を競い合う第22回村長杯が3日、大芝高原屋内運動場で開かれた。地区単位で作る8チーム、約40人が参加した。
村ゲートボール連盟では、毎年5回の大会を開いていて、村長杯はその中で最初の大会となる。
8チームが2つのリーグに分かれて試合を行い、勝率、得失点差で優勝を目指した。
参加者らは、チームのメンバーと協力して相手チームのボールをコートから出すなど、先の動きを計算しながらプレーしていた。
試合の結果、優勝は神子柴、準優勝は久保、3位は北殿。 -
園児が正しい手洗い学ぶ
南箕輪村の南部保育園の園児は1日、正しい手洗いの方法を学んだ。
手洗い指導は、食中毒などが起こりやすい夏を前にしたこの時期に、毎年行っている。
子どもたちが、栄養士の矢本怜子さんから指導を受けた。
園児らはさっそく、ブラックライトに反応する特殊な液を手に塗り、その液がしっかり落とせるか、手洗い体験をした。
子ども達は、洗った手をブラックライトに当て、しっかりと洗えているか確認していた。
洗い残しのある子どももいて、指先や指と指の間などが白く見えると、再び洗面所に行き、見えた場所をしっかりと洗っていた。
矢本さんは、「手洗いは、食中毒のほかインフルエンザの予防にもつながるので、手全体をくまなく洗うことを心がけてもらいたい」と話していた。 -
南箕輪村で無償福祉移送サービス開始
南箕輪村は1日、高齢者や障害者を対象とした無償の福祉移送サービスを開始した。
同サービスは、昼間交通手段のない村内の高齢者や障害者の買い物や通院、公共施設への移動に活用してもらうことを目的としている。
初日のこの日は2件の予約があり、村から事業の委託を受けている南箕輪村社会福祉協議会のメンバーが利用者宅を訪れた。
このうち、中央病院への通院に同サービスを活用した利用者は「サービスはありがたいが、登録や予約などの手続きが面倒」と話していた。
移送車両の運行は平日の昼間で、役場への事前登録と村社協への予約が必要。
村では「現在は20人が登録している。今後も多くの人に利用してもらえるよう周知の徹底を図っていきたい」としている。 -
神子柴遺跡について学ぶ
縄文時代初期の石器などが数多く出土している南箕輪村の神子柴遺跡について学ぶ講演会が30日、神子柴公民館で開かれた。
講演会は、地区住民で作る神子柴の文化歴史を伝える会が、地域の貴重な文化遺産を後世に語り継いでいこうと開いた。
地区住民ら約30人が集まり、駒ヶ根博物館学芸員の田中清文さんの講演に耳を傾けた。
田中さんによると、神子柴遺跡から出土した石器は、約1万6千年前の旧石器時代から縄文時代にかけてのものだという。
移動生活をしていた旧石器時代には、持ち運びやすい小型の石器を使っていたが、神子柴遺跡から出土した石器は大型のものが多く、定住生活に移行した縄文時代初期のものと推測されるという。
田中さんは、「地域を知ることは地域を好きになること。遺跡を通じて地域に興味を持ってほしい」と話していた。