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南箕輪村議会一般質問より
携帯電話の緊急メール配信を検討南箕輪村議会一般質問は20日開き、7月の豪雨災害について複数の議員が尋ねた。
唐木一直村長は「今回の災害の反省は大変重要。112項目の意見が提出された。これらの意見、要望を話し合い、総括している。整備したマニュアルとして災害に備えたい」とし、情報体制の強化では携帯電話の緊急メール配信や個別受信機の配備などを検討する考えも示した。
情報体制について、「ケーブルテレビの村専用チャンネルで情報を逐次流していきたい」とし、緊急メール配信は「真剣に考えたい」、個別受信機は「各組長くらいは必要と思う。検討したい」と話した。
災害対策本部の伊那消防署との協力については「災害に対する部分で常に協議する必要を感じた。今後協議させてもらう」とした。
日赤奉仕団の団員の役職などが一目でわかる措置についての質問には、「腕章など早急に対応する」と答えた。 -
南箕輪村10月1日付人事異動内示
南箕輪村は19日、10月1日付の人事異動を内示した。異動は4人で、次の通り(カッコ内は旧職、敬称略)。
▽財務課会計係長(教育委員会事務局出向)田中聡▽伊那中央行政組合派遣(財務課会計係長)平沢洋子▽建設水道課(財務課)倉田浩司▽教育委員会事務局出向(総務課付)埋橋嘉彦 -
南箕輪村敬老祝い
11月に100歳
山下くにえさんを村長が訪問南箕輪村の唐木一直村長は18日、本年度100歳を迎える久保の山下くにえさん(99)を訪ね、村からの祝い金と国、県からの祝い状、記念品を贈った。
山下さんは1906(明治39)年11月22日生まれ。息子夫婦、孫と4人暮らし。長寿の秘訣は「畑の草をむしる程度」と話す山下さん。春先に少し足を悪くしたため杖が必要だが、歩いたり、家族と話をして過ごし、食事も家族と同じものを何でも食べるという。
村長が「おめでとうございます。どうぞお元気で」と祝い金などを手渡すと、山下さんは「ありがとうございます」と笑顔で受け取っていた。
本年度中に88歳以上になる村民は101歳2人、100歳1人、88歳から99歳まで199人。村はそれぞれに祝い金を贈った。 -
雨にも負けず…小学校運動会
伊那市、箕輪町、南箕輪村の21小学校で16日、運動会があった。児童たちは毎日の練習を重ねてきた競技やダンスなどの種目を披露。悪天候に悩まされプログラムを一部変更する学校もあったが、友達や保護者らの応援を受けて、元気いっぱい走り回った。
伊那小学校(北原和俊校長、756人)は、全校児童を4チームに分けた対抗戦。全校参加の大玉送りやリレー、棒倒し、組体操など全26種目で「スポーツの秋」を満喫した。
2学年ごとの合同綱引きでは、それぞれ4チームがトーナメント戦。「せーの!」の掛け声と共に縄を全力で引き合う児童、中には勢い余って尻もちをつく姿もあり、周囲を和ませていた。
来入児による「まわれ、まわれ、かざぐるま!」では、園児たちがはじける笑顔で校庭を走り回った。北原校長は「元気な姿を見て、来年皆と仲良くなれることを確信した。入学するのを首を長くして待ってる」と呼び掛けていた。 -
南箕輪村商工会商業部会が村に寄付
南箕輪村商工会の商業部会(池上武志部会長)は15日、大芝高原まつり「味コーナー」の売上金の一部5万円を「大芝高原の活性化のために使ってほしい」と村に寄付した。池上会長ら役員が村役場を訪れ、唐木一直村長に手渡した。
商業部会は毎年、大芝高原まつりで「味コーナー」を出店している。今年は完売し、昨年以上の売上になったことから寄付した。
唐木村長は「大芝は村の顔。商工会に協力いただけることは大変ありがたい。活性化のため寄付金の使い道を検討したい」と感謝した。 -
信大で防災における住民・行政・研究者のかかわりを考える公開シンポジウム、30日に
信州大学農学部山岳科総合研究所は、災害時における住民、行政、研究者のかかわりについて考える公開防災シンポジウム「平成18年豪雨土石流災害の検証と地域防災を目指して」を、30日に開く。
各地に深刻な被害をもたらした7月豪雨は上伊那地区に、土石流の発生、川の増水による破堤など、甚大な被害を与え、多くの住民に避難勧告・指示が発令される事態を招いた。
同研究所は、住民、行政、研究者は、それぞれの立場からこの災害と係わってきたが、その実態を改めて検証し、住民がなすべき災害時の対応や行政、研究者の役割、連携についてを考えるため、今回のシンポジウムを企画した。
当日は、治山工学などを専門とする北原曜教授が、上伊那の土石流災害について基調報告を行うほか、市町村職員や地区代表、消防関係者などが、当時の現場状況を報告する。また、パネルディスカッションによる意見交換も行う。
場所は農学部30番講義室で、午後1時半縲恁゚後3時40分。
問い合わせは、信大農学部農村計画研究室(TEL77・1537)内川さんへ。 -
伊那署管内の小中学生防犯ポスター審査会
伊那市、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那防犯協会連合会と伊那署は15日、同署の道場で、管内の小中学生を対象に集めた防犯ポスターの審査会を開いた=写真。
15小学校4中学校(小学4年竏鋳・w3年)から応募があった378点(全年比33点増)の中から、各学年一人ずつ(中学2年は応募多数のため2人)の7作品を県審査会へ送る推薦作品として選出。そのほか金賞など入賞作品も選んだ。
伊那弥生ヶ丘高校美術科担当の宮澤芳博教諭、小嶋惣逸署長ら8人が、作品が訴えるメッセージ性、色使いなどのバランスを審査。防犯ブザーを持ち歩くなどの不審者に注意を促す趣旨のポスターが多かった。
入賞作品は、10月中旬の地域安全運動に合わせて、伊那市内の大型店で展示する。
推薦作品などに選ばれたのは次のみなさん。
▽推薦作品=原田卓弥(伊那小4)大杉望(伊那東小5)飯島千晴(東春近小6)小島のどか(西箕輪中1)立石彩香(同中2)高野萌恵子(箕輪中2)保科和也(高遠中3)▽金賞=伊藤大貴(南箕輪南部小4)赤羽郁海(箕輪中部小5)八木彩花(東春近6)城取紗希(西箕輪中1)宮島愛(同中2)柴綾美(箕輪中2)伊東有紗子(高遠中3)▽銀賞=向山翼(手良小3)小澤佳奈子(伊那東小4)小松みか(高遠小5)松村綾香(南箕輪南部小6)加藤将高(南箕輪中1)渡辺美樹(同中2)北村早織(西箕輪中2)中田千恵(高遠中3)▽銅賞=北原稜(伊那北小4)加藤美沙貴(南箕輪南部小5)吉岡優子(西箕輪小6)山崎貴也(南箕輪中1)加藤優(同中2)有賀由希子(箕輪中2)櫻井亜衣璃(高遠中3)▽佳作=中山圭介(高遠小5)杉本美玲(伊那東小6)湯澤圭(東春近小6)浦野茜(西箕輪中1)篠田瑞生(南箕輪中1)松田詩織(箕輪中2)落合美月(同)田畑瑠美(同) -
大芝高原まつり実行委員会が近隣3市町に豪雨災害義援金届ける
南箕輪村の大芝高原まつり実行委員会は14日、8月26日の大芝高原まつり会場などで寄せられた7月の豪雨災害の義援金を、被害を受けた辰野町、箕輪町、伊那市に各5万円届けた。
実行委員会は、大芝高原まつり当日、会場に義援金箱を設置。祭り客が善意を寄せた。祭り後も小学生やグループ、企業、役場職員から協力があり、総額15万円になった。 -
南箕輪村議会9月定例会一般質問要旨
南箕輪村議会9月定例会の一般質問は20、21日にある。質問者は12人。質問要旨は次の通り。
中山朋美議員 (1)村井知事誕生、県政にのぞむもの
原悟郎議員 (1)7月豪雨災害の反省と今後の取り組み(2)担い手集落営農組織の推進と今後の取り組み
有賀彰司議員 (1)災害防止対策
原司宣議員 (1)7月豪雨災害(2)大芝高原「みんなの森」舗装路
藤原定一議員 (1)子どもの安全のため街灯の増設(2)県道吹上線の安全確保
孕石勝市議員 (1)災害弱者のデータ把握(2)心身障害者相談員設置事業
高見利夫議員 (1)天竜川の早期改修(2)組外者の区・隣組への加入対策(3)伊那街道の整備
清水國洋議員 (1)県知事選挙
小坂泰夫議員 (1)災害についての住民、消防団らの声(2)消防団員の新しい勧誘の仕方
三沢澄子議員 (1)障害者自立支援法10月本格実施での問題点(2)行政改革・自立の村づくりの考え方(3)村内・里山整備と防災対策
久保村義輝議員 (1)天竜川の水害対策(2)「まっくんファーム」設立について村の対応
大熊恵二議員 (1)唐木村長が求める健全財政の処方箋(2)職員退職勧奨制度 -
南箕輪村婦推協が信大留学生と交流
南箕輪村婦人教育推進協議会(山口クニ子会長、15人)は9日、大芝屋内運動場で信州大学農学部の留学生と交流した。
中国やバングラデシュなど大学院生ら12人に加え、加藤助役らも参加。
スティックでボールを打ち、打数を競うグランドゴルフでは、3人1組で8ホールを回った。力の加減が難しいようで、遠くに打ち過ぎたり、ホールポストにボールを寄せながら5打、6打と打数を重ねたり…。思うようにいかず、会場に笑いが響いた。
そのほか、日本語の勉強を兼ね、魚へんの漢字をさおでつるゲームなども楽しんだ。
交流会は18年目の取り組み。地元にある大学の留学生に月見など節気の料理を食べてもらおうと始まったが、その都度、開くことができないため、スポーツ交流へと形を変え、年1回開いている。 -
大芝の湯で泰山会の琴と尺八演奏会
県伊那文化会館で開く「邦楽SALAD(サラダ)」の音楽監督を務める川村泰山さん(59)が率いる尺八グループ「泰山会」と、妻・利美さんが主宰する琴グループ「絃(いと)の会」による邦楽演奏が10日、大芝の湯であった。訪れた入浴客は、心和む和の音色に聞き入った=写真。
東京都や大阪府などに教室を持つ川村夫妻は、年に一度、東京と大阪の中間にあり、伊那市出身の利美さんの地元でもある南箕輪村の大芝荘で合同合宿を開いている。毎年最終日には、合宿の成果を披露するための演奏会を企画。今年は大芝の湯のロビーが会場となった。
演奏には約20人のメンバーが参加。「睡蓮」「春興」など合宿で練習してきた曲目の一部を披露した。
合宿は3日間で、地元の邦楽愛好家も参加する。普段と異なる環境の中、さまざまな人と切磋琢磨しながら集中練習するため、レベルアップにつながり、毎年の参加を希望 -
南箕輪村・敬老の日贈り物作り
敬老の日に手作りのメッセージカードをおじいちゃんやおばあちゃんに贈ろう竏窒ニ10日、「おはなしむら&飛び出すメッセージカード作り」が村民センターであった。家族連れなど約45人が集まり、メッセージカード作りやパネルシアターを楽しんだ。村図書館、公民館主催。
季節のイベントに合わせて行う「いろいろ物作り体験会」の一環で、園児から小学生を対象としている。毎回読み聞かせもしており、今回は敬老の日にちなんだ昔話『おばあさんとぶた』のパネルシアターを上映した。
創作体験では、堀薫公民館長を講師に迎え、開くとゾウの絵が浮き上がるメッセージカード作りに挑戦=写真。子どもたちは、はさみや色紙、サインペンを使って個性豊かな親子ゾウを作成し、日ごろの思いをメッセージとして添えていた。 -
国道361号・案内標識移設始まる
6日に交通死亡事故が発生した、南箕輪村南原の国道361号で、現場に設置している案内標識の支柱が国の原則基準に従がっていないため、県伊那建設事務所は11日、移設工事を始めた。
県は地元住民などから支柱が危険だという指摘を受け、移設工事を中旬から予定していた矢先に事故が発生。事故にあった伊那市の男性(60)は木曽側から伊那市方面へ進行中、左側の支柱と衝突、胸を強く打ち死亡した。
現場は歩道のない片側約3メートルの車道で、案内標識の支柱は路肩部の幅約50センチに同事務所が1998年3月に設置=写真。支柱は高さ約10メートル、直径約30センチの鉄製だった。
支柱は国の道路標識設置基準では、歩道のない道路の場合、車道や路肩の外側に設置することが原則となっているが、但し書きの示す「外側に余裕がない場合は、車道部端(路肩含む)の内側50センチ以内」との解釈で設置した。
当時の担当者らの話では、道路脇の畑の用地買収がうまくいかず、やむを得ず但し書内の路肩に設置したとのこと。05年12月には運転者の注意を促すため、支柱手前約20メートルに4本のポール、支柱に反射材を施すなどの危険標示をした。
現場は2月に権兵衛トンネルが開通し、交通量も増加。大型車両のサイドミラーが支柱に接触するとの苦情を受けた建設事務所は、8月中旬に畑の所有者から了解を得て、移設工事を始めるところだった。
付近には、但し書内の路肩に支柱が設置している場所が数個所あるため、道路脇の所有者の了解をもらい、移設工事を進めていきたいという。 -
南箕輪村長杯少年野球大会
箕輪彗星クラブが優勝南箕輪少年野球連盟主催の第9回南箕輪村長杯少年野球大会は10日、大芝公園の大芝野球場であった。8チームが熱戦を繰り広げ、箕輪彗星クラブが優勝した。
伊那市スポーツ少年団から4チーム、箕輪少年野球連盟から4チームが出場し、トーナメントで戦った。監督やコーチから厳しい指示が飛び交う中、選手はマウンドに響く大きな声を出し合って白球を追い、熱戦を繰り広げた。
結果は次の通り。
◇準決勝
南小ドラゴンズ3-2西南ブルース
箕輪彗星クラブ7-6伊那中部スポーツ少年団
◇決勝
箕輪彗星クラブ9-2南小ドラゴンズ -
第1回わくわくクラブ杯囲碁・将棋の集い
南箕輪わくわくクラブの第1回わくわくクラブ杯「囲碁・将棋の集い」は9日、村民体育館のクラブ談話室で開いた。小学3年生から大人まで30人が囲碁と将棋に分かれてリーグ戦で対戦した。
わくわくクラブの囲碁・将棋教室は月1回、子どもと大人が自由に打ち合っている。大会で互いの腕を競い合おうと初めてクラブ杯を計画した。
将棋は小学生の部9人、一般の部11人。囲碁は小学生の部5人、一般の部4人。会員以外の参加もあった。
結果は次の通り(敬称略)。
【将棋】▽小学生の部=(1)埋橋直也(南箕輪小6年)(2)堀隆雄(同)(3)行田祐斗(同)▽一般の部=(1)酒井昭二(神子柴)(2)赤羽国治(南原)(3)野沢勝(北殿)
【囲碁】▽小学生の部=(1)大塚智哉(南箕輪小6年)(2)山崎洸(同)(3)原諒太(南部小6年)▽一般の部=(1)小口博司(伊那市)(2)酒井久男(岡谷市)(3)渡辺和夫(神子柴) -
南箕輪村敬老祝い事業
11日に村理事者が88歳以上を訪問南箕輪村は11日、敬老祝い事業で本年度中に88歳以上になる村民を村理事者が訪問し、祝い金を贈る。
本年度の対象者は101歳2人、100歳1人、88歳から99歳まで199人。100歳以上に祝い金5万円、88歳以上に8千円を贈る。
区の敬老行事は18日、全地区で一斉に開く。各区の敬老会の場で村が75歳の人に5千円、80歳の人に6千円の祝い金を贈る。75歳は103人、80歳は89人。
本年度、金婚を迎える夫婦10組、ダイヤモンド婚の3組には祝い状を贈る。 -
アマランサス地域活性化にどう生かす
日本アマランサス・キノア研究会による第10回「アマランサス・キノアシンポジウム竏鋳n域でアマランサスをどう活かすか」が16、17日、南箕輪村の信州大学農学部である。
地域活性化などを目的として、上伊那でもアマランサスの栽培が始まり、「それをどう生かして商品開発を進めていけばよいか」などの課題がでてきている。そこで今回は、学術研究の発表とおもむきを変え、市民フォーラム的なシンポジウムを企画した。
16日は総合実験実習棟30番教室で午後1時縲・時。アマランサスを用いた活動に取り組む各界の関係者が、普及と課題、加工食品開発の取り組み、地域おこし事業における役割など、それぞれの視点から発表する。17日はエクスカーションで、農学部内にあるほ場や伊那市高遠町のアマランサス畑の見学を予定している。午前9時縲恊ウ午ころ。
参加費は一般千円、学生は500円(懇親会参加者は、別途3千円)。申し込み、問い合わせは、信大農学部(TEL77・1619)根元さんへ。 -
南箕輪村交通安全対策協議会
南箕輪村交通安全対策協議会は6日夜、村役場で会議を開き、「秋の全国交通安全運動」の取り組みなどを協議した。
秋の全国交通安全運動は21日から30日までの10日間。「高齢者の交通事故防止」を運動の基本に▽夕暮れ時と夜間の歩行中と自転車乗車中の交通事故防止▽後部座席を含むシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽重大事故につながる飲酒運転の撲滅-を重点に掲げる。
村内の取り組みは、村が交通安全人波作戦を21日午前7時から春日街道の上伊那貨物事務所前でやるほか、広報活動、シートベルト着用率調査をする。区と村交通安全協会は21日午前7時から交通指導所を春日街道に開設。23日午後2時から、大型バイクによる村内1周交通安全パレードもある。区、村安協、小・中学校PTA、保育園保護者会で期間中に登下校時間に合わせて街頭指導もする。 -
南箕輪村議会9月定例会開会
南箕輪村議会9月定例会は6日開会し、村が05年度一般会計などの決算認定、条例案、06年度補正予算案など18議案を上程した。村一般会計補正予算案を即決、教育委員会委員の任命と固定資産評価審査委員会委員の選任を同意し、残り15議案と陳情を委員会に付託した。
一般会計補正予算案は、歳入歳出の総額に各7963万6千円を追加し、総額を42億7331万6千円とする。歳出の主なものは大芝高原立木調査委託(松くい虫予防対策)、車載用融雪剤散布機、村民センター・図書館修繕料、北沢川災害復旧工事、福祉基金積立金など。
教育委員会委員の任命は、任期満了に伴い加藤達人さん(65)=塩ノ井=を再任する。
固定資産評価審査委員の選任は、任期満了に伴い向山実直さん(66)=久保、牛山敞司さん(74)=神子柴=を再選、唐沢文武さん(74)=大泉=を新たに選任する。
陳情は、中国における法輪功学習者の臓器摘出の実態調査を求める陳情書。
唐木一直村長は、新たにスタートした村井県政に触れ「県も財政が厳しく、課題が山積している。大変難しいかじ取りになると思うが、市町村との連携を強化しながら、市町村が主役の活力ある県政、地域分権がさらに推進されると期待している。これまでの改革が後戻りしないように望む」とあいさつした。 -
国道361号南箕輪で交通死亡事故
6日午後2時20分ごろ、南箕輪村南原の国道361号で、伊那市坂下区の無職、伊藤秀雄さん(60)運転の軽4自動車が進路左側の案内標識支柱に衝突する交通事故があった。伊藤さんは胸を強く打ち、収容先の病院で死亡した。
伊那署の調べによると伊藤さんは、道路を木曽方面から伊那市方面に進行していた。進路は下り坂の直線道路で50キロ規制だった。
国道361号・権兵衛トンネルが開通以来、同署管内のトンネル近くでの死亡事故は初めてとなった。 -
南箕輪村消防団救護班
県赤十字救急法大会に向け訓練南箕輪村消防団の救護班が、第19回長野県赤十字救急法競技大会(9日・駒ヶ根市民体育館、日本赤十字社長野県支部主催)に出場する。大会を間近に控え、団員が訓練に励んでいる。
大会は、講習会で学んだ救急法の知識・技術を再確認し、広く県民に赤十字救急法を普及するため、2年に1回開く。
村消消防団救護班は18人(内女性6人)。救急法救急員を含むチームの1部一般の部に3チームが出場する。1チームは3人。軽傷と重傷各2問が大会当日に与えられ、傷病者への対応、救護の手順、正確性などを競う。
日ごろ、月2回の訓練をしているが、大会に向け8月21日から2日に1回に増やし、4日からは大会前日まで毎夜、南箕輪小学校地下体育館で訓練している。
4日は、救急法指導員の指導を受けながら三角きんを使った手当てなどを熱心に訓練。「傷病者を励まし安心させることが第一」とアドバイスも受けた。
村消防団は前回の大会で6位に入賞している。「大会という緊張感の中で普段やっていることがどれだけ出せるかが課題。今回は3位以内に入りたい」と纐纈泰救護長。団員も「練習の成果を出しきれるようがんばりたい」と意欲を見せている。 -
南箕輪村 初の全地区一斉防災訓練
南箕輪村は3日、全12地区の自主防災会が初期消火などの訓練を一斉展開する、総合防災訓練を村内各会場で展開した。全地区が一斉訓練をするのは本年が初めて。中込公民館をメーン会場に辰野、箕輪町との広域応援訓練として、自衛隊らによる炊き出し訓練もした。
東海地震の対策にそなえ、震度5強の地震が発生したと想定して訓練。地震を予測した村が各自主防災会長へ電話連絡し、住民への周知を進めると、午前8時30分に地震が発生、それぞれが避難勧告の発令に従がい、各地区の避難所へ避難した。
公民館や企業のグラウンドなどの各避難所では初期消火、応急手当て、タンカの組み立て訓練などを実施。村は本年、全地区へ架設トイレを配備したので、各所で組み立ての講習もあった。昨年に続いて、バイク愛好者ボランティア団体「BFFW」が参加し、各避難所の情報収集もした。
村役場では職員らが7月豪雨災害の反省会を開き、課題などを検討した。 -
南箕輪村で農作業事故防止・安全推進協議会
農作業安全運動月間に合わせて南箕輪村営農センターは1日、農作業事故防止・安全推進会議を、南箕輪村のJA上伊那南箕輪支所で開いた=写真。
稲刈りの時期に合わせ、利用が増えるコンバインなどによる作業事故を未然防止することが目的。県内の農作業事故の実態や機械操作講習などから、作業中の留意点などを講習した。
村内における昨年の農作業死亡事故は1件だが、比較的軽微な事故は何件か発生している。こうした事故が、大事故につながる危険性もあるため、背後の見えないコンバインで作業する場合は補助者が配慮したり、草が詰まった場合は機械を停止して取り除くなど、十分な注意を払うよう促した。また、県内の傾向として高齢者の事故が多いため、基本を怠らず、適度な休憩を取るなどして心と体を休めながら、安全な機械使用をするよう求めた。 -
南箕輪小6年2組が村へ1万円を寄付
南箕輪小学校6年2組(春日睦美教諭、33人)は1日、役場を訪れ、災害支援に使ってほしいとフリーマーケット売上金の半分1万円を寄付した。
4年生からリサイクル活動に取り組んでおり、8月下旬の大芝高原まつりの際、家庭で不要になったものを再利用しようとフリマを開いた。7月下旬の梅雨前線による豪雨災害を受け、自分たちで使うのではなく、被害を受けた人の力になれればと、話し合って寄付することに決めた。
役場には、春日教諭の引率で、フリマ係の代表3人が訪問。
義援金を受け取った唐木村長は感謝し、来年のまつり参加を呼びかけた。
フリマでは、タオルや陶器など日用品、子ども服のほか、牛乳パックを使った手作りの小物入れなど180点を販売した。また、まつりのおまつりパレードにも参加し、楽しんだ。
唐沢涼君は「まつりに参加して、地域にかかわることができた。貯めたお金も渡せたので、よかった」と話した。 -
サッカーで国体、クラブユース東西対抗戦に出場
北信越国体サッカー競技で県少年男子選抜を本国体出場へ導いた、南箕輪中3年の永井鷹也君(14)が31日、国体の結果と個人として、日本クラブユース東西対抗戦(メニコンカップ)へ出場することを唐木一直村長へ報告した=写真。
永井君は松本市を拠点とする中学生サッカークラブ「FC・CEDAC(セダック)」に所属するDF。日本クラブユース選手権U‐15大会(8月中旬・福島県)でチームをベスト16へけん引、国体選抜では代表決定戦で得点するなどの活躍を見せた。
メニコンカップは同選手権の出場全32クラブの中から選手を選出。ほとんどがJユースチームに所属、ベスト4進出の実績の中、永井君も選考委員会の目に止まるプレーで出場権を獲得した。同カップは12回目で、歴代出場選手の中には日本代表などで活躍する選手名もある。
永井君は小学2年生の時、南箕輪FCでサッカーを始め、自分の力を試そうとFCセダックへ。身長179センチの恵まれた体格を生かした守備は堅実、ヘディングの強さ、ロングキックの精度、積極的な攻撃参加などにも定評がある。
表敬訪問で唐木村長は「永井君は南箕輪の宝。将来、この地からJリーガーが誕生することを期待する」と熱いエール。永井君はメニコンカップについて「せっかくもらったチャンスなので、しっかり頑張ってきたい」とし、中学卒業後はJユースクラブへ所属し、「早くプロになりたい」と意気込みを語った。 -
信大農学部砂防緑化研究室が被災地で防災的機能の高い森林造成を伝授
南箕輪村の信州大学農学部砂防緑化工学研究室は1日、7月の豪雨で土石流災害が発生した辰野町赤羽の被災地跡で進める、防災的機能が高い森林造成を用いた災害復旧工事を一般公開した。行政関係者や一般市民など約60人集まり、天然木が持つ防災的機能を育てるための手法などを学んだ。
山寺喜成特任教授は「自然の中で種から発芽した天然木などは、下に伸びる“直根”が発達するため、土壌保持機能が高いが、人工的に植栽した木は、短い水平根しか育たない」とし、深く根付かない水平根の土壌保持機能の低さを指摘。被災跡地復旧には直根が発達する造成が必要であることを示した。
直根を人工的に育てる方法として自身が開発した「保育ポット」を用いた手法を紹介。土と肥料などを混ぜた小鉢状のポットには直径約3センチの貫通穴があり、そこに種をまくと苗木の直根を確実に発達させることができるようになっており、こうした苗木を植栽することで、自然に近い防災的機能を実現できることを示した。 -
伊那消防署が水難救助訓練
伊那消防署は南箕輪村の大泉ダム湖で22竏・0日、水難救助訓練を実施した。署員らは7月の豪雨災害を体験し、いつにも増して真剣な面持ちで訓練。安全を確認しながら、正確、迅速な動作を心がけた。
署員約45人が3日間の日程にそれぞれ分かれ、アルミボートの操作、救命索発射機の取り扱いを訓練。出水期に備えた年一度の恒例で、本年は水害で実施予定が遅れた。
23日は、署員12人が2班に分かれ、2つの訓練を交互に実施。署員らは水難救助を想定し、有事の際に適切な対処が取れるよう、一つひとつの動作を確認するよう呼称していた。
訓練責任者の小島隆宏警防2係長は「いつでも災害に対応できるよう、道具の取り扱いの習熟が必要」と話し、署員らの気持ちを引き締めるよう、きびきびと指揮を取っていた。 -
中川新聞店が災害復旧費に寄付
南箕輪村田畑の中川新聞店は29日、南箕輪村に災害復旧費として5万円を寄付した。中川博夫社長が村役場を訪れ、「村の災害復旧費の一部にあててほしい」と唐木一直村長に手渡した。
中川新聞店は村と伊那市、箕輪町の一部に新聞を配達しているが、7月の豪雨災害で被害を受けた客もいる。8月26日の大芝高原祭りで近隣市町村への義援金募集があったことなどから、寄付を決めた。災害時には、開設した避難所に避難者への情報提供になれば-と新聞の差し入れもした。 -
南箕輪村議会9月定例会日程
南箕輪村議会運営委員会は29日開き、9月定例会を6日に開会し22日までの17日間開くことを決めた。
提出議案18件。05年度決算認定、06年度補正予算案、条例案、教育委員会委員の任命、固定資産評価審査委員会委員の選任など。
日程は次の通り。
▽6日午前9時=本会議開会▽7縲・2日=休会▽13縲・5日=連合審査▽16縲・9日=休会▽20、21日=一般質問▽22日=本会議 -
【記者室】大芝高原まつり
夏祭りの締めくくりともいえる南箕輪村の大芝高原まつりが終わった。今年は大芝高原音頭をアレンジした「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」がデビュー。この曲を使ったパレードは保育園児から大人まで15団体が参加し、手作りの鳴り物「舞竹(マイバンブー)」を手に踊った▼予想以上の参加数にパレードコースを変更したほどで、老若男女が踊れるように作ったアレンジ曲は、祭りの盛り上げに一役も二役も買う、うれしい結果となった▼振付は基本はあるがアレンジ自由で、信大農学部の学生は楽しそうな笑顔と派手な振りで会場の注目を集めた。アレンジ曲が発展し来年はどんな祭りを見せてくれるのか。団体独自の振付対決というのも楽しそうだ。(村上記者)