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第23回斉藤杯争奪囲碁大会
日本棋院上伊那支部(神田福治支部長)は22日、第23回斉藤杯争奪囲碁大会を伊那市西春近のサンライフ伊那で開いた。小学生から80代まで43人が集まり、トーナメント戦とリーグ戦を展開。日ごろの成果を競い合った。
上伊那支部最大の棋戦として年に1度開催している同大会は、先着32人がトーナメント戦を展開。小学生から有段者までがすべて同じトーナメントで腕を競い合う。そのほかの出場者やトーナメント戦の敗退者は3段以上のA級と2段以下のB級に分かれ、リーグ戦で対局する。
トーナメント戦はハンディキャップゲームとなっており、大人と肩を並べて勝ち進む小学生の姿も。参加者らは碁盤をにらみながら、一手一手を画策し合っていた。
結果は次の通り。
【トーナメント戦】(1)辻耀(6段、伊那東部中3年)(2)鬼頭隆雄(6段、駒ヶ根市)(3)田中宏道(初段、西春近北小3年)(4)福沢秀伸(5段、伊那市)
【A級(3段以上)リーグ戦】(1)知久喜明(4段、伊那東部中2年)(2)寺田昭一(5段、伊那市)(3)神田福治(5段、伊那市)
【B級(2段以下)リーグ戦】(1)城倉恒久(2段)(2)酒井喜太男(初段)(3)井坪光男(2段) -
長野県小学生ソフトバレーボール南信地区フェスティバル
長野県小学生ソフトバレーボール南信地区フェスティバルが22日、箕輪町社会体育館などであった。南信地区の50チームが集まり、白熱した試合を展開=写真。上伊那では辰野町のピカソ2007が3位となったほか、飯島町の飯島越百クラブが4位となり、県大会出場を決めた。県小学生バレーボール連盟主催。
小学4年生以下の児童でつくるチームを対象とする大会。
県大会の出場チームを決める競技型には、26チームが出場し、予選リーグを展開。各ブロックを勝ちあがった16チームがトーナメント戦を行い、県大会に出場できる上位4枠チームを決める。
上伊那からは6チームが決勝トーナメントへと進み、飯島越百クラブとピカソ2007が準決勝に臨んだが、惜しくも1位の高陵ジュニアバレーボールAと2位の飯田少年バレーボールに破れた。
そのほかにもリーグ戦の交流型試合もあり、日ごろの成果を競い合った。
県大会は8月、北信越大会は11月となる。 -
ドロカップ2007in伊那
どろんこサッカーの全国大会「ドロカップ2007in伊那」が22日、伊那市長谷の仙流荘近くにある休耕田であった。上伊那を中心に県内外の30チームが参戦。泥まみれになりながら互いに相手チームのゴールを目指して、ボールを追いかけた=写真。
伊那商工会議所青年部(三沢俊明部長)が新伊那市のPRなどを目的として昨年初めて企画したもので2年目。今年は長谷地区の黒川上流付近にある休耕田を会場とし、ホームページなどを活用して先着32チームに限定して全国から出場チームを募ったところ、今年は上伊那地区以外からの応募も多く、うち3チームは愛知県からの参加もあった。
各チームの選手たち慣れない田んぼに足をとられながらも白熱した試合を展開。「仮装大賞」なども設けたところ、アニメのキャラクターなどを装って出場するチームも多数あり、衣装ごと全身泥まみれとなりながら会場を楽しませた。
松本市、塩尻市の友人とともに初めて出場した谷睦さんは「大変だけど楽しい。来年も挑戦してリベンジしたい」と話していた。 -
第89回全国高校野球選手権長野大会 第8日
第89回全国高校野球選手権長野大会は第8日の21日、3回戦8試合が県下4球場であった。上伊那勢は、松本美須々と対戦した伊那弥生が、先制点を奪うも逆転を許してしまい、1竏・の7回コールドで大敗。地球環境と戦った上伊那農業は、一時2点差まで詰め寄るも力及ばず5竏・1で敗れた。
…………………
【県営長野野球場】
松本美須々
0005003=8
0100000=1
伊那弥生
(7回コールド)
○…伊那弥生は、初先発の主戦平沢が波に乗れず、速度と制球力を欠いた直球を狙われた。2回に先制するも4回、四死球に失策が絡み一挙5点を奪われると、選手らは意気消沈してしまった。原監督は「完敗ですね。でも、エースが投げて負けたのだからしかたない」と悔しさをにじませた。
「先制点をとってくれたのにオレが打たれてしまったのが一番の敗因」と平沢。試合に向けて体調は万全だった。しかし、この日、最速130キロの直球に勢いはなかった。変化球を中心に配球を立て直すが、甘いコースの直球を打たれ、守備にリズムがつくれなかった。「(1、2回戦は)後輩が頑張ってくれたのに情けない」と周囲の期待を背負ってきたエースは、悔し涙を流した。
春日主将は「平沢は悪いなりに一生懸命投げてくれてた。打たれても取り返そうと、みんなが打席に立っていたのだが…、こういう結果になってしまった。でも、全選手が全力を尽したので、この試合に悔いはない」と上を向いた。
【伊那弥生竏衷シ本美須々】試合後に悔し涙を流す伊那弥生選手ら=21日、県営長野野球場
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【諏訪湖スタジアム】
地球環境
103103003=11
100022000=5
上伊那農業
○…上農は先発の宮下が初回に1点を先制され、その裏すかさず同点に追いつくも3回、地球環境の連続長打などで一気に3点を失う苦しい展開。4点を追う4回には2死満塁の好機にもう一本が出ず、無得点に終わった。
だが続く5回に反撃。1死一、二塁から6番宮下が右翼線を破る二塁打で2点を挙げ、2点差にまで追いすがった。6回には互いに点を取り合ったものの、上農は7回以降無得点。9回にはダメ押しの3点を奪われて押し切られ、涙をのんだ。
投手は両チームとも3人の継投だったが、上農は3投手ともに1イニング3点を失う集中打を浴びたことが勝敗を分けた。
守屋監督 残念。選手はよくやった。立派だった。満塁のチャンスで点を取れなかったことと、相手打線が予想以上に良く、長打を打たれたことが敗因。技術はともかく、気持ちを一つにしてプレーできた。ゲームには負けたが皆よく頑張った。
大蔵大主将 勝つ気でいたのでとても悔しい。自分たち3年生はもう試合はできないが、この気持ちを後輩に託したい。3年間すごくいい経験ができた。
##写真
5回、長打で2者が生還。2点差に詰め寄る -
07年上伊那地区夏季一時金要求・妥結状況結果(第1報6月30日現在)
南信労政事務所はこのほど、07年上伊那地区夏季一時金要求・妥結状況結果の第1報(6月30日現在)をまとめた。
調査は6月30日から7月31日までに上伊那地区の民間労働組合32組合に対して実施。30日現在で21組合から要求が提出され、20組合が妥結している。
平均要求額は60万718円。前年同期より1万8079円下回っており、要求月数も2・34カ月と0・03カ月少ない。
それに対し平均妥結額も前年同期を1万3212円下回り、55万3841円。妥結月数は2・14カ月、前年同期より0・03カ月少なくなっている。
妥結分布では、50万円台が6組合と最も多く、次いで60万円台の4組合となっている。
平均妥結額は鉄鋼・金属の87万3197円が最も高くなっている。
最終報は8月10日に公表する。 -
第89回全国高校野球選手権長野大会 第6日
第89回全国高校野球選手権長野大会の第6日は19日、2回戦8試合が県下3球場であった。上伊那勢は、上伊那農業が蘇南に対し、有賀の投打の活躍で6竏・の勝利、3回戦進出を決めた。
上伊那農業
##(スコア)
【県営飯田野球場】
蘇南
000000000-0
10110021×-
6
上伊那農業
○…制球力が光った左横手投げの有賀は、この試合、蘇南打線を2安打完封。打撃でも好調を見せ1、2、4打席の好機の場面で適時打を放ち、主砲の役割を果した。「今日は有賀のおかげで勝利できた」と守屋監督は称えた。
今大会、初登板の有賀は、直球を中心にチェンジアップを交ぜた投球で打者31人から11三振を奪った。捕手三浦は「三振が獲れたことで、気持ちよくリズムに乗れた」。守屋監督も「今までで一番のコントロールだった」と絶賛した。
6回まで完全試合ペースだった有賀。7回、先頭打者に甘く入った直球を左前に運ばれるが、それでも集中力は途切れなかった。「記録を意識せず、これで気持ちよく投げられた」と有賀。この回、2死三塁のピンチで迎えた4番打者を外角低めのカットボールで二ゴロに打ち取った。
しかし、9回、自分のエラーでピンチを招いた有賀は「野球は最後までやらないと分からないことを、あのエラーで体験した。これを次に生かしたい」と反省した。
守屋監督は「選手たちが試合を重ねるごとに成長しいることがうれしい」と次戦の活躍も期待した。 -
山野草を食べる会
上伊那の山野草料理愛好者でつくる「山野草を食べる会」は18日、伊那市西春近の小黒川沿いにある山荘「森樹」でウワバミソウのおひたしなどを作って味わった。
会は「食」に関心のある有志の呼びかけで3年前に発足。これまで3回集まりを持ち、その都度地元の豊富な山野草を採取してはてんぷらなどを楽しんできた。
今回の参加者20人余の中には調理師や栄養士など食の専門家もいて、山野草料理のほか、ギョーザ、花巻ずしの作り方を参加者に手ほどき。全員で、中国式本格ギョーザや色彩鮮やかな巻ずしを完成させた。
料理がそろったところで会食。参加者が持参した珍しいキイチゴのゼリーやかぼちゃの漬物なども食卓を飾り、「これはいける」などの声があちこちから上がった。
会員の一人で山荘「森樹」を経営する伊藤岬さんは「それぞれの知恵が集まると、山野草の種類や食べた時の効果などが分かってうれしい。山野草を通じて伊那谷の自然の豊かさにも気づかされる」と話していた。 -
第1回上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会が開催
上伊那広域連合が伊那市内に設置する新ごみ中間処理施設の施設規模などを検討する第1回上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会が19日、伊那市内であった。各市町村の衛生自治会の代表者や市民団体代表者など25人を委員に委嘱し、ごみの減量化、資源化の具体案と機種選定の検証結果を11月末を目指し伊那市の用地選定委員会に報告することを確認。委員長には公募委員の小沢陽一さんを選出した。
同委員会の主な検討事項は(1)ごみの減量化、資源化(2)広域連合が02年に選定した機種(処理方式)の検証竏秩B
合わせて処理対象物の検討、施設規模の試算なども担い、市の用地選定委員会が最終報告を目指す12月に入る前、11月末を報告時期として目指す。報告後も引き続き減量化などの検証を続け、結果に対して用地選定委員会の意見があった場合は再度検討を行う。また、委員の任期は2年間となっており、新施設の稼働後も運転状況把握などを行っていく。
小坂樫男広域連合長は「広域連合で02年にコンサルに依頼した時は、コークスを使った溶融炉が一番経済的ではないかという結論に至ったが、数年を経て、新しいものも出てきているのでその辺も含めて検討してほしい。また、八乙女の埋立地の掘り起こし残さや下水道汚泥をどうするかという問題もある。大変難しい問題だが相互の連携をとりながら研究し合い、自分たちのごみをどうすればいいか検討してほしい」と語った。 -
いもち病に注意
7月9日以降県内各地でイネいもち病の感染好適条件が出現しているため県は、県内全域を対象としていもち病(葉いもち)注意報を発表している。
アメダスデータによる葉いもち感染好適条件判定によると、上伊那では6月下旬に辰野町中央で準好適条件を確認。その後同地区では、7月初旬に好適条件となったほか、飯島町七久保も7月10日に好適条件に。また、7月中旬には伊那市高遠でも準好適条件が観測されている。
気象庁発表の向こう1カ月の予報によると、前半の天気は発病に好適な条件となる曇りや雨の日が多い見込み。県では、防除対策として▽水田の見回りを行い、葉いもちの発生を確認したらただちに防除すること▽苗箱剤未施用のほ場や上位葉感染の多いほ場での防除の徹底▽追肥をひかえること竏窒ネどを示しているほか、適期防除、飛散防止に配慮することも呼びかけ、今後の発生予察情報や気象情報に注意することを求めている。 -
上伊那地区電気工事協力会が昇柱訓練
上伊那地区電気工事協力会飯田支部上伊那地区(湯沢喜一地区長、37事業所)は19日、電気の引込工事を担う作業員を対象とした昇柱訓練を実施した=写真。約100人の電気工が参加し、安全に作業を行うための手順などを確認した。
訓練は新しい家を建てた時に必要となる電気の引込工事を中部電力から委託・許可されている電気工事店作業員を対象として毎年行っており、安全作業の実施と公衆災害防止などを目的としている。
参加者は、中部電力伊那営業所と安全委員らの指導を受けながら昇柱や高所作業における基本動作などを実施。そのほかにも現場写真を見て作業前の危険予知を行う講習などもあり、安全対策についての理解を深めていた。
湯沢地区長は「安全作業を行うことが一番の目的。伊那地区については3年間無事故きているので、これを継続していきたい」と話していた。
対象となる作業員は185人で、2日間にわかれて訓練に臨む。 -
三峰川総合開発工事事務所が優良工事施工者などを表彰
三峰川総合開発工事事務所の07年度優良工事施工者等表彰が17日、伊那市長谷の同所であり、竹田正彦事務所長から優良工事施工者や協力会社などに表彰状、感謝状が手渡された=写真。
表彰は06年度に完了した事業の中で、優秀な成績を修めた工事、業務を請け負った事業所や技術者を対象として毎年行っているもの。今年は対象事業3件のうち、美和ダム恒久堆砂対策施設環境調査業務に携わった1事業所と技術者1人が中部地方整備局長表彰を受けたほか、美和ダム再開発黒川地区堆積土整地工事の施工者、協力事業所2社と、技術者1人が三峰川総合開発工事事務所長表彰を受賞。美和ダム再開発黒川地区堆積土整地工事の関連では、協力事業所2社に対し感謝状が贈られた。
竹田事務所長は日ごろの協力に対して感謝の言葉を述べるとともに「今後も技術研鑚などに努力して、よりよい社会資本整備に協力してほしい」と語った。
表彰は次のみなさん。
【中部地方整備局長表彰】(業務はいずれも06年度美和ダム恒久堆砂対策施設環境調査業務)
◇優良業務請負者=環境アセスメントセンター
◇優良業務技術者=出縄二郎(環境アセスメントセンター管理技術者)
【三峰川総合開発工事事務所長表彰】(工事はいずれも05年度美和ダム再開発黒川地区堆積土整地工事)
◇優良工事施工者=ヤマウラ
◇優良工事協力会社=松川組
◇優良工事協力会社専任技術者=中島芳夫(松川組主任技術者)
【三峰川総合開発工事事務所長感謝状】
◇優良工事協力会社=ムサシ建設工業、モリテック -
花巻きすし作り教室
県長寿社会開発センター上伊那支部は中高年者生き生き広場として19日、花巻きすし作り教室を駒ケ根市東伊那の駒ケ根ふるさとの家で開いた。上伊那全域の賛助会員と一般の男女約40人が参加し、「ハッチョウトンボ」と「桃の実」の2種類の花巻きすし作りに挑戦した。指導に当たったのは地元駒ケ根市のグループ「花巻きこまちゃん」の会員4人。参加者は完成品の絵を見て「こりゃ難しそうだね」と不安そうに調理を始めたが、楽しそうな笑い声が上がる気楽な雰囲気の中、かんぴょうやゴボウなどを切ってはすし飯の上に丁寧に並べて完成。見事にトンボの形が浮き出たすしを手に「意外にうまくできた」「先生の教え方がいいからだ」「今度は家でも作ってみよう」などと話して笑い合っていた=写真。
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第89回全国高校野球選手権長野大会 第5日
第89回全国高校野球選手権長野大会は第5日の18日、県下6球場で2回戦16試合と1回戦再試合の計17試合があった。上伊那勢は、伊那弥生が臼田を8竏・で破り3回戦に進んだ。前日、延長15回引き分けに終わり、この日、再試合となった上伊那農業は13竏・の5回コールドで犀峡を下し、2回戦出場を決めた。松本第一と対戦したシード校の辰野は、8竏・4で敗れた。
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【諏訪湖スタジアム】
松本第一
202042004=14
000026000=8
辰野
○…辰野は、不調の主戦平島の制球力の不安定さに合わせ、内野の失策などが絡まり5回までに8点を与えてしまう。「初戦の緊張があった」(小椋監督)ためか打線も援護が遅れ、5回からようやく反撃するも最大2点差まで詰め寄るのが精いっぱい。大崎主将は「相手のペースに飲まれたのが敗因」と悔し涙を見せた。
平島は肩の筋肉疲労により、大会が始まる1週間前まで本格的な投球が出来なかった。それでも監督、チームの信頼を受けて力投するエースの姿をチームが打撃で盛り立てた。試合を終えて沈み込む選手に対し、小椋監督は「野球では負けてしまったが、これからの長い人生では絶対に負けるな」と強く語り掛けた。
……………………
【県営長野野球場】
伊那弥生
210011021=8
000001000=1
臼田
○…弥生は初回に先制し、中盤と後半にも得点を重ね、試合を決めた。先発宮沢と二番手平沢も好投し、臼田を1点に抑えた。
弥生は1回、先頭の唐沢が右中間二塁打、続く白鳥が四球を選び、宮沢の犠打で一死二・三塁とし、四番佐々木が左翼フェンス直撃の二塁打を放って2点を先取した。2回と5回には連打で、6回には四球と二塁打で1点ずつ加えた。8回には敵失や四球などで一死満塁の好機に、白鳥の中前打と宮沢の左犠飛で2点を追加。さらに9回には三連打でダメ押しの1点を奪った。
臼田は6回に1点を返すのがやっと。9回には二死一・二塁と粘りを見せたが後続を断たれた。
原登監督 序盤から中盤、後半と点は取れたが、まだチャンスはあった。ここ一番に一本出るようにしたい。宮沢も平沢もよく投げた。今後もディフェンスをしっかりして臨む。
…………………
【県営飯田野球場】
犀峡
01000=1
0409×=13
上伊那農業
(5回コールド)
○…前日、延長15回を戦った上伊那農業が本来の力を発揮した。打線が爆発した4回は、6連打を含む長短8安打を集めた。投げては主戦宮下が打者19人を3安打で抑える好投を見せ、勝利に貢献した。大蔵主将は「初戦でみんな緊張していた。今日は昨日の反省が生かせた」と喜んだ。
積極的に攻撃が出来なかった昨日の反省から、守屋監督は、攻める姿勢の強い倉田、唐沢(孟)をスタメン起用、打順を変更して再戦に望んだ。すると打撃に勢いがついた。4回、無死満塁から2点適時打を放つなどした3番小島は、この試合2安打3打点の活躍。「中軸がリズムに乗り、下位打線も満遍なく打てたのがよかった」と振り返った。
守屋監督は「まずはホッとしたが、結果には表れないミスを修正して、もっと上を目指したい」と感想。3連戦の3日目となる次戦に向けては「毎日、野球が出来ることは幸せ。1日でも多くこの時間を共感したい」と語った。 -
県社会保険労務士会伊那支部が無料年金相談
長野県社会保険労務士会伊那支部(伊東優支部長、会員38人)は19日まで、無料年金相談を伊那市の伊那公民館で実施している。自分の年金に対して不安を感じている人たちが会場を訪れ、今後の対応方法などを相談している=写真。
年金加入記録の不備が明らかとなる中、不安を感じている住民の役に立てれば竏窒ニ、伊那支部が企画したもので、県内他地区でもこうした無料の年金相談を各支部が主体となって実施している。
17日からの3日間の日程で相談会を企画した伊那支部の会場には、年輩者を中心とする相談者が訪れており、「照会の代行をしてほしい」「自分の記憶の中では加入していたはずだが、証明するものがないためどうすればいいか」などといった相談が寄せられているという。
労務士の一人、阿部敏也さんは「自分の年金記録がきちんとなっているか少しでも不安に感じている人はここで相談してもらい、安心してもらう機会を提供できれば」と話していた。
時間は午前10時縲恁゚後4時。年金加入記録の照会代行を希望する人は、自身の年金手帳と印鑑を持参すること。 -
上伊那の観光状況まとまる
上伊那地方事務所はこのほど、上伊那地区における観光の状況とその推移などをまとめた。
06年の上伊那地区の観光消費額は対前年伸び率で6・1パーセント減となる110億9千万円、利用者数も1・3パーセント減の446万人に留まったが、駒ケ岳ロープウエーの改修工事が完了した翌年となる99年からほぼ横ばいに推移。中央アルプス、南アルプスなどを代表する「自然」が観光資源となっている一方、天候に左右されず、通年を通して楽しめるような観光資源が乏しいため、駒ケ根ロープウエーや駒ケ岳高原の利用者数が地域全体の利用者数増減を左右している。
県外利用者のシェアは約50パーセント。また、宿泊を伴なう利用者の割合は約20パーセント、ホテル、旅館などの宿泊施設の数も県内の観光地と比較して半分以下ほどに留まっており、日帰り観光の割合が高い。
季節別利用状況は7月から9月にかけてが最も多い一方、1月から3月の利用は最も少なく、10月から12月にかけて観光客数が減少する県全体の状況と異なる。
外国人宿泊者数は03年以降増加傾向にあり、特に中国、韓国などといったアジア方面の伸びが顕著。アメリカからの旅行者も構成比の4分の1を占めている。
スキー場の利用状況については、県全体で利用者数が減少し続ける中、上伊那でも96年の200万人をピークに年々減少。03年から05年にかけては微増となったが、雪が少なかった06年は一転し、利用者数120万人と過去10年の中でも最低の数となった。 -
遺跡調査報告・講演会
県文化振興事業団県埋蔵文化財センター(長野市篠ノ井)は14日、伊那市の県伊那文化会館小ホールで、遺跡調査報告・講演会を開いた。同会館で開催中の「長野県の遺跡発掘」展に合わせた企画。上伊那を中心に約100人が訪れ、同センターの調査研究員の調査報告などを聞いた。
会は、調査研究員3人が地元にある茅野市の構造・阿弥陀堂遺跡や御社宮司遺跡、伊那市の東高遠若宮武家屋敷遺跡の3つの遺跡の06年度の調査状況を説明、参加者からの質問に答えた。
構・阿弥陀堂遺跡については、藤原直人調査研究員が解説した。説明によると、同遺跡は「市街地に眠っていた縄文時代から戦国時代の複合遺跡」。「諏訪盆地を見下ろす洪水を受けにくい丘陵上に、縄文時代前期前半から中世まで継続的に集落が営まれたことが分かった」などと話した。
藤原調査研究員は「平安時代後期の地元の土器と他地域の土器の比較から、他地域の土器がどの程度搬入されていたのか検討したい」などと課題を上げていた。
また、信州大学人文学部の笹本正治教授の「高遠城とその城下町を考える」と題した講演会もあった。
「茅野市 構井・阿弥陀堂遺跡」について報告する藤原調査研究員 -
高校野球選手権長野大会 第4日
第89回全国高校野球選手権長野大会は第4日の17日、1、2回戦計16試合が県内6球場であった。上伊那勢は、小諸と対戦した箕輪工業が0竏・で1回戦敗退。創造学園と戦った赤穂は0竏・で、長野日大と対戦の駒ヶ根工業は6竏・3でそれぞれ敗れ、3回戦に進むことは出来なかった。上伊那農業は1回戦、犀峡と対戦したが延長15回規定により7竏・の引き分け。18日9時(第1試合)、県営飯田野球場で再試合を行う。
…………………
【県営飯田野球場】
犀峡
301201000000000=7
003030010000000=7
上伊那農業
(延長15回規定により引き分け)
○…上農は接戦で延長にもつれこみ、15回まで攻守ともに互角の戦いを繰り広げた。大会規定により引き分けとなり、きょう再戦する。
4点を先行された上農は3回から反撃に転じた。三浦と大槻の連続安打、小林の犠打で一死二・三塁とし、小島の三塁強襲と有賀の右翼線二塁打で3点を返した。4回に犀峡に2点を許すも5回に短打や四球、敵失などで3点を奪った。1点リードで逃げ切りムードの犀峡に対し上農は8回、三浦が遊ゴロに倒れたあと、大槻が左翼席に本塁打を放ち、粘りを見せた。
両チームとも早めの継投が効を奏した。上農は先発の藤森に続いて茅野が4回からマウンドに上がり、好投した。
守屋光浩監督 投手は5人いて、誰でも行ける。うちは発展途上で、試合の後半から良くなった。明日は気持ちをリセットして、とにかく打つしかない。
8回同点本塁打の大槻陽太朗選手 当たった瞬間、手ごたえがあった。公式戦では初めてのホームラン。ダイヤモンドを回るうちに実感がわいてきた。明日も頑張りたい。
##(写真)
【上伊那農業竏注メ峡】上農は3回から反撃。一死二・三塁から小島の三塁強襲安打でまず1点を返した=17日、県営飯田野球場
………………
【松本市野球場】
赤穂
0000000=0
042003×=9
創造学園
(7回コールド)
○…赤穂は、強豪校の投手を攻略することが出来なかった。この試合に放った安打は、梶屋と高嶋の単打2本のみ。先発した木下は「守備でリズムをつくれず攻撃に流れを持っていけなかった」と反省。真野監督は「自分たちの持てる力を出すため、集中力を切らせずによく戦った」と選手らを労った。
………………
【県営長野野球場】
駒ヶ根工業
0012030=6
522013×=13
長野日大
(7回コールド)
………………
【諏訪湖スタジアム】
小諸
5000002=7
0000000=0
箕輪工業
(7回コールド) -
南アルプス食害対策協議会発足に向けた事前打ち合わせ
南アルプスのシカによる深刻な食害への対策を講じていく「南アルプス食害対策プロジェクト(仮称)」の事前打ち合わせが17日、伊那市役所であった。南アルプスに関係する行政・研究機関が集まり、ニホンジカなどの食害の現状と課題を報告。広域的な対策を早期に講じていく必要性を確認し、県、市町村を超えて被害対策を検討していく協議会を、8月中旬までに発足させることを目指し、調整を図ることを決めた。
個体数の増加、行動範囲の拡大に伴ない、各地区で農林業への打撃や高山植物、造林木の食害、植生の食いつくしなどが深刻化。被害は行政の管轄の枠を超えて広域化している。こうした背景を受け伊那市では、ニホンジカによる食害が進む南アルプスを管轄する県や市町村、南信森林管理署、有害鳥獣の専門研究に取り組む信州大学農学部に協力を求め、広域的な協議会の発足を呼びかけた。協議会はまず、県内の関係機関で構成し、将来的には山梨、静岡県との連携も目指す。
報告では、昨年10月から南アルプスの高山帯に生息するシカの行動調査をしている信州大学農学部の泉山茂之准教授が、高山帯に住むシカの越冬場所に関する追跡調査の結果を報告。10頭に発信機をつけ、越冬場所を調べたところ、遠いものは山梨県側まで降りている一方、北沢峠周辺や長谷地区で越冬する個体もいるなど、さまざまであることを示し「越冬場所や高山帯のシカを特定するのが困難」とした。また、例え高山帯のシカを駆除したとしても、周囲からの新たなシカの侵入を防ぐ必要があり、全体の密度を下げる対策の必要性を指摘した。
また、下伊那地域からは東側のシカが西側へ移動し始めていることなども報告された。 -
【記者室】またもや新潟か
またもや新潟か。運命の神様もまったく酷なことをするものだ。3年前の中越地震の被災者がようやく痛手から立ち直りかけた時だというのに。今回の地震による死者は9人、けが人は900人というが、さらに増える可能性もある▼もっとも同情ばかりしている場合ではない。日本列島はすなわち地震列島であり、いつどこで大地震が起きてもまったく不思議ではない竏窒ニいうのが識者の定説になっているのだから、明日はわが身なのだ▼だが、そんな危機感を持って地震に備えている人はごく少数だろう。発災後しばらくは行政などの援助は当てにできないというからその間、自力で生き延びるための食料や水などを常備しておく必要がある。狼はいつか必ず来るのだ。(白鳥文男)
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南信一般男子・女子バスケットボール大会
第9回南信一般男子・女子バスケットボール大会が14日、伊那市の市民体育館などで始まった=写真。男子12、女子8の合計20チームが15日までの2日間のトーナメントで優勝を決める。上伊那バスケットボール協会など主催、伊那毎日新聞社など後援。
上伊那、岡谷市、諏訪市、茅野市、飯伊のバスケットボール協会に所属するチームが参加。同地区の競技レベルの向上を目的に開かれている。初日は、男子が2回戦まで、女子が1回戦までを戦い、最終日は、それぞれで準決勝、決勝、3位決定戦を繰り広げる。
選手たちは、息の合った連携プレーで、パスカットからボールを手にすると一気にゴールを目指すなど、目まぐるしい攻守戦を展開した。会場に集まった観客は、固ずを飲んで見守った。
結果は後報。 -
第89回全国高校野球長野大会2、3日目
第89回全国高校野球長野大会は3日目の16日、前日順延された8試合を含む1回戦計16試合を県内6球場で行った。上伊那勢は、伊那弥生が須坂園芸を13竏・の6回コールドで勝利し、2回戦進出を決めた。屋代と対戦した伊那北は終盤まで1点をリードするも最終回に逆転を許してしまった。
また、新潟県上中越沖を震源とする地震の影響で、北部地方の県営長野野球場などで一時、試合が中断された。
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▽県営長野野球場
須坂園芸
000102-3
105115-13
伊那弥生
(6回コールド)
○…伊那弥生は、滝沢の4打席4安打2得点などを含む15安打13得点の猛打で大勝。しかし、チームカラーの「投手を中心とした守備でリズムをつくり攻撃につなげる」ことはできなかった。2番手で登板した主将の春日は「投手の集中力が途切れた場面が目立った」と課題を口にした。
相手投手を攻めあぐねる打線に対し、原監督は「前半はストレートに絞れ」と指示。3回には、先頭の唐沢が三塁打で好機をつくると長短6安打で5点を加点する爆発を見せた。この日、猛打賞の活躍を見せた滝沢は「緊張せず自分を信じてバットが振れた」と満足顔で語った。
しかし、主戦平沢を温存した継投策で、守備のミスから得点を許したことに対し原監督は不満げな表情。「ピッチャー中心に守らなければ、こういったダラダラの展開になってしまう。もう一度、守備をきちんと練習しなければ」とチームの気を引き締めた。
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▽県営飯田野球場
屋代
101000002-4
102000000-3
伊那北
○…伊那北は前半、逆転に成功したものの、屋代の反撃を抑えきれなかった。
1点を追う伊那北は一回、二死後、主軸・近藤が右前打で三走・池田を返して同点に追いついた。三回にはまたも屋代に1点リードされたが、伊那北はその裏、一塁に倉沢を置いて井内が犠打、続く近藤の右越え三塁打で倉沢が生還し同点とした。さらに尾沢の右犠飛で、近藤が本塁を踏み、逆転に成功した。
その後、伊那北は七回まで毎回出塁したが加点できず、9回には3連打で2点を奪われ、追撃も及ばなかった。
久保村智監督 接戦の試合展開はこれまでにも経験してきた。ちょっと力みがあったのが悔やまれる。3年生をもっと活躍させてあげたかった。情熱を傾けた野球の一球の重みを学んだと思う。
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2日目の15日は、松本市野球場、県営長野球場、長野オリンピックスタジアムの3球場で1回戦8試合があった。上伊那勢は、赤穂が5竏・で須坂東を破り、駒ヶ根工業は岩村山に11竏・の8回コールドで快勝、それぞれ2回戦に進んだ。松本工業と対戦した高遠は、初回に先制したものの4回に同点に追い付かれ、2竏・で逆転負けした。
県営上田野球場、諏訪湖スタジアム、県営飯田野球場で予定されていた8試合は、台風4号の影響で16日に順延となった。
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▽県営長野野球場
駒ヶ根工業
01200008-11
00101001-3
岩村田
(8回コールド)
○…駒ヶ根工業は8回に自慢の・スフルスイング打線・スが爆発。打者一巡の猛攻でこの回一挙8点を奪った。序盤のリードを1点差まで詰め寄られる場面もあったが、不調の主戦木下を周りが好守で盛り立て、終盤のビッグイニングにつなげた。
序盤に3点をリードするも、その後は相手投手を攻略できず追加点を奪えなかった。しかし、8回、疲れを見せ始めた投手に対し、先頭の木下が単打で口火を切ると、3連続二塁打を含む長短6安打を集めた。主将の松崎は「うちの売りにしていることが出た」と胸を張った。
2回戦は今春の覇者長野日大とぶつかる。篠原監督は「次は今回のようにはいかないと思うが、くらいついてていきたい」と健闘を誓っていた。
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▽松本市野球場
松本工業
000100034-8
100000100-2
高遠
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▽松本市野球場
須坂東
000020000-2
21200000×-5
赤穂 -
県スポーツ少年団ミニバス交流大会
県スポーツ少年団の競技別交流大会ミニバスケット競技大会が16日、伊那市民体育館などであった。県内各地から男女60チームが集まり、熱戦を繰り広げた=写真。
技術向上と団員同士の交流などを目的として毎年県内各地で開催しているもので、今回は伊那市で開催することとなった。
試合は8コートに分かれて行われ、各チーム2試合ずつを対戦。上伊那からも男子6チーム、女子11チームが出場し、普段はあまり戦う機会の少ない他地域のチームと競いながら、日ごろの成果を試していた。 -
伊那市体育協会弓道部主催の県下弓道大会開催
伊那市体育協会弓道部が主催する県下弓道大会が16日、伊那市武道館弓道場であった。高校生130人、一般70人が県内各地から集まり、鍛練の成果を披露した=写真。
各地区の体育協会ごとに開く県大会で伊那地区は43回目。相互の親ぼくを深めるとともに、高校生が経験を積むための場となっており、中南信地区を中心にさまざまな高校が参加している。
大会は個人戦、団体戦の2種目で展開。ギャラリーが見守る中、それぞれの選手は一手一手に精神を集中。放たれた矢が鮮やかに的を射抜くと、ギャラリーからは「よし」という大きな声援が投げられていた。 -
上伊那消防ポンプ操法大会
第49回上伊那消防ポンプ操法大会・第24回ラッパ吹奏大会が15日、伊那市役所西側駐車場などであった。ポンプ車操法、小型ポンプ操法、ラッパ吹奏の競技種目に、各8市町村の代表チームが出場し、日ごろの訓練成果を発揮した。
ポンプ車操法の部では、消火の基本操作や、火点(標的)を倒すまでのタイムを競った。団員は、指揮者の指示に従い、きびきびとした動作でホース3本をつなぎ、火点に向かって放水した。
各部門の優勝チームは8月5日、下伊那郡喬木村で開かれる県大会へ出場する。
大会は台風4号の影響を心配し、開・閉会式は上伊那消防協会長のあいさつのみにするなど短縮。開始時刻も20分ほど早めたが、どしゃぶりにならず、時折、青空も見えた。
表彰式は22日、伊那合同庁舎である。
結果は次の通り。
▽ポンプ車操法の部(1)辰野町(2)伊那市(3)宮田村(4)箕輪町▽小型ポンプ操法の部(1)宮田村(2)飯島町(3)箕輪町(4)南箕輪村▽ラッパ吹奏の部(1)辰野町(2)駒ケ根市(3)伊那市(4)南箕輪村 -
半世紀の活動に終止符 上伊那PTA母親文庫
半世紀にわたる読み聞かせ活動を続けてきた「上伊那PTA母親文庫(親子文庫)」は14日、伊那市美篶の信州INAセミナーハウスで解散の会を開いた。伊那市教育長ら来賓や歴代運営委員長ら約40人が出席。関係者で歴史を振り返るなどして、長き活動に終止符を打った。
同文庫は「母親が教養を高め子供たちの健全育成」を理念に1951(昭和26)年12月、更科とともに県内で初めて発足し、本年で56年が立つ。巡回文庫や配本などの地域に密着した読書活動などが認められ94、2006年には読書推進運動協議会の全国表彰を受けている。
最盛期約5千人いた会員は、読書、活字離れに伴い現在では50人足らずに減少。拠点としていた上伊那図書館が03年に閉館となり、活動を進めることが難しくなったため今年、「道筋を決めた」(金丸恵美子運営委員長)。
解散の会で金丸運営委員長は「ここに集まった皆さんと解散の会ができることを感謝したい」とあいさつ。解散後は各小中学校の母親文庫に活動を引き継ぎ、市町村単位で会が結成できれば竏窒ニ期待した。
上伊那PTA母親文庫は、最後の活動として、57年から年1回発行してきた文集「石楠花(しゃくなげ)」の創刊記念50号を10月末に発刊する予定。上伊那図書館改修後の施設に同文集など、同文庫の・ス歴史・スが納められるという。
解散の会で「夏の思い出」を歌う出席者ら -
高校野球選手権長野大会 きょう開幕
第89回全国高校野球選手権長野大会は14日、3つの連合チームを含む96校の参加で開幕する。初日、主会場の松本市野球場で開会式・開幕試合があり、15日から県内6球場で熱戦がスタートする。
開会式では、前回優勝の松代を先頭に中信、北信、東信、南信の加盟校順に入場行進した後、箕輪工業の山川亮太主将が選手宣誓をする。引き続き、同球場で開幕試合の南安曇農業竏宙「南がある。
大会は、6球場で4回戦までを展開。19日の予備日、23日の移動日、26日の休養日をはさみ、順調に日程を消化すれば27日に準決勝、28日に決勝を向かえる予定だ。 -
県食と農業農村振興審議会上伊那地区部会の素案まとまる
長野県食と農業農村振興計画にかかる上伊那地域の発展方向を検討してきた上伊那地区部会は13日、上伊那地区における農村振興の方向性と05年を基準年として2012年時の生産努力目標などを盛り込んだ「上伊那地域の発展方向」の素案をまとめた。生産努力目標は「実現可能な値」ということで、現在最も生産額の大きい水稲で71億4000万円、輸入飼料の値上がりなど、厳しい経営を強いられている乳用牛21億4千万円とともに基準年の生産額を下回る数値が設定されることとなったが、農地の集約などを行う中で、一人当たりの収入は下がらないように確保していきたいとしている。一方、野菜、花きなどはほとんどの品目で生産額増の目標を設定しているが、現状ではその根拠とする部分に不安定な要素も強く、今後の実施計画の中で具体的施策として示していくことが求められる。 素案は「ふたつのアルプスにはぐくまれた産業として成り立つ上伊那農業の構築」をキャッチフレーズに、重点推進方策として▽担い手の確保育成▽生産力の強化▽販売力の強化▽中山間地域の振興竏窒ネどを掲示。農地の利用集積推進、多様な調理・加工方法の普及啓発推進による消費拡大などを具体的な取り組みとして方向付けている。
生産額の合計は県の様式に定められていないという理由から掲載されていないが、05年より15億円ほど少ない257億円となっている。
また、一部の委員からは「生産額増を見込んでいる品目などは、新品種の導入による価格上昇などといった不安定な上に成り立っているもの。振興計画ではやむをえないが、実施計画の中ではより具体的にし、実施主体を明確化してほしい」という要望もあった。
素案は19日に開かれる県の審議会で報告する。 -
JA上伊那、価格低迷の打開策として取り組むブナシメジの品種切り替え完了
上伊那農業協同組合(JA上伊那)はこのほど、昨年10月から県内他地域に先行して進めてきたブナシメジの品種切り替えをおおむね完了した。大手企業の進出に伴なう価格の低迷が続く中、打開策として打ち出したもので、関係者は「他企業に負けないものができていると思う」と期待をかける。
キノコはJA上伊那の主要品目の一つ。中でもブナシメジは、米に継ぐ販売高を誇っており、昨年の販売実績でも約21億円となっている。
しかし、大手企業の進出に伴ない競争が激化した結果、2000年をピークに生産額が減少。供給過剰に伴なう価格の低迷が続き、廃業を選択する生産者も増えている。
そんな中JA上伊那では▽収量性の向上と安定▽回転数の向上▽品質の向上▽収穫以降の作業効率向上竏窒ネどを目的として従来の「スーパーやまびこしめじ」から「やまびこしめじ」への切り替えを実施。品質が良いことを示す「A級」の比率が向上し、見栄えもよくなったという。
上伊那管内における本年度の生産目標数量は5100トン。現在は県内他地域でも切り替えが進んでいる。 -
上伊那教育講演会
県教職員組合上伊那支部、上伊那PTA連合会は7日、伊那市狐島のJA上伊那本所フラワーホールで、年一度の上伊那教育講演会を開いた。保護者や教員ら約200人が出席。駒ヶ根市教育長の中原稻雄さんが「食を通して親子のあり方を考える」と題して話した=写真。
中原さんは、現在、食育が必要とされている理由、子どもたちの育ちの現状とその原因などについて説明し、「国の対策として、生活習慣病に困る医療費の割合が全体の6割を占め、10兆円を超えた」などと警鐘を鳴らした。
中原さんは「食を中心に家庭生活の基本の形が崩れ始めた」とし、「メディア依存の生活スタイルから我が家のものさしがなくなり始めた」と主張。「食の正しい情報を選び活用する力をどうやって身に付けていくかが課題」だと指摘した。
「食を見直すことは生活を見直すこと。生活を見直すことは生き方を見直すこと」と中原さん。「国の将来を託す大切な子どもたちへの食育を通して、ここで改めて大人も自分がいかにいい加減だったかを知る必要がある」と呼びかけた。 -
【高校野球紹介】(7)駒ヶ根工業
1縲・番の選手が繰り出すフルスイングを武器に駒ヶ根工業はビッグイニングを掴み取る。「何点取られてもよいが相手より1点多ければそれでよい。1点ずつの積み重ねよりも流れの中で畳み掛けたい」と篠原監督。型にはめずびのびと練習してきた自慢の打撃で8強を目指す。
新チームとなった昨年秋からのチーム総本塁打数は、2試合に1本ペースの40本以上。高校でバッティングが開花した主砲池上(3)を軸に、全員が長打を狙う・スいけいけどんどん野球・スを見せつける。
右上手のエース木下(3年)は、カーブ、スライダーなどの変化球を織り交ぜ、打たせて取るタイプ。昨年マウンドに立っている木下は、1年間で球威が増し、精神力も磨きがかかった。まだ調子に波があるものの、夏に向け「まずまずの仕上がり」と監督も期待する。
課題の守備は、捕手室井(3年)、遊撃手湯沢(2年)が精神的柱となってチームを引っ張る。「困った時に頼りになる2人」(篠原監督)を中心にピンチの時は、チームの雰囲気を盛り上げていきたい。
初戦は岩村田と対戦(15日午後2時縲恁ァ営長野野球場)。勝ち上がると2回戦の相手は長野日本大学(17日午後2時縲恣ッ球場)。
松崎拓巳主将
打順は関係なくチーム全員のフルスイングで相手ピッチャーを打ち崩したい。自分たちの野球でベスト8を目指す