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子ども科学工作教室
「すもうロボットを作って遊ぼう」竏秩B子どもたちに科学やもの作りに興味を持ってもらおうと、地域産業の振興に取り組む伊那テクノバレー地域センターは21日、第3回子ども科学工作教室を伊那市西箕輪の伊那技術形成センターで開いた。上伊那北部地域の小学4縲・年生34人が参加し、赤外線センサー搭載の「すもうロボット」を組み立てた。電子部品などを製造する上伊那10事業所の従業員29人が指導員として参加し、製作の指導や補助に当たった。
ロボットは力士をイメージしたもので、腕を振りながらキャタピラで走行する。赤外線センサーにより前方の障害物などの有無を判断し、スイッチの切り替えで、障害物に向かって行くモードと、避けて走行するモードが選べる。
ロボットのキットの箱を開けた子どもたちは部品の多さに「意外と大変そう」とやや不安げな表情。それでも「慌てずにきちんと作っていけば必ず動くからね」という指導員の励ましを受け、説明書を見たり、指導員のアドバイスを受けたりしながら、ニッパーやドライバーを使って1つ1つの部品を丁寧に組み付けた。
伊那市伊那部の4年生男児(10)は「プラモデルはたまに作るけど、こんなに難しいのは初めて。その分、完成して動くのが楽しみ」と話し、真剣な顔つきで製作に取り組んでいた。 -
全国高校野球選手権長野大会 組み合せ抽選
第90回全国高校野球選手権長野大会(県高野連など主催)の組み合せ抽選会が21日、県松本勤労者福祉センターであった。大会は飯山照丘、中条が部員不足などで県高野連を脱退したため前年より2チーム少ない計94チームが参加。7月5縲・0日の16日間、熱戦を繰り広げる。
上伊那勢として唯一春季北信越県大会に出場した上伊那農は臼田竏猪リ曽青峰の勝者と9日、県営上田球場で対戦。伊那弥生は田川、高遠は塩尻志学館、辰野は上田東と6日、駒ケ根工は須坂東、伊那北は松本県ケ丘と7日、赤穂は坂城、箕輪進修は長野俊英竏剃ネの勝者と9日、それぞれ各球場で初戦を戦う。
大会は松本市野球場を主会場に県営長野球場、県営上田球場、諏訪湖スタジアム、長野オリンピックスタジアム、県営飯田球場の計6会場で展開。10、14日の予備日、15日の移動日、18日の休養日を挟み、順調に日程を消化すれば19日に準決勝、20日に決勝を向かえる。
上伊那関係高の初戦の日程は次の通り。
▼6日=高遠竏忠鱒K志学館(午前9時・長野)、辰野竏衷纉c東(午前10時・飯田)、伊那弥生竏駐c川(午後2時・長野)▼7日=伊那北竏衷シ本県ケ丘(午前9時・諏訪)、駒ケ根工竏註{坂東(午前11時30分・長野)▼9日=箕輪進修竏鋳キ野俊英と蓼科の勝者(午前9時・長野)、赤穂竏注竢・午前10時、オリ)、上伊那農竏忠P田と木曽青峰の勝者(午後2時・上田) -
きょう夏至
21日は、1年のうちで昼間の時間が最も長い「夏至」。
20日は梅雨前線が関東甲信地方に伸び、雲が広がったものの、湿度が高く、蒸し暑い1日で、伊那の最高気温は29・5度だった。
伊那市の竜東保育園では、園児たちが園庭に出て水遊び。保育士がバケツにくんだ水を園児にかけると、「きゃー」と声を上げながら飛び回った。園庭に川を作ったり、一輪車に水をためたりと服が濡れるのも気にせず、夢中になっていた。
長野気象台によると、7月中旬までの長期予報は平年に比べて晴れの日が多く、気温は平年並みか低い見込み。 -
新規就農者激励会
上伊那地区新規就農促進連絡会議主催の新規就農者激励会・青年農業者交流会が19日、JA上伊那本所であった。07年6月以降の新規就農者は15人で、連絡会議の関係者らと情報交換し交流した。
Iターンも含め新規就農者は14組15人。果樹(リンゴ)、野菜、花き(アルストロメリア)、畜産など。
激励会では参加した6人が、現在の課題や今後の抱負などを語った。リンゴを栽培する箕輪町の高橋章浩さん、礼子さん夫妻は、「牧草地だった新植園は草刈りが大変で、なんとか効率化したい。より多くの方に食べていただけるよう、おいしいリンゴを作りたい」と話した。トマトとブロッコリーを作っている駒ヶ根市の柚木正雄さんは、「作業の効率化を図りたい。安心安全で、安定した収量を得られるよう努力したい」と語った。
上伊那農業改良普及センターの佐藤光吉所長は、「悩みを相談できる仲間作りをしてほしい。農業は命をはぐくむ作業。人類が生存する限り大変重要な産業。自ら志し取り組んでいただく。自分の描く農業経営の実現に向け一歩ずつ歩んでほしい」とあいさつ。上伊那農業委員会協議会、長野県農業士協会上伊那支部、PALネットながのなど5団体の代表が、それぞれ激励の言葉を贈った。
現在の研修生の状況は、里親研修生3組4人、JAインターン研修生3組4人、そのほかの研修生1人、新規就農実践塾受講生12組13人。 -
上伊那地域酪農協議会総会
「畜産・酪農対策実現に向けた危機突破特別決議」採択上伊那地域酪農協議会の第8回総会は18日、伊那市のJA上伊那本所で開いた。特別決議「畜産・酪農対策実現に向けた危機突破特別決議」を採択し、08年度事業計画などを承認した。
08年度は、3年ぶりに増産型の計画生産が実施され、長野県の割り当て数量は前年度実績102・5%の13万2242トン。
事業計画では、適正(コストに見合う)な乳価を目指した早期の乳価交渉の再開・価格転嫁実現を早急の課題とし、「安全・安心」の確保と乳質向上に向けた体制作りの必要性を掲げる。具体的活動は▽生乳の安全安心推進・乳質向上▽生乳計画生産▽酪農事業活性化-など。
08年4月1日現在の上伊那の酪農家戸数は98戸で前年より5戸減少。07年度の年間出荷乳量は2365万2849キロで06年度より126万4278キロ減少した。
任期満了に伴う役員改選は、正副協議会長全4人を留任した。任期は08縲・9年度。
07年度乳質改善共励会の表彰もあり、104戸参加のうち16戸を表彰した。審査基準は乳脂肪、無脂乳固形分、乳タンパクなど5項目で、90点以上が表彰対象となる。
表彰者は次の皆さん。
◇80トン未満▽最優秀賞=田中正利◇80トン以上220トン未満▽最優秀賞=伊藤幸博▽優秀賞=小池純夫◇220トン以上▽最優秀賞=小池啓一▽優秀賞=酒井秀明、小野寺哲也、網野一雄、矢沢和夫、大槻昭雄、伊藤良夫、浦野隆、小沢敏雄、上田渡、伊藤正、桜井克成、宮本和夫 -
【記者室】労災減少の実現を
手に血の付いたタオルを巻いて病院を訪れた男性。受付で「労災」という言葉が聞こえた。病院に行くことは滅多にないのだが、その日は2人も「労災」と話す男性を見た。
過日開いた伊那地区産業安全大会。07年の労働災害は、長野県全体では減少したが、上伊那は増加したとの報告があった。休業4日以上の労働災害は前年より3人増加し、1人が死亡。災害発生状況は転倒、墜落・転落、はさまれ・巻き込まれが多かった。今年はすでに3人死亡し、25%の増加だという。
懸命に働く人たちに、けがをしたり、命を落とすなんて悲劇はあってほしくない。全国安全週間は7月1日から。「つみ取ろう職場の危険」。スローガンが言葉だけで終わらないことを切に願う。(村上裕子) -
小学生バレーボール南信地区大会
第28回全日本バレーボール小学生南信地区大会(日本バレーボール協会など主催)は15日、駒ケ根市社会体育館など3会場であり、上伊那勢は男子のなかがわと、辰野クラブが県大会(7月6日・長和町)進出を決めた。
なかがわは初戦、準決勝を2竏・のストレート勝ちすると決勝は松川町ジュニアに0竏・で敗れ準優勝。準決勝でなかがわに負けた辰野クラブは、伊賀良ガッシュベルズを2竏・で破り3位決定戦を制した。
大会は、男子9、女子16チームが参加し、それぞれでトーナメント戦を展開。男子上位3、女子上位4チームが県大会に出る。上伊那勢はこのほか、男子のみのわアタッカーズが2回戦、女子の辰野クラブ、駒ケ根すずらんは1回戦で涙をのんだ。
準優勝したなかがわ -
上伊那中学校総体各種結果
上伊那地区中学校総体は14、15日、バスケットボール、サッカーなど9種目を各地で開き、南信大会に出場する選手や学校が決まった。
結果は次の通り。
【バスケットボール】(14縲・5日・南箕輪村民体育館ほか)
◇男子 (1)赤穂(2)箕輪(3)伊那(4)伊那東部(5)西箕輪
◇女子 (1)箕輪(2)赤穂(3)春富(4)伊那東部(5)伊那
※男女各上位5校は南信大会(28縲・9日・南箕輪村民体育館ほか)に出場
【サッカー】(14縲・5日・箕輪中学校グラウンドほか)
(1)伊那東部(2)飯島(3)箕輪(4)高遠
※上位4校は南信大会(28日、7月5日・高森中学校グラウンドほか)に出場
【軟式野球】(14縲・5日・伊那市営球場ほか)
(1)箕輪(2)伊那(3)辰野(4)駒ケ根東
※上位4校は南信大会(28縲・9日・茅野野球場ほか)に出場
【ソフトボール】(14日・伊那市富士塚スポーツ公園グラウンド)
◇女子 (1)伊那東部(2)伊那
※上位2校は中南信大会(28日・伊那市富士塚スポーツ公園グラウンド)に出場
【卓球】(14縲・5日・駒ヶ根市民体育館)
◇男子 ▼個人(1)下平晋也(南箕輪)(2)太田誠(南箕輪)(3)平石聖亜(南箕輪)諏訪宝(辰野)(5)三沢拓弥(春富)三沢拓也(伊那東部)上原良太(伊那東部)中西祐二(伊那東部)(9)堺沢茂治(赤穂)北沢拓馬(赤穂)清水雄平(赤穂)中原健登(伊那東部)水谷祐太(伊那東部)宮下聖紘(南箕輪)薮原勇輝(南箕輪)小松祥太(南箕輪)▼団体(1)南箕輪(4勝)(2)伊那東部(3勝1敗)(3)赤穂(2勝2敗)(4)箕輪(1勝3敗)(5)辰野(4敗)
◇女子 ▼個人(1)下平咲(春富)(2)斎藤李紗(中川)(3)宮崎萌(中川)春日美咲(伊那東部)(5)関口由希子(赤穂)堀田透子(箕輪)福沢美佑(赤穂)石川涼加(伊那東部)(9)中村明日香(伊那東部)小島望(箕輪)前沢優圭(赤穂)下島希望(伊那東部)小林由弥(中川)瀧脇みなみ(赤穂)福沢奈緒(伊那)大沼遥香(赤穂)▼団体 (1)赤穂(4勝)(2)伊那東部(3勝1敗)(3)中川(2勝2敗)(4)箕輪(1勝3敗)(5)辰野(4敗)
※男女各個人上位16人、団体上位3校は南信大会(28日・岡谷市民総合体育館)に出場
【バレーボール】(9竏・0日・飯島中学校体育館など)
◇男子 (1)辰野(2)箕輪(3)中川(4)伊那東部(5)南箕輪(6)飯島
◇女子 (1)辰野(2)箕輪(3)中川(4)高遠(5)飯島(6)赤穂
※男子上位6校、女子上位5校は南信大会(28縲・9日・旭ケ丘中学校体育館ほか)に出場
【ソフトテニス】(1日、14日・伊那市営センターテニスコート)
◇男子 ▼個人(1)山岸・池上(伊那東部)(2)山岸・島崎(赤穂)(3)橋爪・松沢(長谷)(4)北原・林(箕輪)(5)管・春日(伊那東部)尾形・中山(南箕輪)石堂・山田(箕輪)大槻・山崎(箕輪)(9)加藤・唐沢(南箕輪)清水・坪木(伊那)有賀・北原(伊那)春日・伊藤(伊那東部)白川・松本(長谷)藤原・間沢(伊那東部)倉田・鷹野(箕輪)有賀・天野(辰野)(17)田中・下島(春富)河合・野溝(箕輪)酒井・春日(春富)林・荻原(箕輪)大島・小松(南箕輪)高沢・御子柴(伊那)井上・長田(辰野)宮下・星野(南箕輪)▼団体(1)長谷(6勝1敗)(2)伊那東部(6勝1敗)(3)箕輪(5勝2敗)(4)南箕輪(3勝4敗)(5)赤穂(3勝4敗)(6)春富(3勝4敗)(7)伊那(1勝6敗)(8)辰野(1勝6敗)
◇女子 ▼個人(1)倉田・永井(南箕輪)(2)城倉・土戸(箕輪)(3)杉山・佐藤(箕輪)(4)小林あ・松本(飯島)(5)池田・北原(春富)若林・白沢(伊那東部)黒河内・川瀬(長谷)西村・中山(長谷)(9)西村・山口(伊那東部)池上・唐木(春富)小松・寺島(南箕輪)中村・清水(南箕輪)長瀬・小池(箕輪)岩井・長田(南箕輪)宮沢・林(辰野)白井・上沼(伊那)(17)登内・中村(飯島)山谷・宮下(飯島)矢沢・安西(赤穂)村上・大森(赤穂)小林里・湯沢(飯島)桐山・松本(飯島)城鳥・増田(伊那)野沢・赤羽(辰野)▼団体(1)箕輪(2)伊那(3)南箕輪(4)伊那東部(5)長谷(6)春富
※男女各個人上位24ペアと男子団体上位5校、女子団体上位6校は南信大会(28縲・9日・伊那市営センターテニスコート)に出場
【柔道】(14日・辰野中学校柔道場)
◇男子 ▽個人50キロ級(1)真島悠佑(中川)(2)原貴文(辰野)(3)小沢達也(辰野)(4)小田原優剛(赤穂)(5)高木諒(辰野(6)赤羽一騎(辰野)▼同55キロ級(1)住井洋太(赤穂)(2)今溝翔登(辰野)(3)小田切健太(赤穂)(4)上島翔太(辰野)(5)村松杜志(赤穂)(6)塩木健太(赤穂)▼同60キロ級(1)山岸翼(辰野)(2)小口高義(辰野)(3)清水賢太(駒ケ根東)(4)湯沢大樹(辰野)(5)園原有紀也(赤穂)(6)廣野正士(赤穂)▼同66キロ級(1)栗林良輔(辰野)(2)三村拓夢(伊那)(3)上島翔真(辰野)(4)木村竜也(赤穂)▼同73キロ級(1)西川稜(辰野)(2)尾名高慎也(辰野)(3)松崎勇樹(赤穂)▼同90キロ級(1)横山利輝(赤穂)(2)小沢岳正(赤穂)▼団体(1)辰野(2)赤穂
◇女子 ▼個人48キロ級(1)深沢美悠(辰野)(2)三村希帆子(辰野)(3)茅野紗苗(飯島)(4)小田原美麗(赤穂)▼同48キロ超級(1)原寿々子(伊那)(2)有賀詩織(辰野)(3)岩崎真由(辰野)(4)中原由貴(赤穂)(5)樋口亜紀(辰野)(6)田中麗維(赤穂)▼団体 (1)辰野(2)赤穂
※男女各個人各階級上位6人と団体上位2校は南信大会(29日・辰野中学校柔道場)に出場
【剣道】(14日・伊那市高遠スポーツ公園文化体育館)
◇男子 ▼個人(1)赤羽航平(伊那)(2)石沢周(赤穂)(3)宮沢圭太朗(赤穂)(4)江口貴紀(春富)(5)小松健太(春富)(6)相馬健太郎(春富)(7)中村享介(伊那)(8)名和敏雄(伊那)▼団体(1)伊那(2)春富(3)赤穂(4)南箕輪
◇女子 ▼個人(1)林くるみ(赤穂)(2)沢上かれん(赤穂)(3)柴田祐美子(伊那)(4)柳沢史佳(高遠)(5)熊沢洋乃(赤穂)(6)熊谷由紀乃(伊那)(7)城倉有紀(春富)(8)宮下千瑛(高遠)▼団体(1)赤穂(2)高遠(3)伊那(4)春富
※男女各個人上位8人、団体上位4校は南信大会(28日・松川中学校体育館)に出場
◆南信中学校総体新体操競技(14日・伊那市勤労者福祉センター体育館)
◇女子 ▼団体(1)赤穂(唐沢紗季、小原恵、山崎真緒、新井彩夏、大沼利佳)11・345点▼個人総合(1)矢崎ほの香(長峰)24・535点(2)池田奈美(箕輪)22・630点(3)矢沢優(宮田)21・670点(4)山崎真緒(赤穂)21・165点(5)小原恵(赤穂)21・055点(6)唐沢紗季(赤穂)21・030点(7)原未那美(西箕輪)20・805(8)大沼利佳(赤穂)20・140点(9)笹井綾乃(赤穂)18・755点(11)栗山静花(赤穂)18・455点(12)那須野美月(赤穂)18・370点(13)吉原真子(春富)18・050点(14)新井彩夏(赤穂)17・175点(15)伊藤直美(飯島)17・170点
※団体上位1校と個人総合上位16人は県大会(7月19日・松本市総合体育館)に出場 -
住基カードに図書館カード機能搭載へ
上伊那の各公立図書館のカードの機能を住民基本台帳カードに搭載する情報システムの構築事業が本年度中の運用を目標にスタートする。
各種証明書の自動交付や印鑑登録証としての機能を持つ住基カードの独自利用領域に各図書館の利用者登録番号を記憶させることにより、住基カード1枚で上伊那すべての図書館が利用できる。
導入により、住基カードの発行枚数増加が期待できる。利用者側の利点として、各図書館がそれぞれ発行しているカードを住基カード1枚にまとめることで使いやすくなるほか、図書館の職員がカードを受け取ってバーコードを読み取らせる作業がなくなり、所有者がカードを読み取り機にかざすだけで済む竏窒ネどがある。現行の図書館カードもそのまま併用できる。
システム構築には、各自治体とそれぞれの図書館でソフト、ハード両面の整備が必要。事業は上伊那の8市町村で取り組むが、代表自治体として伊那市が主体となって進める。伊那市は6月定例市議会に事業費4500万円を計上した一般会計補正予算案を提出。可決後、システムの整備に着手する計画。
総務省の外郭団体・地方自治情報センターの「住基カードの広域での多目的利用促進事業」に採択されることにより、必要経費のかなりの部分が助成される見通し。 -
「畜産農家の応援団になって」
JA上伊那が畜産物フェアーJA上伊那は14日、地元信州産畜産物の消費拡大運動で「畜産物フェアー」を南箕輪村の生産物直売所ファーマーズあじ縲怩ネで開いた。家畜飼料価格の高騰により県内の畜産・酪農家がかつてない経営危機に直面している実情を訴え、店内の特設コーナーで畜産物を紹介し、買い物客に消費拡大の協力を呼びかけた。
飼料高騰の一方で、牛乳や牛肉、豚肉、たまごなどの消費は落ち込んでいるため、特設コーナーで地元信州産牛肉、たまご、牛乳、乳製品、加工品などの“こだわり商品”をPRし、販売した。
「深刻な状況が続けば、畜産農家は規模の縮小、あるいは経営をやめざるをえない」(JA上伊那畜産部会協議会)として、「畜産農家の応援団になって」と呼びかけるチラシと牛乳も買い物客に配った。 -
結いと絆(きずな) 協働で拓く「担い手育成塾」第2回講習会
新しい形のふる里づくりを進めるNPO法人「信州養命の里プロジェクト」(松村俊彦理事長)が主催する、「結いと絆(きずな) 協働で拓く担い手育成塾」の第2回講習会が14日、伊那市ますみヶ丘の島崎山林研究所と周辺の平地林であった。伊那谷だけでなく東京や横浜からも参加があり、40人弱が山の健康状態を見たり、里山の生物の多様性を学びあった。
担い手育成塾は、農山村の自然環境や資源を生かし、次世代に伝え残すことができる持続可能な地域づくりのため必要なリーダー的人材を育成する。
元信州大学農学部教授の島崎洋路さん(島崎山林研修所長)を塾長に、信大農学部教授、KOA森林塾、NPO、行政などの分野で活躍する講師を迎え、09年3月まで全9回開く。今回は、信大農学部の中村寛志教授と島崎洋路塾長が講師を務めた。
中村教授は「里山の整備と生物の多様性」をテーマに、「里山の生物多様性は、日本の農耕文化と、環境と共存してきた農林業の技術が作り上げてきた貴重な資源」と語った。
里山の生物多様性を創出しているのは、水田や畑、雑木林、ため池などがある里山の「モザイク環境」と、水田生態系や2次林、草地の火入れ、屋敷林など「人間による中程度循環型撹乱」と説明。チョウ類調査の結果、里地・里山は生物の多様度が高いこと、ますみヶ丘を間伐し照度が上がったことで準絶滅危惧種のオオムラサキが帰ってきたことなどを話した。 -
伊那地区産業安全大会
伊那労働基準協会主催の08年度伊那地区産業安全大会は12日、伊那市の県伊那文化会館で開いた。07年の労働災害は、長野県全体では減少したが、伊那地区は増加しており、第81回全国安全週間(7月1日縲・日)のスローガン「トップが率先 みんなが実行 つみ取ろう職場の危険」のもと、「安全な職場環境の形成に向け、全員の英知と力を結集し、全力を挙げてまい進することを誓う」と大会宣言した。
伊那労働基準監督署の07年の労働災害分析によると、上伊那地域での休業4日以上の労働災害は189人で前年より3人増加し、1人が死亡(前年と同数)した。業種別では「製造業」が59人で最も多く、次いで「建設業」47人、「卸売または小売業」31人。事故の型別労働災害発生状況は、「転倒」が最も多く39人。次いで「墜落・転落」35人、「はさまれ・巻き込まれ」23人。「転倒」「激突」「飛来・落下」が増加した。
08年1月から5月までは25%の増加で、死亡災害はすでに3件発生している。
6月は全国安全週間の準備期間。本週間と準備期間に、経営トップの強いリーダーシップのもと、関係者全員が一丸となって安全衛生活動を着実に実行し、職場から危険をなくす必要性を確認した。
伊那労働基準協会の山浦速夫会長は、「労働者の安全と健康確保を最優先する企業文化を伊那谷で確立してほしい」と呼びかけた。 -
上伊那で地震 震度3
13日午前11時21分ごろ、県南部を震源とする地震があった。伊那市、箕輪町、辰野町で震度3、飯島町、宮田村、中川村で震度2、駒ケ根市で震度1の揺れを観測した。
気象庁と長野地方気象台によると、震源は木曽町(北緯35・9度、東経137・7度)で、震源の深さは約10キロ、規模(マグニチュード)は4・8と推定される。東京都、愛知県、静岡県など周辺都県でも震度1縲・を観測した。
被害は13日午後6時現在、県内で1件。県によると、塩尻市で女子児童が机の下にもぐりこむ際に顔を切る軽症を負った。
主な地点の震度は次の通り。
▼震度4=塩尻市、木曽町など▼震度3=伊那市、箕輪町、辰野町など▼震度2=飯島町、宮田村、中川村など▼震度1=駒ケ根市など -
高山植物等保護対策協議会南信地区協議会総会
高山植物等保護対策協議会南信地区協議会の08年度総会は11日、伊那市の南信森林管理署で開き、07年度の保護取締り状況などの事業報告や08年度事業計画などを承認した。
07年度は5月から10月にかけて看板、歩道などの整備や指導員らによる保護啓発活動とパトロールを実施した。保護指導は、保護指導の委嘱や国有林関係職員ら延べ3003人で行った。
保護取締り件数は1018件、1637人。件数は前年度より46件増加した。処分取締り状況は、厳重注意が49件の88人、注意指導が969件の1549人。内容別では、踏み荒らし599件、禁止区域への侵入171件、摘み取り69件など。踏み荒らしの件数が大幅に増え、踏み荒らしと禁止区域への侵入を合わせると全体の8割を占める。
違反行為の多くは入込者の写真撮影や休憩などのときに確認されており、「認識の薄さやモラルの低さに原因がある」とし、保護意識の高揚を図る必要性を挙げている。
被害発生状況は、保護ロープ内に侵入し植物を踏み荒らす、ペットボトルや空き缶などのポイ捨て、ペット連れの登山者など。中央アルプスのサルによる食害、南アルプスのシカによる食害の報告もあった。
08年度事業計画では、高山植物などへの保護思想の高揚、保護パトロールの強化と入込者への指導充実、標識など保護施設の整備、美化清掃運動の推進、野生獣被害対策の推進を掲げる。
同協会は啓発資材として「パトロール実施中」の桃太郎旗10基、国産材利用の啓発看板14個を作製。「きめ細かな啓発活動ができるように活用する」という。 -
森林づくり上伊那地域会議を設置
森林づくり県民税(森林税)を財源とした施策について地域住民の意見を聞く「みんなで支える森林づくり上伊那地域会議」の第1回会議が11日、伊那合同庁舎であった。手入れの遅れている里山の間伐推進や間伐材の利用促進などの活用に、委員から異論はなかった。
委員は市町村や林業関係の代表者ら9人。座長に信州大学農学部の植木達人教授を選び、上伊那地方事務所側が森林の荒廃が進む危機的な森林の現状や森林税の活用事業などを説明した。
森林税は4月に導入され、森林を健全な姿で次の世代に引き継ぐため、間伐などを集中的に実施する。
各市町村から希望が出された間伐推進の計画面積は、里山の間伐を支援する「みんなで支える里山整備」が217ヘクタール、集落が主体となる「地域で進める里山集約化」は306ヘクタールだった。
地域の課題に対応した森林整備の推進、間伐材の利用促進など市町村の取り組みを支援する「森林づくり推進支援金」の配分額は930万円。各市町村の重点配分額は調整して、近く公表する。
委員から「境界を明確にしなければ森林整備は進まない」「上伊那は唐松、赤松が多い。材の搬出は補助対象外で、間伐したまま山に放置されると、松くい虫の温床になる」など課題のほか、住民への森林税導入や使い道の周知、材の活用と教育を結びつけた事業展開の必要性など意見もあった。
地域会議は年3回。次回は9月で、里山の現地調査を予定している。 -
高校再編計画骨子案決定
県教委定例会長野県教育委員会定例会は11日、県庁で開き、「高等学校再編計画」の骨子案を決定した。旧第8通学区(第3通学区)については、再編計画の方向で「当面、現状の学校数を維持することが適当」とする内容が盛り込まれている。
再編計画のアウトラインによると、旧第8通学区(第3通学区)は、生徒数は08年は1998人・38学級(箕輪進修高校I部含む)だが、18年は1877人・35学級程度、22年には1782人・33学級程度の募集と予想。
再編計画の方向で▽地域高校以外の普通科をもつ高校が1学年5縲・学級でほぼ適正規模を確保している▽農業高校と工業高校が1校ずつ配置されている-ことから、「当面、現状の学校数を維持することが適当」とする。しかし18年以降の少子化進行も予想されるため、「第2期の計画においては新たな再編が必要」としている。
県教委は、09年6月の計画策定に向け、本年12月に計画案を示すため今後具体的な検討を進めるという。 -
上伊那農政対策委員会総会
上伊那農政対策委員会(委員長・宮下 勝義JA上伊那代表理事組合長)の第12回総会は10日、JA上伊那本所で開き、08年度の事業計画案などのほか、「WTO農業交渉に関する特別決議」案と「畜産・酪農対策における特別決議」案を承認した。
計画では、08年度農政活動事業に、国内農業を守るため「WTO農業交渉」などに対する取り組み、認定農業者ら意欲ある経営体の所得確保に向けた支援、農畜産物の消費拡大運動と地産地消、農業の多面的機能を守る農地・水・環境保全向上対策、食農教育、GAP(農業生産工程管理手法)の取り組みなどを掲げる。
予算は収入、支出の総額それぞれ約1757万円。08年度の賦課金は1戸当たり前年度より100円引下げの600円に決めた。
宮下委員長は、「将来にわたって農業を継続、維持発展するため、再生産が可能な所得確保に取り組まねばならない。08年度も諸要求の実現のため幅広い農政対策に取り組みたい」とあいさつした。 -
児童手当を過支給
上伊那広域連合は10日、児童手当支給の満年齢判定の一部誤りで駒ケ根市内の3人に支給終了時から1年間、計23万円を多く支払った、と発表した。
対象となったのは、弟や妹がいる95、96年4月1日生まれの児童だった。過支給は04、05、07年度で、1人当たり6縲・1万円。
児童手当法の改正で、支給対象年齢が段階的に引き上げられ、システムのプログラムを変更しなければならないのに、市は変更の要請をせず、上伊那情報センターも直さなかったため、満年齢を本来の4月1日で区切るべきところ、3月31日としたのが原因。5月下旬、市担当者が支給台帳の点検で中学生が支給対象になっていることに気づき、上伊那情報センターに問い合わせ、センターがシステム内容を再点検し、満年齢判定に誤りがあることが分かった。他市町村はなかった。
市担当者は7日、該当者宅を訪問して謝罪。返還について相談し、弟や妹の児童手当支給で調整することで了解を得た。
再発防止策として、制度改正に伴う変更点は双方で十分検証確認できるように複数のチェック体制を強化する。
駒ケ根市の丸山民生部長は「制度改正に伴い、プログラムを移行してきたが、情報センターも駒ケ根市も、互いにプログラムを確認してこなかった責任がある。今後は再発防止のため、入念なチェック体制をとっていきたい」と話した。
児童手当は1万2738人に支給している。 -
フェンシングの国体選手決まる
フェンシングの北信越国体(7月12縲・3日・新潟県)に出場する少年男女、成年女子の選手が決まった。少年女子の上位2位、少年男子、成年女子の上位1位が本国体に出場する。
選手に決まったのは次のみなさん。
▼少年男子=白鳥佑弥(伊那北高3)今井康友(上伊那農高2)大槻仁志(伊那北高2)那須野将(伊那北高3)
▼少年女子=野村恵美(赤穂高2)橋本彩(伊那北高3)小田切朱音(赤穂高3)巣山史織(伊那北高3)
▼成年女子=木村宏美(長野大)栗原夏佳(信大)白鳥真弓(国立看護大) -
第6回県少年フェンシング大会
◆第6回県少年フェンシング大会(7縲・日・箕輪町民体育館)
▽中学生フルーレ男子(1)平松竜成(箕輪2)(2)浦野友次朗(箕輪3)(3)河西翔平(箕輪1)▽同女子(1)西藤智咲(箕輪3)(2)今井萌(箕輪3)(3)金本桐奈(長野ジュニア)▽中学生エペ(1)鎌田航(箕輪2)(2)唐沢大樹(箕輪3)(3)倉田瑞基(箕輪2)▽中学生サーブル(1)平松竜成(箕輪2)(2)浦野友次朗(箕輪3)(3)唐沢晃樹(箕輪1) -
県高校総体
◆県高校総体
【フェンシング】(7縲・日・箕輪町民体育館)
☆男子 ▼個人フルーレ(1)今井康友(上伊那農2)(2)大槻仁志(伊那北2)(3)白鳥佑弥(伊那北3)(4)堀口宏一郎(伊那北3)▼個人エペ(1)大槻仁志(伊那北2)(2)太田聖也(伊那北3)(3)堀口宏一郎(伊那北3)▼個人サーブル(1)白鳥佑弥(伊那北3)(2)今井康友(上伊那農2)(3)矢沢卓実(伊那北3)▼団体フルーレ(1)伊那北B(那須野将、太田聖也、大槻仁志、河合義道)(2)伊那北A(白鳥佑弥、丸山彰大、矢沢卓実、堀口宏一郎)(3)上伊那農(今井康友、北原洋亮、白鳥俊貴)
☆女子 ▼個人フルーレ(1)野村恵美(赤穂2)(2)小田切朱音(赤穂3)(3)橋本彩(伊那北3)(4)工藤由紀(赤穂3)▼個人エペ(1)寺沢知世(赤穂2)(2)松原優里花(伊那北3)(3)工藤由紀(赤穂3)▼個人サーブル(1)野村恵美(赤穂2)(2)加藤真夕(赤穂2)(3)浦野夏菜(赤穂1)▼団体フルーレ(1)赤穂(小田切朱音、工藤由紀、野村恵美、寺沢知世)(2)伊那北(橋本彩、巣山史織、松原優里花、木村有里)
※男女各個人フルーレ上位2人、団体フルーレ上位1校と個人エペ、サーブル上位1人は全国大会(8月2縲・日・埼玉県新座市)に出場。男女各個人フルーレ上位4人、団体フルーレ上位2校と個人エペ、サーブル上位2人は北信越大会(20縲・2日・箕輪町)に出場
女子個人フルーレで全国大会出場を決めた野村(赤穂)
【新体操】(7縲・日・安曇野市三郷文化公園体育館)
☆女子 ▼個人総合(1)中沢歩(伊那西)27・350点(2)笠原基衣(伊那西)24・915点(3)百瀬礼(伊那西)24・855点▼種目別フープ(1)中沢歩13・595点(2)笠原基衣12・470(3)百瀬礼12・290▼同クラブ(1)中沢歩13・755点(2)百瀬礼12・565(3)笠原基衣12・445点▼団体(1)伊那西(中沢歩、笠原基衣、百瀬礼、野村香菜、山際郁美)13・360点
※個人総合上位1位、団体上位1校は全国大会(8月1縲・日・佐賀県上尾市)に出場。個人総合上位3人、団体上位2校は北信越大会(19縲・0日・新潟県上越市)に出場
【弓道】(7縲・日・長野運動公園弓道場)
☆男子 ▼個人(12射)(1)塚田滉巳(伊那北)12中
☆女子 ▼個人(12射)(1)吉田美都(松商学園)11中(3)西村柚実里(伊那西)10中▼団体(20射)(1)飯田女子(5)伊那西
※男女各個人上位2位、団体上位1位は全国大会(7月28縲・1日・埼玉県川越市)に出場
【テニス】(7縲・日・南長野運動公園)
☆男子 ▼団体(1)松商学園(2)伊那北▼個人シングルス(1)伊藤駿(松商学園)(5)神林裕太郎(伊那北)▼個人ダブルス(1)伊藤駿・中沢優(松商学園)(2)神林裕太郎・堺沢裕二(伊那北)(5)宮脇佳利・下島啓太郎(伊那弥生)池上太祐・井口翔平(伊那北)
☆女子 ▼団体(1)松商学園(3)伊那弥生▼個人ダブルス(1)阿部遥・渡邉彩(松商学園)(5)河上彩花・馬場裕香(伊那北)
※男女各団体上位1校、個人シングルス上位3人、同ダブルス上位2ペアは全国大会(2縲・日・埼玉県さいたま市)に出場。男女各団体上位3校、個人シングルス上位3人、同ダブルス上位2ペアは北信越大会(21縲・2日・新潟県南魚沼市)に出場
【ソフトテニス】(7縲・日・松本市浅間温泉庭球公園)
☆男子 ▼団体(1)上田千曲(5)上伊那農▼個人(1)山崎・清水(上田千曲)(6)城鳥・清水(上伊那農)
※男女各団体上位1校、個人上位6ペアは全国大会(7月29日縲怐E埼玉県川口市)に出場。男女各団体上位4校、個人16ペアは北信越大会(21縲・2日・松本市)に出場
【ソフトボール】(7縲・日・千曲市万葉の里グラウンドほか)
☆男子
◇決勝▽伊那弥生10竏・飯山北(3回コールド)
☆女子
◇1回戦▽伊那西2竏・伊那弥生
◇準々決勝▽伊那西3竏・豊科
◇準決勝▽長野商3竏・伊那西
◇3位決定戦▽飯田女子3竏・伊那西
※男子上位2校、女子上位3校は北信越大会(20縲・2日・新潟県上越市)に出場
【卓球】(7縲・日・岡谷市民体育館)
☆女子▼団体(1)松商学園(4)伊那西(5)赤穂(6)伊那北
※男女各団体上位4校、個人シングルス上位14人、同ダブルス上位8ペアは北信越大会(20縲・2日・松本市)に出場
【バドミントン】(7縲・日・松本平広域公園体育館)
☆男子 ▼個人ダブルス(1)原俊太郎・青沼陽太(長野商)(5)宮下歩海・小平薫也(伊那北)
☆女子 ▼団体(1)蘇南(5)赤穂、伊那北▼個人ダブルス(1)鈴木歩望・太田百香(蘇南)(5)北林悠・水田友美(赤穂)
【バスケットボール】(6縲・日・長野市ホワイトリングほか)
☆男子
◇1回戦▽伊那弥生69竏・5松本工▽佐久長聖117竏・5伊那北
◇2回戦▽長野日大64竏・0伊那弥生
☆女子
◇1回戦▽長野吉田95竏・2赤穂▽上伊那農65竏・3松本美須々▽長野商85竏・1伊那弥生
◇2回戦▽佐久長聖80竏・8上伊那農
【バレーボール】(7縲・日・松本蟻ケ崎高校体育館ほか)
☆男子
◇1回戦▽伊那北2竏・長野吉田▽創造学園2竏・駒ケ根工
◇2回戦▽創造学園2竏・伊那北
☆女子
◇1回戦▽伊那西2竏・豊科▽伊那北2竏・須坂
◇2回戦▽伊那西2竏・飯田風越▽長野商2竏・伊那北
◇準々決勝▽東海大三2竏・伊那西
【体操】(7縲・日・長野市真島総合スポーツサブアリーナ)
☆男子 ▼団体(1)岡谷工230・65(3)赤穂164・15 -
上伊那の善意、サイクロン被害のミャンマーに井戸建設へ
サイクロンで甚大な被害が発生したミャンマーの村に、上伊那の人たちが寄せた善意で多くの人命を救う井戸が建設されることになった。骨髄性白血病で愛息を亡くした樋口秀子さん(50)=伊那市西春近=ら有志が、昨年末から呼びかけた募金によるもの。貧困地域の支援活動をしているNPO法人アジアチャイルドサポートの池間哲郎さんが7日、宮田村に講演で訪れ、樋口さんが会場で直接託した。
「息子も最後まで望みを捨てなかったが、生きたいと思ってもできない人が世界にはいる。もっと生きることの意味を考えてほしい」と樋口さん。
この日は伊南子ども劇場主催の講演会。多くの子どもたちが見守る前で、35万円にものぼる善意を手渡した。
「信州伊那谷命の泉1号機」と名付けた井戸は、ミャンマーのエーヤワディー管区内の村に設置予定。
旧首都ヤンゴンから南西約200キロに位置し、サイクロンによって壊滅状態とされる地域だ。
「現地は水による感染症で亡くなる人が多いが、井戸1基できれば1500人から2000人ほどが助かる。ひとつの村の住民の命を救うんです」と池間さんは説明する。
池間さんの考えに共感する樋口さん。昨年10月には伊那市で講演会を開き、飲料水に苦しむアジアの人たちを支援しようと募金を始めた。
仲間や地元企業など支援の輪は広がり、活動を知った人たちからは口座に振りこみも。 若者からも善意が寄せられ「こんなにも集まるとは思わなかった。色々な人たちの力添えがあってこそ」と樋口さん。
今後も募金活動を続け・ス命の泉・スを広げていこうと考えている。 -
伊那美術展
伊那美術協会(坂本勇会長)主催の・ス上伊那の美術の祭典・ス第84回伊那美術展が伊那市の県伊那文化会館で15日まで開かれている。展示作品は日本画、洋画、彫刻、工芸の4部門、計209点(協会員142点、一般入選者67点)。多くの人が会場を訪れ「色が素晴らしいね」などと話しながら、一つ一つの作品をじっくりと鑑賞している。
坂本会長は「全体的に大型の作品が多くなって、内容的にもバラエティに富み、密度の高い作品が増えた。制作に寄せる出品者の意気込みが強く感じられる点が今年の特徴」と評している。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時30分(最終日は午後4時)。問い合わせは同館(TEL73・8822)へ。
受賞者は次の皆さん。
▽伊那美術協会賞=酒井昭子▽伊那市長賞=竹中俊▽駒ケ根市長賞=三沢栄▽伊那市教育委員会賞=赤羽英子▽会員佳作賞=春日紀子、倉田多喜子、小坂千春、高見さゆり▽奨励賞=中原健司、中村隆志、吉沢かほる、小沼重夫▽新人賞=若尾桂治、伊藤久志、小松るり子、平沢一男、中村美須寿、根橋加奈▽ジュニア奨励賞=伊東圭太、鈴木ゆり香、高橋慎平、名和浩加、古旗葉月 -
スパートライアル・エンデューロIN天竜
スパートライアル・エンデューロIN天竜
オフロードバイクの運転技術を競う「スーパートライアル・エンデューロ・イン・天竜」が8日、伊那市役所西側の天竜川中州広場特設会場であった。上伊那を中心に県内外の愛好者220人が愛車で出場し、砂じんとともに華麗なテクニックを披露した。
市内のバイク販売店などでつくる実行委員会主催で22回目。競技は、岩場や斜面などの障害物を足を着けずに走破する「トライアル」と、ジャンプ台やコーナーなどを設けた1周約1・2キロの周回コースを2時間耐久でレースする「エンデューロ」の計2種目で競った。
岩の上で前輪を浮かして停止したり、ジャンプ中にバイクを傾けたりする、バイク技術の迫力あるパフォーマンスが繰り広げられた会場は、多くの見物人でにぎわった。中にはコース間近でカメラを構えるアマチュアカメラマンの姿もあった。 -
「天竜杯」空手道選手権 上伊那中心150人出場
第2回「天竜杯」空手道選手権大会(活心術峰丈流護身武道上伊那支部主催)は8日、伊那市の高遠町スポーツ公園体育館で行った。上伊那を中心に総本部(茅野市)や県内外の支部の幼児から一般までの約150人がエントリーし、日ごろの練習成果を型と組手で披露した=写真。
大会は小学生、一般の「型の部」、幼児から一般まで男女別の「組手の部」の計15種目それぞれでトーナメント戦を繰り広げた。関係者によると、前回と比べて50人ほど多い参加人数。昨年の大会以降に入会した多くの会員にとっては、今大会がデビュー戦となった。
結果は次の通り(カッコ内は所属)。
【組手の部】 ▼幼年(1)飯田真那斗(長地)(2)遠藤亜海(箕輪)(3)土屋海渡(山梨)三浦成騎(木曽)▼小学1年(1)小幡英矢(長地)(2)原田來武(総本部)(3)杉原日向(山梨)岡部嘉徳(高遠)▼同2年(1)上條樹(塩尻)(2)小田切赳人(宮田)(3)岸本和士(川岸)金沢匠磨(箕輪)▼同3年男子(1)品川直輝(総本部)(2)森脇伶(赤穂)(3)名取哲平(宮川)小椋祐哉(きたっせ)▼同3年女子(1)池上美温(西町)▼同4年男子(1)遠藤未来哉(箕輪)(2)上條拓郎(塩尻)(3)大日野創(高遠)宮下友輔(美篶)▼同4年女子(1)両角萌恵(総本部)(2)白鳥里菜子(美篶)▼同5年男子(1)加島俊弥(辰野)(2)岩下航大(塩尻)(3)佐藤司(箕輪)北村希碩(塩尻)▼同5年女子(1)中川実菜穂(日影)(2)唐沢遥南▼同6年(1)有賀駿(箕輪)(2)佐藤誠也(箕輪)(3)伊藤大貴(南箕輪)落合恒輝(日影)▼中学(1)山田将平(長地)(2)白鳥浩太郎(美篶)(3)小池鉄美(総本部)関和真(長地)▼一般男子(1)北沢堅太(木曽)(2)唐沢武(沢渡)(3)吉田毅(下諏訪)森脇聡(赤穂)▼同女子(1)小池麻里亜(西町)(2)落合悟花(日影)
【型の部】 ▼小学(1)赤羽颯(美篶)(2)片桐圭斗(沢渡)(3)吉田賢汰(下諏訪)北原功大(美篶)▼一般(1)掛川恭吾(高遠)(2)保科有沙(松本)(3)塩沢愛花(日影)(4)中山大輔(美篶) -
あるしん人事異動
アルプス中央信用金庫(大沢一郎理事長)は6日、同日付定例人事異動を発表した。
移動は次の通り(カッコ内は旧職)。
▽統合リスク管理室長委嘱・常勤理事(業務推進部長委嘱・常勤理事)大森正秋▽審査部推進役(宮田支店長)梅津義雄▽総合企画部主任調査役(総合企画部長)吉沢誠▽監査部主任調査役(監査部副部長)桜井康雄▽人事部主任調査役(管理法務部長)倉沢益巳▽管理法務部長(管理法務部副部長)小松秀樹▽業務推進部長(飯島支店長)小出玄之▽総合企画部長(総合企画部副部長兼証券課長)田中稔▽箕輪支店次長(本店営業部次長兼営業推進課長)小林裕治▽審査部次長兼代理業務課長(信大前支店次長)山崎敏宏▽宮田支店長(南箕輪支店長)伊藤俊宏▽福岡支店長(伊那東支店長)中村稔▽伊那東支店長(人事部次長兼人事課長兼研修課長)湯沢彰一▽南支店長(審査部次長兼代理業務課長)白鳥和幸▽南箕輪支店長(小野支店長)竹入豊▽管理法務部次長(箕輪支店次長)池上淳一▽小野支店長(宮木支店次長)田畑直樹▽ナイスロード支店長(伊那北支店次長)宮沢茂樹▽人事部副部長兼人事課長兼研修課長(ナイスロード支店長)赤羽司▽飯島支店長(南支店長)倉田昌伸▽監査部次長兼監査課長(監査部次長)北原康成▽総合企画部次長兼経理課長兼経営企画課長兼証券課長(総合企画部次長兼経理課長兼経営企画課長)酒井勝美▽本店営業部次長兼営業推進課長(本店営業部次長兼融資課長)中村健一▽宮木支店次長(いほく支店次長)平出正彦▽本店営業部次長兼融資課長(辰野支店次長)原英則▽赤穂東支店次長(中川支店次長)石田透▽いほく支店次長(赤穂東支店次長)鹿野庄衛▽伊那北支店次長(赤穂営業部次長兼融資課長)地田俊彦▽辰野支店次長(高遠支店次長)唐沢武志▽赤穂営業部次長兼融資課長兼営業事務課長(総合企画部課長代理)桐山文仁▽高遠支店次長(本店営業部課長代理)北條崇博▽中川支店次長(中川支店支店長代理)下平芳徳▽信大前支店次長(辰野支店支店長代理)漆戸稔▽本店営業部推進役(人事部推進役)田中由典▽事務部課長代理(本店営業部課長代理)小林健次▽総合企画部課長代理(システム部課長代理)伊藤勉▽本店営業部課長代理(事務部課長代理)八木啓一郎▽本店営業部課長代理(宮木支店支店長代理)酒井重三▽箕輪支店支店長代理(本店営業部課長代理)伊東敏樹▽本店営業部課長代理(箕輪支店支店長代理)原和彦▽箕輪支店係長(箕輪支店)田中学▽上片桐支店係長(上片桐支店)池上史彦▽宮木支店係長(宮木支店)原伸一朗▽辰野支店係長(春近支店)熊谷康寿一▽辰野支店係長(辰野支店)尾名高裕志▽中川支店係長(中川支店)瀧沢貴史▽赤穂営業部係長(システム部係長)下島早苗▽本店営業部係長(システム部係長)春日美穂▽統合リスク管理室(システム部)数野智弘▽業部推進部(システム部)桑沢篤▽本店営業部(システム部)高坂一幸▽中川支店(赤穂東支店)宮沢弘行▽飯島支店(総務部)滝沢弘行▽春近支店(本店営業部)加納宏幸▽箕輪支店(竜東支店)春日直樹▽総務部(飯島支店)冨永崇紀▽宮木支店(箕輪支店)中村洋一▽箕輪支店(システム部)丸山恵▽春近支店(信大前支店)加藤友子▽春近支店(箕輪支店)原広子▽福岡支店(赤穂営業部)市瀬かおり -
上伊那華道会50周年記念いけばな展
上伊那華道会(春日セツ子会長)の50周年記念いけばな展が6日、伊那商工会館イベントホールで始まった。9日まで前期後期に分けて会員317人全員出瓶という華道展。50年の節目に思いを込めて生けた見事な作品に、来場者は関心を寄せ見入っている。
上伊那華道会は1958年に13流派87人で始まり、現在は13流派317人で構成する。
ササユリ、アジサイ、バラ、テッセン、ヒマワリ、タケノコ、ゼンマイなど、さまざまな花材がある。各流派によって異なる趣があり、それぞれの良さが味わえる。
「50年歩み続けてきた記念の行事。伝統文化の良さが忘れられてきているが、伝統を守る精神を感じ取ってもらいたい」と同会。諸流の先生との交流の場でもあり、会員が一堂に会して一つの目的のために生ける意義深い行事でもあるという。
会員は、教授者の資格を持つなど条件があり、各流派からの推薦で入会。例年の華道展では、会員が多いため出瓶は1年おきで、1回に半数を展示している。
記念華道展は前期7日まで、後期8縲・日。時間は午前10時開始、終了は7、9日午後5時、8日午後6時。 -
オザワ燃料
小澤陽一社長(57)澄んだ空気を突き抜けてさんさんと降り注ぐ太陽の光、2つのアルプスから途切れることなく流れ出る豊富な水、どこまでも続く緑の森林…、そんな豊かな地域資源を有する伊那谷で、それらを有効活用した自然(エコ)エネルギーの普及に積極的に取り組む会社がある。伊那市のオザワ燃料。社長の小澤陽一さんは、ガス、灯油等の化石燃料及びその関連機器を販売する一方で、木質ペレットや小水力発電など自然エネルギーの普及に努める。「自分のおやじたちが炭やまきを供給してきて、やがて燃料革命で固体から液体、液体からガスになり、また元に戻ってペレットや炭が注目されている。考えさせられるものがある」。しみじみ語る言葉の裏には、信州の山を愛する小澤さんの環境負荷への危惧、地球の自然への熱い思いがある。(竹村浩一)
◆有限会社オザワ燃料
◆本社/伊那市境東1687番地1
◆創業/1951年10月
◆資本金/300万円
◆従業員/12人(パート含む)
◆TEL/0265・72・2921
◆FAX/0265・78・4403
◆主な業務は、各種燃料の販売と、暖房器具・風呂・ガステーブルの販売・設置・管理。それに、本社の一角を利用して開催しているパン教室に関連した器具・食材の販売や「小型エコ発電」が加わる。扱う燃料はガスが6割、灯油が2割を占めるが、木炭や木質ペレット(成形固形燃料)の売上も少しずつ伸びてきている。「小型エコ発電」は、最近各地で注目を集めている小水力発電装置の販売。小澤社長は「まだ、商売としては考えていない」と言うが、民間、行政からの問い合わせなども徐々に増えてきている。 -
「アイドリング・ストップ運動」で街頭啓発
上伊那地方事務所は2日、6月の「環境月間」に合わせ、「アイドリング・ストップ運動」のチラシを市内大型店入口で買い物客に配り、不要なアイドリングをしないよう呼びかけた。
「アイドリング・ストップ運動」は、地球温暖化、大気汚染や騒音を防止するため、県民一人ひとりが身近なところから環境問題に取り組み、不要なアイドリングをしない生活習慣を心がけることを目的に、普及啓発に取り組んでいる。
街頭啓発は上伊那地方事務所環境課の職員4人が、毎日10分間のアイドリングをやめると年間でガソリン51リットルの節約になることなどが書かれた啓発用チラシやパンフレット、ティッシュを配った。
県は今年2月、温室効果ガス削減などの温暖化防止施策がより確実に展開できるように、「長野県地球温暖化防止県民計画」の改訂版を策定している。 -
夢ぽっけ歌謡教室20周年記念発表会
日本歌謡芸術研究所師範の久保田陽子さん=宮田村=が主宰する「夢ぽっけ歌謡教室」の20周年記念発表会が1日、伊那市高遠町の高遠さくらホテルであった。生徒60人のステージ、式典、ディナーショーと華やかに節目を祝った。
久保田さんは今年、師範生活20周年を迎えた。05年に病に倒れ一時生死の境をさまよったが、一命をとりとめた。現在は週3日の透析をしながら、残りの週3日は教室で80人の生徒を指導する日々。南箕輪村にあるカラオケ喫茶「夢舞台・花」で教室を開いている。
今回の記念発表会、歌手・あさみちゆき(テイチクレコード)をゲストに招いてのディナーショーは、教室の後援会や生徒が企画。発表会は、個人レッスンのほか教室で学ぶ60人が次々とステージで熱唱した。
久保田さんは、「一度は命が危ぶまれた先生が、また一緒に歌を歌えるようになったお祝いを兼ね、元気になるよう願いも込めて企画してくれたと思う。本当に生徒さんに恵まれて今日までやってこれた。心から感謝している」と笑顔で話した。