-
高遠石工 石仏写真展
去年7月から9月にかけて募集した「高遠石工」フォトコンテストの作品展が、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれています。
会場には、入賞作品を中心におよそ20点が展示されています。
作品展は29日までで、12日と21日にそれぞれ他の応募作品に入れ替えることになっています。
-
村岡にっこり会 最後のクルミ拾い
伊那市西春近小出一区の村岡集落の住民でつくる「村岡にっこり会」は、5日、地区内でクルミ拾いをしました。
10年以上続けてきたこの行事は、今年で最後となります。
5日は、会のメンバー9人が参加しました。
クルミの木の枝を長い棒で揺らし、実を落とします。
木の下にある川の上にネットを張り、落ちてきた実を拾い集めます。
川に落ちてしまったクルミを拾うのは、会長の唐木佳世子さんです。
村岡にっこり会は、隣近所の繋がりを深めようと、平成22年に発足しました。
毎年この時期にクルミ拾いを行っていて、多い時には100キロ以上を集めたということです。
集めたクルミはパック詰めして地域のイベントなどで販売し、売り上げをお茶菓子代などに充ててきました。
しかし、会の高齢化や男手が足りなくなってきたことから、クルミ拾いは今年が最後となります。
5日は、コンテナ4箱分を集めました。
今後は、クルミを腐らせて洗った後半月ほど乾かし、11月の終わりごろに集まって殻むきをするということです。 -
密集避けて浦安の舞奉納
伊那市の坂下神社で3日、地域の女子児童が浦安の舞を奉納しました。
新型コロナへの感染を防ぐため例年より少ない人数での奉納となりました。
3日と4日の2日間坂下神社の秋の例大祭が行われました。
氏子とともに小学6年生2人と5年生1人の女子児童3人が参列しました。
今年は新型コロナウイルスの影響で少人数での舞となりました。
-
龍光寺の鐘つき堂完成
伊那市狐島の龍光寺の釣り鐘を吊るす、鐘つき堂が完成し地域住民が20日に完成を祝いました。
竣工式には地域住民約30人が参列しました。
完成した鐘つき堂は鉄骨造りで建設費は60万円です。
鐘つき堂の完成を祝う初打ちではコロナに打ち勝とうとの願いを込めて参列者が鐘を鳴らしていました。
元の鐘つき堂は地元の平澤写真館創業者の平澤佐十郎さんが1960年に釣り鐘とともに寄進したものです。
その後鐘つき堂が壊れ本堂の軒に吊るされていました。
2007年に寺は火災にあい鐘は奇跡的に残りましたが吊るされないままの状態が続いていたということです。
鐘を鳴らしたいという地域住民の思いで鐘つき堂が完成し火災以降、13年ぶりに鐘の音が響いていました。
-
原垣外遺跡を地域住民が見学
宅地造成のために事前の発掘調査を行っている、伊那市山寺の原垣外遺跡で、出土した土器や竪穴住居などについての現地説明会が3日、開かれました。
この日は、伊那市創造館学芸員の濵慎一さんが遺跡について説明をしました。
原垣外遺跡は、伊那市山寺の伊那北高校北側にあり、東西およそ280メートル、南北およそ210メートルの縄文・平安時代の集落跡とされています。
宅地造成のため事前の発掘調査を行ったところ、縄文時代や奈良時代、平安時代のものとされる竪穴住居などが見つかったということです。
このうち、市内では最大の大きさで平安時代前期のものとされる竪穴住居では、「生」と墨で書かれた土器が発見されました。
この日は、市内外からおよそ130人が訪れ、遺跡をカメラで撮影したり、濵さんの説明に耳を傾けていました。
説明会を開いた伊那市教育委員会では「遺跡を見ることで歴史や文化を身近に感じてもらい、興味を持つきっかけにしてもらいたい」と話していました。
なお、説明会はあすも予定されていて、時間は午前9時半からと、午後1時からの2回です。 -
富士見町で新たに未就学女児1人 新型コロナ感染
長野県は、諏訪郡富士見町の未就学女児1人の新型コロナへの感染が確認されたと、3日に発表しました。
県の発表によりますと、感染が確認されたのは諏訪郡富士見町の未就学女児1人です。
現在分かっている濃厚接触者は4人となっています。
また2日は、松本市の20代の公務員の女性1人の新型コロナへの感染が確認されました。
濃厚接触者については、確認中だということです。
3日午後2時現在、県内で感染が確認されたのは312人で、入院しているのは10人となっています。 -
第19回伊那ロータリー杯決勝 東部中準優勝
新人戦上伊那大会のシード校を決める中学校の野球大会「第19回伊那ロータリー杯」の決勝戦が22日に行われ、飯島町の飯島中学校が優勝しました。
大会には、上伊那の中学校12校が出場し、2日間の日程で試合が行われました。
伊那市の伊那スタジアムで行われた決勝戦は、伊那市の東部中学校と飯島町の飯島中学校の顔合わせとなりました。
3年生が抜け新チームでの初めての公式戦となります。
東部中は、2人の継投で飯島中打線を1安打2失点に抑え、1点差で最終回の攻撃に望みを繋ぎます。
しかし得点を奪うことができず、2対1で飯島中がこの大会を制しました。
主催した伊那ロータリークラブでは、「ハツラツとしたプレーに見ていた大人も元気をもらえた」と話していました。
-
詐欺未然に防ぎ感謝状
伊那警察署は、詐欺被害を未然に防いだとして、伊那市坂下の伊那郵便局に感謝状を9月16日、贈りました。
この日は、伊那警察署の山田正幸副署長が伊那郵便局を訪れ、白山和幸局長に感謝状を手渡しました。
9月1日、伊那郵便局を訪れた上伊那郡内の70代の女性が、現金82万円の振り込みを申し出ました。
詳しい話を聞いたところ、女性は「SNSで知り合った外国に住む医者に支援金を送りたい」と話したということです。
不審に感じた局員が詐欺を疑い、警察に通報し、被害を未然に防ぎました。
伊那署によりますと、今年に入り管内の詐欺被害の件数は15件だということです。
-
西町ゴルフクラブが寄付
伊那市西町のゴルフ愛好者でつくる西町ゴルフクラブはチャリティーなどで集めた3万5千円を28日伊那市に寄付しました。
西町ゴルフクラブの中村隆幸会長ら4人が市役所を訪れ白鳥孝市長に寄付金を手渡しました。
クラブは40年前に発足し年に5回大会を開いています。
今月16日に200回の記念大会を高遠町の中央道晴ケ峰カントリークラブで開き、ショートホールでワンオンできなかった人から500円を集めました。
集まった分とクラブの会費から3万5千円を寄付しました。
中村会長は「わずかですが、市のために役立ててください。」と
話していました。
西町ゴフルクラブは伊那市西町在住か通勤している人たちでつくりゴルフ愛好者の集まりで40人ほどで活動しています。
-
テレビ東京が伊那の紹介番組収録
テレビ東京の情報番組なないろ日和の収録が2日伊那市新山のマツタケ山などで行われました。
がんばる地方を紹介するもので今月14日に放送されます。
収録ではタレントの、にしおかすみこさんがマツタケ狩りを体験しました。
伊那市新山のマツタケ名人、藤原儀兵衛さんと制作に協力している伊那ケーブルテレビのスタッフが案内人を務めました。
番組はコロナ禍の中、GoToキャンペーンで訪れてもらいたい、地方を紹介するもので、伊那の食や文化に関する収録が行われました。
マツタケ山では、にしおかさんがマツタケを採るシーンが撮影されていました。
また、伊那市高遠町の高遠城址公園でも収録が行われ、にしおかさんの持ちネタも披露されました。
今回収録したものは今月14日午前9時26分から始まるテレビ東京の情報番組「なないろ日和」のなかで放送されます。
-
伊那養護 1年の集大成発表
伊那市の伊那養護学校の文化祭、第41回どんぐりまつりが2日、行われました。
どんぐりまつりは2日と3日の2日間で、1日目のこの日は音楽会が開かれました。
新型コロナウイルスの影響で、今年は一般公開をせず、規模を縮小しての開催となりました。
音楽会では、中学部の生徒らが合奏を披露しました。
どんぐりまつりは3日も予定されていて、児童・生徒による発表や、中学部と高等部の生徒が作業学習で作ったベンチや皿などの販売が行われるということです。
-
竹中さん宅の蔵 修繕
伊那市手良の竹中俊さん宅では江戸時代に作られたとされる蔵の修繕が行われ、7月から始まった作業は今月24日に終わりました。
18日は左官職人2人が扉に漆喰を塗っていました。
竹中さんの蔵は、手前部分が観音扉となっていて、土台は石でできています。
奥の部分は後の時代に増築されたとみられます。
作業を見守るのはこの家の竹中俊さん75歳です。
先祖が守ってきた蔵を次の世代へ残したいとの思いと、蔵の壁を直せる職人も少なくなってきている事も後押しし、今回修繕する事を決めました。
現在この大きさの蔵を新たに作るとなると3千万円以上はかかるという事です。
1週間後の25日です。
蔵の修繕は終わり、真新しい白い壁が目を引きます。
扉の部分には、竹中さんが書いた寿と水の文字が入れられました。
寿は家内安全を、水は火事が起きないことを願い入れたという事です。 -
訳ありりんご詰め放題
表面に傷がつくなど出荷できない訳ありりんごの詰め放題が伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで1日、行われました。
訳ありりんごの詰め放題は1袋600円です。
1日は、みはらしファームのとれたて市場前に、コンテナに入った上伊那産のりんごが置かれ、開始の午前10時から多くの人が訪れていました。
例年は、バスツアー向けに行っていたイベントでしたが、新型コロナの影響で県外からのツアーが減ったことから、今年は一般向けに用意しました。
品種は、つがるとシナノドルチェ・シナノプッチの3種類です。
訪れた人たちは、隙間なく袋いっぱいに詰めていました。
訳ありりんごの詰め放題は、12月まで随時予定していて、2日も午前10時から行われることになっています。
みはらしファームでは「訳ありだが味は保障できるので多くの人に来ていただきたい」と話していました。
-
懐かしい写真巡回展「まちなかミュージアム」
伊那市内各地の公民館や小中学校に昔の写真を展示する写真巡回展「まちなかミュージアム」が1日から始まりました。
「まちなかミュージアム」は高遠町歴史博物館が企画する写真巡回展で昨年度に続き2回目となります。
市内26か所の公民館や小中学校に、それぞれ2点の写真パネルを月替わりで展示するというものです。
そのうち、ほかの施設とは異なり、地域の貴重な写真が多く残っている長谷地区では、公民館で同じ写真30点ほどを、1か月展示します。
展示されているのは、昭和30年代の長谷の美和ダムの建設に関わる写真です。
ダムに水没して今はない溝口や黒河内の田園風景、前の神田橋やダム建設の様子をとらえた写真が並びます。
高遠町歴史博物館では、昭和中ごろまでの伊那地域の風景や、家族、戦時中の記録などを集め、デジタル化を進めていて、広く提供を呼びかけています。
まちなかミュージアムは、来年3月まで開かれています。
-
きょうは衣替え 伊那西高校 冬服で登校
10月1日は衣替えです。
伊那市の伊那西高校では、冬服に装いを変えた生徒たちが登校していました。
1日朝、伊那地域に降った雨は登校時間にはやんでいましたが、最低気温は14.8度まで下がり、肌寒い朝となりました。
生徒たちは、夏服から冬服に装いを変えて、登校していました。
伊那西高校の制服のリボンは、赤と緑があり、今年からチェック柄が加わりました。
生徒たちは好きな色を選んでつけているということです。
ある生徒は、「気温の変化が激しいので、体調管理に気を付けたいです」と話していました。
-
GPSで子ども見守り実証
伊那市は1日からGPS端末を利用した子どもの見守りサービスの実証事業を始めました。
実証事業は3年計画で今年は2年目です。
実証事業で使用するGPS端末です。
中部電力が提供する位置情報配信サービスを利用し、登録した保護者のスマートフォンで帰宅の通知、子どもの現在位置、移動履歴が確認できます。
登下校の安心安全の向上につなげようと伊那市が事業化に向けて進めているもので今年は、3年計画の2年目です。
昨年度は、伊那東小と伊那北小の1年生・4年生合わせて82人が参加しました。
今年は、竜西地区5つの小学校の低学年の児童を対象に実施し、150人の申し込みがありました。
去年のモニターへのアンケートでは6割が必要・継続利用すると回答しました。
実証事業は、来年2月までの5か月間で、伊那市では期間中にアンケートを行うとともにアンケートでは回答しきれない感想や意見を聞く座談会を予定しています。
-
「中国料理みどり」惜しまれつつ閉店
73年間、地域の人達に親しまれてきた伊那市山寺の食堂「中国料理みどり」がおしまれつつ29日閉店しました。
29日の午後6時半頃、店には閉店を前にもう一度みどりの味を味わおうと常連客などが訪れていました。
主人の立石勝幸さんです。
妻の聖子さんといっしょに店を切り盛りしてきました。
みどりは終戦直後の昭和22年、勝幸さんの父・四郎さんが坂下の小沢川にせり出した一角で営業を始め、その後山寺に移転しました。
勝幸さんも80を超え、元気なうちに店をたたむ事にしました。
午後8時過ぎ、全ての客が帰ると食器を片付け、娘たちと記念写真をとりました。
昭和、平成、令和と地域の人達に親しまれてきた「みどり」の最後の営業日となった29日午後8時半すぎに看板の灯りは消され閉店しました。
-
東部中学校で体育祭
伊那市の東部中学校で、全校生徒850人が参加して、30日体育祭が行われました。
新型コロナウイルス対策として密になる大玉送りや綱引きなどは行わず、3種目のみで、学年が交わる種目は行いませんでした。
例年、保護者が参観に訪れていますが、今年は生徒のみでの体育祭となりました。
2年生、1年生、3年生の順で大繩跳びに挑みました。
続いて、クラス全員が竹を持ってグラウンドを走り、アンカーにつなぐ「台風の目」に挑みました。
最後は、クラス対抗で全員が走ってバトンを繋ぐ、「全員リレー」です。
各クラスで激しい順位争いが繰り広げられました。
なお、この日の体育祭の結果、1学年は2組が、2学年は8組が1位で、3学年は2組と5組が同点で1位でした。 -
来年の聖火リレー 概要を発表
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、1年延期となった東京オリンピックの聖火リレーの概要について28日発表しました。
長野県は来年4月1日と2日に行われる予定です。
聖火リレーは来年3月25日に福島県でスタートし、7月23日に東京都でゴールとなります。
長野県では来年4月1日と2日に行われます。
現時点では、ルートは変更しない予定で、伊那市を通るのは4月2日となっています。
県内ではおよそ170人のランナーが走ることになっていて、県の実行委員会が選定した44人は変更せず、辞退があった場合実行委員会で調整するということです。
-
伊那JC 全力Smile動画を公開
withコロナの行動宣言と地域の人の笑顔の写真を集める伊那青年会議所の「全力Smileプロジェクト」の動画が完成し、公開されました。
こちらが完成した動画です。
動画配信サイトYouTubeで公開されています。
動画には、地域の人の笑顔の写真とwithコロナの行動宣言が使われてます。
全力スマイルプロジェクトは、地域の親子と青少年を対象に木製のフォトフレームを製作してもらい、写真を集め動画にまとめました。
100人がフレームを製作し、60人ほどから写真が集まったということです。
伊那青年会議所では「身近な人との時間やコロナ禍でできることについて改めて考えてもらいたい」と話していました。
動画は12月31日まで公開されています。
【https://youtu.be/zmq_fxrISa8】 -
秋の味覚マツタケ 不作で品薄
夏の猛暑や少雨の影響で、秋の味覚マツタケが品薄となっています。
伊那市の産直市場グリーンファームです。
例年多くのマツタケが並ぶ時期ですが、今年は品薄となっています。
ポップには「大不作」と書かれています。
29日は2キロ弱の入荷がありましたが、今年はこれまでに例年の10分の1ほどしか入荷していないということです。
グリーンファームでは9月上旬からマツタケの入荷が始まりますが、今年は1か月ほど遅れ、先週の土曜日頃から入り始めました。
店頭に並べると、買い物客が手を伸ばしていました。
空の売り場を眺める買い物客の姿もありました。
今年は8月の猛暑や少雨の影響で、県内各地でマツタケの収穫量が落ちているということです。
グリーンファームによりますと、マツタケの入荷は例年10月下旬までだということです。
-
宮田村で発砲事件 住民「不安」
28日宮田村で男性が拳銃のようなもので撃たれる殺人未遂事件が発生しました。
警察は撃った男と撃たれた男性はともに暴力団組員とみて捜査しています。
事件から一夜明けた29日事件現場では撃たれた男性が乗っていたとみられる車を警察が調べていました。
駒ケ根警察署によりますと事件は28日午後5時頃、宮田村の農道沿いにあるラーメン店の駐車場で発生しました。
店の駐車場に車を停め車内にいた40代の男性が男に拳銃のようなもので腹を撃たれたものです。
男性は駒ケ根市内の病院に運ばれ重傷ですが命に別状はないということです。
駒ケ根警察署によりますとこの男性は松本市の暴力団組員とみられるとして警察が事務所を捜査しているということです。
撃った男も暴力団組員とみられていて拳銃のようなものを持ったまま29日午後3時現在、逃走中です。
駒ケ根警察署では2人の間になんらかのトラブルがあったとみて男性の回復を待って事情を聞くとともに撃った男の行方を追っています。
-
伊那飲食店組合が伊那養護学校にマスクなど寄付
伊那市と南箕輪村の飲食店でつくる伊那飲食店組合は、新型コロナウイルス対策などに役立ててもらおうと、マスク139枚と、各店舗で集めた募金40,167円を、伊那市の伊那養護学校に28日、寄付しました。
この日は、伊那飲食店組合の小松秀雄組合長と田畑文博企画厚生部長が学校を訪れ、齋藤良直校長にマスクと募金を手渡しました。
伊那飲食店組合では、毎年10月に学校で開かれている文化祭、どんぐりまつりにアトラクションを出店しています。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、規模を縮小し開催することとなり、今年は出店しないことが決まったということです。
そんな中、どんぐりまつり出店に向けて集めていた募金と、国が配布した未使用のマスクを、学校で役立ててもらおうと寄付したものです。
募金は、組合に加盟する11店舗で地域住民から、マスクは組合員などから集めたということです。
齋藤校長は「常日頃から学校のことを気にかけていただきありがたい。有効活用させていただきます。」と感謝していました。
-
特殊詐欺被害を未然に防ぎ感謝状
伊那警察署は、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、伊那市のセブンイレブン伊那高尾町店に感謝状を14日、贈りました。
この日は、伊那警察署の土屋秀夫署長がセブンイレブン伊那高尾町店を訪れ、オーナーの春日寿子さんに感謝状を手渡しました。
先月27日に、店を訪れた70代の女性が、30万円分の電子マネーを購入しようとしました。
この女性は、「未納料金があり、このままでは裁判になると言われている」と話したということです。
不審に感じた春日健人店長が架空請求詐欺を疑い、オーナーの春日寿子さんが警察に通報し被害を未然に防ぎました。
伊那署によりますと、今年に入り管内の特殊詐欺被害の件数は6件で、被害額は866万円だということです。
-
伊那市総合教育会議 市長と意見交換
伊那市総合教育会議が28日、市役所で開かれ、夏休み期間中、公民館などで行った中学生の自習室の利用実績の報告と、ICTを活用した教育の進め方について意見交換しました。
この日は、白鳥孝市長や笠原千俊教育長、教育関係者らが集まり意見交換しました。
中学生の自習室は、伊那市が2年前から始めたもので、1年生から3年生を対象に、夏休みの期間、市内の公民館で学習スペースと、簡単な昼食を提供するものです。
今年度は、市内4つの公民館で5日間にわたり延べ203人が利用しました。
利用した生徒からは、「涼しい環境で、集中して勉強できた。」などの感想が集まったということです。
出席者からは、「各公民館で定員があるので大規模な中学校への対応が課題だ。」「保護者への情報伝達をきちんと行う必要がある。」などの意見が出されました。
また、ICT教育に関して、職員研修の結果、知識やスキルアップの向上が必要だ、との意見が出されました。
白鳥市長は「これからは、ICT教材を日常的に使えるようにする時代になってきている。支援員の充実など、更なる環境づくりが重要だ」と話していました。
総合教育会議は年4回開かれていて、小中学生の教育のあり方や課題などについて協議しています。
-
児童が学習机の天板を付け替え
伊那市の伊那西小学校で木育授業が27日に行われ、4年生が学習机の天板の付け替え作業をしました。
この日は、4年生の児童とその保護者ら18人が作業をしました。
児童らは、これまでついていたものを外すと、上伊那産のカラマツでできた新しいものに付け替えていました。
木育授業は、子どもたちに木の役割や、地域産材の利用などについて知ってもらおうと、伊那市などが行っているものです。
-
第1回歴博カフェ開催
地域の研究者などを講師に招き、喫茶店などで歴史について話を聞く伊那市高遠町歴史博物館の「第1回歴博カフェ」が、伊那市のBooks&Cafeニシザワいなっせ店で25日開かれました。
この日は、南箕輪村郷土館に勤める松澤英太郎さんが、「伊那の近代交通の夜明け~中馬から伊那電気鉄道へ~」と題し話をしました。
松澤さんは、「馬による輸送業は江戸時代から明治時代にかけて伊那谷の一大産業だった」と話し、米や酒、たばこなどを運んでいた中馬について説明していました。
その後、明治初期には船を使い天竜川で物資を運んでいたことや、明治42年には辰野~伊那松島間で伊那電気鉄道が開通した歴史を話していました。
歴博カフェは、地域の人が訪れる喫茶店などを会場に、歴史について話を聞く催しです。
軽食をとりながら気軽に話を聞くことで歴史への関心が薄い人にも、楽しんでもらおうと、市教育委員会が初めて企画しました。
なお、12月13日(日)に第2回が計画されています。 -
中学・高校生が歌声響かせる
伊那市内の中学、高校の合唱部が出演する、アルプス・ユース・コーラスフェスティバルが27日、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は、市内の中学、高校あわせて7校の合唱部が出演しました。
コーラスフェスティバルはNPO法人クラシックワールドとアルプス男声合唱団が毎年開いていて、今年で7年目です。
新型コロナウイルスの影響で、当初は無観客での開催を予定していたということです。
国内のオーケストラなどが加盟する団体が定める、コンサートに関する感染予防ガイドラインが緩和されたことから、観客席を開放し、ホール本来のかたちでの開催にこぎつけました。
NPO法人クラシックワールドでは「ようやく観客を入れて開催できた。子どもたちには歌を歌う喜びを感じてほしい」と話していました。
会場には歌声が響き渡り、訪れた人は耳を傾けていました。
-
スポーツ少年団秋季球技大会
伊那市スポーツ少年団秋季球技大会の軟式野球が美すずスポーツ公園グラウンドなどで26日開かれました。
大会には、市内の12チームが参加しトーナメント戦で試合が行われました。
スポーツ少年団の軟式野球は年に4回の大会を開催しています。
今年は新型コロナの影響で5月6月に予定されていた2つの大会は中止となりました。
今回の秋季大会は、伊那市スポーツ少年団が主催する今年初めての大会となりました。
感染予防として、各ベンチに消毒液を置き、トイレには手洗いを呼び掛ける啓発チラシを貼るなどの対応をとっていました。
各チームはコロナ対策を取りながら日々練習を重ねてきたということです。
27日は、26日に勝ち上がった4チームで準決勝・決勝が行われることになっています。
なお、27日は男子・女子それぞれのミニバスケットボールの大会が高遠スポーツ公園文化体育館などで開かれます。
-
高遠さくらホテル10月1日営業再開
新型コロナの影響で4月23日から営業を休止していた伊那市高遠町の高遠さくらホテルは、来月1日から再開します。
営業再開に先立ち26日からプレオープンとしてレストランと日帰り入浴を始めました。
伊那市観光株式会社が運営する高遠さくらホテルは新型コロナの影響で4月23日から営業を休止していました。
年中無休が売りだった高遠さくらホテルでは休業中、環境整備やコロナ対策などの準備を行ってきたということです。
感染予防策などをまとめたガイドラインを独自で作成しました。
感染予防策として入り口には非接触型の検温器を設置し、フロントにはアクリル板などを設置しました。
レストランや宴会場などは客席をこれまでの半分にし、入浴は、人数が多い場合は人数や時間制限するなどの対策をとっています。
プレオープンの26日は、昼時になると多くの人たちがレストランに訪れていました。
再開に伴い地元感謝キャンペーンとして来月18日まで和食・洋食のランチが通常の半額で提供されています。
30日までのプレオープン期間中はレストランが午前11時30分から午後2時まで、日帰り入浴が午前10時から午後3時までとなっています。