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長野県伊那・木曽倫理法人会 会社経営について学ぶ
伊那と木曽地域の企業でつくる一般社団法人長野県伊那・木曽倫理法人会は、年に一度の倫理経営講演会を伊那市内で18日に開き会社経営について学びました。 一般社団法人倫理研究所の田島康賢さんが「大転換の時代―新に挑む―」と題して講演しました。 倒産した企業の元社長が勉強会を開いている東京の「八起会(やおきかい)」の活動を紹介し、倒産の理由で一番多かったのは経営者の高慢、2番目が社員教育の欠如、3番目が目標と計画性の欠如だと説明しました。 一方で再起した社長は、早起き、家庭円満、素直、背筋が伸びているという4つの共通点があるという事です。 田島さんは、「4つの共通点は、朝礼を実施し、家庭を大事にし、お互いに学びあっている倫理法人会のモットーと重なっている」と話していました。 倫理経営講演会は毎年1月から5月にかけて全国で開かれているもので、今年は伊那市を含め676会場で開かれています。
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信越花便り 長野市 城山公園の桜が満開
長野と新潟の桜の開花状況をお伝えする信越花便り。 長野市では城山公園の桜が17日満開となりました。 城山公園の桜は14日に開花し17日満開となりました。 最高気温は23度を超え公園には平日にもかかわらず大勢の人たちが訪れ思い思いに桜を楽しんでいました。 長野市城山公園の桜の見ごろは今週末まで続くということです。
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シベリア抑留慰霊祭 戦友・家族の冥福祈る
「第二次世界大戦」終戦後、旧ソ連のシベリアに抑留され亡くなった人達の冥福を祈る慰霊祭が17日、伊那市西町の春日公園で行われました。 慰霊祭には、体験者や遺族など10人が出席しました。 出席した人達は、春日公園の北側に建立された慰霊碑に花を手向けていました。 式の中では、シベリアで兄を亡くした伊那市の山口昭七さんがハーモニカを演奏しました。 山口さんは「亡くなった兄も楽器が好きだった。兄を偲んでハーモニカを演奏しました」と話していました。 シベリア抑留を体験した長田伊三男実行委員長は「祖国に帰ることを夢見て支えあった多くの仲間が帰ることなく亡くなった。残り少なくなった体験者がこの真実を後世に語り継いでいかなければならない」と話していました。 慰霊祭は、体験者や遺族などでつくる全国強制抑留者協会長野支部が毎年開いているもので、今年で18回目になります。
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信越花便り ~国宝松本城 ソメイヨシノ開花~
信越花便り。 松本市から桜の開花情報です。 国宝、松本城のソメイヨシノが、10日に開花しました。 10日午前8時、松本城管理事務所の職員が、外堀沿いにあるソメイヨシノのうち、開花の基準となる「標本木」に5・6輪の花が開いているのを確認し、開花を宣言しました。 今年の開花は例年並みですが、去年よりも9日遅く、見頃は今週末の15、16日頃だということです。 夜桜を楽しむ恒例のイベント「国宝松本城夜桜会」は、13日から20日までの8日間行われます。 期間中は、午後5時30分から午後9時まで、本丸庭園が夜間無料開放され、茶席や雅楽の演奏などを楽しむことができます。 また、13日から22日までの10日間は、松本城外堀と女鳥羽川沿いの桜がライトアップされるということです。
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信越花便り 上田城跡公園でソメイヨシノ開花
長野新潟の桜の開花状況などをお伝えする信越花便り。 上田城跡公園のソメイヨシノが8日に開花しました。 上田城跡公園のソメイヨシノは、去年より7日、例年より1日から2日ほど遅い開花となりました。 上田市によりますと、満開は15日ごろだという事です。 上田城跡公園東やぐら門前のシダレザクラは7部咲きとなっていて、10日から11日には満開を迎えそうだという事です。
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信越花便り 千曲のあんず・カタクリ
続いては、信越花便り。 千曲市からあんずとカタクリの話題をお伝えします。 4月6日に開花宣言を出した千曲市森地区の「あんずの里」は、平地で3分咲きになりました。 あんずまつり推進委員会の開花状況によると、7日は平地で3分咲き、中間地で1分咲き、山間地はつぼみという発表です。 地元の人によると、あんずの里の見頃は、来週半ばの12・13日頃になるのでは、と見ており、あんずまつりが終了する15・16日の週末が、花見客で最もにぎわうのではと話していました。
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南箕輪わくわくクラブ 現役選手がスポーツ指導
NPO法人南箕輪わくわくクラブの今年度の活動が8日から始まり、バスケットボールやバレーボールなどの現役のスポーツ選手が子供たちを指導しました。 小学生から中学生まで350人が参加し3つの会場に分かれて指導をうけました。 村民体育館では、信州ブレイブウォリアーズの徳川慎之介選手が講師をつとめ、ドリブルの練習が行われました。 南箕輪中学校の体育館では、VC長野トライデンツの選手がバレーボールを指導しました。 NPO法人南箕輪わくわくクラブは19の教室を開催し、スポーツやカルチャーを通して地域住民の健康づくりを進めています。 この日開かれた教室は無料で見学や体験ができるもので、クラブの会員以外の人たちにも活動を知ってもらおうと、毎年この時期に開いています。
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西駒んボッカ 薪運びで復活
中央アルプスの西駒ヶ岳山頂直下の西駒山荘まで荷物を運ぶレース「西駒んボッカ」がリニューアルして再開されることが決まりました。 6日は「西駒んボッカ」を主催する西駒こまくさ会の事務局で西駒山荘管理人の宮下拓也さんが、完成したばかりのチラシを発送する作業を行いました。 西駒んボッカは、西駒山荘の建て替えに合わせて、建物に使うレンガを運んでもらおうと4年にわたり開催されてきました。 去年の大会でレンガが必要数に達したことから、大会を終了することにしていましたが、参加者から継続を求める声が多く寄せられ、荷物を変えて開催することを決めました。 参加者がレンガに変わって運ぶのは、長さ40センチほどの薪です。 山荘に設置される予定のストーブで活用するためのものです。 宮下さんは「山荘で役立つものでもなんでも良いから大会を継続してほしいといった声をたくさんいただいた。大勢の人に参加していただき“ぬくもり”を届けて欲しい」と話していました。 西駒んボッカは9月10日に開かれる予定で、受付は7月31日までご覧のところで受け付けています。
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一夜の城 一夜で築かれなかった可能性「高い」
戦国時代に織田軍が高遠城を攻略するために、伊那市富県につくったとされる一夜の城跡近くから、新たな堀が発掘されました。 この発見により伊那市は、「一夜の城が一夜で築かれたものではない可能性が高い」と発表しました。 7日は発掘現場で報道機関向けに説明会が開かれました。 発掘現場は、伊那市富県貝沼の私有地で家を建てる際に調査したところ、新たな堀が発掘されました。 堀は2段になっていて、水が溜まっている深い部分が古い堀の跡で、後から手前の土を削って「土塁」と呼ばれる城壁を高くした可能性が高いということです。 当時、堀の一番深い部分から土塁の一番上までは5メートルほどあったとみられ、戦で鉄砲が使われるようになり、その対応策として改修が行われたのではないかということです。 このことから、一夜の城は、昔から富県に住み着いていた有力者の城で、その城を織田軍が高遠城攻略のために改修してつかった可能性が高いということです。 創造館学芸員の濱慎一さんは「平成24年の調査でも2段になった堀は発掘されていた。今回2か所で確認されたことから、少なくとも堀は一夜で築かれたものではないことがわかった。調査を進めていけば、富県にどんな有力者がいたのかなど、地域の歴史も明らかになるかもしれない」と話していました。 これまでに周辺から織田軍に関する出土品はなく、織田軍が実際にこの場所を使ったという証拠はないということです。 伊那市では、今後、文化財の範囲を広げるよう県に申請し、さらに詳しい調査を行っていきたいとしています。
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「まるごと信州 情報ネット」放送始まる
県内各地のケーブルテレビ局がそれぞれの地域で取材したニュースをまとめて放送する「まるごと信州情報ネット」が8日から始まります。 まるごと信州情報ネットは県内16のケーブルテレビ局が取材した地元のニュースや話題をピックアップし1時間にまとめたものです。 テレビ松本ケーブルビジョンが編集し県内ネットワークを使って各局に配信し全県規模で放送します。 地域に根ざしたニュースをケーブルテレビの視点で伝える「まるごと信州情報ネット」はご覧のチャンネルで8日午前9時から放送します。
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信越花便り
長野新潟の桜の開花状況などをお伝えする信越花便り。 ケーブルテレビ各社が取材した生の情報です。 飯田市からソメイヨシノ開花のニュースです。 6日午後3時、大宮通りのソメイヨシノが開花しました。 5日には、天龍峡のソメイヨシノも開花していて、飯田にも桜の季節がやってきました。 6日午後3時、南信州広域連合は、大宮通りのソメイヨシノの開花宣言をしました。 平年より2日遅い開花で、満開になるまでの目安は、気温の状況により、5日から1週間後とみられてます。 一方、天龍峡では、5日に、ソメイヨシノの開花が宣言されました。 去年より10日遅く、平年並みの開花で、気温によりますが1週間から10日後が見ごろとなりそうです。 観光案内所では、桜に関する問い合わせが殺到しています。
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最高気温20度近くまで上がり 4月下旬並み
5日の伊那地域は日中の最高気温が20度近くまで上がり4月下旬並みの暖かさとなりました。 箕輪町のみのわ天竜公園では日陰でシートを広げる親子や、水辺で遊ぶ子供たちの姿がありました。 伊那地域の最高気温は午後1時37分に19.9度となり、今年一番の暖かさとなりました。
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「愛の家グループホーム」 伊那市で認知症ケア事例報告会
認知症への理解を深め介護施設を身近に感じてもらおうと、施設で働くスタッフによる事例報告会が伊那市の伊那公民館で25日に開かれました。 長野県内に5つある「愛の家グループホーム」が開いたものです。 5つの施設で働くスタッフが事例報告を行いました。 このうち、伊那市山寺の愛の家で働く職員は、80代の夫婦の気持ちに寄り添った介護ケアについて発表しました。 車いすで生活している妻に対し、スウェーデンで考案された「タクティールケア」という方法を取り入れたという事です。 ゆっくりとしたマッサージを施すもので、精神的に安定し認知症の緩和に繋がるとされています。 足が以前より動かせるようになり、夫婦の会話も増えたという事です。 職員は「利用者の想いをひとつひとつ受け止め支援につなげていきたいです」と話していました。 伊那市で事例発表会を開くのは初めてで、利用者の家族や地域住民など30人ほどが訪れました。
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熱気球での花見を前に試乗会
伊那市高遠町の高遠城址公園の花見シーズンに合わせて行われる熱気球体験の試乗会が3日に開かれました。 この日は地元住民や報道関係者向けに試乗会が開かれ、公園内の駐車場から、長野県のマスコットキャラクター「アルクマ」がデザインされた熱気球が上がりました。 四方をロープで固定した係留(けいりゅう)飛行と呼ばれる方法で、上空15メートルまで上がり、5分ほど滞在します。 上空からは、公園の桜や高遠の街並みを見ることができます。 試乗したある女性は「良い眺めだったし気持ちよかった。桜が満開の時には素晴らしい景色になりそう」と話していました。 毎年、高遠城址公園へのツアーを企画している東京都の旅行会社が、伊那市観光協会などに企画を提案し実現しました。 クラブツーリズムの堀口直哉さんは「お客様が2度来たいと思えるようなツアーの実現をテーマに企画した。桜の名所として知られる場所でこれだけ協力していただけるのは嬉しい」と話していました。 熱気球体験は、10日から14日までの5日間行われる予定です。 受付は午前8時から午前8時半までで、料金は12歳以上が2400円、6歳から11歳が1800円、2歳から5歳までが500円となっています。 雨天や風速3メートル以上の場合は中止となります。
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伊那市 地域おこし企業人に平井さん任命
3大都市圏の大企業で働く社員を受け入れ、地域の魅力向上につなげる「地域おこし企業人」の任命式が3日、伊那市役所で行われました。 地域おこし企業人に任命されたのは平井孝明さんです。 平井さんは、大阪府出身の48歳で、東京都に本社を置く通信機器メーカー沖電気工業株式会社から派遣されました。 沖電気工業では、IoTなどを活用した新規産業の開発を担当していたということです。 伊那市では、IoT事業への地元企業の参画推進や、新たな技術の導入、地域産業の活性化に向けた事業の提案などを行っていく予定です。 平井さんは「求められているものをつくり出せるよう頑張っていきたい」と話していました。 白鳥孝市長は「IoTを全国に先駆けて進めていきたい。培った技術と経験を活かして頑張ってください」と話していました。 地域おこし企業人は、国からの補助を受け、地域独自の魅力向上を目的に3大都市圏の大企業で働く社員を受け入れるもので、県内初だということです。
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元巨人選手2人が野球教室
2日、プロ野球読売ジャイアンツOBの川口和久さんと吉村禎章さんが伊那市を訪れ、集まった少年野球チームの子どもたちに投球や打撃を指導しました。 伊那市営野球場には、伊那市や箕輪町の9つの少年野球チームに所属する130人が集まり、元読売ジャイアンツの2人から守備や走塁、打撃の基礎を教わりました。 走塁の基本を学んだ後、投手と野手の2つのグループに分かれ、投手は、ピッチャーだった川口さんに、野手は、外野手だった吉村さんに教わりました。 川口さんは、「基本的なことを身近に感じながら練習してほしい」などと話しながら、子どもたちに正しい投げ方をアドバイスしていました。 吉村さんは、守備練習を見たあと、打撃についてアドバイス。 苦手なコースを意識することなど素振りのコツを伝えながら、 「人より上手になりたいと思ったら人一倍バットを振ってください」とよびかけていました。 この野球教室は、9月5日に、松本市で26年ぶりとなる巨人対中日のプロ野球公式戦が行われるのを記念して読売新聞東京本社と南信販売会が開きました。
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箕輪健全が全国制覇 上伊那勢が2年連続優勝
東京都で開かれている全国ミニバスケットボール大会に出場している、箕輪町の箕輪健全育成の女子チームは、30日に行われた決勝トーナメントを勝ち抜き、優勝を果たしました。 大会の結果、箕輪健全は決勝戦で埼玉代表の川口じりんMBCに45対40で勝利し、優勝を果たしました。 去年の伊那ダイヤモンドツインズに続き、上伊那勢が2年連続で優勝を果たしました。
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詐欺被害を防いだセブンイレブン宮脇店長に感謝状
電子マネーカードを購入しようとした男性に声をかけ特殊詐欺の被害に合うのを防いだ、南箕輪村のセブンイレブン伊那インター店の宮脇英和店長に伊那警察署から感謝状が贈られました。 29日、熊谷猛彦署長からセブンイレブン伊那インター店の宮脇店長に感謝状が贈られました。 宮脇店長は、3月1日、電子マネーを購入しようとした松川町在住の40代男性に声をかけ詐欺被害を防ぎました。 男性は「インターネットサイトの未払いがあり2万円の電子マネーカードを4枚購入したい」と言っていたという事です。 不審に思った宮脇店長は警察に相談するよう男性に勧め、駆けつけた警察官に事情を説明したところ詐欺だとわかりました。 伊那警察署管内で今年発生した特殊詐欺被害は4件で被害額は261万2千円となっています。
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親子で旬の食材を学び料理を体験するワークショップ
楽しみながら旬の食材について学び料理を体験する、伊那市の伊那食品工業㈱主催のワークショップが、29日に開かれました。 午前中に開かれた低学年の部には、伊那市を中心に上伊那や長野市から13組の親子が参加しました。 子ども達の春休みや夏休みに合わせて伊那食品工業が去年から開いているもので、今回で3回目です。 この日は、食育ワークショップの企画をしている長野市の(株)アンバーラボの久保田あすかさんが講師をつとめました。 「春のめぶきを知ろう」がテーマで、伊那食品工業で販売している中華料理の大根もちの素を使って料理を作りました。 水を入れてかき混ぜた後フライパンで焼き、好みの旬の野菜をトッピングします。 菜の花やたけのこ、ニンジンなど、春に旬を迎える野菜が用意されました。 完成すると全員で試食しました。 ワークショップでは、野菜の写真が印刷されたカードを、採れる季節ごとに分けるクイズも行われました。 伊那食品では、親子が触れ合いながら学べる場としてこれからも定期的に続けていきたいという事です。
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ジャンル超え4人の手づくり作家が作品展
ジャンルの違う4人の手づくり作家が、日々の仕事の成果を披露する展示販売会が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には陶芸、とんぼ玉、革製品、粘土の作品、およそ800点が並んでいます。 4人はクラフトのイベントで知り合ったのをきっかけに作品の展示販売会を開いていて、今年で11回目になります。 南箕輪村でとんぼ玉を作っている角田まち子さんは、ペンダントなどのアクセサリーを中心に出品しています。 とんぼ玉の中に入っているように見える花などの装飾は、色の違うガラスを組み合わせて、溶かしながら作っているということです。 展示会のきっかけを作った駒ヶ根市の陶芸家岡田和也さんは「作家と話をしながら手に取って見ることができる展示会になっています。」と話していました。 四人の仕事作品展は30日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
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労災死亡事故受け業者に安全な工事を呼びかけ
国土交通省・天竜川上流河川事務所は、23日に伊那市長谷で発生した労災死亡事故を受け、工事現場で働く元請け業者に安全を呼びかけました。 この日は、駒ヶ根市の天竜川上流河川事務所で「天竜川上流緊急工事安全協議会」が開かれ、工事を受注する30社、およそ60人が出席しました。 事故は、伊那市長谷黒河内で行われている砂防堰堤管理用道路のトンネル工事現場で発生しました。 23日午後1時半頃、現場に設置されたコンクリートを練り混ぜる機器の中からヘルメットと長靴が出てきたことに従業員が気付き、機器内部を捜索したところ、伊那市長谷中尾の山田大作さん41歳が発見されました。 協議会では、作業前に計画書を確認し予測される危険を確認すること、事故の内容について下請け業者にも伝えること、計画通りに作業を行うことなど5項目について、改めて徹底するよう呼びかけていました。 椎葉秀作所長は「安全だと思っている作業でもどんなことが起こるかわからない。危険を予測する想像力を鍛えてほしい」と話していました。 天竜川上流河川事務所では、今後、工事現場の作業の安全性を確認するパトロールを行うことにしています。 事故のあった現場は、現在、警察による捜査などのため作業を中断していて、安全性が確認されてから工事を再開する予定だということです。
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伊那・高遠と新宿むすぶ内藤家ゆかりの品並ぶ
1600年代から8代に渡り高遠藩の藩主を務め、伊那市高遠町と東京都新宿区との友好提携のきっかけとなった内藤家ゆかりの品々が並ぶ展示会が24日から、伊那市の高遠町歴史博物館で始まりました。 会場には、内藤家ゆかりの品およそ80点が並んでいます。 内藤家は、江戸時代の元禄(げんろく)4年、1691年に、内藤清枚(きよかず)が高遠藩主になってから、廃藩置県になるまで8代に渡って藩主を務めました。 参勤交代で江戸を訪れるため、内藤家は新宿御苑周辺に領地を与えられたことから、現在の交流につながっています。 会場には、当時の参勤交代の様子を描いたおよそ24メートルの巻物や、内藤家が高遠藩の領民に贈った家紋入りの火縄銃や紋付袴などが展示されています。 また、今回初めて、新宿歴史博物館に所蔵されている品も展示されました。 歴史博物館では、「内藤家ゆかりの品々を通じて、伊那市・高遠町と新宿区とのつながりを感じてもらいたい」と話していました。 この展示会は、6月18日まで、伊那市の高遠町歴史博物館で開かれています。 入館料は、一般400円、上伊那地域の小学生から高校生までは無料となっています。
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経営改革プランで回復期病床へ転換も視野に
伊那中央病院は現在担っている急性期医療に加え上伊那地域で不足している回復期病床への転換も視野に入れるとする経営改革プランを策定しました。 24日伊那市役所で伊那中央行政組合議会全員協議会が開かれプランの概要が報告されました。 それによりますと上伊那医療圏で伊那中央病院が担っている急性期医療の分野を充実させ、さらに平成37年度に向けて大きく不足しているとされる回復期病床への転換も視野に入れるとしています。 必要病床数の推計によりますと平成37年度では上伊那に1,328床が必要とされていますが、平成27年度と比較すると142床不足しているということです。 そのため地域の医療機関との連携をさらに強化し稼働病床数を減らさないための努力が必要だとしています。 他には退院患者の診療所への引き継ぎ、在宅診療のバックアップを行い地域包括ケアシステムの一翼を担うとしています。 経営改革プランは平成32年度までの伊那中央病院の役割などをまとめたもので今月中にホームページで公開されます。
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伊那駅伝優勝の佐久長聖高校などに いちご贈る
伊那市西箕輪羽広のみはらしいちご園は春の高校伊那駅伝で優勝し羽広荘で合宿している佐久長聖高校など3校の生徒に23日、いちごをプレゼントしました。 みはらしいちご園の井踏岩夫組合長が合宿中の高校生にいちごを渡しました。 羽広荘には、春の高校伊那駅伝に出場し優勝した佐久長聖高校、洛南高校、九州学院高校の3校が、23日まで合同合宿を行っています。 生徒たちが毎朝、みはらしファーム内のごみ拾いをしていることに感謝の気持ちを込めていちごを贈りました。 いちごは、今旬の紅ほっぺという品種400個です。 3校を代表して佐久長聖高校駅伝部の山本嵐主将は、「12月の都大路にむけて頑張ります」と決意を話しました。 井踏組合長は、「佐久長聖高校の優勝がとてもうれしい。どの高校も爽やかな走りをみせてくれました」と話していました。
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劉鉄鋼さん 教室の生徒と来月伊那文化会館で二胡コンサート
県内各地で中国の伝統楽器、二胡の教室を主宰している劉鉄鋼さんは4月22日に伊那文化会館でコンサートを開きます。 17日、当日演奏に参加するメンバーが集まり、リズムやタイミングなどを確認していました。 4月22日にコンサートを開くのは、中国のハルピン出身で二胡奏者の劉鉄鋼さんと、伊那、駒ヶ根、松本、諏訪、飯田の生徒40人です。 伊那文化会館でのコンサートは4年ぶりで、今回はピアノやギターの他、ドラムやベースなどの伴奏が入ります。 劉さんのほかに、教室で生徒を指導している中国出身の二胡奏者も一緒に演奏します。 中国の現代音楽を中心に16曲を披露する事になっていて劉さんは「中国の文化に触れ、美しいメロディーを楽しんでほしい」と話していました。 コンサートは4月22日午後6時から伊那文化会館で開かれる予定です。入場料は1,000円で、チケットの販売が始まっています。
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インドネシアの高校生 伊那市で学習
インドネシアの高校生が17日から3日間の日程で伊那市を訪れています。 18日は、みはらしファームでそば打ちを体験しました。 伊那市では海外からの旅行客を誘致するインバウンド事業を進めています。 インドネシアからの教育旅行の受け入れは今回が初めてで、首都ジャカルタから車で2、3時間のところにある普通高校の1、2年生21人が訪れました。 そば打ち名人会のメンバーが講師をつとめ、英語を交えながら指導していました。 体験した高校生は「お菓子作りに似ていて楽しかったです」と話していました。 伊那市が進めているインバウンド事業では今年度、75団体1,830人が訪れたという事です。 中国からが8割、台湾からが2割ほどを占めていて、東南アジアからは少ないという事です。 伊那市観光協会では「東南アジアからも集客できるようPRしていきたい」と話していました。 一行は市内の農家7軒に分かれて農家民泊をしていて19日まで伊那市に滞在しています。
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春の高校伊那駅伝 開会式
県内外の強豪校が出場する春の高校伊那駅伝は、19日、伊那市陸上競技場発着で行われます。 18日午後4時30分から伊那文化会館で開会式が行われました。 今年は男子136チーム、女子60チームの196チームがエントリーしています。 男子が第40回の記念大会、女子が第33回となる春の高校伊那駅伝は、19日、伊那市陸上競技場発着で行われます。 女子は午前10時、男子は午後0時10分スタートです。 男子は高遠町商店街を折り返す42.195キロ、女子は伊那北・西春近柳沢を折り返す21.0975キロで行われます。
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「合格」に歓喜 高校入試後期選抜合格発表
公立高校後期選抜試験の合格発表が17日に行われ、合格した受験生に春が訪れました。 伊那市の伊那北高校では、朝8時半に掲示板が運ばれると訪れた受験生たちが自分の受験番号を探していました。 合格を確認した受験生は、友達と喜びあったり、保護者に電話をしたりしていました。 上伊那地域の公立高校8校では、983人の受験生が合格しました。 合格したある男子生徒は「ずっと緊張していたのでかなりホッとしている」と話し、ある女子生徒は「部活と勉強を両立して、充実した高校生活を送りたい」と話していました。 長野県教育委員会では公立高校の再募集を行なっていて、上伊那地域では、辰野高校、高遠高校、赤穂高校、箕輪進修高校で再募集をしています。 伊那北高校では、4月5日に入学式が行われることになっています。
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アツモリソウ培養「効率的に」 松田南信が上農に機器を寄贈
南箕輪村の上伊那農業高校バイテク班では、県の認定を受け、絶滅危惧種に指定されているアツモリソウの保全活動に取り組んでいます。 そのバイテク班にこのほど、温度などを効率的に管理することができる研究用機器が寄贈されました。 17日は、バイテク班の生徒と長野県・寄贈した松田南信株式会社が参加して式が行われ、機器がお披露目されました。 電機メーカー「日立」の商品を取扱う、松田南信では、アツモリソウの保全に取り組む上農高校・長野県と「生物多様性保全パートナーシップ協定」を、1月に締結しました。 今回の寄贈は、その協定に基づいて行われました。 寄贈されたのは「インキュベーター」と呼ばれる機器で、温度や光の照射などを精密管理することができます。 松田南信の神田昭夫常務は「苦労をしていたので、インキュベーターを使ってより効率的に研究をしてもらいたい」と話していました。 上農バイテク班の西條雄真班長は「これまでよりも多くのアツモリソウの培養を試すことが出来るようになる。これからの研究が楽しみです」と話していました。 現在バイテク班では、フラスコ内での苗の培養には成功していますが、フラスコから出した時に温度変化などで死んでしまう個体数が多いのが課題となっています。 今後はインキュベーターを活用し、より効率的に研究を進めていきたいとしています。
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いな少年少女合唱団 21日からハンガリーで演奏
那市のいな少年少女合唱団は、21日から中央ヨーロッパのハンガリーで現地の合唱団とジョイントコンサートを開きます。 17日は、出発を前に北沢理光会長と元団長の加藤さわねさん、指導者の久保田直子さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長にあいさつをしました。 合唱団は、19日に日本を出発し、21日と23日にハンガリーで、現地の音楽小学校の児童とジョイントコンサートを予定しています。 コンサートでは、浴衣を来てわらべうたや民謡などを披露するということです。 合唱団では、25周年の平成24年にハンガリーとフィンランドを訪れていて、元団長の加藤さんは、前回の演奏旅行をきっかけに、フィンランドに留学したということです。 加藤さんは「言葉が通じなくても合唱でひとつになれることを感じた。後輩たちにもそういう感覚を感じて欲しい」と話していました。 白鳥市長は「海外に行くことは良い経験になる。良い演奏をしてきてください」と話していました。