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日韓親善伊那谷の会「キムの会」 講座開講へ
日韓親善伊那谷の会「キムの会」は13日から、日韓交流2000年の歴史を学ぶ公開講座を始める。
3日、いなっせで講座開講にあたり記者会見が開かれた。
キムの会は、1990年に発足し、日本が韓国へ侵略した歴史的な背景を踏まえて、市民同士の親善を築こうと活動してきた。
発足して20年を迎えることから、その集大成として今回、講座を開くことにした。
講座は、2年間にわたり毎月1回開かれ、24回を予定している。
キムの会代表の唐木達雄さんと、運営委員長の鄭康雄さんが交代で講師を受け持ち、日本と韓国のそれぞれの視点から、古代から現代までの歴史を学ぶ。
講座は13日午後2時から伊那市創造館を会場に開催を予定していて、参加費は1回300円。
キムの会では、一般に知られていないような日韓の歴史も学ぶことができる良い機会だとして多くの参加を呼びかけている。 -
海外の政府や農協関係者 JA施設を視察
農協の組織などを学ぶため、アフリカ、アジア、南米などの政府関係者が3日、JA上伊那の施設を視察した。
これは、JICAが企画した研修で、アジア農業協同組合振興機関が受託している。
タンザニア、ネパールなど11の国から14人が参加している。
参加者は、自国の農協についてのプラン作成に携わる政府や農協の関係者で、日本の農協の仕組みなどからプランのアイデアを探る。
研修は、東京を拠点に5月から7月までの約70日間で、今回は4日間の日程で長野県を訪れた。
上伊那では、伊那市と南箕輪村にある農協の施設6カ所を視察した。
このうち、伊那市美篶の花卉広域集出荷場では、花の種類や検査方法などについて、農協職員から説明を聞いた。
参加者は、出荷されるアルストロメリアを見たり、検査の様子を写真に撮るなどしていた。
また、市場への出荷方法やコストについて質問していた。
一行は、4日は長野市で研修をするという。 -
伊那地区防犯協会リーダー研修
防犯や犯罪対策の現状を把握する防犯対策リーダー研修会が30日、伊那市役所で開かれた。
安全で安心な生活の確保しようと伊那地区防犯協会が初めて開いた。
研修会には、伊那地区の区長や各種団体の代表者18人が参加した。
研修会では、伊那警察署の署員がそれぞれの立場から管内の交通事故や治安情勢などを説明した。
このうち、生活安全課の真岸一郎課長は、管内の犯罪状況を説明し、「家を空けるときは戸締りを必ずするなど当たり前のことを当たり前にすることで、少しでも犯罪を防ぐことが出来る」と話していた。
伊那地区防犯協会では「研修会を通し地区のリーダーとして活動を広げていきたい」と話していた。 -
アマランサス 長谷保育園にプレゼント
伊那地域アマランサス研究会は1日、長谷保育園の子ども達に雑穀アマランサスの種をプレゼントした。
伊那地域アマランサス研究会は、観賞用としても楽しめ、栄養価が高いとされている雑穀アマランサスの普及に取り組んでいる。
食育の活動に役立ててもらおうと長谷保育園に種をプレゼントしていて今回で3年目。
メンバーが人形を使って子どもたちにアマランサスについて説明した。
その後子どもたちは、保育園のプール南側とプランターに種を播いた。
長谷保育園では、今後アマランサスの成長を観察したりおやつの時間にアマランサスの若葉を味わうという。
アマランサス研究会では、今年も市内23の保育園全てに種をプレゼントしていて「子どもたちにもアマランサスを知ってもらい食育活動に役立ててほしい」と話していた。 -
禁煙友愛会がたかずやの里に車寄贈
社団法人禁煙友愛会伊那支部は2日、伊那市の児童養護施設たかずやの里に軽自動車を寄贈した。
禁煙友愛会の会員らが伊那市富県のたかずやの里を訪れ、軽自動車1台を贈った。
たかずやの里では学校や保育園への送り迎えなど車は欠かせないものとなっているが、台数が足りず、職員の自家用車で対応している。
資金面から購入は難しいという実情を聞いた禁煙友愛会が車を贈ることを決め、100万円相当の軽自動車を寄贈した。
理事長の埋橋良和さんは、「施設運営が厳しい中、大変ありがたい」と会員らの好意を喜んでいた。 -
STB受け渡し開始
伊那ケーブルテレビジョンが加入世帯を対象に無料で貸し出すデジタルチューナー・STBの受け渡しが、2日から始まった。
午前10時から伊那ケーブルテレビで受け渡しが始まり、これまで申し込みのあった人にSTBが配布された。
STBの無料レンタルは、2011年のアナログ放送終了に向け伊那ケーブルテレビが加入世帯を対象に行う。
STBを取り付けると、地上デジタル放送、BSデジタル放送、東京キー局、コミュニティーチャンネルなどを視聴できる。
STBを無料でレンタルする場合には、申し込みが必要となる。詳しくはフリーダイヤル(0120-789-174)へ。 -
伊那異業種交流研究会
伊那市の32の企業が参加している伊那異業種交流会の総会が28日夜、伊那市内で開かれた。
伊那異業種交流会は、製造業や建設業、サービス業など多種多様な企業が集い、3つのグループにわかれて定期的に学習会などを開いている。
総会では、本年度の活動スローガンに、「1グループ1提案 夢に向けて」、統一テーマとして「ものづくりへの道」とすることが承認された。
グループ活動のテーマは、会員企業相互の交流や先進企業視察を通じての企業の活性化、具体的なものづくりの研究、伊那の名物づくりの研究などとなっている。
小澤仁会長は、「グループ活動を積極的に行い、有意義な研究会にしていきたい」と話していた。 -
南アルプス食害対策協議会
南アルプス食害対策協議会が2日、伊那市役所で開かれ、シカを防ぐための柵の設置やその効果についての検証など本年度の事業計画が決まった。
協議会には関係市町村などの委員13人が出席し、高山植物をシカの食い荒らしから守るための方策について協議した。
本年度も信州大学農学部と連携して柵を設置しその効果について検証するほか、シカの行動範囲などについて調査することが決まった。
また高山植物保護などの啓発リーフレットの作成や食害対策の事例などを紹介するシンポジウムを開催する。
協議会ではほかに中部森林管理局生態系管理指導官の元島清人さんが、南アルプスでシカの被害を受けている貴重な植物について話をした。
元島さんは「確認した貴重な植物70種のうち30種に被害があった。植物を守るために、植生状況の把握とシカの密度管理が必要だ」と話していた。 -
肌寒い衣替え
6月1日は衣替え。
伊那市の伊那西高校でも、生徒たちが夏服に装いを替えて登校した。
長野地方気象台によると、1日の伊那地域の最低気温は11度となり、肌寒い朝になった。
生徒たちはカーディガンなどを羽織って登校していた。 -
中央区で防災訓練
伊那市の中央区は30日、大地震の発生を想定した防災訓練を行った。
訓練は、東海地震が発生し伊那市でも大きな被害がでたとの想定で行われた。
中央区が独自に実施したもので、情報収集や高齢者救助の訓練を行うことで災害時の被害を最小限にするねらいがある。
訓練では朝7時に災害対策本部が中央区公民館に設置され、各総代がけが人がいないかなどを報告していた。
また、お年寄りなど災害弱者の救助などをする救助支援隊は、中央区公民館に備えている救助器具の点検と土のう作りをした。
このほか、中央区北町少年消防クラブの子ども達も参加し、消火器の扱いについて学んだ。
中央区では8月にも防災訓練を行う予定。 -
知事「ルートの要望できない」
村井仁長野県知事はリニア中央新幹線のルートについて、決めるのは国の交通政策審議会だとして、県として審議会に対しルートの要望はできないとの考えを示した。
1日は松本市の松本合同庁舎でリニア中央新幹線建設促進上伊那地区期成同盟会の白鳥孝会長と向山公人副会長、村井知事の3人が、リニア問題について非公開で意見交換した。
このなかで白鳥会長は村井知事にあらためて、伊那谷まわりのBルートを要望した。
県のリニア中央新幹線建設促進協議会は先月、ルートについて国に判断を求めるとする決議を採択している。
村井知事は今月4日にリニアのルートなどについて検討している国の交通政策審議会で、この問題に関するこれまでの経緯や県内に様々ある意見を伝えることになっている。
向山副会長は村井知事に審議会の場で県として一番成果のあがる、あるべき姿を発言してもらいたいとの考えを示した。
上伊那地区期成同盟会では、今後もBルートでの早期整備を各機関に訴えていくとしている。 -
伊那まつりTシャツのデザイン決まる
1日は審査会が開かれ、今年の伊那まつりの公式Tシャツと冊子の表紙、うちわのデザインが決まった。
公式Tシャツには、市内の広告業「アド・コマーシャル(株)」に勤務する伊那市の菅原一英さんのデザインが選ばれた。
Tシャツの地の色は水色で、何色もの線で表現した天竜川、点に登っていく白い竜がデザインされている。
これまでにない新しいデザインが評価された。
また、冊子、うちわともアド・コマーシャル(株)のデザインが選ばれた。
冊子の表紙には、花火や踊りを踊る人たちが白抜きのシルエットが描かれていて、「見やすい工夫がされている」と評価された。
また、うちわは、今回の伊那まつりのテーマである「絆」をイメージしたデザインとなっている。
公式Tシャツは6月上旬から購入の受け付けを始める予定。 -
伊那市の通り町でバラ祭り
伊那市の通り町商店街では、1日からバラ祭りが始まり、訪れた人の目を楽しませている。
バラ祭りは、通り町を活性化しようと通り町商店街振興組合が開いた。
通り町一丁目商店街からセントラルパークまで約180鉢、100種類のバラが飾られている。
6年前に商店主のバラ愛好者で通り町バラ愛好会を結成した。
今年は12店舗が参加し「アンネのバラ」や「ホワイトスノー」など様々な品種が並んでいる。
関係者によると今年は寒い日が多かったため花は例年より2週間ほど遅いという。
1日は、通り町に買い物に来た人達が足をとめてバラに見入っていた。
通り町バラ祭りは今月15日まで行われ、期間中はバラづくりの入門教室などが予定されている。 -
平和と寛容の国際絵本展
平和と寛容について考える国際絵本展が31日、伊那市の子どもの絵本専門店・コマ書店で始まった。
この絵本展は、ミュンヘン国際青少年図書館が企画している。
反戦のテーマとつながる絵本を世界の国々から選んで展示するもので、今回は23カ国から80作品が選ばれ、世界各地を巡回している。
長野県内では、伊那市のコマ書店が会場となっている。
絵本は戦争、暴力、差別、平和と和解、人権などについて描かれている。
このうち日本の絵本「ひろしまのピカ」は、原爆で夫を失い、被ばくした娘をもつ母親の実体験をもとに描かれている。
また今回は、初めて紙芝居「二度と」が選ばれている。これは、長崎の被爆者の話を基に、実際の原爆の写真とイラストで作られている。
この国際絵本展は6月14日まで。
6月5日には、紙芝居の作者、松井エイコさんの記念講演が午前10時からコマ書店で開かれる。 -
上伊那口蹄疫現地連絡会議
宮崎県で発生した口蹄疫の問題を受け、県は31日、市町村に対し、保育園児や児童が牛やヤギなどの動物と触れ合うことを当面の間、自粛するよう求めた。
上伊那口蹄疫現地連絡会議が同日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、説明があった。
会議は、宮崎県での口蹄疫の発生・拡大を踏まえ、情報の共有と今後の対策を協議する目的で開かれた。県や市町村、農業関係団体の関係者ら約35人が出席した。
会議では最初に、伊那家畜保健衛生所の久米田章仁さんが、口蹄疫の特徴などについて説明した。
久米田さんは、「口蹄疫は牛や豚など足の爪が2本の偶蹄類が感染する病気。ウィルスの伝染力が非常に強く、変異を起こしやすいため、ワクチンで病気の発症は抑えても感染を防ぐことは出来ない」と説明した。
対策としては、「感染しないよう消毒の徹底や関係者以外の立ち入りを制限するなど、ウィルスを持ち込まないことが大切」と話していた。
会議ではこのほか、市町村に対して、ペットとして飼われている豚やヤギの数の把握や、保育園で散歩の際、農場への立ち寄りを自粛することなどを求めた。
上伊那地方事務所農政課によると、上伊那地域では、牛や豚を飼育している農家は136戸あり、牛は約6千頭、豚は約3千頭いるという。 -
伊那JCが関わり合う力を育てる授業
伊那青年会議所は30日、体験型青少年育成プログラム「関わり合う力を高める授業」を伊那市のきたっせで開いた。
この授業は、仲間や大人、地域との関わり合いについて、子供達が考え、力を養ってもらおうと、伊那青年会議所が初めて開いた。
授業には、伊那市や箕輪町、南箕輪村の小学生や中学生20人が参加した。
初回は、市内にある山荘ミルクの向山絵美子さんを講師に迎え、玄米のおにぎりや季節の野菜を使った味噌汁などを作った。
伊那青年会議所の宮坂義広理事長は「コミュニケーション能力を高めるきっかけになれば」と話していた。
今後授業では、子供達が4人1組になり、料理について勉強する。
7月にはチーム対抗料理コンテストが開かれることになっていて、優勝したチームのメニューは9月5日に山荘ミルクで、限定メニューとして提供される予定。 -
上牧などでウォーキングイベント
伊那市の上牧や福島などに完成したジョギングコースを歩くウォーキングイベントが30日、行われた。
このイベントは上牧区と若宮区が、完成したコースを知ってもらおうと開いた。
このうち上牧区は、区民60人が参加し地元にあるコース約4.7キロを歩いた。
昨年度、伊那市地域づくり支援金を受けて整備されたもので福島や上牧などに5コース作られた。
コースは、伊那北小学校区の6区1常会が2年前から準備を進め今年3月に完成した。
コースには約500メートル間隔に看板が設置されている。
晴天に恵まれたこの日、参加者達は新緑や風景を眺めながらウォーキングを楽しんでいた。 -
出水期に備え伊那市消防団水防訓練
伊那市消防団は、梅雨や台風などの出水期に備え、30日、伊那市高遠町の三峰川沿いで水防訓練を行った。
水防訓練は、長雨や台風等による河川の増水により、堤防の決壊や河川の氾濫を防ぐ方法を学ぼうと毎年行われている。
30日は、班長以上の団員約230人が水害発生時に迅速に対応できるよう、基本的な工法を伊那建設事務所の職員から教わっていた。
団員らは、基礎となるロープの結び方や土のうの積み方等を学んだ後、中隊ごとに分かれ、3つの工法を学んだ。
堤防を浸水や決壊から守る「シート張り」では、畳6枚程の大きさのビニールシートに、骨組みとなる竹や、流れないようにする土のうなどを括りつけていた。
参加した団員らは、訓練を通して、水防意識を新たにしていた。 -
みはらしファーム 花馬まつり
伊那市西箕輪で30日、馬を花で飾りつけ、仲仙寺にお参りをする花馬まつりが行われた。
この花馬まつりは、豊作などを祈願するため、花で飾られた農耕馬が各地から仲仙寺を訪れた様子を再現しようと西箕輪農業公園みはらしファームが主催し行われている。
花馬まつりには、子供連れなど60人が参加し願い事を書いた短冊を手に、みはらしファームから仲仙寺までおよそ3キロの道のりを歩いた。
2頭のうち1頭は、この地域で多く栽培しているアルストロメリアが、もう一頭には薄紙で作った造花が飾りつけられていた。
馬はかつて農作業や運搬の手段として大事にされていたことから、その健康を祈る為にこの風習が始まったともいわれている。
30日は、元西箕輪公民館長の白鳥茂美さんが羽広の丁石や花馬まつりの歴史などを参加者に説明していた。
参加者達は、地域の歴史を学びながら仲仙寺を目指していた。 -
鹿嶺高原で獣害用防護柵設置
伊那市は、長谷にある鹿嶺高原の亜高山帯に生息する昆虫や植物を守ろうと、29日防護柵を設置した。
防護柵の設置は、貴重な動植物を鹿などの食害から守ろうと去年から行われている。
設置作業には、市の職員やボランティアなど31人が参加した。
作業は北星平(ほくせいだいら)で行われた。
北星平では、20年程前に旧長谷村が防護柵を設置したが古くなり張り替えが必要となっていた。
参加者らは、総全長360メートルにわたってネットを張る作業を行った。
また、柵内には絶滅危惧種に指定されているミヤマシロチョウのエサとなるメギの苗が植えられた。
市では、「柵で囲ってメギの木を育てることで、ミヤマロチョウが生息できる環境にしたい」と話していた。 -
分杭峠シャトルバス 連休中平均1000人以上が利用
伊那市長谷の分杭峠へ向かうシャトルバスの、5月の連休中の利用者は、1日平均で1014人になったことが分かった。
28日夜開かれた長谷地域自治区地域協議会で示された。
伊那市観光(株)では、「ゼロ磁場」として人気が高まっている分杭峠周辺の渋滞緩和を目的に、今年の3月から長谷市ノ瀬から分杭峠へ向かうシャトルバスを運行している。
報告によると、運行を開始した3月20日から今月27日までに、1万8978人がシャトルバスを利用していて、一日の平均は275人だった。
中でも、今月1日から5日までの連休中は、5日間で5070人が利用し、1日の平均は1014人となった。
最も利用者が多かった4日は、1470人がシャトルバスを利用した。
協議会では、委員から「多い時は駐車場に車が入れず、道に止められていた。対策を考えてほしい」「駐車場や分杭峠の上に飲食ができる場所を設けてほしい」などの意見が出されていた。 -
日影区「絆の楽農園」開園
伊那市日影区に、区民同士の絆を深める「絆の楽農園(らくのうえん)」が29日、開園し、住民が落花生の種まきをした。
29日は、日影区の区民約50人が集まり、公民館の近くの畑に落花生の種をまいた。
農作業を通じて絆を深め、交流を楽しんでもらおうという試みで、畑には「絆の楽農園」と名付けた。
これは、伊那公民館日影分館が今年初めて企画した。
伊那市の地域づくり活動支援金事業にも採択されている。
、ほとんどの子供が、落花生がどう育つか知らなかったため落花生を選んだ。
今後は、草取りなどの作業を行っていく予定。 -
伊那ビデオクラブ コンクール審査会
ビデオ愛好家のグループ伊那ビデオクラブの作品コンクールが29日、伊那市のいなっせで開かれた。
今年で13回目となるコンクールにはクラブのメンバー15人から29の作品が寄せられた。
コンクールでは伊那市出身の映画監督、後藤俊夫さんらが審査にあたった。
伊那ビデオクラブの飯島尚美会長は、「第1回のコンクールから合計すると300本以上の作品が出品されている。地域の伝統行事や文化、ここに暮らす人たちを映像に残していきたい。」とあいさつした。
出品された作品は、地域の行事や旅行先で撮影したもの、また、ドキュメンタリーなど様々でメンバーの力作が揃った。
コンクールの審査結果は来月13日に高遠さくらホテルで開かれる表彰式で発表される。 -
あいなちゃんの着ぐるみ お披露目
伊那市社会福祉協議会のイメージキャラクター「あいなちゃん」のきぐるみが完成した。
28日、社会福祉協議会の関係者や施設利用者にお披露目された。 -
はらぺこで2歳児保育スタート
伊那市東春近の自由保育所、山の遊び舎はらぺこで23日、2歳児保育がスタートした。
2歳児保育の開始式が行われ、伊那市と箕輪町の2人の2歳児が入園した。
山の遊び舎はらぺこは、「自然の中でのびのびと子ども達を育みたい」という保護者の希望があり、6年前に開園した。
年齢ごとにクラス分けせず、全園児が一緒に野外活動や食事をするほか、園の運営や保育は保護者が行っている。
今回、保護者から未満児保育をしてほしいとの強い要望があり、2歳児2人が入園することになった。
式には在園児や保護者約60人が参加し、歌を歌うなどして2人の入園を祝った。
2歳児保育は、火曜日から木曜日の午前9時から午後1時30分の日程で行われる。 -
新富県保育園で園児と小学生交流
4月に富県小学校の隣に新設移転した伊那市の富県保育園の園児と児童が25日、今年度初めての交流した。
25日は、富県保育園の年中園児22人と富県小学校の2年生27人が新しい園舎で交流した。
富県保育園では、小学校との交流を積極的に行えるよう新しい園舎を学校の隣に移転した。
25日は、今年度初めての交流会が開かれ、2年生が園児に絵本を読み聞かせたり、それぞれ練習してきた歌を披露するなどした。
富県保育園の山崎 富子園長は、「色んな人と関わりながら、自分で考え、自分で行動できる力を身につけてほしい」と話していた。
今後は、ほかの学年同士の交流も行われる予定。 -
国道153号伊那バイパス促進期成同盟会総会
国道153号伊那バイパス促進期成同盟会の総会が28日伊那市役所で開かれ、伊那市青島までの工事の促進や青島から駒ヶ根市までの早期事業化を要望することなどを決議した。
総会には、関係する市町村や団体の代表者らが出席し153号バイパスの早期完成、早期事業化を国や県に求めていくことを確認した。
白鳥孝伊那市長は、「153号バイパスは、大変重要な生命線。平成5年のルート発表から15年以上経つが、完成のめどがたたず心配している。青島より南の事業化に向けても一体となって国や県に働きかけをしていきたい」とあいさつした。
総会では、箕輪町木下から伊那市青島までの伊那バイパス1期工事の促進と青島から駒ヶ根市までの2期工事の早期事業化、道路財源の確保を要望することを決議した。
伊那建設事務所によると、南箕輪村と伊那市を結ぶ新しい天竜橋は、10月19日に竣工予定で、23年度には、竜東線までが供用開始となる見込み。
28日の総会で出席者からは、新天竜橋の竣工で、市道西田河原線通称ふるさと農道への車の流入が多くなり、上牧の交差点で交通渋滞も予想されるとして、信号機の設置など対策を求める声もあった。 -
かな書道「香葉会」書展
創立30年になる、かな書道香葉会の第10回書展が28日から伊那市の伊那文化会館で始まった。
香葉会は、伊那公民館のかな講座の修了生で創立され、今年で30年になる。
伊那市日影の池上信子さんが30年間指導にあたってきた。
香葉会の書展は、3年に1回開催していて、今回が節目の10回目となる。
会場には、70人の会員が書いた130点余りの作品が並んでいる。
また、会場の一角は、池上信子さんのここ20年間の作品が並べられている。
池上さんの原点となる漢字の作品から、ライフワークとなっている井月の俳句などがあり、訪れた人が足を止め作品に見入っていた。
池上さんは、かな文字の伝承のほか、はがきの表書きなど、実用的な書の指導にもあたっていきたい竏窒ニ今後の抱負を話していた。 -
第40回 伊那まつり改革プロジェクト会議
2012年の第40回伊那まつりに向け、方向性などについて検討している伊那まつり改革プロジェクト会議は、具体的な内容の検討に入った。
27日夜、伊那市役所で7回目の会議が開かれ、伊那まつりの事業内容について、3つの班に分かれて検討した。
伊那まつり改革プロジェクト会議は、去年7月に発足し、これまでに6回の会合を開いて、まつりの目的や合併後の一体感づくりなどについて検討を進めてきた。
委員は、まつりを構成する各種団体の代表者15人がつとめ、座長は、伊那公民館の武田登公民館長がつとめている。
会議では、踊りと花火、遊ingビレッジは、祭りの核となるのではずせないとする意見が多くあった。
その他、シャトルバスや臨時バスの増便、中心商店街の空き店舗を利用したまつりの活性化などのアイディアも多数出されていた。
プロジェクト会議では、今後おどりや運営形態、担い手、まつりの名称について検討を進め、11月をめどに市長に答申したい考え。
なお、プロジェクト会議では、一般市民や中学生、踊り連の参加者に参加を呼びかけ、6月28日に40回の伊那まつりに向けた意見交換会も計画している。 -
伊那市音楽協会が市に寄付
今年3月に解散した伊那市音楽協会から24日、生涯学習に役立ててほしいと25万円が伊那市に寄付された。
伊那市音楽協会会長を務めていた所沢(しょざわ)千秀(ちひで)さんが、白鳥孝市長に協会の基金25万円を手渡した。
伊那市音楽協会は生のクラシック音楽を市民に届けようと昭和25年に発足した。
NHK交響楽団をはじめ世界各地から有名な楽団などを招き、オーケストラやオペラなどを開催してきた。
これまでの60年間で189回の音楽会が開かれた。
しかし、会員の減少や高齢化により今年3月に解散し、60年の活動に幕を閉じた。
白鳥市長は、「60年の歴史を大事にして音楽活動が継続できるようにしたい」と話していた。