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伊那北高校生が南極観測隊の話を聞く
南極の観測隊に参加した人から話を聞く講義が9月22日に伊那市の伊那北高校で開かれました。
講義は長野県教育委員会とKDDI株式会社、長野県立大学との三者包括連携協定の一環で開かれたもので、伊那北高校理数科の1年生およそ30人が参加しました。
南極から地域の将来について考えるというテーマで2020年に南極地域観測隊に参加したKDDI株式会社の阿部公樹さんが講師を務めました。
阿部さんによると、今年の南極域の海氷面積は観測史上最少だったということです。
阿部さんは「南極では地球温暖化が進んでいることが良く分かる。みなさんもこれからの将来のためにしっかり考えてください」と話していました。
この講義は長野県教育委員会が開いていて、今年度は高校の授業にKDDIのビジネスノウハウを盛り込んで将来に残したい長野の魅力について考えようと県内3校で実施しています。
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伊那市高遠町藤沢で百姓と職人市
地元農家が作った野菜などを販売して地域活性化を図るイベント「百姓と職人市」が伊那市高遠町藤沢の七めんビストロ瀬一梵で開かれています。
イベントは、伊那市高遠町藤沢を中心に杖突街道沿いの農家や職人でつくる「百職会」が開いたものです。
会場には、百職会が声をかけた伊那市内の店などの20のブースが並びました。
地元の農家が育てた大根やホウレンソウといった野菜や陶芸作品などを買い求めることができます。
地域の活性化につなげたいと開かれていて、今回が6回目になります。
子どもにも楽しんでもらおうと粘土あそびやヨーヨー釣りのコーナーも設けられました。
イベントは9日も行われ、小出太鼓などの演奏も予定されています。
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荒井神社例大祭で子どもたちが奉納相撲
伊那市荒井の荒井神社の例大祭が8日に行われ、子どもたちの奉納相撲大会が開かれました。
大会には小学生27人が参加しました。
男女・学年ごとのトーナメント戦で、西と東に分かれて土俵に上がりました。
相撲大会は新型コロナの影響で4年ぶりとなりましたが、子どもたちは白熱した取組を見せていました。
大会は今年で42回目となりますが、当初は境内の平らな場所で取組を行っていました。2014年に土俵を作ったということです。
奉納こども相撲大会は、荒井区と荒井区青少年育成会、伊那公民館荒井分館が主催しています。
荒井分館の熊谷 国彦館長は「境内で子どもたちの元気な取組が見られてありがたい。祭りを通して、郷土愛を高めてほしい」と話していました。
まつりでは、長持ちや獅子舞なども披露されました。子どもたちは獅子に頭を嚙んでもらって喜んでいました。
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伊那養護学校 どんぐりまつり
伊那市の伊那養護学校の文化祭、どんぐりまつりが6日から2日間の日程で始まりました。
今年のどんぐりまつりのテーマは「笑顔輝け!~今しかできない青春を~」です。
校内では、小学部・中学部・高等部の作品が展示されています。
また、7日は4年ぶりに一般公開され、生徒や児童が製作した木工品や、食べ物の販売を行います。
どんぐりまつりの一般公開は、7に日の午前11時30分から午後1時30分です。
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小出太鼓稽古場公演8日に
伊那市西春近の和太鼓チーム「小出太鼓」は、8日に開く稽古場公演に向け練習に励んでいます。
この日は、メンバーおよそ20人が集まり、公演で披露する曲の練習をしました。
小出太鼓は、地区のまつりで、発表したのがきっかけで結成し、今年で41年になります。
西春近小出地区のメンバーを中心におよそ30人が活動していて、地域のイベントなどでオリジナル曲を披露しています。
稽古場公演は、日ごろの練習の発表の場として開かれます。
メンバーらは公演を前に息のあったバチさばきを見せていました。
小出太鼓稽古場公演は、8日(日)の午後1時から伊那スキーリゾート下の稽古場で開かれます。
入場は、無料となっています。
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秋のバラ祭り 7日に
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンでは7日、秋のバラ祭りが行われます。
遠くは中央アルプス、眼下には高遠町の街並みを楽しめるしんわの丘ローズガーデン。
6日の午前中、中央アルプスの山頂付近は、樹木に霜がつく「霧氷」が見られました。
しんわの丘ローズガーデンには、およそ300種類3000本のバラが植えられています。
秋のバラは小ぶりながらも色鮮やかで香りが強いということです。
バラ園を管理する伊那市振興公社によりますと今年は、暑い日が続いたため例年より2週間ほど早く咲き、バラの数は少ないということです。
祭りは、初夏とはひと味違った澄んだ青空のもと花を楽しんでもらおうとバラ祭り実行委員会が毎年開いています。
祭りでは、バラの育て方の相談やオリジナルの缶バッジ作りが計画されています。
バラにちなんだ、豚バラ汁も無料で振る舞われます。
しんわの丘ローズガーデンの秋のバラ祭りは、あすの午前9時から午後3時まで行われます。
秋のバラは、今月いっぱい楽しめるということです。
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西春近南小児童 間伐作業
伊那市の西春近南小学校の5・6年生は、山林の間伐作業を5日に行いました。
この日は、西春近南小の5・6年生およそ50人が、学校西側にある山林で間伐作業を行いました。
山を管理する西春近財産区の議員などから教わりながら、のこぎりを使って木を切りました。
間伐は、木の成長に必要な光が届くようにする作業です。
木を倒したあとは、不要な枝を切り落としました。
森に親しみ環境への理解を深める、みどりの少年団の活動の一環で毎年行われています。
作業は、新型コロナの影響で3年ぶりとなりました。
児童は2時間の作業で、およそ40本の木を切りました。
西春近南小では「今後も、みどりの少年団の活動を通して自然について学んでいきたい」としています -
伊那北2年生 ケニアとオンライン交流
伊那市の伊那北高校の2年生は、アフリカ・ケニアの学生と5日オンラインで交流し、互いの国のイメージや好きな科目などを質問しあいました。
5日は伊那北高校2年学際コースの33人がテレビ会議システムを使い、ケニアの南西部にあるマラバ中等学校の生徒とオンライン交流を行いました。
日本の高校にあたるという事です。
交流では、伊那北の生徒はケニアの生徒の名前を漢字にあてはめ、ケニアの生徒は公用語のスワヒリ語に当てはめたものを紹介し合いました。
伊那北の生徒は唱歌の「ふるさと」を歌い、ケニアの生徒はダンスを披露しました。
伊那北の学際コースは、今年度新たに設置されたコースで、グローバル社会やSDGsに必要な広い学びを行っています。
ケニアとの交流は、伊那北高校の元教諭で青年海外協力隊としてケニアに派遣されている鈴木みのりさんの協力で実現しました。
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第45回伊那市民美術展 開催
第45回伊那市民美術展が伊那市の信州高遠美術館で5日から始まりました。
会場には伊那市民美術会会員作品や高遠高校、伊那西高校の生徒の作品68点が展示されています。
日本画や洋画、彫刻作品が展示されています。
今回は高校生の作品もあり、静物画や人物画が多いのが特徴ということです。
展示は15日日曜日まで信州高遠美術館で開かれ入場無料です。
最終日の15日は午後2時からデザイナーの石川麻優子さんのトークショーが行われるということです。
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長谷の子どもたちへ 57万円寄付
伊那市長谷地域で活動してきた団体「ゆかいな仲間たち」と長谷中学校昭和48年度卒業生同級会は長谷地域の子どもに使ってもらおうと57万4,500円を9月29日に伊那市に寄付しました。
この日は市役所で贈呈式が行われ、代表の中山勝司さんが白鳥孝市長に寄付金を渡しました。
ゆかいな仲間たちから54万円と長谷中学校昭和48年度卒業生同級会から3万4,500円が寄付されました。
ゆかいな仲間たちは当時の長谷の若者20人程で構成していた団体で昭和61年と62年に長谷で野外コンサートを主催し長谷内外から数百人を集客しました。
寄付された54万円は当時地域企業から広告料として集めたお金で、いつかコンサートを行おうと蓄えていました。
団体の解散にあたって資金清算を行い、長谷地域の子どもの為に使ってもらおうと寄付したということです。
白鳥市長は「長谷の子どもたちの為にしっかり使わせてもらいたい」とはなしました。
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高遠町の小中学校で「江戸めし給食」を提供へ
伊那市高遠町の高遠町図書館に所蔵されている江戸時代の古文書に残された献立を現代風に再現した「江戸めし給食」が10日に高遠町の小中学校で提供されます。
4日は提供を前に高遠中学校で説明会が開かれました。
説明会には高遠中学校の生徒およそ120人が参加しました。
企画したのは伊那市地域おこし協力隊の前田和弘さんです。
前田さんは、古文書活用の企画運営担当として歴史資料の解読やデジタル化に取り組んでいます。
「江戸めし給食」は江戸時代に全国を測量して日本地図を完成させた伊能忠敬が文化8年、1811年に高遠町を測量で訪れた際に高遠藩からもてなされた献立を再現したものです。
給食を通して子どもたちには地域の歴史や文化、古文書について関心を持ってほしいと企画しました。
古文書を所蔵している高遠町図書館です。
こちらが献立について書かれた古文書です。
伊能忠敬の一行は1811年4月15日に高遠町に到着しました。
昼食の献立には、みそづけ大根に赤にんじん、紅鮭などが提供されたとしています。
全部で6食提供されたと記録されていて、その中から給食には現代風にアレンジされた4品が提供されます。
献立の再現には日本料理の板前や中学校の管理栄養士が協力するということです。
「江戸めし給食」は、高遠町の小中学校で10日に提供されるということです。
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ソースかつどん会 大感謝祭スタンプラリー
伊那市と南箕輪村の飲食店でつくる伊那ソースかつどん会は10月10日から最大で2,500円分の食事券がもらえる大感謝祭スタンプラリーを始めます。
26日は伊那市の伊那商工会館で伊那ソースかつどん会の北原英之会長らが大感謝祭スタンプラリーの概要を発表しました。
伊那ソースかつどん会ではジュージューという、かつを揚げる音にちなんで10月10日をソースかつどんの日と定めています。
スタンプラリーは、ソースかつどんの日にあわせ開始します。
かつ丼一杯につきスタンプが押され5店まわると500円分の、参加する14店舗全てをまわると2千円分が追加され食事券として利用できます。
スタンプラリーの期間は10月10日から12月31日までで食事券として利用できるのは来年2月29日までとなっています。
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伊那市の国体選手 出場を報告
7日から鹿児島県で行われる国体に出場する伊那市の選手と監督の報告会が9月26日に市役所で開かれました。
この日は、出場する7人のうち5人と、9月16日からの体操競技に出場した伊那西高校新体操部の5人が市役所を訪れ、伊藤徹副市長に出場を報告しました。
長野日大高校3年の菅紀人さんはサッカー少年男子に出場します。
伸和コントロールズの酒井隆甲さんは成年男子バスケットボールに出場します。
上伊那広域消防本部の井上揺さんと伊那中学校3年の竹沢幸来さんはセーリングに出場します。
伊那北高校教諭の大槻智哉さんはフェンシングの少年女子監督として出場します。
伊藤副市長は「県の代表として誇りを持ち、力を十分に発揮してきてください」と激励していました。
また、体操は9月16日から行われ、伊那西高校新体操部は8位でした。
国民体育大会は7日から鹿児島県で開かれます。
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伊藤権司さんプリント展
伊那市東春近の伊藤権司さんがおよそ20年にわたり配信しているHPの画像をプリントした展示会が、長谷のジャズカフェ蔵ZENで開かれています。
伊藤さんが蔵ZENで展示会を開くのは、今回が2回目です。
2004年1月に自身のHPを開設し、当時会長を務めていた木裏原地区の社会福祉協議会の活動や、地域の行事などを発信してきました。
HPをA3サイズに印刷したものは今日までに1750枚になりました。
今回は、旧長谷村出身で2011年1月に81歳で亡くなった中国画家、伊藤環雪さんと巡った中国の旅をテーマに、およそ20点を展示しています。
伊藤環雪さんの活動を支援する後援会会員だった伊藤さんは、会員とともにと2004年、2007年、2009年の3回、中国の世界遺産を旅した思い出を展示しています。
プリント作品の他に、環雪さんが中国で絵付けした花瓶や湯呑なども展示しています
伊藤権司さんのプリント展、環雪先生と巡った中国の旅は30日まで伊那市長谷のジャズカフェ蔵ZENで開かれています。
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緑十字銅章表章表彰 6人が受章
交通安全の推進に功績のあった人や長年無事故無違反の人を表彰する「緑十字銅章表彰」の表彰伝達式が伊那市の伊那警察署で3日に行われました。
今回6人が受章し、出席した4人が伊那警察署の小林雄二署長から表彰状を受け取りました。
6人の内訳は交通安全功労者が3人、優良運転者が2人、優良安全運転管理者が1人です。
緑十字銅章表彰は交通安全に尽力し功績のあった人に贈られます。
小林署長は「表彰は長年の交通安全活動の成果、今後も地域の為に尽力してもらいたい」と話しました。
受章者を代表して伊那交通安全協会幹事の湯沢文雄さんは「地道な啓発活動が大切。今後も継続していきたい」と謝辞を述べました。 -
日比谷松本楼で伊那の農産物PR
伊那市の白鳥孝市長などは、東京都日比谷公園にあるレストラン「日比谷松本楼」で伊那の農産物などをPRしました。
1日は、白鳥市長や、JA上伊那の西村篝組合長、日比谷松本楼の小坂文乃社長らが、訪れた人に伊那の農産物や加工品をPRしました。
日比谷松本楼は、伊那市西箕輪出身の小坂駒吉さんの子、梅吉さんが1903年に開いた洋風レストランで、創業120年となります。文乃さんは4代目です。
訪れた人は、伊那の果物や酒などを買い求めていました。
この日は、首都圏などに住む、伊那市にゆかりのある著名人や財界人を招いて食事を楽しむレセプションも開かれました。
伊那産イチジクと生ハムを使った料理や、森の茸と信州サーモンのキッシュ、信州アルプス牛のステーキなどが提供されました。
ジャガイモとビーツのポタージュは、高遠の桜をイメージしていて、混ぜるとピンク色に替わります。
参加者は、伊那の食材を使った料理を楽しんでいました。こちらの特別コースは11,000円で提供されています。
また、伊那プレートは2,800円で提供していて、伊那のフェアは今月15日までとなっています。
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北福地 諏訪社奉納演芸大会
伊那市富県北福地の諏訪社の秋の例大祭に合わせ、奉納演芸大会が2日開かれました。
奉納演芸大会では、北福地住民らによる14演目が披露されました。
演芸大会は、北福地の諏訪社の秋の例大祭の宵祭りとして開かれました。
コロナ禍は中止となっていましたが、北福地祭事会が4年ぶりに開きました。
富県小4年生から6年生の児童約20人は、こども神輿を披露しました。
これまでは昼間に区内を練り歩いていましたが、区民の負担軽減のため演芸大会で披露することにしました。
子どもたちは掛け声に合わせ、神輿を担いでいました。
出演者には会場内で使える食事券が配られました。
会場には出店が並び、訪れた人たちが祭りの雰囲気を楽しんでいました。
北福地祭事会では「4年ぶりに演芸大会を開くことができ、コロナ禍で薄れてしまった地区の絆が深まった」と話していました。
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ミニバスCATV杯男女決勝戦
第21回ケーブルテレビ杯争奪ミニバスケットボール選手権大会が30日に、伊那市のエレコム・ロジテックアリーナで開かれ、男子は箕輪ミニバスケットボールクラブが、女子は伊那ダイヤモンドツインズが優勝しました。
大会には、南信地域の男子8チーム、女子10チームが出場しました。
男子決勝は、白のユニフォーム辰野ミニバスと、紺のユニフォーム箕輪ミニバスケットボールクラブの2年連続同じ顔合わせとなりました。
去年決勝で敗れた箕輪は、序盤からテンポよく得点を重ねます。
試合は、61対32で箕輪が勝利し、去年の雪辱を果たしました。 -
コロナ簡易検査キット 市に2万個寄付
伊那市手良に研究所がある臨床検査薬・基礎研究用試薬メーカーの株式会社医学生物学研究所は新型コロナウイルス抗原検査簡易キット2万個を9月19日伊那市に寄贈しました。
この日は市役所で寄贈式が行われ株式会社医学生物学研究所の伊藤浩毅社長が白鳥孝市長に目録を手渡しました。
寄贈された新型コロナウイルス抗原検査キットは研究所の自社製品で使用して15分ほどで検査結果が出ます。
検査キットは市内の保育園や学校、高齢者施設などに配られます
白鳥市長は「感染拡大防止のため有効に使わせてもらいたい」と話していました。
医学生物学研究所は去年3月にも2万キットを寄贈しています。 -
白鳥市長 8日からフィンランド視察へ
伊那市の白鳥孝市長は、8日から5泊8日の日程で林業分野で協力の覚書を締結している北欧フィンランドの北カルヤラ県を訪問します。
9月27日に市役所で定例会見が開かれ、白鳥市長が視察の日程などについて説明しました。
視察は8日から15日までの5泊8日日程で、白鳥市長や市の職員、教育委員、県の職員など14人が参加します。
協力の覚書を締結しているフィンランドの北カルヤラ県の木質バイオマス発電施設や現地の森林管理組合などを視察します。
また、世界的にも先進的なフィンランドの教育システムについて学ぶ為、小中学校や大学などを訪問するという事です。
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伊那市環境展 環境やエコなど22ブース出展
環境や省エネを学ぶイベント「伊那市環境展2023」が、伊那市の上伊那クリーンセンターで1日に開かれました。
環境展は「伊那から減らそうCO2」をキャッチフレーズに、再生可能エネルギーの推進やごみの減量化などに関するブースが並び、午前中から多くの人が訪れていました。
このうち日産自動車は市内で回収したペットボトルのキャップで作ったモデルカーを使用する「わくわく日産エコスクール」を開催しました。
参加した子供たちは、ハンドルを回し、モデルカーに充電するとコースを走らせていました。
スクールでは、電気自動車の仕組みやゴミの分別についても教えていました。
また、上伊那クリーンセンターの4階では、子ども環境学習発表会が開かれました。
子ども達は「リサイクルやリユースを実践したい」「給食を残さず食べ、残飯を減らしたい」「ゴミの分別をしっかりと行いたい」などと話していいました。
伊那市環境展は、環境やエコについて楽しみながら学んでもらおうと、伊那市などでつくる実行委員会が開いているもので、企業や団体などが22のブースを出展しました。
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「童謡で伝える会」由紀さおりさん園児と歌
「童謡で伝える会」が1日伊那市の竜東保育園で開かれ歌手で女優の由紀さおりさんが参加者と一緒に歌を歌いました。
この日は竜東保育園年長の園児とその保護者50人が参加し由紀さんとめだかの学校や手のひらを太陽になどを一緒に歌いました。
由紀さんは園児に歌詞の意味を想像しながら歌ってほしいと話しました。
また保護者には「子どもは常に親の表情を見ている。豊かな表情で接してほしい」と話していました。
「童謡で伝える会」は童謡を通して日本語の美しさ伝えようと由紀さんが全国で行っている活動です。
伊那市ではコロナ禍で休んだ年もありますが、10年前から市内の保育園で開いています。 -
春日神社例大祭 4年ぶりに浦安の舞奉納
伊那市の春日神社の例大祭で浦安の舞が4年ぶりに奉納されました。
例大祭は、9月30日と10月1日の2日間行われました。
本祭りの1日は、総代や区の関係者が見守る中、地元の小学生6人が浦安の舞を披露しました。
浦安の舞は、安らかな心で平和を祈る意味が込められています。
児童は、9月下旬から練習を重ねてきたということです。
ある氏子は、「神社での行事を通して、今後も地元の子どもたちと交流をしていきたい」と話していました。
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旧井澤家住宅でおからこ作り
伊那市西町の旧井澤家住宅で十五夜に月に供えて五穀豊穣に感謝するおからこ作りが30日行われました。
伊那部宿を考える会では、地域の風習を伝えていこうとおからこづくりを行っています。
30日は、もち米で作ったおからこや地元で採れたかぼちゃやネギなどを縁側に並べました。
作ったものは1日の夕方、おからこ汁にして味わうということです。
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上伊那岳風会 吟道大会
上伊那の詩吟愛好者で作る上伊那岳風会の吟道大会が、伊那市のニシザワいなっせホールで30日開かれました。
30日は、上伊那にある教室に通う約120人が日頃の練習の成果を披露しました。
大会では、一人で吟じる「独吟」や複数人で吟じる「合吟」などが披露されました。
青少年吟では、伊那北高校2年生の伊藤璃泉さんが吟じました。
伊藤さんは小学校4年生のときから詩吟をはじめ、現在はバスケットボール部と両立して取り組んでいるということです。
上伊那岳風会の下平岳渓会長は、「先人が長年に渡り作り上げた吟道の素晴らしい文化を守り、次世代につなげていきたい」と話していました。
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処理水海洋放出を受けてデモ行進
8月24日から福島県の福島第一原発の処理水が海洋放出されていることを受け、抗議集会とデモ行進がきょう伊那市内で行われました。
抗議集会では参加者によるリレートークや内閣総理大臣へ送る抗議文の読み上げなどが行われました。
集会はフクシマを忘れない上伊那アクションが行ったもので賛同する人たち40人程が参加しました。
参加者は政府が関係者の理解なしに処理を行わないとしていたにも関わらず処理水を海洋放出していることに対し中止を求めると訴えました。
また処理水の海洋放出中止を求めるデモ行進が行われました。
いなっせ北側広場から入舟交差点までを往復しました。
このデモ行進と集会には福島県や新潟県からの参加もあったということです。 -
8月有効求人倍率 1.29倍
上伊那の8月の月間有効求人倍率は、前の月と同じ1.29倍となりました。
8月の月間有効求人数は3,157人、月間有効求職者数は2,442人で、月間有効求人倍率は1.29倍となりました。
全国は1.29倍、県は1.44倍となっています。
雇用情勢については、「改善の動きが緩やかになっている。物価上昇等が雇用に与える影響を注視する必要がある」として判断を据え置いています。
ハローワーク伊那では「原材料価格やエネルギー価格の上昇で経営を圧迫しているという声もあるので引き続き注視していきたい」と話していました。
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長谷保育園の園児が「ガーランド」作り
伊那市長谷の長谷保育園の園児は、地域のイベントを盛り上げようと、三角形の旗状の装飾品「ガーランド」作りを29日、行いました。
29日は、長谷保育園の園児26人がオリジナルのガーランドを制作しました。
秋から冬に長谷で行われるイベントを子どもたちと一緒に盛り上げようと、地域おこし協力隊の宮川沙加さんが企画しました。
去年は、古布で地域の人たちがガーランドを制作し12月のクリスマスイベントで飾りました。
今年は、地元の保育園児に制作を依頼しました。
園児たちは、白布に思い思いの絵や文字を書いていました。
書いた絵は、クラスカラーの三角の布にボンドで貼り付けていきます。
これをつなぎ合わせて完成です。
園児が制作したガーランドは、南アルプスふるさと祭りから名称が変更となった11月5日に開かれる長谷フェスや、12月に予定されているクリスマスイベントで飾る予定です。
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はらぺこの園児が稲刈り
29日の伊那地域の日中の最高気温は30.8度まで上がり真夏日となりました。
厳しい残暑が続いていますが、伊那市富県で園児と保護者が稲刈りを29日、行いました。
稲刈りをしたのは、伊那市手良の認定こども園「NPO法人山の遊び舎はらぺこ」の園児と保護者およそ70人です。
毎年地域の人から田んぼを借りて、コシヒカリを栽培しています。
29日は、園児と保護者が稲をカマで刈っていきました。
今年は6月の豪雨で土砂が田んぼの一部に流れこんだり夏の暑さなど、稲の生育を心配しましたが、例年並みの出来になったということです。
園児たちは、刈った稲を両手いっぱいに持って運んでいました。
収穫した米は、来月予定している祖父母参観で味わうことになっています。 -
南アルプス食害対策協議会 シンポジウム開催
高山植物の保護を目的に活動する南アルプス食害対策協議会は啓発の一環としてシンポジウムを29日伊那市のinadani seesで開きました。
シンポジウムは静岡大学客員教授の増澤武弘さんが講師をつとめ南アルプスの高山植物について講演しました。
増澤さんは植物生態学や極限環境に生育する植物の研究を専門としています。
ケショウヤナギとドロノキはおよそ2万年前の氷河期に北極圏から北アルプスの上高地まで分布が広がったことがわかっています。
南アルプスにもドロノキがあり、なぜドロノキだけが南アルプスまで分布を広げることができたのか、これから解明していきたいということです。
高山植物を理解することでより保護活動に尽力してほしいと話しました。
南アルプス食害対策協議会は関係市町村や県、信州大学農学部などで構成していて高山植物の保護をおこなっています。
今回のシンポジウムには協議会関係者を中心におよそ50人が参加しました。