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校内の天然リンクでスケート楽しむ
伊那市の西春近北小学校では、学校の敷地内の天然リンクでスケートを楽しんでいる。
19日は、1年生のスケート授業が行われた。
この天然リンクは、校舎北側の一日中、日が当たらない敷地に毎年作られている。
主に、1年生と2年生の児童が授業の中で利用している。
スケートの授業は12日から始まり、1年生は今シーズン3回目で、ほとんどの児童がスケート初心者。
児童達は、友達同士で競争したりして氷の感触を楽しんでいた。
ある児童は、「たくさん練習をして上手に滑れるようになりたい」と目標を話していた。
スケートの授業は来月下旬まで行われるという。 -
伊那市区長会長会 会長に久保村さん
今年の伊那市区長会長会の会長に伊那地区の区長会長で荒井区長の久保村友保さんが選ばれた。
15日夜、伊那市役所で区長会と町総代会が合同で開かれ、市内89区から約200人が集まった。
会では新しく区長会長会の会長に任命された久保村さんが「伊那市と地域とのパイプ役として、情報交換をしながら安心・安全なまちづくりをしていきたい」とあいさつした。
区長会、町総代会の開催にあたり小坂樫男市長は「1年間伊那市に協力していただき、情報交換をしながら新市の一体感の醸成を進めてもらいたい」と述べた。 -
羽広の獅子舞 仲仙寺で披露
伊那市西箕輪の羽広区で17日、400年近い歴史を持つ「羽広の獅子舞」が行われた。
午前7時から、地区の住民でつくる保存会のメンバーが、仲仙寺で舞を披露した。
羽広の獅子舞は、約400年の歴史を持つ羽広区の小正月の伝統行事。
口を閉じた雄獅子と口を開いた雌獅子が舞い合わせるのが特徴で、2頭が一緒に舞うのは全国的にも珍しいと言われている。
舞には、悪魔を打ち払う「剣の舞」、五穀豊穣を願う「豊穣の舞」、子孫繁栄を祈る「子宝の舞」など5つがあり、二頭の獅子が息を合わせながら順々に舞っていた。
保存会の白鳥秀明会長は、「若い世代に伝え、この伝統を受け継いでいきたい」と話していた。
舞合わせの後、雄獅子、雌獅子に分かれ、区内の各家庭を回った。 -
信州農村歌舞伎祭
南信地区の歌舞伎保存会などが一堂に集まる信州農村歌舞伎祭が17日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。
伊那谷や木曽地域に古くから伝わる農村歌舞伎を地域に伝え、出演団体の交流の場にしようと県伊那文化会館が開いたもので、今年で4年目。
歌舞伎祭には下伊那郡下條村のこども歌舞伎教室、木曽郡南木曽町の田立歌舞伎保存会、地元からは伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会が出演した。
このうち中尾歌舞伎保存会は、「一の谷嫩軍記 熊谷陣屋の段」を上演した。
主人公の熊谷直実は、主君源義経から、「平敦盛の首をとれ」と命ぜられる。
しかし直実は、敦盛の母に恩があることなどから、それが出来ず、代わりに息子の首を義経に差し出すという物語。
会場に訪れた人たちは、おひねりを投げたり、役者が登場すると大きな拍手を送って伝統芸能を楽しんでいた。 -
伊那市長選 酒井副市長不出馬の意向
任期満了に伴い4月に予定されている伊那市長選挙で、その動向が注目されていた酒井茂副市長は18日、伊那ケーブルテレビジョンの取材に対し、市長選には立候補しない意向を明らかにした。
今期限りで引退を表明した小坂樫男市長は、酒井副市長か白鳥孝副市長のどちらかに次期市長を務めてもらいたい竏窒ニの考えを示していたが、酒井副市長が立候補しない意向を明らかにしたことで、今後は白鳥副市長の動向が注目される。
なお次期市長選で、候補擁立を目指している民主党は現在候補を探している段階だとしている。
また共産党は候補擁立を含め現在検討しているという。 -
フットサルLリーグ開幕
伊那市に女性を中心としたフットサルの団体Lリーグが発足した。
16日に伊那市の高遠町文化体育館で開会式が行われ、リーグに参加する6チーム約40人が集まった。
Lリーグは、伊那市体育協会フットサル部に加盟していた女性チームからの、女性だけで試合がしたいという要望に応えて発足した。
この日は開会式終了後、リーグ戦も行われ、参加者はゲームに汗を流していた。
ローカルルールとして1人だけ男性が入ってもよいことになっているが、シュートを打ってはいけないことになっている。
また小学2年生以下が得点した場合は2得点になる。
Lリーグを運営する伊那市体育協会フットサル部では、主婦や子どもが参加することでフットサルの底辺拡大と競技人口の増加に期待している。 -
伊那市富県の「一夜の城」 市教委が周辺調査へ
保存か取り壊しかが議論されている、伊那市富県の「一夜の城」について、伊那市教育委員会は、周辺一帯の調査を行う計画を明らかにした。
一夜の城は、戦国時代、高遠城を攻める際に織田軍が築いたとされる砦。
一夜の城に関しては、市道桜井殿島線の拡幅工事に伴い、一部を取り壊す必要がある。
文化財保護の観点から、県の教育委員会では、道路工事の必要性は認めているものの、重要な遺跡とし、保存について検討するよう市教育委員会に求めていた。
市では、道路の拡幅の幅を6メートルから5メートルに変更し、取り壊す部分を減らすなどの対策を示してきた。
市教育委員会では、早い時期に、発掘調査や周辺地域の調査、専門家などの意見を聞きながら、「一夜の城」の姿を解明し、改めて県教育委員会に説明したい考え。
市道桜井殿島線は、現在道幅が狭く、市民からは拡幅を求める声が挙がっている。 -
かんてんぱぱ小学生絵画コンク表彰式
伊那食品工業株式会社が主催する、かんてんぱぱ小学生絵画コンクールの表彰式が16日、伊那市のかんてんぱぱホールで行われた。
コンクールには、伊那市内の全小学校から900点の応募があり、入賞者24人と学校奨励賞を受賞した3校に賞状や記念品などが贈られた。
かんてんぱぱ小学生絵画コンクールは、絵画を通して、ふるさとの自然や生活に目を向けてもらおうと開かれ、今回で5回目。
主催者を代表して、伊那食品工業株式会社の塚越寛会長は、「美的センスを育てることはいい街づくりにつながる。これからもたくさん絵を描いてください」と子ども達に呼びかけていた。
最高賞のかんてんぱぱ賞は、伊那東小4年の橋本健くんが受賞した。
第5回かんてんぱぱ小学生絵画コンクールに応募のあった全作品は24日まで、かんてんぱぱホールに展示されている。 -
都道府県対抗駅伝男子県代表が伊那で練習
24日に広島県で開かれる「天皇杯・第15回都道府県対抗駅伝大会」で3連覇を狙う、長野県代表男子チームが、現在伊那市陸上競技場で練習をしている。
16日の練習では、県代表の中学生と高校生10人が汗を流した。
伊那市はこの時期でも積雪が少なく、施設なども整っていることから練習場所に選ばれていて、伊那市での練習は今年で3年目。
練習には、佐久長聖高校出身で、昨年の日本選手権1500メートルと5千メートルで優勝したエスビー食品の上野裕一郎選手が参加し、中高生の練習を引っ張っていた。
上野選手の参加もあり、選手達は予定よりも早いペースで走っていた。
選手団は17日まで伊那市で練習を行う。 -
辰野美術館コレクション展
伊那文化会館で彫刻家瀬戸團治や洋画家中川紀元など、辰野町ゆかりの芸術家の作品が並ぶ「辰野美術館コレクション展」が16日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。
この作品展は、地域の芸術に親しんでもらおうと、伊那文化会館が行っている「伊那谷の美シリーズ」の第11弾として開かれた。
会場には辰野町出身の芸術家の作品約50点が並んでいる。
中川紀元の「アラベスク」は、縦・横の長さが2メートル近い大作で、紀元の作品の中でもこれだけ大きい作品は珍しいという。
また1954(昭和29)年の夏、辰野町小野に1カ月間滞在したという山下清の作品も展示されている。
訪れた人は「どれも地元を代表する素晴らしい作品。何度見ても感動させられる」と話していた。
この「辰野美術館コレクション展」は2月21日まで。 -
マイステップ新春パーティー
社交ダンスサークル「マイステップ」の新春パーティーが10日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。
マイステップは、伊那市と飯島町に教室がある社交ダンスサークルで、宮下泰子さんが指導している。
新春パーティーでは、50人ほどが今年の踊り初めをした。
会員は30人ほどだが、この日は他のサークルからも参加者があり、会場となった県伊那文化会館小ホールは、たくさんのペアで埋まっていた。
サークルでは、「社交ダンスは、基礎さえあれば誰でも踊ることができ、健康のためにもおすすめ」と会員を募集している。
伊那市では、西春近公民館で火曜・木曜・土曜の午後に教室があり、見学も歓迎という。 -
ニューイヤーコンサート
NPO法人クラシックワールドは10日、いなっせでニューイヤーコンサートを開いた。
コンサートには、市内の音楽教室で指導にあたっている奥村夏樹さんと諏訪清陵高校教諭のバリトン歌手藤森秀則さん、伊那市出身のソプラノ歌手奥村佳子さんが出演した。
奥村さんのピアノに藤森さんのバリトン、奥村さんのソプラノがさわやかに優雅に響き合い、会場を訪れた220人の聴衆をひきつけていた。
今年は、ショパン、シューマン生誕200年となるメモリアルイヤーで、そうした作品も随所に織り交ぜられていた。 -
南アルプスを紹介するリレー展覧会
南アルプスの世界自然遺産登録を目指す長野県連絡協議会は、南アルプスの写真やパネルを紹介するリレー展覧会を伊那市の伊那図書館で開いている。
会場には、ホテイアツモリやアカイシサンショウウオなど南アルプスの動植物の写真や登山ルートを紹介したパネルなどが展示されている。
伊那市や飯田市、富士見町、大鹿村の4市町村で組織する長野県連絡協議会が南アルプスの素晴らしさを多くの人に知ってもらおうと開いているもので、伊那市から飯田市までをリレー展示する。
平成20年12月に日本で最初のジオパークに認定されたことについても、岩石の分布図や中央構造線の写真で紹介している。
伊那図書館での展示は24日までで、その後は富士見町、大鹿村、飯田市と巡回する。 -
西箕輪中学校で百人一首大会
伊那市の西箕輪中学校で14日、伝統の百人一首大会があった。
全校生徒が体育館に集まり各学年が混ざって23の班で、札を取り合った。
これは日本古来の文化に親しむとともに学年の枠を越えて交流してもらおうと、毎年開かれている。
大会はクラスマッチを兼ねており、それぞれが取った札の平均でクラスの順位を決める。
中には、1年から3年までの各クラスから選出されたメンバーのみで競う選抜チームが3班作られた。
選抜チームでは、上の句が始まると一斉に手が伸びていた。
選抜チームに参加した1年生の男子生徒は、「18枚取りました。札を取るだけではなく、歌を詠んだ人物を思うと更におもしろい」と話していた。 -
伊那消防組合の消防士らが意見発表会
消防士らが消防・防災について意見や提案を述べる意見発表会が15日、箕輪町の地域交流センターであり、伊那消防署の春日崇広さんが最優秀賞に選ばれた。
意見発表会は日頃の業務で感じた問題点などについて意見・提案し、今後に生かしていこうと行われている。
この日は伊那消防組合の各消防署から7人の消防士が意見発表をした。
そのうち最優秀賞を受賞した春日崇広さんは「小さなヒーロー」をテーマに話し、子ども向けの体験学習などをもっと企画し、早くから災害に対する知識と技術を身につけてもらうことの必要性を指摘した。
春日さんは、2月18日に駒ヶ根市で開かれる県の意見発表会に出場する予定。 -
ドイツ人留学生がさよならスピーチ
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校に留学しているドイツ出身のジュリア・バンバッハさんは、帰国を前に7日、全校生徒に感謝を示すさよならのスピーチをした。
同校の始業式の中で、ジュリアさんがスピーチした。
ジュリアさんは、昨年4月に日本に来た。弥生ヶ丘高校の1年のクラスに入り、ほかの生徒と同じ生活を送ってきた。
ジュリアさんは2月に帰国予定で、全校生徒の前で発表したい竏窒ニ本人から申し出があり、全校が集まる始業式でスピーチが行われることになった。
来日したときはほとんど日本語が話せなかったというジュリアさんだが、流暢な日本語でスピーチしていた。
さよならスピーチの後には、同じドイツからの留学生アンナさんらと名残を惜しむ姿が見られた。
伊那弥生ヶ丘高校では昨年度から留学生を受け入れていて、来年度もマレーシアから2人の留学生が来ることになっている。 -
09年の交通事故、火災発生件数まとめ
伊那警察署管内の2009年の交通事故件数がまとまった。
交通事故での死者は2人で、昭和30年以来54年ぶりの最も少ない数字となっている。
伊那警察署のまとめによると、昨年の伊那署管内の交通事故件数は467件で、前の年に比べて5件の減となっている。
死者は3人減の2人で、昭和30年以来54年ぶりの最少の数字となった。
けがをした人は594人で、10人増加している。
高齢者の事故は20件増の167件で、全体の35.8%を占める。
また、自転車の事故が5件増の35件、歩行者の事故が9件増の57件となっていて、交通弱者がからむ事故が増加傾向にある。
伊那警察署では、「54年ぶりの死亡者2名は、喜ばしいことではあるが、本来はゼロが目標。今年は、更にそれを下回る数字を目指して、交通弱者対策を中心に取り組みたい」としている。
また伊那消防署管内の09年の火災発生件数がまとまった。
伊那消防署管内の09年の火災発生件数は42件で、前年と比べ14件の減となっている。
内訳は建物火災が18件で14件減、林野火災が8件で6件の増、車両火災が2件で8件の減、その他が14件で2件の増となっている。
また、放火・放火の疑いのある火災は4件で7件の減となっている。
林野火災が増加した原因としては、例年より雪が少なかったことなどが挙げられるという。
伊那消防署によると、ここ数年火災発生件数は減る傾向にあるということだが、これから火災の多いシーズンが続くとして、火の元には充分に注意するよう呼びかけている。 -
伊那市長・市議選4月25日投開票
伊那市長選挙・伊那市議会議員選挙の日程が、4月18日告示、25日投開票に、14日決まった。
これは、14日に開かれた伊那市選挙管理委員会で決まった。
4月29日に任期満了を迎える伊那市長と伊那市議会議員の選挙は、同時選挙で、18日告示・25日投開票にするとした。
田中信也選挙管理委員長は、「予算の執行を考えれば、もっと早い時期の選挙が望ましいとの声があったが、高遠の桜が最盛となる4月中旬までは、運営や交通を考えれば選挙は困難。4月下旬に限定される」としている。
なお、伊那市長選挙については、小坂伊那市長が今期限りでの引退を表明しているが、現在のところ、市長選に立候補を表明した人はいない。
また、伊那市議会議員選挙については、前回は、合併にともない旧3市町村ごとに選挙区を設けたが、今回から選挙区をなくし、全市1選挙区で行われ、定数は、26人から5人減の21人となる。
なお、去年12月現在、伊那市の選挙人名簿登録者数は、男性2万7569人、女性2万9330人、合わせて5万6899人となっている。 -
伊那市景気動向調査結果公表
景気先行きに不安感高まる伊那市は14日、昨年12月に行った景気動向調査の結果を公表した。今回の調査で、景気の先行きの不透明感、不安感が高まっていることが分かった。
景気動向調査は、伊那市緊急経済・雇用対策本部が、過去2回の調査と同じ事業所を対象に昨年12月に行い、196事業所が答えた。
景気回復の時期について、製造業・建設業関係では、「2年以上先」との回答が46・9%で、半年前の調査結果32・0%より増えた。
また、商業・サービス業・飲食業でも「2年以上先」との回答は今回が60・5%で、半年前の46・7%より増えた。
調査の結果、景気の先行きの不透明感、不安感が高まっているという。
また、製造業・建設業関係では、受注が徐々に回復してきている状況がある一方、依然として厳しい状況の事業所もあり、業況の二極化が進んでいる様子がうかがえるという。
今後の経営の方向について、製造業・建設業関係では、「取引先の開拓・拡大」「技術の高度化」などを挙げる企業が増えた。
商業・サービス業・飲食業では、過去の調査で3位だった「接客技術の向上」が2位になっている。 -
西箕輪上戸で大文字建て
伊那市西箕輪上戸で小正月の伝統行事、大文字建てが14日、行われた。
朝4時半、小学生により太鼓が打ち鳴らされると、大文字の開始となる。
家々からは、色紙でつくった巾着を手にした人達が、次々と区内の三ツ辻に集まってきた。
大文字は、地区の辻に、色紙などで飾り付けをした大文字と呼ばれる柱を建て、今年一年の厄払いや家内安全、五穀豊穣等を願う小正月の伝統行事。
現在、上伊那で大文字を行っているのは、上戸のほか箕輪町の大出や北小河内、辰野町の北大出の4地区だけとなっている。
この日の朝は、男衆60人が、巾着や飾り箱、酒樽などを、長さ12メートル程の柱に取り付け、午前5時半、三ツ辻に建てた。
無事、大文字建てが終わると、近くの小屋でストーブを囲み、御神酒を酌み交わしていた。
上戸の大文字は、20日に下され、巾着は持ち帰り、縁起物として神棚に飾られる。 -
スケッチ旅行作品美術展
上伊那美術教育研究会OB有志9人によるスケッチ旅行作品の展示会が、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで開かれている。
作品展が開かれるのは、おととし以来2回目。
スケッチ旅行は、平成2年に始まり、国内外各地に、年に2回ほど訪れている。
メンバーは、温泉宿に泊まり、交流を楽しみながらスケッチに励んできた。
今回は、近年訪れた旅行で描いた作品のうち、それぞれ5縲・点を持ち寄った。
このスケッチ旅行作品展は、19日(火)まで、伊那市のいなっせで開かれている。 -
「110番の日」外国人対象に通報訓練
「110番の日」の10日、伊那警察署は、110番通報を正しく理解してもらおうと、外国人を対象にした訓練を市内の大型店で開いた。
訓練には、ブラジル人を中心に20人ほどが参加し、110番通報の仕組みを学んだ。
箕輪町のブラジル人学校に通うイチカワ・アミさんが車上荒しの被害にあったとの想定で携帯電話で110番通報した。
参加者たちは、県警本部の通訳を介して伊那署員が現場に駆けつけるまでの一連の流れを見学した。
さまざまな質問に対し、「外国語しか話せない場合は、常時通訳が対応できる110番通報が適切」などと伊那署員が説明していた。
通報訓練をしたイチカワさんは、「緊張したが、言葉が通じて安心した」と話していた。
昨年1年間の伊那署が関係する110番通報は、3300件で、そのうち2割にあたる600件が誤報やいたずらだったという。 -
ちびっこスケート教室始まる
伊那市内の保育園児や小学生を対象にした、ちびっこスケート教室が12日夜、伊那市横山の伊那西スケート場で開かれた。
ちびっこスケート教室は、スケート人口の底辺拡大などを目的に、伊那市が毎年開いている。
今年は、スケート場に近い伊那西小学校の児童をはじめ、市内全域から57人が参加した。
参加者は、指導にあたっている伊那市体育協会スケート部のメンバーから初級、中級、上級とレベルに応じてスケートを教わっていた。
スケートを始めたばかりの子どもはイスにつかまったり、親に手をひいてもらいながら練習していた。
一方、上級者はスピードをあげ、リンク内を何周も滑っていた。
このちびっこスケート教室は16日まで5日間開かれることになっている。 -
伊那市内バス西循環線 実施主体変えて存続
伊那バスが運行の廃止を求めていた市内西循環線は、伊那市などでつくる伊那市地域公共交通協議会が実施主体となり、継続して運行していくことになった。
これは13日に伊那市役所で開かれた、伊那市地域公共交通会議と協議会の合同会議で了承された。
西循環線はアピタ伊那店から商店街を通り、伊那合同庁舎、伊那中央病院などを結ぶ路線。
伊那バスでは西循環線について年間約1200万円の赤字路線として、廃止を求めていた。
会議では、来年度から実施主体を伊那市などでつくる伊那市地域公共交通協議会とし、国の支援を得ながら継続することが了承された。
協議会ではこの路線について、これまで1日6便だったところを2便増やし、8便にするとしている。
これに伴い、富士塚スポーツ公園など2カ所の停留所が廃止となる。
またルートも、これまで通らなかった城南町と上荒井を経由し城南町に停留所を6カ所、上荒井に3カ所新設する。
料金についてはこれまでと変わらず150円、小学生以下は80円を設定している。
また市街地循環バスについて、乗客がほどんどいない伊那市駅と伊那北駅は経由しないことが了承された。
これにより、1周約40分かかっていたところが、30分ほどに短縮されるという。
時間短縮が図られることから1日あたりの便数を18便から21便に増便する。
こちらも料金はこれまで通り150円、小学生以下は80円。
会議ではこのほか、伊那市のつばめタクシーが伊那タクシーに全ての資産を譲渡し、2月21日に両社が経営統合することが報告された。
存続会社は伊那タクシーで、つばめタクシーは伊那つばめタクシーに名称を変更する。 -
南箕輪村が伊那本線廃止了承
南箕輪村の地域公共交通会議が12日開かれ、伊那バスが運行する伊那市から辰野町までを結ぶ伊那本線の廃止を了承しました。これにより、沿線4市町村すべてが了承したことになる。
会議では、「廃止はやむを得ない」とする住民の意見が、区長から報告された。
協議の結果、伊那本線の廃止を了承することにした。
伊那市から辰野町までの沿線4市町村がすべて了承したことを受け、伊那バスでは今後、住民に対して廃止のお知らせをし、手続きを行うという。
伊那本線は、3月31日が最後の運行になる。 -
殿島橋の仮設歩道など撤去
伊那市の東西春近を結ぶ新しい殿島橋の完成に伴い、これまで設置されていた仮設歩道などの撤去作業が12日から始まった。
仮設歩道は、平成18年7月の豪雨災害で殿島橋の橋脚が崩れたことにより設置され、主に春富中学校に通う生徒や高校生が利用していた。
昨年3月に歩行者専用の殿島橋が完成したことから、仮設の歩道などはすべて撤去となる。
この日は、天竜川右岸に設置されていた仮設の歩道橋が地元の土木業者によって取り壊されていた。
今後は、天竜側右岸の仮設歩道を撤去し以前のように芝を張りなおすほか、春近大橋の仮設歩道も撤去して道路の舗装をするという。
工事は3月いっぱい行われる予定。 -
消防出初式
上伊那各地で10日、消防の出初式が行われた。
伊那市では、消防団や赤十字奉仕団、消防署など、総勢875人が参加した。
JR伊那北駅から伊那市駅までの中心商店街を分列行進し、伊那橋では小坂樫男市長や伊藤仁消防団長の観閲を受けた。
分列行進には、各分団のポンプ車など60台も参加し、沿道は家族連れなどの見物人で賑わっていた。
行進前に行われた式典には、村井知事も出席し、「安心・安全に暮らせる社会実現の一翼を担ってほしい」と団員たちを激励した。 -
三澤久夫さん油絵展
南箕輪村神子柴に住む一水会会友の三澤久夫さんの油絵展が伊那市坂下のはら美術で開かれている。
会場には、日展入選作品で安曇野の風景を描いた100号の大作をはじめ、地元南箕輪村から眺めた南アルプスの風景など50点余りが並んでいる。
三澤さんは、元日展評議員の川上一巳さんに師事。明るい色調でぬくもりのある田園風景が持ち味。
会場には、去年亡くなった平山郁夫画伯の生まれ育った広島県尾道市生口(いくち)島の風景もあり、訪れた人たちは、地元をはじめ日本各地の原風景に触れていた。
三澤久夫さんの油絵展は、11日月曜日まで伊那市坂下のはら美術で開かれている。 -
坂下区でどんど焼き
今年1年の無病息災を願い、伊那市坂下区で9日、どんど焼きが行われた。
坂下子供育成会では、親子およそ60人が、天竜川の河川敷でどんど焼きをした。
正月飾りやだるまは、小学生が区内の家およそ400戸を回って集めた。
坂下区では長年、天竜川河川敷でどんど焼きをしていたが、平成18年の豪雨災害以降、丸山公園で行っていた。
今年からまた、河川敷で行うことになり、関係者は「河川敷でのどんど焼きが伝統なので、出来てうれしい」と喜んでいた。
正月飾りが焼けておきになると、もち焼き用の缶におきを入れ、もちを焼いた。
どんど焼きのときに焼いたもちを食べると、1年間かぜをひかないといわれている。
子どもたちは、焼きあがったもちに海苔をまいたり、しょう油などをつけて食べていた。 -
イーナちゃんマレットクラブ初打ち大会
イーナちゃんマレットクラブの初打ち大会が9日、伊那市東春近の榛原河川敷公園で開かれた。
会員約80人が集まり、今年初のマレットゴルフを楽しんだ。
イーナちゃんマレットクラブは伊那市内在住のマレットゴルフ愛好家でつくるクラブで、今年で発足7年目になる。
現在会員は約140人で、年間30回の大会が開かれる。
平沢久会長は、「今年も多くの仲間で集まってプレーできることが嬉しい。1年間健康に気をつけて元気に楽しみたい」と話していた。