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伊那愛樹会春の盆栽展(さつき花季展)
伊那愛樹会(五味純一会長)の第24回春の盆栽展・さつき花季展が13日、伊那市生涯学習センター2階展示ギャラリーで始まった。ピンク、オレンジ、赤、白など見事な花を咲かせたサツキが並び、来場者は関心を寄せて見入っている。
会場には盛りと咲く遅咲きのサツキを中心に、「大盃」「栄華の誉」「寿光冠」「翠扇」「愛の月」「光琳」「若恵比寿」など古花から新花まで多彩な42鉢を展示。中盆栽から大盆栽の大きさで、主には樹齢50年ほどだが、中には樹齢100年という木もある。
会員は主に辰野町から宮田村までの12人。栽培歴は20年くらいからベテランでは40年にもなる。
今年は花の咲く時期に雨が降ったため、「花を腐らせないよう管理に苦労した」といい、病気は出ていないかなど仲間で確認しながら育ててきた。「豪華なサツキの花姿を見てほしい」という。
展示は15日まで。時間は午前9時縲恁゚後7時(最終日午後4時)。入場無料。 -
グレース「ひまわりの会」
老人ホームみすず寮などを慰問グレース虹のホールのスタッフら有志のボランティアグループ「ひまわりの会」が13日、上伊那地域の老人福祉施設2カ所を訪問し、歌や踊りを披露してお年寄りと交流した。
地域貢献の意味を含め何かしたい-と常日ごろ考えていたスタッフが、三味線や日本舞踊、ピアノなどの趣味を生かそうと「ひまわりの会」を結成。今回初めて施設訪問を計画した。
飯島町の越百園と伊那市の老人ホームみすず寮を10人で訪問。みすず寮では、童謡「大きな栗の木の下で」などを皆で歌って踊り、ソーランや演歌に合わせた踊り、三味線と民謡など多彩な芸を披露。お年寄りは一緒に手を動かして踊ったり手拍子をして楽しんだ。最後に「長生きの心得」の合唱と、花などのプレゼントもあった。
ひまわりの会では、「皆さんに喜んでもらえることで、自分たちもモチベーションが上がる。今後も来てと声を掛けていただけるとうれしい」と話した。 -
歩いてみて分かったこと
伊那市立伊那図書館のワークショップ「伝える写真を撮ろう」の取材で、参加者とともに中心商店街を自前のデジタル一眼レフカメラで撮り歩いた。車で通いなれた町並みはいつもより新鮮。ファインダーをのぞきながら胸が弾むのを感じた▼ゆっくりと歩いてみると、小さな発見が多いことに驚かされた。スズメがモンシロチョウを食べていた。軒下でひっそりと真っ赤なバラの花が咲いていた。せわしなく過ごしていては見逃してしまう出来事ばかりだった▼少し心が豊かになったようだ。「お金持ちより、時間持ち」と誰かが言っていたのをそのとき思い出した。前だけ見て忙しく働くのもよいが、立ち止まって周りを見渡す時間を作るのもまた一興。
(布袋宏之) -
伊那図書館のワークショップ「伝える写真を撮ろう」
伊那市立伊那図書館のワークショップ(WS)「伝える写真を撮ろう」が14日、同図書館などであった。28日に開く写真家英伸三さんの写真展を前に企画したWS。市内を中心に女子高校生から80代の男性までの11人が参加し、中心商店街を歩きながら「伝える写真」を撮影した。
3グループに分かれて市街地を撮り歩き。各グループごとテーマを決め、あるグループでは、新しい図書館と古い図書館を撮り見比べたり、商店街で営む店主たちの顔を写真に収めたりした。その後、プリントした写真から何を感じたか参加者で話し合った。
写真展は市内の写真愛好者らでつくる実行委員会(久保村厚委員長)が取り組むイベント。WSではこのほか、英さんが1960年代に上伊那で撮影したコンデンサーを組み立てる農村女性などの写真4点を観賞し、「生きることに必死の姿が描かれてる」「家族を思いやる愛情を感じる」とそれぞれが感想を語った。
久保村委員長は「デジタルカメラや携帯電話カメラなどで気軽に撮影できる時代となった。人に伝えるべき写真とは何かを考えていけば、これからもっと楽しく写真を撮ることができると思う」と話していた。
WSで参加者が撮影した写真は14縲・月6日、図書館ロビーで展示。28日午後1時からは、図書館視聴覚室で英伸三さんと語る会がある。
##写真(たてよこ)
市内の中心商店街周辺を撮影する参加者たち -
【県弓道連盟会長 範士8段 山川茂樹さん】
6月、弓道の振興に尽くした長年の功績が認められ、県知事表彰を受けた。
・ス範士・スは武道の称号の最高位で、全国でも数少ない。そのため段の審査員や講習会の講師、大会役員などの役で忙しく全国を駆け回り、週末はほとんど家にいない。
「県庁での表彰式にも出席できなかった。残念だったが、動けるうちは動いて弓道に恩返ししたい。表彰は関係者や家族のおかげです」
◇ ◇
弓道は22歳の時、職場の弓道部の先輩に誘われて始めた。それまで弓には触ったこともなかったため、初めのうちは習得にかなり苦労した。
「基本を徹底的に教え込まれた。頭では分かっても体はなかなか覚えてくれない。正しい型を体に覚え込ませるため、ひたすら同じことの繰り返しだった」
わずかの時間も惜しんでけいこに打ち込み、良い指導者に恵まれたこともあって徐々に頭角を表した。全日本弓道選手権には3回出場して最高6位に輝いたほか、国体にも出場するなど活躍。
子どものころは、恥ずかしがりで消極的だった竏窒ニいうが「弓道は自分との戦い。誰も助けてくれない。弓のおかげで自分を強くすることができたし、感謝の気持ちや人に対する気配り、気遣い、調和の大切さを教えられた」。
経験を重ねるにつれ、後進の指導にも力を入れる。教えてきたのは武道の精神。弓道を通じて心を鍛えることだ。
「的は静止している。その的に向かって射た矢が当たらないのはすべて自分の責任。だからこそ、常に反省がある。それが日常の社会生活や生き方、人生観に影響してくるんです。正しく引けば当たるはず竏窒ニはいっても、人間である限り、心も体も常に動揺している。心、体、技を安定させ、集中することが大切」
「現代の乱れた社会の中で、弓道には人の心に一番必要なものがある。武道はスポーツとは違う。精神が欠けては武道ではなくなってしまいます。弓は何万回引いても、すべて同じにはできない。人生に同じ瞬間が二度とないのと同じようにね。だからその時その時に集中し、全力を傾けなければならない。『射即人生』といわれるゆえんですよ」
米国にも2回渡り、ボストンとインディアナポリスで米国人の指導に当たった。彼らはまったくの初心者ではなく、ある程度の知識も技も持った者たちだった。
「遠い日本の文化に興味を持って真剣に取り組んでいるから、本当に一生懸命だった。日本人も及ばないくらいにね。向こうにもアーチェリー(洋弓)はあるが、西洋にはない精神性を弓道に求めていたようだ」
一昨年、国際弓道連盟が発足した。近い将来の世界選手権開催を目指している。
「古来伝承されてきた弓道の良さを保ちながら、国際的にも発展していけば素晴らしいね。その時に、大相撲のように上位は外国人ばかり竏窒ニいうようなことにならないよう、若い人の育成にさらに力を入れていきたい」
(白鳥文男) -
伊那ソースかつどん会のぼり製作
伊那市内の飲食店18店舗でつくる「伊那ソースかつどん会」(平沢保夫会長)は・スメニューにソースかつ丼がある店・スをアピールするのぼりを新たに製作した。加盟各店舗は12日、真新しいのぼりを一斉に店頭に出した。
平沢会長は「のぼりを見て、かつ丼を食べようかな竏窒ニいう気になってくれればうれしい。ソースかつ丼がさらに認知され、伊那の名物として定着していってほしい」と話している。
のぼり旗は縦180センチ、横45センチ。鮮やかな赤色の地に白字で「ソースかつ丼」と染め抜かれ、イメージキャラクターのかつ丸君も描かれている。150枚作った。
同会は権兵衛トンネル開通を機に06年5月、ソースかつ丼を伊那名物としてアピールしていこうと発足した。 -
伊那まつりポスター決定
8月2、3日に開かれる「第36回伊那まつり」のポスター原画審査が12日、市役所であり、最優秀賞に選ばれた伊那中学校の宮脇拓人君の作品の採用が決まった。作品はい縲怩ネちゃんが映った玉を持つ竜が、花火が開く夜空を飛ぶ姿を描いている。審査員の一人、高遠高校美術科の北原勝史教諭は「竜の表現といい、テクニックのうまさは際立っている。2つのアルプスや川、花火の配置などもよく考えてある」と講評した。
作品は市内6中学校の2年生を対象に募集。各校で選んだ241作品が寄せられた。最優秀賞のほか、優秀賞を各中学から1点ずつと佳作33点を選んだ。
優秀賞は次の皆さん。
春日茜(伊那)伊藤優実(東部)永井由夏(春富)山崎菜奈未(西箕輪)宮沢翼矢(高遠)伊藤実希(長谷) -
「夢ぽっけ歌謡教室」教室寄付
伊那市、駒ケ根市、南箕輪村などで7教室を開く「夢ぽっけ歌謡教室」(久保田陽子代表、宮田村)は12日、発足20周年を記念して伊那市に10万円を寄付した。師範の久保田代表と、教室の生徒らでつくる後援会の会員6人が市役所を訪れ、小坂樫男市長に寄付金を手渡した。
久保田さんは「20周年記念の発表会には多くの人に来てもらい、身に余るご祝儀をいただいた。感謝の気持ちとしてその一部を寄付したい。ボランティアで市内の老人ホームなどの施設に慰問に行くととても喜ばれるので、できれば社会福祉に使ってほしい」と述べた。
20周年記念発表会は6月1日に高遠さくホテルで開かれた。小坂市長も夫妻で出席し、祝辞を述べた。
「夢ぽっけ歌謡教室」は久保田さんが伊那市荒井の実家で20年前に始めた。徐々に生徒数が増え、現在約80人が在籍。久保田さんは3年前、腎臓病で倒れたが、生徒らの励ましもあってその後教室を再開している。 -
伊那市用地選定委員会、最終候補地、富県桜井に決定
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設候補地を検討してきた伊那市の用地選定委員会は12日、最終候補地を決定する記名投票を行い、候補地7カ所の中から、富県桜井区と北新区にまたがる用地を最終候補地に決定した。有力候補地だった高遠町上山田とは1票差だったが、最終的に候補地の適正を判断する評価点数が最も高かった同用地が最終候補地となった。伊藤委員長は「委員それぞれの思いに違いがあることも予想されたが、結果的に一番良い場所に決まった。委員会は客観的に評価してきており、地元への影響も最も少ないと思う。今後、環境アセスメントを行う中で地元の理解を得たい」と語った。
◇ ◇
最終候補地を決定する記名投票は、委員23人全員が実施。3人が事前に不在者投票を済ませていたため、この日は残る20人が投票した。
開票の結果、桜井は9票を獲得。評価点数が一番高いことを重視した委員が多かった。また、得票数8票と桜井ときん差だったのが上山田。「地元の意見で賛成票が多く、今後理解が得られると判断した」など、委員会では「評価しない」としてきた地元住民の理解度に配慮した委員が多かったことが、今回の得票につながった。
取材に対し、桜井区の牧田稔区長は「区民の意向を最優先して考えていきたい」とコメント。また、候補地反対の意向を示してきた北新区の竹内秀作区長も「委員会の結果を持ち帰り、区民と話したい」とした。一方、委員会を傍聴した隣接区住民は「ここが適地でないことを訴えていきたい」と語った。
建設用地を最終決定する小坂樫男市長は「大変重く受け止め、委員会の決定を尊重したい」としている。
今後委員会は19日に報告書を市長に提出。市長はその結果を市議会に報告し、最終決定をする。その後、広域連合に報告し、7月には地元説明を始める。 -
【記者室】住所表示変更の利点
対象区域が広過ぎて分かりづらいと不評だった伊那市の伊那、伊那部などの住所表示の変更に向け、6月市議会に関係議案が提出された。何事もなく進めば8月4日から「伊那○番地」は「御園○番地」などに、「伊那部○番地」は「日影○番地」などに変わる。
地名でおよそどの辺なのか見当がつく竏窒ニいう現実的な利点もさることながら、これまでの味も素っ気もない呼称に比べ、ほのかに温かく味わいのある地名が使えることがうれしい。
この問題は駒ケ根市も同様で、どこもかしこも「赤穂○番地」ばかり。中原前市長は変更に取り組まずじまいで引退してしまったが、杉本市長は検討課題として申し送りを受けているのだろうか。新リーダーの英断に期待したい。(白鳥文男) -
富県の「幼い子供を持つ母親有志の会」が桜井区への新ごみ中間処理施設建設を反対する署名460筆を伊那市に提出
伊那市の用地選定委員会が新ごみ中間処理施設の最終候補地1カ所を決定するのを翌日に控えた11日、富県地区に住む母親らでつくる「幼い子供を持つ母親有志の会」が、最有力候補地である富県桜井区へのごみ処理施設建設反対を訴える署名460筆を伊那市に提出した=写真。代表の女性は「6、7日に富県地区を対象とした説明会があったが、桜井が最有力候補地であることはそれまでまったく知らなかった。また、子育て世代が知らないうちに物事が進められてきたのも事実。『今さら』という声もあったが、何とか反対の意思を伝えるため、今回の署名を集めた」と語った。
署名活動は同地区での説明会を受け、この事態に不安感を感じた子育て世代の母親らが中心となって7日午後から10日までの間に急きょ実施。地元保育園や子育て支援センター、富県地区の各戸を回って呼びかけたところ、農家や候補地の一部を保有する地権者などからも賛同を得た。
反対理由としては▽施設の安全性への不安▽三峰川水系の稲作への影響、食の安全への懸念▽候補地であることが区(特に若い世代)に周知されていないこと竏窒ネどを挙げている。
「知らなかった」という主張に対し、市は「用地選定は昨年6月からやっており、市報でも知らせてきた」と説明。それに対し会のメンバーは「実際市報で知らせても分かりにくいもの。ただ『やりました』ではなく、本当の意味で周知を図ってほしい」と指摘。また、桜井区で以前にも説明会が開かれたが、地区住民に周知・徹底が図られていなかったとして、強い不満を示す声もあった。
今回の署名は12日の用地選定委員会に報告される。 -
富県さつき会会長
伊那市富県
橋爪謙司さん玄関前をはじめ車庫や庭に、美しい色合いの見事なサツキの鉢がずらりと並ぶ。その数約100鉢。さらに盆栽も100鉢ある。
「サツキは咲き分けがある。真っ白の花の中に赤い花が咲いたり。それがいいじゃんかね」
20年ほど前、サツキの好きな弟が苗木を送ってくれたのがきっかけ。「やみつきになっちゃった」。定年退職後、本格的にサツキを育て始めた。
苗木を購入したり、挿し木をするなどして増やしてきた。品種は、山の光、日光、煌陽、大盃、華宝、翠扇などがあり、花色も白、朱、とき色などさまざま。単色もあるが、咲き分けの美しい鉢が多い。
管理で大切なのは、根が張って木が弱るのを防ぐための植え替えと、花が咲いた後の摘み取り。あとは水かけと肥料さえやれば咲くという。
「花の後の摘み取りが大変。全部しっかり取らないと、次の年に咲かない。来年咲くのが楽しみだから」と精を出す。
「サツキは花を楽しみ、その後は盆栽として楽しむ。2度楽しめるのがいいところ」。枝ぶりにもこだわり、枝が棚になるように小さいうちに針金で固定するなどして成形する。咲き分けでピンク色などが咲いた枝は、間違えて切らないように目印のテープを巻くなど注意を払い、大事に育てるという。
昨年は、霜の被害で上手く花を咲かせることが出来なかった。そのため今年は、「飲んで帰ってきても天気予報をよく聞いといて、霜の予報が出たら霜除けをして慎重に育てたよ」。そのかいあって、「今年は大きくて本当にいい花が咲いた」と満足気だ。
6月5日から4日間、富県さつき会の展示会を開いた。鉢は丹念に油で磨き上げ、盛りと咲き誇るサツキを出品。来場者250人を楽しませた。
これから咲く遅咲きのサツキを楽しみに、花が終わり始めた早咲きの鉢の手入れが始まる。それと同時に盆栽の手入れも怠らない。「サツキをやってたら盆栽にも興味が沸いてきて、めた増やしちゃって」。五葉松、錦松、ブナ、アケビ、柿など数えればきりがない。
「道楽ってもんだ。仕事は嫌だけど、これはごしたくない。農業しながら暇見ちゃやる。好きじゃないと出来ないね」。道楽とはいえ、全部で200鉢もの手入れ。「サツキでも100鉢くらいないとやる気にならない。熱が入らないからね」。そう言って楽しそうに笑った。(村上裕子) -
松本山雅FCのサポーターグループが応援を呼びかけチラシ配り
伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」で7日、サッカーJリーグ昇格を目指す北信越リーグ1部の松本山雅FCを応援する上伊那のサポーターグループ「松本山雅南信・上伊那ペーニャ」(川田智弘代表)が同チームへの応援を呼びかけた。
上伊那ペーニャは同チームを応援しているうちに知り合った辰野町、南箕輪村、伊那市、駒ケ根市のサポーター6人が今年1月に結成した。
上伊那での街頭活動は今回が初めて。松本山雅FCの緑色のユニフォームを着て、みはらしファームを訪れた人たちに試合のチラシを配り、「ぜひ試合におこしいただき、松本山雅に声援をお願いします」と呼びかけた。
松本山雅FCの詳細はホームペー(http://alwin.org)参照。 -
伊那街道駕籠立場現地見学研修
伊那部宿を考える会伊那部宿を考える会は7日、伊那部宿と関係する史跡の一つ、伊那街道「駕籠(かご)立場跡」などの現地見学研修を開いた。会員16人が、当時の面影を残す伊那街道を通って駕籠立場跡や恩徳寺跡などを巡り、江戸の時代に思いをはせた。
伊那の古文書研究会長の久保村覚人さんが案内。説明によると、天保9年5月、幕府の巡見使(江戸幕府が地方に派遣した監察使で、領内の事情を視察し幕府に報告する)が伊那地方を訪れ、一行115人が伊那部宿に到着し昼食をとった。地元では183人を動員して接待。巡見使一行はその後、眼田(まなこだ)村(現西春近沢渡上段)木浦ヶ原の「駕籠立場」で休息し、地方の情勢を聴取したという。
研修では、今も道祖神が並ぶ眼田坂下の辻、眼田坂、駕籠立場跡、恩徳寺跡と恩徳寺坂を巡った。
駕籠立場跡には、1966(昭和41)年に伊那公民館沢渡分館が立てた案内がある。久保村さんは、「駕籠立場は社会科の勉強のためにも残さないといけない。駕籠立場を含む伊那街道千メートルは、原形をとどめるとても貴重な街道」と話した。
駕籠立場跡は、文化財候補として伊那市文化財審議会に申請されているという。 -
新山小6年生記念植樹 トンボの楽園で
伊那市富県の地域住民らでつくる「新山山野草等保護育成会」(中山智会長)は8日、新山小学校6年生と一緒に地元にあるトンボの楽園で、オオヤマザクラの記念植樹を行った。児童たちは、早く桜が花を咲かせることを願いながら苗木に土をかぶせていった。
地域での思い出をつくってあげたい竏窒ニ、5年ほど前から始まった記念植樹。同小6年生10人を対象に8人が参加した。苗木は高さ50センチほどで児童と担任教師ら計12本を用意。子どもたちは、植樹作業に参加できなかった仲間の分も丁寧に植えていった。
児童会長の橋爪栞奈さん(11)は「緑に囲まれたこの場所に、ピンク色の桜の花が鮮やかに咲くのがイメージできる。自分で植えた苗木を時々、見にきたい。今からわくわくする」と話していた。
また、この日は、世界最小といわれるハッチョウトンボの生息地「トンボの楽園」で会員ら約30人が草刈りなどの環境整備作業を行った。関係者によると、ハッチョウトンボの発生ピークは6月中旬縲・月下旬で、7月13日には恒例の観察会を開く予定だ。
小学校の思い出に桜の苗木を記念植樹する児童たち -
木下五郎彫鍛金展
日展会員の木下五郎さん=駒ヶ根市=による「SILVA MATER 森は母 木下五郎彫鍛金展」は15日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開いている。40点余もの作品を紹介する展覧会は約10年ぶりで、日展初入選以降、約20年間に制作した作品を展示している。
伊那食品工業創立50周年企画展。日展、日本現代工芸美術展出品作品が中心で、最も大きな作品は300号。最近制作した小品もある。
主に銅を使い、ステンレスやアルミ、真ちゅうなどを併用。色は銅の複雑なさびで表現している。「じわっと素材から出てくる天然の色なので、安らぎを与えてくれる。金属は工業的イメージがあると思うが、絵のように表現できるところを見てほしい」という。
今回は、伊那食品工業が建設した研究棟(R&Dセンター)に設置した「漲盈」(縦190センチ×横240センチ×厚さ10センチ)も発表。「大自然が健康であることが、そこに生存する生き物の健康につながる。地球も宇宙も健康でありたいというエネルギッシュなものを表現した」と話している。
午前9時縲恁゚後6時。入場無料。 -
大学ラグビー招待試合 1200人観戦
第12回伊那市大学ラグビー招待試合「東海大学竏駐ッ志社大学」(市、市教委などでつくる実行委員会主催)が8日、同市陸上競技場であった。東西リーグ戦の覇者の激突を一目見ようと1200人が観戦。試合は東海が59竏・4で同志社を破った。
イベントは1996年、インフィールドに芝を張るなどし、同競技場が正式認定されたことを記念してスタート。毎年6月に東西の強豪を招いており、同志社は第1回からの常連で、東海大は今回始めての招待となった。
スピード、パワーともに上回る東海大が9トライ、7ゴールの計59得点で大勝した。序盤から勢いよく攻め立てた東海は、相手のミスに乗じるなどして前半4トライ、3ゴールの猛攻。後半も勢いはそのままで、同志社にペースを作らせず、点差を広げていった。
招待試合の前には、同競技場で県高校総体ラグビー競技の決勝、地元小中学生の学びの場を提供する「はなまる地域探検隊」のタグラグビー体験があった。 -
伊那美術展
伊那美術協会(坂本勇会長)主催の・ス上伊那の美術の祭典・ス第84回伊那美術展が伊那市の県伊那文化会館で15日まで開かれている。展示作品は日本画、洋画、彫刻、工芸の4部門、計209点(協会員142点、一般入選者67点)。多くの人が会場を訪れ「色が素晴らしいね」などと話しながら、一つ一つの作品をじっくりと鑑賞している。
坂本会長は「全体的に大型の作品が多くなって、内容的にもバラエティに富み、密度の高い作品が増えた。制作に寄せる出品者の意気込みが強く感じられる点が今年の特徴」と評している。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時30分(最終日は午後4時)。問い合わせは同館(TEL73・8822)へ。
受賞者は次の皆さん。
▽伊那美術協会賞=酒井昭子▽伊那市長賞=竹中俊▽駒ケ根市長賞=三沢栄▽伊那市教育委員会賞=赤羽英子▽会員佳作賞=春日紀子、倉田多喜子、小坂千春、高見さゆり▽奨励賞=中原健司、中村隆志、吉沢かほる、小沼重夫▽新人賞=若尾桂治、伊藤久志、小松るり子、平沢一男、中村美須寿、根橋加奈▽ジュニア奨励賞=伊東圭太、鈴木ゆり香、高橋慎平、名和浩加、古旗葉月 -
伊那市の中央区救助支援隊が土のう作り
伊那市の中央区(横森孝心区長)の住民らでつくる中央区救助支援隊(高沢勝隊長)は8日、万一の水害に備えて土のう約300袋を作った。隊員や区の役員など約30人が同区公民館に集合。スコップやじょれんなどを使って砂を次々に袋に詰めた。作業は手際良く進み、予定よりも早く約1時間で終了した。
出来上がった土のうは同区公民館駐車場の一角に保管。緊急の際、トラックの荷台に素早く積み込めるよう、地面から一段高い場所にきちんと整頓して並べた。
横森区長は「災害は起きてほしくないが、備えは必要。土のうは数年前に作ったものがあったが、袋が傷んで砂が漏れるようになっていたので、今年新しく作ることにした。万一、河川のはん濫などの水害が起きた場合に被害を最小限に抑えるために役立てたい」と話した。
救助隊の活動は、3月に地震を想定した防災訓練を行ったのに続いて今年2回目。 -
山頭火、井月の句碑建立
伊那ゆかりの漂泊の俳人、井上井月の「出来揃ふ田畑の色や秋の月」、自由律俳句で知られる種田山頭火の「なるほど信濃の月が出てゐる」の句をそれぞれ刻んだ2つの句碑と、この建立地が古くから月の名所として親しまれた由来を刻んだ碑の除幕式が8日、伊那市美篶笠原の食品会社会長・堀内功さん(88)=東京都杉並区=方で行われた。
この地から眺める月は非常に美しく、南東方向には月を遮る山がないことから、周辺は平安時代の昔から月見里と書いて「やまなし」と呼ばれていたという。「井上井月顕彰会」会長でもある堀内さんは「昔の人は良い地名をつけたものだ。今は山梨と書いているが、ここが・ス月見里(やまなし)・スだということが忘れ去られないよう、碑を建てたいと以前からずっと思っていた。歴史や文化が少しでも伝承できればうれしい」と話した。
式には俳句の愛好者や地元住民、堀内さんの家族など約30人が出席し、碑を覆った白布を除幕した。3つの碑は安山岩製で、高さは台座を含めそれぞれ約150縲・60センチ。 -
伊那市議会6月定例会開会
市議会6月定例会は9日開いた。市は、住居表示を分かりやすくするための地名変更に伴う条例改正案など条例案5、職員の公金着服に伴う市長などの給料減額の専決処分など報告1、08年度一般会計補正予算案など計14議案を上程。提案説明を経て各委員会に付託された。最終日の26日に採決される。
08年度一般会計補正予算案は歳入歳出それぞれに5840万円を追加し、総額307億1040万円とするもの。助産所整備支援事業補助金750万円、住民基本台帳カード多目的利用促進事業4500万円などを計上している。
日程は次の通り。
▼10縲・5日=休会▼16縲・8日=本会議(一般質問)▼19日=休会▼20日=委員会審査▼21、22日=休会▼23、24日=委員会審査▼25日=休会▼26日=本会議(委員長報告、採決、閉会) -
里山「団地化」で整備促進
所有者ごとでは間伐などの手入れが行き届かない私有林を団地化することにより里山の整備促進を図ろうと、伊那市富県北福地の山林所有者約30人は上伊那森林組合との間伐協定締結に向けた準備作業に取り組んでいる。
対象となる森林は北福地の里山約16ヘクタール。地権者らは間伐などの整備作業を上伊那森林組合に委託し、同組合は作業一切を無料で請け負う代わり、間伐した木材の売却益などを得る。間伐にかかった経費のうち90%が県の里山整備事業の補助対象となる。間伐作業には今年秋ごろに着手する見通し。
県林業経営者協会の会長も務めた橋爪庄一さん(77)が発起人となって団地化を呼び掛けたことにより、昨年から地権者が集まって数回の協議を重ねた結果、今年5月にほぼ合意に至った。山林の図面作成には信州大農学部の学生も協力した。
8日は地権者約15人が北福地集落センターに集まり、地図で大まかな区分の確認をした後、実際に山に入って土地の境界を画定した。山林内には目印が何もないため、地権者らは林道や沢筋、稜線などを手がかりに現在地を地図と照合。境界を確認すると、目印の赤いテープを立ち木に結び付けた。地権者らは「山にはほとんど来ないから荒れ放題だ」などとため息をつき「間伐でもっと明るい山になってくれればいいな」などと話し合っていた。 -
【記者室】園児の元気パワー
老人ホームを訪れた保育園児たちが、手遊びや歌を元気いっぱいに披露した。園児の発表を見ていつも思うことは、そこまで…と感じるほどの一生懸命さだ▼声が出なくなるのでは-と心配になるくらい大きな声で歌い、踊りも精一杯に手を振り足を振り、その頑張りが伝わってくる。たまには、ちょっと休憩しているのかなという子も見受けられるが、全体としては、やはり子どもの元気パワーに圧倒される▼お年寄りは、子どもと一緒に手遊びしたり、歌声に拍手したり。園児の姿に涙する姿さえあった。純粋な子どもたちの歌声、計算ではない一生懸命さが、お年寄りの心に響くのだと思う。世代を超えた交流、施設訪問は、子どもたちの元気お届け便なのだろう。(村上裕子)
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防災と気象フェスタ
市民に防災や気象、自然科学について関心をもってもらおうと伊那市は7日「防災と気象フェスタ」を開いた。昨年12月まで東春近に設置されていたアメダス(地域気象観測システム)が市役所南に移設されたことを機に今年初めて企画、実施した。
第1部「気象・環境おもちゃ箱」会場となった市役所の庁舎前広場や市民ホール、多目的ホールには長野地方気象台、市、信州大、市内の高校、小中学校の教諭らが運営する24のブースが並び、防災や気象についてのさまざまな実演や展示などを披露。訪れた多くの家族連れなどでにぎわった。
長野地方気象台はアメダスに使用されている物と同じ風向風速計や雨量計を持ち込み、機器の仕組みや計測方法などを分かりやすく説明した。子どもたちはプレゼントされたうちわで風速計を懸命にあおぎ「これでも風速3メートルかあ」などとため息をついていた。
過去に起きた地震の揺れを忠実に再現する地震体験コーナーでは、子どもたちが体験車に乗り、震度5や6などの激しい揺れに悲鳴を上げてテーブルにしがみついた。 -
伊那フォーラム
伊那青年会議所(唐沢幸利理事長)は7日「2008伊那フォーラム 輝く夢」の1日目を伊那市の生涯学習センターいなっせで開いた。「輝く人が地域を元気にする」をテーマに、ベストセラー『てっぺんの朝礼』の著者で居酒屋チェーン「てっぺん」社長の大嶋啓介さんによる基調講演「夢をもてば人は輝く」と、NPO法人茨城県経営品質協議会代表理事、鬼沢慎人さんをコーディネーターとするパネルディスカッション「愛とやる気とチームワーク」が開かれた。
大嶋さんは店での朝礼で「できない」「だめだ」などのマイナスの言葉を使うと罰金を取るルールを10年間続けていると紹介し「人間の心や脳の働きは言葉、動作、表情で良くも悪くも変わる。何事にもプラス思考で取り組めば、夢は必ずかなう」と呼び掛けた。
8日は県伊那文化会館で「輝く企業が人をつくる」をテーマに基調講演とパネルディスカッションが行われる。講演はネッツトヨタ南国の会長、横田英毅さんの「人を輝かせる経営」。パネルディスカッションは「人と経営研究所」所長の大久保寛司さんをコーディネーターに、伊那食品工業会長の塚越寛さんら3人が「輝く人、輝く企業、そして地域が輝く」をテーマに論じる。 -
伊那食品工業創立50周年記念ガーデンパーティー
寒天製造メーカーの伊那食品工業(本社伊那市西春近、井上修社長)の創立50周年記念ガーデンパーティーは7日、本社一帯のかんてんぱぱガーデンで盛大に開いた。仕入先や販売先、地元など関係者1800人、900社を招き、全社員400人余が感謝の気持ちを込めてもてなした。
50周年の記念事業として、さらなる「研究開発型企業」を目指し、地上5階地下1階建ての研究棟(R&Dセンター)を本社敷地内に建設。創立50周年記念碑も建立した。R&Dセンターには研究開発部門を移転。1階は今後、健康パビリオンとして一般開放を予定する。
記念パーティーは、「日ごろお世話になっている方々に、ガーデン内を散策してゆっくり過ごしていただきたい」と計画。R&Dセンター内でフルート演奏や備前登龍窯渡辺節夫作陶展、R&Dセンター周辺で和太鼓演奏や野点、よさこい鳴子踊り、かんてんぱぱホールで木下五郎彫鍛金展や弦楽コンサート、唐木さちさんの生け花展示など多彩な企画で歓迎。地元産を基本にした食事やデザートでもてなした。
同社は1958年に創業し、寒天の通年生産を目的に業務用粉末寒天の製造を開始した。寒天のトップメーカーとして業務用寒天、業務用ゲル化剤、「かんてんぱぱ」ブランドの家庭用製品、業務用食材などを製造する。95年に本社と研究所を現在地に新築移転。06年に「第40回グッドカンパニー大賞」(社団法人中小企業研究センター)で最高賞のグランプリを受賞した。 -
富県桜井の公園化事業整備 花壇作りなど
伊那市富県の桜井区でつくる「桜井郷づくり委員会」(広瀬明代表)は8日、区内にある観浄寺の休耕田で、花壇作りとサツマイモの苗植えをした。区民の交流を目的とした行事で7年目。園児からお年寄りまでの約80人が集まり、早朝から気持ちのよい汗を流していた。
同区で管理する観浄寺の公園化事業の一環で、花壇作りなどは同寺近くの休耕田約5アールで行った。花の苗はマリーゴールド、ヒマワリの計350本、サツマイモの苗は200本を用意。本年はジャーマンアイリス250本も加え、植え付けていった。
服が汚れるのも構わず作業する子どもたちの姿を大人たちは、優しく見守った。広瀬代表は「区民が交流する機会が減ってきているので、親ぼくのきっかけになればと始めた。毎年、多くの人が参加してくれているのでうれしい」と話していた。
休耕田は標高約750メートルの高台にある。花壇などは、区民が当番で水やりや、草取りなどの維持管理を行う。11月にはサツマイモを収穫し、焼きいも大会を開く予定だ。
花の苗を植えていく区内の子どもたち -
伊那市保育料
所得税階層区分の見直し 7月から伊那市は7月から、保育料の改定で、所得税の定率減税廃止と税源移譲に伴い、所得税課税世帯の階層区分を見直す。今回は保育料の現状維持のための改定で、所得が同じ家庭では保護者負担の変更はない。
5日夜、市役所で開いた第1回保育園運営協議会(平岩国幸会長)で、市が示した改定案を承認した。
保育料は前年の所得税を基に算定する。保護者の前年所得が前々年と同じであっても、税源移譲により、今年の保育料がほとんどの家庭で前年より安くなる可能性があるため、市財政への影響を考慮し改定する。
市はこれまで、県内19市で最低水準の保育料を目指し引下げを実施。昨年11月に最低の保育料になっている。
保育料改定時期は11月。本年度は19市最低水準保育料の維持で必要がある場合は引下げ、伊那・高遠町・長谷地区の保育料体系の一元化、階層区分を現在の21階層から12、13階層程度への見直しを予定する。 -
伊那市保育園運営協議会
伊那市の第1回保育園運営協議会(平岩国幸会長)は5日、市役所で開き、08年度の保育園運営計画などを示した。
保育園は伊那地区21、高遠地区3、長谷地区1の計25園。定員2400人に対し園児数は2110人で入園率87・9%。定員超過は6園。入園率50%未満は伊那西部、新山、美篶中央の3園。
職員数は保育士367人(前年対比13人増)、給食技師59人(同1人減)の合計426人で過去最高。保育士の増加は障害支援保育士の増などによる。今年から嘱託保育士も採用している。
保育園の統合整備計画は、美篶地区の中央と東部保育園を統合した新保育園(高齢者施設併設)は09年4月開設予定。富県保育園(定員80縲・0人)の新築は用地取得、造成、設計をする。西箕輪地区の大萱と西箕輪北部保育園を統合した新保育園の建設地は、地元と協議を進め9月ころまでに決定。園児6人(入園率15%)の新山保育園は、園児20人未満の場合、09年は休園とする。
委員からは、統廃合した保育園の跡利用で避難所指定の検討を求める意見があった。市は、跡利用は基本的に地元意見を尊重し、子育て支援センターとして、あるいは地元の団体などが利用している現状を説明。避難所については「参考にしたい」とした。 -
高遠町商店街で花のプランター設置
伊那市高遠町の中心商店街の活性化を目指し、住民らでつくる町商店街発展の会(米山祥一会長)と、高遠景観形成会(柳沢秀一会長)は6日、同商店街の街路にサフィニアの花の苗を植えたプランターを設置し始めた。作業は8日にもあり、2日間で約100人が参加する。
取り組みは「高遠・花の商店街づくり事業」で、市の08年度「地域づくり活動支援金事業」として採択された新規事業。2団体それぞれに50万円の支援金があり、両会ではカラマツ製のプランター(100個)とサフィニアの苗(200株)、肥料の費用に充てた。
プランターは、高遠町に本社工場を構える木工メーカー「ウッドレックス」に特注した、城下町の同商店街にあう茶色に色を塗ったカラマツ製を使用。花は長く楽しめるよう、花期時期が10月までの一年草、サフィニア(紫色、すみれ色の2色)に決めた。
この日は、両会員から50人の人手が出て、42個のプランターをメーン通りなどに飾った。景観形成会の柳沢会長は「お客さんに和んでもらえればうれしい。もう一度、高遠町に来てみたいと思ってもらえる町づくりを目指したい」と話していた。
高遠町の中心商店街に花のプランターを設置するメンバー