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伊藤三千人さん油絵展
伊那市高遠町出身の画家・伊藤三千人さんの油絵展が15日から、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれている。
会場には、油絵と水彩画約50点が展示されている。
個展を開いている伊藤三千人さんは一水会の会員で、現在、神奈川県に暮らしている。
ベルシャイン伊那店では2年おきに個展を開いている。
今回は、故郷の高遠をはじめとする伊那の風景や、フランスなど外国の風景の作品が展示されている。
また、個展では初めて披露する水彩画も並んでいる。
伊藤さんは外国で絵を描くとき、油絵の代わりに水彩画で刻銘にスケッチをする。
今回は、その水彩画の一部を展示している。
伊藤三千人さんの油絵展は20日まで。 -
西箕輪南部保育園に五月人形寄贈
伊那市の西箕輪南部保育園に五月人形が寄贈され、園児が15日、一足早く端午の節句を祝った。
同保育園に飾られた五月人形は、保育園近くに住む三堀幸子さんが寄贈した。
成人した三堀さんの孫の五月人形で、長年しまったままになっていたことから今回、子どもたちに喜んでもらおうと贈った。
地域のお年寄りが協力して五月人形を飾り、園児と一緒に一足早く端午の節句を祝った。
また、園児一人ひとりに三堀さんから柏餅がプレゼントされ、皆で味わった。
小名木伸枝園長は、「地域の方が子どもたちに喜んでほしいと協力してくださる気持ちがとてもうれしい」と感謝していた。 -
長野県元気づくり支援金選定開始
長野県が自治体や住民の自主的な取り組みを支援する地域発元気づくり支援金に、上伊那地域では64件、1億3600万円ほどの申請があった。
伊那合同庁舎で15日、本年度の支援金の採択事業を選定する委員会が開かれた。
本年度の上伊那地域への配分額は、昨年とほぼ同じ9620万円。
それに対し、上伊那の自治体や各種団体などから、昨年よりも6件、額にして2500万円ほど多い64件、1億3600万円ほどの申請があった。
市町村別の申請の内訳は、伊那市が27件で5600万円、箕輪町が6件1700万円、南箕輪村が3件420万円などとなっている。
事業区分では、教育文化の振興が16件約4千万円、特色ある観光地作りが11件3800万円などとなっている。
市川武二上伊那地方事務所長は、「今年も特色あるユニークな取り組みが集まった」とあいさつした。
次回の委員会は20日に開かれ、今月末に採択事業が決定する予定。 -
伊那市荒井の交通死亡事故 現地診断
今年3月に伊那市荒井で、横断歩道を横断中の女性が軽自動車と衝突し亡くなった事故で、再発防止のための現地診断が、14日行われました。
現地診断は、伊那警察署や伊那市、交通安全協会などが行った。
事故は、今年3月17日午後6時半頃、伊那市駅方面から西箕輪方面に走行中の軽自動車が、横断歩道を歩いて渡っていた81歳の女性と衝突し、この女性が死亡したもの。
現場は、見通しが良い道路で、夜間に横断すると横断中の文字が表示される電光掲示板がある。
現地診断の結果、再発防止策として電光掲示板が見えやすくなるように街路樹を手入れすること、横断歩道の塗り直し、路上駐車の取り締まりやスピード制限の強化などが出されていた。
これらの防止策は、市や警察、交通安全協会などで対応していくという。 -
JA上伊那東春支所 完成
建て替えが進められていた、伊那市のJA東春近支所の完成を12日、関係者が祝った。
JA上伊那の宮下勝義代表理事組合長の合図で、テープカットが行われ、新しい施設の完成を祝った。
新しい支所は、これまでの建物の西側に作られ、鉄骨2階建て、総面積がおよそ1千3百30平方メートル。
2階には新たに、組合員の要望により調理室が作られ、今後料理教室の開催をして行く計画。
宮下代表理事組合長は「地域のよりどころとして活用される施設にしてきたい」と挨拶した。 -
伊那北小で1年生を迎える会
伊那市の伊那北小学校で、14日、1年生を迎える会が開かれた。
5日に入学した1年生83人は、6年生に手を引かれながら、アーチをくぐって入場した。
1年生を迎える会は、児童会が企画し2週間ほど前から準備を進め、くす玉も手作りした。
児童を代表して6年生の濱 望(のぞみ)くんは「学校には、楽しい事が沢山あります。早く仲良くなって一緒に遊びましょう」と呼びかけた。
この後、6年生とペアになって座った1年生は、自己紹介をしたり、ゲームや○×クイズを楽しんだ。
伊那北小学校の1年生は、今週いっぱい午前中での下校となっているが、来週からは午後の授業も始まるという。 -
民話「孝行猿」資料館開館
伊那市長谷に伝わる民話、孝行猿の資料館が、伊那市長谷の南アルプス生涯学習センター「入野谷」内に完成した。
14日は市の関係者など約70人が、完成した資料館を見学した。
資料館は、孝行猿の話のゆかりの地、伊那市長谷市野瀬にある入野谷の2階に設けられ広さは約28平方メートル、工事費など事業費は約570万円となっている。
孝行猿の資料館はこれまで個人の住宅内にあったが、平成19年に閉館となったため、今回あらたに設置された。
孝行猿の話は、猟師に打ち殺された親猿を3匹の子猿が助けようとする民話で、伊那市無形文化財に指定されている。
資料館には物語をイメージする囲炉裏のある部屋がつくられ、殺された親猿を助けようとする子猿の姿が彫刻で表現されている。
また小学校の道徳の時間に教材として読まれていた「孝行猿の話」を掲載した本が展示されている。
ほかには、長谷に関する映像記録を見ることができるコーナーや展示パネルなどがある。
14日は資料館完成を祝う記念式典も開かれ、長谷小学校の児童が「孝行猿の歌」を披露した。
式典ではほかに、地元の民話を紙芝居で伝える活動をしているグループが孝行猿の紙芝居を披露した。
資料館は伊那市長谷の南アルプス生涯学習センター「入野谷」内にあり入場無料で見学することができる。 -
有賀殿夫さん日本画展
南箕輪村在住の有賀殿夫さんの日本画展が、伊那市坂下のはら美術で開かれている。
会場には、日本画42点が展示されている。
個展を開いている有賀殿夫さんは現在76歳。
はら美術での個展は5年ぶり、2度目になる。
有賀さんは、仕事をしながら趣味で日本画を描き続け、中央の展示会で数多く入選している。
日本美術院の院友で、研究会に参加して絵の勉強を続けている。
今回は、桜の作品をはじめ、山や花などを描いた作品を展示している。
有賀殿夫さんの日本画展は18日まで。 -
伊那市議選立候補予定者25人
伊那市議会議員選挙告示まで1週間を切った。
13日までに立候補を予定しているのは25人で、定数21に対し4人オーバーとなっている。
12日から13日にかけ行われた立候補書類の事前審査では、立候補を予定している25派のうち24派が審査を済ませている。
伊那市長選挙、市議会議員選挙は18日告示、25日投開票となっている。 -
竜東地区農道竣工
伊那市美篶と箕輪町三日町をつなぐ農道が開通し13日、竣工式が行われた。
開通セレモニーでは、伊那市の手良保育園の園児や関係者約120人が、今回整備された八ツ手大橋を渡り、完成を祝った。
道路が整備された地域は竜東地区の上段。
これまでこの地域には、南北をつなぐ道路がなかったため、平成6年から県が主体となって農道の整備を進めてきた。
今回、伊那市手良の整備区間が完成し、全線開通となった。
農道は伊那市美篶と箕輪町三日町をつないでいて、総延長は約6キロ、総事業費は約32億円。
式典で小坂樫男伊那市長は、「箕輪から美篶までをつなぐ立派な道路ができた。これがまた、この地域の発展につながることを期待している」と話した。 -
高遠城址公園 さくら茶のサービス
満開を迎えている伊那市の高遠城址公園で13日、伊那市商工会女性部高遠支部がさくら茶を振る舞った。
さくら茶は、八重桜の塩漬けにお湯を注いだもので毎年、女性部が観光客に振る舞っている。
3千杯のさくら茶と、名物の高遠まんじゅう千個が用意された。
天候にも恵まれ、高遠城址公園には多くの花見客が訪れ桜の木の下でさくら茶を味わっていた。
このさくら茶のサービスは14日も午前10時から行われることになっていて、女性部では「地元のみなさんにも味わってほしい」と地元からの来場も呼び掛けていた。 -
上伊那で軽自動車の出張車検検査始まる
普通自動車の車検を行っている伊那市上の原の上伊那自動車検査場で13日、軽自動車の車検の出張検査ができるようになった。
上伊那自動車検査場に13日から検査官が派遣され、軽自動車の出張車検検査が始まった。
自動車整備工場は、検査官がいて自社で車検ができる指定工場と、点検整備のみで車検ができない認証工場がある。
上伊那地域の認証工場はこれまで、軽自動車の車検は松本市にある軽自動車検査協会の松本支所で検査を受けていた。
上伊那自動車検査場維持会などの10年に及ぶ陳情活動が実を結び今回、上伊那で検査が受けられることになった。
検査官は月2回派遣され、1日120台の検査が可能になる。
初日は80台が持ち込まれた。
松本支所での軽自動車の車検台数は、上伊那分は年間約5千台。松本支所では、今後、車検全体の6割程度を上伊那で実施していきたいとしている。 -
高遠城址で大野さん篠笛演奏
桜が満開を迎えている高遠城址公園で12日、日本の伝統楽器篠笛の演奏が行われた。
演奏したのは埼玉県在住でプロの篠笛奏者大野利可さん。
公園の中で行う予定だったが、雨となったため高遠閣で演奏会が開かれた。
演奏会は、公園を訪れた人たちに篠笛の演奏と桜を楽しんでもらおうと、3年前から開かれている。
この日は、1時間ほどの演奏の中で、自分で作曲したオリジナル曲や、春にちなんだ曲などを披露した。
訪れた人たちは、大野さんが奏でる篠笛の音色に聞き入っていた。 -
伊那市保健センター竣工式
旧市営伊那中央総合病院跡地に新たに建てられた伊那市保健センターが完成し12日、竣工式が行われた。
雨のため室内で行われた竣工式には、市の職員や地元関係者ら約40人が出席し、完成を祝った。
式の中で小坂樫男伊那市長は、「国道に接しているため交通の利便がよく、また今までの保健センターの機能に介護予防トレーニング室といった高齢者保健機能を加え、保健や福祉サービスを効率かつ効果的に提供できる」とあいさつした。
新しい施設は延床面積約1700平方メートル、鉄筋コンクリート造の平屋建てで総事業費は約5億5千万円。
新たに介護予防トレーニング室が設置されたほか、検診室や調理室などが備えられている。
外断熱工法などで断熱性を高め、太陽光利用の床暖房など、省エネルギー化が図られている。
また、上伊那口腔保健センターも併せて移設され、引き続き歯科保健事業や休日歯科治療事業も実施していく。
保健センター、口腔保健センターとも、5月6日から新しい施設での運営を予定している。 -
市長選告示まで1週間 事前審査に2派
伊那市長選挙の告示まで1週間。これまでに立候補を表明しているのは新人二人で、一騎打ちとなる公算が高まっている。
立候補を表明しているのは、地区別50音順で野口俊邦さん、白鳥孝さんの2人。
信州大学名誉教授で元農学部長の野口俊邦さん(67)は、3月11日に立候補することを表明した。
南箕輪村南原から伊那市西町に住所を移した。
市民本位の市制への転換、4年以内での中学校卒業までの医療費無料化、市長の給料・退職金の3割削減、住民投票条例の制定などを掲げている。
前の副市長白鳥孝さん(54)は、2月21日に立候補することを表明した。西箕輪在住。
民間の発想による行政改革、中学校卒業までの入院費の無料化、工科短期大学の誘致、JR飯田線の高速化などを掲げている。
12日、伊那市役所で行われた立候補届出書類の事前審査に、野口さん、白鳥さんの2派が訪れ、審査を受けた。
これは、告示日当日の手続きをスムーズに行うためのもの。
伊那市選挙管理委員会によると、これまでに届け出書類を持ち帰り同日事前審査を受けたのは、両陣営のほかにはないという。
なお、伊那市議会議員選挙の事前審査は、12、13日の2日間行われ、12日は高遠・長谷地区と旧伊那市伊那地区以外の立候補予定者が審査を受けた。 -
新入社員激励会
伊那商工会議所主催の新入社員激励会が12日、伊那商工会館で開かれた。
激励会には、この春入社した152人が出席した。
伊那商工会議所は、市内の企業を対象に毎年、合同の激励会を開いている。
向山公人会頭は「目標をしっかり持ち、やる気、元気、根気を持って、企業になくてはならない人になってほしい。今、仕事があることに感謝して頑張って」と激励した。
これを受け、新入社員を代表して南信美装伊那の齋藤貴紀さんは、「会社の戦力になれるよう日々努力し、初心を忘れず真摯な姿勢で頑張っていきます」と誓いの言葉を述べた。
本年度の激励会参加は31社152人で、昨年度と比べ企業は1社、新入社員は25人増えている。 -
伊那市マレットゴルフ協会市長杯
伊那市マレットゴルフ協会の伊那市長杯が11日、美篶の南割マレットゴルフ場で開かれた。
小雨が降る中での大会となったが、伊那市マレットゴルフ協会の会員およそ70人が参加した。
会員は4人1組に分かれて36ホールのコースを回った。
日頃、例会で利用しているコースだが、会員は優勝を目指し、各ホールで慎重にプレーしていた。
大会結果は次の通り。
▽総合優勝=小林岩夫さん▽男子1位=渋川洋一さん▽女子1位=林清子さん -
はらぺこ入園式
伊那市東春近の保育園「山の遊び舎はらぺこ」で10日、入園式が行われた。
青空の下、園舎の庭で入園式が行われた。
はらぺこは今年、3歳児9人が入園し、園児は全員で19人になった。
園児紹介では、新入園児が一人ずつ呼ばれて、年中・年長園児と手をつないだ。
細田直哉理事長は、「皆がしたいことを思いっきりして、どんどん大きくなってください」と園児に呼び掛けていた。
式では、園児と保護者が一緒に歌を歌った。
式の後には、入園を祝うもちつきが行われた。
入園式でのもちつきは、毎年恒例となっている。
園児は、交代で杵を持ち、元気にもちをついていた。 -
伊那RCと分水RCが記念植樹
伊那中央ロータリークラブと新潟県の分水ロータリークラブが9日、病気の人を元気づけようと伊那市の伊那中央病院の敷地に、ソメイヨシノ2本を植樹した。
9日は記念セレモニーが行われ、伊那中央ロータリーの鈴木 一比古会長と、分水ロータリーの八子(やこ)英雄会長が、桜の木の根元にスコップで土をかけた。
分水ロータリーがある新潟県燕市(つばめし)には、およそ3千本のソメイヨシノが植えられた「大河津(おおこうつ)分水堤防」があり、「桜の名所百選」の一つとして知られている。
伊那市には、天下第一の桜として知られる高遠城址公園があることから、桜を縁に、両地区のロータリーは友好提携を結び、2008年から交流をしてきた。
去年は、伊那のタカトオコヒガンザクラを分水で植樹したため、今年は分水のソメイヨシノを伊那で植樹することにした。
今後も、交互にお互いの地区を訪れるなどして、交流を続けていくという。 -
伊那公園桜愛護会が桜まつり
伊那公園で11日、園内の桜を管理している、伊那公園桜愛護会による桜祭りが開かれた。
今年はより賑やかな桜祭りにしようと、伊那節まつりと開催日を合わせて実施した。
朝方から降っていた雨も止み、昼頃には大勢の花見客が訪れた。
園内では桜の下にシートを広げ、お弁当を食べる家族連れの姿などが見られた。
桜まつりで屋台やカラオケコーナーを設置した桜愛護会は、伊那市中央区の住民有志でつくる会で、園内の桜の管理などを行っている。
伊那公園には約300本のソメイヨシノが植えられていて、桜愛護会では年に数本づつ桜の植樹も行っている。
桜愛護会によると、伊那公園の桜はあと1週間ほどは楽しめるという。 -
伊那節まつり
伊那市中央区の伊那公園内伊那東大社で11日、51回目の伊那節まつりが開かれた。
このまつりは、伊那節を後世に唄い継ごうと、伊那商工会議所などが開いた。
まつりには商工会や市関係者ら約50人が参加した。
伊那公園には1960(昭和35)年に伊那節発祥之地の石碑が建立されていて、毎年桜の時期に合わせてまつりを開いている。
例年は石碑の前で行われるが、今年は雨のため、園内の伊那東大社の中で伊那節保存会会員が、三味線や唄に合わせて踊りを披露していた。
伊那節は、古くは「おんたけやま」と呼ばれ江戸時代に権兵衛峠を行き来するときに唄われた馬子唄。
保存会では「伝統ある伊那節を唄い継ぎ、後世に伝えていきたい」と話している。 -
伊那市山寺の奇祭 やきもち踊り
伊那市山寺に伝わる奇祭で県無形民俗文化財に指定されている、やきもち踊りが11日、白山社八幡社合殿で行われた。
やきもち踊りは、江戸時代伊勢参りに行った人たちが習ってきてお宮の例祭で踊ったのが始まりとされている。
踊りの唄の中に「やきもちがはらんで」という歌詞があることから、やきもち踊りと呼ばれるようになったといわれている。
11日は保存会会員31人が羽織、袴、白足袋姿で足を高く上げ、飛び跳ねるユーモラスな踊りを披露していた。
踊りは前踊り、中踊り、後踊りの三つに分かれていて、踊りと踊りの合間には酒盛りが行われ、アユの串焼きを肴に、どぶろくを飲んだり、キセルで刻みタバコを吸ったりしていた。
後踊りが終わると踊り手たちは一斉に鳥居の外に駆け出す。
逃げ遅れると厄病にかかるといわれていて、下駄もはかずに一目散に駆け出していた。 -
高遠城址公園 桜見頃で入場者ピーク
伊那市高遠町の高遠城址公園の桜が見頃となり10日、公園内は多くの観光客で賑わった。
花見客の入り込みは10、11日がピークとなりそうだ。
高遠城址公園の桜は現在八分咲きで見頃となっている。
公園内には多くの花見客が訪れ、「天下第一の桜」と称される高遠城址公園の桜を楽しんでいた。 -
ポレポレの丘 11日開園
季節の花と伊那市を一望する眺めを楽しむことができる、伊那市高遠町のポレポレの丘が、11日開園する。
現在ポレポレの丘では、3万株を超えるスイセンの花が見頃を迎えている。
ポレポレの丘は、遊休荒廃地だった傾斜地を整備し、自然と触れ合える場所にしようと、信州高遠花摘み倶楽部が5年ほど前に造った。
敷地内にはメンバーが植えた花のほかに、オーナー制の花壇があり、思い思いの花が植えられている。
信州高遠花摘み倶楽部では今後、敷地内にサワガニやカブトムシを放して、子ども達が自然体験をできる場所も造っていくという。
ポレポレの丘は、入場料大人300円、子ども150円で、11日から9月末頃まで季節の花を楽しむことができる。 -
伊那谷新酒祭り
桜が見ごろを迎えた伊那市の春日公園で10日、伊那谷新酒まつりが開かれた。
伊那谷新酒祭りは、地元の個性的な酒蔵の新酒を桜の下で味わってもらおうと、毎年開かれていて、今年で9回目。
今年は、伊那谷の9つの蔵元が出店した。
訪れた人達は、グラス付きのチケットを購入して、各酒蔵のブースで新酒を味わっていた。
また、それぞれの酒蔵に新酒の説明をしてもらい、飲み比べをしていた。
伊那谷新酒祭りを開いているルネッサンス西町の会の向山等会長は、「この祭りも定着してきた。マンネリ化しないように工夫しながら、続けていきたい」と話していた。 -
中山秀幸さん写真集発売
昨年10月脳腫瘍のため亡くなった山岳写真家、中山秀幸さんの写真集が完成した。
写真集「ピュア 中山秀幸写真作品集 山に愛された男がのこしたもの」には、雪山の写真など約100点が掲載されている。
写真集には、色鮮やかで雄大な山の表情を写した作品が並んでいる。
また秀幸さんの妻・広美さんの写真に対する印象や思い出なども合わせて掲載されている。
この写真集は11日まで伊那文化会館で、また13日からは駒ヶ根高原美術館で開かれる中山秀幸写真遺作展の会場で買い求めることができる。
価格は2400円。写真集の購入や問い合わせは中山広美さん(電話090・9358・7675)へ。 -
宮下源明さん水墨画・墨彩画展
伊那市西箕輪羽広の宮下源明さん(75)の水墨画・墨彩画展が、みはらしの湯ロビーで開かれている。
ロビーには、水墨画など25点が展示されている。
宮下さんは、仕事中の事故で体が不自由になり、リハビリをしながら絵を始めた。
水墨画教室に3年間通い、今は、教材の課題に取り組みながら自宅で絵の勉強を続けている。
展示作品は、墨の濃淡で風景を描いた水墨画や、赤や青などで色をつけた植物の絵などがある。
宮下さんは、「水墨画は、墨の奥深さがある。やればやるほど難しい」と話している。
この水墨画・墨彩画展は4月末まで。 -
春日公園で伊那谷新酒祭り 10日
伊那市の春日公園の桜も今が見ごろとなっている。10日は、恒例の伊那谷新酒祭りが行われる。
伊那谷新酒祭りは、地元の個性的な酒蔵の新酒を、多くの人に桜の下で味わってもらおうと毎年開かれていて、今年で8回目になる。
今年は、伊那谷の9つの蔵元が出店する予定で、午後3時から夜8時まで。
7枚つづりのチケットとグラスセットが千円、3枚つづりのチケットとグラスセットが500円。グラスのみも150円で販売される。
千円チケットを買うと、先着120人に300ミリの地酒ボトルもプレゼントされる。
春日公園は300本の桜があり、本丸のコヒガンザクラはほぼ満開、新酒まつりが行われる二の丸のソメイヨシノは5分咲きとなっている。 -
伊那公園賑わい守る花見小屋
一方、桜の名所の一つ、伊那市の伊那公園も今がちょうど満開。昭和40年代には、高遠に負けないほどの賑わいを見せたという伊那公園。時代の移り変わりとともに人出も減った。
そんな伊那公園に、1軒の花見小屋がある。
北沢福明(よしあき)さんは、30歳で花見小屋を出し、今年で41回目の春を迎えた。
公園を訪れる花見客は、ずいぶん減りったが、北沢さんの顔を見に足を運ぶ常連客も少なくない。
店構えは、昔のまま。定番のそば、うどん、おでんなどほとんどのメニューは、15年以上前から据え置きの500円。店内外には、懐メロが、今では目にすることがなくなったカセット型の装置で鳴っている。
伊那公園には、以前3件の花見小屋があったが、今では1軒だけになった。
今年は、4月1日から小屋をあけたが、赤字覚悟だ。
おとといは、1日の売り上げが1,200円だった。
今年は、花が散り終わる18日までの営業を計画している。
最近は、福祉施設からの利用者が増えている。
弁当などを持ち込むパターンが多く利益にはならない。それでも北沢さんは、笑顔をたやさず接客する。9日も車椅子での利用者が大勢訪れた。
伊那公園には、150本の桜がある。
一時は、高遠城址公園に負けないほどに賑わった公園も、企業や職場での大人数の宴会が減り、少人数で短時間、若い人の利用も減った。
高遠城址公園への花見客の入りこみが本格化した9日、伊那公園では、1軒の花見小屋が営業していた。 -
高遠城址公園 コヒガンザクラ見頃に
伊那市の高遠城址公園のコヒガンザクラが見頃を迎え、9日から花見客の本格的な入りこみが始まった。
公園東側の駐車場は、県外からの観光バスで埋まった。
公園を管理している伊那市によると、8日は51台だったのに対し、9日は150台近くのバスが入ったという。
有料入場者数も8日の4,300人に対し、9日は倍以上の1万人と見込まれる。
公園内の桜は5分咲きで、場所によっては満開となっている。
桜の下では、ビニールシートを広げ、花見を楽しむ人たちの姿が見られた。
花見客の入りこみは、10日、11日にピークを迎えるものと見られる。
伊那市では、10日から市役所駐車場を発着するシャトルバスを運行するほか、JR東海による桜祭り号も運行される。
尚、満開は、11日と予想されている。