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富県南部保育園でおでんパーティー
おじいさんおばあさんにもぼくたちの大根を食べてもらおう竏窒ニ、伊那市の富県南部保育園の園児たちが1日、地域のお年寄りを招いたおでんパーティーをした=写真。
同園は今年、食育活動の一環としてさまざまな作物をつくることに挑戦。これまで作っていたジャガイモ、サツマイモのほかに、ズッキーニ、ソウメンカボチャなども収穫し、給食として調理したところ、苦手な野菜でも自分たちで作った愛着からがんばって食べる園児の姿も見られた。
大根も今年初めて挑戦した作物の一つ。大小合わせて100本以上を収穫し、大きい大根は園児らがそれぞれ持ち帰ったが、それでも小さい大根が残ったため、とおでんパーティーを企画した。また、普段からお世話になっている畑の園主や地元農家、保育園の前の広場でゲートボールをしているお年寄りなども招くことにした。
大根を切る作業は年長園児が担当。ほかの園児は、はんぺんやこんにゃくを串に刺す作業に挑戦した。
招かれたお年寄りは「この大根はぼくたちでつくったんだよ」と話し掛ける園児に、「すごいね。おいしいよ」と返し、おでんの味とともに子どもとの交流も楽しんでいた。 -
はら美術で東山魁夷・小倉遊亀・中島千波巨匠作家版画展
伊那市旭町のはら美術で10日まで、「東山魁夷・小倉遊亀・中島千波巨匠作家版画展」が開かれている。日本画画壇を代表する3作家の約40点が、訪れた人を楽しませている=写真。
今回は、東山魁夷の白い馬シリーズの一つ「緑響く」を始め、絶版となった中島千波の「千歳桜」、小倉遊亀が生誕100年を記念して描いた「山百合」など、巨匠作家の代表作を一堂に集め、四季の風景を演出。どれも一度は目にしたことがあるような秀作は、人が集まる機会が増える年末年始に、家の中に彩りを加える。また、年末特別価格ということでそれぞれ市価より安い価格で販売しており、中には半額以下まで抑えているものもある。
主催者の原章さんは「それぞれの特徴ある作品が集まっている。長野県に縁のある作家の作品を家に迎え、新たな気持ちで新年を迎えてもらえれば」と話していた。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。 -
白毛餅の販売始まる
上伊那農民組合産直センターはこのほど、まぼろしのもち「白毛餅(もち)」の今年の販売を始めた。竹上一彦代表は「今年もおいしいもちが出来ました。伊那谷の宝とも言える味をぜひ食べてみてほしい」と呼びかける=写真。
今年は18人の生産者が9ヘクタールから42トンを収穫。7月の長雨の影響で収量は減少したが、品種本来の性質として寒い環境の方が生育に適していることもあり、品質は例年よりも良かった。地元だけでなく、口コミで評判を聞きつけた県外消費者も多く、昨年は販売早々に完売した。
収量の少なさや作りづらさから一時は、ほとんどの農家が生産しなくなっていた白毛もちを復活させ、販売をするようになって9年目。消費者からの支持を受け、計画上では販売数も年々増やしており、今後は生産者を増やすことも検討している。強い粘りとこくのある味に定評があり、「昔懐かしい味がする」と多くの反響が寄せられている。
正月に合わせて年末に購入数が増え、一時的な品薄状態になることもあるため、12月中旬ころまでに購入することを勧めている。
販売所はニシザワ各店、キラヤ各店やJA上伊那Aコープ各店、グリーンファーム、みはらしファームとれたて市場など。
問い合わせ・注文は上伊那農民組合産直センター(TEL73・0785)へ。 -
かんてんぱぱで2days happy~ビーズアクセサリーと暮らしの雑貨展~
普段の忙しさをしばし忘れ、2日間を楽しんでもらおう竏窒ニ、「2days happy縲怎rーズアクセサリーと暮らしの雑貨展縲怐vが3日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。オリジナルアクセサリーや身の回りで使える小物など約300点が、訪れた人を楽しませている=写真。
年代も分野も異なる8人の女性たちが集まって企画している作品展で8回目。上伊那を中心に、山梨県、三重県の作家も参加している。
会場にはビーズや天然石のアクセサリー、帽子、布製バッグ、フェルト小物、アートフラワーなどのオリジナル作品が並んでいるほか、ネールアートやお茶の体験コーナーもあるなど多彩。近年注目を集めている「ビーズステッチ」を用いたアクセサリーもあり、多くの女性客の心をひき付けていた。
代表の平沢いづみさんは「普段の生活から抜け出して楽しんでもらえる空間。ぜひお越しください」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後4時。 -
第3回伊那市民芸術文化祭
第3回伊那市民芸術文化祭が2、3日、伊那市の生涯学習センターで開かれている。さまざまな分野の作品展示や舞台発表が、訪れた人の目を楽しませている。
幅広い人にそれぞれの活動を知ってもらうとともに、発表を通じて互いに刺激し合い、更なる芸術レベルの向上を図ろう竏窒ニ始まった取り組みで3年目。市内を中心に近隣市町村からの参加もある。
展示部門では、絵画、水墨画、写真、生け花、陶芸、パッチワークキルトなど約240作品の応募があったほか、舞台部門では、バレエ、フラダンス、日本舞踊などの19団体が出場。2、5階コーナーには、伊那芸術文化協会の講座受講者らによるお茶席の無料体験コーナーも設けた。
出場者は幼児から年配者までと幅広く、若い人の参加も多いため、例年場内が活気に包まれるという。
来場者は「こういう写真はなかなか撮れない」などと話しながら一堂に並んだ作品の数々を見比べていた。
入場無料。展示部門は午前9時縲恁゚後4時半、舞台部門は午前10時20分縲恁゚後4時半。 -
高遠町図書館「としょかんまつり」
伊那市高遠町図書館の20周年「としょかんまつり」は2、3日、町文化センター内の同図書館で開いている。20年間の懐かしい写真や貸出し冊数の推移資料を展示した「20周年のあゆみ展」や「えほんの複製原画展」「古本・雑誌市」などの企画を繰り広げている。
3日午前10時30分からは、「はじめての古文書教室」と題して図書館で所蔵する古文書などを読み解く。同午後1時30分からは、「風船飛ばし・こどもひろば」があり、保育士らによる読み聞かせや、メッセージ付きの風船飛ばしをする。
1986年10月26日、同図書館が誕生した。20年間の貸出し総点数は110万8920点。蔵書数は開館当初と比べ、約1万2千点から約9万点まで増えているという。05年の一人当たりの一年間の貸出し点数は8・4点だった。
「20周年のあゆみ展」を見学する利用者 -
東春近で子育て親育ち講座
子どもとの向き合い方について考えよう竏窒ニ29日、園児や就園前の幼児を持つ保護者を対象とした「子育て親育ち講座」が伊那市の東春近中央保育園であった。地域の母親など約20人が集まり、飯田児童相談所の臨床心理士・小木曽計男さんから、幼児の成長や心理や、ともに育ち合っていくためのヒントを学んだ=写真。東春近地区社会福祉協議会主催。
取り組みは6年目。これまでは児童の保護者を対象とすること多かったが、より幅広い人に聞いてもらえるよう、今年は保育園での講座を企画した。
小木曽さんは、忙しい現代の母親の多くは、自分の子の発達がほかの子より遅れていることなどに育児ストレスを感じている現状を説明。しかし、各成長段階に、その時に学ばなければならないものがあり「それをむやみに早めたり、我慢させれば、後で必ず爆発する」として、子どものペースを尊重し、個性を伸ばしてあげることの大切さを語った。
また「“母親”“父親”という感情は子どもの誕生と同時に芽生え、子どものの成長とともに育っていく」とし、互いに育ち合っていくことが、子育てであることを示した。 -
かんてんぱぱで大工のひまつぶし展
木からさまざまな文字を切り抜き、それを板に貼り付けた木工作品を手掛けている伊那市の酒井一さんによる「大工のひまつぶし展」が3日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。印象的なことわざを貼り付けた壁掛けや表札、甲板など約600点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
本業は大工。家を建てる時に生じる銘木の切れ端を「何かに使えないか」と、オリジナルの表札として家主にプレゼントしたことをきっかけに始めたものだが、周囲の評判がよく、仕事の傍ら作品制作にも取り組むようになった。
表札のほか、四文字熟語やことわざ、「信濃の国」などを作品としたものなど多彩。中には、ラジオなどから流れてきた気に入った言葉を書き留めて作品としているものもあるという。使う木もカキ、ケヤキ、イチイなどさまざまで、木目の違いが、作品の表情を変えている。
酒井さんは「昔ながらの木の良さを知ってもらえれば」と話していた。
午前9時縲恁゚後5時(最終日は午後3時まで)。入場無料。 -
冬の風物詩 ザザ虫漁・解禁
伊那谷の冬の風物詩となっているザザ虫漁が1日、天竜川水系で始まり、愛好者らが今シーズン初めての漁を楽しんだ。関係者によると今期は、7月の豪雨災害の影響で虫が死に収穫量が少ない見込みだ。漁期は2月末まで。
伊那市東春近の天竜川の春近大橋上流では、中村和美さん(79)=同市中央区=が例年と同じ場所で漁。自分で考案した鉄製カンジキをつけた足で器用に川底の石を裏返しながら、手製の「四つ手網」に虫を集めた。
30年近くザザ虫漁を続けている中村さんは「今年は楽しみが少ない」と少し残念顔。一昨年の台風で川が荒れた後、昨年は豊漁の年に比べて収穫量が50%ほど回復したが、本年はその1、2割ほどと予想する。
ザザ虫はトビゲラ、カワゲラ、ヘビトンボの幼虫が主な対象だが、天竜川ではトビゲラが主流になっているという。
ザザ虫漁が解禁となりさっそく天竜川で漁を楽しむ -
美篶小開校105周年・資料館専門委が企画展
伊那市の美篶小学校資料館の管理・運営をする専門委員会は1日、同小学校開校105周年記念日に合わせ、企画展を開いた。校門脇にある石碑、「二宮金次郎」の石像についての説明や、資料館で保存する手押しポンプ、モロコシの粒をもぐ道具などの実演展示をした。
同石像を調査した専門委員の一人、矢島信之さん(63)=同市青島=によると、二宮像は、1939(昭和14)年に地元出身の畑保雄さんが寄贈。その当時は銅製だったが太平洋戦争で金属不足となり供出され、その後石像に置き返られたという。
矢島さんは、企画展を訪れた児童たちに、家族のため必死に働いた二宮金次郎の功績などを解説。石像が市内の小学校に現在もあるのは貴重で、同小学校など6カ所だけとし、「雨の日も雪の日も見守ってくれている石像に、登下校の際には感謝のあいさつを」と呼び掛けた。
開校記念の企画展で二宮金次郎像について説明する矢島さん -
手良保育園でクリスマスツリーの飾り付け
サンタさんが早く来るといいな竏秩B伊那市の手良保育園の園児たちが30日、クリスマスツリーの飾り付けをした=写真。
例年同園では、本物のモミの木をツリーにしているが、今年は手ごろなモミがなかなか調達できずにいた。そこで、園児の保護者にも協力を呼びかけたところ、一人の園児の祖父が「もらってくれる人がいたらいいと思っていた」と、山に生えている高さ3・5メートルのモミの木を提供してくれた。
飾り付けは83人の全員が参加。園児は、サンタ、ベル、長靴など、思い思いの飾りを順番に飾り付け、最後にランプが点灯すると、拍手をして喜んだ。
保育士が「大きなツリーが出来たのを見て、サンタさんも来るかな」と話しかけると、園児らは「やったー」と、笑顔を見せた。 -
蜜ロウの干支の袋詰め作業
伊那市共同作業の家で30日、来年のえと「亥(いのしし)」を模った蜜ロウの置物の袋詰め作業があった。市内の共同作業所3施設から約10人が集まり、165組のカラフルな親子イノシシを袋詰めした=写真。
蜜ロウえとの販売は12年目。ミツバチの巣箱づくりを伊那市共同作業の家に依託している小松養蜂園(小松実治代表)が「少しでも利用者に還元できれば」と、翌年のえとを模った蜜ロウの置物を提供。それを施設利用者らで販売し、収益を利用者の賃金として還元している。市町村合併に合わせて昨年からは、作業や販売を市内の共同作業所6施設と合同で行っている。
今年は「親子猪竏忠ニ族の絆竏秩vと題して大小2種類を1セットとした。小林敏子所長は「悲しい事件が多いが、家族の絆を大切にしてほしいという思いを込めた」と話す。
置物は各共同作業所などで販売するほか、3日の「障害者の日の集い」や16日の「ふれあいバザールinいなっせ」などでも販売する。価格は1セット800円。
問い合わせは伊那市共同作業の家(TEL73・2489)へ。 -
伊那市八幡町・尚美堂店主
宮下敏さん(71)この時計も「直してほしい」ってついこの間持ってきたんだよ竏秩B使い込まれた古時計を嬉しそうに眺める。
父からの店を引き継いで42年。「出来る限りを尽くす」を信念に、数多くの時計を直してきた。今年は、その技術と経験が認められ、「信州の名工」の一人にも選ばれた。「いろんなことをしてきたこととの兼ね合いもあるのかもしれないけど、急なことで驚いている」と本音をもらす。
◇ ◇
小さい時から機械いじりが好きで、働く父の姿を見て育った。15歳の時、修理工としての本格的な修行を積むため、駒ヶ根市内の時計店へ。
最初に任されたのはベンジンでの箱磨き。寒い冬は、冷たい液で手がかじかみ、震えながら箱を磨いた。そんな日々を重ねる中で、大きい時計から徐々にいじらせてもらえるようになっていった。
機械時計の心臓とも言える「アンクル」を任せてもらえるようになったのは、3年ほど経った時のことだった。アンクルに付いてるルビーの爪石は、秒針の進む速さを決める要。その角度で、時計の正確さは決まる。
「最初は全然分からなくてね。失敗するとアンクルに当たる『がんぎ歯』が欠けて、限りなく回転した状態になってしまう。何度も失敗して散々怒られたよ」と笑う。
6年間の修行の後、“他流試合”の意味を込めて東京の時計屋で7年間働き、地元に戻ってきた。
◇ ◇
大切な人からもらったもの、何かの記念に贈られたもの竏秩B修理に持ち込まれる時計の中には、特別な思いがこもったものも多い。
ある時、「何軒も回ったけど断られた。直してほしい」と一人の客が駆け込んできた。その時計はネジは巻くことができず、何個所も故障しており、ほかで断られるのも無理のない代物だったが、引き受けることを決めた。
動かない場所の調整、減った部品の取り替えなど、あらゆる個所を修理するには、2週間ほどを費やした。その後、きちんと動くかをテストし、持ち主へと返すことができた。
「ありがとうございます」。そう笑顔を見せる客の姿が嬉しかった。
「修理した時計を見て喜んでもらえるのが何より。結局自分も時計が好きだってことなんだろうね。何がきても恐くないという自信はあるし、珍しい時計や複雑な時計ほど挑戦してみたい。まだまだ見たことのない時計はたくさんある。そんな時計をぜひ持ってきてほしい」 -
伊那商工会議所で情報化の実態を把握
伊那商工会議所は、情報化の実態を把握するアンケートの結果をまとめた。それによると、メール活用は全体で74%であることが分かった。
アンケートは商業、建設、工業、観光接客など全会員1800人が対象で、150人が回答した。
アンケートは、会社で利用している情報機器や活用状況など4項目。商議所から会員への情報伝達の手段は封書やファクスだが、新しい手段で情報を迅速に提供したり、メール活用が可能な環境を構築できるかどうかを探った。
メールの利用状況は情報通信業、工業、理財部会がほぼ100%だが、観光接客業、商業は50縲・0%にとどまり、業種や従業員数によって差が出た形。利用しない理由としては▽必要がない▽使い方が分からない▽パソコンを持っていない竏窒ネどが挙がった。
また、商議所からの情報配信について「メールでよい」が半数以上を占め、10%に満たなかった「よくない」を上回った。「どちらでもない」は40%近くで、メールの利便性を理解してもらうことで、上昇するとみている。
来年1月中旬には、県経営者協会上伊那支部と一緒に、インターネットやメール活用のための研修会を開く。情報化の推進に役立て、事業効果を上げる。
経協が昨年度、調査したブロードバンドやITシステムの構築・活用状況の結果から「上伊那の企業のIT(情報技術)利用に対する「現状満足度」は県内トップで、高い関心を示している結果と同じだった。 -
上伊那郡縦断駅伝優勝の伊那市チーム 市長に報告
第54回上伊那郡縦断駅伝競走大会(上伊那陸上競技協会・伊那毎日新聞社主催、KOA特別協賛)で14年ぶりの総合優勝を果した伊那市チームは30日夕方、市役所を訪れ、小坂樫男市長に優勝の報告をした。
26日にあった、駒ヶ根市縲恍C野町の6区間(38・1キロ)を舞台に7市町村11チームが参加した同大会に伊那市は、旧市でつくるAチームと、旧高遠町・長谷村のBチームが出場。Aチームは、県縦断駅伝メンバー4人と高校生2人の力走で、2位と2分1秒差の記録で優勝した。
Aチームの桜井健一監督、平沢和海コーチ、1区・土橋勇一さん、2区・鈴木昌幸さん、3区・萩原英雄さん、5区・守屋智春さんの6人が訪問。小坂市長は「久しぶりの優勝おめでとう」と笑顔で祝福した。
桜井監督は「優勝候補と目され選手たちも緊張していたが勝ててうれしい」と感想。48歳、最年長の守屋さんは「来年も優勝」と連覇に向け、心強く語った。 -
伊那市役所で小学生防犯写生大会作品展 12月5日まで
第26回小学生防犯写生大会の作品展は12月5日まで、伊那市役所1階市民ホールで開いている=写真。「低学年の部」「高学年の部」の、金、銀、銅賞と佳作の入選作品18点が並び、防犯活動に一役買っている。伊那地区防犯協会の主催。
10月7日、伊那地区の小学生を対象に写生大会を実施。同月30日、伊那消防署で、伊那警察署長、小学校美術教諭らによる審査があり、参加者55人の作品から入選作品を選出した。
ポンプ車、救急車、パトカー、はしご車などを水彩絵具やクレヨンなどで写生。画面いっぱいに描かれた迫力ある作品や車両の細部の構造まで描き込んだ力作など、一人ひとりの個性が詰っている。 -
信大農学部留学生と地域住民の交流会
地域の伝統郷土料理を通じて国際交流を深めよう竏窒ニ、信州大学農学部の留学生24人と男女共同参画の推進を図るための活動に取り組む「パートナーシップいなし」(有賀千篤会長)の会員11人が29日、伊那市西箕輪のそばの家「名人亭」で、そば打ち体験をした=写真。
地域レベルでの国際交流と相互理解を深めることを目的とする取り組みで10年目。過去には小学生や高齢者などと交流したこともあり、例年交流する主体を変えている。
信州そば発祥の地と言われる伊那のそば打ちを通じた交流会を企画した今年は、伊那市そば打ち名人の会の小林史麿会長を迎え、あらかじめそばの歴史について学んだ後、そば打ちに挑戦。留学生だけでなく、地域住民にも初めてそば打ちをする人が多かったが、粉を調理する習慣のある国から来ている留学生の中には、馴れた手つきで生地を練ってみせる者もおり、周囲を関心させていた。 -
伊那市ママさんバレー リーグ優勝は「コスモス」
伊那市ママさんバレーボール協議会(武田さゆり会長)のリーグ戦順位決定戦は28日夜、伊那市の伊那小学校体育館であった。決勝戦は、「コスモス」がセットカウント2竏・で「マザーズ」を破り連覇、3位は「めぐみ」となった。
昨年より1チーム少ない10チームが参加し、それぞれ6試合ずつ戦う、変則リーグを5月初旬から展開。決勝戦、3位決定戦の対戦チームは、昨年と同じ顔合わせとなった。
決勝戦は、強固なブロックで攻撃を防ぎながら、相手のミスを誘い得点を積み重ねたコスモスが序盤から優勢。マザーズもブロックを交わすトスで対抗するが前年優勝チームの勢いにはかなわなかった。
コスモスの熊谷明子主将は「練習の成果が今日の試合で発揮できた。苦手意識のあったチームだったが作戦が成功した。3連覇に向けて来年も頑張りたい」と話していた。
武田会長は「リーグ戦を通じて、良い点、悪い点があると思うが、来年に向けてのステップアップにつなげてほしい」と本年のリーグ戦を閉めた。
順位は次の通り。
(1)コスモス(2)マザーズ(3)めぐみ(4)たんぽぽ(5)東春近(6)ウイング(7)トパーズ(8)荒井(9)みなみ(10)オレンジ -
信州高遠22キロてくてく歩き大会
励まし合いながら完歩を目指そう竏窒ニ22日、伊那市高遠町の信州高遠青少年自然の家から高遠町内まで「信州高遠22kmてくてく歩き大会」があった。県内外から266人が集まり、ともにゴールを目指した。
さまざまな世代の人や仲間同士で歩くことを通じて、忍耐力や体力、集中力を培うことなどを目的する取り組み。昨年までは「かち歩き大会」として行っていたが、今年は「てくてく歩き」と名称を改め、コースもループ橋方面を通るようにした。
毎年出場する参加者もいるが、好タイムを目指す人、完歩を目指す人、歩くことを楽しむ人など目的はさまざま。走らないことを原則として、それぞれのペースでゴールを目指していた。
各部門の上位入賞者は次の通り。
◆小学生の部(1)日向一機(11)(2)宮沢翼矢(12)(3)小池星弥(12) (5)北村俊也(12)
◆中学生の部(1)増澤圭史郎(15)(2)原悠也(15)(3)松田未来(15)(4)御子柴恵子(14)(5)石川実佳(15)
◆一般の部(1)高橋順子(54)(2)草深昭嘉(72)(3)岩本卓也(23)(4)中嶋鐵彌(63)(5)北原昇(56)
◆グループの部(1)伊那中C(2)ニコニコ家族(3)チームイトウ -
親子でバングラディッシュ料理に挑戦
料理を通じて異文化も知ろう竏窒ニ伊那市の大萱保育園に通う年長園児親子13組が25日、バングラデシュ料理作りに挑戦した。 大萱保育園は今年、親子で調理体験を行うことで、食に対する理解を深めてもらうために年長園児の希望者を対象とした「親子クッキング」を実施。第1回目は白玉など和菓子を中心としたメニューに挑戦したところ、好評だった。
今回は同園に娘のヌールちゃんを通わせている信州大学農学部の留学生、ミーア・アブドゥル・ガッファさん夫妻に講師を依頼し、バングラ料理づくりを企画。日本では販売されていない香辛料を使ったり、あちらで食べられている細長い米を使ったりしながら、鶏肉がたっぷり入った野菜の煮物と香辛料が効いたライスカレーの2品に挑戦した=写真。
出来上がった料理は全員で試食。大人も子どもも家でつくるカレーとは違う異国の味を楽しんだ。 -
伊那市でエイズ予防・性教育講演会
エイズ感染者で、来日するたびに各地でエイズ予防を訴える活動をしているブラジル人、ジョゼ・アラウージョ・リマ・フィーリョさんによるエイズ予防・性教育講演会が26日、伊那市民会館であった=写真。在日ブラジル人など約30人が参加。エイズ対策として先進的な取り組みをしてきたブラジル事例を通して、エイズから身を守るための方法や、子どもへの性教育のあり方を学んだ。
市内に住む在日ブラジル人にもエイズや性教育について学んでもらおう竏窒ニ、始めた取り組み。日本人も参加できるよう、日本語の同時通訳もしている。
ジョゼさんは2000年には感染者が150万人になると言われていたブラジルでは(1)治療の無料化(2)匿名での検査の実施(3)感染が進む特定グループでの予防対策竏窒iめ、60万人まで感染者を抑えた実例を紹介。「日本は先進国でありながら唯一エイズ感染者が増えている。私たちは国に対して正しい情報を提供してもらい、性について語り合っていかなければならない」と語った。
また「市内でも匿名かつ無料でエイズ検査が始まっており、気軽に検査に出かけてほしい」と呼びかけた。 -
第31回伊那市勤労青少年ホーム祭
第31回伊那市勤労青少年ホーム祭が25日、同ホームであった。サークル活動や講座受講でホームを利用する約50人が集まり、さまざまな催しを通して交流を深めた。
年に一度開く利用者の交流会。今年は「楽」をテーマに、20近いサークルや講座が参加。会食を交えながら、バンド演奏や各グループの取り組み発表などが行われた。
イベント企画やオリジナルグッズの企画制作をしているグループ「笑龍」は、さまざまなイベントをより楽しくするために開発しているオリジナルフード6種類を発表。
形や見た目はどれも似通っているが、味や触感はこれまでにない新鮮さを追求しており、試食した参加者は「面白い味」「カリカリしていて美味しい」などと話しながら楽しんでいた。 -
伊那食品工業がザールブリュッケン放送交響楽団演奏会に市内の中学生を無料招待
伊那食品工業(本社・西春近)は27日、来月2日に伊那市内で行われる「スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮、ザールブリュッケン放送交響楽団演奏会」に市内の中学生200人を無料招待するための目録を市に寄贈した=写真。
教育支援やメセナ活動に積極的に取り組んでいる同社は「本物の音楽を市内で聞けるまたとない機会を、ぜひ子どもたちにも提供しよう」と、今回の寄贈を決め、市内6中学校に希望者を募った。
塚越寛会長は「子どもたちには次のステップアップにつなげてほしい」と話していた。
2日に迎えるスタニスラフ・スクロヴァチェフスキ氏は、「最後の巨匠」として親しまれている人気指揮者。また、ザルブリュッケン放送交響楽団も、ドイツの公共放送の中で最もよく知られたオーケストラの一つで、これだけ大規模な海外の楽団がフルオーケストラで地方公演をするのは非常に珍しいという。また、伊那第九合唱団とのコラボレートもある。 -
ニシザワ文芸コンクール表彰式
ニシザワ(本社伊那市、荒木康雄社長)の第3回文芸コンクール表彰式が26日、伊那市生涯学習センターであった。小・中学生の部の優秀賞以上にそれぞれ表彰状と副賞の図書カードを手渡した。
コンクールは、同社が書店として創業、04年の80周年を記念して原点に戻ろうと始まったもの。小・中学生を対象に、読書感想文を募集したところ、今回は640点(小学生の部376点、中学生の部264点)が集まった。「命」を題材にしたものが多かったという。
小・中学校の教諭らが▽本の内容が分かりやすく表現されているか▽読んで参考になったことが書かれているか竏窒ネどを基準に審査。小学生の部で最優秀賞2点、優秀賞8点、佳作29点、中学生の部でも2点、6点、31点を選んだ。
表彰式で、荒木社長は「本を読みながら感じる心を相手に伝えるものだった。コンクールを機に、本を好きになって心が豊かになることを祈念する」とあいさつした。
入賞者は次の通り。
◇小学生の部▽最優秀賞=佐々木杏菜(赤穂2)池田真由子(赤穂東6)▽優秀賞=小牧知世、田路悠太(富県6)水上朝比(赤穂東2)花木彩香(赤穂東4)久保田慧(伊那東6)斎藤咲恵、白崎莉玖(赤穂2)秋山龍矢(箕輪東3)▽佳作=おおくぼあかね、伊藤真衣(伊那3)小松航(伊那北5)山岸裕也、諸田千鶴、杉本結衣(伊那北6)中村可奈(西箕輪5)寺沢徳子(新山5)平岩なつみ(富県6)有賀千佳(西箕輪3)宮下昇也(赤穂南5)宮下しゅうへい(赤穂東2)有馬優衣、平沢奈津美、北原紗良、六波羅理子、平沢壮太郎、唐沢拓也(伊那東5)小町谷たくみ(赤穂2)小山田好希、原田佑佳(赤穂3)園原綾菜、芦部さやか(赤穂5)横前ひかる(箕輪中部2)上條しょうた(箕輪東3)辰野茜(宮田5)やましたのえ(長谷1)市村渉(飯島4)城田理香(飯島6)
◇中学生の部▽最優秀賞=若林麻衣(東部2)松崎伸哉(赤穂3)▽優秀賞=山岸将暉(東部1)大島優佳(宮田2)神航平(西箕輪3)森田貴裕(伊那1)井口悦美(駒ケ根東3)内堀麻由美(箕輪3)▽佳作=翁大次郎、中村瑞穂(東部2)広田安優美、田代宗一郎、高橋優莉亜、樋屋真莉菜、馬場和香子(東部1)藤原弘樹(東部3)池上真奈、田辺澄、小田切ひかり、伊藤俊一(宮田3)下村沙希(宮田)桐山明日香、米山陽子(宮田2)石井那苗、沢田理沙、飯島啓介、矢沢優(宮田1)浦野森音、唐沢慎二(西箕輪2)唐沢彩佳、浦野あおい、鳥羽定徳(西箕輪)小島のどか(西箕輪1)久保田はるか(伊那2)泉祥衣(伊那)竹村瞳(駒ケ根東3)山内さなえ(駒ケ根東2)鈴木里彩(南箕輪3)倉田萌(南箕輪2) -
伊那市消防音楽隊が消防庁のPRビデオに出演
3市町村合併により新たに発足した、伊那市消防団(田畑安彦団長、1156人)の機能別分団「消防音楽隊」が、総務省消防庁が作成する入団促進のPRビデオに出演することになった。27日夜、市民会館で、同隊の練習風景や団長らのインタビューの撮影があった。
音楽活動を通じて消防団の広報活動を任されている同隊は、特定の機能だけを受け持つ分団として消防団に所属。全国的にこうした形態は珍しいため、伊那市の消防団が同PRビデオに初めて取り上げられることになった。
消防音楽隊は1989年に発足。現在は10縲・0歳代の男女36人が隊員で、消防団の「出初め式」や定期演奏会、福祉施設の訪問などで演奏を披露している。レパートリーにはオリジナル曲「THE SPIRIT OF FIRE」などがある。
撮影では、小林明彦音楽隊長が発足の経緯や消防団への入団の呼び掛けなどインタビューを受けた。田畑団長は「団員として、この地域の安全確保のために啓もう活動を広げてほしい」などとテレビカメラの前で話した。
団関係者によると、PRビデオは今年度中に完成の予定で、全国の市町村などに配られるという。 -
伊那署が犯人逮捕協力者に感謝状
伊那市中央区の県パトロール会社南信支社に務める、警備員の原英之さん(32)=箕輪町松島=に対し、伊那署は28日、建造物侵入の容疑者逮捕に協力したとして、感謝状を贈呈した。
原さんは、2日午前5時ごろ、同市西春近の自動車販売店に盗み目的で侵入し、逃げようとした犯人を「無我夢中」で取り押さえたもの。当時を振り返り「凶器を持っていたらと、怖かった」と語る。
原さんは、同パトロール会社に入社して2年ほど経つが、こういった現場に遭遇したのは初めての経験。「表彰されてうれしい。新たなやりがいとなり、今後の仕事の励みになる」と話していた。 -
第1回伊那市社会福祉大会
旧3市町村の社会福祉協議会が合併して初となる第1回伊那市社会福祉大会が25日、伊那市の県伊那文化会館であった。市内の福祉関係者などが一堂に参加し、参加者それぞれが住み良いまちづくりのために活動していくことなどを大会宣言に掲げた。
伊那市社会福祉協議会の御子柴龍一会長は「昨今の福祉を取り巻く環境はさまざまで、社協も激動の時にある。市民総参加の中、安心、安全の福祉サービスを伊那市で実現したい」とあいさつ。
その後、福祉分野で功績のあった個人や団体の表彰や、伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」の子どもたちによるアトラクションなどがあったほか、横浜市教育委員会教育委員などを務める義家弘介さんによる講演会もあり、参加者それぞれが福祉への関心を深めた。
表彰は次のみなさん。
◇障害者や高齢者を長年在宅で介護をしている者=福沢文子、北原章、平等節子、小松恭二、田畑●代江、下平繁、小松千恵子、林由美子、花田昭子、伊藤綾子、有賀●しこ、大根田ワカエ、古畑光子、島根カズミ、駒井幸子、戸田和子、北原幸洋、北原みよ子、山崎咲、丹羽和美
◇旧市町村社協役員を長年務めた者=小島良一、伊藤俊規、牧野晃、向山好春、橋爪肇、原浩、清水達雄、中山達得
◇地区・地域社協役員を長年務めた者=六波羅八郎、田中伊那輝、竹松孝子
◇ボランティア功労者▼個人=六波羅八郎、伊藤嘉久▼団体=城南町年輪の会、田原えびす会、ひばりコーラス
◇福祉活動・青少年健全育成活動功労者=三沢光
◇社会福祉職を長年務めた者=松沢和枝、北原陽子、征矢達三郎、中山悦美、伊藤昭男、北原康子、池上かおり、宮下まき子、北原しおり
◇10年以上が数回に渡り100万円以上の金品を寄付した者▼個人=山口明▼国際ソロプチミスト伊那 -
新規創業者を支援
伊那市は本年度、企業誘致の一環として、新規創業支援施設を整備する。新規産業の企業を育成し、低コストで提供する施設として空き工場を改修し、来春の開始を目指す。市としては初めての取り組み。
企業訪問する中で、起業する際、適当な物件がない、家賃が高いなどの理由から、なかなか実現しない現状があった。そのため、空き工場を有効活用し、製造業を中心に、新規創業を支援する。希望はいくつか来ているという。今後、空き工場の改修や、募集要項の検討などを進める。
場所は、東春近地区車屋の三峰川左岸。敷地面積7900平方メートル。市土地開発公社が用地取得する方向で、所有者と交渉している。
敷地内にある建物は鉄骨平屋建ての面積990平方メートル。貸し工場として、8室程度(1室50縲・0平方メートル)に仕切る予定で、共同の会議室、水道、トイレなどを整備する。改修費は5100万円で、市議会12月定例会に提案する。
27日の定例記者会見で、小坂市長は「起業を目指す人を支援するインキュベーターの拠点としたい」と話した。 -
伊那食品工業がグッドカンパニー大賞を受賞
伊那市西春近の伊那食品工業(塚越寛代表)がこのほど、経済的、社会的に優れた成績を上げている中小企業として中小企業研究センターの「グッドカンパニー大賞」に選ばれた。塚越会長は「全国で1社しか選ばれない賞に選ばれたことは伊那谷にとっても名誉なこと。利益だけでなく、社員を大切にする姿勢や教育やまちづくりに貢献する事業展開などが総合的に評価されたのだと思う」と喜びを語った=写真。
今年で40回目となるこの賞は、歴史と実績のある中小企業の栄誉を称えるために1967年から始まったもの。経済産業省、文部科学省、商工会議所、中小企業投資育成会社の推薦をもとに、年に一度、全国の中小企業の中から大賞1企業と、優良企業賞、特別賞などを選出する。これまでに選出してきた約500社の中には、京都セラミック(現在の京セラ)をはじめ、有力企業に成長した企業も多い。
寒天で国内市場の8割、世界市場の2割を占める同社は▽無理な成長を避けた安定的成長基盤の実現▽社員を尊重した会社運営竏窒ネどに取り組んでいる。また「人を幸せにすることが企業の役割」として、環境整備、メセナ活動の実施、教育支援などに積極的に取り組み、地域貢献を果たしている。 -
伊那市男女共同参画社会づくりをめざす2006伊那市民のつどい
伊那市男女共同参画社会づくりをめざす2006伊那市民のつどいが26日、伊那市役所であった。約300人が参加。職場や家庭においてお互いの人権を尊重し、責任を分かち合える社会の実現について考えた。
今年は、大正・昭和の時代に農村女性の地位向上や平和運動に尽力した佐久市の評論家・丸岡秀子さんの記録映画『丸岡秀子・ひとすじの道竏窒ミとつの真実に生きて』を上映。その後、丸岡さんの考えを引き継ぎ、自身の旅館で「佐久しあわせ教室」を開き、女性たちの悩み相談に乗ってきた佐々木都さんによるトークセッションを開いた。
佐々木さんは「当初は駆け込み寺的存在として女性が相談に来ることが多かったが、男女共同参画の影響もあり女性の帰りを待つ男性の苦情を聞くことも出てきた」などと、社会の変化を説明。会場からは「男女共同参画には賛成だが、夫婦が共働きできる環境を整えることが先ではないか」と、子育てと共働きを両立することの難しさを訴える声もあったが、佐々木さんは「難しい問題だが、今は夫婦がきちんと話し合って解決するしかないと思う。思っているだけではなく、『行う』ことが重要」とし、実践を重視した丸岡さんの考えを示した。
また、男女共同参画をテーマとした川柳の入選者の表彰式も行った。
川柳の入選者は次のみなさん。
◇最優秀賞=小松利江
◇優秀賞=池田悦子、唐沢敬子、橋爪増美
◇入選=小笠原延子、茅原泰子、唐木恵美子、竹中則子、田中弥生子、中村勝美
丸岡さんの教え「行うこと」の重要さを訴える佐々木さん