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避難所の電力確保へ外部給電器
伊那市は災害時に電気自動車から電力を取り出し、避難所などに供給する外部給電器を県内の市町村で初めて配備しました。
22日は市役所で、報道向けにデモンストレーションが行われました。
この外部給電器は電気自動車から最大90アンペアの電力を出力することができます。
コンセントは100ボルトを6口、200ボルトを1口備えていて、この電気自動車の場合、一般家庭でおよそ4日分の電気を賄う事ができるという事です。
伊那市では、災害に強い地域づくりを目指していて、およそ125万円をかけ外部給電器を配備しました。
外部給電器は長谷総合支所に配備され、災害時での活用の他、イベントなどへの貸し出しを行う事にしています。
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伊那市内で火事相次ぐ
22日午前11時45分頃、伊那市高遠町の高遠しんわの丘ローズガーデンで展望台に取り付けられていたマットが燃える火事がありました。
この火事により、作業をしていた56歳の男性が手や顔に火傷を負いましたが軽傷だということです。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは、伊那市高遠町の高遠しんわの丘ローズガーデンにある展望台です。
展望台では男性が修繕作業をしていて、溶接の火がバラを守るマットにうつり燃え広がったという事です。
火はおよそ60平方メートルを焼き30分後に消し止められました。
この火事で修繕作業をしていた56歳の男性が、手や顔に火傷を負い伊那市内の病院に搬送されましたが、軽傷だという事です。
ローズガーデンを所有する伊那市では「再発防止の徹底を図ると共に、6月のバラサミットに向け復旧を行っていきたい」とコメントしています。
また22日はこの他に、伊那市上牧の畑で下草およそ200平方メートルを焼く火事もありました。
伊那署の発表によりますと、きょう、午前11時40分頃伊那市上牧の畑で、所有者の女性が段ボールを燃やしていたところ、火が燃え広がり、下草およそ200平方メートルを焼きました。
火は30分後に消し止めらました。
この火事によるけが人はいませんでした。
上伊那広域消防本部によりますと、伊那地域では今年に入り今日までに雨を観測したのは3日間だけだという事です。
冬から春先は特に空気が乾燥するので、火の取り扱いには十分注意してほしいと呼び掛けていました。
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上伊那御膳で地域の魅力発信
上伊那地域の農家でつくるアグリフォーラム実行委員会は、高校生や大学生の協力を得て、地元ならではの食材を使った「上伊那御膳」のプロデュースを進めています。
20日は、御膳に詰める料理の投票が行われました。
この日は、伊那市の伊那合同庁舎に農家や高校生、大学生が集まり、料理の試作品を見ながら投票したいものを選んでいました。
イナゴのゼリーや蜂の子の寿司などインパクトの強いものから、リンゴのおこわやトマト入り卵焼きなど、地元食材を使った料理が並びました。
試作したのは実行委員会のメンバーで、料理のコンセプトを説明していました。
参加者らは、上伊那御膳にふさわしいメニューは何かを考えながら投票していました。
参加した大学生は「(イナゴは)カルシウムがあって美味しそう。自分は美味しそうだなと思うが、都会で出したりしたときにどんな反応になるか気になる」と話していました。
また、ある農家は「地域に残る伝統食や地元野菜を後世につないでいけるような御膳になることを期待しています」と話していました。
これは、農家でつくるアグリフォーラム実行委員会が、関係者とともに地元の特産物や郷土料理をひとつに盛り込んだ「上伊那御膳」を開発しようと去年から取り組みを進めています。
境澤賢二委員長は「地域のことが伝えられるような御膳になることを願っています。こうして農家や高校生、大学生がひとつのことに取り組むことができるということ、また農産物をつくる農家がこういったことに取り組むことの面白さ、大切さを感じています」と話していました。
今後は、投票で人気だったメニューを盛り込んだ御膳を開発し、地域の飲食店などに提案していきたいとしています。 -
酒蔵・生産者が地元の新酒PR
伊那市の酒米を使った2つの蔵の新酒をPRする会が20日夜、市内で開かれました。
この日は伊那市狐島のJA上伊那本所で、酒蔵や酒米の生産者、JA職員などおよそ60人が新酒の完成を祝って乾杯しました。
新酒をPRした酒蔵は、伊那市荒井の宮島酒店と高遠町の株式会社仙醸です。
それぞれの酒は市内の地域限定でつくられた酒米を使用しています。
宮島酒店では伊那市荒井の酒米を使った「艶三郎」、高遠町山室の「一飄」、西箕輪の「第六天」、今年から加わった横山の「維者舎」の4種類。
株式会社仙醸は、高遠町山室の「辛口純米」と「やまむろ生」、御園の「純米うすにごり・四季」と「直汲み生原酒」の4種類です。
参加した人たちはそれぞれの新酒を飲み比べながら味わっていました。
また、酒蔵から酒の紹介やPRもありました。
宮島酒店の宮島敏社長は「日本有数の米の産地でさらに手をかけてつくった酒米でつくったお酒。たくさんの人に味わっていただきたい」と話していました。
㈱仙醸の黒河内貴社長は「おいしい酒米をつくっていただいている。しっかり醸造しなければいけないと改めて感じました」と話していました。
値段は720ミリリットル入りで、【宮島酒店(税込)】艶三郎1,100円 一飄1,350円 第六天1,100円 維者舎1,700円 【㈱仙醸(税抜)】辛口純米1,239円 やまむろ生1,200円 純米うすにごり・四季1,100円 直汲み生原酒1,600円
市内の酒販店で購入することができます。 -
暮らしのなかの食 実践事例報告
伊那市が食育事業の一環で取り組んでいる「暮らしのなかの食」事業の実践事例報告会が21日、伊那市の防災コミュニティセンターで開かれました。
この日は、保育士や学校教諭およそ60人が参加しました。
報告会では保育園2園、小中学校3校が実践事例を発表しました。
西春近北保育園は、地域住民の協力を得ながら、田植えや稲刈り、草餅作りなどを行っています。
農業などの体験を通じて、親への感謝、好き嫌いをなくすなど生きる力につながっていると話していました。
東春近小学校は、学年ごと違った野菜などを作っています。
4年生はりんご学習で感謝の気持ちを、5年生は米作りで後継者不足など農業問題を、6年生はそばづくりで天気とのつきあいの難しさを学んだということです。
白鳥孝市長は「特徴的な様々な取り組みがあるので、参考にして良いものは取り入れてもらいたい」と話していました。
伊那市では2015年度から学校生活の中に農業体験を取り入れる「暮らしのなかの食」事業を市内すべての小中学校で実施していて今年で5年目になります。 -
上戸で大文字の柱を下ろす
小正月の伝統行事「大文字」の柱が20日、伊那市と箕輪町で下ろされました。
伊那市西箕輪上戸では、午前5時15分ごろから太鼓が打ち鳴らされ、長さ12メートルの柱が建てられた辻に住民が集まってきました。
大文字は、区内の辻に柱を建て厄除けを願う小正月の伝統行事です。
毎年14日に建てられ、大寒の20日に下ろされます。
住民およそ100人が見守る中、三方向からロープで引っ張りながらさすまたを使ってゆっくりと下ろしていきました。
柱が下りると、もみ殻が入った巾着袋や色紙で作った花飾りを住民が持ち帰っていました。
持ち帰った巾着袋などは、各家庭で神棚などに飾るということで、これまでのものは26日のどんどやきで燃やすということです。 -
「せいの神」で五穀豊穣願う
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで「せいの神」と呼ばれるどんど焼きが19日行われました。
せいの神は五穀豊穣の神様「歳神様」がなまったものとされています。
15メートルほどの竹でやぐらを作り、みはらしファームに飾っていた2020本の〆の子や各家庭の正月飾りを積み上げ燃やしました。
集まった人たちは炎に手を合わせ無病息災を願っていました。
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伊藤ひよりさん性的少数について講演会
性同一性障害を抱えながら、歌で自身の生き方を表現している、シンガーソングライターの伊藤ひよりさんの講演会が18日、伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
講演会は、伊那市教育委員会が開いたもので、およそ300人が集まりました。
講演の中で伊藤さんは、高校1年生の頃の変声期の時に、自分の心と体の不一致に苦しんだと話していました。
以降、好きな歌で自分の生き方を表現しようと、歌手として活動を始めたということです。
また、この日は、伊那市の西春近北小学校5年生と一緒に歌を披露しました。
クラスの担任の木村悦子教諭が以前伊藤さんの講演を聞いたことがきっかけで、交流が始まったということです。
講演を通して伊藤さんは、「いろいろな生き方の人がいるなかで、少しでも性的少数のことについて知ってもらいたい。」と話していました。
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SDGsカードゲームで理解深める
貧困や気候変動などを解決し持続可能な世界を目指す、SDGsを体験するカードゲームが18日、伊那市役所で行われました。
この日は、およそ30人が参加し、2人1組になってゲームをしました。
県が主催しているもので、ゲームに先立って国際連合地域開発センター研究員の浦上奈々さんがルールを説明しました。
ルールは、チームに配られた達成すべき目標に向けて、手元にあるプロジェクトを時間とお金を使い、進めます。
プロジェクトを進めると、世界の状況を表す、経済・環境・社会の3項目に変化が訪れます。
ゲームでは参加者が、チーム内の目標を達成するとともに、世界の状況を表す3項目にも偏りがないようにすることでゴールとなります。
今回のゲームを運営している長野県環境保全協会は「ゲームをすることで自分たちの生活を見直し、持続可能な世界に向けて行動するきっかけにしてほしい」と話していました。
SDGsは、2030年までに貧困や気候変動など17の項目を解決し、持続可能な世界を目指す取り組みです。 -
「わん読」で読む力育む
子どもたちの本への関心を高め、読解力をやしなってもらうという新しい取り組みが伊那市の伊那図書館で18日に行われました。
子ども達が本を読んであげている相手は「犬」です。
18日は、子ども達が犬を相手に読み聞かせをするイベント「わん読」が伊那図書館で初めて行われました。
上伊那動物愛護会のメンバーの自宅や長野県動物愛護センターで飼われているセラピードッグ合わせて5頭が参加しました。
子どもたちは、自分たちがえらんだ本を読んであげていました。
主催した伊那図書館によりますと犬はじっと聞いているので人前で読むのが苦手な子どもでも自信をもつことができ、本への関心も高められるという事です。
イベントに協力した長野県動物愛護センターによりますと県内の図書館で「わん読」が行われるのは今回が初めてだという事です。
伊那図書館ではこの「わん読」を来月15日にも予定していて、定員には若干名の余裕があるという事です。
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高遠町図書館 恒例の新春百人一首大会
伊那市高遠町の高遠町図書館で新春百人一首大会が開かれ、市内外から12チーム、36人による団体戦が行なわれました。
18日は小学3・4年生の部が行われ、市内を中心に12チームが出場しトーナメント戦が行われました。
競技は3人1組の団体戦で、子ども達は、読み上げられた札を取り合っていました。
この百人一首大会は高遠町図書館の開館に合わせて始まり、今年で33回目となります。
大会の結果、小学3・4年生の部は手良小学校の4年生でつくるチーム「あわじしま」が優勝しました。
19日は小学5・6年生の部が行われる予定です。
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伊那西高校 2人が短歌で入選
東洋大学が全国の小中高生を対象に募集した現代学生百人一首に伊那市の伊那西高校の2人の生徒が詠んだ短歌が選ばれました。
入選したのは文芸クラブ3年で箕輪中出身の我如古ヴィヴィアンさんと桑澤菜生さんです。
我如古さんは「夕暮れのテトラポットと潮風を感じてみたい信州人は」と詠みました。
桑澤さんは「電車まであと三分の待ち時間 スマホに映る英単語五個」と詠みました。
現代学生百人一首は、学生ならではの視点から日常生活で感じたことなどを詠むもので東洋大学が主催しています。
現代学生百人一首には、全国から6万1976首の応募があり100点の入選作品の中に2人の作品が選ばれました。
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市ふるさと納税 約11億円見込み
伊那市は今年度のふるさと納税の寄付金について、昨年度よりおよそ10億円多い11億5,000万円を見込んでいることが分かりました。
17日は伊那市役所で伊那市議会臨時会が開かれ、ふるさと納税の増額に伴う補正予算案が提出され、全会一致で可決されました。
伊那市では、今年度のふるさと納税について、昨年度の1億6,400万円より約10億円多い、11億5,000万円を見込んでいます。
伊那市は、平成29年6月から家電製品を返礼品から除外していましたが、去年1月に、国から「価格が少額なものは除く」とする連絡があったとして、10万円未満の家電の取り扱いを再開しました。
去年7月から取り扱いを始めた外付けハードディスクが人気を集めているということです。
なお去年12月末現在で、約10億2,000万円、1万7,400件の寄付があるということです。
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伊那市議会が危機管理研修会
伊那市議会は、自然災害発生時の危機管理について理解を深めようと伊那市役所で17日研修会を開きました。
研修会には、伊那市議会議員の他、市内の自主防災組織のメンバーなどおよそ100人が参加し、日本大学危機管理学部の福田充教授から災害時の対応などについて話を聞きました。
福田さんは、去年10月の台風19号を例にあげ、事前予測の可能な自然災害では「情報を受け取っているのに避難しない人たちをどうやって避難させるかが重要だ」と話していました。
また、9月に千葉県を直撃した台風15号では、雨や風に加え大規模停電や断水、電話不通などの複合的な理由で被害が拡大したとして、「複合災害への備えも大切だ」と話していました。
この研修会は、伊那市議会が災害時の危機管理について学び議員の資質向上につなげようと伊那市自主防災組織連絡会と共催で開きました。
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台風19号での伊那警察署員の災害警備活動写真展
去年10月の台風19号で被災した長野市内での伊那警察署員の災害警備活動を紹介する写真展が、伊那市役所で開かれています。
会場には、災害で被災した長野市内での活動を記録した写真が展示されています。
伊那警察署員が行方不明者の捜索をしている写真や、被災者を救助している写真などが並んでいます。
市役所に写真を展示することで訪れた人や職員に防災や減災の意識を持ってもらおうと展示されています。
写真展は、31日まで市役所1階市民ホールで開かれています。
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和楽器コンサートに向け合同練習
東京で活動する若手の和楽器演奏家と上伊那の奏者によるコンサート「まちなかJapan+」が26日に伊那市内で開かれます。
15日は、コンサートに向けた練習が伊那公民館で行われました。
まちなかJapanは若手の和楽器奏者でつくるグループで全国各地で型にとらわれない様々な演奏会を開いています。
指導したのは「まちなかJapan」代表で東京都在住の生田流正派 三代目家元の中島一子さんです。
中島さんは定期的に伊那市でも指導を行っていてその縁で伊那市で3年前からコンサートが開かれています。
中島さんの伊那地域の一門の奏者も出演していてきょうは本番にむけて音合わせが行われました。
コンサートでは古典の他に、ドラマの主題歌などを披露する予定です。
歌舞伎の舞台などで演奏をする尺八奏者の川村葵山さんも賛助出演します。
まちなかJapan+のコンサートは26日の午後2時から伊那市のニシザワいなっせホールで開かれます。
入場料は前売が2,000円、当日が2,500円でいなっせ5階の生涯学習センターで販売しています。
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第5次広域計画案 答申
上伊那広域連合第5次広域計画策定委員会は、来年度から5年間の広域計画案について、白鳥孝連合長に16日、答申しました。
この日は、策定委員会の上原三知委員長が、第5次広域計画案について、上伊那広域連合長の白鳥市長に答申書を手渡しました。
第5次広域計画案には、リニア中央新幹線の開通による地域社会の発展や、森林資源を活用した再生可能エネルギーの実現など、15項目が挙げられています。
第5次広域計画は、来月開かれる上伊那広域連合議会に議案として提出される予定です。
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入園準備品販売会に向け製作
伊那市の障害者多機能型事業所輪っこはうす・コスモスの家では、保育園入園準備品の販売に向け、手提げかばんや弁当袋などの製作がピークを迎えています。
16日は利用者1人と職員2人が作業を行っていました。
製作しているものは、全て伊那市の公立保育園指定のサイズになっています。
生地は東京で買い付けた厚みのあるものを使い、柄が同じにならないようにバリエーションを増やしたということです。
弁当袋の紐の部分は、ほつれにくいようにさらに布をつける工夫が施されています。
輪っこはうす・コスモスの家では、利用者の工賃アップに繋げようと5年程前から入園準備品を製作し、毎年2月に伊那市役所で販売しています。
価格は、パジャマ入れが2,000円、手提げかばんが2,200円、弁当袋が350円です。
コスモスの家では、持ち込まれた生地での製作も受け付けていて、料金は手提げかばんが1,500円などとなっています。
保育園入園準備品の販売は、来月12日から14日まで、伊那市役所1階で行われます。 -
富県保育園の園児 繭玉の飾りつけ
伊那市の富県保育園の園児は、農林産物直売所たかずやのメンバーとともに、繭玉の飾りつけを行いました。
16日は、直売所のそばにある小屋で飾り付けを行いました。
飾り付けを行ったのは富県保育園の年長園児18人です。園児たちは、直売所のメンバーに手伝ってもらいながら繭玉を枝の先に刺していました。
繭玉は、養蚕が盛んだった上伊那地域で、カイコの豊作を願って行われてきた小正月の伝統行事です。
直売所たかずやでは、「地域の養蚕の歴史と伝統文化を子どもたちに伝えたい」と話していました。 -
スマート農業実証実験 報告会
伊那市は、ICTやIoTなどの最先端技術を使ったスマート農業の今年度の実証実験の報告会を、16日に市役所で開きました。
報告会では、実証実験に参加している農事組合法人や個人農家12人が発表しました。
農地・営農管理システムを取り入れている伊那市高遠町の農事組合法人山室は「設備を整えたがタブレットに慣れていない組合員は使うことができず今後の課題だ」と話しました。
施設内環境監視制御システムを取り入れている西箕輪のいちご農家は「オンラインで気温や天気、カーテンの開閉状況が監視できるようになり省力化に繋がった」とした上で、今後については次のように話しました。
伊那市では、中山間地域の農作業の省力化や効率化、生産性の向上を目的に、IoTやICTを活用したスマート農業技術の導入に向けた実証実験を今年度から行っています。
実証実験は来年度までの2年間行われることになっていて、伊那市では今年度の取り組みを活かして効率化が図れるよう検証を進めていきたいとしています。 -
伊那少年剣道クラブ鏡開き
伊那少年剣道クラブの鏡開きが13日伊那市の伊那東小学校で行われました。
鏡開きには保育園児や小中学生、一般の合わせておよそ20人が参加しました。
代表の飯島浩さんは「苦しい時にがんばれる強い心、みんなを思う優しい心、全てのことに感謝できる心を大事にしてください。」とあいさつしました。
また伊那東小学校6年生の堀内柊吾君が誓いの言葉を述べました。
13日はほかに新入生の稽古披露や合同稽古が行われました。
伊那少年剣道クラブは発足43年目で毎週月曜日と金曜日の週2日稽古を行っています。
2月には級位審査会が予定されていて昇級を目指し稽古に励むということです。 -
伊那北 弥生 ダンス部全国大会へ
伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校のダンス部は、18日から東京で開かれるダンスの全国大会「ダンスドリルウィンターカップ2020」に出場します。
伊那北高校ダンス部がウインターカップに出場するのは2年ぶり2回です。
去年11月の甲信越大会に出場しヒップホップ男女混合とジャズの2部門で優勝し全国大会出場を決めました。
ヒップホップ男女混合は1・2年生22人が忍者をイメージしたダンスを披露します。
力強く、ダイナミックな振りとなっていて、大会に向け表現力に磨きをかけ上位入賞を目指すという事です。
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来年度予算 市長査定始まる
伊那市は来年度・令和2年度の予算編成に係る市長査定を15日から始めました。白鳥孝市長は予算査定にあたり「来年度は環境対策に力を入れていきたい」と話しました。
来年度予算の市長査定が15日から市役所で始まり、冒頭のみ公開されました。
白鳥市長は「環境や地球温暖化対策として、伊那市としてできる事に積極的に取り組み、二酸化炭素の削減などを進めていきたい」と話していました。
伊那市では来年度、公共施設への太陽光発電設備の設置や移住定住対策、森林整備、新産業技術の推進を重点事項にあげ予算化を検討しています。
伊那市の令和2年度 来年度予算の市長査定は2月上旬まで行われ、2月中旬に新年度予算案が発表される予定です。
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引持の獅子舞 披露
伊那市高遠町上山田の引持に伝わる獅子舞が、12日、地域住民に披露されました。
引持の獅子舞は、無病息災や五穀豊穣を願いおよそ300年前から行われていたと伝えられています。
地域の伝統文化を後世に残そうと、2007年に保存会を結成しました。
それ以降毎年、地区住民に披露していて、およそ60人が引持生活改善センターに集まりました。
舞では獅子が鈴と御幣を持ち家内安全や無病息災を願いました。
また、獅子が体についたノミを食べるユニークな仕草もありました。
引持獅子舞保存会では「今年は災害がなく平和な1年になってほしいです」と話していました。
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エレキテル橋本さんら 番組収録
12日に行われた伊那ケーブルテレビの番組「松尾アトム前派出所のりんご長者の旅」の収録に、だめよ~ダメダメの決め台詞で一世を風靡したニッポンエレキテル連合の橋本小雪さんが加わりました。
伊那市坂下区のどんど焼きは、12日に坂下神社境内で行われました。
番組は、そのどんど焼きに参加して、地域の人たちとコミュニケーションをとりながら楽しむ様子を収録したものです。
伊那ケーブルテレビが放送している「松尾アトム前派出所のりんご長者の旅」は、松川町のリンゴ農家でお笑い芸人の松尾さんが地域を回り物々交換を繰り返していく番組です。
今回は、松尾さんと同じ芸能事務所に所属するニッポンエレキテル連合の橋本さんと瞬間メタルの前田ばっこーさんが収録に加わりました。
普段出演しているのは松尾さんのみですが、橋本さん前田さんともに番組内でナレーションなどを担当していて、今回はスペシャル版となります。
3人は、餅つきも体験させてもらい、つきたてを味わっていました。
今回収録した番組は、2月にご覧のチャンネルで放送します。 -
上伊那の花トルコギキョウ種まき
長野県が出荷量全国1位で、上伊那を代表する花の1つ、「トルコギキョウ」の種まきが14日、伊那市東春近で行われました。
農事組合法人いなアグリバレーのハウスでは、およそ20人の組合員が種をまきました。
農事組合法人いなアグリバレーは、植物を種から苗に育てる「育苗」などを行っています。
上伊那は諏訪に続いて県内2番目のトルコギキョウの産地で、5月下旬までに平年並みの330万本分の種をまきます。
ハウス内で育てられた苗は、JA上伊那管内のおよそ90戸の生産者に配られます。
トルコギキョウは関西を中心に関東、中京圏へ出荷されるということです。
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西箕輪上戸で小正月の伝統「大文字」
道祖神の脇に柱を建て、五穀豊穣や区内の安全を願う小正月の伝統行事「大文字(でえもんじ)」が伊那市西箕輪上戸で、14日に行われました。
朝5時前。太鼓の音が鳴り響き、地区住民が巾着飾りを持って三ツ辻に集まり始めます。
区民が集まると、柱を取り出して飾りつけが始まります。
厄落としと1年間の無事を祈る道祖神まつりで、上戸では過去に一度この祭りを中止したところ村に疫病がはやり死人も出たと言い伝えられています。
飾り付けが終わると、長さ12メートルほどの柱を、集まった区民総出で持ち上げます。
大文字建てが終わると、集まった区民で万歳三唱をしていました。
有賀洋治郎実行部長は「伝統の大文字を建てて、区民のみなさんの健康や家内安全をしっかり祈りたい」と話していました。
上戸では、20日にで大文字おろしが行われる予定です。 -
養護学校生徒の手作り掛紙プリン販売
伊那養護学校の生徒が手作りした掛紙をつけた「おもてなしプリン」の販売が、南箕輪村の大芝の湯で、14日に行われました。
この日は伊那養護学校中学部1年の生徒14人が大芝の湯でプリンを販売しました。
掛紙は、伊那養護学校の生徒が手作りしたものです。
地域とのつながりを作ろうと大芝の湯に提供を申し出ました。
この日はおよそ60個を用意し、販売開始から40分後には完売しました。
生徒は「楽しかった!」「全部売り切れてうれしい」「友達みんなとたくさん売れてうれしかった」と話していました。
養護学校では2月中旬までの期間、週に1回程度掛紙を作る予定で、掛紙つきプリンは不定期で大芝の湯で販売されます。
値段は360円となっています。 -
仲仙寺 羽広の獅子舞奉納
伊那市西箕輪羽広におよそ400年伝わるとされている小正月の伝統行事「羽広の獅子舞」が12日、仲仙寺に奉納されました。
羽広の獅子舞は、口を閉じている雄獅子と、口を開けている雌獅子の2頭の舞合わせが特徴です。
午前7時から、仲仙寺本堂で奉納されました。
ゆっくりと左右に舞う「肇国の舞」や、悪魔を切り祓う「剣の舞」など5つの舞で構成されていて、総称して「阿吽の舞」と呼ばれています。
伊那市無形民俗文化財に指定されていて、区内全戸が会員となる羽広獅子舞保存会が受け継いでいます。
12日は、獅子舞を見ようと地域住民らおよそ50人が本堂に集まりました。
仲仙寺での奉納が終了すると、雄は羽広区内の南を、雌は北を1日かけて回りました。
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上伊那教職員美術展
上伊那の小中学校の美術教諭の作品が並ぶ第46回上伊那教職員美術展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には洋画や日本画、彫刻など、17人の作品28点が展示されています。
この展示会は、授業以外で制作した作品を見てもらうとともに指導力の向上につなげようと、図工・美術の教諭で作る上伊那美術教育研究会が開いています。
図工・美術の授業で使った教材を展示するコーナーもあります。
こちらは彫刻とデザインについて学ぶ授業で使われたもので、透明な板に線を描いたものを重ねると立体的に見えるようになっています。
研究会では「それぞれの制作の世界観を感じて楽しんでほしい」としています。
上伊那教職員美術展は16日(木)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。