-
西澤デパート歴史に幕
伊那市の総合小売業、株式会社ニシザワが通り町で営業してきた西澤デパートが28日閉店し半世紀にわたる歴史に幕が下ろされました。
午後6時過ぎ、閉店を惜しむ買物客が訪れていました。
西澤デパートは地上6階、地下1階ですがここ数年は1階のフロアーのみで営業し、衣料品や化粧品などを扱っていました。
今の建物となる前の1924年大正13年に書店として創業し1967年昭和42年に百貨店として生まれ変わりました。
屋上には観覧車がおかれるなど上伊那唯一の百貨店として賑わいました。
約半世紀にわたり営業してきましたが建物の老朽化により取り壊すことになりました。
営業最終日は荒木康雄社長をはじめ役員らが最後の客を見送りました。
閉店した西澤デパート一帯には再開発事業があり近隣の伊原商店とさかや正藤は8月に移転するほかあびえんとは今月30日で閉店しセジュールは3月で閉店しています。
一帯は今年の秋に建物を取り壊し新たに4階建ての賃貸マンションが建設され1階はコンビニエンスストアが入る予定です。
完成は再来年の春頃を計画しています。 -
フードバンクいな 7月1日から
伊那市社会福祉協議会は、食品ロスの削減を目的に、企業や市民から寄付された食料を必要としている人たちに無償で提供する「フードバンクいな」を7月1日から開始します。
29日は本格運用を前に、伊那市の子育て支援課から社協の職員が食品を受け取りました。
食品は市の職員や来庁者が持ち寄ったもので、段ボール1箱分です。
伊那市社会福祉協議会は、伊那市の委託を受け、集まった食料を必要な人に提供するフードバンクいなを立ち上げます。
福祉まちづくりセンター内に専用の部屋を設け、食品を保管します。
フードバンクいなでは、市内の子ども食堂で使う食料の管理、提供を行います。
そのほか必要な世帯への直接配布や、配布会を開催し広く提供していきたいとしています。
また、食料提供の呼びかけを企画したい人への支援も行っていくということです。
食料の受付・提供は7月1日から始まります。
受け付ける食材は賞味期限が明記されていて、2か月以上あるものなどの条件があります。
-
東ティモール五輪事前合宿 伊那市7月13日から受け入れ
東京オリンピックで東ティモールのホストタウンとなっている伊那市は、選手の事前合宿について、来月13日から20日までの日程で受け入れることを、28日に明らかにしました。
28日は、定例記者会見が市役所で開かれ、白鳥孝市長が事前合宿の概要を説明しました。
実施期間は、来月13日から20日までで、13日に伊那市を訪れ14日から19日まで練習を行い、20日に東京の選手村に向かう日程です。
訪れるのは、競泳の50mに出場する男女それぞれ1人ずつと、陸上の1,500mに出場する男子選手の合わせて3人です。
他に、コーチ4人と役員4人も来日します。
練習場所は、競泳の選手2人が高遠町の高遠スポーツ公園プール、陸上の選手が陸上競技場と伊那公園屋内運動場となっています。
宿泊場所は、高遠さくらホテルです。
新型コロナの感染防止対策として、2階と3階を貸し切る他、一般客と選手団の入り口を分ける計画です。
また、選手団はワクチンを2回接種し、接種後2週間経過してから来日するとしています。
伊那に来てからは、選手団全員が毎日検査を受ける他、接触頻度に応じて日本人スタッフに対しても検査を実施します。
当初予定していた交流事業は中止とし、白鳥市長と選手団の懇談はリモートで行うとしています。
万が一関係者の感染が確認された場合は、伊那保健福祉事務所と協力して対応するとしています。 -
伊那市総合防災訓練
伊那市総合防災訓練が高遠町の高遠小学校を主会場に27日、行われました。
新型コロナ感染対策をとった避難所の設営などを確認しました。
主会場となった高遠小学校では、全体訓練が行われ新型コロナ感染対策をとった避難所の設営や防災教室などが行われました。
入り口では、市の職員が防護服を着用して、参加者の検温や体調チェックを行い誘導していました。
体育館には、コロナの感染者や症状がある人が避難するテントや、段ボールを使ったパーテーションやベッドなどが置かれました。
段ボール製のベッドは耐久性が高く組み立ても簡単だということです。
また、27日は高遠小学校の全校児童も授業の一環で訓練に参加しました。
全体訓練の前には、町内21地区で土砂災害が発生した想定でで訓練が行われ、安否確認などをしたということです。
伊那市では例年9月に防災訓練を行っていますが大雨や台風に備え前倒しをして実施しました。
-
伊那ヒルクライムレース8月に開催
伊那商工会議所青年部は8月8日に伊那市富県新山地区を会場に坂道を自転車で駆け上がる「伊那ヒルクライムレース」を開催します。
24日は、伊那商工会館で記者会見が開かれイベントの概要を説明しました。
自然が豊かで坂が多い伊那の地形を生かし地域の魅力を発信しようと開かれるものです。
ヒルクライムレースは、新山地区を会場に全長6.5キロ、標高差540mの坂道を自転車で駆け上がりタイムを競うものです。
新山集落センターをスタート地点にゴールの新山峠付近を目指すコースで行われます。
新型コロナ対策として参加者を県内在住者限定とし、先着100人としています。
午前10時開始で、15秒間隔で1ずつスタートするということです。
参加費は2千円で7月1日の午前10時から大会HPで申し込みを受け付けます。
http://inahill.fun
-
長谷中学校2年ぶりのふれあい訪問
伊那市長谷の長谷中学校の生徒が高齢者と交流をする、ふれあい訪問が18日、2年ぶりに行われました。
この日は、長谷中学校の全校生徒30人が、伊那市長谷の特別養護老人ホームサンハート美和を訪れ、歌や太鼓を披露しました。
ふれあい訪問は、生徒に高齢者と交流して思いやりの心を身に付けてもらおうと、毎年行われています。
去年は新型コロナの影響で中止となったため、2年ぶりの訪問となりました。
また、密になるのを防ぐため、生徒は中庭で演奏をし、利用者はベランダから発表を楽しみました。
サンハート美和の小林和博施設長は、「コロナ禍の中、このような形で交流ができてうれしく思います」と感謝していました。
-
64歳以下のワクチン接種7月から
伊那市は64歳以下の新型コロナワクチン接種の予約を来月から受け付けます。
25日は、伊那市議会全員協議会が開かれ、今後の接種予約などのスケジュールが報告されました。
それによりますと、64歳以下で申請があった基礎疾患のあるおよそ2300人は来月1日から、
60歳から64歳までの人と高齢者施設などの従事者およそ3300人は来月8日から予約を開始します。
教職員や保育士などの早期接種対象の職種およそ2000人の予約は7月下旬を計画しています。
16歳から59歳までのおよそ2万9000人は段階的に実施するとしています。
12歳から15歳の児童や生徒については、基礎疾患がある人は医師の判断で接種を受けてもらうとしています。
健康な児童や生徒に対する接種については日本小児科学会の見解や文部科学省の方針などを参考にしながら慎重に判断していきたいとしています。
予約方法は、いずれも電話やインターネットなどとなっています。
また、伊那市は、24日現在の医療従事者と65歳以上の高齢者の接種率を公表しました。
1回目の接種率が62.5%で2回目が28.5%となっています。
来月末までに対象のおよそ2万3000人の接種を終える見込みだということです。
-
溝口文仁さん宅 タチアオイの花見頃
伊那市荒井の溝口文仁さん宅ではタチアオイの花が見頃になっています。
溝口さん宅では黄色のタチアオイが咲いています。
4年前に母親が種を4粒ほどもらってきて溝口さんが撒き、現在15株ほどに増えました。
その母親はすでに亡くなっていて、溝口さんは置き土産だと話していました。
タチアオイはアオイ科の多年草で、花が咲くのが6月〜8月のため「一番上の花が開花すると梅雨があける」ともいわれています。
花は下から順番に開花します。
2週間ほど前から咲き始め、6月末までは楽しめるということです。
-
上伊那の高校の文化祭始まる
上伊那各地の高校で、新型コロナウイルスへの感染対策を行っての文化祭が始まりました。
このうち伊那市の伊那西高校では第37回西高祭が始まりました。
開会式では、生徒会が製作したステージバックがお披露目されました。
今年は新型コロナウイルスの感染対策として一般公開はせず、保護者のみの来場としました。-
テーマは「Orange~絞り出せ!!100%の笑顔~」です。
全校一人一人が自分らしさを最大限に発揮し、どの場面でも輝いてほしいという意味が込められています。
今年は、全校生徒がひとつになろうと手作りのブレスレットを身に着けていました。
午前中の校内祭では、琴や歌などのステージ発表が行われ、生徒たちは、練習の成果を披露していました。
伊那西高校の文化祭西高祭は、27日まで行われることになっています。
-
伊那食品工業が園児にゼリーセット贈る
伊那市の伊那食品工業株式会社は「カップゼリー80℃」の発売40周年を記念し、ゼリーの素などのセットを市内の園児1,530人に贈ります。
24日は伊那食品工業株式会社の塚越亮専務が伊那緑ヶ丘幼稚園を訪れ、宮原光生園長にゼリーセットを贈呈しました。
贈呈後早速、年長の22人がパイン味のゼリーを食べました。
かんてんぱぱ「カップゼリー80℃」は、今年で発売40周年を迎えました。
これを記念して伊那食品工業ではカップゼリー80℃パイン味を1袋とゼリーの型、アニバーサリーBOOKのセットを市内の保育園と幼稚園の園児1,530人に贈ることにしました。
宮原光生園長は「子供たちが大好きなゼリーをたくさん食べてもらいたい」と話していました。
園を訪れた伊那市の白鳥孝市長は「小さい頃に食べた味や匂いは大人になっても記憶に残る」と話していました。
伊那食品工業は新型コロナで自宅で過ごす時間が長くなっていることから家族での時間を楽しんでもらおうと企画したということです。
-
富県小の児童が麦を収穫
伊那市の富県小学校の4年生は、学校近くの畑で麦の収穫を23日、体験しました。
23日は、学校近くの2アールの畑で富県小の4年生の児童と貝沼区の住民でつくる貝沼の自然環境を守る会のメンバーが一緒に麦を収穫しました。
去年、10月に児童たちは富県保育園の園児と一緒に小麦「ハナマンテン」の種を撒きました。
毎年、会のメンバーが畑を貸すなど協力しています。
この取り組みは園児と児童、地域住民の3者が連携し農業や食育を通じて地域づくりを進めていこうと行われています。
児童たちは、メンバーに教わりながら麦を刈り取っていました。
作業の途中、富県保育園の園児が畑を訪れ、刈り取った麦を運ぶのを手伝っていました。
麦は、今後脱穀して小麦粉にする計画でおよそ60キロを見込んでいます。
4年生の児童は、学校の畑で栽培しているたまねぎやトマトなどを使って、ピザを作るということです。
-
西箕輪で軽トラが衝突 2人大けが
21日午後4時25分頃、伊那市西箕輪の交差点で軽トラック同士が衝突する事故がありました、運転していた伊那市の60歳の男性が胸の骨を折り、下伊那郡松川町の78歳の男性が肋骨を折る大けがを負いました。
伊那警察署の発表によりますと大けがを負ったのは、伊那市西箕輪の会社員有賀和幸さん60歳と、松川町の農業 大島正義さん78歳です。
事故があったのは、伊那市西箕輪の信号のない交差点です。
21日午後4時25分頃、横道を走行していた大島さんが運転する軽トラックと、直線の下り坂を走行していた有賀さんが運転する軽トラックが交差点で出合い頭に衝突したものです。
この事故で有賀さんは胸骨骨折、大島さんは肋骨骨折の大けがを負いました。
伊那署では事故の原因について調べを進めています。
-
いなGOちゃんねるのキャラクター愛称募集
伊那市の伊那市観光協会は開設しているYouTubeチャンネル「いなGOちゃんねる」のキャラクターの愛称を募集しています。
伊那市観光協会はYouTubeチャンネル「いなGOちゃんねる」を開設しています。
多くの人たちに親しみを持ってもらおうとキャラクターを制作しました。
キャラクターは「元気ないなご」をイメージしてデザインされたということです。
愛称は伊那市観光協会のホームページから応募できます。
応募期間は7月9日までで、結果はホームページに掲載されるということです。
-
伊那民泊協議会設立へ
一般社団法人伊那市観光協会は農家民泊の受け入れ軒数増加などを目的とした伊那民泊協議会を設立します。
伊那市観光協会の総会が22日、市役所で開かれ伊那民泊協議会設立など今年度の事業計画が承認されました。
伊那民泊協議会はこれまで伊那市観光協会主導により進められていた農家民泊について農家が主体的にかかわることで受け入れ軒数の増加につなげようと設立されるものです。
農家民泊は農家の家に宿泊しながら農業体験をしてもらう伊那市観光協会の教育旅行事業です。
昨年度は新型コロナの影響で受け入れを行うことがでませんでしたが、今年度は感染状況をみながら
対応していくということです。
具体的な目標として現状の農家軒数62軒から毎年10軒ほど増やし2024年に100軒を目指します。
伊那市観光協会ではこれに合わせて農家民泊PRのDVDも作成する計画で今月29日に伊那民泊協議会の設立総会が開かれる予定です。
伊那市観光協会の今年度事業としてほかに高遠石工をPRする石工ビジターセンターの設置や個人旅行者をターゲットに「巡る」「泊まる」を中心とした「高遠さくらリゾート」事業などが承認されました。 -
長野日報旗争奪上伊那地区少年野球大会
上伊那地域の少年野球チームが出場する「長野日報旗争奪上伊那地区少年野球大会」が、20日と26日の2日間の日程で始まりました。
大会には、上伊那8市町村から28の少年野球チームが参加しました。
箕輪町と南箕輪村の4か所の球場に分かれてトーナメント方式で行われました。
このうち番場原第一グラウンドでは、伊那北スポーツ少年団と伊那スターズスポーツ少年団の試合がそれぞれ行われていました。
試合を通じて選手やチーム同士の親睦を深めてもらおうと2007年から開かれているものです。
20日は準々決勝までの24試合が行われました。
初日の結果、伊那スターズスポーツ少年団、竜東スポーツ少年団、箕輪中部ヤンキース、東春近スポーツ少年団が勝ち上がりました。
準決勝と決勝、3位決定戦は、26日に番場原グラウンドで行われます。 -
伊那警察署「劇団いーな」出張寸劇 初披露
特殊詐欺の被害防止などを目的に今年4月に発足した伊那警察署の若手警察官でつくる「劇団いーな」は21日、初めて地域の公民館に出向き寸劇を披露しました。
21日は、「劇団いーな」に所属する伊那署の直轄警ら隊6人が美篶きらめき館を訪れ、特殊詐欺の事例を基につくった寸劇を披露しました。
美篶きらめき館を拠点に月に1回集まって脳トレなどを行っている住民グループが、テレビ報道で劇団の発足を知り伊那署に依頼したものです。
劇団を構成するのは、直轄警ら隊13人で、寸劇に使う背景の絵や小道具なども自分たちで作製しています。
寸劇の出張披露は今回が初めてです。
預貯金詐欺についての寸劇は、銀行員になりすました犯人が「口座が悪用されている」と言って被害者宅を訪問し、被害額を補償する代わりにクレジットカードと暗証番号を要求するという内容です。
署員は、「顔写真付きの社員証や名刺は安易に信用しない」「家族の中で合言葉を決めておくと良い」など被害に合わないための対策を紹介していました。
伊那署管内では、今年に入りきのうまでに6件の特殊詐欺被害が発生していて、被害額は181万円となっています。 -
南アルプス食害対策協議会総会
南アルプス食害対策協議会の総会が開かれ、仙丈ケ岳の馬の背付近でニホンジカの試験捕獲の実施など今年度の事業計画が報告されました。
1日は伊那市の伊那市役所で総会が開かれました。
会長で伊那市の白鳥孝市長は「猟友会の協力でニホンジカの捕獲が昨年度は320頭と着実に成果をあげてきている」と挨拶しました。
今年度の事業計画のうち、環境省関東地方環境事務所は仙丈ケ岳の馬の背付近の高山帯でニホンジカの試験捕獲を実施して、捕獲方法や処理方法の課題と改善点を検討していく計画です。
捕獲時期は今月から7月頃までで、わなを40台ほど設置し目標は4頭程度としています。
また、南アルプス北部におけるニホンジカの行動把握と食害の実態調査を引き続き行います。
調査は信州大学農学部に委託し、ニホンジカから高山植物を守る柵の中の植物の回復状況のモニタリング継続などを行います。
ドローンを活用することで植生群落を踏まずに実施できるということです。 -
60代女性が49万円被害
18日伊那市内の60代の女性が49万円をだまし取られる特殊詐欺被害が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと被害の状況は女性宅に市役所職員を名乗る男から「介護保険が多く支払われている。すぐに銀行に行けないですか」などと電話があり、女性が銀行に行くと金融機関の職員を名乗る男から携帯電話に連絡があり男の指示通りにATMを操作したということです。
その後被害者が知人に相談し他人名義の口座に49万9328円を振り込んだことがわかり被害に気付いたものです。
伊那署では還付金名目でATMを操作させるものは全て詐欺だとして被害防止を呼び掛けています。 -
金鳳寺本堂の屋根改修工事が竣工
伊那市富県にある金鳳寺の本堂屋根の改修工事が竣工し19日と20日に見学会が開かれました。
金鳳寺の本堂の屋根改修工事は去年6月から始まり今年5月に竣工しました。
今の本堂はおよそ200年前に建てられたもので日本の伝統的な茅葺き屋根でした。
30年単位で吹き替えを行っていましたが傷みが激しく雨漏りもあったことから檀信徒でつくる金鳳寺本堂屋根改修委員会が発足し改修工事を行いました。
事業費は1億4000万円で茅葺きから銅板葺きに変更されました。
屋根は曲線がほどこされ茅葺きの形を残した造りとなっています。
本堂内部も合わせて改修工事が行われ床が新しい板葺きとなったほか耐震工事も行われました。
金鳳寺では「檀信徒の心のよりどころとして、また地域の人たちが集まる場として活用してもらいたい。」と話していました。
-
伊那市出身の平澤さんがミニコンサート
伊那市出身のピアニストの平澤真希さんが19日にミニコンサートを開きました。
19日は伊那市のキタノヤ電器の屋外特設会場で新店舗2周年を記念したミニコンサートが開かれました。
平澤さんは伊那北高校卒業後、ポーランドのショパン音楽院に進み、現在は伊那市を拠点に演奏活動を続けています。
会場にはおよそ30人が演奏に耳を傾けていました。
-
伊那中央病院の医師ら派遣で新型コロナワクチン接種
伊那中央病院は伊那市の新型コロナワクチンの集団接種会場に19日から医師と看護師を派遣しています。
19日は伊那市のロジテックアリーナで65歳以上の高齢者向けの新型コロナワクチン集団接種が行われました。
204人の接種が行われ、派遣された伊那中央病院の医師3人と看護師8人は午前中の接種を担当しました。
医師は訪れた人たちの健康状態を一人ずつ確認していました。
ワクチン接種は看護師が行いました。
集団接種は市内の開業医や看護師が接種を行っていますが、通常診療もあり負担が大きくなっているため、伊那中央病院に協力を依頼したということです。
伊那中央病院では伊那市のほかに病院を運営する伊那中央行政組合を構成する箕輪町、南箕輪村の集団接種にも医師と看護師を派遣していくということです。
-
夏休みの子ども食堂へ フードドライブ
伊那商工会議所女性会は、夏休み期間中に開かれる子ども食堂の為の食品を集めるフードバンクの取り組みをきょうから始めました。
18日は伊那商工会議所女性会の池上道子会長などがフードバンク事業について市内で記者会見を開きました。
女性会では、伊那市が行っている子ども支援事業に協力し、家庭などで廃棄する食品を集め、子ども食堂に寄付します。
今回は特に、給食が無くなる夏休みに食事に困る子どもを助けようというねらいです。
集める食品は、常温で保存でき、賞味期限が9月21日以降まであるものです
主にカレーのルーや缶詰、玉ねぎやジャガイモといった野菜です。
開封済のものや、日本語表記の無いものは受付できないと言う事です。
商工会議所の会員企業は伊那商工会議所に持ち込み、一般は、伊那市役所か伊那市社会福祉協議会への持ち込みとなっています。
期間は7月19日までで、集まった食品は、市内の子ども食堂に提供されることになっています。
伊那市によりますと、市内で子ども食堂や子どもの居場所づくりをしている団体は、13あると言う事です。
-
写真集団アルプ 山岳写真展
南信地域の山岳写真愛好家の集まり写真集団アルプの第17回展示会が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、メンバー14人が撮影した写真49点が飾られています。
各自テーマを決め、中央アルプスや北アルプスなどを撮影した写真一人3~4点ずつ展示しています。
写真集団アルプは平成23年6月18日に発足し、今年10周年を迎えました。
昨年は新型コロナ感染拡大のため中止しましたが、今年は2年ぶりに17回目の展示会を開きました。
今回初めてかんてんぱぱホールで開きました。
メンバーは「山は天候が変わりやすいので撮影に苦労している」と話していました。
写真集団アルプの山岳写真展は6月23日(水)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
-
高遠小5年生 アイガモ農法に挑戦
伊那市高遠町の高遠小学校の5年生は、アイガモを使って田んぼの草などを管理するアイガモ農法にチャレンジしています。
17日は、子どもたちがアイガモを田んぼに放ちました。
学校近くにある7アールの田んぼでは、今月8日に植えた苗が育っています。放たれたカモは、さっそく、雑草を食べていました。
子どもたちは、おいしい米を育てる方法を研究し、アイガモ農法に挑戦することにしました。カモが雑草や虫を食べてくれるほか、動くことで土をかき混ぜてくれるのでおいしい米ができるということです。
アイガモ農法を知った子どもたちは、卵を取り寄せ、4月下旬から26日かけてふ化させました。教室の隣の部屋で、世話をして育ててきました。死んでしまったものもいましたが、15羽を田んぼに放すことができました。
田んぼの周りにはネットを張りカモが逃げられないようにしているほか、カラス除けのテープも張り巡らせました。
獣に食べられてしまわないように、毎日、夕方は教室に連れ帰り、朝になると田んぼに連れてくるということです。
米を収穫した時には、カモを料理して一緒に食べることも当初目標にしていましたが、食べるのはかわいそうという子どももいて意見が割れており、これからクラスでどうするか考えていくということです。 -
社会を明るくする運動 藤城村長にメッセージを伝達
7月は犯罪や非行のない社会を目指す「社会を明るくする運動」の全国強調月間です。
これに合わせ、上伊那地区保護司会のメンバーが14日に南箕輪村役場を訪れ、藤城栄文村長に総理大臣からのメッセージを伝達しました。
社会を明るくする運動は、犯罪や非行の防止と、罪を犯した人の更生について理解を深め、明るい社会を築こうという全国的な運動です。
上伊那地区保護司会南箕輪村代表の唐澤正吉さんは、「デジタルツールの活用などにより新たな繋がりを生み出し、犯罪や非行の防止と更生保護の取り組みをさらに充実させていく必要がある」とする菅義偉内閣総理大臣からのメッセージを伝達しました。
毎年7月に開かれている「社会を明るくする地域づくり大会」は、新型コロナにより2年連続で中止となりました。
小中学校の児童・生徒への作文の募集は予定通り実施し、「人と人との繋がりを再認識する機会にしたい」と話していました。
-
延期の伊那市成人式8月14日・15日
新型コロナウイルスの影響で延期となっていた昨年度の伊那市の成人式は今年の8月14日と15日に行われます。
これは17日伊那市役所で開かれた市議会一般質問で議員の質問に伊那市教育委員会が答えたものです。
成人式は伊那市全域で新型コロナの影響により延期されていた昨年度の新成人811人と今年度の伊那地区の新成人714人を対象に行われます。
今年度の高遠地区・長谷地区の対象者は来年1月に予定されています。
日程は8月14日と15日となっていて地区ごと市内10会場で午前と午後に分けて行われます。
式ではアトラクションなどはなく時間を30分ほどに短縮して行われるということです。
県外からの参加者にはPCR検査の補助制度を活用し参加してもらうことにしています。
-
自主防災を語る会 防災について投げかけ
伊那消防署のOBで作る地域防災を語る会は、水害時の住民の心構えや対応をリポートにまとめました。
地域防災を語る会で、元伊那消防署副所長の伊藤一男さん(81)です。
伊藤さんら伊那消防署のOB3人で作る地域防災を語る会は、近年の災害報道などを見て、行政や市民がどのような心構えを持っておくべきかなどをまとめました。
リポートは、災害時に行政はどのように対応すべきか、住民はどの程度情報を持っているかなどを投げかける内容です。
地域防災を語る会では、このリポートを伊那市の区町会長に配布したいとしています。
-
伊那市美篶軽自動車同士が衝突 重傷事故
17日午前8時50分ごろ、伊那市美篶の国道361号で、軽自動車同士が衝突する事故がありました。
この事故で80代の男性が重傷、50代の女性が軽傷を負っています。
伊那警察署の発表によりますと事故があったのは、伊那市美篶の国道361号です。
伊那市高遠町西高遠の伊藤宏さん81歳が運転する軽自動車と、伊那市美篶の春日咲子さん51歳が運転する軽自動車が衝突したものです。
伊藤さんは胸の骨を折る重傷、春日さんは軽傷だということです。
高遠町方面から伊那市方面に進行していた伊藤さんが運転する軽自動車が対向車線をはみ出し、対向車線を走っていた春日さんが運転する車と衝突したものです。
事故の原因については伊那署で捜査中です。
-
伊那市 要支援者「個別避難計画」策定へ
伊那市の白鳥孝市長は、災害発生時に、避難の支援が必要な高齢者や障がい者など一人ひとりの避難行動をまとめた「個別避難計画」を策定していく考えをしめしました。
これは、16日に開かれた伊那市議会の一般質問の中で白鳥市長が議員の質問に対して答えたものです。
個別避難計画は、災害時において支援が必要な人の避難行動について確認し、一人ひとりの状況に応じて作成されます。
白鳥市長は「対象者の絞り込みを行い、要支援者毎に支援を行う人などの情報を整理し、市の関係機関や、地域との連携を図っていきたい」と答え「災害の危険度の高い地域から検討を進めていく」との考えを示しました。
また、在宅医療機器を使用する重度の障がい者支援について「災害などの緊急時に対応できるよう個別支援を行っていきたい。災害や停電に備え発電機の補助を検討したい」と話していました。
-
伊那北高校創立100周年 薫ヶ丘美術展
伊那市の伊那北高校創立100周年記念「薫ヶ丘美術展」が伊那文化会館で16日から始まりました。
会場には伊那北高校の前身・旧制伊那中学校の1回卒業生から在校生までの99点の作品が、卒業順に展示されています。
作品は、美術大学を卒業し画家として活躍した人や愛好者など様々で、油彩や水彩、アクリル画など多彩です。
この他に彫刻や陶芸、書なども展示されています。
こちらは、伊那北高校6回卒業生で12日に亡くなった国画会準会員の小林修一郎さんの作品です。
小林さんは、20年以上前から、母校の文化祭に合わせて毎年この美術展を開催し、上伊那での美術振興に貢献してきたと言う事です。
小林さんの発案で、今回の出展作品の写真集を作ることにしています。
また会場の入り口には、去年、全校生徒で作ったモザイク画や、美術部員の共同作品も展示されています。
伊那北高校創立100周年記念薫ヶ丘美術展は、20日まで伊那文化会館で開かれています。