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はたらくじどうしゃ博物館無料開放
建設重機やトラックなどのミニチュアが楽しめる伊那市荒井の「はたらくじどうしゃ博物館」の無料開放が15日まで行われています。
はたらくじどうしゃ博物館には、ショベルカーやブルドーザーなどのミニチュアが2万点~3万点展示されています。
館長の土田健一郎さんです。
小さいころからはたらくじどうしゃが好きだったという土田さんは、その魅力を多くの人に知ってもらおうと11年前に博物館をオープンしました。
このブルドーザーは、1991年に長崎県の雲仙普賢岳の火砕流の撤去作業に当たったものの10分の1のミニチュアです。
重機を造る際の試験に実際に使われたものだということです。
建物の外では、重機の資料の展示販売などが行われています。
ショベルカーに乗ってボール掬いをすることもできます。
伊那市荒井のはたらくじどうしゃ博物館の無料開放は15日までとなっています。
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伊那西高校定期演奏会 15日開催
伊那市の伊那西高校吹奏楽クラブと合唱クラブの定期演奏会が、伊那文化会館で開かれます。
38人の吹奏楽クラブは、13曲を演奏します。
ラテン音楽や、アニメ曲など3曲は、楽器を演奏しながらパフォーマンスを披露します。
合唱クラブは、 今年の NHK全国学校音楽コンクールの自由曲で銅賞を受賞した曲「夢」など、5曲を歌います。
2つのクラブ合同の「第16回定期演奏会」は、15日午後1時から、伊那文化会館の大ホールで開かれます。
入場は無料です。 -
田楽座 御礼公演にむけて練習
伊那市富県を拠点に活動している歌舞劇団田楽座は、20日からの稽古場公演に向けて12日、練習を披露しました。
公演は地元の人に感謝を伝えようと年に1度開かれていて、今年で26回目になります。
定番演目の伝統芸「とりさしまい」のリズムや配役を新しくした「さいとりさし」や、津軽のメドレーなど、全8演目を披露します。
この日は、その中から獅子舞の練習を行いました。
演出を担当している遊佐愛実さんは、「稽古場公演は舞台と客席の距離が近いため、一緒に楽しめるような舞台にしたい」と話していました。
「第26回稽古場公演 よっておくんな田楽座」は、伊那市富県の田楽座稽古場で、20日から23日
まで開催されます。
入場にはチケットが必要で、前売り券は1000円。ホームページからも購入できます。
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南アと市街地結ぶツアー29日に
観光資源として南アルプスの魅力を創出するために検討を進めてきた伊那商工会議所の特別委員会は、29日に周遊ツアーを観光商品として実施します。
13日は、委員会が開かれ今月29日に実施するツアーの概要が報告されました。
特別委員会は観光資源として南アルプスの魅力を創出するため市街地と鹿嶺高原を結ぶツアーを商品化しようと、現地調査や観光コースの検討を行ってきました。
ツアーは日帰りで、午前10時にセントラルパークに集合し伊那市街地を歩きます。
実施日の29日に予定されている、有機野菜と朝ごはんのイベント朝マルシェで軽食をとります。
午後はバスに乗って長谷の鹿嶺高原へ向かい散策やバーベキューなどをして参加者が交流をする計画です。
ツアーは一人7,000円で先着20人です。
伊那バス観光株式会社で受付ています。
電話78-4321 -
い~なちゃんカードプリペイドで10倍
伊那市の商店主らでつくるコミュニティーカード協同組合は、キャッシュレス決済を推進しようと、い~なちゃんカードのプリペイド機能で買い物をするとポイントが10倍となるセールを14日から18日まで行います。
い~なちゃんカードのプリペイド機能で1,000円をチャージした場合、通常5ポイントもらえますが、期間中は25ポイント付きます。
支払いでは1,080円で10ポイントのところ50ポイントつき、チャージ・支払いあわせて通常の10倍セールとなっています。
ポイントは1ポイント1円として使うことができます。
消費増税を前にキャッシュレス決済を多くの人に知ってもらおうと企画したものです。
ポイント10倍セールは14日から18日までで、増税後の来月1日からはプリペイド機能を利用した人を対象にした還元セールも計画しています。
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「net119」導入へ
上伊那広域消防本部は今後、音声での119番通報が困難な障害者向けにスマートフォンの画面上で通報ができる「net119緊急通報システム」を導入する計画です。
これは、13日開かれた伊那市議会一般質問の中で白鳥孝伊那市長が議員の質問に答えたものです。
「net119緊急通報システム」は音声での119番通報が困難な障害者向けにスマートフォンの画面上で通報ができるものです。
このシステムは国が全国的に導入を呼び掛けているものです。
白鳥市長は、「重要な整備であるので導入に向けて検討していきたい」と話しました。
また13日は、手話言語条例についての質問も行われ、傍聴席では議会事務局から手話通訳が派遣され、聴覚障害者らも話を聞いていました。
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マツタケ店頭に並ぶ
伊那市の産直市場グリーンファームでは、秋の味覚のオオ様マツタケが店頭に並び始め、買い物客の目を引いています。
グリーンファームでは、マツタケの入荷が始まった6日から店頭の一角にコーナーを設けています。
去年のこの時期は1日15キロほどでしたが今年は35キロほどが持ち込まれているということです。
グリーンファームでは「出足は良いが豊作の年になるかはまだわからない」と話します。
マツタケは主に辰野と木曽の標高1200mの山で採れたものでキロ単価は3万円から7万円です。
グリーンファームでは、東京や大阪の料亭などへ発送していて、この時期になると電話での問い合わせも多くなります。
マツタケコーナーには人だかりができていましたが簡単には手がだせないようです。
中には、旬を味わおうと奮発して買い求める人の姿もありました。
グリーンファームでは「これからのシーズン本番に向けて今後の入荷に期待したい」と話していました。
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東京芸大作家の展覧会 14日から
伊那市と長年交流のある東京芸術大学の8人の作家による展覧会が、14日から、高遠町の信州高遠美術館で始まります。
展覧会を前に、展示の準備や作品の制作の仕上げなどが行われていました。
展覧会には、東京芸大の准教授や講師のほか、作家として活動する8人が作品を出品します。
展覧会は自然豊かな伊那地域をイメージして森をテーマにしています。
高遠町出身の伊澤修二が、東京芸大の初代校長を務めたことが縁で、伊那市と東京芸大は長年交流をしています。
その一つに、高遠町長藤の古民家を拠点とするデザインプロジェクトとワークショップの活動があります。
プロジェクトでは去年、高遠第2第3保育園の園児と一緒にアート作品を制作し、今回の展示会でもその作品が展示されます。
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西箕輪 重盛さんのりんご園で防鳥ネット張り
伊那市西箕輪の果樹農家重盛正さんは、鳥による食害からりんごを守るための防鳥ネットを、4日に設置しました。
4日は重盛さんのおよそ1.5ヘクタールのりんご園でネット張りが行われました。
付近では、カラスやムクドリがりんごなどの果樹を食べる食害が発生しています。
重盛さん宅では、およそ20年ほど前から防鳥ネットを設置していて、設置後は被害がほとんどないということです。
2、3年に1度ネットを張り直していて、4日は羽広の果樹農家らでつくる羽広くだもの協力隊のメンバーが作業を手伝っていました。
ネット張りは、10月上旬にも行われる予定です。 -
日本山岳写真協会南信支部 写真展
日本山岳写真協会南信支部の、第25回写真展「貌・季節の中で」が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には、県内外で撮影された山岳写真81点が並んでいます。
会員が、1年間撮影した中から、厳選した写真を展示しているということです。
写真展は、16日(月)まで開かれています。
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ルビコン野球部 全国大会へ
社会人軟式野球の全国大会に出場する、伊那市のルビコン株式会社野球部は、大会に向け練習に熱が入っています。
10日夜は、伊那市ますみが丘の西部ルビコングラウンドで野球部員15人が、守備や打撃の練習に汗を流していました。
ルビコン野球部が出場する、天皇杯第74回全日本軟式野球大会は、地方大会を勝ち抜いた全国56チームが優勝をかけて争います。
ルビコン野球部の全国大会出場は2年ぶり6度目となります。
南信地区大会や県大会では、打撃の調子が良く、勝ち上がってきたということです。
田村公利監督は、「地区大会と同様に先制点を取り、守備のミスを少なくし、初戦突破を確実なものにしたい」と話していました。
天皇杯第74回全日本軟式野球大会は、9月13日(金)から18日(火)まで県内8か所の野球場で行われます。
ルビコン野球部の初戦は、14日(土)に、松本市野球場で岩手の北上信用金庫と対戦します。
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AIタクシー・ドローン物流 来年度本格運用
伊那市は人工知能AIによる自動配車タクシーの本格運用と、ドローンによる配送サービスを来年度から実施します。
これは11日開かれた伊那市議会9月定例会の中で議員の質問に白鳥孝市長が答えたものです。
AI自動配車タクシーのサービスは伊那市の西箕輪と西春近地区で行う計画です。
市では11月にそれぞれの地区で実証実験を行い、来年度、地域公共交通の一部に組み込み、本格運用を始めるとしています。
白鳥市長は「ゆくゆくは高齢者や障がい者のニーズをカバーできるよう、整備していきたい」と話していました。
また、ドローンによる商品の配送サービスも伊那市長谷地域を対象に来年度運用を始める計画で、道の駅南アルプスむら長谷を中核に展開していくとしています。
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キャッシュレス決済セミナー
来月の消費税率引き上げに伴う、キャッシュレス化を進めようと伊那商工会議所は事業者を対象にしたセミナーを10日伊那市内で開きました。
セミナーには市内の個人事業主など8人が参加しました。
講師は、塩尻市の中小企業診断士の中村剣さんが務めました。
セミナーではスマートフォンを利用したQRコード決済の種類や必要な機器について話しをしました。
手軽に導入できるものとしては、店舗の情報を印字したQRコードを準備し、客のスマートフォンで買い物金額を入力するとキャッシュレス決済が行えると紹介していました。
中村さんは「レジ導入の補助や、ポイント還元など店、お客にとってもメリットがあるので、まずはトライする事が大切だ」と話しました。
ある参加者は「東京では徐々にキャッシュレス決済が普及していると聞いている。先を見据えて準備しておきたいです」と話していました。
伊那商工会議所では、12月にキャッシュレス決済後の会計や決算処理に関するセミナーを開く計画です。
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石工に思い馳せ 石割り実演
現在の石匠の仕事を見学することで高遠石工の技術に思いをはせてもらおうと、10日伊那市高遠町で講座が開かれ、石割りの実演が行われました。
重さ800キロほどの小黒川の花崗岩です。
伊那市西春近の唐木屋石材工芸会長の唐木一平さんが、石割りを実演しました。
この講座は、現在の石匠の仕事を見学することで、高遠石工の技術に思いをはせようと高遠町公民館が開いたもので、40人ほどが参加しました。
石にくさびを打ち込み、ハンマーでたたいて割っていきます。
この仕事を続けて52年になるという高遠町東高遠の北原石材店店主の北原多喜夫さんです。
ノミを使って石に穴をあけていきます。
現在ではハンマードリルを使いますが、昭和20年代まではこの方法が使われていたということです。
割った断面を手作業で平らにする技術も実演されました。
唐木さんは、「石は一度削ってしまうと修正することができない。機械のない時代に繊細な作品を仕上げていた高遠石工はとても高い技術を持っていた」と話していました。
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伊那地域33.6度 真夏日
10日の伊那地域の最高気温は、午後2時28分に33.6度を記録し、真夏日となりました。
高気圧に覆われ全国的に気温が高くなっているということです。
上伊那広域消防本部によりますと、午後5時現在、伊那市の80代の女性が熱中症とみられる症状で搬送されました。
命に別状はないということです。
伊那市美篶上川手では稲刈りをする人の姿が見られました。
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県議が現地機関と意見交換
9日と10日の2日間、長野県議会農政林務委員会は、南信地域の現地調査に訪れていて、10日は伊那合同庁舎で現地機関との意見交換を行い、豚コレラを中心に質疑応答が行われました。
意見交換会で、長野県伊那家畜保健衛生所の小林良人所長は、上伊那の豚コレラに関する感染状況などを報告し、農政林務委員会の委員と質疑応答を行いました。
委員からの「野生イノシシ同士の感染を防ぐために、今後はどのように対策していくのか」との質問に、小林所長は「ワクチンの継続接種を行い、これ以上感染の範囲を広げないように努めたい」と答えました。
また、「野生イノシシから豚への感染を防ぐための今後の対策」については、「監視対象外の養豚場も、周辺に野生イノシシの侵入を防ぐ柵を設置したり、周囲の消毒を行うようにしたい」と答えていました。
長野県によると、2月22日から9月9日までに上伊那で発見された死んだ野生イノシシは47頭で、豚コレラ感染の検査が完了したうちの12頭から豚コレラの感染が確認されたということです。 -
笑いヨガ 参加者同士リフレッシュ
笑いとヨガの呼吸法を組み合わせた「笑いヨガ」の体験カフェが10日、伊那市のケアセンターいなで開かれました。
体験カフェには、上伊那在住の60代から80代までの女性10人が参加しました。
笑いヨガは、笑いながら体を動かし、ヨガの呼吸法を取り入れる健康体操です。
笑うことで血流が良くなり、体に多くの酸素が取り入れられ心身共にリフレッシュする効果があるということです。
参加者は、体全体を動かして笑いヨガを楽しんでいました。
体験カフェは、健康増進を目的に、上伊那医療生活協同組合の健康づくり委員会が開いたものです。
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最高気温33度 真夏日続く
9日の伊那地域の最高気温は、午後2時2分に33度を記録しました。
9月に入り30度を超える真夏日となったのは、4日目です。
長野地方気象台では、10日も高温が予想されるため暑さを避け、水分をこまめに補給するなど十分な熱中症対策をとるよう呼び掛けています。
上伊那広域消防本部によりますと、午後4時現在、熱中症とみられる症状で搬送された人はいないということです。
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薪を背負い 西駒山荘目指す
中央アルプス将棊頭山山頂直下にある西駒山荘に薪を運ぶ登山レース「西駒んボッカ」が8日に行われました。
スタート地点となっている伊那市の鳩吹公園では、受付を済ませた選手が薪をリュックに詰めていました。
薪は一束が3キロで、3キロ部門は1束、15キロ部門は5束をリュックに詰めていました。
準備を済ませた選手たちは午前6時30分の合図で一斉にスタートしました。
今年のレースには男性154人、女性59人のあわせた213人がエントリーしました。
スタートからおよそ5キロ地点の桂木場です。
トップの選手はスタートから30分後にここを通過し、登山道へと入っていきました。
西駒んボッカは、西駒山荘の建て替えに必要なレンガを運ぶ大会として平成25年に始まりました。
レンガ数が目標に達したことから3年前から薪を運ぶ大会にリニューアルしました。
参加者たちは薪を背負い、ゴールの西駒山荘までのタイムを競いました。
レース総合1位となったのは安曇野市の別府総平さんでタイムは1時間59分55秒でした。
15キロの部の優勝争いは接戦となりました。
薪をリュックから全て出した時点でゴールとなります。
結果は、2位でゴール地点に到着した群馬県の亀里幸雄さんが逆転し、1秒差の2時間58分52秒で優勝しました。
運ばれた薪は西駒山荘に設置された薪ストーブで使用することになっています。 -
女性が働きやすい職場学ぶ セミナー
女性が働きやすい職場環境を学ぶセミナーが29日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
講師は元内閣府男女共同参画局政策企画調査官の船木成記さんです。
船木さんは「日本人特有の仕事に対する高すぎるモチベーションは、時代の流れと共に変える必要がある」と話し、「管理職と社員が意見を共有し、各企業ごとに最適な働き方を見つけてほしい」と話しました。
製造業に勤務している、ある女性は、「子育てで急用ができた時にも仕事が共有できれば、早退をして子どものために時間を使える」と話していました。
今回のセミナーは、伊那商工会議所の女子会プロジェクト委員会が主催したものです。
セミナーには、市内の企業の管理職など、およそ50人が出席しました。 -
伊那美術展特別企画 作品について語り合う
伊那市の伊那文化会館で開かれた、第95回伊那美術展で入賞した高校生と伊那美術協会の会員が語り合う特別企画が7日、行われました。
会場に美術協会の会員が集まり、高校生の入賞者3人から制作に関する話を聞きました。
ジュニア大賞を受賞した伊那西高校の城生ことりさんは、「日長石の青年」を制作しました。
城生さんは、「特に色にこだわって作りました。濁らないようにしながら、原色をあえて残すように工夫しました。」と話していました。
ジュニア準大賞を受賞した伊那北高校の宇田川紗登美さんは、「備忘録」を制作しました。
宇田川さんは、「幼いころの純粋さと未来への希望を感じられるような作品にしました。」と話していました。
また、同じくジュニア準大賞を受賞した高遠高校の米森翔さんは、「本音」を制作しました。
米森さんは、「自分の本音を聞き出そうとする他人がいびつに見えました。作品ではそれを表現したかった。」と話していました。
特別企画は、次世代育成を目的に、伊那美術協会が開いたもので、協会は、「若い人にできるだけ美術に触れてほしい」と話していました。
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伊那北高校合唱コンクール
伊那市の伊那北高校の第52回合唱コンクールが6日伊那文化会館で行われ、2年A組と3年D組の2クラスが金賞に選ばれました。
伊那北高校の合唱コンクールでは、例年金賞に選ばれるのは1クラスですが、審査の結果同点だったとして、今回2年A組と3年D組の2クラスが選ばれました。
音楽の兒玉智紀教諭は「2クラスが選ばれるのは初めてではないか」と話していました。
コンクールには1年生から3年生までの18クラスが参加し、練習の成果を披露していました。
音楽会の模様は10月にご覧のチャンネルで放送します。
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シードル・地ビールで乾杯 泡フェス
伊那谷のシードルや地ビールなどを味わう「泡フェス!信州・伊那谷シードル&クラフトビアヌーヴォー」が、7日と8日の2日間、伊那市のセントラルパークで開かれました。
2日目の8日は、午前11時にイベントが始まりました。
会場には、伊那谷を中心に県内10社のシードル20銘柄と、4社のクラフトビール8銘柄が会場に並びました。
また、地元産の食材を使ったカレーやガレットなど、伊那谷の飲食店9店も並びました。
泡フェスは、伊那谷の飲食店や酒造店などでつくるアスタルシードルクラブが主催しています。
イベント責任者の渡邊竜朗さんによると、イベント初日のきのうは、開始わずか1時間で去年のイベント来訪者数400人を上回る盛況ぶりで、1日で1200人以上が訪れたということです。 -
残暑続く9月 真夏日3日目
7日の伊那地域の最高気温は、午後2時34分に31.9度を記録し、9月に入り3回目の真夏日となりました。
長野地方気象台によりますと、7日の県内は広く高気圧に覆われ晴れ間が広がり、伊那地域の最高気温は31.9度と真夏日となりました。
伊那市西春近のかんてんぱぱガーデンです。
日陰に入り暑さをしのぐ観光客の姿も見られました。
8日も気温が高くなる見込みで気象台では、暑さを避け、水分をこまめにとるなど、熱中症に十分注意するよう呼び掛けています。
なお、晴れ間が広がるのは8日までで、9日からは大風15号の影響などで雨の予報となっています。
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台殿防災計画策定へ ワークショップ
伊那市で初めての地区単位での防災計画策定に向け、伊那市高遠町台殿で3回目となるワークショップが、5日夜に行われました。
この日は台殿地区の住民30人ほどが台殿公民館に集まりました。
兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の阪本真由美准教授が講師を務め、自分たちの生活と照らし合わせた災害時の行動を確認しました。
参加者は、午後3時に大雨警報、午後5時に避難所開設、午後7時に避難勧告が出されたとの想定で、自分がどのような行動をとるのか確認していました。
その後、災害の想定に合わせて地区としてどのような行動をとるか考えていました。
阪本真由美准教授は「行政が出している情報がすべての地区のみなさんにあてはまるわけではない。その地区のみなさんが集めた情報や判断がまず一番」と話していました。
自主防災組織の北原隆一会長は「みんなで話し合い、意見をまとめて防災計画にしていきたい」と話していました。
年内を目処に方向性をまとめる予定で、台殿区では、来年の防災訓練などで策定した防災計画に沿った動きを確認したいとしています。
台殿区は市の防災モデル地区に指定されていて、伊那市では「ほかの地域にも、こうした取り組みを広げていきたい」としています。 -
クラスが団結 弥生音楽会
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の音楽会が5日伊那文化会館で開かれ3年D組が最優秀賞に選ばれました。
3年D組が歌った「群青」という曲は東日本大震災のあとに福島県の中学生の言葉を歌にしたものです。
音楽会はクラスごとのコンクール形式で行われ最優秀賞に選ばれた3年D組がアンコール演奏をしました。
音楽会の模様は21日土曜日午後2時からご覧のチャンネルで放送します。
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電話応対コンクール
日本電信電話ユーザ協会が主催する電話応対コンクールの伊那・駒ヶ根地区大会が伊那市のかんてんぱぱホールで6日、開かれました。
コンクールは、電話でのコミュニケーション能力の向上を図ろうと毎年開かれています。
今年は伊那・駒ヶ根地域の製造業や金融業など6社8事業所から20人が参加しました。
競技は、1人3分の持ち時間で、模擬の相手と電話で応対します。
取引先の客から不在の担当者を指名する急ぎの電話を受けます。
客は担当者へメールを送ったが返信がないため不安になって電話をかけてきたという設定です。
最初と最後の印象、声の大きさや話すスピードなど100点満点で審査されます。
審査の結果、佐川急便株式会社信越支店伊那営業所の山口春香さんが優勝しました。
上位3人は10月11日に長野市で開かれる県大会に出場することになっています。
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上下水道事業運営審議会 答申
伊那市上下水道事業運営審議会は、令和4年度まで上下水道料金を据え置くとする諮問の通り、白鳥孝市長に5日、答申しました。
この日は、審議会の岡野哲郎会長が白鳥市長に答申書を手渡しました。
改定案は、令和2年度から4年度まで、現在の上下水道料金を据え置くとしています。
水道事業では、水道設備の維持管理費などに一般会計から1億円の出資金を補填することで、現行の料金が維持できるということです。
伊那市の一般家庭の水道料金は、ひと月平均3,210円で令和2年度以降も月額の水道料金はおおむね同額となる見込みです。
岡野会長は「人口減少による水の需要の低下や、それに伴う事業経営の悪化が深刻化している。
中長期的な経営見通しを設定して改善してほしい」と話していました。
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協力隊「アクティビティガール」に松元さん
伊那市は、女性をターゲットに、自然を活用した観光に力を入れていこうと、新たに1人の地域おこし協力隊を任命しました。
新たに地域おこし協力隊に任命されたのは、鹿児島県出身の松元麻希さん34歳です。
9月2日に伊那市役所で委嘱式が行われ、白鳥孝市長から委嘱書が手渡されました。
松元さんは山岳雑誌の出版社に勤めていた経験があり、南アルプスなどにもよく来ていたということです。
伊那市では、女性目線での山岳観光やアウトドアを通じた地域の魅力発信する「アクティビティガール」として松元さんを協力隊に任命しました。
松元さんは「自然好きな人にはたまらない自然があるのが伊那市。女性目線で発信していきたいです」と話していました。
白鳥市長は「得意とするアウトドアを、女性の視点から盛り上げていってもらいたい」と話していました。
松元さんの任期は、9月1日から1年更新で、最長で2022年9月1日までの3年間となっています。 -
町の縁側まちあるき
伊那市社会福祉協議会は、地域の魅力の発見や人が集える場所の掘り起こしをしようと、「まちの縁側まちあるき」を5日伊那市の中心市街地で行いました。
まち歩きには、長野県シニア大学の学生やOB、一般のほか、伊那中学校の1年生など約60人が参加し、4つのグループに分かれ行いました。
伊那合同庁舎を出発し、地域の人から町の歴史について話を聞いたり、縁側に認定されている場所を見学しました。
このうち荒井にある理容カラキの唐木寛武さんは、「昔は客が順番待ちの間に将棋を指したりして交流の場になっていた」と当時の様子を話していました。
まち歩きは、人と人が緩やかにつながる居場所づくりの取り組み「まちの縁側」の視点で町を歩くことで、地域の可能性を掘り起こしていこうと、伊那市社会福祉協議会が初めて行いました。
伊那合同庁舎に戻ると、歩いて気づいた街の良かったところや問題点、人が集うためのアイデアなどを書き出しました。
それぞれのアイデアや感想をグループごとに発表していました。
まちの縁側は、縁側のような場所を地域に広げる取り組みで、平成27年度から始まり現在市内50か所が認定されています。