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プレミアム商品券 総額4億3千万円7月4日発売
伊那商工会議所と伊那市商工会、JA上伊那は、20%のプレミアがついた総額4億3千万円のプレミアム商品券を、7月4日に発売します。 今回、発売されるのは、1,000円券12枚つづりが1万円のプレミアム商品券です。 プレミアム率は過去最高の20%で、一人の購入限度額は10万円です。 伊那商工会議所と、伊那市商工会、JA上伊那が発行するもので、平成24年に発行されて以来今回が4回目です。 この日は、伊那市の白鳥孝市長・伊那商工会議所の川上健夫会頭らが、商品券発売に関する記者会見を開きました。 プレミアム商品券の総額は過去最高の4億3千万円で、商工会議所の会員事業所やJA上伊那などの、参加店舗で利用できます。 プレミア分の7,175万円と発行手数料は、伊那市が国の地方創生交付金から負担します。 また、子育て世帯の負担軽減として、18歳以下の子どもが2人以上いる世帯は、半額の6,000円で購入でき、6月22日から先行販売が開始されます。 対象世帯には、申請書が送られていて、5月15日までに手続きが必要ですが、期限を過ぎても受け付けるということです。 ほかに、JR茅野駅と仙流荘を結ぶバス、ジオライナーや林道バスの往復利用者、平日の宿泊施設、山小屋利用者を対象に、飲食店などで使える千円分の、「いな街ぶらりチケット」も6月1日から無料配布されます。 プレミアム商品券の発売は、7月4日、午前9時からで、売切れ次第終了となります。 販売場所は、市役所多目的ホールです。
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介護や認知症相談気軽に おしゃべりカフェオレンジ
介護の悩み相談や認知症の人達が訪れる事ができる、「介護・認知症おしゃべりカフェ オレンジ」が伊那市内に初めてオープンしました。 このカフェは、市内で宅老所を運営する有志グループが、介護相談や、認知症の人達の居場所として開いたものです。 運営するグループによりますと、初期の認知症患者を介護する家族は、誰にも相談する事が出来ず、ストレスを抱えてしまう傾向にあるという事です。 気軽に話しができ、相談に乗る事で、介護のストレスを和らげ地域で支える体制につなげたいとしています。 13日は市内各地から6人が訪れ、介護制度や地域で受けられるサービスについてスタッフに質問していました。 訪れたある女性は「親の介護でボランティアの方に世話になりっぱなし、自分にもできるボランティアは何かないか」と質問していました。 スタッフの女性は、「ボランティアに負い目を感じず、まずは家の事を行い、余裕が出来たら探せばよいです」とアドバイスしていました。 カフェの営業は、毎月、第二水曜日に中央区の緑の家、第四水曜日は西箕輪大萱の特別養護老人ホーム「みさやま」で午前10時から正午までの予定です。 料金は飲み物代の200円で、相談は無料となっています。
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伊那市内小学校で花育スタート
花に親しむことにより、豊かな心を育てようという「花育」の今年度の学習が伊那市内の小学校でスタートしました。 13日は、伊那市の東春近小学校で、355人の全校児童に1人2本ずつ上伊那産のアルストロメリアが贈られました。 アルストロメリアの生産量は、上伊那地域が日本一で年間に1300万本程栽培されています。 花育は、伊那市とJA上伊那、生産者が連携して行うもので昨年度スタートしました。 生産者から話を聞くことで地域の産業について理解を深めると共に、花に触れる機会を増す狙いもあります。 贈呈式が終わると3年生は、近くの花卉生農家・橋爪恭治さんから花を長持ちさせるコツなどを学びました。 橋爪さんは、「花は、飾ったりする事で周りが華やかになる他、気持ちを伝える時に使われます」と子どもたちに話していました。 花育は市内の全小学校で行われ、今後は、花卉農家のハウスなどを見学する予定です。
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伊那バイパスの工事促進 決議
国道153号伊那バイパス促進期成同盟会の総会が13日伊那市役所で開かれ、伊那バイパス工事の事業促進などを決議しました。 総会には、伊那市内の関係する区や土地改良区などから70人ほどが出席しました。 期成同盟会は、国道153号バイパス美篶青島から福島までの区間の整備促進を図るため組織されています。 総会では「伊那バイパス工事の事業促進」や「伊駒アルプスロードの早期事業化」「国直轄指定区間への移行」などを決議しました。 期成同盟会会長の白鳥孝伊那市長は、「バイパスが整備されていなければ、12年後のリニア開通に伴う効果を出す事ができない。早期整備が行われるよう連携し、粘り強く国や県に要望をしていきたい。」と挨拶しました。 決議文は、地元選出の国会議員などに手渡されました。
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伊那市ふるさと納税 特典で好調
伊那市は今年度からふるさと納税の寄付した人の特典を充実させました。 11日までに去年1年間の164件を上回るおよそ200件の申し込みがあり、伊那市では出足好調と話しています。 ふるさと納税は出身地や応援したい自治体を、寄付を通して支援する制度で平成20年度から実施されています。 昨年度は1年間で164件、およそ1800万円が寄せられました。 今年度は、280件を目標としていて昨日までにおよそ200件の申し込みがあったということです。 好調の理由は、特典を充実させたことによるもので、新たにカタログを製作しました。 伊那市ではこれまで、5000円以上と5万円以上の2種類の特典しかありませんでした。 今回新たに1万円以上にはみはらしファームの果物、そばや地酒の詰め合わせなど11点。 2万円以上は、地酒や米、野菜など8点を追加しました。 100万円以上はガラス工芸作家の江副行昭さんの作品や2泊3日のツアーも用意し納税額に応じて選べるようにしました。 伊那市では今後、県の施設などにカタログを置いてPRしていきたいとしています。 ふるさと納税の寄付は、これまで文化財の保護などに活用されています。
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高尾公園ツツジ見頃
伊那市山寺の高尾公園では色とりどりのツツジが見ごろを迎えています。 高尾公園には500本のツツジが植えられていて地域の人たちに親しまれています。 16日には高尾神社の例大祭が開かれることになっています。
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やまびこソフト開幕
40歳以上のソフトボールリーグ「やまびこソフトボールリーグ」が11日の夜、開幕しました。 11日は、伊那市の富士塚スポーツ公園グラウンドで開会式が行われました。 初めに前年度の優勝チームからトロフィーの返還がありました。 やまびこソフトボール連盟の中村博会長は「ソフトボールをみんなで楽しみ、ケガのないようプレーしていただきたい」と挨拶しました。 選手を代表して城南クラブのキャプテン唐澤康博さんが選手宣誓をしました。 今年は去年と同じ7チームが参加し総当たり戦を行います。 上位4チームが9月中旬に予定されているケーブルテレビ杯に出場します。 開会式終了後、早速試合が行われ選手がハツラツとプレーしていました。 やまびこリーグは今年で38年目を迎えます。
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伊那市商工会 新会長に唐木一平さん
伊那市商工会の通常総会が12日伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで開かれ、新しい会長に唐木一平さんが決まりました。 新しい会長に選ばれた唐木一平さんは、伊那市西春近の(有)唐木屋石材工芸の会長です。 唐木さんは「森本前会長の思いを引き継ぎ、会員が日々大いに力が発揮できるよう頑張りたいです」と話しました。 副会長には、岩附宏さんと唐木章さんが決まりました。 唐木会長の任期は、平成30年5月までとなっています。 通常総会では平成26年度の事業報告の承認に関する議案など8件が諮られ可決されました。
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山荘ミルクで犬のしつけ講習会
伊那市横山の山荘ミルクで、犬のしつけ講習会が、6日に開かれました。 山荘ミルクでは、犬のリードを外して遊ばせる事ができる「ドッグラン」が去年8月にオープンしました。 講習会はそのドッグランを使って初めて開かれたものです。 講師は、髙木のぶ子さんがつとめました。 警察犬の訓練士でドッグトレーナーの髙木さんは、山荘ミルクのドッグランを整備する際には監修も行いました。 講習会には上伊那の35人が参加し、輪の中に犬を座らせ1分間待つ訓練などを行いました。 髙木さんによりますと、たくさんの犬の中で訓練する事で社会性を身に付けさせる事ができるということです。 講習会はドッグランの利用料のみで誰でも参加する事ができ、11月頃まで毎月1回開く予定です。
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三峰川ジョギングロード一部通行止め
上伊那広域連合が進めている新しいごみ中間処理施設建設にともない11日から三峰川サイクリング・ジョギングロードの一部が通行止めとなっています。 通行止めとなっているのは三峰川橋南交差点からおよそ1.6キロの区間です。 施設建設のための工事車両の導入路や堤防整備にともなうもので11日は工事関係者が通行止めとなる区間やその周辺を調査していました。 伊那市が整備している三峰川サイクリング・ジョギングロードは1周およそ10キロですが工事により周回での利用ができなくなります。 迂回路が確保できないことから市では榛原河川公園を起点に3キロ、5キロ、7キロ、10キロの折り返し点を設定し利用者の目安にしてもらうとしています。 周辺には憩い広場も整備する計画で工事期間は平成30年12月末までを予定しています。
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買い物弱者支援へ 市社協がアンケート調査
伊那市社会福祉協議会は日常の買い物に困っている人たちの実態を把握しその支援につなげようと高齢者世帯を対象にしたアンケート調査を始めました。 11日は市社協の春日優美さんが伊那市西箕輪与地の伊藤公光さん宅を訪れました。 伊藤さんは現在79歳。 1人暮らしですが隣の家に息子の家族が暮らしています。 歩いて行ける範囲に食料品を買える店はなく今は自分で車を運転し買い物に出かけています。 ただいつも一番近い店に通っていて食料品以外の物が欲しいときは困ることもあるといいます。 このアンケート調査は身近な商店の撤退や路線バスの廃止などにより日常の買い物に困っている「買い物弱者」の支援につなげようと実施するものです。 高齢者世帯率が30%を超えていて近くに商店などがない富県、手良、西箕輪、高遠町、長谷の中から選んだ92世帯を訪問し聞き取り調査をします。 調査内容は買い物で不便に感じていることや必要だと感じるサービスなど14項目です。 市社協では、調査をもとに困っている人がどこにどれだけいるのかその実態を把握し買い物弱者の支援策をまとめることにしています。
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ダンスや体操で運動不足解消
ダンスや体操などを体験する、伊那市総合型地域スポーツクラブのイベントが10日、伊那市高遠町の高遠スポーツ公園文化体育館で開かれました。 伊那市総合型地域スポーツクラブには、ダンスや体操、手芸など104の教室があります。 今回、教室をPRしようと、楽々エンジョイ運動塾と題した体験イベントが開かれました。 参加者は、簡単に出来る体操やダンスなど9つの教室のレッスンを体験しました。 このうち、ベリーダンス教室では、参加者たちが腰を振りながらダンスで汗をながしていていました。 途中の休憩時間には、ジャグリング教室の生徒がお手玉や中国コマを使ったジャグリングを披露していました。 ある参加は、「たくさん教室があることがわかり、とても良い運動になった。」と話していました。 伊那市総合型地域スポーツクラブでは今後もこうしたイベントを開き、活動をPRしていきたいとしています。
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小中学生が将棋で真剣勝負
全国小学生、中学生将棋選抜選手権大会の南信予選が10日、伊那市のいなっせで開かれました。 大会には、上伊那を中心に諏訪や下伊那などから、小中学生21人が出場しました。 大会は、小学生の低学年の部と高学年の部、中学生の部の3つのブロックに分かれ行われました。 参加者はブロックごとに総当たり戦で対局し、上位2人が県大会出場の切符を手にします。 対局が始まると、子供たちは、真剣な眼差しで将棋盤を見ては、慎重に自分の駒を動かしていました。 また、会場では、プロ棋士、佐藤(さとう)秀司(しゅうじ)七段による指導対局が行われました。 佐藤さんは、対局を終えた子供達や保護者等、一度に6人を相手に将棋をさし、状況にあったさし方などを教えていました。 全国小学生、中学生将棋選抜選手権大会、長野県大会は、5月24日(日)に松本市で開かれることになっています。
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天竜川漁業協同組合がアユの稚魚を放流
6月20日のアユ釣り解禁日を前に、天竜川漁業協同組合は6日から稚魚の放流を始めました。 7日は伊那市の天竜川に、150キロが放流されました。 今月中旬までに上伊那の天竜川水系で16回放流を行います。 放流されるアユの稚魚は琵琶湖産のものと県内で養殖されたもの、合わせて3,500キロです。 現在の体長は8センチですが、釣り解禁の6月20日頃には17センチから18センチほどに成長するということです。 漁協によりますと、昨シーズンはアユの成育も釣果も、いまひとつだったということで、上條純敬組合長は「今年は大水が出ない事を期待して、県外など大勢の人に釣りを楽しんでもらいたい」と話していました。 アユ釣り解禁は6月20日午前6時となっていて、遊漁料は年間券が8,800円、一日券が2,200円となっています。
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ガールスカウト 5人が入団
ガールスカウトの伊那支部にあたる長野県第26団の今年度の入団式が10日、伊那市の伊那公民館で行われました。 入団式では保育園の年長にあたるテンダーに4人、小学校低学年にあたるブラウニーに1人が入団しました。 入団者は齋藤雅子副団委員長からチーフを巻いてもらいました。 ガールスカウト伊那支部は、伊那市と南箕輪村の園児から高校生が団員として活動していて、この日の入団者を入れて、全部で29人です。 赤い羽根の街頭募金や、地域の清掃などのボランティア活動を通した、子どもたちの自立心向上を目的としています。 式で齋藤雅子副団委員長は、「みんなで仲良く、力をあわせて頑張ろう」と入団を歓迎していました。 ガールスカウト伊那支部では、ボランティア活動の他に、年2回ほど、キャンプも行っていて参加団員を募集しているということです。
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仲仙寺御開帳 3週間で約1万5千人の来場
開創1200年記念の御開帳が行われていた伊那市西箕輪の仲仙寺で8日、行事を締めくくる結願法要が行われ、秘仏の扉が閉められました。 3週間の御開帳期間中、およそ1万5千人が参拝したということです。 8日は、檀家総代らおよそ30人が見守る中、御開帳の最後を締めくくる結願法要が行われました。 仲仙寺では、先月18日から開創1200年を記念した御開帳が行われていました。 期間中、本来は60年に1度の御開帳の時にしか見られない秘仏本尊の十一面観世音菩薩が43年ぶりに公開されました。 21日間でおよそ1万5千人が訪れたということです。 法要では、師田香雪住職が真言を唱える中、本尊の扉が閉められました。 次回の御開帳は、16年後の平成43年となります。 本尊と回向柱を結んでいる善の綱は10日に取り外されますが、回向柱はしばらくの間残されるということです。
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伊駒アルプスロード 県が3市村長の意見聞く
国道153号バイパスの伊駒アルプスロードについて、伊那市、駒ヶ根市、宮 田村の3市村長の意見を聞く会議が8日開かれました。 出席者からは、景観などへの配慮を求める意見が出されました。 8日は伊那市のいなっせで会議が開かれ、伊那市の白鳥孝市長、駒ヶ根市の杉本幸治市長、宮田村小田切康彦村長の3市村長が出席しました。 伊駒アルプスロードは駒ヶ根市の北の原を起点とし、伊那市の青島を終点としています。 県は3月に天竜川右岸の区間のルート案を示し、4月にかけて住民説明会を開いてきました。 伊那市の白鳥孝市長は、リニア中央新幹線開通に向け早期整備を期待しているとし、「田園風景への配慮をしてほしい」と要望していました。 駒ヶ根市の杉本幸治市長は「ルートにかかる自動車学校や事業所の意見を十分に聞いて進めてほしい」と述べました。 宮田村の小田切康彦(おたぎりやすひこ)村長は、住民の中には現在の国道を活用する案を推す意見もあるとし「単なる通過交通となることを懸念している。新たな村づくりを進めていかなければならないので、県にも一体となって考えてほしい」と求めていました。 県では、これらの意見を踏まえルートを正式に決定していきたいとしています。
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母の日前に親と子の音楽会
あすの母の日を前に、「第23回元気に育て親と子の音楽会」が9日伊那市のいなっせで開かれました。 音楽会では、上伊那の音楽教室の指導者やコーラスグループが、アニメソングやクラシックなどを披露しました。 この音楽会は、母の日を前に、子育て中の母親に音楽を楽しんでもらおうとNPO法人クラシックワールドが開いたものです。 子連れでも気兼ねなく楽しめるよう、入退場自由となっています。 中には、指導者と一緒にアンサンブルを披露する子供も居ました。 最後には訪れたおよそ250人全員で「ハナミズキ」を歌いました。 ある母親は、「久しぶりに生の演奏を聴いて感動しました。リフレッシュできてよかったです」と話していました。
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無茶フェス伊那大会 満員の2千人来場
子どもの日の5日、信州プロレス旗揚げ8周年記念無茶フェス伊那大会が、伊那市の市民体育館メインアリーナで開かれました。 無茶フェスは、「すべての子ども達に笑顔を」をテーマに、信州プロレスが県内各地で開いているもので、伊那では去年11月に続き2回目です。 全6試合が行われ、第1試合には大相撲の元横綱曙選手が登場し、信州プロレス所属の6人と対戦しました。 信州プロレスは、「安全第一、台本重視、入場無料、雨天検討」を約束事としていて、試合では曙選手が忍者の術にかかってしまうという一幕もありました。 メインイベントでは、信州プロレス代表のグレート☆無茶組とヒップアタックでお馴染みの越中詩郎組が対戦しました。 試合は、序盤から場外乱闘となります。 無茶さんは果敢に技を繰り出しますが、最後は越中選手のヒップアタックに倒れ敗れました。 会場には、およそ2,000人が訪れ、立ち見の出るほどの盛況ぶりとなりました。 また、大会に合わせてローメン春祭りが行われ、お昼時には長い列ができていました。 晴天にも恵まれ、およそ1,800食を販売したということです。
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創造館開館5周年記念講演
伊那市の創造館開館5周年を記念した建築に関する講演会が、9日、開かれました。 講演会には、およそ100人が集まりました。 創造館は、昭和5年に建てられた旧上伊那図書館を平成22年にリニューアルしたもので、今年で開館5周年を迎えます。 国の重要文化財に指定されている諏訪市の温泉施設片倉館を設計した森山松之助が、旧上伊那図書館の基本設計を行っています。 講演会では、茅野市出身の建築家藤森照信さんが話しをしました。 藤森さんは、「片倉館は、製糸業を営んでいた片倉財閥が公共の福利厚生施設として森山松之助に作らせた。ヨーロッパの建物を参考に作られている他、浴室の壁には高遠焼のタイルが使われている」などと話していました。 また、「旧上伊那図書館の建設費を寄付した武井覚太郎は、片倉財閥の重役だった」と、2つの施設の関係性についても触れていました。 創造館では、開館した5月に毎年建築に関する講演会を企画していて「今後もより多くの人に建物や建築について興味を持ってもらいたい」と話していました。
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9議案 原案どおり可決
伊那市議会臨時会が8日開かれ、東春近保育園の請負契約締結に関する議案など9議案が原案どおり可決されました。 東春近保育園は、東春近中央保育園の現在の園舎東側に建設されます。 木造平屋建てで総事業費は、5億8,000万円で、太陽光発電設備やペレットボイラーが設置されます。 園庭は、園舎南側に確保し、今の園舎跡は、駐車場になります。 市側が提出した建設工事請負契約に関する議案は、全会一致で可決されました。 東春近保育園は、東春近中央保育園と東春近南部保育園を統合し新設されるもので、来年3月完成予定です。 8日の臨時会では、産業用地の売却に伴う議案も可決されました。 売却されるのは、伊那市西箕輪の伊那インター工業団地の一部約8,000平方メートルで、メッキ加工などを行っているサン工業株式会社に1億200万円余りで売却されます。 伊那インター北側の大萱産業用地の一部、約1万1,700平方メートルは、食品機械の製造などを行っている南箕輪村の株式会社ミヤザワに1億5,100万円余りで売却されます。 市によりますと、2件の用地とも土地開発公社から移管された評価額と同額ということです。
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上伊那吹奏楽祭
上伊那地域の中学校や高校、一般の吹奏楽団が一堂に会する上伊那吹奏楽祭が3日に行われました。 上伊那吹奏楽祭は、2011年の東日本大震災で、楽器を失った東北の吹奏楽部を支援しようとチャリティーコンサートを行ったのがきっかけでスタートし、今回で5回目になりました。 年々参加団体も増え、今年は、中学や高校、一般の吹奏楽団22団体が参加しました。 関係者は、「コンクールとは違い、自分たちも楽しんで演奏できる吹奏楽の本来の良さがある」と話していました。 また中学生にとっては、先輩の演奏を聞くことができるめったにない機会で、刺激を受けている様子でした。 伊那弥生ケ丘高校吹奏楽クラブは、アニメソングのメドレーを披露。 ステージいっぱいに繰り広げられる動きのある演奏で、聴衆を魅了していました。
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環状南線 平面交差 JR了承
伊那市が平成大橋西から小黒川大橋線までの延伸を計画している環状南線は、JR飯田線と平面交差で建設される見通しとなりました。 JR東海は、7日付で了承する通知を市側に発送したことがわかりました。 平成大橋西で国道153号とT字交差している環状南線は、JR飯田線と交差し県道、さらに段丘上の小黒川大橋線まで延伸する計画です。 8日開かれた市議会全員協議会で市側は、JR東海と事前協議が整ったと報告しました。 JR東海は、交差が計画されている付近の3つの踏切の閉鎖を条件に平面交差を了解したということです。 3か所の踏切は、アピタ南側の中村踏切、小黒川北側の小黒北踏切、そして下島第3踏切です。 市の計画では、JRと交差するのは、片側1車線で両側に歩道がある幅19メートルの道路です。 市は今回の回答を受け、西町や西春近の対策協議会に丁寧に説明をして理解を求めていく考えです。 取材に対し市の幹部は、「1歩も2歩も前進した。1日も早い供用開始を進めたい。」と話しています。 環状南線のJR飯田線との交差は、経費面や県道へのアクセスの点から平面交差を求めていました。 市では、平成32年度の供用開始を計画しています。
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原発と憲法を考える集い
憲法記念日の3日、伊那市で原発と憲法を考える集いが開かれました。 憲法学者で東京慈恵会医科大学教授の小澤隆一さんが講演しました。 伊那市文化財審議委員会の竹入弘元会長や元信州大学教授の建石繁明さん、元教職員や郷土史家などで構成する実行委員会が毎年憲法記念日に開いています。 小澤さんは、「国のあり方の根幹を変える『戦争立法』日本国憲法9条から考える」と題し講演しました。 小澤さんは、「あれだけ戦争を繰り返し多くの被害を出した20世紀から学ぶべきことは、今度こそ本腰を入れて平和の実現、未完の平和の課題にチャレンジすること。 日本国民として何かと言えば憲法9条を守ることであり、その精神を他の国の人々とも共有すること。」と話しました。 この講演会の様子は、30日からご覧のチャンネルで放送します。
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高鳥谷山区民ハイキング
3日は伊那市富県公民館主催の高鳥谷山区民ハイキングが行われました。 区民ら約550人が参加し、2時間をかけて高鳥山を目指しました。 中央アルプスが一望できる標高1,220メートルのつが平では、富県小と新山小の児童たちが活動報告や校歌を歌い交流しました。 富県公民館の北原和俊館長は、「ふるさとのすばらしさをあらためて感じる。このハイキングをきっかけに地区の絆を一層強めてほしい。」とあいさつしました。
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春日洋治さん宅でシュロの花咲く
伊那市美篶上川手の春日洋治さん宅では、ヤシ科の植物シュロの花が咲きました。 春日さん宅の向かいの駐車場に、シュロの木が2本植えられています。 そのうちの1本から花が咲きました。 このシュロは、10年ほど前に、近くの洞泉寺から親戚とともに株分けしてもらったものだということですが、今回花が初めて咲きました。 春日さんは、「親戚の家でも咲いたと聞いたので、そんなに珍しいものではないかもしれないが、雑穀のような面白い花が咲いた」と話していました。
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南ア林道 シナノコザクラ見ごろに
伊那市長谷の南アルプス林道沿いでは、県の絶滅危惧種に指定されている高山植物「シナノコザクラ」が見ごろとなっています。 まだ雪が残る南アルプス林道沿い。 仏像構造線が観察できる唐沢露頭には、長野県版レットデータブックで絶滅危惧種に指定されているシナノコザクラが可憐な花を咲かせていました。 7日は、下山途中の登山客が、バスから降りて、写真に収めるなどしていました。 シナノコザクラは、アルカリ性の石灰岩地帯に生息する多年草です。 南アルプス林道沿いでは、3か所で目にすることができます。 林道バス管理室によりますと、例年は、連休明けに咲き始めるということですが、今年は例年より10日ほど早い4月29日に開花し、ここ10年で見ても最も早く見ごろを迎えているということです。 林道バスは現在、標高1680メートルの歌宿まで運行していて、歌宿からシナノコザクラの群生地・唐沢露頭までは、歩いて20分ほどとなっています。
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サークルK西町店 詐欺を未然に防いで感謝状
インターネットサイト登録料名目のワンクリック詐欺を未然に防いだとして、伊那市西町のサークルK西町店に伊那警察署長から感謝状が贈られました。 28日は伊那警察署で贈呈式が行われ、サークルK西町店の大村厚子店長とパート従業員の明尾貴代さんが内川政澄署長から感謝状を受け取りました。 4月13日、愛知県から訪れた70代の男性が店内の機械で10万8,000円分のギフト券を購入したいと申し出たことを、明尾さんが不審に思い購入理由を聞きました。 男性は「アダルトサイトの無料と書かれたボタンを押したら登録画面になった。誤操作の場合かけるようにと書かれた連絡先に電話をするとギフト券を買うように言われた」と話したということです。 詐欺だと直感した明尾さんは大村さんに伝え警察に相談するよう説得し詐欺を未然に防いだということです。 伊那警察署によりますと、今年に入って金融機関や郵便局よりも気軽に利用できるコンビニエンスストアの機械での支払いやプリペイドカードの購入を促す詐欺が全国的に増えているということです。
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ジャンボマス放流
天竜川漁業協同組合は、GWに釣りを楽しんでもらおうと伊那市高遠町の高遠ダム上流などで2日ジャンボマスを放流しました。 2日は、高遠ダムと辰野町の横川ダムの上流で、40センチほどのジャンボマス合わせて200キロを放流しました。 毎年4月29日に行われていましたが、家族連れにも釣りを楽しんでもらおうと、今年は連休初日の2日に放流しました。 初めて渓流釣りに来たある男の子は、「大きな魚をたくさん釣りたい」と話していました。 長野地方気象台によりますと、2日の伊那地域の最高気温は29.2度で、7月下旬並みとなりました。 連休中は、3日まで気温が高いということですが、4日の夕方に雨が降り、それ以降暑さも落ち着く見通しです。
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竹久夢二の孫 みなみさんお話し会
伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれている竹久夢二展に合わせ、夢二の孫の竹久みなみさんのお話し会が2日開かれました。 竹久夢二は明治17年生まれの「大正ロマン」を象徴する画家です。 夢二の孫で、現在81歳の竹久みなみさん。 昭和8年生まれで、翌年の昭和9年に夢二は亡くなっています。 みなみさんは、「夢二は甘党でおはぎが大好きだった。今でもお彼岸にはおはぎを食べて昔をしのびます」と話していました。 会場にはおよそ60人が訪れ、みなみさんの話に耳を傾けていました。