-
農産物 イーナちゃんでブランド化
伊那市は、市内の推奨する農産物に、伊那市のマスコットキャラクター「イーナちゃん」を使った商品パッケージをデザインし、ブランド化して都市圏に売り出したい考えです。 23日伊那市役所で開かれた定例記者会見で、白鳥孝市長がトマトジュースの味やデザインを紹介しました。 第一弾として売り出されるのは、伊那市西春近の城倉禾一さんのトマトとトマトジュースです。 その名も城倉さんちの「あるぷすイーナちゃんトマト」。 城倉さんのトマトは、大型トマトとしては市内で唯一、9月から翌年の6月まで通年栽培していることや、安心・安全で高品質だとして、伊那市が推奨する農産物として市の職員がデザインを手がけました。 現在、トマトは市内のスーパーなどで販売しているほか、トマトジュースは、中京圏で販売しています。 ブランド化することで付加価値をつけ価格にも反映できるようにと今回、伊那市がパッケージのデザインを手がけました。 これまでに、手良で栽培されているイチジクのパッケージもデザインされています。 新パッケージのトマトとトマトジュースは、市内で2月から販売を予定しています。 伊那市では、今後も推奨する農産物をあるぷすイーナちゃんのネーミングでブランド化し、販促の支援をしたい考えです。 また、ブランド化された農産物を集めて、8月に都市圏でのキャンペーンも実施したいとしています。
-
伊那市ボランティアセンター協力団体 初会合
災害発生時にボランティア活動を効率よく進めるための組織・伊那市災害ボランティアセンターの開設や運営などにあたる団体の初会合が21日伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれました。 会合には、市やボランティア団体の関係者など18人が出席しました。 災害ボランティアセンターは、災害時にボランティアの受け入れや派遣などをスムーズに行う為に組織されるものです。 伊那市の防災計画では災害が発生した場合ボランティアセンターは伊那市社会福祉協議会が中心となり設置・運営するとしています。 会合は、センターの立ち上げと運営を担う社協が災害時に円滑な運営ができるよう今回初めて開きました。 出席したボランティア団体の関係者からは「人と物、情報の流れを活かす事が必要」、「被災者のニーズは時間と共に変化する、必要な時に必要な手助けを行える体制を築く事が大切」などの意見が出されていました。 伊那市社会福祉協議会では今後も定期的に会合を開き連携を強化していくとしています。
-
美篶芦沢で江戸時代から続く「お日待ちの行事」
伊那市美篶芦沢で江戸時代から続く「お日待ちの行事」が23日に行われ、地域住民が1年間の無病息災を祈願しました。 芦沢にある真福寺で大護摩供法要(おおごまくほうよう)が行われ、美篶の住民23人が参加しました。 今年で267回目となるお日待ちの行事は江戸時代に始まりました。 昔、2年間行わなかったところ大飢饉や火災が起こったとされ、以来、毎年1月23日に行われています。 かつては、酒を酌み交わしながら徹夜で日の出を待ち、太陽に祈願する行事でしたが、現在は法要のみ行われています。 法要では、家内安全や厄払い、商売繁盛などの願い事を書いた札や飾り物が、護摩木で炊いた火にかざされました。 祈祷を受けた札や飾り物は、美篶や高遠町地区の各家庭に配られ、1年間、家に飾られるということです。
-
上伊那書道協会 新春役員展
上伊那書道協会の役員による新春書道展が、23日から伊那市のいなっせで始まりました。 会場には、上伊那書道協会の役員26人の作品、約30点が展示されています。 役員は、それぞれ教室をもち生徒を指導しています。 会派がそれぞれ異なり、行書、楷書、仮名など書体の異なる作品が並んでいます。 新春にふさわしい言葉や漢字を題材に選んで制作したということです。 今年の干支、午を書いた合同作品も展示されました。 上伊那書道協会では、「それぞれの表現方法を見比べて楽しんでほしい」と話していました。 上伊那書道協会新春役員展は、26日(日)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
-
フォトグラファー滋澤雅人さん 伊那市の縄文土器を撮影
東京都在住のフォトグラファー滋澤雅人さんは、4月から伊那市創造館で開く縄文土器の写真展に向けて、伊那市で出土した土器の撮影を行っています。 伊那市創造館の一室をスタジオにして機材を持ち込み、22日から撮影を開始しました。 滋澤さんは、2004年から、縄文土器を撮影し全国各地の博物館で写真展を開いています。 伊那市創造館での開催は18か所目になり、長野県内での開催は、4か所目になります。 23日は、伊那市小沢の月見松遺跡から出土した市の有形文化財、顔面把手付大深鉢の撮影を行っていました。 滋澤さんによりますと、南信地域は5千年前の縄文中期、人口が多く栄えていて、商業や文化のレベルも高かったことが出土品からわかるということです。 伊那市を含め全国の土器の写真45点が展示される滋澤雅人さんの「写真展 縄文の夜神楽」は、伊那市創造館の第13回企画展として4月5日(土)から6月16日(月)まで開かれます。
-
県がインフルエンザ注意報発令
長野県は22日、全県にインフルエンザ注意報を発令しました。 長野県の1月13日から19日の間のインフルエンザの発生動向調査によると、県全体の患者数が983人、一医療機関あたりの患者数は11.3人となり、注意報発令基準である10人を超えました。 このうち、伊那地区の定点当たりの患者数は13.25人でこちらも基準を超えています。 県では、かからないようにするために、手洗いをこまめにすることや、人混みへの外出を控えることなどを呼びかけています。 また、かかってしまったら、うつさないようにするために、早めの受診や学校、職場は休むようにと呼びかけています。
-
西箕輪南部保育園「ふゆのあったかまつり」
伊那市の西箕輪南部保育園は、保護者や地域の人たちを招いて「ふゆのあったかまつり」を21日、開きました。 あったかまつりは5年前から保育園の活動を知ってもらおうと毎年開かれています。 この日は園児59人と保護者や地域の人たち100人ほどが集まりました。 会場では、年長園児による「わらべうた」が披露され、訪れた人たちも一緒に楽しみました。 年長のたんぽぽ組では去年栽培した、トウモロコシを使ったポップコーンを来場者に無料で配られた引き換え券と交換していました。 年中のすみれ組では近くの森で拾ったマツボックリを使ったマツボックリツリーを交換していました。 年少のさくら組では保育士が干しイモを配っていました。 交換したポップコーンや干しイモは家族で味わっていました。 西箕輪南部保育園の有賀みどり園長は「寒い季節ですが、園児が練習してきたわらべうたと、ポップコーンなどで、ほっこりしてもらえたら嬉しい」と話していました。
-
長野県溶接技術コンクール開催
10月に秋田県で開かれる溶接技術全国大会の代表選考を兼ねた、第53回長野県溶接技術コンクールが22日、南箕輪村の伊那技術専門校で開かれました。 伊那市の中村鉄工所の中村定夫さんが選手宣誓を行い、競技が始まりました。 コンクールは、溶接技術を向上させようと、開かれているもので、県内で溶接業務に従事している32人が参加しました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、伊那市の中村鉄工所と箕輪町の赤羽鉄工株式会社から合わせて5人が出場しています。 競技は、手作業で行う部門と機械を使う部門の2部門あります。 課題はいずれも鉄の板2枚を溶接して1枚の板にするもので、制限時間55分の中で、厚さ4.5ミリと9ミリの板の2種類を溶接しました。 審査結果の発表は3月中旬、表彰は4月23日に行われる予定です。 各部門の最優秀賞受賞者は、今年10月に秋田県で開かれる全国溶接技術競技会に長野県代表として出場することになっています。
-
高遠小学校4年生 2分の1成人式
10歳の節目を祝う、2分の1成人式が16日、伊那市高遠町の高遠小学校で開かれました。 式には、今年度10歳になる4年生33人と保護者などが出席しました。 2分の1成人式は、10年間の自分を振り返り、今まで支えてくれた家族や周りの人に感謝の気持ちを伝える会で、毎年開かれています。 式では、1人ずつ20歳になった自分に向けて、「夢は叶っていますか」「なりたかった仕事をしていますか」などと手紙を読みました。 サクラの木で作った感謝のメダルと花を保護者に渡し、児童全員で「いのちの歌」を合唱しました。 児童が歌い終わると、保護者からサプライズの手紙が手渡されました。 1年生から3年生まで東組の担任を務めた下島弘子教員は「道をよく間違える人が一番道を覚えます。迷うことや苦しいことがあっても、間違いを恐れないで勇気を出して踏みだして下さい」と話しました。 児童代表の樋口晴斗くんは「夢に向かって一生懸命頑張る姿をずっと見守ってください」と話しました。 ある保護者は「10年間のことを色々思い出して感動した。これからも夢を応援していきたいです」と話していました。
-
東京の渋谷で鹿ローメンを提供
伊那市長谷にあるざんざ亭が考案した鹿ローメンが、長野定食として東京都渋谷区のレストランで提供されています。 この鹿ローメンを考案したのはざんざ亭の長谷部晃さんです。 長谷部さんは、鹿肉を使った料理などを提供するざんざ亭を経営し、狩猟体験や鹿の解体見学ツアーなども行っています。 狩猟体験に訪れた渋谷のレストランの関係者との縁で鹿ローメンを提供することになりました。 麺は地元産小麦粉ハナマンテンを使い、鹿の肉や骨などでスープを作りました。 提供しているレストランは、全国の地域食材を出しているd47食堂です。 食材は3日に1度発送しているということです。 提供しているのは長野定食と呼ばれ、鹿ローメンに鹿肉団子のスープ、鹿のレバーみそをつけて食べる温野菜などがセットになっています。 値段は1785円で1日30食限定です。 長野定食鹿ローメンは2月いっぱい東京渋谷の商業施設ヒカリエ8階のd47食堂で提供されています。
-
防犯や交通安全呼びかける看板を設置
防犯や交通事故防止などの標語が書かれた看板が21日、伊那市の伊那警察署前バス停留所に設置されました。 これは、バス利用者などに防犯意識を高めてもらおうと設置されたものです。 伊那市山寺にある交通広告代理店国際ピーアール株式会社の呼びかけで、地元企業9社が賛同し市内22か所に設置されました。 21日は、警察や関係者が参加し、伊那警察署前にあるバス停留所に看板を設置しました。 看板は、標語や特殊詐欺被害防止を呼び掛ける内容となっています。 この他のバス停留所には「飲酒運転撲滅」や「早めの夜光反射材を身に付ける」ことなどが看板に書かれています。 看板は3年間設置されることになっています。
-
新型インフルエンザに備え訓練
上伊那地方事務所などは、新型インフルエンザが海外で発生したことを想定した訓練を21日、伊那市の伊那合同庁舎で行いました。 これは、国の訓練に合わせ初めて行われたものです。 21日は、伊那合同庁舎内に長野県新型インフルエンザ等対策本部上伊那地方部が設置され県や警察、関係機関の代表など25人が集まりました。 訓練は、海外で新型インフルエンザが人に感染し日本でも感染の恐れがあるとの想定で行われました。 担当者は、現在の状況や感染に備えての措置などを報告していました。 上伊那地方事務所では「交通網が発達した現代社会において世界のどこで発生しても国内へ侵入を阻止するのは困難。日頃から十分な備えをしていく事が必要」と話していました。
-
春富ふくじゅ園でジャズ演奏会
伊那市内を中心にジャズの演奏活動を行っているメンバーが21日、伊那市のデイサービスセンター春富ふくじゅ園で演奏会を開きました。 演奏したのは、市内を中心に活動するジャズバンドのメンバー5人です。 春富ふくじゅ園では、利用者にジャズを聴いて楽しんでもらおうと、今回初めて演奏会を開きました。 利用者は、曲に合わせてリズムをとりながら楽しんでいました。
-
上戸で大文字下ろし
伊那市西箕輪上戸の小正月の伝統行事、でえもんじの柱が20日、下ろされました。 午前5時過ぎ。 でえもんじ下ろしが始まる太鼓が鳴らされ地区住民が柱が立つ三つ辻に集まりました。 さすまたで支えながら固定していた縄を少しづつゆるめ柱がゆっくりと下ろされました。 柱が下りると飾られていた酒樽や花の飾り、巾着などが取り外され縁起物として住民が持ち帰ります。 各家では神棚に巾着を供えていて新しい物と交換します。 去年の巾着は25日に予定されている上戸のどんど焼きで燃やされるということです。
-
交通安全優良団体 ICTが受賞
長年にわたり地域での交通安全活動が認められ、伊那ケーブルテレビジョンが交通安全優良団体、箕輪町の中村喜男さんが緑十字銀章を受章しました。 表彰式は17日に東京都で行われ、20日は受賞者が伊那警察署を訪れ、青木辰夫署長に報告をしました。 「交通安全愛のメッセージ」を制作、放送している伊那ケーブルテレビジョンは全日本交通安全協会会長から交通安全優良団体として表彰されました。 伊那ケーブルテレビでは平成13年から交通安全CMを放送していて、これが評価されました。 入社以来10年間CM制作に携わってきた放送部の小木曽容子さんは、「安協女性部の皆さんの案を基に、わかり易く伝えることを心がけている」と話していました。 箕輪町福与の中村喜男さんは緑十字銀章を受章しました。 中村さんは、昭和33年の免許取得以降長年交通安全協会の会員で、平成20年から24年まで伊那安協の副会長と箕輪町安協の会長を務めました。 中村さんは「受章の重みを胸に、元気なうちは、地域の交通安全に力を注いでいく」と話していました。 妻の久仁子さんには、長年夫を支えて来たことから、感謝状が贈られました。 伊那交通安全協会では「今後も女性部を中心に地域の人たちに交通安全を呼びかけていきたい」と話していました。
-
競技かるたデモンストレーション
伊那市の高遠町図書館で19日、競技かるたのデモンストレーションが行われ訪れた人達は、公式戦さながらのスピードに見入っていました。 デモンストレーションは、競技かるたのスピードやテクニックを知ってもらおうと、図書館恒例の新春百人一首大会に合わせ初めて開かれました。 この日は駒ヶ根市や飯田市の愛好者8人が会場に招かれました。 最初に、公式戦のルールなどを説明し、代表の2人が実戦形式で札を取り合いました。解説をした愛好者は「上の句の何文字かを聞いて、反応する事が必要。実戦では、相手との駆け引き、心理戦の要素が大きい」と説明していました。 ある小学生は「真剣な表情にびっくりしました。すこしでも、近づけるよう挑戦してみたいです」と話していました。
-
漬物石でカーリング大会
漬物用の重しをストーンに使って得点を競うカーリング大会が19日、伊那市の伊那西スケート場で開かれました。 今年で6回目となるカーリング大会は、冬の体力づくりや多くの人に伊那西スケート場を利用してもらおうと、伊那市体育協会スケート部が開いたものです。 19日は、小学生の部と一般の部合わせて24チームが出場しました。 1チーム4人一組で一回ずつ6メートルと10メートル先にある円をめがけ、漬物石を滑らせます。 中心に入ると20点その周りが5点、円以外は1点で、その合計点を競います。 子どもたちは、夢中になって円の中心をめがけて滑らせていました。 大人も子供たちに負けまいと真剣でした。 今年は、新たに目隠しをして投げるレーンもあり、子どもたちは悪戦苦闘していました。 伊那市体育協会では、これをきっかけに伊那市唯一の天然リンクに多くの人に足を運んでもらいいたい」と話していました。
-
みはらしファームでせいの神
県内最大級といわれるどんど焼きせいの神が19日、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで行われました。 せいの神はみはらしファームと羽広区と合同で行われています。 園内の牧草地には、地区の小学生が集めたダルマや正月飾り、みはらしファームに飾った〆の子などが集められました。 今年6月にみはらしファームがオープンして15周年を迎えることから中心の竹は15メートルの高さにしたということです。 地区の子供達が積み上げられた正月飾りに点灯すると一気に火が燃えあがりました。 見物している人たちからは歓声があがっていました。 15分ほどすると中心に飾られた竹が落ち、火はますます大きくなっていきました。 このせいの神は一般的にどんど焼きと呼ばれ、五穀豊穣や無病息災を願って小正月の15日近辺に各地で行われています。 せいの神は、「歳の神」がなまったものとされていてこの地域ならではの呼び名となっています。 一時間ほどすると火は弱まり集まった人たちはもちを焼いて食べていました。 みはらしファームでは「これからも地元のみなさんと一緒に伝統行事を守っていきたい」と話していました。
-
南信地域の歌舞伎8団体を表彰
伊那文化会館は、伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会など8団体に対し地域で芸術活動に尽力した個人や団体を表彰する「伊那文とともに地域のがんばる団体応援賞」を贈ります。 伊那文化会館は去年10月から開館25周年を記念して地域で芸術活動を行っている個人や団体に賞を贈る「伊那文とともに地域のがんばる人応援事業」を行っています。 これまで、個人では伊那市の書道家、池上信子さんが受賞しています。 団体を表彰するのは今回が初めてです。 賞が贈られるのは伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会や大鹿村の大鹿歌舞伎保存会など南信地域で歌舞伎を伝える8団体です。 表彰状授与式は、来月9日に行われる信州農村歌舞伎祭の開幕前に行われることになっています。 これに合わせ受賞団体の紹介コーナーを設けることになっています。 受賞する中尾歌舞伎保存会の西村寿会長は、「受賞を大変うれしく思います。今後も伝統を守りながら一生懸命頑張りたい」と話していました。
-
春の高校伊那駅伝をPR 看板設置
春の高校伊那駅伝が、3月23日に開かれます。 大会を盛り上げようと、伊那市美篶の白鳥博文さんは18日、選手が走るナイスロード沿いにPR看板を設置しました。 白鳥さんは、駅伝のコースがナイスロードを通るようになった平成19年から毎年、PR看板を設置しています。 自身も、昭和53年の第1回大会で上伊那農業高校の選手として1区を走り、区間賞を受賞しています。 その時の感動が忘れられず、大会を盛り上げるために何かしたいと思い始めたということです。 18日は、高さ80センチほどの看板14本を、1時間ほどかけて1人で設置していました。 白鳥さんは今後、のぼり旗をたてる他、大会60日前の22日からはカウントダウンの看板を設置するということです。 春の高校伊那駅伝は、3月23日に開かれます。
-
かんてんぱぱ小学生絵画コンクール表彰式
伊那市の伊那食品工業株式会社が主催する第9回かんてんぱぱ小学生絵画コンクールの表彰式が18日かんてんぱぱホールで行われました。 表彰式では入賞した22人の児童に賞状が贈られました。 最高賞のかんてんぱぱ賞を受賞したのは、伊那小学校1年の佐藤拓海くんです。 参観日に祖父母にふるまうだんごを作っている自分の姿を描いていて、佐藤君によるとエプロンの汚れが上手に描けたということです。 学校奨励賞には高遠北小、手良小、長谷小が選ばれ、各校には20万円相当の備品が贈られます。 かんてんぱぱ小学生絵画コンクールは、ふるさとに愛着を持ってもらおうと毎年開かれているものです。 今年は伊那市内15の小学校と伊那養護学校から927点の応募がありました。 伊那食品工業株式会社の塚越寛会長は、「絵を描くときに、山がきれいだな、というような思いで、ふるさとを見直してほしい」と児童に呼びかけました。 応募作品は、26日(日)まで伊那市のかんてんぱぱホールで展示されています。
-
演劇舞台演技セミナー
伊那市の伊那文化会館は演劇舞台演技セミナーを18日開きました。 セミナーには上伊那を中心に高校生31人が参加しました。 伊那谷演劇研究所認定アドバイザーの阿部裕吉さんと、安曇野市で演技の指導を行っている指原和子さんが講師を務めました。 発声練習としてホールの中央から舞台に向かって自己紹介をしました。 阿部さんは、「良い演技をしてもセリフが聞こえないと意味がない。正しい発声をすることが基本」と指導しました。 演劇舞台演技セミナーは、伊那文化会館が演技力向上のために毎年開いているものです。 セミナーでは他に「舞台上で目的をもって歩く」練習をしました。 参加者は、「泥棒」や「友人と待ち合わせをしている人」など状況を考え、動きだけで表現していました。 指原さんは、「その時の気持ちや状況を具体的に想像することが大事」と話していました。
-
とことこイーナちゃん今春発売へ
伊那市内の町工場でつくるプロジェクトチームは、伊那市のイメージキャラクターイーナちゃんのプラモデル、とことこイーナちゃんを発売します。 17日は、報道関係者に向けた記者会見が、伊那商工会館で開かれました。 記者会見には、伊那市富県の設計デザイン会社㈲スワニーの橋爪良博社長らが出席し商品の概要を説明しました。 とことこイーナちゃんは、市内7企業が協同して設計から完成まで手がけました。 イーナちゃんの左右の足が違う重さになっていて、斜面に置くと、その反動で歩きます。 プラスチック素材で、組み立て式になっていて、子どもでも簡単に組み立てができるということです。 価格は1個500円~1000円を予定しているということです。 また、Vリーグ昇格を目指すバレーボールチーム、VC長野トライデンツのユニフォームに合わせたサクラコマも発売します。 VC長野トライデンツのえんじ色のホームユニフォームと白いアウェーユニフォームに合わせたものです。 上伊那を中心に活動しているチームと町工場が一緒になって、何か商品を作って盛り上げようと今回開発したということです。 価格は、従来のサクラコマと同じ1,200円です。 とことこイーナちゃんとサクラコマVC長野トライデンツバージョンは、2月22日に開かれるシンポジウムで発売日を発表することになっています。
-
火災頻発 伊那消防署注意よびかけ
伊那消防署は、去年12月から今年1月15日までの間に伊那市で5件の建物火災があり、1人が死亡していることをうけ報道機関を通じ注意を呼びかけています。 伊那市を含む伊那消防組合の去年1年の火災件数は、62件で、前の年より14件増えています。 特に3月は、1か月間で23件の火災がありました。 これは、連日の晴天続きで空気が乾燥し、強い風が吹いている中で、たき火や土手焼きを行ったことが主な原因です。 火事による死者は減少していますが、高齢者2人が死亡しています。 放火や放火の疑いによる火災も多く、7件ありました。 伊那消防署では、「寒さが厳しい時期なので、暖房器具など火の取り扱いには、十分注意してほしい」と呼びかけています。 防火のポイントとして、 ●寝タバコをやめる ●ストーブは、燃えやすいものから離れた位置で使用する ●ガスコンロなどのそばを離れるときは、必ず火を消す ●お年寄りや身体の不自由な人を守るために、隣近所の協力体制をつくる ことなどをあげています。
-
ネクスト:信州新世代のアーティスト展
長野県にゆかりがある若手芸術家をとりあげた「ネクスト:信州新世代のアーティスト展」が18日から伊那文化会館で始まります。 県が若手芸術家支援事業として、2010年から開いているもので、4回目となる今回は、長野市在住でアニメーションの榊原澄人さん、駒ヶ根市在住で現代美術の下平千夏さん、長野市在住でグラフィックデザインの轟理歩さんの作品が並びます。 このうち駒ヶ根市在住の下平千夏さんは、場所や空間を作品にするインスタレーションと呼ばれる表現手法を用いています。 下平さんは、箕輪中学校から伊那北高校に進み、武蔵野美術大学、東京芸術大学大学院で学びました。 現在は、駒ヶ根市在住で東京や神奈川で個展を開催するなどの活動をしています。 作品は、3.5メートル四方の廃材に20万個の輪ゴムを結び、横9メートルほどの空間を生み出しています。 5メートルほどに結んだ直線状のもの320本を廃材に固定し、両側で引っ張りあっています。 中央部分で交差していて、眺める角度で違った風景と質感を感じることができます。 地元が生んだ新しい世代の美術を感じることができる「ネクスト:信州新世代のアーティスト展」は、18日から2月2日まで、伊那文化会館美術展示ホールで開かれます。 入場は無料です。
-
伊那市の総合学習 一堂に
伊那市内の15の小学校が一堂に会して、総合的な学習の成果を発表し学びあう発表交流会が17日伊那文化会館で開かれました。 この総合的な学習発表交流会は、他の学校の取り組みを知り、自分たちのこれからの活動に役立ててもらおうと、伊那市教育委員会が初めて開いたものです。 市内15の小学校全てが参加して、日頃から取り組んでいる総合的な学習の成果を発表しました。 音楽劇を披露したり、地域の課題や校内での取り組みをまとめ写真で紹介していました。 このうち伊那小学校の6年正組は、4年生の頃から取り組んでいる中心商店街の活性化について寸劇をまじえながら発表しました。 正組の児童の1人佐藤凛さんは、「街の人たちが声をかけてくれてうれしかった」と活動を振り返っています。 担任の北沢優子教諭は、「子どもたちなりに関わりながら愛着をもっている姿を見ていると良い活動になったと思う。地域の力を感じることができた。」と話していました。 富県小学校の6年虹組は、5年生の時から続けている東日本大震災の被災地支援活動をまとめました。 岩手県大船渡市の吉浜中学校との交流を20人全員で振り返りました。 伊那市の久保村清一教育長は、「今回の発表交流会で、仲間の絆をさらに深めてほしい」と児童に呼びかけていました。
-
子育て保育を考える学習会
国が2015年4月からの本格施行を目指している「子ども子育て支援新制度」について考える学習会が12日、伊那市のいなっせで開かれました。 学習会は、子ども子育てを考える会準備会が開いたもので、会場にはおよそ40人が集まりました。 学習会では伊那市の私立つくしんぼ保育園園長の宮田克思さんが新制度について話をしました。 宮田さんは「新制度では保育園の民営化を進めようとしている。 保育士の質や環境など民営化による影響について住民が討論しなければならない。」と話していました。 参加者からは、自治体の財政負担を軽減するために民営化を進めることは心配。」といった意見が出されていました。
-
西春近北小学校 天然リンクでスケート
伊那市の西春近北小学校の児童は、学校の敷地内に作られた天然リンクでスケートを楽しんでいます。 16日は2年生の児童18人が、1時間目の体育の授業で滑りました。 スケートの授業は昨日から始まっていて、今日が2回目です。 天然のスケートリンクは、校舎北側の日影のスペースに毎年作られていて、幅8メートル、長さ15メートルあります。 今シーズンは、PTAと教員が去年11月に作りました。 児童は、転んだり尻もちをつきながら楽しんでいました。 鈴木孝敏校長は、「寒さの中で運動することを学んで、成長してもこの経験を忘れないでほしい」と話していました。 天然リンクを使ったスケートの授業は、2月いっぱい行う予定です。
-
蟹澤雪人さん 自宅にほんだれ様
伊那市手良野口の蟹澤 雪人さん(86)の自宅に、小正月の風習・ほんだれ様が飾り付けられています。 住宅の玄関前に、3メートルほどのほんだれ様が飾り付けられています。 ほんだれ様は穂・垂れる・様と書きます。 穂がたれる様子を表現する五穀豊穣を願う小正月の伝統行事です。 ミズブサの木に挿されたヌルデは、アワやヒエの穂に見立てて下半分は皮を削ってあります。 手良地区では昔、養蚕が盛んだったということで、榊の木の先には、まゆ玉が挿されています。 終戦後、昭和30年から40年までは、この辺りのどのうちでも小正月に飾っていました。 しかし、蚕を育てる家が少なくなり、若者が働きに出るようになってから、ほんだれ様を飾る家もなくなったということです。 伝統がなくなっては寂しいと、蟹澤さんは数年前から、飾りを作っているということです。 材料を手に入れることや、重い土台を組み立てることは重労働で、作業はまる一日かかったということです。 ほんだれ様は、本来は20日まで飾るということですが、蟹澤さんは、2~3日後に、解体する予定です。
-
田中豊文さん「病に負けない」夫婦ワラ馬づくり
伊那市東春近のワラ細工作家・田中豊文さんは、2月4日の初午に向け夫婦(めおと)のワラ馬づくりに励んでいます。 自宅敷地内に建てられた田中さんの作業小屋です。 中には、ずらりとワラでつくられた馬が並んでいます。 今年は、午年のため入手希望者が多く、去年よりも60体ほど多い160体、80組を制作しています。 田中さんは、55歳のときに大手企業を早期退職し、ワラ細工や木工作品を作り始めました。 わら馬は作り始めて20年になります。 田中さんは、2001年、67歳のときに喉頭がんを患い、半年間の入院生活を余儀なくされました。 2012年には腎臓を患い、現在は週2回、毎回4時間の透析を受けています。 去年12月1日から初午を作り始め、元日と透析の日を除き、毎日作業を行っています。 それでも、1日に作れる馬は、4体が限度です。 特に今年は、自分と同じように透析をしたり、病で苦しんでいる人たちに、ワラ馬を贈りたいと考えています。 病と闘いながらつくられたワラ馬は縁起が良いと口コミで広がり、近年は県外からも、手に入れたいと訪れる人がいるということです。 田中さんのワラ馬づくりは、2月4日の初午まで続きます。