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かんてんぱぱで生活(くらし)を彩る工房展~木・籐・土・布が織なすハーモニー~
木工、陶芸、籐工芸、染色を手掛ける4作家による「生活(くらし)を彩る工房展~木・籐・土・布が織なすハーモニー~」が25日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。生活に彩りを添える家具や食器、染色バッグや籐工芸の花器など約300点が、訪れた人を楽しませている=写真。
昨年夏に続く2回目で、長野市の籐作家・石田克成さん、陶芸家・大森國子さん、岡谷市の家具作家・小松稔さんに加え、横浜市の染色作家・田澤実枝子さんが新たに加わった。
春・夏・秋・冬の各季節に作品展を開こう-と、今年は秋を選んだ。作品も秋をイメージしたものを多く展示。実用的な天然素材の作品が中心で、古い木材をリフォームしたテーブルや、花器にもなるオリジナルバッグなど、面白い作品も多い。また会場では、それぞれの作品をコーディネートすることもできる。
入場無料。午前10時~午後5時。11月5日まで。 -
健康と福祉を考える集い「寄り合いの庭」
伊那市西箕輪社会福祉協議会主催の健康と福祉を考える集い「寄り合いの庭」は29日、西箕輪公民館であった。健康よもやま話の講演や展示、模擬店などがあり、地域住民が多く訪れにぎわった。
血圧や骨密度を測定する健康チェック、呼気中の一酸化炭素濃度測定、アルコールパッチテスト、健康相談、栄養食品の展示、とろみ調整食品の試食・展示など健康に関するコーナーをはじめ、小学生による抹茶サービス、伊那養護学校の作品展示や製品販売、西箕輪小学校のブース、西箕輪中学校吹奏楽部の演奏など盛りだくさんの内容だった。
講演は上伊那薬剤師会の織井正人事務局長が「健康よもやま話」で薬の話をした。訪れた人は講演で学んだり、展示や催しを楽しんでいた。 -
伊那マジッククラブのマジックショー
伊那市周辺に住むマジック愛好家でつくる伊那マジッククラブは29日、「奇術を楽しむ日曜日」を、伊那市駅前ビル「いなっせ」で開いた=写真。会員20人が、多彩なマジックを披露。場内を埋め尽くした約300人の観客を楽しませた。
地域の人たちに楽しんでほしい竏窒ニ、例年開いているマジックショーで34回目。ベテランから初心者コースで学ぶ人まで、さまざまな芸暦の出演者が、新聞紙やシャボン玉、シルク布などを使ったステージを展開した。
「新聞紙の不思議」」というテーマで臨んだ中学1年生の西納修一くんは、破った新聞紙をつなげたり、紙と紙の間からテープを出すマジックを披露し、会場を沸かせていた。 -
詩吟楠洲流聖楠会東部吟詠会の吟詠発表大会
詩吟楠洲流聖楠会東部吟詠会の発表大会が29日、伊那市の高遠町総合福祉センター「やますそ」であった。会員など約90人が参加し、自慢ののどを披露し合った=写真。
発表会は34回目。今年は、それぞれのレベルに応じて競う4部門のほか、指導者レベルが吟ずる部門、昨年各部門で優勝した会員が吟ずる部門など12部門を設けた。
その中の一つ、剣詩舞の部では、「高遠城と絵島をしのぶ」をテーマとし、それにゆかりがある詩や歌を数人が吟詠。ナレーションとともに、伊藤楠洲の「高遠城懐古」や絵島節、絵島が江戸を離れる時に残した和歌などを剣舞や詩舞、舞踊を交えて吟じ、訪れた人たちを楽しませた。 -
三峰川堤防に子グマ
伊那市美篶青島の「戸隠さまの森」付近で31日、コグマ1頭が出没し、伊那署員らが捕まえて山へ放した。けが人はいなかった。
散歩中の女性が見つけ、午前10時18分、伊那消防署へ通報。消防署から伊那署、市役所へ連絡した。
署員らが現場に駆けつけたときには、コグマは桜の木の上。隣の木へ移ろうとした瞬間に木から落ち、さすまたを持ったり、手袋をはめた署員、県・市職員4人ほどが取り押さえて、おりに入れた。捕獲に要した時間は約30分。
コグマの体長は40センチほどで、東山から来たのではないかという。近くに親グマはいなかった。
場所は三峰川右岸で、自動車の往来が多い市道上新田20号線沿い。
地域住民は「こんな場所まで来るなんて怖い」と驚いていた。 -
箕輪町の演劇グループ「ぽこ・あ・ぽこ」が3日にいなっせで公演
箕輪町などの母親らでつくる「ぽこ・あ・ぽこ」(中坪睦代代表)が、手作りミュージカル「オーザッピの夢物語」の公演が11月3日、伊那市駅前ビル・いなっせである。
演目は今年の箕輪町の生涯学習フェスティバルの中で披露した「オーザッピの夢物語」。これまでは、既存のキャラクターを使ったミュージカルを演じてきたが、グループ結成10周年となる今年は、登場人物もオリジナルのものを考案し、ストーリーの構成から歌、ダンスまで、すべて自分たちで手掛けた。メンバーの子どもたちも出演するかわいらしいステージとなっている。
ストーリーはお城のお姫様に憧れる鳥・オーザッピを主人公として展開。どんな生き方が幸せかなんていうことは、誰にも決められない竏秩Bそんなメッセージを込めた。
公演は午前11時(開場は午前10時半)からと、午後2時(開場は午後1時半)の2回。入場は無料。
問い合わせはいなっせテナント会・いなっせ管理組合(TEL71・5115)へ。 -
伊那市民体育祭弓道競技
第53回伊那市民体育祭弓道競技は29日、伊那市武道館弓道場であった。一般と高校生170人が出場し、日ごろの修練の結果を競い合った。
市内在住または市内に勤務、就学する一般と高校生が対象。一般は30人、高校生は上伊那郡内の高校から140人が出場した。
種目は団体予選を兼ねる近的個人の一般、高校男子、高校女子で各8射と、近的団体。団体は1チーム3人で上位8チームによるトーナメント。
個人の部では緊張感漂う中、選手は集中力を高め真剣な表情で8本の矢を次々と射った。
結果は次の通り(敬称略)。
【個人の部】▼高校男子=(1)清水一宏(弥生A)(2)竹沢和馬(伊那北A)(3)春日朋也(弥生B)▼高校女子=(1)倉田奈都美(伊那北A)(2)平沢萌美(伊那西H)(3)西村柚実里(伊那西B)▼一般=(1)山田洋史(弥生OB)(2)柴種徳(富方)(3)尾川英弘(信大)
【団体の部】(1)弥生男子B(春日朋也、足助元、荒井士人)(2)信大(渡辺純、平野菜津美、尾川英弘)(3)一般混合(湯沢久、土屋一穂、萩原秀紀) -
女性プラザ伊那利用者の会第21回紅花祭
伊那市の女性プラザ伊那利用者の会は29日、第21回文化祭「紅花祭」を女性プラザ伊那で開いた。ステージや展示で日ごろの活動の成果を披露した。
活動の集大成として年1回開く恒例の文化祭。舞台発表では箏曲、親子キッドビクス、気功、ダンス、新舞踊、太極拳、社交ダンス、詩吟、大正琴など14プログラムで熱演を繰り広げ、会場から温かな拍手が起きていた。
展示はステンドグラス、パッチワーク、押し花、生花、織物、絵画、編み物、ステンシル、文化刺しゅうなどで、どれも力作ぞろい。訪れた人は1点1点興味深く、じっくりと鑑賞していた。
会場には煎茶席のほか喫茶や売店もあり、家族連れも多く訪れてにぎわった。 -
いなっせ3周年記念イベント
吹奏楽フェスティバル伊那市のいなっせ開館3周年を記念したイベント「吹奏楽フェスティバル」(いなっせ管理組合主催)が29日、いなっせ北側のコミュニティ広場であった。中学校の吹奏楽部が演奏を披露し、家族や沿道の人々が青空の下で軽快な音楽を楽しんだ。
出演は1周年記念イベントから連続出演している伊那中学校吹奏楽部(部員38人)と、今回初出演の宮田中学校吹奏楽部(部員30人。
伊那中は「ミッキーのマジカルマーチ」「シング・シング・シング」、宮田中は「ミッキーマウス」、アイーダの「凱旋行進曲」、モーツァルトメドレー「フック・トゥ・オン・モーツァルト」などを演奏した。
観衆は吹奏楽の演奏に手拍子でリズムを取ったり、写真を撮ったりしながら楽しんでいた。
記念イベントで11月3日には、ぽこ・あ・ぽこミュージカル「オーザッピの『夢物語』」がホールである。午前11時、午後2時の2回公演。無料。 -
三峰川まつり
自然体験をしながら、三峰川のことを知ってもらおう竏窒ニ29日、「第2回三峰川まつり」が伊那市青島三峰川河原などであった。家族連れなどが訪れ、川原の様子やそこに生息する動植物を観察。三峰川流域でとれた野菜を使った「三峰川鍋」などを楽しんだ。三峰川みらい会議主催。
三峰川みらい計画Fエリアの弁財天河原が完成した区切りに、昨年から始めた取り組み。今年は、昨年国が取り組んだ自然再生事業が、7月豪雨以降どのように変化したかを見る「三峰川ウォッチング」を実施。天竜川上流河川事務所の職員が、もともと河原になかった植物が流された反面、深い根を張る在来種が生き延びたことや、上流にあったアレチウリの種や根が、流木に絡まり、この地に根付いてしまっていることなどを解説した。
そのほかにもネイチャーゲームや、三峰川に関する問題を出題する「三峰川ものしりコンテスト」など、さまざまな企画が催された。
今年は、例年行っている写生大会も同時開催。約40人が参加し、秋空の下を流れる三峰川周辺の風景などを描いていた。 -
入笠山・鹿嶺高原周辺の風力発電計画に反対一万人署名連絡会が署名活動を開始
入笠山や鹿嶺高原周辺などにある風力発電計画に反対する上伊那、諏訪地域の約25団体は、1万人を目標とする建設反対の署名集めを始める。署名は、11月末に伊那市議会議長あてに提出し、計画の是非が決まると見込まれる12月議会までに、強い反対の意向を訴える。事務局の北原功さんは「風力というとクリーンなイメージがあるが、それに伴う問題もある。詳細な計画は示されておらず、判断材料がまったくない中で議会採決される恐れがある。また、住民の多くは計画事態を知らない。署名活動を通して、住民にもこの計画を知ってもらいたい」と語る。
署名活動を行う「入笠山・鹿嶺高原周辺の風力発電計画に反対一万人署名連絡会」は、これまで反対活動をしてきた「入笠山周辺の風力発電をやめさせる会」を母体に、より幅広い団体が加わって発足。代表世話人は、伊藤精晤信州大学農学部教授が務める。
1万枚作成した署名用紙には、風力発電計画に伴い発生することが想定されるいくつかの問題を明記。住民にも風力発電の実情を知ってもらうとともに、署名への理解を求めていく。
集まった署名は1週間ごと集計し、11月25日に最終集計を行う。登山道や山頂での署名活動も考えており、署名の収集具合を見ながら公開質問状や陳情書の提出も検討していく。
今後も、協力者を募っていく予定で、ホームページ上からの署名も可能となっている。
問い合わせは事務局(TEL090・8747・7474)北原さん、ホームページは(http://furusato.main.jp/)。 -
仲仙寺で蜜バチ供養
世話になったミツバチへの感謝を込めて30日、伊那市西箕輪の仲仙寺で、果実の受粉作業を終えて死んだミツバチのハチ供養があった。上伊那を中心とするイチゴ生産者や、上伊那農業協同組合関係者、養蜂家など約17人が集まり、祭壇に置かれたミツバチの写真に手を合わせた=写真。
個人でハチ供養をしていた伊那市御園の養蜂家・小松実治さん(74)が、受粉にミツバチを使う生産者にも呼びかけて始めた取り組みで10年目。例年、次のハチをハウスに入れる前のこの時期、合同供養を行っている。
1つのハウスに放すミツバチは、約1万5千匹。一般的なミツハチの冬場の寿命は、約6カ月だが、ハウスの中で働く受粉用蜜バチの寿命は約2カ月と短命になるという。
参列者は順々に祭壇に進み、感謝の念を込めてハチの写真の前で焼香を上げた。 -
伊那市長谷浦 自宅庭でクマに襲われ重傷
30日午前10時30分ごろ、伊那市長谷浦に住む無職の西村くにゑさん(70)が自宅の庭でクマに襲われ、顔や頭、両腕などに重傷をおった。今年に入って上伊那では2件目、伊那署管内では初めての人的被害が出た。
同署の調べによると、西村さんは、敷地内で飼い犬がほえていたため、外に出たところ、後方からクマに襲われたという。庭にあった養蜂箱を荒した形跡があることから、はちみつを狙ったと思われる。
西村さんは、襲われた後、自分の足で助けを求め、近くの男性(76)の車で近くの診療所へ搬送された。男性によると「『クマに襲われた』と叫ぶ声が聞こえて見にいくと、顔を血だらけにしていた。意識はあるようだった」と話している。
上伊那地方事務所、市、猟友会など約25人が辺りの山などを捜索するがクマは見つかっていない。同日午後4時ごろ、付近に檻を設置し、捕獲を試みている。
地元住民によると、長谷地域では約40年間、クマの被害はないという。今年に入って同地区では、5件ほどの目撃情報がある。
上伊那では本年(30日朝までに)、63頭を捕獲、14頭を処分した。8月にピークは過ぎたものの、現在でも伊那市内の西箕輪、西春近で目撃が多くあるという。
西村さんのサンダルが残された被害現場を捜査する関係者 -
県図書館大会・伊那市で 読書で豊かな心を
第56回県図書館大会が28日、伊那市の県伊那文化会館などであり、大学教授による講演や分科会などに約650人が集まった。県図書館協会の役員でつくる同大会運営委員会の主催。
一人ひとりの生活を充実させるため、生涯学習の拠点となる図書館のあり方を考えるため毎年、県内4ブロックを回って開いている。本年は「読書を通じて育む『豊かな心・うるおいのある生活』」を大会テーマとした。
分科会は、県伊那文化会館、伊那中学校、高遠町図書館であった。「地域住民のニーズと公共図書館サービス」「子どもの主体的な学びを支える学校図書館のあり方」など、14のテーマに分かれ、パネルディスカッションや実践発表をした。
読み聞かせボランティアグループは、絵本を読んだり、パネルシアターに合わせて歌うなどのステージ発表。上伊那PTA親子文庫は、語りの中にピアノや太鼓の演奏を交えて物語の情緒を演出した。
上伊那PTA親子文庫の実践発表には太鼓も登場 -
みはらしの湯、29日から営業再開
浴室天井のアルミ材が落下する事故があり、営業を休止していた伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は28日、安全確保のために行っていた点検を終了し、29日から営業再開することを決めた。
同施設は今後、2年に1度のペースで行っていた定期点検の時期を見直すなどして、安全対策に努めていきたいとしている。
また今月は、休館日としていた31日も営業する。 -
下川手公民館で第2回趣味のふれあい作品展
区民の多彩な作品が一堂に並ぶ「第2回趣味のふれあい作品展」が28、29日、伊那市の下川手公民館で開かれている。絵画や盆栽、絵手紙など、さまざまな創作作品約120点が、訪れた人たちを楽しませている=写真。
下川手社会福祉協議会のいきいきサロンの中で「区内でさまざまな創作活動をしている人の作品発表する機会を設ければ、交流の幅がもっと広がるのでは」という声があり、昨年から始まった作品展。今年は1日目を作品鑑賞の日、2日目を作品鑑賞と食事会の日とした。
昨年よりも多くの応募があり、オリジナル作品の創作をしている人、その道に本格的に取り組んでいる人、夫婦一緒に趣味を楽しんでいる人など、さまざま。今年は、美篶西部保育園からも作品の出展があったほか、90歳近いお年寄りの作品も並んだ。
今後は、小中学生の作品も募っていきたいとしている。
29日の公開時間は午前8時縲恁゚後11時半。 -
八幡町ハロウィン
伊那市の「八幡町ハロウィン」(八幡町実業団協同組合主催)が28日、伊那北地域活性化センター「きたっせ」などであった。カボチャのちょうちん90個が並び、幻想的な雰囲気を作り出した。
カボチャのちょうちんは高さ30センチほど。伊那小学校2年泉組の児童や来場者らが作ったもので「きたっせ」駐車場に並べ、午後5時半すぎに点灯。ロウソクの火がゆらゆらと揺れ、さまざまな表情をした顔が浮かび上がった。
会場では仮装コンテストがあり、小学生を中心に69人がエントリー。とんがり帽子をかぶったり、黒いビニール袋の手作り衣装をまとったりした子どもたちが集まり、にぎやかだった。
また、組合に加入する46店で菓子を配るスタンプラリーには約千人が参加、用意した菓子300個が足りなくなるほどの人気だった。新たに加えたフォトコンテストは、11月に「きたっせ」で開く収穫祭で応募作品を展示する。
ハロウィーンは5回目で、商店街を楽しくにぎやかにしようと始まった。
尾崎晃一理事長は「年末にかけ、品をそろえ、買い物がしやすい店づくりをするので、ぜひ来店を」と来場者に呼びかけた。 -
エースドッジ 知事杯上伊那予選18チームで熱戦
岡谷、諏訪など県内4地区でつくる県エースドッジボール協会の県知事杯・県教育委員会杯上伊那地区予選が28日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館など2会場であった=写真。県大会出場へ向け、トーナメントなどで各学年の代表チームを決めた。伊那毎日新聞社など後援。
上伊那の小学校単位の男女でチームをつくり、3縲・年生の各学年の部門で競技、計18チーム、約500人の選手らが熱戦を展開。会場に駆けつけた保護者は、我が子の頑張る姿に声援を送った。
「エースドッジボール」は、岡谷市の市制50周年記念事業(昭和61年)で考案。1チーム、1人のエースマンを置き、相互がいかに早くエースマンにボールを当てるかを競う。今大会は16回目。
結果は次の通り。
【3年生の部】 (1)こころファイターズ(箕輪東)(2)全勝みのちゃんファイターズ4(箕輪中部)(3)ミラクルキッズ(同)
【4年生の部】 (1)勝利のびっこ一番(箕輪東)(2)ドッジファイターズ(中川西)(3)パワーアップのびっこ(箕輪東)元気っ子!火ノ気!!(西箕輪)
【5年生の部】 (1)南小ハトポッポ5(南箕輪)(2)ファイターズ(西箕輪)
【6年生の部】 (1)チームさくら(西箕輪)(2)ウメッシュ!!(同)(3)ブルーサンダース(飯島)南小ハトポッポ6(南箕輪)
※各部門の1位は12月3日、岡谷市民総合体育館である県大会へ出場 -
山本勘助と高遠藩のかかわりは…
高遠城址(し)を築城したと伝わる、戦国武将武田信玄に使えた軍師、山本勘助を知るための講座が26日夜、伊那市高遠町の高遠閣で始まった。来年1月までの全3回で勘助の功績、信玄や高遠藩との関わりなどを学んでゆく。
07年のNHK大河ドラマ「風林火山」の主人公として注目を浴びている山本勘助。講座を主催する高遠町観光協会は「高遠と関係のあった人物を地元の人に知ってもらいたい」と企画した。
初日は、歴史を趣味で研究する自営業の矢澤章一さん(78)=同町東高遠=の講演に市内などから約100人が参加=写真。「風林火山」の原作者井上靖の小説や、伝記「甲陽軍艦」などを元に、築城技術の腕を買われて51歳で武田家に仕官した勘助の生涯を解説した。
矢澤さんは冒頭で、記録資料の中に記述が少ない勘助を「実在の人か架空の人か分からない」と紹介。「未だに不思議な人物である」などと興味をそそらせる口調に、参加者も注意深く耳を傾けていた。
「高遠城址の秋まつり」期間中の11月16日にある、第2回講座では、信州大学人文学部の笹本正治教授が講演する。
問い合わせは、高遠町観光協会(TEL94・2552)へ。 -
キノコ採り男性死亡
26日午後2時50分ごろ、中川村大草の四徳発電所の東約100メートルの県道を車で通りかかった男性が、道路脇に倒れている伊那市西春近の無職金光箕中さん(70)を発見し、消防に通報した。金光さんは駒ケ根市内の病院に収容されたが、同日午後8時33分、脳挫傷で死亡した。
駒ケ根署の調べによると、金光さんは同日午後2時ごろ妻とキノコ採りに来て、それぞれ別の場所でキノコを採っていた。原因について同署は、遺体の状況などから県道脇の山から転落したものと見て調べを進めている。 -
かんてんぱぱで桑名智絵さんの彩画展
伊那市出身の水彩画家・桑名知絵さんによる「彩画展」が27日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている=写真。鮮やかな色彩で描かれた水彩画約30点が、訪れた人の目を楽しませている。
現在長野市で製作活動をしている桑名さんが、ふるさと展として開催している個展で6回目。色へのこだわりから、自身の作品を「彩画」と名付け、作品の中で色彩の魅力を最大限に引き出している。テーマは、自然が織りなす四季の情景を、心象風景としてとらえたものが中心。最近は、絵を額に入れる時、絵と額との間を埋めるために用いるマット素材に、作品を描くことに力を入れており、油彩や日本画を思わせる作風を実現している。
柔らかな色彩で描かれた幻想的な作品の数々は、どこか懐かしい雰囲気を持っており、見る人の心を和ませる。
桑名さんは「作品を見て癒しを感じてもらえれば」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後2時)。11月5日まで。 -
ハロウィーンのちょうちんづくりに挑戦
伊那市の伊那小学校2年泉組(鈴木修司教諭・31人)が27日、ハロウィーンのカボチャちょうちんづくりに挑戦した。児童たちは自分の顔より大きなカボチャを相手に思い思いの作品を仕上げた。
28日にある、八幡町実業団協同組合の「八幡町ハロウィン」に展示するため、同組合の依頼で制作。児童は、組合員や保護者の力を借りて2縲・キロほどのカボチャに表情を描いていった。
小型のこぎりやスプーンなどを使って、目や口をくりぬき、耳や角、しっぽなどを取り付ける、個性豊かな作品を完成。飯島靖之君(8つ)は「うまくできたので皆に見てもらいたい」と力作の出来上がりを喜んでいた。
28日は、スタンプラリー、仮装コンテストなどがあり、泉組も参加する予定。カボチャのちょうちんは会場に飾り、午後5時30分にあかりがともる。
カボチャのちょうちんづくりに挑戦する児童ら -
文科省から優良公民館表彰 西箕輪公民館
伊那市の西箕輪公民館が文部科学省の「第59回優良公民館表彰」を受けた。27日、城取茂美公民館長らが市役所を訪れ、小坂樫男市長へ報告した。市内の公民館が受彰したのは、86(昭和61)年の伊那公民館以来となる。
保健師や地域社協などの協力で始まった高齢者の健康推進事業「脳イキイキ講座」や、地元小学生の5泊6日の通学合宿などの公民館活動が認められた。26日、東京であった表彰式では、全国59公民館を表彰。県内では長野市の公民館も選ばれた。
城取公民館長は、表彰理由となった、脳イキイキ講座について「他の公民館でもユニークな活動だと興味を持ってもらえた」と報告。「介護保険を受けずに地元高齢者が元気に暮すことは、地域の活性化につながる」と話した。
同講座は02年度に始まり、初年度は1会場、2年目は3会場と増えた。講座は現在、出前講座として各分館でも開くようになり、本年度は地区内8分館でほぼ毎月の開催。音楽療法師、体育指導員による健康に関わる講座を展開している。
報告に訪れた城取公民館長(中)ら -
通り町のアンネのバラ咲く
伊那市通り町のかぐやオルージュの前にある「アンネのバラ」が見ごろを迎えている=写真。
上下伊那のバラ愛好者でつくる「アルプスバラ会」は今年、会員約100人に『アンネの日記』の著者、アンネ・フランクゆかりのこのバラを株分け。会に所属する同店も、その枝を大切に育て、大輪の花を咲かせることに成功した。
芳しいオレンジ色の花は、道行く人の心を和ませていた。 -
伊那市火災防御訓練 1キロ離れた中継送水など
大規模火災を想定した、伊那市火災防御訓練が22日、美篶のJAカントリーエレベーター付近であった。市消防団、伊那消防署、高遠消防署が連携し、緊急出動や遠距離中継送水訓練などを実施して有事にそなえた。
消火栓、貯水槽などの水利が不十分な場所で火災が発生し、風にあおられ被害が拡大する想定。消防団44隊(約440人)、ポンプ車44台などが出動し、出火場所から最大1キロ離れた水利など6個所から中継で水を引いて消火活動した。
閉会式で田畑安彦団長は「機械の取り扱いを熟知し、人と人との連携がなければ水は出ない。これからも訓練を重ね、連携を築き上げていきたい」とあいさつ。登内正史伊那消防組合消防次長は「1キロの中継送水訓練は初めてだったが総体的に迅速に訓練が出来た」と講評した。
中継送水で放水する団員ら -
伊那市の宮下さん ねんりんピック剣道団体に出場
60歳以上の高齢者を対象としたスポーツの祭典「ねんりんピック静岡2006」の剣道交流大会(29、30日)へ出場する、県剣道連盟上伊那支部長、教士7段の宮下芳夫さん(68)=伊那市境東=が26日、小坂樫男市長へ大会前の意気込みを語った。
日ごろの練習の成果が認められ、同連盟の推薦を受け団体メンバーに参加する宮下さんは、中堅を務める。出場歴は00年の初出場から数え4回目。「メンバーも少し若返ったので、決勝トーナメント進出を目指したい」と目標を述べた。
現在は上伊那支部長として、地元クラブの合同けい古や、伊那弥生ヶ丘高校剣道部の指導などに従事。発足30周年を迎える、伊那少年剣道クラブの設立にも携わるなど、地域に剣道を普及してきた。
剣道交流大会は、都道府県、政令指定都市代表の62チームが予選リーグ、決勝トーナメントを戦う。県代表は初日、熊本県、岡山県と対戦する。
「ねんりんピック静岡06」剣道交流大会へ向けて意気込む宮下さん -
新ごみ処理施設建設計画・美原区は拒否反応
上伊那広域連合が伊那市の伊那中央清掃センター隣接地に新ごみ処理施設を建設する計画案に対し、地元の美原区で24日夜、区民説明会があった。これまで「他地区への施設移転を約束に、理解してきた」とする区民からは隣接地案の突然の浮上に批判の声も多く、広域連合による説明会は序盤から激しい応酬となった。同区は近く、今回の議事録を全戸に配布、同時に区民に意向調査をして、年内にも可否の結論を出す方針だ。
非公開で開いた説明会は区役員と連合担当者によると、「施設移転の約束」を含め隣接地案にかかるこれまでの動きや、市内複数地区でも進めている用地選定経過についてのそれぞれ情報公開の有無、有害物質による身体への影響をめぐり、説明前におよそ1時間半にわたって議論。長時間に及んだため、予定していた新施設の説明は一部省略した。
新施設の建設計画にあたって広域連合側は「『区の合意が得られなければ強引に計画は進めない』との連合長の小坂樫男・伊那市長の旨」を伝えた。
説明会には区民100人余が参加。区役員は「賛成というような姿勢はほとんど見受けられなかった。迷惑施設としてこれまで協力してきたからこそ、区民の拒否反応は強い」と話す。
出席した女性(63)は「施設建設にあたってメリットがあるというが、命の大切さは全くわかっていない。移転の約束があったのに、行政のずさんさにびっくりしている」と強く非難。50代男性は「説明会以前の話。なぜ人家の密集する場所に建てたいのか。これまで協力してきたのに仇(あだ)となって返された」と不満をもらした。
一方で、「数十年後の将来を見据えたときに区にとってメリットは大きいし、技術の発達で身体や環境への影響は今までに比べれば少ないのでは」とする意見もあった。
隣接地案は、現施設周辺の6区・1常会役員らでつくる地元対策委員会で、一部の委員からあがった地元での施設建設検討の提案を受け、広域連合が8月の委員会で案を示して各区・常会での施設建設の検討を要請。下川手区はすでに住民の了承を得ている。美原区の動向を見てからの検討を考える区もある。 -
ケンウッド事業用地売買契約調印式
カーオディオやカーナビゲーションなどで世界的シェアを誇るケンウッド(本社・八王子市、河原春郎社長)は25日、伊那工業団地の長野ケンウッド(佐藤一祥社長)に隣接する約1万4千平方メートルを、伊那市土地開発公社から取得した=写真。
カーエレクトロニクス事業を中核とする同社は、1990年に長野ケンウッドを設立。主に自動車関連製品の製造を行う拠点となり、連結売上高の2割を占める大規模工場に発展した。昨年10月からは、製造から品質情報を迅速にフィードバックするため、八王子事業所の研究部門の一部を長野ケンウッドへと移転。今後この地で、更なる事業拡大とサービスの充実、従業員環境の整備を図るため、新しい用地の確保を決めた。
河原社長は「発祥の地である駒ヶ根市の隣で、発展の基礎ができたのは喜ばしいこと。アジアに勝てる日本の国内工場を持ち、きちんとしたスキルを持った人材を日本の中で作っていくことが新たな発展になる」と語った。
新たな用地は従業員の駐車場に利用するほか、既存工場との連携の中で有効的な利用方法を模索していく。 -
中アの魅力を伝える 宮田村の鎌倉国光さん写真展
宮田村大田切のアマチュアカメラマン鎌倉国光さん(55)の山岳写真展「中央アルプス縲恷兜氓フ山稜パートIII」は29日まで、伊那市荒井区の市立図書館広域情報コーナーで開いている=写真。入場無料。
これまでに撮りためた、宝剣岳、伊那前岳、中岳などの中央アルプス北部の写真の中から30余点を出品。四季折々の風景をとらえた作品は雄大な山々の魅力を伝えている。
岩肌の黒と雪の色を赤く照らし出す「朝焼けの宝剣岳」など、季節、時間によって違った姿を見せる。鎌倉さんは山の魅力を「一期一会の世界」と言い表している。
鎌倉さんは1951年、高知県生まれ。30年ほど前に宮田村へ転勤し、85年ころから集中的に中央アスプス北部や江戸時代の高遠町の石仏師・守屋貞治の石仏を撮り始める。
同図書館では、3年前から毎年、中央アルプスの写真展などを開いている。
午前10時縲恁゚後7時。28、29日は鎌倉さんが会場を訪問する。 -
上伊那の「気に入っている風景」
県の景観サポーターとして活動した上伊那の12人による写真展「私の気に入った風景」は11月2日まで、伊那市の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。メンバー一人3点ずつの計36点を出品。それぞれが作品を通じて、伊那谷の自然のすばらしさを伝えようとしている。
同メンバーは本年3月までの2年間、「良い風景を見て歩こう」をテーマに、上伊那の景観保全のために活動。お気に入りの景観は写真に残し、これまでに2回の作品展で紹介してきた。
それぞれが感動した被写体は、満開のサクラ越しに見える中央アルプ、清き流れの三峰川、ダム湖と紅葉竏窒ネど多彩。代表者の一人の井上征博さん(62)=伊那市東春近=は「景観の良さを再発見し、大切に残していくよう呼び掛けたい」と話している。
土、日曜日は休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。
「上伊那の景観の良さを再発見」した写真展に注目が集まる