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大芝高原まつり実行委員会反省会
南箕輪村の第20回大芝高原まつり実行委員会反省会は26日夜、村民センターであった。開催日について、従来日曜開催のまつりを来年度は、「土曜開催を前提に検討する」ことを決めた。
大芝高原まつりは8月20日すぎの日曜日だが、昨年から土曜開催の意見がある。事務局は、土曜日を本日として開催、雨天は翌日の日曜日に順延する案を実行委員会に示した。
味コーナーの出店者、準備、勤務などの問題もあるため、土曜開催を前提に今後意見を聞いて調整することに決定した。
今後のまつりへの提言は、▽村民主体のイベントか、観光資源としてイベントを拡大するか研究が必要▽全村民が参加して楽しめるようもう少し工夫が必要▽大芝湖をメーンとしたまつりの再検討▽「大芝高原音頭」をアレンジするなどまつり全体の踊りとしてだれもが踊れるものを中心にしたほうがいい-などだった。
唐木一直実行委員長は、「新しいむらづくりのためイベントは大切になる。財政的にも厳しくなり、住民に担ってもらわないとやっていけない。役場職員も人数が減っていく。協働の精神の中で、住民と一緒に作りあげていく必要もある。ご理解いただきたい」とあいさつした。
大芝高原まつりフォトコンテストIXの表彰もあった。 -
権兵衛道路沿道広告物
ガイドライン作成委員会(第2回)06年2月開通予定の権兵衛道路沿道の景観保護の観点から、広告物のデザインの統一を図る「自己用広告物のデザイン及び掲出方法に関するガイドライン」作成委員会(委員長=伊藤精晤信大農学部教授)の第2回会合が25日、南箕輪村の沢尻コミュニティセンターであり、第1回の議論を事務局がまとめた素々案をもとに、基本コンセプト、管理方法などについて議論した。委員会は、学識経験者、広告や建築の専門家、地元住民代表、伊那市、南箕輪村、県などで構成。8月に公募で決まった統一デザインの最優勝受賞者、建築士の北澤宗則さんもアドバイザーとして参加した。
素々案は、北澤さんのデザインとアイデアをもとに、間伐材と花を組み合わせた看板を提案し、花の管理には看板主の事業者だけでなく、地元住民の参加の道を開くことを織り込んだ、「他に例のないもの」(牛越徹上伊那地方事務所長)。
この素々案をめぐり、「事業者の責任をより明確にした方が良い」「花づくりを住民との協働で進めるシステムづくりが重要では」「法的な拘束力が無いので、事業者の納得を得られるものにするのも重要」など、活発に議論が交わされた。
ガイドラインの対象になるのは、権兵衛トンネル出口縲恍・專ケ上約7キロの範囲で店舗・事業所が敷地内に出す自己用看板。同地域は県が、大型店舗などの広告を規制する屋外広告物禁止地域に指定する予定だが、表示面積10平方メートル以内の自己用看板は適用除外となるため、その統一化を目指す。一部の区間は、地域住民が景観保護のために結んだ西箕輪ふるさと景観住民協定地区とも重なり、それとの相乗効果も目指している。モデル看板は21日、県が、小沢花の会の協力で伊那市小沢区に設置している。 -
南箕輪わくわくクラブカルチャーデー
南箕輪村の南箕輪わくわくクラブ「カルチャーデー」は22日、村公民館であった。文化系の5教室を自由に体験できるイベントで、子どもから大人までいくつもの教室をまわって楽しんだ。
わくわくクラブは4年目になり教室も増加。カルチャー教室も増えたことから今回、「文化の日」を前に初めてカルチャーデーを計画した。
太鼓を除く囲碁・将棋、書道、絵手紙、茶道の教室に、特別教室として民具製作を加えた。民具製作は、箕輪町の柳田幸子さんを講師に、わらの代わりにビニールひもを使い、手軽にできるぞうり作りに挑戦した。
小学生が友達同士で囲碁の対局に夢中になったり、静かに茶道を体験したり、大人が初めてのぞうり作りに要領を飲み込むまで少し苦戦しながら完成させたりと、それぞれに各教室に参加し文化に触れた。 -
信大ISO委員会、市役所の内部監査見学
来年度、ISO14001の認証取得を目指す信州大学農学部のISO学生委員会が24日、伊那市役所の環境内部監査を見学した。
“環境マインドプロジェクト”を進める信州大学は、各学部でISO14001の認証取得を目指している。
農学部は現在その準備を進め“環境マインド”を持つ人材を育成・輩出することで、環境への取り組みの拠点化を図りたいとしている。
ISO学生委員会は、学内の環境問題に取り組む学生を主体に、今後は校内のごみ分別問題などに取り組む。
市役所の委員2人が訪れ、監査の手順を一通り見学。学生らは「監査の方法など、全く知識がなかったので、参考になった。いずれは内部監査員の資格を取得して監査していく必要がある」と話していた。
市の担当職員は「市役所としても内部監査に外部の目が入ることで、透明性確保になる。環境意識が若い世代にも広がれば」と話していた。 -
南箕輪村公民館いろいろ物作り体験会
南箕輪村公民館で22日、いろいろ物作り体験会「くるくるワンちゃん作り」があった。おしぼりがかわいい犬になる簡単手芸を子どもから大人まで10人が楽しんだ。
来年の干支(えと)の犬を作ろうと計画し、手芸センター夢工房の野口みね子店長が講師を務めた。
くるくると巻いたおしぼりを半分に折り、足と顔を作るように丈夫なキルト糸で縛る。目、鼻、耳、尾をそれぞれボンドで接着し、リボンをつけて完成する。
カラフルなおしぼりを使い、色違いで1人2個ずつ作った。小学生も簡単にできるワンちゃんは、出来あがりサイズ高さ約8センチ。糸を縛る位置によって微妙に表情が異なり、「どっちもかわいい」と子どもたちも満足。大人の参加者も、「家にあるタオルで作ってみたい」と話していた。 -
上農高らしさ存分に文化祭
上伊那農業高校の文化祭「第86回上農祭」は23日、一般公開され、生徒が育てた野菜や花などの農産物販売、初の全校企画かかし展や各クラス・学年展、模擬店など多彩なイベントを繰り広げ、大勢の来場者でにぎわった。
かかし展は、全12クラスがそれぞれ等身大を製作。セーラー服を着た女子校生や球児、お笑い芸人に見立てたものなど、笑いを誘うユニークな作品がそろい、校舎前に並べた。来場者から一番優れた作品を選んでもらうように作品横に投票箱を設置。どの作品も人気を集めた。
生徒が実習で丹精込めて育てた農産物の販売は、ネギや白菜、セロリなどを並べた。紫、白、赤といった色鮮やかなシクラメンも来場者の目を引き、「きれいに育てたね」と買い手が殺到した。
クラス・学年展は、近代戦争展や修学旅行展など。同校と交流のある愛知県立三谷水産高校によるさつま揚げの販売もあった。 -
南箕輪村で社協まつり
南箕輪村の第8回社協まつり(実行委員会主催)が23日、デイサービスセンター「松寿荘」などであった。地域に根ざしたよりよい福祉を目指し、多くの地域住民らが集った。
まつりでは、家庭用福祉車両の展示・説明、障害者とボランティアでつくるバンド「きずな」演奏などを新たに加え、多彩な催し物を展開。
演芸は踊り、車いすダンス、ハーモニカ演奏、手話など16のプログラムが組まれた。「ふるさと」などを出演者と来場者が一緒に歌う場面もあり、和やかな雰囲気に包まれた。
会場には書、ティッシュケースなどデイサービス利用者らの作品も並んだ。
また、車いす体験、障害者生きがいセンター「ひまわりの家」のカランコ、ぼかしなど自主製品の販売、足浴体験、おもちゃ作りコーナーなどもあった。 -
南箕輪村職員互助会が不法投棄ごみ回収作業
南箕輪村職員互助会(理事長・加藤久樹助役)は22日、協働によるむらづくりに参加していこう-と、91人が参加し、村道沿いなどで不法投棄ごみの回収作業をした。
村が「新時代のむらづくり」に向けて進む中、村職員も村民の一人として、また村行政にかかわる者として積極的に取り組もうと計画した。
村道6号線、中央道の側道など4カ所に分かれて作業。職員は、道路沿いの草むらの中まで確認しながらポイ捨てごみや不法投棄ごみを拾った。大型農道と中央道の間の道にはテレビなども捨てられていた。
約1時間半で、可燃ごみ25袋、不燃ごみ120袋、自動車タイヤ7本、テレビ、ガスコンロ、タイプライターなどを回収した。
互助会は、来年度も協働のむらづくりの活動を検討したい-としている。 -
防犯ポスターコンクール 伊那署管内から特賞2人
県防犯協会連合会などはこのほど、県下の小中学校から募った防犯ポスターの本審査会を県庁講堂で開いた。伊那署管内からは、最優秀賞となる知事賞(特賞)に高遠中学校2年の保科和也君、特賞に西箕輪中学校1年の小林楓さんの作品が選ばれた。
県民の防犯意識の高揚、普及啓発を目的に毎年募集している防犯ポスター。応募は県下306小中学校(小学4年生縲恍・w3年生)から9253点が集まり、県下25署などで予備審査を実施し、182点が本審査に進んだ。
本審査は、各学年ごと特賞、金賞、銀賞、銅賞、佳作の各賞を決定。特賞は各学年1人づつの計6人で、知事賞はその中から3人が選ばれた。
知事賞の保科君の作品は、同連合会と県警察本部が製作する、06年の「防犯広報カレンダー」の図柄に使用し、小林さんの作品は年末特別警戒の際、NHKのスポット放映に使われる。
特賞6点は10月24日縲・8日の期間、県庁1階ロビーで展示。その後、特賞を含む銀賞以上に入選した60点は、長野市など県下5カ所の大型店を巡回しながら展示会を開く。
伊那署管内から各賞に選ばれた皆さんは次の通り。
▽金賞=藤沢将人(高遠北小4年)▽銀賞=小池万里子(箕輪中部小6年)伊藤かえで(高遠小6年)廣瀬美昴(高遠中1年)下平綾音(南箕輪中2年)▽銅賞=内堀みさき(箕輪中部小4年)伊藤亜里紗(西箕輪小5年)伊藤智哉(東春近小6年)渕井奈菜(箕輪中2年)伊藤崇真(高遠中3年)▽佳作=西村ひかり(長谷小6年) -
信大農学部で「落葉松祭」 きょうまで
南箕輪村にある信州大学農学部の大学祭「第51回落葉松祭」が22、23日、一般公開されている。地域に根ざした大学祭を目指し、学生だけでなく、地域住民と交流を図る内容を組んだ。
南箕輪村で朝市を開いている「輪の会」による朝市、伊那谷で活躍する音楽グループとのジョイントコンサート、一般と学生チームのスポーツ大会、天文ボランティアサークル「すばる星の会」の協力を得た星空観測などを企画、地域住民との結びつきを強めた。
目玉の一つ、体験型研究室発表では、教授・助教授が▽野生動物の獣害▽食品の安全性▽『くつろぎの森』を歩こう窶狽ネど研究成果を講義、展示、イベントの形式で紹介。
砂防緑化工学研究室の宮崎敏孝教授は、04年度に卒業した秋山晴紀さんの研究をもとに「三峰川上流域の在来イワナ・放流イワナの分布について」を報告した。
三峰川流域は在来イワナと放流イワナが混在する状況で、在来イワナ保全のために三峰川流域の105地点で分布を調査した(04年6窶・2月)。その結果から、放流されていない区域では在来イワナが約7割を占め、えん堤など人工構造物で守られている実態が明らかになった。在来イワナを保全するには「放流区域を拡大せず、下流に縮小すること」を提案。また、在来を意識し、可能ならば残すという理念を持った養殖場での体制づくりの必要性も挙げた。
23日は朝市(開始時刻午前8時)、人工林造成など研究成果報告会(9時)、ダチョウの卵料理が食べられる企画(10時)、ジョイントコンサート(午後1時)などがある。
構内には飲食の出店も数多くあり、にぎわいを見せた。 -
上農美術展
上伊那農業高校同窓会の「上農美術展」が22日、同窓会館「日出る会館」で始まった。23日までの2日間で、同窓生の絵画や陶芸、写真などのほか、3学年の生徒による書道、刻字などを展示している。
上農高校が現在地に移転する前の卒業生にとって現在の高校はあまりなじみがないため、同窓会館で美術展を催し、人が集まり、新しい上農の姿も見ることが出来る機会をつくろう-と、高校の文化祭「上農祭」に合わせて開き今年で7年目になる。
芸術の趣味を持つ地元に暮す人を中心に出品を呼びかけた。同窓生が育てた菊が会館入り口を飾り、展示スペースには洋画、日本画、水墨画、木彫、陶芸、写真、表装、華道、手芸などの作品がずらりと並んでいる。
23日は出品者が集まり講評も予定する。展示は午前9時縲恁゚後4時。 -
国道361号(伊那木曽連絡道路)沿道の自己用広告物に関するモデル広告物の設置
権兵衛トンネル開通に伴い、国道361号沿線の自己用広告物を規制するガイドライン作成を進めている県は21日、デザインの中核となるモデル看板を、伊那市小沢区の361号と交差する広域農道沿いに設置した。同区域は、ガイドライン適応対象地域に含まれ、11月11日までに、一般からの意見を求め、12月を目途に、ガイドラインを作成したいとしている。
県は、トンネル開通までに、伊那市と南箕輪村の361号沿線の約7キロ区間で、両側100メートルを屋外広告物禁止条例の対象地域に指定する予定だが、条例は、所有地内の自己用広告物まで規制しない。
そのため、自己用広告物は、環境を阻害しないモデルデザインで統一し、景観保全に努めたいとして、デザインを一般公募。8月に最優秀案を選出した。
今回は、それをもとに看板を作成。地域住民の理解を得て、意見を寄せてもらおう窶狽ニ、地域の花づくりグループ「小沢花の会」の協力で、看板を設置した。
大きさは縦2・2メートル、横1メートル。間伐材を利用し、文字部分には再利用しやすいアルミを使用。361号から望む南アルプスをイメージしたデザインとなっている。周辺に、花の会が育てる盆栽菊など4種類の秋の花を植えた。
デザインを作成した箕輪町の建築士・北澤宗則さんは「看板は徐々に劣化するため、負の遺産にならないためにも、地域の人に管理してもらえるデザインを心がけた」と話していた。 -
新時代のむらづくり懇談会始まる
南箕輪村と南箕輪村むらづくり委員会による「新時代のむらづくり懇談会」が18日、村内の各地区で始まった。初日は久保区と中込区で、委員会がまとめた南箕輪村第4次総合計画(仮称)基本構想の素案などを説明し住民と意見交換した。
10年後の15年を目標年度にした基本構想の素案では、村の将来像は「みんなで創ろう住みよい南箕輪縲恊l・自然・協働縲怐v。むらづくりの基本目標(施策の大綱)と南箕輪ずく出しプロジェクト(戦略プロジェクト)に各5項目掲げている。
久保コミュニティセンターは住民20人が参加。基本構想、土地利用構想の素案、財政推計、アンケート結果などの説明を聞いた。
委員会の唐沢俊男会長は「約100回の会を重ねて意見をまとめた。皆さんでつくっていく村にしたい。きたんないご意見を頂戴したい」。加藤久樹助役は「今回は第4次の総合計画だが、各地区まで計画案をもって細かく説明するのは初。率直なご意見をお寄せいただきたい」とあいさつした。
住民からは、「5年後の普通建設費は従来の半分以下の見込みだが、地元負担金の考え方は」「住民自治の考えがある一方で、住民アンケート結果は住民負担したくないとの考えが出ている。これについてどう考えているか」などの意見があった。
懇談会は27日まで。いずれの会場も時間は午後7時-9時。多くの参加を呼びかけている。問い合わせは役場総務課企画係(TEL72・2104内線103、104)へ。
今後の日程は次の通り。
▽20日=南殿コミュニティセンター、田畑公民館▽23日=役場講堂▽24日=神子柴公民館、沢尻コミュニティセンター▽25日=南原コミュニティセンター、大芝公民館▽27日=西部地区館、北原公民館
懇談会で説明を聞く住民(久保コミュニティセンター) -
学部産ヤマブドウでつくったワイン販売
生産から消費までの過程を学んぼう窶狽ニ、信州大学農学部は、学部生が育てたヤマブドウを使用したワインを12月中旬、発売する。学部産ヤマブドウのみを使い、信州大学ブランドで販売するのは初めて。今後は学生が醸造業者で研修したり、販売所で対面販売することを通して、食までの流れを直接学ぶ機会にしたいとしている。
これまでも生産した農産物の販売はしているが、今回のワインは「酒」という法的規制の伴う販売物の流通・販売を学ぶことが目的。約1・1トンのブドウを収穫し、720ミリリットルのワイン千本を販売する予定。
地域とのつながりを深め、地産地消を促進したいと、一般消費者も購入できる南箕輪村の学部内の生産物販売所で取り扱う。
また、地元住民にも参加してもらおう窶狽ニ、ラベルデザインは一般公募している。
ラベルのサイズは、表ラベル縦13センチ×横10センチ、裏ラベル縦8・5センチ×横6センチ。信州大学農学部で生産した山ブドウ原料としたワインであること、信大で販売していることが分かる作品で、(1)名称 果実酒(2)原材料 農学部産山ぶどう 添加物(酸化防止剤・亜硫酸塩等)は使用しておりません(3)内容量 720ミリリットル(4)アルコール分15度未満(5)赤 ミディアム(6)製造者 長野県塩尻市大字宗賀字桔梗ヶ原1298 株式会社 林農園 TEL0263・52・0059(7)販売者 長野県松本市旭3窶・窶・ 国立大学法人 信州大学 TEL0263・77・1319(8)未成年者の飲酒は法律で禁止されています。(または、飲酒は20歳になってから。)(9)生産年 2005 05 平成17年度など(10)びんは破損しやすいので、取り扱いには十分ご注意くだいさい(11)直射日光を避け、14℃以下で保存してください(12)開栓後はお早くお召し上がりください(13)その他ワインを紹介する言葉((1)縲・8)は必ず記載)窶狽ネどを明記する。
期限は28日。受付・問い合わせは農学部附属施設係(TEL77・1319)へ。 -
南箕輪村子どもスポーツ大会(サッカー競技)
南箕輪村教育委員会と村青少年健全育成推進協議会主催の第28回子どもスポーツ大会(サッカー競技)は16日、南箕輪小学校グラウンドであった。14チームが優勝目指して熱戦を繰り広げた。
各地区の育成会ごとに8人で1チームを編成。14チームがA・Bの2コートに分かれ、1チーム2試合ずつ、10分ハーフで戦った。
各チーム2試合の結果から得失点差で優勝を決め、Aコートはファインセーブ大泉・北原、Bコートは沢尻レッドファイタースBが優勝した。
ゴール前が手薄になったすきに見事にシュートを決めたり、二人の女子児童が次々に放たれるシュートから必死にゴールを守ったりと、ゲームは白熱。保護者らも興奮気味に声援を送っていた。 -
南箕輪村消防団秋季演習
南箕輪村消防団の秋季演習が16日、大芝公園陸上競技場であった。団員130人が、規律訓練に加え、消防団独自では珍しい防災ヘリコプターとの合同林野火災消火訓練に熱心に取り組んだ。
防災ヘリコプターとの訓練は03年度にあり今回2回目。村内は山や林が多いため、万一の林野火災のときに防災ヘリコプターと連携し迅速な対応ができるよう訓練している。
伊那消防署員の指導で団員が一緒にヘリコプターを誘導し、村の地形をよく知っている団員が搭乗して偵察し消防署と無線連絡をした後、負傷者の救助やヘリコプターへの給水などを訓練した。
給水は、ヘリコプターの前方からホースを運び、機体の右前にある給水口から給水する方法を訓練。危険なため後方から近付いてはいけない-など安全確保のため守るべきことも確認し、団員は真剣に取り組んでいた。 -
パートナーシップ南みのわ、みのわ役員交流会
南箕輪村の「パートナーシップ南みのわ」と箕輪町の「パートナーシップみのわ」の役員交流会が15日、南箕輪村民センターであった。互いに今後の会の活動につなげようと活発に意見を交わし、「意識改革をするため社会を整えていきたい」と思いを新たにした。
昨年、箕輪町で交流会を開き、今回は南箕輪村を会場に2回目。16人が参加した。
地域職場、家庭、子どもの3班に分かれ、男女共同参画を題材にした「かるた」の言葉をきっかけに、村や町の現状、役員の思いなどを自由に話した。
地域職場については「箕輪町は出前講座をしている。地域でやることで広がりが出る。見習いたい」、家庭は「言葉が変われば家庭も変わる。相手を思いやることが大事」、子どもは「子ども一人ひとりが大事にされていない。地域で見守り支え合いたい」「結婚したくない女性が増えているが、考え方を変えてもらえるようにしたい」などの意見があった。 -
中学校でにぎやかに文化祭
伊那市、箕輪町、高遠町、南箕輪村、長谷村の中学校8校で14、15日、それぞれ文化祭を展開している。選択教科、部活動、クラスなどの展示、生徒有志による歌、ダンス、コントのほか、音楽会などのステージ発表
と多彩なイベント。地域住民も大勢かけつけ祭りを楽しんでいる。
伊那中学校の全校総合「泉が丘の時間」のステージ発表では、「国際理解」講座の生徒らが各国の文化、民俗料理について調べたことを、民族衣装を着て発表した。3年生と菊づくり愛好者でつくる「伊那千秋会」の小林芳雄さん=市内御園=が共に取り組んできた、菊の花約180鉢も廊下を飾った。
箕輪中学校はクラス対抗のスポーツフェスティバルで4000メートル仮装リレーを企画。1チーム40走者のうち、1、20、40番目がプロレスラー、魔女、園児などの格好にふんして走った。
長谷中学校は40回目の節目、来年の市町村合併を踏まえ、「Here is Start縲恊Vたな一歩を踏み出せば縲怐vがテーマ。廊下の窓ガラスに「進歩」をイメージしたステンドグラスを製作した。 -
上伊那地区身体障害者スポーツ大会、ゲートボール大会
身体障害者の体力維持と強化、機能回復を図り、相互交流を深めよう窶狽ニ13日、南箕輪村大芝高原の屋内運動場で、上伊那地区身体障害者スポーツ大会のゲートボール競技があった。60人12チームが参加し、自慢の腕を競った。
上伊那身体障害者福祉協会の主催で、ゲートボールは26回目。1チーム5人で競い、優勝チームは来年の県大会への出場権を得る。
上伊那のゲートボール人口は、他地域に比べて多く、激しく体を動かしたり、長距離移動がなく、体に障害をもった人も、楽しみながらリハビリもできるという。
それぞれが日ごろの成果を存分に発揮した結果、中川Aチームが優勝。中川Bチームが準優勝、飯島チームが3位だった。 -
153号伊那バイパス(南箕輪地区)事業説明会
国道153号伊那バイパス(南箕輪地区)事業説明会が12日夜、南箕輪村民センターであった。南箕輪地区対策組合員ら約50人が、用地買収の6割が完了するなど進ちょく状況や、今後の事業計画について伊那建設事務所の説明を聞いた。
伊那バイパス事業は96年に事業化。南箕輪地区は02年に地権者組合を設立。03年から地権者と県との用地買収の調印が始まった。
用地買収の全体計画は契約額28億円、取得面積3万2700平方メートル、契約済地権者数69人。04年度までの進ちょく状況は、契約額16億8千万円で進ちょく率60%、取得面積1万9800メートルで60・6%、契約済地権者36人。
05年度総予算は11億6500万円。そのうち用地補償費は10億200万円。「本年度中に契約できる十分な予算の確保はできている。予算的には本年度末の用地買収完了の予定」と説明した。
事業計画では、伊那バイパスは箕輪町の木下新町交差点から伊那市のナイスロードまで7・6キロ。南箕輪地区には村道交差点、横断歩道橋、地下横断歩道、側道、ボックスカルバート、天竜橋の施設を計画。06年度施工予定区間は村道1号線との交差点付近で、交差点には村道への歩道や右折レーンの設置を計画している。 -
南箕輪村が木曽福島町の「福島関所まつり」に出店参加
木曽郡木曽福島町で9日にあった第9回福島関所まつりに、南箕輪村が農産物や加工品などの出店で初参加し交流した。
江戸時代、中山道沿いの宿場町だった木曽福島町。「福島関所」にちなんだ祭りで、代官の「山村家江戸出府行列」などがある。
村の権兵衛トンネル開通前記念第20回大芝高原まつり(8月21日)に木曽福島町が初参加。今回は村が、木曽福島町の祭りに参加した。
農畜産物加工販売施設の大芝高原味工房からおやき、パン、ジェラート、みそ、漬物、クッキー。地元農産物のリンゴとブドウ、大明化学工業(本社・南箕輪村)の化粧品「天使の美肌水」を販売。完売する品が出るほど売れ行きもよく、村のブースは好評だったという。
村は、「木曽福島町から来てもらったり、こちらが出かけたり、今後も交流していきたい」と話している。 -
殿村八幡宮例大祭
南箕輪村南殿の殿村八幡宮例大祭が9日あり、神事のほか子どもみこし、境内では奉納相撲大会や奉納弓道大会があった。
奉納弓道大会は今年8回目。境内にある弓道場で、村の弓道クラブ(唐木仁会長)の会員8人が参加し競った。クラブは10年ほど前に3年間開いた公民館教室の受講生で組織。普段は、境内のほか地域の道場で練習している。
奉納大会は、1人12射。真剣な眼差しで的を見つめ、二人が交互に弓を射った。
子どもみこしは北殿と南殿で各2連あり、子どもたちが威勢よくみこしを担いで区内を練り歩いた。 -
南箕輪村むらづくり講演会
南箕輪村の「むらづくり講演会」は7日、村民センターホールであった。「参加と協働による自立のむらづくりをめざして」と題し、成蹊大学法学部の小原隆治教授が、「“縦の自立、横の連帯”で、住民の参加と協働が必要」と語った。
南箕輪村むらづくり委員会共催。約200人が熱心に聞いた。
言葉の意味について▽「参加」は市民や住民が政治に参加する▽「協働」は政府と市民らが一緒に決めたことを協力して一緒に行うところまでやる▽「自立」は合併しないことが即自立ではなく、国や県、近隣の自治体の力を借りずに行政、財政、人的にも自立する。しかし水平的なところで助け合う「縦の自立、横の連帯」-と説明した。
「協働は義務みたいに設定しないほうがいい。自治体があまり声高に協働を言うと、国家総動員、できないやつは出ていけ、みたいになる」と危うさを指摘し、「協働の権利がある-というようにできるだけ権利に引きつける」とアドバイス。協働を可能にする方法の一つに、自治体の憲法ともいわれる自治基本条例の制定も挙げた。
自立のために、地方税収入を増やす経済発展の必要性を示し、広域行政の透明性が重要なことも強調した。 -
大芝高原まつりフォトコンテスト応募作品展
南箕輪村の大芝高原まつりフォトコンテスト応募作品展は14日まで、役場ロビーで開いている。祭りの熱気がよみがえる写真の数々が並んでいる。
第20回大芝高原まつり(8月21日)の写真を募集。応募は14人、38点。9月27日に選定会があった。
最優秀賞の大西廣文さん(飯島町)の作品「大芝ファンタジー」、部門賞4点、特別賞1点をはじめ、応募のあった全作品を展示している。
夜空に咲いた花火、名物たらいレース、熱気あるみこし、息の合った踊り、趣向を凝らしたパレードなど、祭りの一瞬、一瞬を切り取った写真に、庁舎を訪れた人々が関心を寄せている。 -
南箕輪中が伝統の落ち穂拾い
南箕輪村の南箕輪中学校は6日、稲刈りが終わった村内の田んぼで、伝統の落ち穂拾いをした。
58年から続く行事。全校生徒が落ち穂を拾い、集まった米を毎年飢餓に苦しむアフリカなどへ送っている。
全校で400キロ、1人1キロを目標に、地区ごとの班で落ち穂を探した。コンバインで刈り取る田が多いため、年々落ち穂は減っているが、田によっては中学生のために残しておいてくれるところもあるという。
生徒たちは前日の雨で湿った田んぼの中で、わらを手で払いながら目を凝らして落ち穂を拾った。落ち穂は各自が家に持ち帰り、乾燥させて学校に持っていく。
昨年度は、新潟中越地震の被災地に米を売ったお金を寄付した。今年はマリ共和国に送る予定。 -
南箕輪中学校教職員が救急講習
南箕輪村南箕輪中学校の教職員は5日、伊那消防署員の指導で心肺そ生法とAED(自動体外式除細動器)の実技講習を受けた。
教職員全員を対象にした心肺そ生法の講習は過去数年していない。今年は県内で野外の事故が起きたことや県の指導もあり、校内や校外活動での万一の事故などに備え、救急講習会を計画した。
消防署員から心肺そ生法の説明を聞いたあと、教職員は4班に分かれ、倒れている人の意識の確認、気道確保、呼吸の確認、人工呼吸、心臓マッサージなど一連の流れを人形を使って一人ずつ練習した。
AEDの取り扱い方法は、学校に機械はないが対応できるように-と盛り込み、音声メッセージに従って必要な操作をする手順を覚えた。
教職員は、「中学生くらいの子どもへの心臓マッサージの強さは」「小さい子どもの場合は」など質問したり、メモを取りながら熱心に学んでいた。 -
伊那郵便局に年賀はがき到着
11月1日、全国一斉に販売する06年用お年玉付年賀はがきが4日、伊那市坂下区の伊那郵便局(藤原良明局長)に到着した。昨年は購入者の要望から多めの在庫を確保したが、今年は例年の販売実績をもとに、51万2千枚少ない256万8千枚とした。
内訳は、無地が57万6千枚、インクジェット用158万4千枚、絵入り(信越版)9万6千枚、4面連刷7万8千部の31万2千枚。絵入りは山と黄色い花を描いた「春の訪れ」と題した作品を印刷している。
到着した年賀はがきのうち59万4千枚は伊那局販売分。残りは市内や南箕輪村、高遠町、長谷村、宮田村など近隣郵便局18局に搬送した。
販売は11月1日(4面連刷は10月18日)から来年1月10日まで。 -
高遠郵便局「振り込み詐欺」未然に防ぎ感謝状
「振り込め詐欺」を未然に防いだ高遠郵便局(高遠町西高遠)に対し、伊那警察署は3日、感謝状を授与した。同署を訪れた小林研二局長は「被害も高額になり、関係部署の中でも問題になっている。お年寄りには特に声かけなど、注意を呼びかけていきたい」と話した。
9月9日午後2時05分ころ、72歳の女性が窓口を訪れ、約50万円の定期預金を解約。女性がすぐに立ち去ろうとせず、落ち着きのない様子を見せていたので男性局員が不審に思い、事情を聞いたところ「東京の弁護士と名乗る男から電話があり、孫が酒を飲んだ際に女性に手を出し妊娠させた。350万円を振り込めば示談になる」とのことだった。
局員の説得により女性が孫に連絡をとり確認した結果、詐欺と判明し被害を未然に防いだ。
伊那署では4月以降、金融機関に対し「振りこめ詐欺」防止の感謝状を贈呈したのは6回目。
1月から6月までの管内の振り込め詐欺の発生状況は23件で昨年同期と比べ14件増、被害総額は約4600万円で3480万円増加した。振り込め詐欺のうちでも「融資保証金詐欺」が最も多い16件(前年同期比12件増)だった。 -
加藤文子(かとう・ふみこ)さん
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南信の宅幼老所が集合
現場の悩み共有しよう小規模ケア施設の現状と抱える悩みを共有しようと、南信の宅幼老所など21施設が集った実践報告会と交流会が1日、南箕輪村の大芝荘であった。南箕輪村の「かいご家」・伊那市の「ひなたぼこ」・宮田村の「わが家」が幹事を務め、県宅老所・グループホーム連絡会がバックアップした。昨年の諏訪での開催に続いて2回目。唐木一直南箕輪村長や県コモンズ福祉課・上伊那地方事務所厚生課職員も参加した。
実践報告会で飯島町「まんてん」の与曽井学さんは、家族が夜間介護しきれなくなった高齢者を対象にしたナイトケアの実情を報告。「本人と向かい合えば、家族も驚くほどキチンと夜を過ごすこともある」と話した。
諏訪市「あやとり」の阿部尚子さんは、収容定員を増やすと常駐管理者の増員が必要になるなど、「補助金削減の中で経営的な問題が多い。特に男性職員の確保難が大問題」と訴えた。
宮田村「わが家」の大石ひとみさんは、粗暴な振舞いが多くなった認知症の男性の介護実践をリアルに報告。「正直うまく行かなかったこのようなケースから、自分たちの弱さを学んで行きたい」と語った。
交流会では、介護保険法改定に伴う食材料費全額利用者負担が1日から実施されたこともあり、会場のあちらこちらで、これへの対応策をめぐる議論が沸騰。「負担分を値上げしなくてはやっていけない」「でも、法が変ったからすぐ利用者に負担してというのでは自分たちの気がすまない」など活発な意見が交わされた。
厚生労働省が補助金をつけるなどして推奨するパワーリハビリについても「大規模施設で1日30分パワーリハビリをやるより、小規模施設や自宅の日常生活の中で体を動かした方が実際に効果が大きい」などの疑問が多く出されていた。