-
伊那市が木質バイオマス発電事業
伊那市は美和ダムに流れ着いた流木と松枯れした被害木を使い、木質バイオマス発電事業を行います。
7日は、市役所で開かれた市議会全員協議会で事業の説明が行われました。
木質バイオマス発電設備は、伊那市高遠町上山田の上伊那森林組合の工場の敷地内に設置されます。
発電には、年間620トンの流木と松くい虫の被害木を活用する計画です。
設備は24時間稼働で、発電した電力は上伊那森林組合の工場で使用するほか、余剰電力は、丸紅伊那みらいでんき株式会社に売電する予定です。
年間の発電量は年間およそ174,000kWhで、年間の二酸化炭素排出削減は695トンを見込んでいます。
事業費はおよそ2億3,500万円で、稼働は2025年4月以降としています。
このバイオマス発電事業は上伊那森林組合に実証事業として3年間委託し、その後は設備を貸与し森林組合が運営を行います。 -
進徳館の日で様々なイベント
江戸時代の高遠藩の藩校「進徳館の日」に合わせた行事が、伊那市高遠町で25日に行われました。
進徳館は、信州教育の源流となったといわれる高遠藩の藩校です。
進徳館の館内に展示されている孔子・孟子などの五聖像の前で、白鳥孝市長など関係者が拝礼しました。
進徳館では、伊那市内で活動する茶道教室の表千家 竹村社中が野点を行いました。高遠中学校の生徒が、ボランティアで、茶などを運んでいました。
会場を高遠閣に移して、第30回 進徳館の日の行事が行われました。
会場には、今年生誕150年となる高遠町出身の画家・池上秀畝が手掛けた絵と書が、きょうのみの限定公開で展示されていました。
白鳥市長は、「実践・体験を重視する伊那市の教育の象徴として進徳館を守り伝えたい」とあいさつしました。
イベントでは、高遠中学校の田中幸一校長と、原洋一教諭が、観光ボランティアとして活動する生徒たちについて講演しました。
高遠中学校では、高遠城址公園の桜を見に訪れた観光客に対し、駐車場やトイレの提供、桜茶のふるまいなどを行っています。先輩たちから受け継いだ「おもてなしの心」を大切にしながら、SNSで映えるスポットや、案内標識の作成など、新たなおもてなしにチャレンジしたことなどを紹介していました。
高遠スポーツ公園文化体育館では、進徳館の日記念少年剣道大会が開かれました。
伊那市内の小学校低学年から中学生まで19チーム163人が出場しました。
剣道大会は、「文武両道」を掲げた進徳館にちなんで行われていて今年で26回となります。
-
上伊那松くい虫被害2割減少
上伊那地方松くい虫防除対策協議会が伊那市の伊那合同庁舎で7日に開かれ、上伊那地域で昨年度新たに発生した松くい虫による被害量は前の年度よりおよそ2割減少したことが報告されました。
昨年度新たに発生した松くい虫被害量は2022年度より981㎥少ない4,411㎥でした。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では伊那市が1,442㎥、箕輪町が387㎥でともに減少し、南箕輪村が818㎥で増加しています。
協議会では被害の少ない標高900mより高い地域や特に保全したい松林への被害拡大を防ぐため、樹種転換や伐倒駆除を行っていくということです。 -
上農生と富県小児童サツマイモ植え
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒と伊那市の富県小学校の児童は5月23日に小学校近くの畑にサツマイモの苗を植えました。
この日は上農高校のコミュニティデザイン学科里山コースの2年生19人と富県小学校4年生の児童24人が一緒にサツマイモの苗を植えました。
品種は紅あずまで、30センチ間隔で植えていきました。
児童は高校生から植え方を教わりながら丁寧に植えていきました。
上農高校では林業や農業に興味を持ってもらおうと、上伊那地域の小学校と世代間交流を行っています。
交流は2年計画で、今年はサツマイモの苗植えなどを通して親睦を深め、来年は経木を使ったものづくりを一緒に行い、森林資源の活用やものづくりに興味を持ってもらう計画です。
サツマイモは9月ごろに収穫し、11月に焼きいも大会を開き味わうということです。
-
伊那市で撮影の映画「かくしごと」 6月7日公開
伊那市をロケ地に撮影された、俳優の杏さん主演の映画「かくしごと」が7日に全国で公開されます。
7日に公開される映画「かくしごと」は、ほとんどが伊那市内で撮影されました。
この映画は、作家の北國浩二さんの小説が原作で、監督は、東京都の関根光才さんです。
父が認知症を発症し、渋々田舎に戻った杏さん演じる千紗子は、ある日、事故で記憶を失った虐待の傷がある少年と出会います。
千紗子は少年を守るため、自分が母親だと嘘をつき、一緒に暮らし始めるという物語です。
撮影は、2022年の8月に、長谷の非持山公民館や、小黒川渓谷、ニシザワ高遠食彩館など市内各地で行われました。
高遠町の常盤橋で撮影された、少年を捜索するシーンでは、伊那市消防団が全面協力しました。
映画は7日に全国で公開され、荒井の旭座でも上映されます。
全国公開と同時に上映が始まるのは、県内で旭座のみで、ほかの映画館では順次公開されるということです。
旭座では、7月上旬まで上映する予定です。
-
すまいテラスいな オープン
伊那市荒井の空き店舗を全面改装し、移住相談窓口やシェアオフィスを備えた複合施設「すまいテラスいな」が2日にオープンしました。
オープニングセレモニーではくす玉を割り祝いました。
運営する、すまいテラスいな協議会は、不動産業者や設計士、デザイナーなどで構成されています。
いなっせ前にある、すまいテラスいなは1959年に建てられた元菓子店の建物を全面改装しました。
鉄筋コンクリート造りの3階建て、延床面積は130平方メートルです。
2日は協議会のメンバーと訪れた人が交流を行いました。
空き家の活用や移住促進を「住まいと暮らしを照らす」をキーワードに情報や人をつなぐ場を目指すということです。
施設には上伊那8市町村の広報や移住・生活情報などのパンフレットが置かれているほか、移住相談窓口などがあります。
営業時間は午前10時から午後5時です。
火曜と水曜は定休日となっています。
-
伊那市誌編さん 9分野19冊を刊行
2025年度、伊那市が合併して20年を迎えることから「伊那市誌」刊行に向けた編さんが進められています。
2029年度までに9分野、全19冊を刊行します。
伊那市美篶芦沢にある伊那市誌編さん室です。
建物は美篶東部保育園や美篶子育て支援センターとして使われてきましたが、2020年11月から市誌編さん室となりました。
現在7人の市教育委員会の職員が資料収集や調査、原稿執筆などを進めています。
リズム室だった部屋は収集した資料などを置く書庫になっています。
2006年3月31日に伊那市、高遠町、長谷村が合併し、新しい伊那市が誕生しました。
合併前にそれぞれ市史や町誌、村誌を刊行していますが、およそ40年が過ぎていること、2026年度に合併20年を迎えることから、新たに刊行するものです。
伊那市誌は、A4版で1冊を250ページほどにまとめ、2025年度末には、伊那市の成り立ちなどまとめた概説編2冊、政治行政編、文化編の4冊を刊行する予定です。
2029年度までに9分野、全19冊を刊行します。
また、映像や音声などのデジタル化も検討していくということです。
5日は市役所で伊那市誌編さん委員会が開かれ委員など、およそ20人が出席しました。
会議では、原稿の執筆マニュアルやレイアウトについての確認を行いました。
行数や文字数、年号表記をどうしていくかなど意見を出していました。
2025年度に刊行する市誌の原稿の入稿時期については、10月を目指すとしています。 -
はらぺこ園児たちが田植え
伊那市の認定こども園「山の遊び舎はらぺこ」の園児たちは富県の田んぼで5日に田植えをしました。
5日は園児や保護者などおよそ40人が田植えを行いました。
田んぼを管理している保護者OBで富県の小森健次さんに植え方を教わりました。
品種は「ササニシキ」で、園児たちは広さおよそ1アールの田んぼに30センチ間隔で苗を植えていきました。
「山の遊び舎はらぺこ」では「子どもたちにとって田植えは貴重な体験になっている。これからもみんなで自然に触れる経験を積み重ねていってほしい」と話していました。
9月下旬から10月上旬に収穫を行い、祖父母参観の時に味わう予定です。
-
伊那市 男女共同参画推進会議
誰もが自分らしく生きるための社会「男女共同参画」を進める伊那市の推進会議が4日に市役所で開かれました。
今年度1回目の会議が開かれ、各種団体からの推薦や公募の委員12人が委嘱されました。
会長には、伊那市公民館運営協議会の下島一道さんが選ばれました。
伊那市では第4次伊那市男女共同参画計画を定め、2022年度から2026年度までの5年間で28のアクションプランを進めています。
そのうち、地区役員の女性登用の割合について、昨年度の9.2%から2026年度には、20%を目標にしています。
また、市職員の課長級以上に占める女性の割合は昨年度8.5%で、10.5%を目標にしています。
委嘱された委員の任期は2年間で第4次伊那市男女共同参画計画について審議していきます。
-
伊那西小 林間と親しむ会
伊那市の伊那西小学校の学校林で、講師から自然の見方・感じ方を学ぶ「林間と親しむ会」が5月21日に開かれました。
講師は元小学校教諭で長野県自然観察インストラクターの野口輝雄さんが務めました。
野口さんは広さ1・8ヘクタールの学校林を周りながら、食べられる植物や毒がある植物について説明していました。
7種類の植物の葉で長さを競うネイチャーゲームも行われました。
以前は全校児童が飯ごう炊さんをするだけでしたが、1997年から森について学ぶ要素を加えた「林間と親しむ会」となりました。
お昼には、飯ごう炊さんを行い、協力してカレーを作り味わったということです。
-
6月4日 ローメンの日
6月4日は蒸し麺の語呂合わせでローメンの日です。
伊那ローメンズクラブ加盟店のうち、18店舗で並盛が1杯500円で提供されました。
伊那市上牧の日本料理あすなろでは、並盛が200円安い500円で提供されました。
昼時にはローメンを食べに地元住民などが訪れました。
ローメンズクラブでは、ローメンの特徴でもある蒸し麺の語呂合わせから6月4日をローメンの日に定めています。
クラブ発足の1997年から、多くの店でローメンを味わってもらおうと割引サービスを行っています。
あすなろの店主で伊那ローメンズクラブ会長の唐澤正也さんです。
あすなろのローメンはりんごと玉ねぎでとったスープを使い、さっぱりとした味わいになっています。
伊那ローメンズクラブでは来年もこのイベントを続けていきたいとしています。
-
伊那防犯協会連合会 今年度事業を承認
伊那市、箕輪町、南箕輪村の、防犯協会などで作る伊那防犯協会連合会の総会が5月27日、伊那市役所で開かれました。
総会では、「地域のきずなで安全・安心なまちづくり」を目標として、防犯意識を高めるために去年に引き続き地域安全運動を行うことなどが承認されました。
伊那警察署管内で去年1年間に発生した刑法犯の認知件数は前の年より17件少ない268件でした。
電話でお金詐欺は、去年4件で被害額は4,600万円でした。
総会では他に伊那少年警察ボランティア協会の功労者として、伊那市の清水達雄さん・箕輪町の小原仁男さん・南箕輪村の堀泉さんの3人の表彰が行われました。 -
伊那北公園 バラ見ごろ
伊那市のJR伊那北駅近くにある伊那北公園のバラが見頃となっています。
伊那北公園には、バラやツツジなど約50本が植えられています。
公園を管理する伊那市によりますと、バラの見ごろは今月中旬までです。
-
新山保育園 ハロウィンかぼちゃの種まき
伊那市の新山保育園の園児は、ハロウィンの行事で使うカボチャの種を4日撒きました。
4日は、新山保育園の年少から年長の園児14人が、1人1つのポットに土を入れ、種を撒いていきました。
JA上伊那青壮年部富県支部のメンバー3人が訪れ、園児にやり方を教えていました。
新山保育園と青壮年部富県支部は田植えなどで交流を行っていましたが、新型コロナの影響で途絶えていました。
交流を復活させ、園児に農業に親しんでもらおうと、一緒にカボチャを育てることにしました。
種を撒いたのはおもちゃカボチャという品種で小さな観賞用の実がなります。
種を撒き終わると、園児が水をあげていました。
7月上旬には、近くの畑に苗を植え替えるということです。
-
乾燥野菜を使い「味噌玉」作り
地元産のみそや乾燥野菜を使い「味噌玉」をつくるイベントが伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷で5月18日に開かれました。
味噌玉は味噌に鰹節と好みの乾燥野菜を混ぜて作るものです。
参加者は蓮根やネギなど好みの具材を混ぜると手で丸めていました。
このイベントは地元野菜を味わってもらおうと、伊那市地域おこし協力隊の村中ひとみさんと野田直子さん、駒ヶ根市の農家下島幸恵さんが企画しました。
乾燥野菜は下島さんが食品ロスを減らそうと規格外の野菜を使って作ったもので、味噌も市内で手づくりされたものが使われています。
企画した3人は「みそ玉は冷凍保存ができます。これからの時期のハイキングなどで味わってもらいたい」と話していました。 -
池上秀畝をテーマに歴博講座
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で、高遠町出身の画家、池上秀畝をテーマにした歴博講座が、5月19日に開かれました。
この日は、元上田市立美術館館長で、伊那文化会館でも8年間学芸員を務めた、滝澤正幸さんが話をしました。
滝澤さんは、美術史を専門とし、秀畝についての研究を行っていて、講座では、秀畝が生きた時代の美術界や作品について話しました。
滝澤さんは「秀畝は日本の伝統的な絵画方式を守る『旧派』の代表として活躍していたが、卓越した画力で新派的な美意識の画風も描くことができた」と話していました。
歴博講座は、高遠町歴史博物館が、2015年から地域の研究者や学芸員などの研究発表の場として開いているものです。
今回の講座は、16日まで開催中の、池上秀畝生誕150年の企画展に合わせて開かれ、会場には30人が訪れました。
-
衣替え 伊那西高校の生徒が夏服で登校
6月に入り衣替えの季節となりました。
伊那市の伊那西高校では3日、夏服で登校する生徒の姿がありました。
伊那西高校では、3日から今週いっぱい移行期間を設け、その日の気温に応じて夏服と冬服を選ぶことができます。
登校時間の午前8時頃は日が差し、日傘をさして歩く生徒もいました。
また、伊那西高校では、今年度の1年生から制服のデザインが新しくなりました。
スカートは、紺色とチェック柄の2種類で、新たにスラックスも導入し、1年を通して好きな物を選ぶことができます。
リボンとネクタイはそれぞれ2種類で、好みの組み合わせで着用することができます。
伊那西高校では、「今年度からはポロシャツも用意したので、環境に合わせた服装で通って欲しい」と話していました。 -
東春近田原 白山社で御田植祭
伊那市東春近田原の白山社の田んぼで五穀豊穣を祈願する御田植祭が1日に行われました。
御田植祭では最初に神に供える米を栽培する「斎田」と呼ばれる田んぼで神事を行いました。
田植えは、氏子総代や早乙女姿になった伊那市出身でタレントの成美さんなどおよそ15人で行いました。
筋着けと呼ばれる農機具を使いながら等間隔になるように苗を植えていきました。
稲刈りは9月中旬に行われ、米は12月の新嘗祭で奉納されるということです。 -
伊那北高校吹奏楽部 第69回定期演奏会
伊那市の伊那北高校吹奏楽部の第69回定期演奏会が、伊那文化会館で2日開かれました。
定期演奏会は日頃の練習の成果を披露しようと毎年この時期に開かれています。
第1部ではコンクールの課題曲などを、第2部ではポップスなどを演奏しました。
このうち第2部では、振り付けなどを交え趣向を凝らしたステージを披露していました。
伊那北高校吹奏楽部には1年生16人、2年生23人、3年生12人の、合わせて51人の部員が所属しています。
今後は、コンクールに向け練習を重ねていくということです。
伊那北高校吹奏楽部では「演奏を通して感謝の気持ちや自分たちの魅力を伝えていきたい」と話していました。
-
伊那ローズボウル 信大×福県大
アメリカンフットボールの交流戦 第2回伊那ローズボウルが伊那市の伊那市陸上競技場で2日行われ信州大学と福井県立大学が対戦しました。
赤のユニホームが東海学生1部の信州大学ワイルドキャッツです。
対する白のユニホームが北陸学生1部の福井県立大学ワイルダーズです。
試合は、福井県立大のキックオフではじまりました。
信大は第一クォーターにタッチダウンで先制します。
第二クォーターに入っても信大の勢いはとまらず、ランニングプレーとパスプレーで2本のタッチダウンを上げ、前半を終え21対0と大きくリードします。
伊那ローズボウルは、信大アメフト部の運営母体となる一般社団法人が、伊那で見ごとなるバラにちなみ企画したもので、今回が2回目です。
信大は後半に入っても、オフェンス、ディフェンスとも相手を上回り51対6で勝利しました。
-
倒木による停電 復旧
1日午前2時30分頃、伊那市高遠町の一部、130戸で倒木による停電がありました。午前9時50分頃に復旧しています。
-
南箕輪中学校と韓国の生徒が交流
南箕輪村の南箕輪中学校に、学校交流訪問で韓国の中学校の生徒が31日に訪れました。
南箕輪中学校を訪れたのは、韓国ソウル市の中学生29人です。
30日に上伊那に到着し、駒ヶ岳登山を行ったということです。
この日は体育館で交流会が開かれ、南中の生徒が校歌を歌いました。
韓国の生徒は、自分の学校を紹介していました。
昼は各教室に分かれて給食を食べました。
韓国の生徒は南中で授業も受けました。
この交流は、宮田村が行うインバウンド事業に南箕輪村教育委員会が協力し行われたものです。
生徒はあす帰国するということです。
-
バスで1時間の避暑地 こもれび山荘をPR
伊那市長谷の南アルプス林道バス クイーンラインの北沢峠までの運行が来月8日から始まります。
運行開始を前に、北沢峠こもれび山荘の見学会が今日報道機関向けに開かれました。
伊那市長谷の仙流荘からバスでおよそ1時間、標高2,036メートルの北沢峠のバス停の向かいにこもれび山荘があります。
伊那地域の最高気温は26.8度でしたが、現地の気温は17度と、少しひんやりとしていました。
こもれび山荘では今シーズンからケーキセットの提供を始めました。価格は税込み1,000円です。
こもれび山荘は、伊那市観光㈱が運営する山小屋で、近年は登山客の他、釣りや自然散策などで訪れる人も増えているということです。
15分ほど歩いた大平山荘からは北アルプスの景色を楽しむこともできます。
そうした登山客以外の利用も伸ばしたいと見学会が開かれました。
宿泊客向けの食事は、調理士で管理人の狩野俊一さんが腕をふるいます。
夕食は手作りのハンバーグやスープカレー、朝食は手作りの味噌を使った味噌汁や焼き魚などが提供されます。
朝晩寒冷え込むという声にこたえ、宿泊スペースには今年から羽毛布団を用意しました。
宿泊予約もインターネット上で出来るようになりました。
こもれび山荘はすでに営業が始まっていて、一泊二食付き1万2,000円からです。
また、林道沿いでは、雄大な景色を楽しむことができます。
歌宿からバスで5分ほどの標高1,780m地点では、岩肌に穴が開いた「鹿窓」を見ることができます。
南アルプスクイーンラインの北沢峠までの運行は6月8日からです。
-
サクラサクミライ 願い書いた短冊のお焚き上げ
伊那市高遠町の高遠城址公園さくら祭りで行われたイベントで集まった、被災地への祈願や願い事が書かれた短冊のお焚き上げが30日に行われました。
お焚き上げは、東高遠の諏訪社で行われ、イベントを企画した伊那市観光協会などが、伊藤光森宮司の大祓詞にあわせ、短冊を火の中に入れました。
伊那市観光協会では、さくら祭りで、願い事や能登半島地震の被災者へのメッセージなどを短冊に書き、結紐に結ぶイベント「花結い~サクラサクミライ~」を実施しました。
公園開きの3月23日から、さくら祭り終了の4月18日までに、1万5千を超える願い事が集まりました。
伊那市観光協会では、「被災地の1日も早い復興を願い、今後も人と人が繋がるイベントを企画していきたい」としています。
-
アスパラ自動収穫機開発報告会 コンテナチェンジャーお披露目
伊那市がスマート農業の一環で進めている、アスパラガスの自動収穫機の開発報告会が30日開かれ、現在開発中の自動でコンテナを交換するコンテナチェンジャーがお披露目されました。
報告会は西箕輪のJA菜園で開かれ、事業の進捗状況が報告されました。
この日は、現在開発中の、収穫中に自動でコンテナを交換するコンテナチェンジャーがお披露目されました。
ハウス内での作業のため、電気を使わずに動かす仕組みを開発中だということです。
伊那市は、スマート農業の一環で、アスパラや白ネギなど、温度管理をせず野外で栽培する「露地野菜」の収穫作業の自動化を進めています。
開発は、2020年度から、南信工科短期大学校やJA上伊那、地元企業などでつくる連携組織に委託し行われています。
アスパラの自動収穫機は2022年度に完成し、現在は実用化に向け改良をしているということです。 -
第58回上伊那書道展 6月2日まで
上伊那書道協会の会員らによる第58回上伊那書道展が31日から伊那市の伊那文化会館で始まります。
会場には上伊那書道協会の会員や一般の作品およそ90点が飾られています。
上伊那書道協会は60代から70代を中心に教室の指導者や愛好家およそ70人が所属しています。
テーマや審査はなく楷書や行書など様々な書体の作品が展示されています。
第58回上伊那書道展は31日から6月2日まで伊那文化会館で開かれます。
-
電話でお金詐欺被害を未然に防止で感謝状
電話でお金詐欺被害を未然に防止したとして伊那市の会社員女性と南箕輪村のアルプス中央信用金庫南箕輪支店に伊那警察署から29日に感謝状が贈られました。
29日は伊那警察署で贈呈式が行われました。
伊那市の会社員 内川美奈子さんです。
内川さんは今年3月1日に伊那市内の金融機関のATMで電話で話しながら操作していた80代女性の後ろに並んでいて、不審に思い声をかけ電話を代わるなどして被害を未然に防いだということです。
アルプス中央信用金庫南箕輪支店では今年4月12日に来店した伊那市の80代男性の10万円の振り込み被害を防止しました。
窓口で対応した職員が不審に思い事情を聞いたということです。
男性が「メールで支援金2億円を受け取るため、指定口座に金を振り込むように指示された」と話したことから架空料金請求詐欺を疑い警察に通報し被害を防いだものです。
伊那警察署の駒津一治署長は「詐欺被害の未然防止に努めていただき深く感謝します」と話していました。
-
観光客受け入れ強化 サイクルスタンド設置
伊那市はサイクリングに訪れる観光客の受入れ強化に取り組んでいます。
29日は市内5か所のコンビニエンスストアにサイクルスタンドが設置されました。
スタンドが設置されたコンビニエンスストアのひとつ、伊那市高遠町のセブンイレブン高遠小原店です。
自転車の活用推進に取り組む伊那市地域おこし協力隊の石井基裕さんが作業を行いました。
伊那市産のアカマツを使用していて、木材をネジで固定するだけで組み立てることができ5台駐車することができます。
ロードバイクにはスタンドが付いていないものが多く、駐輪の際には横に寝かしているということです。
スタンドの設置には、伊那市が創設した補助金が活用されています。
自転車を活用した街づくりに取り組む伊那市では、スタンド設置により増加するサイクリストの受入れに対応します。
商品化したアカマツのスタンドの利用促進も図りたい考えです。
また誰でも利用できるタイヤの空気入れも設置されました。
29日は、市内のコンビニエンスストア5か所にスタンドが設置されました。
-
県内外の作家の作品展示 美術交流展2024in高遠
県内外の作家の美術交流展が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には、上伊那を中心とした県内の作家16人と、群馬県や東京都などの県外の作家36人の作品52点が展示されています。
交流展は、2016年から開かれていて、群馬県前橋市の酒井重良さんの娘が長谷に住んでいたことが縁で、それぞれの地域の作家の交流の場にしようと始まりました。
始めた頃、県外の作家は群馬県がほとんどでしたが、今では東京都や愛知県など、規模を広げています。
作品は、水彩画や油絵、書、彫刻など、ジャンルも技法も様々です。
美術交流展2024in高遠は、6月9日(日)まで、信州高遠美術館で開かれています。入場は無料です。
最終日の9日午前11時からは、市民バンドによるジャズコンサートが予定されています。
-
伊那市 警報級の大雨
台風1号の影響で南から暖かく湿った空気が流れ込み、28日の伊那地域は警報級の大雨となりました。
伊那地域では、27日の朝6時から28日午後3時までに56ミリの雨が降りました。
伊那市では午後3時41分に大雨警報が発令されました。
この影響で伊那市内の春富地区の小学校4校と、南箕輪村の小学校が下校時間を早めました。
また、伊那市、箕輪町、南箕輪村の中学校は部活動が中止となりました。
中部電力パワーグリットによりますと午後1時48分に伊那市手良野口の一部で雨の影響により倒木があり、10戸未満が停電となりました。
午後2時58分には復旧したということです。
JR飯田線は午後4時半現在、辰野町の辰野駅から静岡県浜松市の中部天竜駅の間の上下線で、きょう午後7時頃までに終日運転を取りやめるという事です。
29日の運行については、ホームページなどで確認するよう呼び掛けています。
高速バスは午後3時現在、通常通り運行しています。
長野地方気象台によりますと雨のピークは午後9時頃までで、28日は晴れると予想しています。
雨の影響で地盤が緩んでいるため、土砂災害に注意を呼び掛けています。