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高尾公園つつじ見頃
伊那市山寺の高尾公園でつつじが見頃を迎えています 12日の伊那地域の最高気温は午後3時52分現在で27.2度となり、今年1番の暑い1日となりました。 この日の高尾公園の様子です。 高尾公園には様々な種類のつつじおよそ600本が植えられています。 高尾公園管理委員会によりますと、今年は花が咲くのが少し早く、見頃は今週いっぱいだということです。 あさって14日にはつつじまつりが行われます。
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川手さん 県内初の市民後見人に選任
障害者や認知症の高齢者など、判断能力が不十分な人の財産と権利を守る成年後見制度。 地域住民がその役割を担う市民後見人に、伊那市西箕輪の川手 俊美さんが、長野県では初めて選任されました。 川手 俊美さん。58歳。市内の大型店舗に勤務する傍ら、社会貢献として、市民後見人になりました。 12日は、荒井の桜井 和雄さん宅を訪れ、桜井さんのローンの支払い手続きなどを行いました。 73歳となる桜井さんは、障害のため金銭管理や契約が困難です。 川手さんは、平成26年度に、市民後見人養成講座を受講し、昨年度1年間、上伊那成年後見センターの支援員として活動しました。 後見センターが川手さんを伊那家庭裁判所に推薦し、4月26日に選任されました。 成年後見制度は、平成12年から開始されました。 判断能力が不十分になってから制度を利用する場合、家庭裁判所に審判の申し立てが必要となります。 県内では、平成15年には194件だった申し立て件数が、平成26年には502件と急増しています。 後見人となっている人は、平成24年には、親族が57%、弁護士や司法書士などの第3者が43%でしたが、平成25年には逆転し、平成26年では、親族が40%、第3者後見人が60%となっています。 少子高齢化や核家族化が進むなかで、市民後見人が、成年後見制度の担い手として期待されています。
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上伊那歯科医師会が伊那養護学校で歯科指導
上伊那歯科医師会は12日、伊那市の伊那養護学校を訪れ児童に歯の磨き方を指導しました。 歯科医師12人と歯科衛生士1人がボランティアで伊那養護学校を訪れました。 小学部6年生12人に一人ずつついて、歯の磨き方を指導しました。 上伊那歯科医師会では、平成21年度から駒ヶ根市にある伊那養護学校の分教室でこの活動を始め、平成25年度からは伊那市西箕輪の本校でも行っています。 障害のある子どもが、安心して診察や治療が受けられるようにと始め今年で6年目になります。 初めて会う歯科医師だと緊張してしまうため、事前に学校を訪問し子どもと遊んだり話をするなどして準備をしてきたという事です。 年に2回行われる学校の歯科検診も兼ねていて、歯磨き指導と合わせて虫歯のチェックも行いました。 歯科指導は、小学部の4年生と5年生を対象に、来月3日にも行われる予定です。
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今年度の花育学習始まる
花に親しむことで児童の心の豊かさを育む「花育」の今年度の学習が11日から伊那市内の小学校で始まりました。 この日は、伊那市の東春近小学校で全校児童350人にアルストロメリアの花700本が贈られました。 アルストロメリアは上伊那を代表する花で生産量は年間1,300万本で日本一です。 伊那市ではJA上伊那と連携して、平成26年度から市内の全小学校の児童に花をプレゼントしている他3年生を対象に花の学習を行っています。 贈呈式が終わると、3年生が花の育て方などについて学びました。 JA上伊那花卉部会青年部の橋爪恭治さんは、「花には生産者の気持ちが込もっていることを感じてほしい。」と話していました。 伊那市の他に花育の取り組みは宮田村でも行われていて、今年度から辰野町でも始まります。
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起業希望者が意見交換会
起業希望者や、街の将来を考える人を集めた意見交換会「第1回ローカルベンチャーミーティング」が10日に伊那市のタウンステーション伊那まちで開かれました。 この日は地元を中心に自営業者や学生、金融機関、不動産会社の社員などおよそ30人が集まり意見を交わしました。 ローカルベンチャーミーティングはフリーペーパー「いなまち×イナカチ」の編集メンバーと伊那商工会議所が開きました。 今年4月に発行された「いなまち×イナカチ」の編集作業の中で、将来の街の活性化の為にこれから起業を考える人たちの語らいの場の必要性が挙げられ今回のミーティングが開かれました。 ミーティングでは、スポーツバーの開業を目指す参加者が起業への思いを語りました。 ほかの参加者からは、「得意分野に特化した店のほうがおもしろい。」「都会で成功している店を参考にマネをすることから始めてはどうか。」などの意見が出ていました。 また、資金面に関する現実的な意見も出ていました。 ローカルベンチャーミーティングの第2回は6月7日に開かれます。
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ジオパークガイド養成講座 開講
南アルプスのジオパークを分かりやすく楽しく発信するガイドの養成講座が11日伊那市役所で開かれました。 これは、南アルプスジオパーク協議会が開いているもので6年目です。 講座には、受講生として一般から8人と高遠高校の生徒13人が参加し、すでに認定されているガイドとともに受講しました。 11日開かれた1回目の講座では、南アルプスジオパークの成り立ちやガイドのポイントなどを学びました。 講師を務めた飯田市美術博物館専門研究員の坂本正夫さんは、「親しみやすく興味の持てる言葉で説明することが大切だ」として、「観光客や両親、友人など多くの人を案内し、繰り返し勉強する事で、次第に自分の言葉で説明できるようになります」とアドバイスしていました。 ジオパークガイド養成講座は7回開かれる予定で、次回は高遠町の板山露頭で現地研修をする予定です。
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新産業技術推進協議会 発足
農業や教育分野でインターネットを活用した、新たなビジネスモデルについて研究する伊那市新産業技術推進協議会が11日発足しました。 協議会は金融、農業、教育機関、行政など40人で構成されていて今年度から5年計画で研究を行います。 白鳥孝伊那市長は協議会に新産業技術推進ビジョン策定を諮問しました。 今後は専門部会を立ち上げ、農業、ドローン、教育の3つの分野の研究を行います。 農業は、情報技術を活用し機械の自動運転を行い労力の軽減を図ると共に担い手不足や遊休荒廃農地の解消を目指します。 ドローンは南アルプスのニホンジカの食害対策に特化して研究を行います。ドローンに特殊な音波装置を取り付け鹿を追い込む事による効率的な駆除の研究や生態調査を行います。 教育は、テレビ会議システムを使った授業の他、自宅や地域でも学びを支援するシステムの構築を目指します。 伊那市によりますと、これまで同様の研究は、主に通信のインフラが整い機械の自動運転をしやすい関東地方で行われてきましたが、中山間地域で行われるのはあまり例がないという事です。 伊那市ではこの取り組みにより、少子高齢化や人口減少問題など地方が抱える課題の解決策の一つにしたいとしています。
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都立北園高校 全国植樹会場整備
東京都板橋区の都立北園高校は、6月5日の全国植樹祭のサテライト会場になっている伊那市ますみヶ丘平地林の整備作業を11日行いました。 この日は、生徒たちが伐採された枝や丸太などを除去する作業を行いました。 都立北園高校は、西春近自治協議会と森林の里親協定を締結していて、平成22年度から、伊那市内で森林保全活動を行っています。 今回は、2年生320人が、今日から13日までの3日間市内で合宿し、森林整備を行います。 作業を行ったのは、6月5日に行われる全国植樹祭のサテライト会場となっているますみヶ丘平地林です。 もともとはアカマツ林ですが、アカマツを木材利用のため伐採し、植樹祭で広葉樹を植える予定です。 伐採された枝などが、会場内に積んだままになっているため、北園高校の林業活動の中で、整備作業を行うことになりました。 都立北園高校では、13日までの滞在期間中、信州大学の学生との意見交換会や、ますみヶ丘平地林での植樹などを予定しています。
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高尾町ふれあい広場
伊那市山寺の高尾町で恒例のふれあい広場が8日に開かれました。 ふれあい広場は、高尾町社会福祉協議会が毎年開いていて、20年ほど前から続く行事です。 8日は、住民およそ70人が集まりました。 イベントでは、笑い療法士の城取茂美さんが講師を務め、母の日にちなんだ話しなどで会場は笑いに包まれていました。 高尾町社協の守屋あつ子会長は、「参加者の笑顔が沢山見られてうれしかった。楽しく健康に過ごせるよう今後も定期的にイベントを計画していきたい」と話していました。
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西箕輪診療所 新施設誘致
伊那市が運営する国保西箕輪診療所が廃止され、新たに県厚生農業協同組合連合会が運営する診療所を誘致することがわかりました。 これは、10日に開かれた伊那市議会全員協議会で報告されたものです。 伊那市国保西箕輪診療所は昭和29年に開業しました。 報告によりますと、今の医師が長期的な継続勤務が望めない他、今後の医師確保が厳しい状況だということです。 経営状況は平成17年度から赤字の状態が続いています。 こうしたことから、県厚生農業協同組合連合会が運営する診療所を誘致する考えです。 みすず寮や訪問介護ステーションすずたけなど市内あわせて16施設を運営しています。 用地については、地元要望を踏まえ今年の秋ごろまでに決定したい考えで、現在の診療所の利用については検討し、利用しない場合は市が取り壊すとしています。 5月中に、基本合意書の取り交わしを行う予定で、設立後の運営については県厚生農業協同組合連合会がすべて行い、市から補助金などの負担はしないということです。 新しい診療所は、平成29年4月に建設が始まり、早ければ秋ごろの開業を目指したいとしています。
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珍しい五月人形の押し絵雛
伊那市富県北福地の酒井丈次さん宅で、古い押し絵雛が飾られています。 押絵雛は、妻かつ子さんの父勝雄さんが明治44年に生まれた誕生祝いで貰った人形だということです。 酒井さん宅では、毎年4月下旬から5月いっぱい飾っているということです。 押し絵雛は、綿を包んだ布地を人物に型どり、厚紙に張り付けた人形で明治から大正にかけて作られたということです。 トラを退治する加藤清正を始め平安中期の書家、小野道風、学問の神様とされる菅原道真など高さ30センチあまりの人形、24点を三段に飾っています。 珍しい人形があると聞いて、この時期になると酒井さん宅には地元住民が足を運んでいます。 押し絵雛は、5月いっぱい酒井さん宅に飾られるということです。
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恩徳寺クロユリ見ごろ
南箕輪村沢尻の恩徳寺で、クロユリが見ごろを迎えています。 恩徳寺の先代の住職が育てていたものを徐々に増やし現在では200株ほどになったということです。 花は天候にもよりますが、あと一週間ほど楽しめるということです。 恩徳寺では、他にシャクナゲも見ごろを迎えています。 およそ70本のシャクナゲが植えられていて、恩徳寺では「この時期しか楽しめない花を多くの人に見て欲しいです」と話していました。
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伊那市新産業技術推進協議会11日に設置
市議会全員協議会では、官民協働による伊那市新産業技術推進協議会を11日に設置することが報告されました。 これは、新たなビジネスチャンスの創出と最先端技術産業の育成を図るため設置されるものです。 情報技術を活用した農作業の労力軽減を図るスマート農業やドローンを活用した南アルプスの食害対策、教育格差の解消をすすめるICT教育の3つの分野で研究を行います。 事業は5年間で、地元企業の活性化を図り新たな起業支援や異業種からの参入促進に結びたいとしています。
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箕輪町の松島美容室 地域貢献で出張ヘアカット
箕輪町松島に本店を置く松島美容室は地域貢献の一環で、無料の出張ヘアカットを9日に伊那市の伊那養護学校で行いました。 美容室の定休日を利用して、従業員35人がボランティアで伊那養護学校を訪れました。 松島美容室では地域貢献の一環で毎年、伊那養護学校での出張ヘアカットを行っています。 この日は、小学部1年生から高等部3年生までの児童と生徒75人が好みの髪型にカットしてもらいました。 松島美容室は、箕輪町に4店舗、伊那市と駒ヶ根市にそれぞれ1店舗美容室があり、松島の本店の創業は昭和36年です。 創業者で相談役の関元子さんは、「地域の皆さんのおかげで55年間店を続けてこられた事に感謝し、恩返しとしてこれからもこの活動を続けていきたい」と話していました。
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満光寺で花祭り法要
釈迦の誕生を祝う花祭り法要が、伊那市高遠町の満光寺で9日に行われました。 満光寺の花祭り法要は、高遠町と長谷にある26の寺でつくる東部仏教会が毎年行っています。 釈迦の誕生日は4月8日とされていますが、東部仏教会では毎年月遅れの5月8日に行っています。 この日は高遠保育園と長谷保育園の園児45人が招かれ、釈迦の像に手を合わせ、甘茶をかけて供養していました。
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春日公園で桜の苗木植樹
伊那市西町の商店主などでつくるルネッサンス西町の会は、9日に春日公園で桜の苗木の植樹を行いました。 植樹祭には伊那市の竜南保育園と竜西保育園の園児合わせて45人が招かれました。 園児はそれぞれの保育園に分かれ、順番にソメイヨシノの苗木に土をかぶせていきました。 ルネッサンス西町の会では住民から愛される場所にしようと平成16年から毎年春日公園で桜やツツジの植樹を行っています。 今日はソメイヨシノの苗木5本を植えました。 ルネッサンス西町の会ではこれからも地域の活性化の為にイベントの企画や情報発信などの活動を続けていきたいとしています。
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鮎釣り解禁前に稚魚を放流
天竜川漁業協同組合は6月の鮎釣りの解禁を前に、鮎の稚魚の放流を9日から始めました。 初日の9日は漁協前の天竜川で放流しました。 放流した稚魚は1月にふ化させたもので体長は8センチほどです。 友釣りが解禁となる6月18日には、20センチ位に成長するということです。 天竜川漁協では、大水などで川が荒れないよう今シーズンの天候に期待しています。 放流は、天竜川とその支流で24日までに20回行う予定です。 放流する稚魚の量は3・5トンで、43万尾になるという事です。 天竜川の鮎釣りの解禁は6月18日の午前6時です
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市議会議長に黒河内さん就任
2年間の申し合わせ任期の満了に伴う伊那市議会の議長選挙が9日行われ、新しい議長には黒河内浩さん、副議長には平岩國幸さんが選ばれました。 9日市議会臨時会が開かれ議長選挙が行われました。 これまで3期6年議長をつとめていた無所属の伊藤泰雄さんと、無所属の黒河内浩さんが立候補しました。 所信表明で伊藤さんは6年間の実績による国などとの繋がりを強調し、黒河内さんは人事の刷新による新たな議会づくりを訴えました。 選挙は全ての議員21人の投票で行われ12対9で黒河内さんに決まりました。 黒河内さんは63歳で、旧伊那市時代から数えて4期目です。 就任の挨拶で黒河内さんは、「意見交換の充実や政策提言を行えるよう、定期的に議員同士の討論会を開催していきたい」と話しました。 また、政策研究や合併の効果を検証する「事業点検評価特別委員会」と、道路整備や人口増加策などを話し合う「地域創生特別委員会」を設置したいとしています。 副議長は無所属の平岩國幸さんに決まりました。 副議長となった平岩さんは78歳で、現在3期目です。 平岩さんは「自己研さんと自己啓発を行い、常に政策提言を行える議会にしていきたい」とあいさつしました。 正副議長の任期は申し合わせにより2年間となっています。 また常任委員会の構成も決まり総務文教委員会委員長には唐澤千明さん。 社会委員会委員長には飯島光豊さん。 経済建設委員会委員長には唐澤稔さん。 議会運営委員会委員長には宮島良夫さんが決まっています。
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「短歌新潮社」 伊那市高遠町で歌会
短歌の愛好者が集まり月刊誌を発行している「短歌新潮社」は、会員の作品を紹介し学びあう「歌会」を8日、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開きました。 長野市に本部を置く短歌新潮は、県内のほか、東京、名古屋、長崎などに22の支部があります。 会員は約300人で伊那支部には12人の会員がいます。 昭和28年から、毎年春と秋に歌会を開いていて、伊那市内で開かれるのは今回が初めてです。 長野市に住む中村昭男編集長が、おととし高遠町を訪れ、自然豊かで歴史ある高遠町を歌会の会場に選んだという事です。 短歌は五七五七七の、五句三十一音でつくる歌です。 歌会では、会員が事前に作った短歌を評者が紹介し講評しました。 今回全部で76首の作品が寄せられ、会員同士の投票などによる審査が行われました。 結果、最高賞に、長野支部の北村多喜子さんの作品「枯れ草にみどりが覗く川岸に佇みて聴く春の水音」が選ばれました。 短歌新潮の歌会は、短歌の学習や会員同士の交流などを目的に開かれていて、あすは、高遠町内の史跡めぐりを行う予定です。
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西町区 さわやかウォーキング
伊那市の西町区は、新緑を眺めながら市内を歩くイベント「さわやかウォーキング」を、8日に行いました。 イベントには、小学生から70代まで111人が参加しました。 健康づくりと親睦を図ることを目的に毎年新緑の時期に開いていて、今年で13回目です。 途中、区内の狐塚北古墳にある桜の古木について、地域桜守から説明がありました。 参加者らは、伊那文化会館西側公園から伊那西小学校までを折り返すおよそ8キロのコースを、仲間や家族と会話を楽しみながら歩いていました。 西町区では、13日から区民美術展が開かれることになっていて、「行事を通して団結力を高めたい」と話していました。
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諏訪形御柱祭に向け 見立ての儀
七年に一度行われる、伊那市西春近諏訪形の御柱祭に向け、4本の御柱を決める見立ての儀が7日行われました。 朝7時、区内の山林に御柱祭の実行委員23人が集まり、木にしめ縄や立て札を取り付けました。 一の柱は幹の周りがおよそ2メートルのモミの木です。 去年10月に仮見立てを行い、前回の7年前の一の柱よりやや細く、まっすぐな木を選んだということです。 野溝正明副委員長がお祓いをしたあと、全員で手を合わせました。 二、三、四の柱は杉の木で、幹の周りは1メートル20センチから1メートル80センチです。 諏訪形の御柱祭は、7年に1度、諏訪大社と同じ年に行われています。 4本の御柱は、6月12日の斧入れ式で伐採され、9月4日に山出し、10月1日に里曳きが行われ、諏訪神社の四隅に建てられます。
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伊那市の小学校で有毒植物「スイセン」食べ集団食中毒
6日、伊那市内の小学校で有毒植物「スイセン」を食べたことによる集団食中毒が発生しました。 スイセンの球根をノビルと間違えて食べたもので、症状のあった児童と教諭11人は全員快方に向かっているということです。 県の発表によりますと、スイセンを食べたのは伊那市内の小学校1クラスの児童11人と担任の教諭1人の12人で、うち11人が食中毒になりました。 6日、休み時間にノビルと思われる植物を採取し、昼食時に加熱して食べたところ、午後1時頃から嘔吐や吐き気などの症状が出たということです。 ノビルと有毒植物のスイセンの球根を間違えて食べたもので、葉が落ちた状態で持ち込まれたため、見分けがつかなかったということです。 スイセンの葉にはにおいがありませんが、ノビルには特有のにおいがあります。 伊那市教育委員会は、昨夜食中毒のあったクラスの保護者に対し謝罪と経過説明を行い、市内すべての小中学校に注意喚起のメールを送りました。 県では、よくわからない植物は絶対に「採らない、食べない」こと、食べられる山菜の特徴を完全に覚えること、身近な植物をむやみに食べないことなど、有毒植物の食中毒に注意するよう呼びかけています。
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西駒山草会の山野草展示会
伊那市内の山野草愛好家で作る西駒山草会の展示会が7日と8日の2日間南箕輪村の南原コミュニティセンターで開かれています。 会場にはヤマシャクヤクやアツモリソウなど会員13人が育てたおよそ300点の山野草が展示されています。 斑入りと呼ばれる突然変異で葉に白や黄色のまだら模様が出ている作品が多く並んでいます。 こちらは6年かけて育てたヤマシャクヤクです。 葉の全体にバランスよく斑が入っていて、最高級とされています。 市場に出ると30万円を超える価値があるということです。 西駒山草会の山野草展示会はあすまで南箕輪村の南原コミュニティセンターで開かれています。
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元最高裁判事那須弘平さん講演会
伊那市出身で元最高裁判所判事の弁護士那須弘平さんの講演会が3日に伊那市の伊那文化会館で開かれ、日本国憲法の歴史的価値について話をしました。 那須さんは日本国憲法の前文の国民主権、恒久平和、国際協調などについて話しました。 また、講演会では「私と憲法」をテーマに、各世代の代表者が発表しました。 このうち伊那弥生ヶ丘高校3年の有賀正和さんは、「今までは政治に興味がなかったが、これからは18才から選挙権が与えられる。他人に流されず自分の意見をしっかり持っていきたい。」と話しました。 講演会は、上伊那の有志でつくる「憲法記念日の集い」実行委員会が企画したもので、憲法制定70周年を迎える今年は1,000人を超える人が話を聞きました。 この講演の模様は6月18日から121チャンネルで放送します。
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さくらの湯 端午の節句にちなみ菖蒲湯
端午の節句にちなみ伊那市高遠町のさくらの湯では、7日と8日の2日間菖蒲湯の提供が行われています。 さくらの湯の露天風呂には、男湯、女湯ともに菖蒲の束とヨモギの葉が浮かべられています。 さくらの湯では、季節に合わせたイベントを行っていて、今年度第1弾として菖蒲湯を企画しました。 邪気を払い健康長寿に効くとされる菖蒲の束と、美肌効果が期待できるとされるヨモギの葉を湯に浮かべました。 菖蒲湯は8日も行われます。 さくらの湯をはじめとする市内4か所の温泉施設では、伊那市合併10周年企画として5月中は通常大人600円の入館料を500円にしていて、多くの来場を呼び掛けています。
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高遠城跡案内所 開所
伊那市高遠町の有志でつくる観光案内ボランティアふきのとうの会は、観桜期外に城跡を案内する高遠城跡案内所を3日に開所しました。 3日は会員などおよそ20人が参加し高遠城址公園のグランドゲートで開所式を行いました。 式の後には、おとずれた観光客を早速案内していました。 高遠城は国の史跡や日本100名城に選定されていて、近年城跡を目的にした観光客が増加しているということです。 城跡を詳しく知りたいという要望を受け、伊那市からグランドゲート事務所を借りて、初めて案内所を開設しました。 小田中一男会長は、「高遠城は中世から近世までこの場所で続いた珍しい城です。案内を通じて町の活性化にもつなげていきたいです」と話していました。 今後は、8月を除く11月まで、月に2日間、会員2,3人が案内所に滞在し観光客を案内します。
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内の萱の駒嶽神社里宮で開山式
伊那市荒井の内の萱にある駒嶽神社の里宮で3日に西駒ヶ岳の開山式が行われ、西駒登山の安全を祈願しました。 開山式には内の萱と天狗の住民などが参加し、玉ぐしを奉納し、安全を祈願しました。 駒嶽神社は西駒ヶ岳に伊那側から登る桂小場ルートの入り口にあります。 今でも登山愛好者がこのルートを利用しているということで、毎年安全祈願が行われています。 この行事は蚕玉祭もかねていて、直会が開かれた神楽殿には繭玉が飾られました。 神楽殿は明治18年に建てられたもので、かつては子供たちが神楽を奉納していたということです。
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ジオラマ作家 山本さんトークイベント
伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれているジオラマ展「昭和幻風景」に合わせ、ジオラマ作家の山本高樹さんのトークイベントが3日に開かれました。 会場には、昭和の風景をモチーフにした作品約30点が展示されていて、3日は山本さんが制作過程や作品への思いを語りました。 山本さんは、「建物の質感にこだわり、統一感を出すことで、作品に説得力をもたせています」と説明していました。 東京都のジオラマ作家山本さんは2001年から昭和をテーマにした作品の制作をはじめ、NHKの連続テレビ小説でも使用されました。 山本高樹 昭和幻風景ジオラマ展は22日(日)まで信州高遠美術館で開かれています。
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高遠石工を紹介する映像作品完成
高遠石工の石仏を紹介するDVDとブルーレイディスクが完成し、6日に伊那市役所で報告が行われました。 今日は映像を製作した高遠石工研究センターの代表者二人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に完成の報告を行いました。 映像は22分で高遠町を中心に上伊那にある高遠石工の作品およそ70体を四季の風景とともにナレーション付きで紹介しています。 平成27年度の文化庁による文化遺産を活かした地域活性化事業の一環として280万円をかけて制作されました。 DVDとブルーレイディスクはそれぞれ150枚ずつ作られ、今後伊那市を通して上伊那の図書館や小中学校に配布されます。
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洞泉寺で大般若会
お釈迦様が説いた「大般若経」600巻を転読する大般若会が、30日、伊那市美篶の洞泉寺で行われました。 大般若経は、お釈迦様が説いたお経で、仏教の基本思想が書かれています。 本堂では、13人の僧侶が経典を上から下へ落とす転読という方法で経典を読み上げました。 経典を読むときに起きる般若の風にあたると、一年間の無病息災や家内安全などの御利益があるとされています。 横山凌雲住職は、「祈りの力を通じて熊本地震の被災地の復興を願っています」と話していました。