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野球肘検診で異常を早期発見
伊那市スポーツ少年団で野球をしている児童を対象にした肘の
検診が9日、伊那市の伊那東小学校で行われました。
野球肘検診はボールを投げることで生じる肘関節の異常を早いうちにみつけ重症化を防ごうと行われたものです。
伊那市西町の林整形外科医院医師の林篤さんをリーダーに超音波測定などが行われました。
スポーツ少年団登録の5、6年生を中心に約100人が検診を受けました。
林さんによりますと成長期の子どもたちに一旦肘の異常が発生すると治療は長期にわたり、手術を要することや将来肘関節に変形を残すことがあるということです。
検診は今年で5年目で過去に異常が認められた児童に通院を促した結果、治癒につながったケースもあるということです。
林さんは「将来ある子どもたちが故障無く、活躍できるよう診察を通じてサポートしていきたい。」と話していました。
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認知症予防体操で安全運転を
高齢者を対象にした安全運転支援セミナーが14日伊那市役所で開かれ、認知症予防の体操が行われました。
セミナーでは、東京都のNPO法人高齢者安全運転支援研究会の平塚喜之さんが、認知症予防の体操を紹介しました。
座りながら、指を動かしたりリズムに合わせて左右の腕で違う動きをする体操を紹介し、訪れたおよそ50人が一緒に体を動かしました。
平塚さんは「運転中に周囲を確認するときは、目だけを動かすのではなく首から動かしましょう。肩甲骨の周りを動かすと体温が上がり、代謝が上がって反応がよくなります」と話していました。
セミナーは、高齢者が長く安全に車を運転できるよう、安全安心などに取り組む地方創生に向けた連携協定を結んだ伊那市とあいおいニッセイ同和損害保険㈱のキックオフ事業として初めて開かれました。
伊那市では、来年度以降もセミナーを開催し、自動ブレーキ体験などを行っていきたいとしています。 -
天然の糸寒天づくり
伊那市東春近の小笠原商店で、寒暖の差を利用した寒天づくりが本格的なシーズンを迎えています。
今朝の中央アルプスです。
13日夜に降った雪で、山は雪化粧となりました。
14日の伊那地域は、午前7時22分に0.2度まで気温が下がり、寒い朝となりました。
伊那市東春近の小笠原商店では、12月に入ってから冬の寒さを活かした寒天づくりが本格的なシーズンを迎えています。
夜凍らせた寒天を日中天日干しにして乾かす作業を、10日から2週間ほど繰り返します。
白い部分はまだ凍っている部分で、溶けるまで干し続けます。
大正5年創業の小笠原商店は、県内で唯一、天然の糸寒天を作っているということです。
寒天は、東京や関西を中心に全国の老舗和菓子店に卸していて、ようかんに使われているということです。
小笠原商店の糸寒天づくりは、朝の冷え込みが続く3月頃まで行われます。
商品は、工場でも購入できます。 -
JA上伊那 農産物で岡工応援
JA上伊那は、全国高校ラグビー大会に長野県代表として出場する、岡谷工業高校ラグビー部に上伊那産米60キロとリンゴジュースを贈呈しました。
12日は岡工ラグビー部で上伊那出身の3人が伊那市のJA上伊那本所を訪れ、御子柴茂樹組合長から米とジュースを受け取りました。
受け取ったのは2年生で伊那中出身の吉田翔さんと、1年生で箕輪中出身の逢沢郁也さん、唐澤崇さんです。
JAでは、岡工ラグビー部に上伊那出身の選手が5人いる事から農産物でチームを応援しようとお米とジュースを贈る事にしました。
全国高校ラグビー大会は27日から大阪府の花園ラグビー場で開幕し、岡工は27日の初戦で和歌山工業高校と対戦します。
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セブンイレブン伊那笠原店で特殊詐欺防止で感謝状
伊那警察署は特殊詐欺被害を未然に防いだとして伊那市美篶のセブンイレブン伊那笠原店に、13日感謝状を贈りました。
伊那笠原店が詐欺被害防止で表彰されるのは今回で2回目で、伊那署は、「あなたの街のサギ防止優良店」に認定しました。
13日は、伊那警察署の駒村公孝署長が、セブンイレブン伊那笠原店を訪れ、店長の児玉龍亮さん、詐欺を未然に防いだ田中美雪さんらに感謝状と、「あなたの街の詐欺防止優良店」認定証を手渡しました。
田中さんは先月27日に接客中、伊那市に住む50代の女性が30万円相当の電子マネーを購入しようとしました。
不審な点が見られたため、用途を聞いたところ、「ショートメールがきてこのままだと裁判になってしまう」と話す女性をなだめ、警察に通報し、駆けつけた警察官と話して女性は詐欺であることに気づきました。
警察官が駆け付ける間にも、ひっきりなしに女性の携帯電話に着信があったということで、通報した店の電話で警察官が女性を説得していたということです。
また、伊那笠原店は、去年6月にも、特殊詐欺被害を未然に防いでいて、今回「あなたの街の詐欺防止優良店」に認定されました。
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満光寺で松が冬の装い「雪吊り」
伊那市高遠町の満光寺で、松の枝を雪から守る冬の風物詩・雪吊りが行われました。
満光寺の境内では、箕輪町の小池造園が縄を張って枝を守る雪吊りの作業を行っていました。
一目見ると極楽に行けるといわれる極楽の松には3本の支柱を立て守ります。
景観的な美しさとともに、枝を守るための実用性を兼ね備えているということです。
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伊那まつり8月3日・4日開催
伊那まつり委員会がきょう伊那市役所で開かれ、来年の伊那まつりは8月3日と4日に開催される事が確認されました。
12日は伊那市役所で伊那まつり委員会が開かれ、来年度の第62回伊那まつりの日程が確認されました。
開催日は例年どおり8月の第一土曜日と日曜日の8月3日・4日で確認され、祭りの内容については今後、実行委員会で詳細を決めていくとしています。
委員会ではこの他に、今年の伊那まつりについて反省が行われました。
市民おどりでの熱中症対策の検討や、花火の市民からの協賛金について各区への周知期間が短かった事が報告されました。
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「信濃の国」彫刻作品を寄贈
県歌「信濃の国」制定50周年を記念して南箕輪村の日戸由視さんが信濃の国の歌詞を彫った作品を12日、南箕輪村のこども館に寄贈しました。
縦50センチ横150センチの彫刻作品で、信濃の国の歌詞が6番まで彫られています。
12日は、こども館で除幕式が行われ、南箕輪小学校の学童クラブの児童およそ90人が参加しました。
寄贈したのは南箕輪村北殿の日戸由視さん83歳です。
日戸さんは以前建築の仕事をしていて平成12年から独学で彫刻を始め、仏像作品を多く作ってきたということです。
作品は、一枚のヒノキの板を使って今年4月から製作をはじめ10月に完成しました。
板に歌詞を並べ、文字を彫りその中に金の絵の具を流し込みました。
歌詞の他に、南箕輪村から見える経ヶ岳や南アルプスなども彫られています。
こども館の清水道\直館長は「学童クラブの時間に信濃の国を歌う機会をつくっていきたい」と話していました。
日戸さんが寄贈した信濃の国はこども館の遊戯室前の廊下に飾られることになっています。
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東農大の学生が酒造り学ぶ
東京農業大学の学生2人が、10日から伊那市西町の漆戸醸造で酒造りについて学ぶ実習を行っています。
訪れているのは、東京農業大学応用生物科学部醸造科学科3年の、半田ゆか子さんと野村陽佳(はるか)さんです。
11日は蒸した米や麹などを混ぜる櫂入れ(かいいれ)を体験しました。
タンクの中の温度や成分が均一にする作業で、酵母の発酵を促します。
杜氏の漆戸貴彦さんから「大きい酒蔵では仕込み歌を歌ってリズムや時間を合わせて混ぜています」などと説明していました。
また、製品としての品質チェックで利き酒も体験していました。
半田さんは「実際に体を動かして体験してみることで、お酒造りの苦労や楽しさを学ぶことができる」と話していました。
野村さんは「座学では学ぶことができない体験ならではの研修が出来ています」と話していました。
漆戸醸造の漆戸正彦社長が東農大の卒業生で、毎年学生を受け入れていて、今年で17回目になります。
2人は21日まで、漆戸醸造に住み込みで研修を行う予定です。 -
高遠藩主に提供『殿様御膳』 味わう
1845年に高遠藩主・内藤頼寧(ないとうよりやす)が食べた料理を再現した「殿様御膳」の一般向けの提供が11日から伊那市高遠町の農家食堂こかげで始まりました。
この日は殿様御膳を予約した9人が店を訪れました。
ぶりの照り焼きやマグロの刺身、エビや松茸など豪華な料理が、当時の文献を元にした味付けで提供されました。
味わった人たちは「当時のお殿様の食事を再現してもらえて、味わうことができてとてもありがたい」「現代の食事が濃い味付けが多いので少し薄味に感じるが、素材の味を感じることができるし、その当時をイメージしながら食べています」などと話していました。
江戸時代に行われた参勤交代で、高遠藩の藩主らは御堂垣外宿を通って江戸と高遠を行き来していたと言われています。
再現された殿様御膳は、1845年8月29日に江戸から帰ってきた高遠藩主・内藤頼寧が食べたとされる料理です。
スタッフの1人が現在も残る本陣跡に住んでいて、当時の御用書きを見つけたことから、殿様に提供した味を再現しました。
藤澤宗子代表は「当時の味をつないでいく意味でもいろんな人に味わってもらうことができてうれしいし、『素材の味を感じることができる』と言ってもらえて良かった」と話していました。
殿様御膳は1食7,000円で、予約のみの提供となります。
手間がかかるため、少人数での提供は予定していません。 -
亥カレンダー原画展
伊那市境の漫画家、橋爪まんぷさんが描いた来年の干支「亥」と花札が描かれたカレンダーの原画展が、みはらしの湯で開かれています。
会場には、カレンダーの原画を含む25点が並んでいます。
15年ほど前からみはらしの湯で毎年この時期に展示会を開いていて、干支に関する展示は今年で13年目です。
花札の絵柄と小林一茶の俳句を、来年の干支・亥が眺めたり遊んだりしている様子が描かれています。
橋爪まんぷさんの来年の干支・亥のカレンダーの原画展は、来年1月31日まで伊那市のみはらしの湯で開かれています。
会場では、カレンダーの予約も受け付けています。
卓上カレンダー・・・1つ500円 -
市商工業振興ビジョン答申
伊那市商工業振興審議会は、来年度から10年間の「伊那市商工業振興ビジョン」について11日、白鳥孝市長に答申しました。
この日は、審議会の中村和之会長と赤羽敏副会長が市役所を訪れ、白鳥市長に答申書を手渡しました。
伊那市商工業振興ビジョンは、持続的・安定的な地域経済の発展、雇用・人材の確保に繋げようと伊那市が新たに策定するものです。
期間は、来年度から2028年度までの10年間です。
答申では、3つの重点プロジェクトを掲げています。
観光産業の確立に向けたサービス産業の活性化、農林商工観連携による地域経済の活性化、産業人材の育成と技術者の養成を重点とした工業の活性化の3つです。
去年6月に市長から審議会に諮問があり、15人の委員が3つの部会に分かれて審議を進めてきました。
白鳥市長は「新しい技術も必要な一方で、観光分野も大変重要だ。これからはダイナミックな人の流れに合わせた広域的な戦略が必要になってくる」と話していました。
伊那市では、来年度からビジョンを策定する予定です。
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元五輪リュージュ監督浅川さん講演
上伊那PTA研修会が9日南箕輪村民センターで開かれ、元長野東高校校長でソルトレークオリンピックリュージュ競技の監督を務めた浅川司さんが講演しました。
研修会では、浅川さんが「子どもを通して学んだこと」と題して講演しました。
浅川さんは、昭和50年に伊那北高校に着任、陸上部顧問を務めました。
熱心に練習に取り組んだ生徒が全国大会に出場した例を紹介し、「自分で目的をもって練習に取り組む選手は強くなる」と話していました。
研修会は、上伊那PTA連合会が開いたもので、会場には上伊那のPTA役員などおよそ200人が集まりました。
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春富中 キャッチボール大会準V
伊那市の春富中学校野球部は、日本プロ野球選手会が主催するキャッチボールクラシックの全国大会に出場し、準優勝しました。
10日は、春富中学校野球部キャプテンの小川隼弥君が、平澤和広校長に大会の結果を報告しました。
キャッチボールクラシックの全国大会が9日石川県で開かれ、予選を勝ち抜いた32チームが出場しました。
1チーム9人で7メートル離れたところから2分間で何回キャッチボールができるかを競うものです。
8チームが勝ち進んだ決勝では、126回を記録し福島県のチームと並びましたが、準決勝の回数で惜しくも準優勝となりました。
春富中野球部は、全国大会に4年連続で出場していて、これまでの最高はベスト8でした。
競技を通じて、技術の向上以外にもお互いを思いやる気持ちが高まったということで、小川君は「試合でもいい成績を残したい」と話していました。 -
国内初!有機シードル販売
伊那市西箕輪の白鳥農園と日影の西村酒店が連携して作った国内初のオーガニック無添加シードルの販売が、10日から始まりました。
販売するシードルは、さらっとした口当たりで香りのいい「紅玉」、信州のりんご3兄弟にシナノレッドを加えた甘みの強さが特徴の「りんご4種」、味と香りのバランスがいい「フジ」の3種類です。
価格は、375ミリリットル入りのハーフボトルが2,000円(税抜)、750ミリリットル入りのフルボトルが5,000円(税込)です。
10日は、白鳥農園の白鳥昇さんと、西村酒店の西村孝喜さんが商品の説明をしました。
白鳥さんは、化学的に合成された肥料や農薬を使わない有機栽培で、りんごを中心とした果樹を栽培しています。
これが認められ、りんごでは日本で4軒しかない国の有機JAS認証を取得しています。
ハーフボトルは今年5月から扱っていましたが、半年ほど寝かせたことで味に深みが増し泡のキメが細かくなったということで、今回本格的な販売を始めました。
醸造する際、通常は入れる酸化防止剤を使わないということで、自然のままの味を楽しめるということです。
国内初のオーガニック無添加シードルは、ベルシャイン伊那店北側の西村酒店で販売しています。
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踏切新設工事でJR東海と委託協定
伊那市は環状南線の整備にともなう踏切新設工事の委託協定をJR東海と結ぶとする議案を伊那市議会12月定例会最終日に提出します。
10日に伊那市役所で開かれた伊那市議会経済建設委員会協議会で示されたものです。
新設される踏切は幅19メートルで事業費は1億9,300万円です。
踏切新設に伴い近くにある小黒北踏切など3つの踏切が撤去されます。
環状南線は国道153号線からJR飯田線を交差し市道小黒川大橋線までを結ぶもので延長は、1,300メートルで2020年度中の完成を目指します。
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緑ヶ丘と敬愛の幼稚園児絵画展
伊那緑ヶ丘幼稚園と緑ヶ丘敬愛幼稚園の園児による絵画展が伊那市のアルプス中央信用金庫本店で開かれています。
会場にはものをじっくり観察して描くことを意識した絵が並んでいます。
3歳児の年少は指に絵の具をつけて花器に生けられた花を描きました。
4歳児の年中はクモの巣を観察し割りばしに絵の具をつけて描きました。
5歳児の年長は葉っぱを描きその葉っぱとコメントを添えて
展示しています。
この展示は14日まで開かれています。 -
高校生も参加 オペラ「愛の妙薬」
イタリアのオペラ「愛の妙薬」が9日伊那文化会館で上演されました。
オペラには南信地域の高校生でつくる合唱団も出演し舞台を盛り上げました。
「愛の妙薬」はイタリアオペラの名作で1832年にミラノで
上演されました。
美しい農場主の娘に恋をした若い農夫が偽りの惚れ薬を飲むことで繰り広げられる喜劇です。
いかさま師の薬売りが登場する場面では南箕輪村の伊東由香バレエ教室に通う子どもらが歌声や演技を披露しました。
恋敵の兵士に娘を奪われる場面では南信地区の高校生による合同合唱団が舞台を盛り上げていました。
歌劇「愛の妙薬」は伊那文化会館の30周年記念事業として行われたもので世界で活躍する日本人歌手によるオペラを、独自の演出を加えて上演されました。
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宮島さん貞治の石仏写真展
飯田市在住の写真家宮島功さんが撮影した守屋貞治の石仏の写真展が伊那市創造館で開かれています。
会場には、宮島さんが撮影した守屋貞治の石仏の写真60点が展示されています。
県内を中心に遠くは山梨県の貞治の石仏を撮影しました。
現在78歳の宮島さんは、40歳の時に独学で写真を撮りはじめ、55歳で宮島写真研究所を設立、現在は地元の新聞で作品を発表しています。
写真活動の集大成として2年前から貞治の石仏を撮り始め、今回写真展を開きました。
撮影を通じて貞治の生きざまを追い、「慈悲の表情」にこだわり撮影してきたということです。
写真展「石仏師 守屋貞治 慈悲の旅路」は来年1月14日まで伊那市創造館で開かれています。
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給食甲子園で長谷調理場が優秀賞
8日と9日の2日間、東京都で開かれた全国学校給食甲子園に甲信越・北陸ブロック代表として出場した長谷学校給食共同調理場は、優秀賞を受賞しました。
9日は調理の過程や味の審査が行われ、大会の様子がインターネットでライブ配信されました。
決勝に出場したのは全国1701校の中から4回の審査を通過した12校です。
出場した各校は60分の時間内に6人分を調理しました。
長谷中と長谷小の給食を作っている長谷学校給食共同調理場から出場したのは栄養教諭の原真理子さんと調理員の柿木美幸さんの2人です。
献立は長谷中の生徒が作ったラー油を使った春巻き、アマランサスともちきびが入った「雑穀せんべい汁」、「旬野菜の彩り和え」などです。
春巻きのレシピは生徒が考えたもので、献立全体で38品目と多くの食材が使われています。
全国学校給食甲子園は、学校給食の充実を図ろうとNPO法人21世紀構想研究会が2006年から開いていて、第1回大会では長谷学校給食共同調理場が優勝しています。
審査の結果、長谷学校給食共同調理場は特にうまく地場の食材を活用したとする優秀賞を受賞しました。
また、8日行われた食育授業コンテストで最も優れた授業を行ったとして、原栄養教諭に特別賞が贈られました。
尚、優勝は兵庫県から出場した給食センターでした。
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荒井区住民がしめ縄づくり
伊那市荒井の荒井区公民館は、しめ縄づくりを楽しむ会を8日いなっせで開きました。
しめ縄づくりを楽しむ会には小中学生5人、大人24人の29人が参加しました。
荒井区公民館では、伝統文化を伝えていこうと、毎年区民で集まってしめ縄づくりをしています。
8日は一般的なサイズのものの他に、小さいサイズの「水神様」と呼ばれる2種類を作りました。
水神様は、昔は井戸に飾られていたということですが、今では水道や洗面所など水を使うところに飾られるということです。
作り方を指導した北原文明さんは、「上手に作るには慣れるのが一番です。毎年自分たちで作ってワラを綯う感覚を覚えましょう」と話していました。
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地区防災計画策定へ 台殿でWS
伊那市は、災害時、各地区での具体的な防災活動を示した「地区防災計画」の作成を始めます。
7日はモデル地区となっている高遠町藤沢の台殿区で計画策定のためのワークショップが行われました。
7日は、台殿公民館でワークショップが行われ、地域住民7人が災害時の対応について話し合いました。
兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の阪本真由美准教授が講師を務めました。
地区防災計画は、災害が発生した際の「避難場所と避難ルート」「要支援者とその支援者」「救護・炊き出し等の担当者」「危険か所」など地域特性を盛り込み具体的な行動を示すものです。
住民は、発災時に避難の声かけをする担当者や避難場所、備蓄が必要なものを話し合っていました。
伊那市では市全域の対応をまとめた防災計画を策定していますが、地区ごとの詳しい対応が示されていないことから各地区での地区防災計画の策定を目指しています。
台殿区は住民のほとんどが土砂災害危険区域に住んでいる事や、高齢化が進んでいる事から今回モデル地区に選ばれました。
台殿区の地区防災計画は今年度中の策定を目指します。
伊那市では、来年度この取り組みを市内全域に広げていきたいとしています。
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個人収集のビートルズグッズ展示
箕輪町木下の会社員木下久さんが50年かけて収集したビートルズ関連グッズの展示販売が伊那市西町で開かれています。
メンバー4人の演奏シーンをかたどったフィギュア。
ジョン・レノンの使っていたギターのレプリカ。
ビートルズ関連の書籍はおよそ千冊。
会場には、木下さんが50年かけて収集したコレクションおよそ2000点が展示されています。
ビートルズは、1960年代から70年代初頭にかけて活躍したイギリスのロックバンドです。
木下久さんは、10歳のころ、家に滞在した民俗学者からカセットテープを聞かされたことがきっかけでビートルズにのめりこみます。
以来50年かけてレコードやポスター、フィギュアなどを収集してきました。
コレクションは現在は息子夫婦が暮らす実家の2部屋に置かれていましたが、「片づけてほしい」という話があったこと、また、自身が還暦を迎えたことや、「みのわギネス」に認定されたことをきっかけに今回手放すことを決めました。
展示品はほぼすべて販売されていて、値段は交渉で決めるということです。
木下さんのビートルズコレクション展示販売は16日(日)まで、伊那市西町の草の音で開かれています。
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古い地名調査最終報告会
伊那市が平成24年度から進めてきた「古い地名調査」の最終報告会が1日、防災コミュニティセンターで開かれました。
報告会では、伊那市教育委員会の竹松亨さんがこれまでの調査内容のまとめを報告しました。
調査によりますと、伊那市の小字名は現在8370あります。
小字名に使われている漢字は、田が一番多く949、次いで下が707、原が647、畑が583となっています。
竹松さんは「人々は日常生活の中から言葉を選び、地名をつけ、人と交わりを深くし、生活を豊かにしてきたのではないか」と話していました。
古い地名調査は、伊那市が平成24年度から取り組んでいるもので、今年度が最後となります。
市内全域に84の調査グループがあり、調査員は828人、これまでに83冊の報告書が提出されています。
報告書は市立図書館などで見ることができ、市では「歴史の学習などに活用してほしい」としています。
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大利さん野球理論の講演
第4回上伊那ベースボールサミットが8日伊那市の東部中学校で開かれ、スポーツライターの大利実さんが講演しました。
神奈川県出身の大利さんは、成蹊大学を卒業後スポーツライターの事務所に所属し、現在はフリーで活動しています。
中学の軟式野球や高校野球を取材して、いくつかの書籍を出版しています。
この日は「最新の野球理論を学ぶ」と題して講演しました。
大利さんは「人が唯一平等なのは、1日が24時間だということです。それをどう過ごすかを考えながら生活してほしい」と話していました。
講演会は、“上伊那から甲子園へ”をスローガンに活動している野球指導者などでつくる上伊那ベースボールサミット実行委員会が開いたものです。
会場には、選手や監督などおよそ400人が集まり、大利さんの話に耳を傾けていました。
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サン工業年末コンサート
伊那市西箕輪の金属メッキ加工を行うサン工業株式会社は、プロのミュージシャンを招いたコンサートを8日、高遠町の信州高遠美術館で開きました。
コンサートでは、県内を拠点に活動しているピアノ、サクソフォン、ビブラフォンの演奏者3人が、ジャズやクリスマスソングなど13曲を披露しました。
サン工業では、月に1回全社員を対象に勉強会を行っていて、年末コンサートは15年前から開かれています。
会場には社員や一般などおよそ150人が訪れした。 -
ニシザワ文芸コンクール
株式会社ニシザワが主催する、上伊那の小中学生を対象にした読書感想文のコンクール「ニシザワ文芸コンクール」の表彰式が8日、伊那市創造館で行われました。
最優秀賞は、小学校低学年の部で箕輪中部小学校3年の小野珠実さん、小学校高学年の部で、高遠北小学校5年の福嶋文さん、中学校の部で、春富中学校1年の武田岬樹さんの作品が選ばれました。
この日は最優秀賞を含む17人に、株式会社ニシザワの荒木康雄社長から賞状が手渡されました。
主催したニシザワは、本屋として大正13年に創業しました。
本を読むことで子どもの健全育成に繋げようと15年前からコンクールを開いています。
荒木社長は「胸に迫ってくる作品が多く感動した。たくさんの本を読んでこれからの人生に活かしていってほしい」と話していました。
コンクールには、上伊那の小学生334人と中学生859人の合わせて1,193人から応募がありました。 -
伊那リ 今季の安全を祈願
7日は大雪です。
標高千メートルにある伊那市の伊那スキーリゾートでは、今シーズンの無事を祈願する安全祈願が行われました。
7日は伊那市やスキー場の関係者らおよそ40人が出席し、シーズン中の無事を祈りました。
伊那スキーリゾートの今シーズンの営業は15日土曜日からを予定していましたが、12月になっても気温が高い日が続いた為オープンは数日先になる見込みだという事です。
来週から寒気が入り込み、最低気温も氷点下2度から6度と予想されていることから、気温を見て雪づくりを始める予定です。
伊那スキーリゾートでは、地域の人が家族で楽しめるよう、ソリゲレンデを拡大するほか土日祝日にはバイキング形式で料理を提供する事にしています。
また、初心者向けの無料レッスンも行われます。
昨シーズンは前の年よりも5パーセント増のおよそ4万5千人が利用しました。 -
来年7月に呑み歩きイベント
伊那商工会議所地域資源活用委員会は、来年7月26日に、日本最大級と銘打ったプレミアムフライデーの呑み歩きイベントを開催します。
11月30日は、伊那市内で会議が開かれ、イベントの内容について話し合いました。
開催するのは、日本最大級と銘打ったプレミアムフライデーの呑み歩きイベントで、参加人数1万人を目指します。
7月26日(金)に開催される予定で、イベントの参加証を購入した人は当日市内全域の飲食店で特典が受けられるというものです。
最新の無線通信技術を活用し、飲食店の混雑状況を可視化する実験も行います。
また、郊外の飲食店への移動手段として、AI配車タクシーの活用を目指します。
このイベントは市内飲食店の活性化を目指す伊那商工会議所地域資源活用委員会が初めて行うもので、今後参加店舗の開拓や、企業を通じて従業員のイベントへの参加を呼び掛けるということです。
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上伊那産の果物 香港へ
12月2日から中国・香港の高級料理店で開かれている「伊那谷・秋の味覚食べ比べフェア」に提供される伊那市と上伊那産の果物が、6日に発送されました。
この日は、伊那市の職員がJA上伊那本所を訪れ、香港に送る果物をJA上伊那から受け取りました。
贈る果物は、伊那市産のりんご「サンふじ」と、上伊那産の洋梨「ル・レクチェ」です。
甘みや香りが強く、りんごはシャキシャキとした食感、洋梨はとろけるような食感が楽しめるということです。
りんごは50kg、洋梨は24kgを送りました。
香港で開かれている「伊那谷・秋の味覚食べ比べフェア」は、伊那市長谷で輸出用の米を生産している農事組合法人Wakka Agriの香港の販売店Wakka Internationalから、伊那市の農産物を紹介したいと提案があり実現しました。
現地の高級料理店3店舗で、上伊那の果物がデザートなどで提供される予定です。
りんごと洋梨の他、伊那バス㈱の夏秋いちごと、宮島酒店の日本酒も発送したということです。
果物は8日に到着し、9日から各店舗で提供されることになっています。
伊那市では、来年の春に、第2弾の発送を予定しているということです。