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伊那盆栽教室展示 18日まで開催
伊那盆栽教室の生徒らによる「暮らしの中の盆栽」展が、18日まで伊那市西町の草の音で開かれています。
会場には、生徒と盆栽愛好者の作品およそ80点が展示されています。
伊那盆栽教室は、去年11月に発足し、年4回伊那市内で手入れ方法などを学んでいます。
自然の姿を表現することを大切にしていて、展示方法にもこだわっているということです。
伊那盆栽教室では、「四季に応じて変化する植物の表情を見て欲しい」と話していました。
展示会は18日まで、西町の草の音で開かれています。
会場では、盆栽素材や鉢の販売も行っています。 -
みはらしいちご園出荷始まる
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームでは、いちごの出荷が始まっていて、16日も農家が赤く色づいたばかりの実を摘み取っていました。
甘さと酸味のバランスがとれた紅ほっぺ、大粒で香りが高い女峰、酸味がなく甘みが強い章姫。
みはらしファーム内には、4件の農家で作る羽広いちご生産組合が管理するビニールハウスが17棟あります。
このうち、副組合長の笠松崇志さんのハウスでは、色づきや大きさを確認しながら摘み取っていました。
今年は天候にも恵まれたため、育ちが良く甘くて美味しいいちごに仕上がったということです。
しかし、燃料費や資材などの高騰による影響で生産コストが大きくなっているということです。
作業は、今月3日から始まり、主にみはらしファーム内のとれたて市場や地元の直売所などに出荷しています。
来週からは、クリスマス用として上伊那の菓子店に出荷が始まるということで最初の ピークを迎えます。
いちごの出荷は、来年6月中旬まで行われることになっています。
なお、羽広いちご生産組合では、来年1月2日から始まるいちご狩りの料金を200円値上げして営業するということです。
●小学生以上2,100円
●小学生未満1,400円 -
伊那市議会12月定例会 閉会
伊那市議会12月定例会は、市側から提出された議案全てを原案通り可決し16日、閉会しました。
16日は、市独自の新型コロナ対策・原油価格高騰対策費を盛り込んだ一般会計補正予算案など24議案全てが原案通りに可決されました。
また、市議会議員が扱う個人情報の保護に関する条例についての委員会提出議案や、安全・安心の介護実現のため人員増と処遇改善を求める国への意見書の提出についての議員提出議案は、全会一致で可決されました。
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南アジオパーク再認定
伊那市、飯田市、大鹿村にまたがる南アルプスジオパークが16日、日本ジオパークに再認定されました。
16日東京都で開かれた、日本ジオパーク委員会で再認定されました。
日本ジオパーク委員会は、地質学的に貴重な価値を持ち、その資源を教育や観光に生かす取り組みなどをするエリアを日本ジオパークに認定しています。
南アルプスジオパークは2008年に認定されました。
2020年に行われた再認定審査では、事務局体制の不充分さなどが指摘されたため条件付き再認定となっていました。
南アルプスジオパーク協議会では、事務局体制の強化や基本計画の見直し、事業計画の策定を進めるなど再認定に向け取り組んできました。
再認定は今回で4回目となります。
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少林寺拳法と合気道の体験会
伊那市スポーツ協会の武道系種目・少林寺拳法と合気道の体験会が、11日に、武道館で開かれました。
この日は、親子33人が参加し、少林寺拳法と合気道を体験しました。
班を二つに分け、どちらの種目も体験しました。
少林寺拳法では、突きや、防御などを学び、親子で技をかけあっていました。
合気道では、腕をつかまれた時の対応法などを学んでいました。
この合同体験会は、小学生以上を対象に伊那市が初めて開きました。
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元気づくり支援金事業 伊那市ミドリナ委員会が知事表彰
長野県の令和3年度の地域発 元気づくり支援金事業の優良事例表彰で伊那市ミドリナ委員会の森林を楽しむ事業が知事表彰を受賞しました。
15日は伊那市の伊那合同庁舎で表彰式が行われました。
知事表彰を受賞した伊那市ミドリナ委員会は森林関係者によるトークや合唱などのイベントを開催しました。
森林を中心とした新たなコミュニティが形成され、今後も地域の産業振興や脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして期待されることが評価されたものです。
このほかに伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、認定NPO法人フリーキッズ・ヴィレッジが上伊那地域振興局長表彰に選ばれています。
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上伊那の320人含む3,691人感染確認
長野県内で14日新たに、上伊那地域の320人を含む
3,691人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
また、県、長野市は新型コロナ患者あわせて13人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は320人、上田保健所管内で575人、佐久保健所管内で414人、諏訪保健所管内で306人、飯田保健所管内で267人、長野保健所管内で232人、松本保健所管内で231人、北信保健所管内で131人、大町保健所管内で75人、木曽保健所管内で22人、長野市757人、松本市361人のあわせて3,691人です。
県と長野市は、いずれも基礎疾患のある60代以上の、合わせて13人の死亡を発表しました。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは34万4,462人で入院は718人、死亡は560人です。
13日午後8時現在の確保病床使用率は65.9%となっています。
また県は、伊那保健所管内の高齢者施設で利用者15人の集団感染が疑われる事例があったと発表しました。
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東春近小6年生 プロの役者が演技指導
総合学習で演劇に取り組んでいる伊那市の東春近小学校6年西組の児童は、プロの役者から演技に必要な表現力や発想力について14日教わりました。
14日は、西組の児童が飯田市在住で舞台俳優の小林英樹さんから演技に必要な表現力や発想力を教わりました。
これは、県が行っている「演劇による学び」の推進事業の一環で開かれたものです。
子ども達は、グループ毎に別れ、「学校」や「映画館」などの場面をそれぞれがポーズをとり表現し、ゲーム形式でコミュニケーションや創造力について学んでいました。
6年西組では、総合学習でオリジナル劇「老松場物語Ⅱ」に取り組んでいます。
今回は、発表に向けさらにレベルアップを図ろうとプロからアドバイスを受けました。
最後は、劇の一場面を発表し、小林さんからアドバイスを受けていました。
小林さんは「演劇を作っていくうえで、自分の意見を言い、相手の意見を受け入れていく事が大切だ」とアドバイスを送っていました。
西組では来年2月の参観日でオリジナル劇の発表をする予定です。
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伊那市の小池さん 知事表彰
長年にわたり、薬物乱用防止啓発活動に尽力した伊那市山寺の小池和広さんが知事表彰を受賞しました。
この日は、伊那市の伊那保健福祉事務所で伝達式が行われ、伊那保健福祉事務所の片桐賢二副所長から小池さんに表彰状が渡されました。
小池さんは平成20年から上伊那保護司会員として、また平成23年から薬物乱用防止指導員として、若者の薬物使用防止活動に取り組んできました。
小池さんは「少しでも薬物を使用する人が減るようにこれからも活動をしていきたい」と話していました。
今年度、県内で薬物乱用防止に関する知事表彰は1団体と4人が受賞しています。
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かんてんぱぱ 「HARUCHICA」新発売
伊那市の伊那食品工業株式会社は、ホワイトチョコレートと小豆を使った菓子「HARUCHICA」を14日から数量・期間限定で販売します。
Nこちらが、新商品の「HARUCHICA」です。
発売中のあずき菓子を砕いたものとドライストロベリーにホワイトチョコレートをコーティングしました。
10個入りで税込み888円です。
商品名のHARUCHICAは、かんてんぱぱガーデンのある地域の名前「西春近」と、「春は近い」と受験生などを応援する気持ちが込められています。
土産用の菓子が欲しいという客からの声を受け開発したということです。
ホワイトチョコレートのあずきクランチ「HARUCHICA」は、かんてんぱぱガーデン内の3店舗であすから数量・期間限定販売されます。
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弥生ダンス部 全国大会へ
伊那市の伊那弥生ケ丘高校のダンス部は、来月東京都で開かれる全国大会に出場します。
全国大会に出場するのは、伊那弥生ケ丘高校ダンス部の2年生18人です。
ダンス部は、先月開かれた
「全国高校ダンスドリル冬季大会」の甲信越大会で、ヒップホップ女子部門11人以上20人未満のミディアム編成で1位となり、全国大会出場を決めました。
弥生ダンス部が全国大会に出場するのは、2019年から5年連続です。
ダンス部では、週に1回外部のコーチによるレッスンを受けていて、それ以外は部長や副部長が指揮をとり、振り付けの確認や、細かい調整などを行なっています。
ダンス部は、これまで全国大会では、4位が最高順位となっています。
全国高校ダンスドリル冬季大会は、来年1月14日と15日に、東京都の武蔵野の森総合スポーツプラザで開かれます。 -
荒井区 しめ縄作りを楽しむ会
伊那市荒井区の「しめ縄づくりを楽しむ会」が、10日いなっせで開かれました。
10日は、荒井区民およそ30人が参加し、正月用のしめ飾りを作りました。
講師を務めたのは、北原文明さん79歳です。
北原さんは「ゆるまないように力をいれて綯ってください。上手に作るには慣れるのが一番です」と話していました。
しめ縄づくりを楽しむ会は、伝統文化を伝えていこうと荒井区公民館が毎年開いています。
荒井区公民館の有賀茂夫館長は、「今年は新型コロナの影響で行事がほとんど中止になってしまった。来年こそ区民で集まる機会が増やせるような年になってほしい」と話していました。
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小学生が起業家から学ぶ
伊那市の富県小学校の児童が、地域で起業している人などから仕事について学ぶ、キャリア教育学習会が7日に開かれました。
講師は地域の起業家など4人が務めました。
このうち伊那市御園でパーソナルカラー診断などをしているStudio caraの唐澤美智さんは、カラーカードを使った診断体験を行いました。
児童達は自分の好きな色と、相手に合う色を選んでいました。
ある児童は「場面に合わせて、色を工夫し選ぶだけで気分が変わることが分かった」と話していました。
唐澤さんは「皆さんの大好きを大事にして仕事に繋げていってください」と話していました。
この学習会は富県小学校のPTAが毎年開いているもので、5・6年生のおよそ40人が参加しました。
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サイクルスタンド組立てキット販売 伊那市で始まる
自転車を活用した街おこしの取り組みの一環で、スタンドがない自転車を停めることができるサイクルスタンドの組立てキットの販売が、伊那市で始まりました。
こちらが組立て式のサイクルスタンドです。
高さ1m、横2mで、ロードバイク4台を停めることができます。
伊那市産のアカマツを使用していて、組立ての際は金具に木材を差し込みネジで固定するだけです。
価格は、防腐剤が塗ってあるものが1万2,000円、無塗装のものが8,000円となっています。
組み立てキットを考えたのは、伊那市地域おこし協力隊で自転車の活用推進に取り組む石井基裕さんです。
ロードバイクには、スタンドがついていないものが多いため、駐輪の際は立てかけるか横に寝かさなければなりません。
伊那市では、ロードバイクで市内を訪れた人が気軽に商業施設に立ち寄れるようサイクルスタンドの設置を進めていて、普及をさらに図ろうと石井さんが組立てキットを考案し、山寺の会社が製造・販売を始めました。
石井さんは、利用者が使いやすいような高さや木材の幅を考えて製造を依頼したということです。
市内の公共施設では現在、いなっせに3基、伊那市駅北側の駐輪場に2基、産業と若者が息づく拠点施設alllaに1基設置されています。
伊那市は、サイクルスタンドの設置に対して補助金を交付していて、今後は国道361号沿いなど主要道路沿線のコンビニエンンスストアなどに設置を働き掛けていきたいとしています。
(補助率10分の10 限度額1万円)
問い合わせ
補助金に関すること 78-4111 伊那市観光課
組立てキットの購入に関すること 合同会社 ラーチアンドパイン080-8493-1357
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伊那スキーリゾートで安全祈願祭
17日に今シーズンのオープンを予定している伊那市西春近の伊那スキーリゾートで、12日安全祈願祭が行われました。
伊那スキーリゾートの現在のゲレンデの状況です。
まだ雪はほとんどありません。
スノーマシーンによる雪づくりは、氷点下2度以下で行うことができますが、今シーズンは12日までに2日間で8時間ほどしか稼働できず、例年より1週間ほど遅れているということです。
12日は、ゲレンデでスキー場関係者を対象にお祓いが行われた他、室内では地元関係者などおよそ40人が出席し、今季の安全を祈願しました。
昨シーズンは、土曜日のナイター営業を1時間延長した他、キャッシュレス決済の充実を図るなどの対応で、新型コロナの影響で落ち込んだ前のシーズンと比べて3,000人多い4万人が訪れました。
今季は、コロナ前と同じ4万5,000人を見込んでいます。
伊那スキーリゾートのオープンは、17日土曜日を予定しています。 -
県内で新たに上伊那63人を含む976人新型コロナ感染確認
長野県内で12日、新たに上伊那地域の63人を含む976人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
また県は新たに新型コロナ患者10人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は63人、上田保健所管内で233人、飯田保健所管内で123人、松本保健所管内で95人、佐久と長野保健所管内でそれぞれ83人、北信保健所管内で69人、大町保健所管内で42人、諏訪保健所管内で33人、木曽保健所管内で3人、長野市66人、松本市83人のあわせて976人です。
また県は、65歳以上で基礎疾患のある7人と、基礎疾患のない3人の新たに10人の死亡を発表しました。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは33万8,505で入院は740人、死亡は547人です。
11日午後8時現在の確保病床使用率は68.4%となっています。 -
アトラクションやクラフト体験 高遠フェスティバル
アトラクションやクラフト体験ができるイベント「高遠フェスティバル」が11日に伊那市高遠町の国立信州高遠青少年自然の家で開かれました。
フェスティバルには、上伊那や諏訪市など県内からおよそ200人の園児や小学生の親子が参加しました。
このイベントは子どもたちに自然体験や生活体験をしてもらいたいと、国立信州高遠青少年自然の家が開きました。
施設全体に11の体験プログラムが設けられ、子どもたちが好きなものを選んで体験していました。
わんぱく広場では、ターザンロープに乗って楽しむ姿が見られました。
親子で松ぼっくりを使ったクリスマス飾りづくりや木の枝を使った枝でっぽうづくりをしていました。
高遠フェスティバルは雪遊びを中心に開かれていましたが、2021年は新型コロナの影響で中止となりました。
今回は、雪遊びではなく、アトラクションやクラフトづくりをして楽しんでもらおうと企画したということです。
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おもてなし牛乳のパッケージをリニューアル
上伊那地域酪農協議会が企画・開発した「酪農家のおもてなし牛乳」のパッケージがこのほどリニューアルされました。
新パッケージには、伊那市の伊那食品工業が販売する「牛乳寒天の素」の広告が掲載されています。
今回リニューアルしたのは、1リットル入りパックです。
上伊那地域酪農協議会と伊那食品工業が協力することで、牛乳は飲むだけではなく、加工し食べることもできることをPRし消費拡大を目指します。 -
作家たちが見た四季 池上秀畝と郷土作家
伊那市高遠町で生まれ花鳥画や山水画を得意とした日本画家・池上秀畝の生誕150年記念プレ展示「作家達が見た四季-池上秀畝と郷土作家」が10日から、伊那市高遠町の信州高遠美術館ではじまりました。
展示は2024年に池上秀畝の生誕150年を迎えるのを前に、気運を高めていこうと企画されました。
会場には秀畝のほかに、江崎孝平や中村不折など伊那にゆかりのある作家の作品、24点が展示されています。
池上秀畝は明治7年高遠町に生まれ、昭和19年に70歳で亡くなった日本画家です。
祖父と父も画家で、秀畝は幼少期から絵に親しんでいたということです。
今回の展示では、信州高遠美術館が所蔵する「牡丹孔雀図」や扇型の紙に描かれた「傳神洞」などの花鳥画や山水画が展示されています。
池上秀畝生誕150年記念プレ展示「作家達が見た四季-池上秀畝と郷土作家」は、来年2月26日まで、信州高遠美術館で開かれています。(入館料 一般500円 高校生以下無料)
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県議選市区 酒井氏が立候補の意向
任期満了にともない来年4月9日に行われる県議選伊那市区に現職で東春近の酒井茂さんが立候補する意向を固めました。
酒井さんは伊那市出身の70歳。現職2期目で自民党です。
県議会では議会運営委員会委員長などを務めています。
京都大学農学部卒業後、伊那市職員となり副市長を経て2015年の県議選で初当選しました。
酒井さんは今月中に正式に立候補を表明するということです。
定数2の県議選伊那市区は現職の向山公人さんが引退を表明しています。
また酒井さんのほか新人1人が出馬の意向を示しています。
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上伊那291人含む県内2,436人の新型コロナウイルス感染確認
長野県内で10日新たに、上伊那地域の291人を含む2,436人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は291人、
佐久保健所管内で296人、上田保健所管内で288人、諏訪保健所管内で199人、
飯田保健所管内で191人、長野保健所管内で182人、松本保健所管内で181人、
北信保健所管内で83人、大町保健所管内で67人、木曽保健所管内で26人、
長野市360人、松本市272人のあわせて2,436人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは33万4,957人で入院は723人、死亡は531人です。
きのう午後8時現在の確保病床使用率は65%となっています。
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ミヤマシジミ講演会 宮下さん「歴史的変遷から考える」をテーマに
絶滅危惧種の蝶「ミヤマシジミ」に関する講演会が、3日、南箕輪村の大芝高原森の学び舎で開かれました。
飯田市出身で東京大学大学院教授の宮下直さんが「伊那谷の里山とミヤマシジミ 自然の歴史的変遷から考える」をテーマに講演しました。
宮下さんは、「戦後の燃料革命により木が使われなくなり、ミヤマシジミが好む草原が減ったことが生息数の減少につながった」と話しました。
他に、ミヤマシジミ保全のための取り組みとして、「草刈りの際は地面から10センチほどの高さで刈り取ると、幼虫の食草であるコマツナギが生育しやすい」などと話していました。
講演会は、ミヤマシジミ研究会が毎年開いているもので、この日はオンラインを含めておよそ60人が参加しました。 -
団体客がマツタケを堪能
マツタケ料理を提供する伊那市高遠町の竹松旅館で7日、団体客がマツタケを堪能しました。
7日は、安曇野市から30人が訪れ、マツタケ三昧のコース料理を楽しみました。
マツタケのシーズンは終わりとなっていますが、竹松旅館では通年マツタケ料理を提供できるよう急速冷凍庫を導入しました。
急速冷凍すると鮮度も香りも保たれるということです。
訪れた人たちは、マツタケの寿司にすき焼きなどのコース料理を味わっていました。
竹松旅館によりますと、来年の4月頃まで提供できるということです。
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マイナンバーカード普及を図る
伊那市は、マイナンバーカードの普及を図るため28日までを強化月間とし特別窓口の開設や申請支援などを行っています。
国では現行の健康保険証を2024年の秋に廃止してマイナンバーカードに一本化また、運転免許証との一本化を検討しています。
マイナンバーカードの取得は個人の任意で強制ではありません。
伊那市では普及を図るため市役所一階に申請窓口と交付特別窓口を業務時間外に開設しています。
申請窓口は、土日を除く午後5時30分から午後7時30分まで、申請に必要な顔写真の撮影や手続きの申請サポートを行っています。
交付特別窓口は、平日の午後5時30分から午後7時30分まで、土日の午前9時から午後1時まで開設しています。
交付は予約制となっています。
伊那市の11月末現在の申請率は55.1%、交付率は48%となっています。
ただ、申請後カードを受け取りに来ていない人が、およそ4700人いて午後6時以降、職員が電話をかけて促しています。
また国のマイナンバーカードの普及を条件にした地方自治体に対する交付金の一部についてはマイナンバーカードの申請率が53.9%以上であれば交付されるということです。
当初は、カード交付率を要件にする方針でしたが全国知事会の意見を反映したということです。
尚、11月末現在の箕輪町の申請率は56.19%、交付率は47.6%、南箕輪村は、申請率が53.9%、交付率が47%となっています。 -
伊那60歳ソフトボール表彰式 美篶シニアが優勝
伊那60歳ソフトボール連盟の今シーズンのリーグ戦の表彰式が11月24日に伊那市の手良公民館で行われました。
表彰式では城倉直彦会長から優勝した美篶シニアソフトボールクラブに優勝旗とトロフィーが贈られました。
伊那60歳ソフトボール連盟は7チームが所属していて、美篶シニアは6勝で全勝しました。
2位は高遠旧友クラブ。
3位は伊那勘太郎クラブでした。
城倉会長は「新型コロナの影響で途中リーグ戦が中断したが、最後まで終えることができてよかった」とシーズンを振り返っていました。
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伊那市 貨物運送事業者を支援へ
伊那市は、物価高騰対策として1事業者の上限を50万円とする貨物運送事業者への支援を行います。
これは、8日に市役所で開かれた市議会12月定例会で市が補正予算案として提出したものです。
給付額は、一般貨物自動車1台につき5万円。貨物軽自動車1台につき2万円です。
1事業者の上限は50万円となっています。
対象は伊那市内に本社・本店を置く一般貨物自動車運送事業者、貨物軽自動車運送事業者です。
バイク、霊柩車は対象外です。
貨物自動車運送事業法に基づく許可または届出があることが要件となります。
予算規模は550万円となっています。
また、8日に行われた一般質問で、南アルプス林道バスの今年度の利用者と有料化した駐車場の収益が報告されました。
駐車場の利用料は、5日以内は1000円などとなっています。
今年度のバスの利用客数は5万735人、今年7月15日から有料化した駐車場の利用台数は1万205台で、収益見込みが1千20万5千円となっています。
南アルプス林道バス営業所によりますと、バス利用者数はコロナ前に戻りつつあるということです。
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MCPC award 2022でモバイルパブリック賞受賞
伊那市が行うモバイルクリニック事業が、モバイルシステムの導入によりIoT・AI分野で成果をあげた事例を表彰する「MCPC award 2022」でモバイルパブリック賞を受賞しました。
11月24日に東京都で表彰式が行われ、伊那市の飯島智企画部長が出席しました。
伊那市は移動診察車を患者の家まで配車するモバイルクリニック事業を昨年度から行っています。
モバイル通信を活用し、医師は病院に居ながら遠隔で使える聴診器やエコー検査器を遠隔で診察することが可能になった点が評価されました。
MCPC awardは大手通信会社や電機メーカーなど161社が加盟する任意団体が表彰するもので、伊那市は2021年のドローン物流サービスに続き、2年連続の受賞となっています。
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師匠の想いを受け継ぎ桜の冬支度
本格的な冬の到来を前に、伊那市高遠町の高遠城址公園では、桜の冬支度が行われています。
公園を管理する桜守の西村一樹さんは、今年特別な想いで作業を行っています。
伊那市振興公社の職員で、桜守の西村一樹さんです。
高遠城址公園の桜を管理し始めて18年目になります。
園内の桜の木を高所作業車に乗り1本ずつ確認しながら、雪の重みで枝が折れないように支柱のロープを結び直したり、枯れ枝を切る作業を行いました。
西村さんの元上司で桜守の師匠でもある稲辺謙次郎さんが11月、病気のため78歳で亡くなりました。
稲辺さんは16年間高遠城址公園の桜守を務め、西村さんは10年間一緒に仕事をしながら、技術を学びました。
稲辺さんが70歳で定年を迎えた後、後継者として公園の管理を受け継ぎました。
稲辺さんが引退した後も二人は親交を深めてきました。
作業は、来年1月中旬まで行われ、およそ1,000本の桜を整備するということです。
西村さんは稲辺さんの意思を引き継ぎ、春に綺麗な花を咲かせるため、この日も桜と向き合っています。
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来年度からドローンによる橋梁点検などを計画
伊那市の白鳥孝市長は、新産業技術を活用した地域の課題解決として、来年度以降ドローンによる橋梁点検や、観光にモビリティサービスを活用したい考えを7日に示しました。
これは、7日開かれた伊那市議会12月定例会の一般質問で、議員の質問に対し、白鳥市長が答えたものです。
伊那市はAI(人工知能)やドローンといった新産業技術を活用した地域の課題解決に取り組んでいます。
来年度以降は、ドローンによる橋梁点検や、ICTを活用したモビリティサービス、移動手段を観光に取り入れたいとしています。
ドローンによる橋梁点検は、これまで人間が目視と機械で行ってきたものをドローンで行い、作業時間の短縮などが期待されます。
白鳥市長は「伊那市が地方から日本を支えるモデル都市となるように努めていきたい」と話していました。
また、きょうは他に伊那市の市道山寺上牧線に架かる水神橋について将来、環状北線の橋梁が完成したら、撤去する考えを示しました。
白鳥市長は「それまでは安全に利用できるように維持管理をしていきたい」と話していました。
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上農生 重機の操作実習
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒がバックホーなどの重機を操作する実習が5日、校内の農場で行われました。
実習には、コミュニティデザイン科 里山コースの2年生15人が参加しました。
この実習は平成24年度から実施していて、今年度で11回目となります。
今回の実習では初めてICT技術を導入したバックホーを使用しました。
事前にドローンなどで測量したデータをもとに施工するもので、基礎となる目印が必要なくなるなどの省力化を図れます。
生徒たちは、手元のモニターに表示される3次元データを見ながら、重機を動かしていました。
生徒は「最先端の技術に触れることができ、とても新鮮だった。操作は難しかったけれど、重機の大きさや振動を感じることができ、楽しかった。」と話していました。
実習は、長野県建設部と県建設業協会伊那支部が合同で開いたもので、伊那市の守屋建設が重機操作の指導を行いました。
県建設部では、この実習をきっかけに建設産業に興味を持ち、将来の就職先の候補に加えてほしいとしています。