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新伊那市の社会福祉協議会が発足
新伊那市の社会福祉協議会の発足式が2日、福祉まちづくりセンターであった。設立当初の正副会長4人が、センター入り口に新社協の看板を設置=写真。関係者など約50人が祝福に訪れた。
設立当初役員の御子柴龍一会長は「少子高齢化社会を迎え、今後ますます地域のつながりや行政との関係づくりが必要になると考えている。誰もが安心して暮らすことのできる地域福祉の実現にむけ、社協の役割は大きくなる。お互い様の地域づくりを目指し、真の意味で市民に必要とされる社協を目指し、職員一同がんばっていきたい」とあいさつ。各来賓は、社会福祉を取り巻く厳しい現状に触れながらも新社協の出発に大きな期待を寄せ、祝福の言葉を述べた。
また同日、新社協の役員や方針を決定する理事会を開き、会長に御子柴龍一氏、副会長に伊東義人氏、宮下市蔵氏、熊谷雅人氏を選出。新社協の事業などを正式決定した。 -
イーナちゃん広場
第29回みんなの生活展と第23回健康まつりを合わせた「イーナちゃん広場2006」が1日、伊那市の伊那勤労者福祉センターなどであった。地域で活動する各団体の活動発表展示や健康に関するさまざまな展示、運動プログラムがあり、訪れた人たちを楽しませた。
イーナちゃん広場として開催するのは今年で6年目。
生活展は、各団体の取り組み発表を知ってもらえるよう、クイズラリー形式で各ブースに関する問題を出題。全問正解者のみが挑戦できる抽選会を企画した。また、フリーマーケットでは32ブースが並び、値打ち品を買い求める多くの人でにぎわった。
健康まつり会場では、健康に関係する各種団体が健康診断や栄養チェックなどを実施。富県・手良・竜東の保健委員会は、近年注目される「メタボリックシンドローム」ついての展示を行い、内臓脂肪予防に効果を発揮するヨーグルトやルバーブなどを紹介した。運動プログラム体験が行われたステージでは、地域で取り組まれている各種運動プログラムを実施。サンライフ伊那の山岸洋子トレーナーは、だれもが無理なく取り組める体操を披露した。 -
諏訪社ののぼり支柱しゅん工祝賀式
伊那市中小沢地区の諏訪社で1日、9月に建立したのぼり支柱のしゅん工式があり、氏子らや工事関係者など、約40人に新しいのぼり支柱が披露された=写真。
もともとのぼり支柱は神殿の正面となる東側に設置されていたが、神殿北側に道ができた1965年、便宜上のぼり支柱も北側に建立された。しかし、約40年を経て北側の支柱も老朽化が進行。新たな支柱を建立する必要性が生じ、氏子らで検討した結果、本来あった場所に戻すことで地域の歴史を知り、結束を強めていくことができるのではないかと、東側への建立を決め、4年ほどかけて建立費用を積み立ててきた。
従来ののぼり竿は木製だったが、新しいのぼり竿には、アルミを使用。今後は、昔使っていた東側参道の整備も進め、昔ながらの姿に近づけていきたいとしている。 -
秋祭りだ!!「ピッピッ、ドンドン」
伊那市美篶上川手区(北原伍区長)の五穀豊穣(ほうじょう)を祝う区民祭「上川手祭」が30日、上川手第1公民館などであり、子どもみこし、演芸会などでにぎわった。
子どもみこしは園児、児童ら約60人が2台のみこしに分かれ、約1時間30分かけて区内を練り歩き=写真。「ピッピッ、ドンドン」のリズムで笛や太鼓を鳴らし、みこしは子どもたちが交代で担いだ。
にぎやかな音と子どもたちの元気いっぱいの掛け声に、地域住民らが集まり笑顔を広げていた。
夜は公民館でビンゴゲーム、花火大会などを開催。演芸大会では、マジックショー、演歌、紙人形、花笠踊りなどを区内の班ごとで披露し、会場から笑いと歓声を浴びた。 -
10日は「ソースかつ丼の日」
伊那市の「伊那ソースかつどん会」(平沢保夫会長、18人)は10日縲・1月30日、「ソースかつ丼(どん)の日」に合わせ、加盟店を食べ歩く「ジグソーシールラリー」を展開する。
「ジュー(10)ジュー(10)」揚げた豚かつにちなみ、10月10日を「ソースかつ丼の日」に設定。5月に会を立ち上げたばかりで、ソースかつ丼ファンの底辺拡大をねらい、PRイベントを組んだ。
イベントでは、キャラクター「かつ丸君」を20分割した台紙を用意。加盟店でソースかつ丼1杯を食べると、1枚のシールが渡される。18コマを集めると、「かつ丸君」の絵が完成し、そのまま千円分の食事券として使うことができる。
できるだけ多くの店舗のソースかつ丼を味わってほしいと、1コマごとに3店舗を指定している。
主催者は「楽しみながら、絵が完成するように工夫した。家族などで参加して」と呼びかけている。
完成した台紙はしばらくの間、使える予定。詳しくは加盟店へ。 -
西春近中央保育園で最後の運動会
伊那市の西春近中央保育園(牧野美智子園長、39人)の「なかよし運動会」が30日、近くの伊那西高校グラウンドであった。07年度、西春近北保育園と統合することから最後の運動会で、万国旗がはためく中、にぎやかに繰り広げた。
種目は親子種目の帽子取り、綱引き、かけっこなど15。年中児・年長児の「じょんがらまつり」は、太鼓演奏を交えたリズムで、元気いっぱいに会場を動き回った。
最終種目はリズム「BOBONBAぼん」。園児の踊りに合わせ、家族らがペットボトルで作ったマラカスで音を鳴らし、会場が一体となって盛り上げた。
年長児の孫を持つ女性は「人数が少なくても、にぎやかな運動会だった。園児も、保護者も出る種目が多かったと思うけど、楽しめた」と話していた。 -
ICT杯マレットゴルフ大会 80人で熱戦展開
第12回伊那ケーブルテレビ杯争奪マレットゴルフ大会が30日、伊那市高遠町の「花の丘マレットゴルフ場」であった=写真。同ケーブル放送エリア内の同市、箕輪町、南箕輪村から愛好者約80人が集まり、さわやかな秋空の下でプレーを楽しんだ。
参加者は「月蔵」「三峰」コースの計36ホール(パー144)で競技した。紅葉し始めた桜の木の下、深まりゆく秋の1日を満喫。仲間の好プレーに歓声をあげるなど、和気あいあいとした中で交流も深めていた。
加入者サービスの一環ではじまった恒例大会で、会場はエリア内の自治体を順番に回って開いている。同マレットゴルフ場での開催は初めて。大会の様子は録画放送されるため、毎年、参加者らは張りきってプレーしている。
今大会の模様は10月4日午後10時から、1チャンネルで放映する。
結果は次の通り(同打数の場合は年齢順で順位を決定)。
(1)大沢昭人(伊那市)104(2)浅野八重子(同)104(3)井上治男(同)109(4)伊東武彦(同)109(5)藤沢巻臣(南箕輪村)110(6)北原久(伊那市)111(7)米山博康(同)113(8)清水利夫(同)113(9)小沢恒二郎(同)113(10)藤沢幸雄(箕輪町)113 -
信州大学農学部で災害時における住民、行政、研究者のかかわり方について考える防災シンポジウム
信州大学農学部山岳科学総合研究所は30日、災害時における住民、行政、研究者のかかわり方について考える防災シンポジウム「06年豪雨土石流災害の検証と地域防災を目指して」を開いた=写真。大学研究者や7月の豪雨災害で地域の対応に当たった行政・消防関係者、地域住民がそれぞれの立場から当時の様子を検証。どのような連携が図れるかを話し合った。
平松晋也教授は、県内の土砂災害危険個所のほとんどでハード的整備がなされていない現状に触れ「残りはソフト面での対応は必要」とし、住民自身が「自分の身は自分達で守る」という意識が必要であることを示した。
豪雨災害時、西春近諏訪形区の土砂流対応などに当たった酒井卓実さんは、有線放送で住民の出動を促したが、十分な情報伝達ができなかった現状を掲示。災害時の情報伝達の課題を示した。
伊那市消防団の三井栄二本部長は、どれだけの人が災害対応をしていたか認識していなかったことを今回の反省点としてあげ「二次災害で誰かが巻き込まれていても気付かない状況だった」と危険性を指摘。大学側には現場の危険性を回避するための専門的見地からの指導を求めた。
コーディネーターの木村和弘教授は「災害は一つの分野で解決できるものではなく、地域が連携しながら対応していくことが大切」と総括。大学として地域に積極的協力をしていく姿勢を示した。 -
ペアーレ伊那作品展
伊那市西町の伊那社会保険健康センター「ペアーレ伊那」は10月1日まで、第12回受講者作品展を開いている。受講者らの集大成となるトールペイントやパッチワークキルト、写真作品など、多彩な約350点が、訪れた人たちを楽しませている=写真。
前期、後期の講座が入れ替わる時期に合わせて毎年開催している作品展で、今回は20講座の約300人の受講者が作品を出展している。
受講者には「何か趣味を持ちたい」と考える子育てが終了した50代、60代の女性が多く、継続して受講を希望する人も多いという。
会場には同じ教室で学んだ受講者らが顔をそろえ、互いの作品を見比べながら「ここが難しかった」などと感想を話し合っていた。
会場では煎茶教室、紅茶教室の受講者らによるお手前披露を行っているほか、プール、トレーニングジムの無料解放もしている。
入場無料。午前9時縲恁゚後4時。 -
ベル伊那 彫刻家・籔内佐斗司の世界展
木彫界を代表する彫刻家・籔内佐斗司さんの展示会「籔内佐斗司の世界展竏衷オ福楽観道竏秩vは10月3日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。安らぎとユーモアに満ちた童子のブロンズ像や銅版画など、約50点を展示販売している。
籔内さんは1953年、大阪市生まれで、東京芸術大学大学院を卒業後、奈良県の東大寺やニューヨーク、パリなどで個展を開くなどの活躍。県内での展示は同ホールで昨年に続き2回目となり、前回より出品点数を多く、新作も取りそろえた。
うつむきがちな現代人にエールを送る「上向き童子」、愚痴や食事をこぼすなとの「こぼすなさま」など、作品はメッセージ性に富んでいる。「難しく考えず作家のつくる世界観を楽しんでもらえれば」と関係者は来場を呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
広域連合ごみ処理施設用地候補の一案示す
伊那市美篶下川手区の臨時総会が28日夜に開かれ、上伊那広域連合が計画しているごみ処理施設の用地候補の一案として、伊那中央清掃センターに隣接する南側を示した。「意見統一には勉強不足」として、次回以降の臨時総会で区としての方向を出すことになった。
用地候補として複数区で説明会が開かれているが、下川手区で区民を対象にした説明会は初めて。非公開だった。
広域連合の斎藤秀夫事務局長らが説明に当たり、メリットとして▽現施設の敷地を利用でき、建設コストが安くなる▽循環型の施設を建設した場合、補助金が活用できる竏窒唐ー「広い見地に立って考えてほしい」と要望した。
終了後、区関係者によると、用地選定に対して区内には賛否両論ある。判断材料が足りず、出席も266戸のうち84戸で、委任状が3分の2を占めたことから、個々で判断する期間を置いた。次回(10月)の臨時総会には、区内25班の班長を通じ、区民に出席を呼びかける。
当初、07年度の稼働を目指していたが、用地選定が難航し、遅れている。
昨年12月、6区1常会の執行部らでつくる中央清掃センター地元対策委員会で「地元での建て替えはないのか」と意見が挙がったことから、広域連合は8月、対策委員会へセンターに隣接する案を示した。
地権者はすべて下川手区の区民10人余で、ほとんどが水田。
広域連合は清掃センターの敷地面積1万平方メートルで、新しい処理施設は2万5千平方メートルを確保したいとしている。
用地選定から稼働まで4縲・年かかるという。 -
サンライフ伊那受講者作品展
伊那市西春近の伊那中高年齢者福祉センター「サンライフ伊那」は10月1日まで、06年度前期の趣味創作教室受講生とクラブ会員による作品展を開いている。受講者248人とOBが手掛けた約260点の作品が、訪れた人たちを楽しませている=写真。
今回作品を出展しているのは4月縲・月を同センターで学んだ前期受講者で、伊那市内だけでなく周辺市町村から通っていた人もいた。全体的に女性受講者が多いが、盆栽、水墨画などは男性人気が高いのが特徴。
手編教室の展示ブースでは、寒くなるこれからの季節に着用できるカーディガンやベスト、セーターなどが並んでいる。
午前9時縲恁゚後8時(最終日は3時まで)。 -
かんてんぱぱで伊那技術専門校卒業生の作品展
県伊那技術専門校木工科のOB18人による「木にたずさわる18人の手仕事展」が10月1日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。テーブルや食器棚などの大型家具から、時計、食器類などの小物まで約100点が訪れた人の目を楽しませている=写真。
かんてんぱぱでの合同展は3回目。今回は「職人達とあなたが創る木の家」と題した特別企画を開催。8人の職人が、来場者の意に沿った内装、キッチン、洗面所、収納家具などを提案し、住みやすい木造の生活環境を提案するほか、ペーパー竹とんぼにペイントを施す「ペーパー竹とんぼアートを楽しもう」も企画。さまざまな楽しみ方ができる展示会となっている。
代表の田中伸生さんは「18人それぞれの個性がある。今回は相談コーナーなどもあり、各作家も会場にいるので、ぜひ一度直接話しをして、自分のほしいものを手にいれてほしい」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時(最終日は午後3時)。 -
「天竜川水系健康診断」84河川・99カ所で補完調査
民間中心の企業・団体が水質検査をする「天竜川水系健康診断」が28日から始まった。初旬予定が天候不良で中止となり、測定回数、場所などを変更しての取り組む。リサイクルシステム研究会(向山孝一会長)などが主催し10回目。
これまでの水質調査結果をまとめるにあたり、今回は補完することを目的に調査。諏訪湖から遠州灘に至る水系を対象に、今まで調査のない河川を含む84河川、99カ所を、40企業・団体の110人が10月1日までに1回測定する。
毎年参加の上伊那農業高校生は、従来の24時間・2時間おきの13回連続観測をした。伊那市の小沢川で、午前10時から測定を開始した。測定値を初回と正午で比べると、COD(化学的酸素消費量)が8以上から4に減ったことが分かり、「朝の生活排水が流れ込んだ影響があったのでは」と分析した。
生産環境科3年生の阿部玄太さん(17)ら3人は、水質向上に向けて、下水道の完備や、自分たちで川のごみ拾いをすることが必要だと話していた。 -
市役所職員でつくる自転車愛好者グループが本州1周達成に向けて伊那市を出発
自転車で本州1周を目指してきた伊那市役所職員の自転車愛好家グループ「Cycle倶楽部R」の5人が28日早朝、本州最後のツーリングを行うため、伊那市駅から昨年の終着点、青森県野辺地駅へと出発した=写真。92年に青森駅をスタート。「ツールド・本州」と名付け、本州の海岸線沿線を毎年少しずつ走り進めてきたが、15年目となる今年、ついに本州1周、約6千キロを走破する。代表の中山一成さん(54)は「今年も楽しむぞ」と意気込みを語った。
30代縲・0代の男性約10人でつくる同グループは、青森県から秋田県、秋田県から新潟県の海岸線をツーリングしたことをきっかけに「どうせならその先に進もう」と本州1周を決意。毎回都合のつくメンバー数人が参加し、前年の終着点から次の目的地に走り進めてきた。大雨や台風、自転車の故障などさまざまなアクシデントに見舞われることもあったが、仲間同士の支え合いでカバー。個人で本州を完走するのは、代表の中山さんと牧田豊さん(44)の二人で、牧田さんは「よく続いた。それでも、初めて道やその時にしかない出会いは楽しかった。仲間がいたから続けてこれた」と振り返る。
今回は、野辺地から六ヶ所村へと進み、下北半島を半時計回りに走行。5泊6日かけて約450キロを走り、92年に出発した青森駅を目指す。ゴールは10月2日を予定している。
今後は、北海道、四国、九州にも挑戦したいとしている。 -
伊那市要保護児童対策地域協議会
伊那市は26日夜、要保護児童の早期発見や適切な保護を図ることを目的とする伊那市要保護児童対策協議会を発足し、会長に人権擁護委員協議会の宮下茂人さんを選出した。宮下さんは「新聞やテレビで児童虐待などの報道がされている。横の連絡をとりながら地域の子どもを守っていこうという取り組みが始まるのは喜ばしいこと。みなさんの協力のもと、がんばっていきたい」と語った。
協議会は、04年に改正された児童福祉法に位置付けられたもので、児童福祉、保健、医療、教育、警察などといった関係機関の間にネットワークを築き、連携を図りながら要保護児童の早期発見、育児不安にある母親らの適切な支援を講じていく。協議会の開催は年に2、3度となるが、個別ケースに対応する下部組織を設置し、さまざまな事態に備える。 -
台風シーズン前に災害危険個所を確認
伊那市の災害危険個所パトロールが28日あった。7月豪雨災害の被害地域、県が指定する土砂災害防止指定個所の西箕輪などの数個所を市関係者や消防団、伊那警察署などの約20人が見学。県伊那建設事務所などの現場管理者らを迎え、災害を最小限に抑えるための対策について話し合った。
今回の災害で県内で最も多い、7万4千立方メートルの土石流が発生した、西春近の前沢川の現場では、同事務所が応急対策や今後の本復旧工事について説明。12月からの施工で、中央道から上流200メートルに砂防ダムを設置したいとの報告があった。
ダムは上流に残る不安定土砂2万3千立方メートルの流出を抑えるなどの目的。ダム下流には約150メートルの水路を設け、その下に砂を貯める「遊砂地」を造る。ダムの高さ14・5メートル、幅70メートルで、07年度中の工事完了を予定している。
パトロールは台風シーズンに備え、災害危険個所を確認し、関係者の共通認識を図るための恒例事業。高遠町、長谷地区は6月中旬に終え、旧伊那市地区は豪雨災害後の復旧現場の見学などを盛り込んで開いた。
総括で参加者からは「それぞれの機関の関係を密にして、正しい情報をいち早く市民へ伝達することが必要」との意見が多かった。 -
クイズに答え交通安全意識高揚
第13回伊那市高齢者交通安全マレットゴルフ大会が26日、同市西箕輪のマレットパークはびろであった。プレー中、コース上で交通安全にかんするクイズを出題するなどして、安全意識を高めた。市、市交通安全協会連合会など主催。
市内の高齢者約100人が集まり、4人一組になって18ホール、パー72のコースをプレー。3つのホールでの交通安全クイズの不正解回数もスコアに含む競技方法で競った。
クイズは「飲酒運転による交通事故の罰金」「事故発生時のシートベルト着用時に対する非着用時の死亡率の倍率」など。高齢者事故発生場所で自宅付近が全体の7割りを占めていることを知って驚く参加者の姿もあった。
市安協連合会の堀内四郎会長は「昨年は交通事故が全体的に減ったが、高齢者の事故は増加傾向にある。これを機会に交通安全の認識を改めてほしい」と話していた。 -
KOA新入社員が稲刈り
KOA(本社伊那市、向山孝一社長)の新入社員20人はこのほど、伊那市美篶の水田で稲刈りをした。
米作りは10年目の取り組み。借り受けた水田18アールで、コシヒカリを栽培した。
参加者の大半が稲刈り体験が初めて。慣れないながらも協力し合い、稲刈りがまで稲を1株ずつ刈り取って、はざかけにした。
途中で雨が降り出したため、昼食時間もとらず、急いで作業をこなした。
参加者は田植えに続く作業で、手間ひまかかる農家の大変さを実感した様子だった。
10月10日前後に脱穀し、11月に開く収穫祭で収穫した米を五平もちやおこわなどにして来場者に振る舞う。 -
上農生が地元林業士からチェーンソーを使った間伐方法を学ぶ
上伊那農業高校緑地工学科2年生34人が27日、伊那市小沢川上流にある演習林でチェーンソーによるカラマツの間伐実習をした。生徒らは、初めてのチェーンソーを地元林業士の指導を受けながら操作した=写真。
国が林業後継者の育成を目的として本年度新たに始めた事業の一環。上伊那農業高校では普段生徒が体験することがないチェーンソーによる間伐を要望し、県や上伊那林業士会などの協力を得て、取り組みが実現した。
生徒は3、4人ずつで8班に分散。チェーンソーの使い方や注意点を学び、丸太の切断などでチェーンソーに慣れてから実際の伐倒に挑戦した。
初めての体験に緊張した面持ちを見せたが、木が倒れる瞬間には「おー」と歓声を挙げていた。
作業に参加した有賀卓馬君(16)は「のこぎりとなたで間伐をしたことはあるが、チェーンソーを使ったのは初めてで緊張した。倒れた木が、別の木に引っかからないようにできたらもっと良かった」と話していた。
実習は28日も行う。 -
第18回光風会工芸部長野支部展
伊那市の県伊那文化会館で10月1日まで、第18回光風会工芸部長野支部展が開かれている=写真。陶芸、七宝、染色などの一線で活躍する県内作家の作品約60点が、訪れた人たちの目を楽しませている。
隔年で開催する支部展を県伊那文化会館で開くのは3回目。東京都美術館で開かれる光風会展に出展した作品が中心で、一人が1、2点を出展ている。
1912年から続く光風会からは、多数の著名作家も輩出されており、若手からベテランまでが活躍している。各作家は、作品製作を通して新らたな分野に挑戦しており、個性豊かな作品が並んでいる。
和泉清支部長は「地方ではなかなか見られない大きな作品もそろっているので、ぜひ大勢の人に見に来てほしい」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後5時(最終日は午後4時まで)。 -
上川手地区とすずたけが防災協定
伊那市美篶の上川手地区と老人保健施設すずたけが27日、災害値における協力応援体制に関する協定を結んだ=写真。こうした協定の締結は、地区にとっても、すずたけにとっても初の試み。上川手の北原伍区長は「高齢者や障害者の優先的な受け入れを行ってもらうことで、かなりの災害弱者の安全が確保できると思う」と語った。
例年すずたけでは、年に1度の防災懇談会を開催しており、周辺地区や消防団への有事協力を依頼していた。今年も6月に懇談会を開催。その時に、上川手地区から、より強固な連携を図るために協定の締結を提案。互いの協力関係を示した協定の締結が実現した。 協定は、地震などの災害時に、施設入所者の安全確保にかかる誘導・避難などに上川手地区の住民が協力する一方、上川手地区内で避難が必要な事態が発生した場合、高齢者や身体障害者など、普通の避難所での生活が困難な住民を、優先的にすずたけに誘導することなどを規定。有効期限は07年3月31日までとするが、その後も1年ごと更新していく。 -
伊那市の新市旗 市役所に掲揚
新伊那市の市旗掲揚式が27日あった。市役所正面玄関前の掲揚塔前に職員約40人が集まり、小坂樫男市長ら助役、収入役ら3人が旗を塔の上へあげた=写真。
あいさつに立った小坂市長は新しい市章を「かわいらしく、色鮮やかで職員らの評判も良い。伊那市と共に新しい市章も愛していってほしい」と職員らに呼び掛けた。
市は絹製の屋内用、化学繊維で耐水性のある2種類の大きさの屋外用市旗、計3種類、74枚を作成(製作費用約59万円)。この日は屋外用の小さな縦1メートル、横1・5メートルの旗を掲げた。
これらの市旗は本庁舎のほか、高遠町、長谷の総合支所、支所、小中学校などに配布することになっている。 -
新伊那市の市章バッチが完成
新伊那市の職員が付ける市章バッチが完成し、10月1日の衣替えに合わせて全職員約930人に貸与される。
旧市の記章は黒地に金色だったが、今回は3色のカラーで表現。桜の花びらの「ピンク」、肥よくな台地の「緑」、二つのアルプスの「青」色が新市のシンボルになっている。
記章のサイズは縦10ミリ、横20ミリで、数量は1500個(事業費約22万円)を用意。ロータリーネジ、管ピン式など、衣服への取付方法が異なる3種類から職員が好みで選ぶ。
小坂樫男市長は「色合いがよい。前のは黒かったので、配色が浮き出ている」と感想。職員の評判もよいとのことだ。 -
まほらいな市民大学 7期生61人修了
伊那市のまほらいな市民大学第7期生の修了証書授与式が26日、市駅前ビルいなっせであった。生涯学習を目的に勉学に励んできた市民61人(男25・女36)が、2年間の受講を終えて卒業した。
修了生一人ひとりに証書を手渡した小坂樫男市長は「育んできた学ぶ仲間との心のきずなは一人ひとりの宝になったと思う。これからも積極的に学ぶ姿勢を大切に」と式辞を述べた。
在学生代表の堀米昭利さん(77)=荒井区=は「皆さんとの思い出を胸にさらなる市民大学の発展に励みたい」と感謝の言葉。修了生代表の唐木利章さん(73)=坂下区=は「皆さんとの心の交流は大きな収穫があった。2年間ありがとうございました」と答辞した。
7期生は2年間で高遠町、長谷の歴史、文化を学んだほか、市内の寺社めぐり、修学旅行、学生交流会を実施。平均取得単位数は全45単位中約33単位で、精勤者は11人だった。最高齢者は81歳男性、最年少者は58歳女性。 -
伊那市男女共同参画推進会議
伊那市は25日、新市となって初の男女共同参画推進会議を開き、伊那市公民館運営協議会の城取茂美さんを会長に選出した。
推進会議は新伊那市男女共同参画実施計画を本年度中に策定するほか▼お出かけ講座や男女共同参画社会づくりをめざす伊那市民のつどいの開催▼女性のための相談室の設置▼女性団体の活動支援竏窒ネどを通して男女が互いの人権を尊重し合いながら、あらゆる分野でそれぞれの個性と能力を十分に発揮できる環境の実現を目指す。 -
田舎料理や渓流釣りなどが楽しめる「山荘森樹」が伊那市西春近にオープン
田舎料理や釣りを楽しみながら、渓流や森林など、周囲にある豊かな自然を満喫してほしい竏窒ニ22日、伊那市西春近小屋敷の小黒川沿いに、「癒しの森・山荘森樹」がオープンした。季節の野菜を使った田舎料理などが楽しめる食事処のほか、渓流や釣ぼりでの釣りが楽しめる。森樹を営む伊藤岬さん、妙子さん夫妻は「サルもいるし釣りぼりもある。自然を体験しに来てほしい」と来場を呼びかけている。
伊藤さん夫妻は「自然の中で何かやりたい」と、森樹のオープンを決め、1年ほどかけて屋外食事処や釣りぼりの準備をしてきた。仮オープンを終え、本格営業の準備が整ったため、親しい知人を集めたお披露目式を企画。伊那市に住むのシンガー・ソングライターの海老原美恵さんを招いたミニコンサートも催した=写真。
釣りぼりは岬さんが、食事づくりは妙子さんが担当。季節の野菜を使った田舎料理が中心で、地元食材が中心となっている。当面は釣りぼりと食事処の運営のみとするが、将来的にはキャンプ場の貸し出しもしたいと考えている。囲炉裏(いろり)のある食事処は予約制となっており、宿泊も可能となっている。営業は午前9時縲恁゚後6時。
問い合わせは山荘森樹(TEL76・2563)へ。 -
ふれあい広場
伊那市社会福祉協議会主催の第25回ふれあい広場は24日、伊那市役所であった。市内各団体のステージ発表、福祉展、体験や即売のコーナーがあり、多くの人でにぎわった。
人と人との豊かなふれあいを通して「ともに生きる福祉のまち」をつくろう-と開催。
即売コーナーは共同作業の家などの自主作品、伊那養護学校の生徒作品をはじめ布製品、木工、菓子、野菜など多彩な品物を販売。福祉展コーナーは、デイサービスセンターや子育てサークルなどによる手芸品や絵手紙、文化刺しゅうなど力作の展示や、介護用品、補聴器、生活支援機器なども並んだ。
来場者は手話や点字などを体験したり、ステージで繰り広げられる太鼓演奏や合唱、ダンス、寸劇などを楽しんでいた。 -
伊那市手良で木曽馬の大捕物
伊那市手良野口の民家で飼われていた5、6歳の木曽馬が26日、山中へと逃げ込み、10時間に及ぶ大捕物が繰り広げられた。
逃走した馬は、那須野智博さん(75)が、農業用のたい肥をつくるため飼育していたもので、体長2メートル、胴丈約160センチ。普段は小屋に入れ、錠をかけて管理していたが、脱走前日の25日については「施錠を外したままになっていたと思う」という。
26日の午前5時半ころ、家の付近にいる馬を隣の住民が発見。那須野さんに連絡し、捕獲を試みたが、山の方へ逃げ込んでしまった。午前9時ころからは市役所職員なども捜索に協力。足跡をたどり、午前11時ころ、尾根の反対側の蟹沢地籍にいる馬を発見した。 -
伊那市の織井潤さんが青年海外協力隊の派遣に伴う表敬訪問
青年海外協力隊員として9月27日にエチオピアに出発する伊那市東春近の織井潤さん(27)が25日、出発のあいさつのため小坂樫男伊那市長を訪れた=写真。現地で幼稚園教諭を目指す学生の指導に当たる織井さんは「生きる楽しさを分かち合いたい」と抱負を語った。
織井さんは3月までの5年間、東京都の幼稚園で勤務していたが「幼稚園で働いてきたことをどこか別の場所で生かせないか」と、以前から関心のあった青年海外協力隊に応募。試験合格後は、福島県二本松市の研修所で70日間の研修を行ってきた。
首都・アディスアベバで2年間の任務に就く織井さんは、実践と座学の講師として学生らの指導に当たる。「何の情報もなく手探りの状態。とにかく現場を見て、たくさんの子どもたちに会いたい。前の幼稚園で取り組んでいたきめ細かな情操教育などを現地でも実践したい」と語っていた。