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クロスズメバチ女王蜂の越冬順調
伊那市地蜂愛好会の小木曽大吉会長が取り組んでいるクロスズメバチの女王蜂の越冬が順調に進んでいます。
伊那市福島の小木曽大吉さんの自宅を訪れました。
庭に越冬のための室(むろ)が作られています。
伊那市地蜂愛好会の会則の第一項には、「地蜂の保護・増殖につとめる」と掲げられていて、小木曽さんは、毎年、人工的に女王蜂を越冬させています。
現在およそ1万匹の女王蜂が、箱に入れられ、室の中で冬眠しています。
クロスズメバチは、10月中旬から交尾の時期を迎えます。
小屋の中で女王蜂とオスバチを交尾させます。交尾を済ませ卵を蓄えた女王蜂を集めて、越冬させているのです。
6年間ほど、大型冷蔵庫を使った越冬に取り組んできましたが、去年、冷蔵庫が故障しました。
そのため今年は、久しぶりに天然で越冬させています。
去年、一昨年と、越冬に失敗したということもあり、小木曽さんは、順調な経過を喜んでいます。
自然界での越冬では、天敵の蜘蛛に食べられてしまうため、女王蜂の8割から9割が冬を越せないといわれています。
小木曽さんは、「シーズンになると愛好者を楽しませてくれる地蜂を大切に守っていきたい」と話していました。
越冬した地蜂は、3月末の地蜂愛好会の総会で会員に配られる予定です。 -
学校リンクでスケート
伊那市の西春近北小学校では、校舎北側の天然リンクで1・2年生が体育の授業でスケートを楽しんでいます。
27日の伊那市は、最低気温マイナス6.5度と冷え込みました。
西春近北小学校の校舎北側には、空いているスペースを利用して幅8メートル、長さ15メートルの手作りリンクが作られていて、毎年低学年の児童がスケートの授業で使っています。
27日は、1年生33人が、2時間目に体育の授業ですべりました。
スケート初心者がほとんどで、担任から氷の上での立ち方や歩き方を教わりました。
ペンギンのようにとの指導のもと、子どもたちは、おっかなびっくり、必死になって足を前に進めていました。
この学校のリンクを使ったスケートの授業は、2月末頃まで行なわれる予定です。 -
ゆめわーくで新年お茶会
伊那市障害者社会就労センターゆめわーくは、恒例の新年お茶会を26日開きました。
ゆめわーくの利用者と地元の高齢者クラブのメンバーおよそ80人が、茶会を楽しみました。
煎茶道方円流の教室で学ぶ15人がお茶席を用意しました。
新年に飲むという「大福茶」が出され、生菓子と一緒に味わっていました。 -
地域別景観懇談会始まる
景観行政団体への移行を目指す伊那市で、景観計画の策定に向け地域にとって大切な景観を拾い出そうと、地域別景観懇談会が25日夜から始まりました。
初回は手良地区で、17人が手良公民館に集まりました。
参加者は3つのグループに分かれ、地元にとって大切にしたい景観を話し合いました。
伊那市は平成23年度と24年度の2年間かけて、市の景観を守り育てるための景観計画の案を策定します。
25年度に県と協議し、計画について県の同意が得られると景観行政団体となり、計画に基づいて市独自の景観形成の取り組みが出来るようになります。
懇談会では、大切にしたい景観として、仙丈ヶ岳と中央アルプスの眺め、清水庵などが挙がっていました。
市は、2月17日までに市内10地区で懇談会を行い、出された意見を計画策定に反映していくということです。 -
学校給食 PTAと市長が初の懇談会
伊那市の学校給食のあり方を考えようと、小中学校のPTA役員と白鳥孝市長との初めての懇談会が25日夜、伊那市役所で開かれました。
市内の小中学校からPTA役員18人が参加しました。
懇談会は、食育推進の立場で給食のあり方を考えようと開かれたものです。
PTAからは、「地元農家の野菜や果物が給食に提供され地産地消が行われている」「農業体験で子どもたちは食材の旬を知ることができる」「学校での体験が家庭内の話題の一つになっている」などの意見が出ました。
給食の調理方式については、「きめ細かな対応は自校方式だからできる。自校方式を大事に考えてほしい」などの意見が出ていました。
また放射性物質などの食品の安全性については、市から十分配慮しているとの説明がありました。
伊那市は今後、学校給食の検討委員会を設置する予定で、今回の意見を検討に生かしたいとしています。 -
高遠町歴史博物館 火災対応訓練
文化財防火デーの26日、伊那市の高遠町歴史博物館で、火災対応訓練が行われました。
訓練は、博物館の敷地で枝焼きを行っていたところ、風にあおられて、博物館に延焼する危険が生じたとの想定で行なわれました。
職員は手分けをして、非常ベルを鳴らし、119番通報。来館者を避難させ、初期消火に当たっていました。
高遠町歴史博物館には、土器や古文書などの伊那市有形文化財が保管されています。
文化財防火デーは、昭和24年の1月26日に、法隆寺金堂が炎上し、壁画が焼損してしまったことを契機に定められました。高遠消防署では、毎年、寺など文化財を収容する建物で火災を想定した訓練を行っています。
通報を受けて駆けつけた高遠消防署の署員は、博物館の職員と協力して、文化財を搬出していました。
高遠消防署では、「早期発見・119番通報・初期消火・入館者の避難誘導の4点が重要。いざというときは大きな声を出して、確認して欲しい」と話していました。 -
グルップボエンデ土地予約契約 調印式
東京都杉並区の有限会社グルップボエンデが、食品開発と製造のために、伊那市横山の鳥居沢工業団地に進出します。
26日は、伊那市役所で、土地売買の予約契約調印式が行われました。
式では、伊那市の白鳥孝市長と、伊那市土地開発公社理事長の酒井茂副市長、(有)グルップボエンデの入倉哲郎社長が、契約を取り交わしました。
グルップボエンデは、都内で認知症高齢者のためのグループホームを運営している会社です。
新たな事業として、食品開発と製造を計画していて、そのために土地の購入を検討していました。
入倉社長の両親が伊那市出身であることや、事業に必要な農作物が採れることなどから、伊那市への進出を決めたということです。
事業をスタートするのは3年後からですが、土地を確保しておくために、予約金として1割を支払う土地売買予約契約を伊那市と結びました。
契約を結んだのは、横山の鳥居沢工業団地 およそ3千平方メートルです。
白鳥市長は、「精一杯支援する。末永いお付き合いをお願いしたい」と挨拶しました。
入倉社長は、「介護で培った経験を生かしながら、農業が発展できるような加工品の製造を考えていきたい」と話していました。
なお、土地売買予約契約方式での契約は伊那市では今回が初めてです。 -
冬の桜の手入れ方法学ぶ
冬の桜の手入れ方法などについて学ぶ地域桜守の講習会が24日、伊那市美篶青島で行われました。
講習会は地元の桜を管理できる人材を育成しようと伊那市が開いていて今回が3回目です。
24日は、美篶青島の桜並木で、この時期の桜の木の手入れ方法について学びました。
指導にあたったのは高遠城址公園などの桜の管理をしている稲辺謙次郎さんです。
稲辺さんは「桜の木の根が動き始める前に剪定する事が大切」と話し、参加者に剪定方法を教えていました。
参加者は、不要な桜の枝を切り、防腐剤を塗っていました。
地域桜守の講習会は3月にも開かれることになっています。 -
上伊那の冬の花 アルストロメリア出荷本格化
出荷量全国一を誇る上伊那の冬の花アルストロメリアの出荷が本格化しています。
伊那市美焉のJA上伊那美焉花卉選花場では、辰野町から伊那市の農家が、ピンクや白などのアルストロメリアを運び込んでいました。
上伊那では、夏場が涼しく、冬場に晴天の日が多い事から、年間を通じてアルストロメリアが栽培されています。
冬のこの時期は最盛期となり、一日あたり、およそ10万本が関東や関西、中京方面へと出荷されているということです。
アルストロメリアは、日照時間が長くなるこれから、花の色もよくなってくると言う事です。 -
竜西保育園まゆ玉作り
伊那市の竜西保育園の園児は25日、地域のお年寄りと一緒にまゆ玉作りをしました。
この日は、保育園の近くに住むお年寄りなど13人が竜西保育園を訪れ、園児と一緒にまゆ玉を作りました。
最初に米の粉にお湯と砂糖を混ぜてよくこね、蒸した後にまゆの形にしていきました。
まゆ玉は、蚕に感謝し五穀豊穣を祈る小正月の伝統行事です。
保育園では、地域の伝統文化を子供たちに伝えていこうと地域住民に協力してもらいまゆ玉を作ることにしました。
まゆの形が完成すると、ミズキの木の、芽の部分につけていきました。
まゆ玉は一週間ほど保育園のベランダに飾り、家から持ち寄ったダルマなどと一緒にどんど焼きで焼いて食べるという事です。 -
(株)サーチ 市社協に車椅子寄贈
伊那市などでパチンコ店を経営する、株式会社サーチは25日、伊那市社会福祉協議会に車椅子5台を寄贈しました。
25日は、サーチの天野博夫業務課長が伊那市福祉まちづくりセンターを訪れました。
株式会社サーチでは、社会貢献を目的に経営するパチンコ店からでるアルミ缶を回収し、現金に換金し積み立てをしています。
車椅子は、この積み立て金およそ17万円で購入しました。
天野さんは、「身近にできることから始めた活動。活用していただき、地域の福祉が少しでも充実すればうれしい」と話していました
伊那市社会福祉協議会の小池孝行会長は「車椅子は、古く更新が必要なものあり大変ありがたく感じている。大切に使わせていただきたい」と感謝していました。
伊那市社協では、車椅子を市内の福祉施設4カ所で活用していくことにしています。 -
食と農業農村振興審議会伊那地区部会 計画を協議
長野県食と農業農村振興審議会の上伊那地区部会が26日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、県が定める食と農業農村振興計画について協議しました。
振興計画は、食と農業・農村の振興に関する施策を県が定めたものです。
平成20年度から24年度までの5年間の計画で、毎年、計画の検証と地域の意見集約のため地区部会で意見を聞いています。
26日は今年度2回目の会合で、委員が計画の取り組み状況を聞いて意見を出し合いました。
担い手の確保育成については、「新規就農者だけでなく、農家の子どもが担い手になるための支援がもっと必要」との意見が出ました。
中山間地域の振興では、「シカの食害対策として絶対数を減らしてほしい」という意見がありました。
全体では、「計画を絵に描いた餅にしないために、農家に計画を伝え、実行に移せるものにしてほしい」との要望がありました。
この日出された意見は、来月開かれる県の審議会に報告されるということです。 -
俳句誌「みすゞ」今年で750号に
俳句雑誌「みすゞ」は、今年の8月号で、昭和21年4月の創刊以来750号を迎えます。
みすゞは、上下伊那を中心にした俳句愛好者でつくるみすゞ俳句会が、会発足と同じ昭和21年4月に第1号を発刊しました。
今年の1月号で743号、8月に750号となります。
伊那市の美篶小学校の宿直室が初めての句会だったことからみすゞの名が付けられたということです。
現在は、60代縲・0代が中心で会員数は、北は北海道から南は九州まで300人を数えます。
22日伊那市内で開かれた新年総会で、みすゞ俳句会を主宰する城取信平さんは、「きずなを大切にして、助け合いながら俳句の道を求めていきたい」と創刊750号を迎えるにあたり新年の抱負を話しました。
750号記念式典は、8月26日、映画ほかいびとの北村皆雄監督の講演も計画されています。 -
省エネルギーに関するポスターのコンクール
県が主催する環境保全と省エネルギーに関するポスターのコンクールで、伊那市と箕輪町の小中学生2人が最高賞となる長野県知事賞を受賞しました。
省エネルギー部門の小学生高学年の部で県知事賞を受賞したのは、箕輪中部小学校5年の塩澤拓弥君の作品です。
塩澤君は、節電の文字をジグソーパズルのピースで表現し、節電の大切さを訴えました。 -
西春近北保育園 お年寄りと交流
伊那市の西春近北保育園は、地域のお年寄りとの交流会を24日、保育園で開きました。
保育園の近くの下島と沢渡の高齢者クラブのお年寄り11人が今日、西春近北保育園を訪れ、園児およそ100人と交流しました。
西春近北保育園では、野菜づくりや季節の行事の際にお年寄りを招いています。
保育園での交流が今回で最後となる年長園児は、日頃練習しているけん玉を披露。
子ども達の姿に、お年寄り達は目を細めていました。
篠田千栄子園長は「子ども達にとってお年寄りは甘えられる存在だと思う。交流を通して多くの事を学んでほしい」と話していました。 -
和と洋の融合 SO-LABライブ
和楽器と洋楽器で構成するバンドグループ、SO-LABのライブが22日、伊那市のいなっせで開かれました。
SO-LABは、琴、尺八、ギター、パーカッションの5人グループで、2000年に結成されました。
毎年この時季にライブを行っていて今回で9回目になります。
この日は、ジャズやブルースを邦楽用にアレンジした曲やオリジナル曲などを披露しました。
第1部は故郷をテーマに、第2部は春をテーマにした曲が演奏されました。 -
伊那北保育園 冬のギャラリー
園児の作った作品を地域の人に見てもらおうと、伊那市の伊那北保育園は、冬のギャラリー展を23日から、開いています。
保育園の一室に設けられた会場には、年長から未満児までの作品およそ100点が並んでいます。
伊那北保育園では、1年に3回ギャラリー展を開いています。
このうち年中園児は、折り紙を使って作った雪だるまのちぎり絵などを展示しています。
冬のギャラリー展は、2月3日金曜日まで開かれています。 -
上の原保育園で平和の大切さ学ぶ平和学習会
伊那市の上の原保育園で23日、平和の大切さを学ぶ平和学習会が開かれました。
平和学習会は、自分達が暮らす地域の戦争遺跡について知り、平和の尊さについて考えるきっかけにしてもらおうと、年長園児を対象に今回初めて開かれました。
上の原保育園の付近には、パイロット養成や特攻機製造を目的に、昭和18年に作られた旧陸軍伊那飛行場の格納庫の跡があります。
23日は、上の原保育園を育てる会の委員で、伊那飛行場について詳しい久保田誼さんが講師を務めました。
久保田さんは、「格納庫や防風林など、みんなの身近な暮らしの中にも戦争の歴史が残っています」などと話しました。
年長園児19人は、久保田さんの話にじっと耳を傾けていました。
上の原保育園の板山ひとし園長は「全てを理解できなくても何か1つでも頭に残って、平和について考えるきかっけになればうれしい」と話していました。 -
上伊那の木材を使った、建築部材や木製玩具の展示
上伊那の木を使った、建築部材や、木製玩具の展示、上伊那木づかい運動が23日から伊那市の伊那合同庁舎で始まりました。
この展示は、地域の木材の利用促進を図ろうと長野県上伊那地方事務所が開いたものです。
出品しているのは、上伊那森林組合、株式会社ウッドレックスのほか、伊那市の木工職人などでつくる、ウッドフォーラム伊那です。
ウッドフォーラム伊那は、伊那市と友好提携を結んでいる新宿区の赤ちゃん誕生記念として、木のおもちゃを贈る事業を行っています。
上伊那森林組合は、上伊那のカラマツを使った学校用の机とイスなどを展示しています。
県では、木のぬくもりを感じてもらうことで、上伊那地域の木材の利用促進を図りたいとしています。
県では、地域の木材を使うことで、山の手入れが進み、災害に強い森林が増える効果にも期待しています。
この上伊那木づかい運動の展示は、27日まで伊那合同庁舎2階の県民ホールで開かれています。 -
市民ネットワーク伊那が支援物資募集
災害ボランティア団体市民ネットワーク伊那では東日本大震災の被災地、宮城県石巻市などに送る支援物資として、肌着や洗濯石鹸などを募集しています。
市民ネットワーク伊那では復興支援プロジェク「やっぺし東北」と連携をとりながら年末年始に支援物資として防寒着を募集しました。
呼びかけにより16箱分が集まり、宮城県石巻市などに配られました。
支援物資は復旧復興に歩きだした地元商店に迷惑がかからないようにとの考えから、「やっぺし東北」の情報を元に「その時必要な物を必要な人に必要な分だけ」送ることとしています。
今回募集しているのは、肌着下着のほか、洗濯石鹸、柔軟剤です。
肌着下着は新品のみで、サイズは男女Mサイズ以上としています。
支援物資は28日土曜日、午後6時までに伊那市通り町のカフェあびえんとで受け付けています。 -
自主防災アドバイザーなど研修会
地域の自主防災組織を支援する自主防災アドバイザーや自主防災組織のリーダーらを対象にした県の研修会が22日、伊那市役所で開かれました。
研修会は県が毎年開いていて、21日と22日の2日間で県内2会場で開かれました。
中南信会場の伊那市役所にはおよそ160人が参加し、今年度、自主防災アドバイザーに追加委嘱される9人に委嘱状が渡されました。
研修では、参加者が災害時の避難所運営をゲームで模擬体験しました。
年齢や被災状況などが書かれたカードを避難者に見立て、体育館や学校の教室に割り振っていきました。
参加者は、「高齢者はトイレの近くがいいのでは」「家が全壊で帰る場所がないので体育館の奥がいい」などと話しながらゲームを進めていました。
県では、避難所運営の模擬体験を通して災害をイメージし、安心安全のための備えに役立ててほしいと話していました。 -
みはらしファームで「せいの神」
伊那市西箕輪羽広の農業公園みはらしファームで正月飾りを燃やして無病息災・五穀豊穣を願う「せいの神」が22日に行なわれました。
「せいの神」は、みはらしファームと羽広区合同で行なわれています。
みはらしファーム入り口の牧草地には、各家庭で飾った門松やしめ飾り、2012本の〆の子が積み上げられました。
中心の竹は、高さ15メートルで、関係者は、県内でも最大規模と話しています。
午後1時、ファーム関係者や区の役員、地元の小学生など7人が点火し、火は、煙とともに次第に大きくなっていきました。
30分ほどすると中心に飾られた竹が崩れ落ち、火はますます大きくなっていきました。
この「せいの神」。一般的には、どんど焼き、三九郎などと呼ばれ、小正月の1月15日近辺に各地域で行なわれています。
羽広では、15日に獅子舞の舞い合わせもあり、毎年この時期に行なわれています。
せいの神は、「歳の神」がなまったものとされていて、この地域ならではの呼び名となっています。
この日、西箕輪の上戸でも地区独自にどんど焼きが行なわれました。
上戸は、14日からでえもんじが行なわれていて、でえもんじをおろす20日以降に地区のPTAが中心となり行っています。
この日集められた正月飾りや去年のでえもんじで各戸が家に飾っていた巾着飾りなどが燃やされました。
せいの神・どんど焼きでは、燃え残ったおきでもちを食べます。
このもちを食べると一年間病気をしないという言い伝えがあります。 -
交通安全に役立てて
長野・岐阜・愛知に12の営業所を持つ東海西濃運輸株式会社の労働組合は、交通安全に役出ててもらおうと、伊那交通安全協会に28万円を寄付しました。
20日、東海西濃運輸労働組合の渡邉修執行委員長が、伊那交通安全協会の堀内四郎会長に現金28万円を手渡しました。
東海西濃運輸では、毎年10月にカンガルー運動と題して無事故運動を展開しています。
運動は、昭和42年からこれまで44年間続いていて、労使650人が一体となって取り組んでいます。
今回の寄付は、その運動期間中に集まった募金を伊那安協に贈ったものです。
伊那安協の堀内会長は、「交通安全運動に有効に使わせていただきたい」とのべ、感謝状を贈りました。
安協では、のぼり旗の製作や危険箇所の看板設置費用に充てる予定です。 -
公設民営方式を視野に検討
新しいごみ中間処理施設の処理方式や施設の規模について検討する「施設整備検討委員会」が21日、いなっせで開かれ、上伊那広域連合は事業方式について、公設民営方式を視野に検討を進めていきたい考えを示しました。
事業方式については、他の施設の実績から、公設公営、公設民営、民設民営などの方式について説明がありました。
その中で、公設民営方式は、自治体が建設し所有するため地元や住民から信頼を得やすい、長期的な運営業務を民間に委託することで競争原理が働き、コスト縮減を実現できることなどから、公設民営方式による施設建設、運営を視野に入れ、参入意欲の確認、経費削減効果などを調査したうえで決定していくとしています。
この日は安全対策や熱利用、残渣処理計画についても説明があり、今後検討していくことを確認しました。
なお、処理方式について委員会では、プラントメーカーに対して現在行なっているアンケート調査の回答をまとめ、3月頃を目処に方式を絞り込むことにしています。 -
シコクビエを味わう
17日のい縲怩ネ雑穀の日に合わせ伊那市の長谷中学校で17日、地元産のシコクビエを使ったパンなどの給食が出されました。
伊那市では、雑穀を食べてもらい、雑穀に興味を持ってもらおうと毎月17日をい縲怩ネ雑穀の日と制定しています。
長谷中学校の給食には、地元産のシコクビエを使った雑穀入りパンとグラタンが出されました。
17日は、い縲怩ネ雑穀ネットワークのメンバーも訪れ生徒たちと一緒に給食を味わっていました。
シコクビエは西アフリカ原産で栄養価が高くミネラルやビタミンを多く含んでいます。 -
「大寒」も最低気温0.6度
21日は二十四節気のひとつ「大寒」。1年で最も寒さが厳しくなる頃とされています。
伊那市長谷杉島の小松照子さんの家では、寒さを利用した保存食「凍り餅」づくりが行われています。
21日の伊那地域は、最低気温0.6度と暖かく4月上旬並の気候となりました。
この日は、小松さんが四角に切った餅を紙に包んで紐に結ぶ作業をしていました。
凍り餅は、水に浸した餅を凍らせ、さらに凍らせた餅を風にさらして乾燥させるものです。
この工程を踏むことで、カビが生えづらい保存用の餅になるということです。
小松さんはおよそ50年前から凍り餅づくりをしていて、この作業が小正月の恒例行事になっています。
小松さんは「毎年楽しみなイベント。年を重ねるに連れて大変になってきたが、今年も無事に作業をすることができて良かった」と話していました。
この日準備した餅は、来週冷え込みが厳しくなったころに外に出して乾燥させ始めるということで、餅は3月頃まで乾燥させるということです。 -
中学生ロボットコンテスト南信大会
中学生が自作のロボットで技術を競う長野県中学生ロボットコンテスト南信大会が21日、伊那市のいなっせで開かれました。
この大会は県内の中学校に参加を呼び掛けていて、8回目の今年は上伊那から5校、北信から3校の計8校から41チーム58人が出場しました。
競技は、ボールを高さの異なる筒に乗せて得点を競う「N竏池obo部門」と、拾った紙クズの数を競う「授業内部門」の2種目です。
中学生は、それぞれ自慢のロボットを操作して競技に臨んでいました。
大会の結果、N竏池obo部門では、西箕輪中学校の「青空クラブ」が優勝し、最高賞のロボット大賞を受賞しました。
「授業内部門」の優勝は同じく西箕輪中学校の「西箕輪E」でした。 -
伊那北保育園で餅つき
伊那市の伊那北保育園で20日、地域の人を招いて餅つき大会が開かれました。
餅つき大会には、園児と保育園の近くに住む住民合わせて110人が参加しました。
20日は、用意した餅米15キロを、園児らが10回ずつ交代でついていました。
伊那北保育園の高橋美智子園長は「子ども達も毎年楽しみにしている。今後も地域との関わりを大切にしていきたい」と話していました。 -
上戸で「でえもんじ」おろす
伊那市西箕輪上戸で、20日朝でえもんじが下ろされました。
地区の住民たちは、柱に飾られていた巾着袋を先を争うように自宅に持ち帰っていました。
20日の午前5時。雪が降る中でのでえもんじ下ろしとなりました。
でえもんじ柱は、14日に上戸集落のほぼ中心にある三ツ辻に建てられました。
小正月に今年1年の無事を祈って行なわれるでえもんじは、鎌倉時代末期に始まったとされていますが、正確な記録はありません。
上伊那では、辰野町と箕輪町で数箇所行なわれていて、伊那市では、上戸のみです。
太鼓の音で区民が集まり始めます。
午前5時半、1週間辻に建てられていたでえもんじ柱が倒されていきます。
柱が寝かされ飾りが外されると区民は競うように自分の気に入ったものを選びます。
飾りは、自宅に持ち帰り、巾着袋は神棚へ、花は玄関先に飾ります。
去年の古い飾りは、22日のどんど焼きで燃やすということです。 -
田中豊文さん初午のワラ馬づくりピーク
伊那市東春近の木工芸家田中豊文さんが、2月3日の初午に向けた縁起物のワラ午づくりに追われています。
初午は五穀豊穣を祈る2月最初の牛の日で、神社などで祭りが盛大に行われる地域もあります。
田中さんは、足を悪くした高齢者などに贈ろうと16年前から毎年ワラ馬を作っています。
作業は正月から始まり、現在ピークを迎えています。
ワラ馬は、北信の初午祭りをヒントに田中さんがつくり方を考案したオリジナルのワラ細工です。
雄と雌のセットとなっていて、雄はりりしく、雌は草を食べているところを表現したということです。
飾りの紐は、田んぼをすずめから守るためのおどし用の紐を使い、赤い布で鞍を、毛糸で手綱を作ります。
1日に4体が限度という事で、今年は100体、50セットを完成させる予定です。