-
伊那ローターアクトクラブが創立25周年で記念式典
伊那ローターアクトクラブ(平澤亜矢会長、9人)は9日夕、創立25周年記念式典を箕輪町の伊那プリンスホテルで開いた。県内外のクラブ会員や関係者ら約60人が出席し、節目を祝った。
平澤会長はあいさつで、活動経過を振り返り「さまざま活動を通して、喜びや感動を分かち合い、学び、人として成長していくクラブ。今後、発展し継続していけるよう頑張りたい」と述べた。
記念事業は、9月に伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」で奉仕活動をするほか、ジャパン聴導犬協会への協力など。会員の増員にも力を入れ、発足当時の半数の20人を目指す。
ローターアクトクラブは、地域の人材育成を目的に18歳から30歳までの若者をメンバーに奉仕活動を中心に活動を展開。企業経営者らでつくるボラティア団体「国際ロータリー」がスポンサーを務める。
世界156カ国約17万人、国内425クラブ約5600人規模で、県内では7クラブ約90人が活動を繰り広げている。伊那クラブは80年6月に県内では3番目に発足。道路や河川清掃などをして、地域に貢献してきた。 -
社会人権教育研究協議会
箕輪町文化センターで8日、05年度社会人権教育研究協議会が開かれた。
幅広い人権教育のさまざまな取り組みを学び、今後の活動に役立ててもらおう窶狽ニ、上伊那・諏訪地区の学校関係者や市町村の担当者などを対象に伊那教育事務所が主催。会は、福祉施設などで腹話術を通じたボランティア活動をしているNPO「腹話術友の会おかや」の腹話術で始まった。堀内一光さんは、冗談を交えながら人形とのやり取りを披露。腹話術は人の中に入って行く手段の一つ窶狽ニいう堀内さんは、腹話術を通して心を開くようになった認知症患者の話も発表した。
また、伊那教育事務所の山越和男所長は「近年のいじめは、携帯やパソコンを使ったものも多く、大人の目が届きにくくなっている。また、大人が中心となってメディアから流入する知識について考え、新しい人権侵害につながらないようにしていかなくてはならない」と話した。 -
中部電力・飯田支店と長野支店が統合
中部電力は1日、経営の一層の効率化を推進するため、組織改定の一環として、県内の飯田支店と長野支店を統合した。飯田支店は、長野支店「飯田営業所」「伊那営業所」「飯田電力センター」として生まれ変わった。<br> 統合により、飯田支店の総務、経理などの中間管理部門を長野支店に一本化し、営業、配電部門などはそのまま残し、飯田営業所とした。伊那電力センターについては廃止し、業務を分割して「諏訪電力センター」(分割区域=伊那市以北)と、「飯田電力センター」(宮田村、駒ヶ根市以南)に統合。伊那営業所の業務についてはそのまま変らない。<br> また、飯田支店ではこのたび、53年の歴史を記録として残すために、記念誌「飯田支店の歩み」を発行した。飯田支店の高木元明支店長のあいさつ文から始まり、従業員らの働く様子をとらえた写真や、同支社発足からの歩みを解説した年表などを掲載。A4判、150ページ。<br> 飯田支店(設立当初は飯田支社)は、電気事業再編成による中部電力発足の翌年、1952年3月に開設。以来50年余にわたり、天竜川上流部の水力発電を一貫管理する拠点、南信地域における電力の販売と流通の拠点として重要な役割を果たしてきた。
-
三峰総が南大東島児童にパンフレット寄贈
沖縄県南大東島と伊那市民との交流の動きが広がっている。国土交通省三峰川総合開発工事事務所(榎村康史所長)は5日、島民を伊那祭りに招く実行委員会(小林史麿代表)の要請に応えて、南大東島の小中学生(4年生以上)に同事務所発行のパンフレット「はじめての三峰川探検」を145冊寄贈した。
パンフレットは100頁カラーで、三峰川の歴史・自然・人の生活などが分かりやすく解説されている。実行委員会に参加した矢島信之さん(伊那市美篶在住)や丸山宏一さん(高遠町西高遠在住)らが、「渓流を見たことのない島民に伊那に来てもらうのだから、日本を代表する渓流・三峰川のことを知ってもらわなければ」と、三峰総などに働きかけた。
パンフレット寄贈のほかにも、8月初めの伊那谷訪問時に、美和ダムや周辺施設の見学も受け入れることになった。
榎村所長は「川を見たことがない島の人に、三峰川の自然の豊かさ、水の美しさを見てほしい」と話した。
伊那市内の大手製造会社に勤めた経験のある男性が島で作る青パパイアが縁で広がった交流。8月の伊那まつりにあわせて南大東村助役の仲田建匠さんを団長に38人の訪問団が伊那谷を訪れる。5日には伊那市教育委員会共催の島唄コンサートが開かれるほか、6日の伊那踊り、7日の遊ingゾーンなどでも物産販売や島唄披露が行われる予定。
既に伊那西小が同島小学校に交流のための手紙などを送っているほか、通り町商店街や伊那節の愛好者の中からも、交流を求める動きが始まっている。
詳しくは同実行委員会(TEL74‐5351グリーンファーム・小林、72‐2650井地)まで。 -
新規採用教員の初任者研修
伊那教育事務所は5日、05年度新規採用教員の初任者研修を箕輪町の箕輪東小学校を会場に開いた。初任者26人は、6年生の授業や帰りの会をメモを取りながら参観し、指導法などを熱心に学んだ。<br> 初任者研修は1年間を通して計画されている。今回は、授業参観や授業研究会を通して専門職としての基礎的研修をし、実践的指導力の向上を図る目的で開催。テーマは「子どもと共に創る小学校の授業から学ぶ」。上伊那地区の公立小・中学校の24人と自律学校小中学部所属の2人が参加した。<br> 名越朝介教諭が授業する6年生の社会科(歴史)は、源頼朝が弟の義経を自害に負い込んだことについて児童が感想を発表。「なぜ自害に負い込んだのか」という疑問から学習問題を作り、答えを予想。学習問題を調べる方法を明確にしたあと、各自が調べ学習に取り組み、分かったことを発表した。<br> 初任者は、児童の発言を基に授業が組み立てられ進んでいく様子を参観し、調べ学習をする児童の様子も興味深く見ていた。<br> 初任者研修は年14回ある。今後は、夏にレポートを持ち寄っての研修、秋はコミュニケーションやカウンセリング、来年1-2月には初任者自身が授業を提案して学ぶ予定。<br><br>
-
食べたよ!青パパイア(5)
私は食いしん坊で、実家に帰るといつも母(井地千代子さん)が作るパパイア料理を楽しんでいたんです。味噌汁に入れたりサラダにしたりしているうちに、もっといろいろ使えないかなって思ったんですよ。肌もつやつやしてくるみたい。
弟が亡くなってかなり落ち込んでいた母も、青パパイア料理に出会って、やっと何か打ち込める物を見つけ、立ち直った感じでした。平安山さんたちのおかげだと思っています。ありがとうございました。
【ボロジノ・ヨーグルト】
(1)青パパイアを1センチ角のさいの目に切り、水・砂糖で煮る。南大東島特産黒糖を使うと気分もバッチリ。最後に香りつけにブランデーを少々。島で生産が始まった黒糖ラム酒でも良いでしょう。煮えたら冷ます。大きさや味付けはお好みで。
(2)市販のヨーグルト(もちろん自家製でも可)を器に盛り、煮た青パパイアをトッピング。イチゴやオレンジなど好みのフルーツを添えても良いです。
(3)後は食べるだけ。青パパイアはナタデココのような食感で、繊維質も多いし、煮ても壊れない特殊なビタミンCも豊富だそうです。
※ボロジノは南大東島の別名
【パパイアフライ】
(1)青パパイアは皮を剥き、縦に2つに割って種を取ってから、約1センチ幅にスライス。
(2)普通にフライを揚げる要領で衣を着け、やや低めの温度からじっくりと揚げます。最後は高温でカラっと。
(3)油を切ったら、盛り付けて、飾りの緑を少々。ウスターソース、トンカツソース、ほかにおろし酢醤油なども合います。 -
かいご家たより33
かいご家で働いている看護師は私も含め5人。宅老所で5人の看護師がいるなんて、本当に貴重としかいいようがない。だって、募集しても看護師はなかなか見つからないのが現状だから……。
他の事業所からは「いいね」なんて羨ましがられている。
個性豊かなナースたちだから年功序列なんて関係なく、お互い言いたい放題。でも、基本的な理念はしっかりもっていて看護師である前に人として本当にいいケアをしてくれている。
私からみれば総婦長的なKは、ホントに良く気がついて、入浴前や食事前後のトイレ誘導は見事なもの。よく似合う短パン姿で入浴介助も颯爽とこなし、汗にまみれたお化粧も抜け目なくサッと直すのを見ると、さすがKさんって感じ。そして、いつも自家製の美味しいお漬物をもってきてくれるので利用者さんやスタッフからもホントに喜ばれているお母さん的な存在だ。
次の大御所はI。以前外科で働いていたこともありテキパキと仕事をこなす。どうしても入浴が嫌という利用者さんもIの妖艶なお誘いにかかってしまうと何故かすんなりと入ってしまう程、不思議な力を発揮してくれる。また、時には厨房担当で美味しいお料理も作ってくれたり。万能選手っていってもいいかもしれない。
看護師の中では、一番若くて天然ボケも入っているW。利用者さんからすると孫のような存在で可愛がられている。就職した当初はホントに大丈夫かなぁと心配になってしまう面もあったが、今ではそんな心配も一切ない。常に利用者さんと同じ目線で接しているのを見ていると、この仕事が好きなのがよくわかる。いろんな事を経験しながらWがどんな風に育っていってくれるのかこれからが楽しみだ。 そして、他県からたった一人でこの地にきて頑張ってくれているO。おっとり型の性格が功を奏してか健康チェックしながら利用者さんの話にじっくりと耳を傾け、聞き上手になっている。最初のころは土地のことも解らずどう会話して良いのか戸惑い悩んだらしいが今ではしっかりなじみの関係になり、娘の様に思われ世話を焼かれている姿もチラホラ。W同様、天然ボケも入る。とことん追求していく姿をこれからも持ち続けてくれたらと思う。
皆、看護師という専門的な分野を持ちつつも介護スタッフと同じ目線で同じ気持ちで仕事ができていることを誇りに思っている。
専門的であるがゆえに責任という重圧も決して欠かすことはできないが、かいご家のスタッフとして一人ひとりの心のケアを一番大切にできる看護師であって欲しいし、私自身そうありたいと思う。
かいご家 看護主任 田本真喜子 -
伊那市でイラクの現状講演会
戦火にさらされ続けたイラクの現状を多くの人に知ってほしい窶狽ニ、湾岸戦争などで使用された劣化ウラン弾被害について語る「イラクの人たちは今…森住卓、西村陽子講演会」が8月20日、伊那市民会館で開かれる。
湾岸戦争で使用された劣化ウラン弾によってばら撒かれた放射能原子は、広島に落とされた原爆の1万4千倍から3万6千倍に及ぶという。放射能汚染された環境は、10年以上経過する現在も、白血病や奇形児出産、ガンなどの病気をもたらしている一方、不安定な情勢が続く国内は、慢性的な医薬品不足になっており、治療を受けられないまま死んでいく人も多い。
こうした惨状を撮り続けている報道写真家、森住さんの写真は、時には目を背けたくなるほどの衝撃的なものもあり、多くの人に戦争の残酷さを訴えている。
森住さんの活動に衝撃を受けた伊那市東春近の畑春彦さんら有志が今回の講演会を企画。森住さんの活動を通して、大人から子どもまで多くの人にイラクの実情を知ってもらい、戦争について考えてほしい窶狽ニ、参加を呼びかけている。
また当日は、湾岸戦争以降、イラクの小児病院に薬を届けている「アラブの子どもとなかよくする会」を通して病気に苦しむ子どもたちの支援を続けている長野県出身の西村さんも講演する。
講演会は午後2時から伊那市民会館である。前売り券は大人千円、中高生500円。(当日は大人1500円、中高生800円)。収益は「アラブの子どもとなかよくする会」に寄付する。
現在、講演会の運営を進めてくれる実行委員や、チケット・チラシを預かってくれる店なども募集している。
問い合わせはイラク講演会実行委員会(・ス090・7252・1100)畑さんへ。 -
伊那中央病院七夕おやつバイキング
楽しみながら食事をすることで食欲を高めてもらおう窶狽ニ7日、伊那中央病院4階ラウンジで、七夕に合わせたおやつバイキングが行われた。4階東・西棟の、食事制限のない入院患者52人が、思い思いのデザートを楽しんだ。
これまでも、バイキング形式で食事を楽しんでもらうことはあったが、おやつは今回が初めて。病室からラウンジまで付き添いが必要な患者もおり、普段より多くの看護士が必要となるため、今回は子どもや妊婦の多い4階のみで行った。
デザートは、フルーツやケーキなど10種類の中から好きなものを選べるようになっており、出歩けない人にはワゴンサービスが行われた。
ラウンジに集まった患者らは、デザートを味わいながら、院内学級の子どもたちが作った紙芝居を見たり、七夕の歌を歌ったりして楽しんでいた。
今後はアンケートに基づき、取り組みの継続も検討していく。 -
洪水バイパストンネル試験運用開始
美和ダム土砂流入抑制長谷村美和ダムへの土砂流入を抑制するために設置された洪水バイパストンネルが5日、初めて試験運用され全長4300メートルのトンネルに水が通った。
午前11時にゲートが開けられ、まず毎秒10トン、続いて同20トン規模で水が流された。ダム下の排水口対岸に集まった国土交通省三峰川総合開発工事事務所(三峰総)の職員や関係者など約50人が見守る中、開門約20分後コンクリートを溶かしたような灰色の水が勢い良く流れ出した。午後も試験運用され、午後5時に終了した。
トンネルは、ダム上流の大規模な分派堰・貯砂ダムとセット。洪水時に美和ダムに流れ込む土砂のうち粗い土砂は貯砂ダムで止め、細かい土砂は分派堰でせき止めてバイパストンネルに迂回、ダム下に放出する。01年1月に着工、4年の歳月をかけて05年5月に完成した。総工事費は170億円。
三峰総によれば、美和ダムには三六災害や72‐73年の大出水を始め毎年大量の土砂が流入し、ダムに溜まった土砂は(堆砂)は02年までに約2000万立方メートルにも及んだ。その一部500万立方メートルはは砂利資源や盛土材として利用したが、恒久的な堆砂対策なしには美和ダムの機能維持が難しいとして、多目的ダムでは全国初の同施設の建設となった。
今後は、流入量が毎秒100トンを超える時には、この堆砂システムを運用して、ダム上流からダム下に直接水を流す予定。当面2年間は試験期間とされているが、実質的には運用開始といえる。美和ダムでの状況を見て、小渋ダムでも同様の施設建設を進めるとされており、170億円をかけたシステムの効果がどう出るか注目される。 -
就農10年、田畑と虫を見つめ続けて
伊那市西箕輪吹上 農業 瀧沢郁雄さん「見てください。マメシジミって小さな貝なんです。自分の田んぼで始めて見つけたんですよ」
伊那市西箕輪吹上。築100年にもなろうかという古い農家造りの家で、顕微鏡を差し出して語り始めた。身近にある素材を生かした「有機農法」を営むかたわら、水田や畑に集まる小動物の観察を続ける「ひと・むし・たんぼの会」のメンバーだ。
自身では1町2反(1万2000平方メートル)の畑で露地野菜をつくり、3反(3000平方メートル)の水田で米を作る。土地は基本的に借地。毎週1回約40人の顧客に野菜を詰めて発送する。顧客との間で結んだ栽培契約が収入源。顧客は、県内の茅野市から飯島町までの間に約3分の1、残りは名古屋・東京だという。
「10年やって、理解あるお客さんにも恵まれ、ようやく形が出来てきたという感じですかね。まだ独り者なので、なんとか、食べていかれるぐらいにはなって来ました」
「まだまだいろいろ悩んでいるんですよ」と言うが、水田を増やし、家畜を何頭か飼育して、その糞尿を肥料に利用する「有畜複合経営」に踏み出すことが当面の目標だ。ともに働き暮らす、パートナーを見つけることも。
茨城県ひたちなか市出身。信大農学部森林科学科を卒業後、1年間、埼玉県小川町の農家に住み込みで有機農法を修行した。どこで就農するか迷ったが、信大卒で同じような志向を持つ先輩農家が多い伊那を選んだ。
「大学を出る頃には社会的にいろいろな問題があり、会社員は会社の利益のためにはなんでもしなければならないし、する存在に思えた。そういうのは嫌だったんですよ」とふり返る。
農業に強く惹かれたのは、修業先の農家で最初にキャベツを育てた時。水やりや換気など、「人には億劫だ思われることが、自分はキャベツの命のために働けて楽しいと感じている」と気付いた時だったという。
当然のように、就農してからも田畑の虫や小動物の命を大切にしてきた。農薬は極力使わず、生態系の豊かな田畑を作ることをめざした。田で見つけた蝶を写真に取り、畑で目にしたヘビのことを文章にして、顧客に送る通信にまとめてきた。
その甲斐あってか、04年から自身の水田にイトミミズが大量発生。イトミミズは土を食べ糞として排泄するが、その糞が大量に堆積して雑草の芽を覆い尽くし、除草剤は何も蒔いていないのに、雑草1つ生えていない田んぼになっているのだという。
「生き物を大切にすれば、いつか報われることがあるというのはこういうことを言うんでしょうかね」という瀧沢さん。「本当は晴耕雨読の生活したかったんですけど、そうはいきませんよね」-笑って、雨の田んぼに出ていった。※瀧沢さんが参加する「ひと・むし・たんぼの会」の企画展は伊那市立図書館で14日まで開催中 -
トイレについて考える
人間が生きてゆく上でなくてはならないトイレ。最近は水洗化が進み快適に用事が済まされるようになった。
水洗化はいいが、便器一つをとっても研究、開発となると底知れない苦労が積み重なった技術の集積の塊なのだ。さしずめ婦人用洗浄器のビデなどの開発には、うら若い女性が恥も外聞も気にせず、実際に座ったりして使ってみて(人前ではばかることもなく下着一枚になって使い勝手を研究する姿をテレビで見たが)大変な苦労が目に見えた。ことに最近ではある雑誌に(米タイムス誌)よると「この秋は座ることが最高の時間となるだろう…」という記事を載せている。記事の中で『贅沢な椅子』として2つの椅子を紹介した。1つは英ヴァージン・アトランティク航空のアッパークラスのシート。もう1つが日本の便器メーカーTOTOの「ネオレストSD」という高級洋式便器である。便器が単に排泄のためでなく、安息と快適さを提供する器具として考えられている象徴であろう。そしてさらに、水の音がしない、臭わない、掃除不要といった便器が開発されている。
我が家もまもなく水洗にしたいと思っているが、お金と相談で贅沢な椅子を調達できるかどうか。 -
ドラムサークルin伊那
一つのリズムを通してみんなで感動を分かち合おう窶粕N齢も楽器経験もさまざまな人が集まり、ドラムやマラカスなどの打楽器でリズムを作り上げる「ドラムサークル」が10日、伊那市の中心商店街であるぎおん祭に合わせ、伊那市八幡町商店街で開催される。
ドラムサークルは、案内役に合わせてリズムを刻むことで、時や場所を選ばず、どんな人でも即興参加できるもので、音楽を作り上げることを通して、全く知らない人とも感動を共有したり、コミュニケーションを深めることができる。リズムに合わせて手拍子を刻めば、その場に居合わせた人も演奏者となる。
今回は「全国的に行われている活動を伊那市でもやってみたい」と考えた伊那市の三宅京子さんら有志が企画。多くの参加を呼びかけている。
当日は、茅野市でドラムサークルを開催している「ドラムサークル諏訪」の原房子さんを案内役に迎え、午後4時半から行う予定で、参加希望者は、打楽器などを持って八幡町商店街へ(当日現地には、手作りのマラカスなども用意されている)。
問い合わせは、そばがおやききょう庵(・ス76・0891)三宅さんへ。
##(写真よこ)
案内役に合わせてリズムを刻む人々
##(了) -
子どもの水難事故救急救命講習会
小さな子どもの水難事故対処方法を学ぼう窶狽ニ4日、伊那市の生涯学習センターで子どもネット伊那が主催する「水の事故から子どもを救う救急救命法講習会」が開かれた。10組ほどの親子が集まり、水まわりで子どもを遊ばせるときの諸注意や、緊急時の対処方法を学んだ。
海水浴やプールなど、水に接する機会が多くなると同時に、子どもの水難事故も多くなるこの時期、8歳までの子どもを対象とした救急救命法講習が少なかったため、伊那消防署の協力を得て、昨年から講習は行われている。
乳幼児や幼児を連れた母親らは、小さい子どもに多い事故とその予防方法や、乳幼児の人口呼吸方法などを学んだ後、実際に人形を使って人口呼吸などの応急手当を実践。
指導に当たった消防署職員は「事故は予防が第一。乳幼児の場合、子どもの視点に立って、細やかな気遣いでさまざまな見直しを行い、事故防止に努めることが必要」と話した。
##(写真よこ)
応急処置を施す母親
##(了) -
社会保障フォーラム開催
箕輪町産業会館で2日、上伊那社会保障推進協議会などが主催する社会保障フォーラムが開かれた。日本高齢者運動連絡会の篠崎次男事務局長をパネラーに招き、6月22日に国会で可決した介護保険見直し法案の問題点について議論を交わした。
篠崎氏は、現在介護給付の約5、6割を占める軽度者を、一律に予防給付対象とする今回の法案は、難病の人なども介護給付対象外になってしまう可能性があることを指摘。また、在宅利用者との負担差をなくすために、施設での食費や居住費を全額自己負担にするとしている点も、経済的理由から利用できない人が増加するといった問題を訴えた。
その上で「国の基準はモデルケース。私たちは、一つ一つ細かい点を明らかにしつつ、自治体交渉でこうした問題点を許さないよう、各市町村に働きかけてかなくてはならない」と話した。
##(写真よこ)
##(了) -
シリーズ・青パパイアの道〈第1回〉
青パパイアが取り持つ心温まる縁で、伊那市住民と沖縄県南大東村民との民間レベルの交流が始まった。3月初め、南大東島を訪ねた「伊那市民訪問団」の道中を、シリーズで紹介する。
この住民相互のつながりあいは、今後どのような展開を見せるのだろうか?
※文中敬称略
「私らが作る青パパイアを、本土でただ一カ所だけ販売してくれている伊那市の皆さんとお会いできて、なんかもう、胸が一杯です」
南大東島青パパイア生産組合の沖山吉人は、伊那市訪問団一行21人をこう言って歓迎した。訪問一泊目。生産組合が準備した歓迎会。司会を沖山が勤めた。宴席には、地元産のサワラを使った名物大東寿司を初め、ムロアジ・アブラムツなどの魚料理が所狭しと並んだ。もちろんサラダや炒め物などの青パパイア料理も…。
「こんなご馳走、何日も前から準備したんだろうな」。これまで島を2回訪ねている井地千代子は思った。
島で生産者組合をリードする平安山正治は、かつて勤務した長野NEC(伊那市)で上司だった。家庭の事情で30数年ぶりに島に戻った平安山から、「売り物にならず島にゴロゴロ落ちている青パパイアを何とかできないか」と相談を持ちかけられたのは03年の12月だった。
以来、同島産の青パパイアを取り扱う本土で唯一の窓口役を担ってきた。もともと青パパイア料理が好きだったこともあり、手づくりレシピを付けて販路の拡大も図った。無償のボランティア。「何の得にもならないのにバカじゃないのと言われたわ」と笑う。
訪問団結成を呼びかけたのは伊那市の産直市場グリーンファーム代表の小林史麿。遥か海の彼方で取れた青パパイアを熱心に扱う井地の心に秘めた思いを知った小林は、「心と心をつなぐのも産直市場の役目だ」と2つ返事で販売を引き受けた。
グリーンファームで青パパイアを購入し、口づてに、また、本紙紙面の特集記事などを通じて、青パパイアが取り持つ井地と平安山の海を越えた心のつながりを知った人々が、次々と訪問団への参加を表明した。
「どんな方がパパイアを売って下さっているのか、どうしても会いたかった」「こんな島のパパイアを誰が買ってくれているのか知りたかった」……
真っ黒に陽に焼けた生産組合員が繰り返し繰り返し語る言葉に訪問団も胸が熱くなった。
泡盛の杯が重なり、三線(さんしん)の音に乗せて沖縄民謡が次々と歌われた。当然のように伝統舞踊カチャシーを踊り出す島の人々。踊りの輪に入った訪問団の提案で、最後には「勘太郎月夜歌」を山と海の人々全員で、歌い踊った。
「こんなことになるなんて夢のようだ」。井地は思った。
【毛賀沢明宏】 -
自動車産業専用ISO解説セミナー盛況
自動車産業専用の世界標準規格「ISO/TS16949」の解説セミナーが4日、伊那技術形成センターであり、7社12人が参加して終日熱心に講義を聞いた。主催は上伊那産業振興会。講師は長野日本電気のJRCA登録品質システム審査員補である小野芳樹さん。
ISO/TS16949は、従来の品質標準規格ISO9001よりもさらに厳密な要求事項が重ねられた自動車産業専用のもの。トヨタ・日産をはじめ日本の自動車産業が売上げを好調に伸ばしている中で、上伊那など地方の部品加工業者も自動車用部品の設計・製造の受注に凌ぎを削っているが、メーカーサイドからは品質管理の観点から同規格を取得を求める声が多くなってきている。そうした背景の受けての規格解説セミナーの開催で、「自動車関連というニッチ(=狭い)な分野の話しながら、予想を越えた数の企業が集まった」(小野さん)。
小野さんは自動車メーカーが高度な品質管理を求める理由として、・ス一貫生産体制のため不良が出てもそれだけを生産ラインからはずせない、・ス完成品は1台百万単位の高価なもので、1日数億円といわれる生産ラインを止めると、損失額が1分で数千万円という莫大なものになる、・ス自動車は人命に直接かかわるため、完成品が市場に出てから不良が見つかるとすべてリコールになる窶狽ネどを上げ、部品メーカーにもこれに答える品質管理が問題になると話した。
セミナーに参加した企業は、自動車関連事業を強化しようとしているところが多かったが、中には、自社の品質管理システムをより充実させるために、一回り水準の高い品質管理システムのポイントを学ぼうという企業もあった。 -
第44回県中学校総合体育大会南信大会水泳競技大会結果
【男子】
▽自由形50・ス ・ス一ノ瀬友広(南箕輪)26秒58・ス小野貴史(南箕輪)▽自由形100・ス・ス中原光晟(赤穂)・ス荒木優輔(赤穂)・ス湯澤隼人(駒ヶ根東)・ス永井涼介(春富)▽自由形200・ス・ス那須野諭(宮田)・ス中原光晟(赤穂)・ス荒木優輔(赤穂)・ス湯澤隼人(駒ヶ根東)▽自由形400・ス・ス那須野諭(宮田)4分22秒37=大会新記録・ス三石淳貴(中川)・ス伊澤賢司(伊那東部)・ス小野貴史(南箕輪)▽自由形1500・ス・ス三石淳貴(中川)18分35秒95・ス伊澤賢司(伊那東部)▽平泳ぎ100・ス・ス中林和希(箕輪)▽平泳ぎ200・ス・ス中林和希(箕輪)・ス阪口寛(赤穂)▽背泳ぎ100・ス・ス中村航平(赤穂)▽背泳ぎ200・ス・ス中村航平(赤穂)▽バタフライ100・ス・ス一ノ瀬友広(南箕輪)1分03秒83・ス石川猛(伊那東)・ス北村歩(赤穂)▽バタフライ200・ス・ス石川猛(伊那東)・ス北村歩(赤穂)▽個人メドレー200・ス・ス阿部智之(箕輪)・ス福澤涼甫(春富)▽個人メドレー400・ス・ス阿部智之(箕輪)5分39秒17・ス福澤涼甫(春富)▽リレー400・ス・ス赤穂(中原光晟、小松原祐、中村航平、荒木優輔)▽メドレーリレー400・ス・ス赤穂(中村航平、名子晃皓、北村歩、中原光晟)▽総合・ス赤穂
【女子】
▽自由形50・ス・ス初崎舞(赤穂)29秒55・ス井上さくら(赤穂)▽自由形100・ス・ス井上さくら(赤穂)▽自由形200・ス・ス馬場真衣子(赤穂)2分18秒05=大会新記録・ス▽自由形400・ス・ス馬場真衣子(赤穂)4分55秒35・ス瀧澤穂奈美(伊那東部)▽自由形800・ス・ス瀧澤穂奈美(伊那東部)10分13秒81▽平泳ぎ100・ス・ス高見奏(伊那)1分21秒63▽平泳ぎ200・ス・ス高見奏(伊那)2分54秒85▽背泳ぎ100・ス・ス初崎舞(赤穂)1分12秒55・ス宮澤春奈(箕輪)・ス伊澤彩美(伊那東部)・ス増沢ひとみ(赤穂)・ス宮崎綾(中川)▽背泳ぎ200・ス・ス宮澤春奈(箕輪)2分34秒60・ス増沢ひとみ(赤穂)・ス伊澤彩美(伊那東部)・ス宮澤綾(中川)▽バタフライ100・ス・ス小松原彩香(赤穂)1分06秒76=大会新記録▽バタフライ200・ス・ス小松原彩香(赤穂)2分31秒38=大会新記録・ス松田理緒(赤穂)▽個人メドレー200・ス・ス松田理緒(赤穂)▽リレー400・ス・ス赤穂(小松原彩香、馬場真衣子、松田理緒、初崎舞)4分20秒01=大会新記録・ス伊那東部(伊澤彩美、中村理紗、宮原佐知、瀧澤穂奈美)▽メドレーリレー400・ス・ス赤穂(増沢ひとみ、初崎舞、小松原彩香、馬場真衣子)4分51秒48=大会新記録▽総合・ス赤穂117点・ス伊那東部 -
ひと・むし・たんぼの会講演会より
身近な有機肥料を利用する稲作農家などで作る「ひと・むし・たんぼの会」の企画展が伊那市立図書館で開催されている。3日には、会員で飯田市美術博物館学芸員の四方圭一郎さんの講演会があり、農と食・環境に関心のある40人が集まり、熱心に話を聞いた。
四方さんは「人間本来の仕事=水田耕作とともに生きてきた生物に眼を向けることは、人間の生き方に眼を向けることになる」と同会の趣旨を説明。
会員が農作業の最中に撮影した小動物の写真を紹介しながら、「大規模圃場整備で2・スの排水路が作られるとトノサマガエルやメダカはいなくなる」「タガメは1970年頃には夏になると天竜川の橋上にまでたくさん飛んで来たが、必要以上の農薬使用で、県内では壊滅したと言われている」などと話した。
水田は夏は湿地で冬は裸地。耕作によってたびたび生活環境が撹乱される生物にとっては良くない環境だが、何世紀ものの人間と自然との共生の中で、水田に生きる生物が増えてきた。増産を究極目標にした大規模圃場整理や農薬散布で、その歴史を途絶えさせてはいけないと主張。
何より水田耕作の経験がない人が多くなり、日常生活と水田生物とが乖離し、人の精神世界から水田生物の思い出が消えていくことが問題窶狽ニ指摘した。
同会は信大農学部出身者が多く、農薬を使用せず、身近にある有機肥料を使用して農作物の栽培を進めながら、田畑に集まる虫や貝、爬虫類、鳥など小動物を観察し、記録に残している。飯田市美術博物館発行の図鑑「伊那谷の田んぼの生き物」を中心で制作したほか、本紙毎週木曜日7面にも連載エッセイを掲載している。
企画展は14日まで。10日には山と渓谷社刊「アマガエルのヒミツ」の著者、秋山幸也さんの同名の講演会も開く(午後2時縲・時半)。問い合わせは同会代表小川文昭さん(・ス73・7548まで) -
「気場」発見10周年
長谷村分杭峠で「気場」が発見されて10周年を迎え、2・3日に同村入野谷の南アルプス生涯学習センターで記念イベントがあった。主催は、関連団体などで作る実行委員会(宮下市蔵長谷村長)。
2日は早稲田大学名誉教授の春木豊さんの記念公演などが、3日は「気場発見」の立役者の宮本高行さん(発見当時の三峰川総合開発工事事務所長)による経過の説明と、パネルディスカッションなどがあった。
パネルディスカッションには春木さん、宮本さん、宮下村長のほかに、「気場」体験者として、横浜市の中村祐子さん・茨城県ひたちなか市の佐藤清さんも並び、前県議で駒ヶ根元気UPの会代表の佐々木祥二氏がコーディネーターを務めた。
「分杭峠は初めて来た時から強い気を感じ、体の調子が良くなった」(中村さん)、「脳梗塞で右麻痺になったが、気場に来て体がしびれ、帰る時には歩いて帰れた」(佐藤さん)窶狽ネどと体験談が述べられると、心理学者である春木さんからは「科学的に証明されていない話を私は解説できないが、体を治そうという強い『気力』と、気場に集まることによる一種の催眠作用などにより、体の調子が良くなることはあると思う」窶狽ネどと発言。それぞれの視点から「気場」を語り合った。
長谷窶泊蜴ュ村境にある分杭峠は、中央構造線が作る地形の影響で地磁気が特殊な状態を示すが、10年前の7月2日、宮本さんや佐々木さんが中心になって中国から招いた気功の大家・張志祥さんが「世界有数の気場」であると宣言した。
以来、不思議な力を持つ「気場」として気功の力を信じる人々の間で評判になってきた。長谷村も「気場」の効力にあやかって、地域振興や医療・保健・福祉の充実に重点を置いた「気の里」構想を立案・実施し、地元企業も「気の里」の・ス不思議な水・スを使った特産品づくりを進めてきた。
宮下長谷村長は「このイベントは気場を大切にする民間の力で実現したもの。気の力を信じる人と信じない人いろいろいる。村としてはできることは協力するが、医療・福祉の充実が主眼」と報道陣に話した。 -
中体連サッカー南信大会結果
・ス春富・ス南箕輪
※3位までが県大会(16窶・7日・松本平広域運動公園総合球技場など)に出場する。 -
「ひと・むし・たんぼの会」企画展始まる
伊那谷の有機農家を中心に研究者などでつくる「ひと・むし・たんぼの会」の企画展が2日から、伊那市荒井区の市立図書館広域情報コーナーで始まった。伊那谷のカエルの鳴き声が聞けるコーナーもあり、「カカカカッ」と、きれいな声に耳を傾ける人も多い。14日まで。入場無料。
会員の田んぼに暮らす生き物の豊かな世界と、農家との関わりを紹介する目的で企画。昨年の夏に飯田市で初めて開いた企画展が好評だったため、今回は伊那市で開いた。
会員が同会発足から撮りためた、田んぼに集まる昆虫や鳥など生物の写真65点のほか、伊那谷に生息するトンボの出現時期を記したパネルなどを展示。
小川文昭代表は「企画展をきっかけに、実際に田んぼへ出かけ、生き物との出会いを楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。
3日午後2時から、同図書館で講演会もある。
4、11日は休館。午前10時窶伯゚後7時。 -
特集・目指せ甲子園 赤穂高校
春先から攻守ともに安定せずにきたが、ようやくまとまってきた。打線の機動力はいまひとつだが、失策の目立った守備は、主戦投手の熊谷と昨夏を唯一経験している遊撃の松崎を中心に堅さをみせる。「守備には自信がある。今年は少ないリードを守って勝つ」(田中主将)。
熊谷はカーブとスライダー、調整を続けてきたナックルといった変化球と制球力の良さを武器に打ち取る。追い込んでからの勝負球の甘さが課題だったが、「球のキレも良くなって、状態はいい。万全の体制で臨めそう」と自身も手応えを感じている。継投には左腕丸山、2年生の小田切、黒塚が控えるが、最も成長した丸山の起用が高い。
チーム打率は2割5分弱と低く、出塁して、得点圏に進めた後の攻撃が課題。「適時打が出ないし、得点能力が低い」(真野監督)と不安を残す。
安定感のある根津、長打の期待が高い松崎、原の中軸でなんとか先取したい。代打にはチームで1、2位の長打力を誇る片桐も控える。
「大きくリードを許すと追い上げるのは相当苦しい」(真野監督)ため、点差を広げての勝利は厳しく、序盤に先制して守りぬきたい。
初戦は11日、上田と対戦する(午後12時30分、県営飯田野球場)。
◆田中潤也主将
打線もつながり始め、ようやくチームとして勢いづいてきた。打てるチームじゃないため、細かい攻撃でなんとか先制し、守り勝つ野球で上位進出を狙いたい。とにかく、初戦を突破してリズムをつかみたい。 -
勤労青少年ソフトボール大会
7月第3土曜日の「勤労青少年の日」を記念して2日、南箕輪村の大芝総合運動場で、上伊那地域で働く30歳以下の勤労青少年を対象にしたソフトボール大会が開かれた=写真。
日ごろ接する機会が少ない他社の人と交流を深める目的で、伊那地区勤労青少年福祉推進者連絡協議会などが主催している大会は、今年で25年目。高校卒業以来、疎遠になっていた友人などと、この場を通じて再会する人もいるという。
各事業所や勤労青少年ホームごと、チームを編成。今年は12チームが参加した。「女性にも参加してほしい」との思いから、各チーム、必ず2人は、女性が参加するルールとなっている。中には女性がピッチャーを務めるチームもあった。
交流を深めつつ、参加チームそれぞれが、日ごろの成果を発揮し合った結果、南信マリナーズ(南信精機製作所)が優勝、コガネイ(コガネイ駒ケ根事業所)が準優勝した。
##(了) -
青少年の健全育成・強化月間で街頭啓発
県青少年対策本部上伊那地方部は1日夕方、「青少年の非行問題に取り組む全国強調月間」「有害環境排除県民運動強調月間」(1窶・1日)の活動の一環として、上伊那の大型店4カ所で街頭啓発を展開した。
伊那市では、上伊那地方事務所の牛越徹所長をはじめ、市職員、市子ども会育成協議会役員、伊那署員ら11人が、西町のアピタ伊那店前に集まり実施。参加者は同じ色のジャンバーを着て、肩には・ス伸びよう伸ばそう青少年・スと標されたタスキをかけ、啓発のチラシなど、300枚を買い物客に配布した。
チラシには・ス愛の声かけ運動を推進しましょう・スなどと書かれ、未来を担う青少年に、まわりの大人が積極的にかかわり、健全な成長を支援することを呼びかけた。
牛越所長は「街頭啓発をきっかけに青少年を取り巻く障害などが除去され、非行防止につながればありがたい」と話した。 -
特集・目指せ甲子園 高遠高校
3年生は主将の伊藤(郁)1人のみで、2年生8人、1年生7人の若いチーム。結束力と思いきりの良さが強みだが、その反面、精神的もろさが課題。一度崩れると最後まで引きずってしまう。
主戦2年生の右腕福澤は直球とカーブ、スライダーが武器。しかし、苦しんできた腰の故障とスタミナに不安を残すため、完投は難しい。継投には春から急成長した有賀が控え、威力がある直球を持ち味に力強い投球をみせる。
投手はいずれも打たせて取るタイプのため、確実な守備が決め手。だが一つのミスでチーム全体が連鎖反応を起こす欠点をもつ。本番までに一人ひとりのメンタル面の弱さをどれだけ克服できるかが明暗を分ける。
打線は下位まで安定しているが、チームで最も出塁率が高く、足の速さにも自信を持つ先頭の湯澤が一つの鍵。中軸の福澤、伊藤(郁)、酒井で確実に得点して、活力を見出したい。
全体的に立ち上がりが遅く、早々と点数を許すと巻き返しの期待は薄い。序盤はなんとか守備で乗り切り、先制点を奪ってリズムをつくっていきたいところ。
「怖いもの知らずで、思いきりの良さが、良い方向に向いていけば、勢いづいて最高の試合展開が望める」(保母監督)
初戦は11日、屋代南と対戦する(午前10時、長野オリンピックスタジアム)。
◆伊藤郁也主将
選手全員が声を出してムードを高めていくことが第一。人数が少ない分、まとまりがあるところを武器に、守備の乱れを少なく、一つでも多く勝ち進むことが目標。練習の成果を十分に発揮して、悔いのない最高の思い出をつくりたい。 -
伊那地区納税貯蓄組合連合会総会
伊那地区納税貯蓄組合連合会は1日、高遠町の高遠さくらホテルで第64回総会を開いた。04年度事業を確認し、今年度事業を承認したほか、功労者表彰も行った。
長野県は、中学生を対象として募集している「税に関する作文」の応募数が他県と比べて少ないことなどから、同連合会は、租税教育の促進が必要と判断。05年度は、新たに税理士会や税務署などと協力して講師団を結成し、各学校に働きかけていきたいとしている。また、引き続き租税の自主納付体制の確立や期限内完納促進のための事業に努める。
表彰は次のみなさん。
▼伊那地区連合会会長表彰=松村洋子、渕井和子、田辺信子
##(了) -
伊那諏訪家畜畜産物衛生指導協会総会
伊那諏訪家畜畜産物衛生指導協会は30日、伊那市西箕輪の羽広荘で総会を開いた。05年度事業報告などを承認したほか、長年書記を務めてきた伊那市西春近の寺山真寿美さんに感謝状を贈呈した。
先日、茨城県で鳥インフルエンザが確認されたことを受けて、県内各地区の家畜保健衛生所も、ニワトリやアヒルを50羽以上飼育している養鶏農家などや、保育所を対象に異常の有無を確認しているが、今のところ異常は確認されていない。
会長を務める伊那市の小坂市長は「BSEや鳥インフルエンザなど、世間を騒がせている家畜伝染病は、未然に防ぐ必要があり、地域で畜産物の飼育に当たっている人々には一層予防に取り組んでほしい」と話した。
同協会は牛などに感染するヨーネ病などの早期清浄化のために、自主淘汰(とうた)や検査を畜産農家に促し、安定的経営と安全・高品質な畜産物生産支援をしていく。
##(了) -
音上げる肉弾戦
観衆800人の歓声「ゴツン」窶萩ソきわたある肉体のぶつかりあう音に、スタンドを埋めた800人の観衆は歓声と拍手を送った。
愛好者などで作る実行委員会ほかが主催する第9回伊那市大学ラグビー招待試合が19日、伊那市陸上競技場であった。関東大学リーグ戦優勝の法政と、関西大学Aリーグ制覇の同志社がぶつかり合う好試合。
開始直後から相手陣内に攻め込み次々とトライを重ねる同志社に対して、法政は前半20分過ぎから反撃に出たが、同志社の固いデイフェンスにじ伏せられ、82対12の思わぬ大差で同志社に軍配が上がった。
トップスピードでぶつかり合う時の肉の軋むような音。相手のわずかなミスを付いて一挙に駆け抜けるスピードなど窶箔倹シ実力校の大戦に観客席は魅了された。
前試合の全長野vs同志社は、7対96の大差で同志社に力を見せつけられた。
##(写真・よこ)
後半、法政がトライを狙うも惜しくも阻まれる -
あゆ友釣り解禁
天竜川水系の鮎の友釣りが1日解禁になり、地元上伊那だけでなく、関東・中部地域から集まった太公望が、雨をついて、この夏初めての鮎釣りの感触を楽しんだ。(高遠ダムより上流の三峰川水系は9日解禁)
この日竿を出した釣り人は約100人で、主に三峰川に入った。解禁の午前6時には一斉に竿を出したが、途中から雨が強くなったため、午前11時頃にはほとんどが竿をたたんだ。それぞれ10縲・0匹の釣果。生育がよく、例年より少し大ぶりだという。
三峰川竜東橋上で竿を出した伊那市の加藤さん(会社員OB)は「魚の数は多い感じ。でもまだ追いが弱くて、思うようにかからない」と話した。
天竜川業業協働組合の春日英男参事は、「雨で濁りが入ったので、普段より少し追いが弱くなったようだ。水が澄めば、かなりの釣果が期待できると思う」と話した。