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南箕輪村平成21年度予算発表
南箕輪村は20日、平成21年度当初予算案を発表した。
一般会計の総額は45億2200万円で今年度と比べて4・8%の増額となっている。
平成21年度の一般会計当初予算案は歳入歳出それぞれ45億2200万円で今年度と比べ、2億800万円、率にして4・8%の増額となっている。
歳出では民生費が南原保育園建設事業などにより、今年度と比べて3億1千万円増額の15億8千万円。総務費は300万円増の6億1千万円、公債費は6千万円減の5億円。
主な事業として南原保育園の老朽化にともなう整備事業に3億3千万円、子ども地球サミット事業に300万円、大芝高原味工房の完成にともなう観光宣伝事業に90万円などを盛りこんでいる。
歳入では村税が法人村民税の減などにより今年度と比べて1億1千万円減の20億5千万円、地方交付税が9千万円増の8億9千万円、村債が3億5千万円増の5億1千万円となっている。
村では当初予算に予備費として2億5千万円を盛り込んでいて村長選終了後の新たな事業に充てたい竏窒ニしている。 -
南箕輪村新エネルギービジョン報告
新エネルギー活用の方向性を検討してきた南箕輪村の新エネルギービジョン策定委員会が20日、最終報告書を唐木一直村長に手渡した。
この日は、策定委員長の小池正雄信州大学教授らが役場を訪れた。
昨年8月から、学識経験者や住民、行政関係者でつくる委員会が、村の新エネルギービジョンの検討を重ねてきた。
村は、太陽から得られるエネルギーの量が全国でもトップクラスにあることから、委員会では、新エネルギービジョンで、一般家庭や事業所に太陽光発電システムの導入支援を行うことや、太陽熱を使った街路灯の設置を進めることなどを求めている。
また、自転車の利用を促す方策を検討することなども盛り込んでいる。
報告を受けた唐木村長は「計画策定を機に、村も本格的に環境問題に取り組んでいきたい。できるだけ村政に反映させたい」と話した。
新エネルギー活用の取り組みとして、村では来年度、建て替えを計画している南原保育園に太陽光発電パネルを設置し、ペレットボイラーを導入する予定という。 -
南箕輪村農政委員会
南箕輪村の農政委員会は、会の任務など委員会のあり方について検討を始めた。
17日は、村役場で委員会が開かれ、唐木一直村長が「組織のあり方を含め検討していただきたい」とあいさつした。
農政委員会は、これまで農業の振興や機械化、近代化などについて審議してきた。
今回村が示した案では、新たに審議内容に▽食の安全や食育▽地産地消竏窒ネどが盛り込まれている。
また委員については、現在は村議会議員、農業委員、農協理事からの7人以内となっているが、案では審議内容の拡大を見込み、公募による委員や、商工業、健康に関する団体など15人以内としている。
次回の委員会は4月以降に開く予定で、審議を重ね委員会の新しい方向を探る。 -
ガールスカウト国際友愛デイ
伊那地区の子どもたちなどで組織するガールスカウト第26団は15日、世界中の友だちのことを思う日「国際友愛デイ」に合わせ、スカウト13人が年齢ごとに分かれて世界の病気について学んだ。
国際友愛デイは、スカウトの創始者、イギリスのベーデン・パウエル夫妻の誕生日にちなんで2月22日に制定している。
世界各地のボーイ・ガールスカウトが、遠い国の友だちのことを考える日と位置付け活動している。
今回は「エイズ・マラリア・その他の病気について考える」がテーマ。
26団の木部則子団委員長は、終戦後、引き揚げてきた母親がマラリアに感染していて、必死で看病した体験を持つ。
木部さんは、自身の体験を伝え、「病気について考える機会にしてほしい」と話していた。
子どもたちは、身近な病気インフルエンザなどについて調べてまとめ、それぞれ発表していた。
また26団ではこの日、お菓子などを我慢して6258円を集め、海外の活動に寄付するという。 -
最高気温19・3度 4月下旬並の陽気
14日の伊那地域の最高気温は、2月の観測史上一番となる19・3度まで上がり、4月下旬並みの陽気となった。
長野地方気象台によると、伊那地域の最高気温は午後2時に19・3度を観測し、1993年に観測を始めてから、2月で一番高い気温を記録したという。
これまでの記録は、1996年2月14日の18・0度で、今日はそれを1・3度上回った。
来週は、上空に冷たい空気が入り、冬型の気圧配置になるため、平年並みの気温に下がるという。
南箕輪村大芝区の牧草地では、ナズナ採りをする人の姿がみられた。
伊那市から訪れた小椋稔さんは、毎年3月に旬のナズナをおひたしにして食べるのが楽しみで、去年より1カ月早くナズナ採りに来たという。
小椋さんは「例年この時期は土が凍っていて、ナズナ採りはできない。これだけ早い時期に取るのは珍しい」と話していた。 -
信州大学農学部環境講演会
野生動物を通して環境問題について考える講演会が14日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれた。
講演会は、環境への取り組みを推進する信州大学農学部が毎年開いている。
会場には学生や一般など約80人が集まった。
日本獣医生命科学大学の羽山伸一准教授が講師を務めた。
日本における野生動物問題の一つとして羽山さんは、外国から連れてきた外来種の繁殖によって、日本古来の野生動物の生存が危ぶまれていることを挙げた。
また伊那市でも問題となっている野生鳥獣被害にも触れ、「今起きている問題は野生動物の責任ではなく、生態系を破壊してきた人間の責任」と話した。
解決策として人材不足となっている専門家の育成と、野生動物と森林の徹底した管理を挙げていた。
羽山さんは、「従来行われてきた対策では問題は解決しない。社会システムを変えるような提案が必要になってくる」と呼びかけていた。 -
南箕輪村で「ファーストブック」始まる
絵本を通じて心の豊かさをはぐくんでもらおうと南箕輪村で13日、0歳児に絵本をプレゼントする「ファーストブック」がスタートした。
この日は、9ヶ月健診に訪れた赤ちゃん24人に、絵本をプレゼントした。
この事業は、絵本を通じて心の豊かさをはぐくみ、親子の絆を深めてもらおうと、村が今年度から始めた。
絵本は、人気があり長年親しまれている5種類を用意した。
ファーストブック事業は、今後も続けていく予定で、年間でおよそ150冊の絵本をプレゼントする見込み。 -
「ポコリットみなみみのわ」がボラ演奏
南箕輪村のハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」が12日、伊那市内のデイサービスセンター春富ふくじゅ園を訪れ、ボランティア演奏をした。
このクラブは会員12人で、演奏会に出演したり、福祉施設でボランティア演奏などをしている。
今回は会員8人が訪れ、「富士山」や「靴が鳴る」など13曲を披露した。
施設のお年寄りはハーモニカの音色に耳を傾け、歌詞を口ずさんだりして楽しんでいた。 -
南箕輪村長選挙
4月12日投開票南箕輪村選挙管理委員会は任期満了に伴う村長選挙について、投開票の日程を4月12日(日)にすることを決めた。
村選管では現在の村長の任期が4月15日までとなっていることから、村長選について告示日を4月7日(火)、投票日を12日(日)にすることを決めた。
3月12日に立候補届出手続等の説明会、3月26日に立候補届出書類等の審査会が予定されている。
期日前投票は4月8日から11日まで。
村長選には現在、現職の唐木一直村長のみが出馬を表明している。 -
南箕輪村集中滞納整理結果
南箕輪村は、昨年末から今年初めにかけて行った集中滞納整理の状況をまとめた。徴収金額は、昨年の約2倍の144万円となっている。
村では、毎年夏と冬の2回、集中滞納整理を実施している。
今回は、平成19年度と20年度に新たに滞納となった341件を対象に滞納整理を行ったところ、98件の滞納を解消することができた。徴収金額は約144万円。
毎回、集中滞納整理の実施期間は月末の2週間としていたが、滞納者の給料日が月初めの場合もあることから、今回は昨年12月15日から今年の1月16日までの1カ月とした。
村では、期間を延長したことが今回の増額につながったと見ている。
今後は、より効率的に滞納整理を行うための体制づくりを進めたい竏窒ニしている。 -
「南箕輪村野菜法人」の設立準備進む
南箕輪村の野菜生産農家らが、会社組織として野菜の生産を行う「南箕輪村野菜法人」の設立準備を進めている。
今回、野菜法人を設立するのはJA上伊那の呼びかけに応じた南箕輪村内の農家らで、3、4人が発起人となり、およそ5.2ヘクタールの農地でアスパラガス、スイートコーン、加工用トマトなど6品目を栽培していく予定。
現在の農家経営は、家族で農業を行う個人経営が主体だが、高齢化、後継者不足が進む中、個々の農家でできることが限られてしまい、労力の限界がある。
また、生産規模を拡大するためには、土地をまとめたり、資金調達する必要があるが、これらを行う場合も個人経営には限界がある。
そこで複数の農家が集まり、会社として農業を行う中で、こうした問題を解消しようと考えた。
また、担い手の育成にも取り組み、持続可能な農業経営を実現していきたい竏窒ニ考えている。
JA上伊那では、「農業経営は厳しい状況にあるが、法人化する中で、新しい活路を見出していきたい」と話している。
南箕輪村野菜法人の設立は2月末を目指している。 -
緊急経済対策事業を盛り込んだ補正予算案可決
伊那市議会・南箕輪村議会臨時会国の第2次補正予算の成立を受け、伊那市と南箕輪村は、緊急経済対策事業を盛り込んだ補正予算案を6日開いた議会臨時会に提出し、それぞれ可決された。
伊那市には、国から4億6200万円が地域活性化・生活対策臨時交付金として交付されることになっている。
臨時市議会には、その交付金を見込んで一般会計で4億7670万円、水道事業会計で4千万円の補正予算案が提出され、全会一致で可決された。
一般会計では、来年度事業で計画していた公共事業を一部前倒しして今年度事業として予算計上している。
富県保育園の建設費として2億3700万円、伊那北保育園の園舎改築費として1700万円、セキュリティー対策としてのパソコン、サーバー導入で4700万円などが計上されている。
また水道事業会計では、老朽化した管路の布設替え工事として4千万円が計上されている。
国の第2次補正予算では、6千億円が地方公共団体支援対策費として盛られている。
南箕輪村には、国から5171万5千円が地域活性化・生活対策臨時交付金として交付されることになっている。
村は臨時議会に、21年度事業の前倒しとして南箕輪小学校の施設改修事業費3350万円などを盛り込んだ総額4530万円の一般会計補正予算案を提出し全会一致で可決された。 -
南箕輪村が無償福祉移送サービス実施へ
南箕輪村は、来年度から無償の福祉移送サービスを開始する。
6日の村議会臨時会で、移送用に使う乗用車の購入費250万円を含む補正予算案を可決した。
村が乗用車を購入し、社会福祉協議会に委託して実施するもので、6月頃からスタートさせる。
移送サービスの対象となるのは、交通手段がない介助を必要としない高齢者や障害者で、1キロメートルあたり10円のガソリン代を実費負担してもらうほかは利用料はかからない。
運行は、平日の午前8時30分から午後5時30分までで、通院や買い物などに利用できる。
村では、初乗り700円分を24回補助するタクシー券も併用しながら、高齢者や障害者福祉の充実を進めていきたい竏窒ニしている。 -
振り込め詐欺被害防止へ一人暮らし老人宅を訪問
振り込め詐欺被害を未然に防ごうと伊那警察署は6日、南箕輪村の民生児童委員などとともに村内の一人暮らしのお年寄りを訪問し、注意を呼びかけた。
民生児童委員と村の駐在所員などが、振り込め詐欺の注意を呼びかけるチラシなどをお年寄りに渡した。
駐在所員は、お年寄りに振り込め詐欺のいくつかの事例を説明し、「自分だけが絶対被害に遭わないと思い込まず、何かあったら身近な人に相談してほしい」と話した。
去年、伊那署管内で発生した振り込め詐欺の被害件数は11件。そのうち、南箕輪村では2件。中でも、金を貸すと話を持ちかける融資詐欺の被害が最も多かったという。
伊那署では12日までの1週間で、村内の一人暮らしのお年寄り100人を訪れる予定。 -
南箕輪村の日本画家有賀殿夫さんが絵を寄贈
南箕輪村の日本画家有賀殿夫さんが6日、南箕輪村の大芝荘に日本画2枚を寄贈した。
寄贈したのは、村から見た経ヶ岳を描いた「経ヶ岳残照」と、飛び跳ねる鯉を描いた「躍鯉」の2枚。
有賀さんは、日本美術院に所属する画家で、大芝荘に定期的に作品を貸し出している縁で今回、作品を贈ることになった。
有賀さんの作品は、村役場をはじめ村内の保育園や公民館などに飾られていて、村に10点以上寄贈している。
作品は、大芝荘の宴会場に飾られるということで、有賀さんは、「大勢の人にゆっくり見て楽しんでもらいたい」と話していた。 -
南箕輪村福祉計画策定懇話会
南箕輪村の今後3年間の福祉計画について審議する懇話会が6日、南箕輪村役場で開かれた。
懇話会は、委嘱された村内の福祉関係団体などの16人が委員を務め、来年度から3年間の村の福祉計画について審議する。
懇話会の会長が選出され、南箕輪村区長会代表の池上忠人さんを選んだ。
会では、障がい者の生活支援や介護保険制度などについて審議する。
介護保険制度については、懇話会での審議を経て、前回3年前の見直しで介護保険料が基準額で1240円値上がりしたが、今回はごくわずかな値上げという案が示されている。
村では懇話会での審議を受け、年度内に計画を策定する。 -
南箕輪小2年生が豆腐づくり
南箕輪小学校2年4組の児童約30人が4日、伊那市の農業公園「みはらしファーム」にある体験施設を訪れ、豆腐作りに挑戦した。
豆腐づくりは、4組が去年の4月から取り組んでいる大豆学習の一環。
作業では、ミキサーですり潰した大豆を鍋で沸騰させ、おからと豆乳に分けた。
子どもたちは熱さに戸惑いながら、協力し合って力いっぱい豆乳を搾り出した。
その後、にがりを入れて、ゆっくりとかき混ぜながら固め、最後は豆腐の型に入れて重しをかけて待った。
しばらくして型から慎重に取り出すと、きれいな形をした豆腐が姿を現し、子どもたちからは拍手が起きた。
豆腐は、子どもたちが自宅に持ち帰った。 -
南箕輪緊急雇用創出事業開始
南箕輪村が緊急経済対策の一環として採用した臨時職員2人が3日から、大芝高原みんなの森で作業を始めている。
臨時職員として採用されたのは、村内に住む60歳の男性2人。
南箕輪村は、不況で職を失った人や就職先が見つからない人に働く場を提供しようと、臨時職員の求人を行っている。
一般事務2人、現場軽作業員4人を募集したところ、4人の申し込みがあり採用が決まった。
みんなの森で仕事をする現場軽作業員は、枝打ちや下草刈りが主な業務。
定年退職し働き先を探していたという2人は、「まだまだ働く元気があるので家にいるわけにはいかない。職探しが難しい今、仕事があってありがたい」と話していた。
なお、一般事務2人も採用が決定しているが、現場軽作業員はまだ2人募集中で、定員になり次第締め切るという。 -
集落営農組織「まっくんファーム」法人化検討
南箕輪村の集落営農組織「まっくんファーム」の法人化について研究する会議が4日、南箕輪村のフォレスト大芝で開かれ、まっくんファームの会員約70人が出席した。
会議では任意団体の現在の組織から法人化した場合、組織がどう変わるかについて説明があった。
説明によると法人化した場合、集落の農地を一括して計画的に利用し、労働力の軽減やコストを抑えることができ経営の発展につながるという。
また法人化は手段であり目的ではないとして、経営の発展、継続に向けたビジョンを持つことが重要だとしている。
南箕輪村ではモデル経営として野菜生産者を主体とした法人を設立することが決まっていて、600アールほどの畑でアスパラガスやスイートコーンを生産する計画。
まっくんファームでは法人化について研究を重ね平成23年度までに方針を決めることにしている。 -
小学生防火ポスターコンクール審査
火災予防を呼びかける小学生防火コンクールの審査が2日、伊那公民館で行われた。
このコンクールは子どもや住民に防火意識を高めてもらおうと伊那消防組合が毎年行っている。
コンクールは、辰野町から伊那市までの4市町村の小学生4年生から6年生を対象に募集し、ポスター231点、書道80点、作文116点が集まった。
審査は、市内の小学校教諭や消防署員など5人が行い、それぞれの部門から最優秀賞1点、優秀賞20点を選んだ。
ポスターを審査したある教諭は、「去年よりもレベルが高く、色が効果的で目を引く作品が多い」と話していた。
審査の結果最優秀賞にはポスターの部で伊那東小学校6年の小澤佳奈子さん、書道の部では同じく熊谷清香さんが選ばれた。
選ばれた作品は3月1日からの火災予防週間中、伊那市役所で飾られるほか、最優秀賞の作品はポスターとして伊那防火管理協会に加盟している事業所に配られることになっている。
なお、作文の審査結果については6日に発表される予定。 -
大芝の湯で切り絵展
南箕輪村大芝高原の日帰り温泉施設「大芝の湯」ロビーで、田畑在住の高橋修司さんによる切り絵の作品展が開かれている。
作品は、風景や大鹿歌舞伎などを題材にした9点。
切り絵は、小刀1本で黒い紙からミリ単位の細い線を丁寧に切り抜いて、人物や植物、建物などの絵を仕上げていくという。
高橋さんは、脊髄の障害で下半身不随となり、リハビリの一環で切り絵に取り組んでいて、「小刀1本で紙を切り抜いて、光や影、すべてが表現できることが魅力」と話している。
この切り絵習作展は28日まで。 -
上伊那求人倍率0.69倍に
上伊那地域の12月の有効求人倍率は、11月の0.87倍を0.18ポイント下回る0.69倍となっていることがわかった。これは、5年6ヶ月ぶりの0.6倍台となる。
30日、伊那合同庁舎で開かれた上伊那地域経済情報交換会で伊那公共校今日職業安定所が報告したもので、非正規労働者の解雇、雇い止めなどにより、求職者が飛躍的に増加する状況になっているという。
また、外国人、特にブラジル人の求職者が増加しているという。
情報交換会は、不況が進む中、情報の共有を図り、連携して各種支援策を展開しようと開かれた。
県や市町村、金融機関など38機関が参加し、現状での取り組み状況について意見を交わした。
八十二銀行伊那支店は「原材料価格の沈静化はプラス要因として挙げられるが、受注の減少の影響は、それをはるかにしのいでおり、資金繰りが急激に悪化している様子がうかがえる」と報告した。 -
南箕輪村中部保育園にデジカメ寄贈
オリンパス株式会社の労働組合伊那支部が30日、南箕輪村の中部保育園にデジタルカメラを贈った。
この日は、オリンパス労働組合伊那支部の2人が中部保育園を訪れ、3万円相当のデジタルカメラ1台を贈った。
そのお礼に園児から、年長の2クラスが作った花瓶がプレゼントされた。
オリンパス労働組合では、2000年から毎年、地域へのお礼として市町村にデジタルカメラを贈っている。
伊那支部は今年、伊那市、駒ヶ根市、南箕輪村の4つの保育園に贈る。
贈呈式のあと、2人は園児と一緒に遊んだ。
高島みよし園長によると、保育園ではカメラが足りず、古いものを修理したり、個人のものを持ってきて使っていたということで、「本当に助かります」と話していた。
保育園では早速、2月の豆まきでこのカメラを使うという。 -
子ども地球サミット今夏開催へ
南箕輪村は、エコロジー啓蒙イベント「子ども地球サミット」を今年の夏に開催する。
30日の記者会見で、イベントを企画、運営するトリニティから概略が説明された。予算規模は1500万円で、村はこのうち300万円を補助することにしている。
南箕輪村は、去年を環境元年と位置づけ、キッズエコロジーコンサートを開催した。
今年は、そのコンサートのミュージカルを核にして、7月31日から8月3日までの滞在型のイベントにする計画で、名称も子ども地球サミットとなる。
小学3年生から6年生までが対象で、村内から50人、村外から25人を募集するほか、カザフスタンや台湾などの外国の子ども25人を招待する予定。
大芝高原に宿泊し、自然探検や野菜の収穫、環境をテーマにした意見交換もして、ミュージカルで発表する。
タレントの雪村いづみさんが特別出演する予定で、会見では雪村さんからのメッセージも紹介された。
トリニティ社長で子ども地球サミットのエグゼクティブプロデューサー沢由紀さんは、「入り口は遊びで出口は文化。交流して学びあい、長野から世界に環境の輪を広げていきたい」と話している。 -
南箕輪村行政地区懇談会
南箕輪村で27日夜、住民と意見交換しながら協働の村づくりを進めていくための行政地区懇談会が始まった。初日のこの日は、久保区と中込区で懇談会が開かれた。
久保区の懇談会に出席した唐木一直村長は「H16年に自立の道を決めた南箕輪村は、様々な課題もあるが県下一若い村として発展してきた。皆さんの意見を聞きながら今後の村政に活かしていきたい」とあいさつした。
村では、昨年度末に村の基本理念や重点施策を盛り込んだ第4次総合計画を策定していおり、懇談会では村の財政状況や計画に基づいた事業の進捗状況が報告され、子育て支援策として▽学童クラブの施設建設▽未就園児の子育て支援施設の時間延長竏窒ネどを提示。
また、自然環境の面では、大芝高原味工房の改築などを行ったことを説明した。
住民からは「中学3年生まで医療費が無料になっているが、80歳以上の高齢者も無料にしてはどうか」「Uターン、Iターンを増やすための施策は考えているのか」などの意見が出た。
懇談会は来月6日まで、区ごとに開かれる。 -
信大井上教授のダッタンソバ新品種研究、重点地域研究開発推進プログラムに選ばれる
信州大学農学部、井上直人教授のダッタンソバの新品種開発研究がこのほど、独立法人科学技術振興機構の重点地域研究開発推進プログラム・育成研究に選定された。
同事業は、文部科学省の関係機関・独立法人科学技術振興機構が行っているもので、大学などの研究を促進するため、研究事業に補助金を提供もの。今回の選定により、井上教授の研究には、年間2,600万円の研究費が3年間提供される。
井上教授は、宮田村のタカノ株式会社と共同でダッタンソバの研究を進めている。最終的にはダッタンソバの栽培を担う伊那市生産者協議会の設立を含め、研究を進めており、産学官連携のビジネスモデルとなることが評価された。
ダッタンソバは、血圧を抑える効果や、アレルギー、血糖値の抑制効果があるとされる物質が多く含まれており、共同研究では、それを活かした加工方法の開発、機能性を強化した商品開発を進めている。
井上教授は、殻がむきやすく、実が落ちにくい新しいダッタンソバを栽培しており「研究室レベルの実験までは済んでいる。今後は、大きな規模での栽培や生産システムの構築に取り組みたい」と話していた。 -
伊那広域シルバー人材センター南箕輪地区が村老人ホームに車いす寄贈
伊那広域シルバー人材センター南箕輪地区は27日、南箕輪老人ホームに、車いす1台を寄贈した。
南箕輪地区では例年、年末の地区懇談会で募金を集め、老人ホームに車いすを贈っている。今回で7回目。
老人ホームの職員は「車いすが足りない状況なのでありがたい。とても助かる」と感謝した。
また、この日、車いすの寄贈に訪れた南箕輪地区員の清水武茂さんは「会員の善意の活動。喜んでもらえてうれしい」と話していた。 -
写真俳句展
俳句と、その句に合った風景写真を並べて展示した「写真俳句展」が、南箕輪村の日帰り入浴施設大芝の湯で開かれている。
展示会を開いたのは、南箕輪村北殿の酒井昌好さん。
酒井さんは、高校時代から俳句を趣味としていた。
定年後、自身が撮影した一枚の写真を見ているうちに、句が浮かんできたことから、写真と俳句を組み合わせた作品を作るようになったという。
酒井さんは、7年間で約200点の写真俳句を作ってきた。
今後は、一冊の本にまとめるのが目標という。
この写真俳句展は31日まで。 -
商工振興資金あっせん制度を見直し
急激な景気の悪化で厳しい状況にある中小企業を支援するため、南箕輪村は、商工業振興資金あっせん制度を見直す。
これは23日開いた南箕輪村商工振興資金審議会の答申を受け、決定した。
今回の見直しにより、振興資金制度の中にある「不況対策資金」の貸付条件を緩和する。
貸付条件は▽ここ3カ月間の売上高が、過去3年間のいずれかの同時期に比べ減少している▽ここ6ヶ月間の売り上げが、前の年の同じ時期より減少している▽直近の決算が1期、2期よりも減少している竏窒アとのいずれかに該当していれば、1千万円以内で融資を受けることができる。
また、すでに借りている資金の返済条件を緩和するために、「特別経営安定化対策資金」を新設する。
この資金に借り換えを行うと、借入金の返済期間が最長で7年となり、月々の返済額も少なくなるなどのメリットがある。
貸付利率は従来の制度と同じ年2.6%。
唐木一直村長は、「村にできることは限られているが、その中で最大限の努力をして、不況を乗り切っていきたい。少しでも商工業者の役に立てる制度にしていきたい」と話した。
制度の運用開始は2月1日の予定。 -
南箕輪村が緊急雇用臨時職員募集
南箕輪村は、不況による雇用情勢の悪化を受けて、雇用創出のため臨時職員を募集する。
南箕輪村が昨年末に設置した緊急経済対策本部で決定した。
募集する職種は、一般事務と山林整備などを行う現場軽作業員。
採用予定人数は一般事務が2人、現場軽作業員が4人で、2月1日から1縲・カ月の勤務となる。
賃金については一般の臨時職員と同じ金額で、一般事務が一日5,570円、現場軽作業員が6,090円。
募集は来週26日から受け付け、雇用する人員が決まり次第締め切る。
なお伊那市と箕輪町でも、緊急雇用創出について検討を進めているという。