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夏休み中の小学生に高校生が書道披露
夏休み中の小学生が通う「進徳館夏の学校」の一環で2日、伊那市高遠町の高遠高校の生徒と教員が、書道を披露しました。 この日は、高遠高校の芸術コース書道専攻の内田眞恵さんと、教員の泉逸男さんが小学生の前で書道を披露しました。 高遠小学校と高遠北小学校の児童およそ100人は、夏休み中の4日間で高遠の歴史や文化を学ぶ「進徳館夏の学校」に参加していて、この日がその最終日です。 夏の学校を主催する高遠町公民館から依頼があり、今回初めて書道が披露されました。 内田さんは、全身を使って「夏」の文字を書きました。 泉さんは、3つの言葉を書きました。 泉さんは「龍徳は困っている人を助ける、友達を大切にするという意味で書きました。よく遊んで、そして高遠の土地に誇りを持ってください」と話しました。 書いた作品は、進徳館に飾るということです。
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第44回伊那まつり デザイン採用者表彰式
6日と7日に伊那市内で行われる第44回伊那まつりのポスター・Tシャツ・うちわのデザインの採用者の表彰式が2日、市役所で行われました。 ポスターのデザインで最優秀賞に選ばれたのは、長谷中学校2年の野口秀太さんの作品です。 今年は、市内6つの中学校から155点の作品が寄せられました。 野口さんの他に、8人が優秀賞に選ばれました。 Tシャツのデザインに採用されたのは、今年から市内の広告会社に勤めている降旗早紀さんの作品です。 うちわのデザインに採用されたのは、伊那東小学校5年の渡邊翔太さんの作品です。 Tシャツは9点、うちわは3点応募があったということです。 伊那まつり会長の白鳥孝市長は「どれもすばらしいデザインでアイデアや経験が盛り込んである。市民に愛してもらえると思う」と話しました。 伊那まつりは、6日に市民おどりが、7日に花火大会が行われます。
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藤華流ゆかた会
日本舞踊の藤華流のゆかた会が伊那市高遠町のさくらホテルで開かれ、門下生がゆかた姿で踊りを披露しました。 ゆかた会は、親睦を深めながら暑い夏を乗り切ろうと毎年、この時期に開かれています。 17日は、市内5つの教室の門下生50人が日頃の成果を発表しました。 ステージでは、お揃いのゆかた姿で踊りや歌を披露しました。 最年少は、西春近北小学校5年生の橋爪纏さんで祖母に影響されて日本舞踊を始めたということです。 家元の藤華久三さんは「暑さに負けないよう、みんなが心をひとつにして発表することができました」と話していました。
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アオギリの前で黙とう
社会奉仕団体伊那中央ロータリークラブは、広島県に投下された原爆で被爆したアオギリの木の前で2日、黙とうをささげました。 2日は、伊那中央ロータリークラブの会員20人が伊那市の高尾公園にあるアオギリの前に集まり黙とうをしました。 昭和20年の広島への原爆投下で、爆心地から1.3キロ離れた場所に生えていたアオギリの木は、樹皮の半分が焼けてえぐられたものの、現在も枯れることなく成長し続けています。 平和への思いを未来に託そうと伊那中央ロータリークラブでは、このアオギリの種を発芽させた苗木を平成25年5月に高尾公園内に植樹しました。 クラブの会員が管理をしていて、当時は30センチほどでしたが、現在は5mまでに成長しました。 伊那中央ロータリークラブでは「平和な世界が続くよう呼び掛けていきたい」と話していました。
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伊那市の90代女性が現金400万円騙し取られる
伊那市内の女性が6月から7月にかけて400万円を騙しとられる特殊詐欺被害がありました。 伊那警察署の発表によりますと特殊詐欺被害にあったのは市内に住む90代の女性です。 6月中旬、女性宅に警察官を名乗る男から電話があり「あなたは東京オリンピックの件で300万円を寄付するリストに載っているが、ご存じですか」「これは悪い人が勝手にやった犯罪です。犯人を捕まえるために捜査しているので100万円を納めて欲しい」などと言われました。 女性は指定された埼玉県内の住所に100万円を送付しました。 その後も警察官を名乗る男から「頑張って捜査しているがあなたが納めてくれた100万円だけでは無理がある。もう100万円納めてください」などと言われ、合計400万円を騙し取られました。 その後、女性は宅配業者から情報提供を受けた警察の連絡により被害に気付きました。 伊那警察署では、現金を請求された場合は詐欺を疑い、家族や警察に相談するよう呼び掛けています。
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ポケモンGOで公共交通利用促進
世界中で人気を集めているスマートフォン向けのゲームアプリ「ポケモンGO」の日本での配信が先月から始まり伊那地域でも多くの人が楽しんでいます。 これを利用して公共交通の利用促進を図る取り組みも始まっています。 ポケモンGOはスマホのGPSの位置情報を使い、街中に出没するモンスターを捕まえたり戦わせたりして遊ぶゲームです。 市内でも観光名所や公共施設などがゲーム内のアイテムを確保できるポケストップとして設定されています。 伊那市の伊那バスターミナルです。 ポケストップに設定されていて、バスを待っている学生たちが楽しんでいました。 伊那バス株式会社では、ポケモン人気に合わせ、市街地循環バス路線のポケモンマップを製作しました。 マップには、路線沿いのポケスポットが紹介されていて、バスに乗りながらアイテムがとれるということです。 伊那バスでは、「公共交通に関心を持ってもらい夏休み中の子どもたちにバスに乗ってもらうきっかけになって欲しい」と話します。 ポケストップが数多くある伊那市の伊那公園です。 2日も、スマホを片手にポケモン探しをしている人の姿が見られました。 伊那警察署によりますと、事故や犯罪などはこれまで起きていないということですが、「マナーを守って遊んで欲しい」と呼び掛けています。 伊那警察署では、夏休み期間中に公園などで街頭啓発活動を行う計画です。
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県ポンプ操法大会 南箕輪村小型ポンプ初入賞の5位
長野県消防ポンプ操法大会が、31日、小海町で開かれ、上伊那の代表として出場した南箕輪村南殿の第2分団第2部が5位入賞となりました。 ポンプ操法・ラッパ吹奏大会の長野県大会が、昨日、小海町総合グラウンドで開かれました。 大会は、消防団員の操法技術向上と練習の発表の場として開かれていて、今年で58回目です。 13チームがエントリーした小型ポンプ操法の部には、南箕輪村南殿の第2分団第2部が出場しました。 南殿は、安定した操法を見せ、5位入賞しました。 小型ポンプの部で、南箕輪村のチームが入賞したのは初めてです。 12チームがエントリーしたポンプ車操法の部には、伊那分団第2部が出場し、結果は6位でした。
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井月さんまつりを宣伝カーでPR
9月3日と4日に伊那市で開かれる第四回千両千両井月さんまつりをPRする宣伝カーが完成しました。 1日、伊那市役所で、平澤春樹実行委員長らが宣伝カーをお披露目しました。 軽トラックは実行委員の矢島信之さんのもので、妻の美代子さんが作った切り絵を拡大した勘太郎の絵が飾られています。 まつりでは、「井月と伊那の勘太郎―アウトローへのまなざし―」をテーマにしたシンポジウムを行う事から、この絵をモチーフにした宣伝カーを製作したという事です。 行燈をイメージした作りで、中に照明を入れ、1日から祭り当日まで市内を毎日走ってPRします。 第四回千両千両井月さんまつりは、来月3日と4日にいなっせを会場に行われます。 初日はシンポジウム、2日目は信州伊那井月俳句大会が行われるほか、伊那旭座では「ほかいびと-伊那の井月-」と昭和27年公開の「勘太郎月夜唄」のアンコール上映が予定されています。
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伊那ローメンZUKUラブ キャベツの栽培を上農生に依頼
伊那ローメンZUKUラブは、12月のB-1グランプリに出展するローメンに使用するキャベツの栽培を、上伊那農業高校の生徒に依頼しました。 伊那ローメンZUKUラブの中川義徳会長ら3人が、1日に南箕輪村の上伊那農業高校の畑を訪れ、生徒に委嘱状を手渡しました。 生徒が栽培するのは、12月のB-1グランプリに出展するローメンに使用するキャベツです。 園芸科学科の1年生から3年生が実習の一環で栽培します。 この日の苗植えに合わせてZUKUラブが栽培の依頼に訪れました。 これまでは地元の業者から仕入れていましたが、B-1グランプリでの伊那市のPRに高校生も参加してもらおうと、今回初めて栽培を依頼しました。 上農高校ではローメン用のキャベツとして100玉を栽培します。 収穫は11月中旬の予定で、B1グランプリは12月3日と4日に東京の臨海副都心で開かれます。
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SPIRIT南信州 初のホームでの公式戦
北信越5県の12チームが所属するフットサルリーグの公式戦が、7月31日伊那市民体育館で開かれ、箕輪町の社会人チーム「SPIRIT南信州」が、去年の優勝チームと対戦しました。 黄色のユニホームSPIRIT南信州は、去年の優勝チーム、ボアルース長野と対戦しました。 北信越フットサルリーグの公式戦が伊那市で開催されるのは今回が初めてです。 会場には約300人の観客が集まり、SPIRIT南信州の地元応援団が横断幕を掲げていました。 SPIRIT南信州は、箕輪町を中心に諏訪や上伊那の21歳から30歳までの選手が所属する社会人チームです。 発足は2012年で、去年県リーグで優勝し北信越リーグへ昇格しました。 この日の試合は13対2で敗れ、今シーズンは1分け4敗と現在最下位です。 チームの赤羽文成代表は、「シーズン前半は上位チームとの対戦が中心だったので後半で巻き返していきたい」と話していました。
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金メダリスト 荻原健司さんがノルディックウォーキング指導
スキー・ノルディック複合のオリンピック金メダリスト荻原健司さんのノルディックウォーキング教室が31日、伊那市の鳩吹公園で開かれました。 教室にはおよそ130人が参加し、荻原さんと一緒に公園内を歩きました。 荻原さんは、「正しいフォームで歩くことが大事です」と指導していました。 荻原さんは1992年のアルベールビルと1994年のリレハンメルオリンピックで、ノルディック複合の団体で金メダルを獲得しています。 荻原さんが伊那市で指導をするのは2回目で、教室は伊那市教育委員会が開きました。 30日はほかにスポーツ指導者を対象にした荻原さんの講演会開かれ、講演会の模様は9月にご覧のチャンネルで放送します。
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伊那市地蜂愛好会 蜂追い大会
伊那市地蜂愛好会恒例の蜂追い大会が31日ますみヶ丘平地林で開かれました。 31日は伊那市地蜂愛好会のメンバー15人が参加し、地蜂の巣をとるための蜂追いをしました。 クロスズメバチを餌のイカでおびき寄せ、目印をつけて放ち、そのあとを追いかけます。 それを繰り返して地面の中に作られた巣の場所を探し出します。 伊那市地蜂愛好会は、伊那谷伝統の蜂追いの技術を高め、 継承していこうと年に1回蜂追い大会を開いています。 会員らは協力して蜂を追いかけ、地面の中にある巣を見つけていました。 31日は全部で7個の巣を見つけたということです。 巣は秋のコンテストに向けて育てるということです。
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合併10年を検証 定住対策や道路整備で意見
伊那市合併10年を検証する懇談会が28日、伊那市高遠町総合福祉センターで開かれ高遠町地域の定住対策や道路整備などが遅れているとの意見が出されました。 懇談会は伊那市議会事業点検評価特別委員会が開いたもので高遠町地域協議会の委員から意見を聞きました。 委員からは「消防団の機能が充実した」と合併を評価する意見もありましたが、定住対策や道路整備などが高遠町地域は遅れているとの声があがっていました。 懇談会では議員からの発言はありませんでした。 委員からは「意見を聞くだけで終わらせないでもらいたい。」という要望もありました。 市議会事業点検評価特別委員会は行政が行う事業のチェックのほか合併効果の検証も行うことにしていて懇談会には議会から10人。 高遠町地域協議会から18人が出席しました。 委員会で8月4日に長谷地域協議会との懇談会も計画しています。
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アルプスい~なちゃんソフトボールクラブ 全国大会出場へ
伊那市内の小学生女子でつくる、アルプスい~なちゃんソフトボールクラブは、来月岡山県で開かれる全日本小学生女子ソフトボール大会に出場します。 29日は、選手や監督、保護者、およそ20人が市役所を訪れ白鳥孝市長に全国大会出場の報告をしました。 アルプスい~なちゃんソフトボールクラブは、5月の県大会で優勝し全国大会への切符を手にしました。 今年のチームは6年生5人と、5年生4人が主力で、攻撃・守備ともにバランスの取れたチームだという事です。 監督の丸山正雄さんは、「チームが出来て11年。3度目の全国となる今回は過去最高のベスト8を狙っていきたい」と話していました。 選手たちは、「チャンスでヒットを打ちたい」、「エラーをしないよう頑張りたい」などそれぞれ大会に向け抱負を話していました。 全日本小学生女子ソフトボール大会は8月6日から岡山県で開かれます。 アルプスいーなちゃんの初戦は7日で兵庫県と山梨県の勝者と対戦し
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弥生器楽クラブ 全国3位
伊那弥生ヶ丘高校器楽クラブは今月26日と27日に大阪で開かれた全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクールで全国3位に相当する全国知事会賞を受賞しました。 29日伊那弥生ヶ丘高校の終業式で受賞報告と演奏が行われました。 今回演奏したトレピック・プレリュードという曲はマンドリン独特の、音を小刻みに演奏する技法が多く取り入れられています。 音楽コンクールには全国から60の高校が集まり伊那弥生ヶ丘高校は3位相当の全国知事会賞を受賞しました。 器楽クラブはおよそ55年の歴史がありその中で最も優秀な成績だということです。 クラブ員は3年生11人、2年生29人、1年生14人の合わせて54人で、週に6日基礎練習を大切に活動しているということです。 クラブのメンバーは「これまでの努力が報われて嬉しく思います。 みんなが目標に向かって一つになれたことが良かったです。」と話していました。
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ヒマワリの迷路で園児楽しむ
伊那市の西箕輪南部保育園の近くの畑に2万5千本のひまわりで作った迷路が完成し、園児が畑の中を歩き楽しんでいます 29日は、西箕輪保育園と西箕輪南部保育園の園児が訪れ、ひまわりの迷路を楽しんでいました。 園児たちは、入り口から勢いよく入ると、2メートル程に伸びたヒマワリの中を歩き回っていました。 これは若手農家などでつくるJA上伊那青壮年部西箕輪支部のメンバーが、遊休農地を活用し5月に種をまき育てたものです。 青壮年部では子供たちに農業の楽しさを知ってもらおうと、保育園や学校に出向き子供たちと野菜の栽培などをしています。 迷路も、その活動の一環で作りました。 植えられているヒマワリは切り花専用の品種で花粉が飛ばず、花粉アレルギーの子どもでも楽しめるということです。 迷路から出た園児にはヒマワリの花がプレゼントされました。 ヒマワリは誰でも自由に持ち帰る事ができますが、青壮年部では保育園の近くなので、車の運転に注意してほしいと話していました。
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日影区納涼祭 区民が交流
伊那市日影区の恒例行事ふれあい納涼祭が23日、公民館前で行われました。 納涼祭では、輪投げや流しそうめん、獅子舞などが披露され多くの家族連れで賑わっていました。 日影区ふれあい納涼祭は、住民の交流の場として20年以上前から毎年行われています。 公民館分館と区の役員で実行委員会をつくり、イベントの企画や運営を行っています。 日影区によりますと、現在区にはおよそ600戸あり、ここ数年は若い世帯が増えているということです。 池上喜恵区長は、「納涼祭では世代を超えて大いに楽しみ、地域の絆を深めてほしいです」と話していました。
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上牧里山づくり 意識調査結果報告
区をあげて里山づくりに取り組んでいる伊那市の上牧地区で、アドバイザーを務める信州大学准教授の講演会が27日の夜、開かれました。 講師を務めたのは、信州大学総合理工学研究科の上原 三知准教授です。 上牧の住民でつくる上牧里山づくりは、上原准教授を平成25年からチーフアドバイザーに招いて活動しています。 この日は上牧区民を対象に行った調査の結果が報告されました。 高齢者を対象に行った調査で作成された、子どもの頃に遊んだ上牧のイメージマップには、神社や公民館、田んぼなど多彩なシンボルが上がりました。 しかし、小学生を対象に行ったマップでは、団地と学校の往復が中心の特徴しか上がりませんでした。 上原准教授は、「多くのシンボルをイメージできることが、将来もこの地域で住み続けたいという思いにつながる」と話していました。 開発からの保護に対してお金を支払ってもよいかというアンケートに対し、上牧地区の住民321人から回答が得られ、上牧のほとんどの地域で、100%近くの住民が支払っても良いと回答したとしています。 上牧里山づくりでは、「他地域からも来てもらえるよう整備に力を入れ、知ってもらう活動に取り組んでいきたい」と話していました。
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幻の高遠在来種 そば発芽
伊那そば振興会が復活に取り組んでいる幻のそば高遠在来種の芽が発芽しました。 伊那市長谷浦の圃場では、先週20日にまいた種から芽が出ていました。 伊那市のそば店店主などでつくる伊那そば振興会が、幻となっている高遠在来種のそばの復活に取り組んでいます。 20グラムから増やした大変貴重な種で、リスク分散するため先週と今日の2回に分けて種をまきました。 会員たちも芽が出るまでは気が気でなかったようですが、9割ほどが芽を出した様子に一安心です。 栽培の指導をしている信州大学農学部の井上直人教授も、学生を連れて圃場を訪れ、手ごたえを感じているようでした。 会員は、今後も草取りなどの作業を行い、10月中下旬に収穫する予定です。
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創造館で「戦争の中の上伊那図書館」
伊那市創造館の前身、上伊那図書館に残された文書から戦争について考える特別展「戦争の中の上伊那図書館」が、27日から始まりました。 会場には、戦後71年を経て新たに発見された資料を含め、戦前、戦中、戦後の文書や、ポスター、冊子などが並んでいます。 今回は、伊那市創造館の前身である上伊那図書館に残された資料から、戦争という時代の波にのまれていく図書館をテーマにしています。 上伊那図書館で当時徴兵検査が行われていて、毎年1000人の20歳の若者が検査を受け、図書館の前で記念撮影を行いました。 上伊那図書館の周辺では、飛行機を動かすためのオイルを採取するため、ヒマという植物が植えられました。 そして戦後、機密文書を燃やすよう県から送られてきた文書が保管されていました。 この終戦記念日特別展「戦争の中の上伊那図書館」は、来月31日まで、伊那市の創造館で開かれていて入場は無料です。
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園児と高校生がフェイスペインティングで交流
高遠高校の芸術コースの2年生5人は27日、学校近くの高遠保育園を訪れ、顔や体に専用の絵具で絵を描くフェイスペインティングをして交流しました。 顔や体には無数の色が塗られています。 女の子は猫になりきっています。 使うのは、専用のクレヨンや絵具です。 生徒たちは園児からのリクエストを受けると、顔や腕などに絵を描いていきました。 芸術コースでは、これまで美術館のアシスタントや小学校の写生大会で児童に絵のアドバイスをするなど芸術分野を活かした、学習活動を行ってきました。 今回は、子供たちに絵を描く楽しさや面白さを、芸術とは違う手法で伝えようと、フェイスペインティングを企画しました。 最初は腕や顔に描いてもらっていましたが、中にはお腹に描いてもらう子もでてきました。 10分程すると、お腹の絵も完成です。 園児たちもしばらくすると、専用のクレヨンを手に取り、鏡をみながら、自分の顔や体に絵を描いて楽しんでいました。 高遠高校では、生徒たちが学校外で学ぶ体験型学習活動をこれまでの高遠町や長谷地域から伊那市全域に広げていくことにしています。
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応急危険判定士と行政の担当者が意見交換
大地震が発生した時に建物の倒壊の危険性などを判定する応急危険判定士と行政の担当者の集会が21日、伊那市のいなっせで開かれました。 集会には、応急危険判定士の資格取得者と上伊那8市町村の行政の災害担当者52人が参加しました。 集会では、県建築士会上伊那支部防災委員長で熊本地震の被災地に判定士として派遣された丸山幸弘さんが、発災後判定士がマニュアル通りに動けなかったと報告しました。 応急危険判定士は、地震発生時に住民が避難して良い場所かどうか判断する人で、21日現在、資格を持つ人は上伊那に72人います。 判定士の資格を得るには建築士である必要があります。 熊本地震などで判定士の初動体制の必要性が改めて浮き彫りとなり、判定士と行政担当者の連携を深めようと今回開かれました。 判定士は、地震発生から8時間以内に避難施設を危険度に合わせ3つに色分けします。 赤が立ち入り禁止、黄色が立ち入る場合に注意が必要、緑が安全に使えるということです。 集会では、市町村ごとに分かれてグループディスカッションを行いました。 出席者からは「色分けの意味を住民に広く周知することが必要だ」といった意見が出ていました。 今後は、市町村ごとに担当する避難施設の視察を行うなど、地震に対しての備えを充実させていくとしています。
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伊那北高校音楽部合唱班 関東甲信越コンクールへ
伊那市の伊那北高校音楽部合唱班は、18日に行われた県大会で金賞を受賞し、第83回NHK全国学校音楽コンクール関東甲信越ブロックコンクールに出場します。 伊那北高校音楽部合唱班は、部員30人で週に6日練習を行っています。 今年の合唱班は、例年に比べ人数が少ない分、1人1人の良いところが発揮できるよう日々練習を重ねているということです。 18日に塩尻市で開かれた県大会で金賞を受賞し、3年ぶりに関東甲信越コンクールの出場が決まりました。 コンクールには、関東甲信越地区から14の学校が出場します。 コンクールでは、課題曲と自由曲の2曲を歌い、伊那北高校合唱班は自由曲で「どちりなきりしたん」を合唱します。 「どちりなきりしたん」は、日本語とラテン語が混ざった曲で、ピアノの伴奏がなくタイミングを揃えるのが難しいということです。 伊那北高校音楽部合唱班が出場する関東甲信越ブロックコンクールは、9月3日に埼玉県で開かれます。
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㈱進学塾松進が熊本地震の被災地に寄付
上伊那で5つの学習塾を運営する㈱進学塾松進は、熊本地震の被災地の復興支援に役立ててもらおうと、13万9千円を、26日に寄付しました。 この日は、共に副塾長の藤河洋平さんと三澤拓哉さんが伊那市役所を訪れ、義援金13万9,690円を林俊宏副市長に手渡しました。 7月16日に、熊本地震の復興支援イベントを市内で開き、「被災地の人の笑顔に繋がれば」と、バルーンアートや手品、コンサートを行いました。 イベント終了後に募金を呼びかけたところ、13万円余りが集まったということです。 5年前の東日本大震災の発生後も同様のチャリティーイベントを開いたということです。 藤河副塾長は「当日は楽しく笑いのあるイベントを心がけました。一日でも早い復興を祈っています」と話しました。 25日現在、伊那市にはおよそ150万円の義援金が集まっていて、日本赤十字社を通して被災地に届けられます。
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松本山雅グッズ販売 8月21日まで
J2松本山雅のオフィシャルスポンサーの㈱ニシザワは、応援グッズの販売コーナーを、伊那市のベルシャイン伊那店に設置しました。 オフィシャルグッズコーナーは、ファンからの要望が多く寄せられたことから期間限定で設置したもので、南信地域でのグッズ販売は初めてだということです。 店内の2階に設けられたコーナーには、リストバンドやTシャツなど、およそ45種類、100点が並べられています。 主にホームグラウンドの松本市でしかグッズが買えないということです。 特にTシャツや応援に使うタオルマフラーが人気だということです。 オフィシャルグッズの販売は、8月21日までとなっていて、18日の午後3時から山雅の選手のサイン会を予定しています。
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池坊巡回講座 最新の技術を実演
いけばなの池坊巡回講座が24日伊那市のいなっせで開かれ、本部講師がデモンストレーションを披露しました。 講座では池坊中央研修学院の石渡雅史さんが、最新の生け花のトレンドなどについて解説をしながら、花を生けていきました。 巡回講座は、池坊の歴史を学び、新しい技術を伝えていこうと本部から講師が派遣され毎年全国各地で開かれています。 上伊那の会場となったいなっせには、およそ300人の門下生や一般が集まりました。 石渡さんは「花を飾る場所や状況をイメージして作品を作って下さい」と話しその上で「明るさや、するどさ、メリハリを大切にしてほしい」とアドバイスしていました。
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あるしん景況調査 「低迷続く」
アルプス中央信用金庫が行った中小企業の景況調査によりますと、4月から6月までの業況について、新興国経済の減速や個人消費の一部に弱さがあることから「低迷が続いている」としています。 あるしんは、上伊那を中心とした取引先210社に対し、定期的にアンケートを行っています。 今年4月から6月までの業況について、景気が良かったとする企業は13.6%、悪かったとする企業は44.6%でした。 好転から悪化を差し引いた業況判断指数は、マイナス31となり、7.7ポイント悪化した前回よりさらに1.5ポイント低い数字となりました。 来期の業況判断指数は、マイナス33.4で、今期より2.4ポイント低下し、景気判断はさらに悪化傾向を強める予想となっています。
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あすから夏休み! 伊那小で終業式
上伊那地域のトップを切って25日、伊那小学校で1学期の終業式が行われました。 伊那小学校では、4月6日の入学式から25日までに、73日間を学校で過ごしました。 1年生にとっては初めての夏休みがはじまります。 各クラスの教室では、担任が夏休み中に気を付けることや忘れ物がないかを確認していました。 体育館では、終業式が行われ、1年生と4年生の代表児童4人が「カタカナを頑張って覚えた」「2学期も給食を残さず食べたい」などと、がんばったことや2学期にがんばりたいことを発表しました。 林武司校長は、「自分の気持ちを大切にしながらも、仲間や動物の気持ちを考える児童の姿が多くみられました。心も体もたくましくなったみなさんと2学期に会えるのを楽しみにしています」と話していました。 また、8月3日に駒ヶ根市で開かれる合唱コンクールに出場する伊那小学校合唱団が歌声を披露しました。 伊那小学校の夏休みは、26日から8月17日までです。 終業式は、26日と27日がピークとなっています。
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クライミングウォール無料体験会
伊那市長谷の仙流荘ではクライミングウォールの無料体験会が開かれました。 無料体験会は、伊那市が山岳観光のイメージアップと山岳スポーツの普及を目的に今回初めて行ったものです。 体験会には親子連れなどが訪れていました。 体験会では、市の職員で南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の3人が常駐し、挑戦をする子供たちに、手や足の置く位置をアドバイスしました。
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信州山の日 南アで沢登りツアー
24日は県が定める信州山の日です。 伊那市内では、山の魅力を知ってもらおうと様々な関連イベントが行われました。 南アルプスのガイドをする「南アルプス里山案内人」は、沢登りツアーを行いました。 三峰川の支流の一つ、伊那市長谷の小黒川の大久保谷を川筋に沿って上流へと向かいました。 里山案内人は、今年度、南アルプスの四季折々の風景を楽しんでもらおうと、来年2月までに5回のツアーを企画しています。 今回はツアー第一弾として行われました。 沢登りには上伊那を中心に7人が参加しました。 参加者の多くは、沢登りが初めてで、川の水しぶきを受けながら歩いていました。 このツアーを企画した伊那市地域おこし協力隊で里山アテンダントの小淵幸輝さんは、今回のルートについて「かつては、山仕事などで使われていましたが今は殆ど知られていない場所。 ここは、白岩岳へとつながっています」と話していました。 ルートは片道3キロで、途中には高低差2メートル以上の滝が30個あります。 参加した人たちは、滝につくと、すべらないように、手や足の位置を確認しながら、よじ登っていきました。 里山案内人は、8月と10月、来年2月のツアーを計画していて、参加者を募集しています。