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高遠石工のルーツに迫る「歴史講座」
江戸時代を中心に全国各地で活躍した石工集団「高遠石工」のルーツに迫る歴史講座が、11日から全4回の日程で始まりました。
講座は、伊那市生涯学習センターが開いたもので、およそ20人が参加しました。
全4回の日程で開かれ、座学の他、現地見学を行います。
講師は、高遠石工研究センターの田中清文さんと熊谷友幸さんが務めます。
初回の11日は、現地見学で訪れる予定の寺や神社の石造物について、見どころなどを学びました。
熊谷さんは、高遠石工の中でも技術力が高かったとされる守屋貞治について「貞治の作品は、石ならではの良さが随所に活かされている」と話していました。
11月1日と8日には、高遠町と長谷にある作品をそれぞれ見学することになっています。 -
中学生ロボットコンテスト南信大会 伊那中のチームが優勝
手づくりロボットで技術力を競う中学生ロボットコンテストの南信大会が伊那市の伊那北小学校で11日に開かれ、伊那中学校のチームが優勝しました。
南信大会には、伊那市の伊那中学校と東部中学校、南箕輪村の南箕輪中学校など6校、35チームが出場しました。
ルールは毎年変わり、今年はアイテムと呼ばれる折り紙で作った立方体のものを、制限時間2分の中で相手のコートに入れた数と自分のコートで積み重ねた数によるポイントを競うものです。
新型コロナウイルスによる臨時休校期間中にマシンの形状について家でも考えられるよう、割りばしやダンボールなど家にあるものを使うことがルールに加わりました。
予選リーグの後、決勝トーナメントが行われ、優勝を目指してマシンを操作していました。
1度に大量のアイテムを持ち上げるものや、高く積み上げるものなど戦い方は様々です。
決勝戦は、伊那中学校のチームと茅野市の東部中学校のチームの顔合わせとなりました。
機動力を活かして得点を重ねた伊那中学校が勝利し、この大会を制しました。
県大会は、11月にオンラインで開かれることになっていて、各学校1チームが出場できます。 -
子ども達が蜂追いを体験
伊那谷の伝統文化「蜂追い体験会」が伊那市高遠町で11日、開かれました。
体験会は、地域の伝統文化を子どもたちに伝えようと伊那市地蜂愛好会と山岳関係者や飲食店主などでつくるアスタルプロジェクトの共催で行われたものです。
11日は、国立信州高遠青少年自然の家周辺の山で体験会が開かれ、市内の家族連れなど15人が参加しました。
地蜂と呼ばれるクロスズメバチを餌のイカでおびき寄せ目印をつけて放ちその後を追いかけます。
それを繰り返して地面の中に作られた巣の場所を探します。
参加者は、大きな声を出して目印がついた蜂を追っていました。
伊那市地蜂愛好会によりますと、雨の後は、餌を求めて蜂が活発に飛ぶということです。
スタートしてからおよそ1時間、巣を見つけました。
煙幕をたいて蜂を気絶させ巣を取り出していました。
体験会では、ハチノコの試食会や地蜂の生態の説明なども行われました。
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三峰川に身元不明の女性の遺体
11日午前8時半頃伊那市の三峰川で身元不明の女性の遺体が見つかりました。
伊那警察署の発表によりますと遺体は年齢30代から40代くらいの女性で身長は157センチほど、左手薬指に指輪をはめているということです。
伊那市内に住む男性が午前8時半頃ジョギング中に遺体を発見し警察に通報したものです。
伊那署によりますと遺体に目立った外傷はないということで、身元など調べを進めています。
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10月10日は ソースカツどんの日
10月10日はジュージューの語呂合わせでソースカツ丼の日です。
伊那ソースかつどん会加盟店では割引サービスが行われ、店内は賑わっていました。
カツをジュージューと揚げる音にちなんで制定された10日はソースカツ丼の日です。
伊那市西町の田村食堂では、昼時になると多くの客が訪れ、厨房では次々にカツを揚げていました。 揚げたてのカツを秘伝のソースにくぐらせて完成です。
ソースカツ丼の日には、各店舗で割引サービスが行われ、田村食堂ではそれぞれ200円引きで提供されました。
田村食堂では、台風とイベントが重なり、当初は客足を心配していましたが、開店前から列ができる盛況だったということです。
訪れた客は、厚くカットされたカツをほおばっていました。
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高遠高校合唱部 県高校サマーフェス最高賞
伊那市の高遠高校合唱部は、新型コロナで中止となった長野県合唱サマーフェスティバルの代替大会でグランプリを受賞しました。
サマーフェスティバルは例年7月に開かれていますが、今年は新型コロナの影響で中止となりました。
長野県高校文化連盟では、代替として動画による審査会を企画し、32校が出場しました。
高遠高校合唱部は、映画「天気の子」の主題歌「グランドエスケープ」と合唱曲「そのひとがうたうとき」の2曲歌い、最高賞のグランプリを受賞しました。
動画制作は部員10人で行い、3年生の吹越李句部長、北澤ゆりな副部長、山岸未玖さんの3人が構想を考えました。
合唱の様子に加え、学校のある高遠町をPRしようと町内で撮影をしました。
撮影はスマートフォンで行い、編集は1年生が行ったということです。
今年はコロナにより発表会やコンクールが軒並み中止となりましたが、今回のグランプリ受賞は合唱部に新たな歴史に刻んだと部長の吹越さんは感じています。
高遠高校合唱部は来年1月に演奏会を予定していて3年生にとっては最後となるステージに向け練習に励んでいます。
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手作りキーホルダーを児童に
伊那市西春近の手塚廣子さんは手作りのイーナちゃんキーホルダーを市内の1年生から3年生の児童にプレゼントします。
キーホルダーはフェルトと綿でできていてイーナちゃんの目や口は刺しゅうをして作ったということです。
6日手塚さんが伊那市役所を訪れプレゼントするキーホルダーを白鳥孝市長に紹介しました。
手塚さんは元伊那市スポーツ推進委員で児童とも関わってきたことからコロナ禍で大変な思いをしている子どもたちに喜んでもらおうと作りました。
国が支給した定額給付金を材料費にあて5か月かけて約2,000個を作りました。
手塚さんは手作りのイーナちゃんキーホルダーを市内15の小学校に自ら届けるということです。
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伊那の外食 安心安全を宣言
伊那市と南箕輪村の飲食店などでつくる伊那食品衛生協会中部支部は、コロナ禍でも外食の機会を増やしたり、食の安全を伝えようと、「伊那谷イートイン安心安全宣言」と題したポスターとステッカーをつくりました。
こちらがポスターとステッカーです。
事業者と消費者に向け、感染拡大を防ぐために気を付けるポイントなどが描かれています。
ポスターは会員の店舗内に掲示されるほか、ステッカーは来店者にわかるように店先の看板などに貼るということです。
9日は、伊那市の防災コミュニティセンターで記者会見が開かれ、伊那食品衛生協会中部支部の北原英之支部長が概要を説明しました。
協会では、新型コロナウイルスの影響で飲食店の営業の自粛や、外食の機会が減っている状況でも、訪れた客が安心して利用できるようにポスターとステッカーを作ることにしたということです。
伊那市の地元応援プレミアム商品券の発行や、国の進めるGoToキャンペーンに合わせ、伊那の食をアピールしようと、「伊那谷イートイン安心安全宣言」を企画しました。
協会によりますと、ポスターとステッカーは先月から会員店舗およそ800店に配布されているということです。
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いきいきサポーター成果発表会
伊那市内で健康づくり・介護予防を進めるために活動する、いきいきサポーターの発表会が9月23日、伊那市の伊那公民館で開かれました。
発表会では、市内で活動するメンバーおよそ40人が、3つのグループに分かれて介護予防体操を披露しました。
例年はこの時期に、いきいきサポーターが携わっている自主グループの交流発表会を開いていますが、新型コロナウイルスの影響で、今年はサポーターの活動の成果発表のみとなりました。
メンバーは6月から月に1度集まり、この日の発表会に向け練習に励んできたということです。
いきいきサポーター伊那OB会の飯島安子会長は「1人1人が発表会の為に目標を持って活動してきた成果が見られた」と話していました。
いきいきサポーターは伊那市内の各地で体操や運動を通して介護予防を進めていて、現在は40人ほどが活動しているということです。
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伸和コントロールズ新工場竣工
伊那市高遠町に事業所がある伸和コントロールズ㈱は、量産を図ろうと美篶に長野事業所アルプス伊那工場を新たに建設しました。
8日は、幸島宏邦社長や白鳥孝伊那市長らおよそ40人が出席しテープカットなどで完成を祝いました。
神奈川県に本社がある伸和コントロールズは、半導体、温度調整装置などを製造していて高遠町の事業所にはおよそ200人が勤務しています。
新工場は、最先端の半導体製造関係機器の量産を目的に建設されたもので総事業費はおよそ25億円となっています。
建物は鉄骨2階建てで延べ床面積はおよそ6400㎡となっています。
建物のデザインは新国立競技場の設計を行ったことでも知られている世界的建築家の隈研吾さんが監修しました。
また、新工場には森林資源の育成と有効活用を進める伊那市に賛同し、エントランスや食堂に地域産材がふんだんに使われています。
伸和コントロールズでは、地域に密着した工場を建設することで、地域の発展や地球環境の保護の貢献活動にも取り組んでいくとしています。
伊那工場は、12月からの稼働を予定しています。
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80代の男性を助けた親子に感謝状贈呈
伊那市小沢の用水路で流されていた男性を助けたとして、南箕輪村南原の会社員橋本智恵さんと、息子で高校生の嶺さん親子に、伊那消防署から7日、感謝状が贈られました。
この日は、伊那市の上伊那広域消防本部で贈呈式が行われ、伊那消防署の佐藤心吾署長から2人に感謝状が贈られました。
8月29日午後7時15分ごろ、橋本智恵さんと嶺さんが、伊那市小沢の実家へ車で帰宅していたところ、近くの用水路に80代の男性が転落するのを目撃しました。
母親の智恵さんが駆け寄ったところ、転落した場所には男性の姿が見えず、およそ8メートル下流のグレーチング部分に仰向けで足だけが見えているのを発見しました。
その後、車に乗っていた息子の嶺さんと協力して男性を引き揚げたということです。
救助された男性は意識がありましたが、自力で立つことができず、小沢の自宅にいた智恵さんの夫が消防に救急の連絡をしたということです。
智恵さんと嶺さんの2人は救急車が到着するまでの間、男性に毛布を掛けたり、声をかけ励ましたりしながら支えました。
用水路に落ちた80代の男性は、大事には至らなかったということです。
佐藤署長は「2人の冷静で適切な行動が、男性の命を救った」と感謝していました。 -
「伊藤久志 6年間の歩み展」
伊那市美篶の画家、伊藤久志さんの作品展「6年間の歩み展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
伊藤さんは第一美術協会の会員で大学卒業後、中学校の教員となり、退職後の現在も駒ヶ根工業高校で美術講師を務めています。
会場には、伊藤さんが2014年から今年の1月までに訪れた、イスラエルやカンボジアなどの風景画など140点が展示されています。
伊藤久志 6年間の歩み展は13日まで開かれています。
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いーなちゃんテニス大会
硬式テニスの大会「第3回イーナちゃんテニス大会」が27日に、伊那市中央のセンターテニスコートで開かれました。
大会には、上伊那を中心に県内の小学生から一般まで70人が出場しました。
年齢別に、男子は4つのグループ、女子は2つのグループにそれぞれ分かれ、シングルスのリーグ戦と決勝トーナメントを行いました。
大会は、競技人口の拡大と交流を目的に伊那テニス協会が主催しているもので、今年で3年目です。
例年は、上伊那を中心に南信地域在住者を対象としていますが、今年は新型コロナの影響で県内各地の大会が中止となっていることから、規模を拡大して開かれました。
伊那テニス協会では、「練習の機会が少なくなっている中、各選手きちんと仕上げてきていた。結果を、今後の練習のモチベーションの1つにして欲しい」と話していました。
大会の結果はご覧の通りとなっています。 -
高遠支所 文化センター駐車場建設を要望
新しい伊那市高遠町総合支所の建設候補地を文化センター駐車場とすることなどを盛りこんだ要望書が6日白鳥孝市長に提出されました。
6日は高遠町地域協議会の伊藤岩雄会長と、高遠町地区区長会の大石博市会長が市役所を訪れ、白鳥市長に要望書を手渡しました。
今回提出された要望書では、●建設位置を文化センター駐車場とし、早期に建設をすること、●旧庁舎を早急に取り壊すこととしています。
平成30年度から、地域協議会が規模や位置について検討をすすめ、建設候補地については、文化センター周辺・高遠消防署付近・旧庁舎跡地の3か所に絞り込みました。
その後地域協議会と区長会の合同会で協議し、今年9月に、多数決で最も希望が多かった文化センター周辺としました。
駐車場が確保できることや、町の中心部にある事、市有地のためすぐに建設が始められることなどを挙げています。
駐車場は現在100台を停められるスペースがあるということです。
白鳥市長は、「今後については連携をとりながら進めていきたい。旧庁舎解体もなるべく早くすすめていきたい」と話していました。
なお、地域協議会・区長会が新たに設置する委員会で跡地利用の他、どのような新庁舎を望むかについて今後検討していくということです。
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血管縫合剥離トレーニングキットを開発
伊那市の有限会社スワニーと伊那食品工業株式会社は連携して
医療分野で需要のある血管縫合剥離トレーニングキットを開発しました。
血管縫合剥離トレーニングキットは血管の柔らかさや脆さといった質感を3Dプリンターの技術で実際の血管に近い形で再現したものと、血管の表面の被膜を可食性フィルムで再現したものです。
6日はトレーニングキットが伊那中央病院でお披露目され医師が切除や縫合、被膜剥離を実演しました。
伊那中央病院外科医からの要望によりスワニーと伊那食品工業が
連携し開発したもので繊細な技術が必要な手術のトレーニングに活用できます。
伊那市では異業種連携による技術開発の取り組みを支援していて新たな製品づくりにより地域課題の解決につなげていきたいとしています。
キットは直径が8ミリと10ミリの2種類あり3本とフィルム3枚がセットでそれぞれ税抜き18,500円で販売されます。
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CATV杯ミニバス 女子・伊那DT優勝
上伊那ケーブルテレビ杯争奪ミニバスケットボール選手権大会が4日伊那市内で開かれ、女子は伊那ダイヤモンドツインズが、男子は駒ヶ根市スポーツ少年団が優勝しました。
大会には上下伊那から14チームが出場しました。
女子の決勝は黒のユニホームの伊那ダイヤモンドツインズと白のユニフォーム・駒ヶ根・宮田Aの対戦となりました。
試合は第3クォーターを終え32対31と伊那が1点をリードして最終クォーターを迎えます。
第4クォーターで伊那は、堅い守りから4番牧田知紘さんを中心に得点を重ね50対36で勝利しました。
伊那ダイヤモンドツインズの女子が優勝するのは、2015年以来5年ぶりとなります。
男子決勝は駒ヶ根市スポーツ少年団対松川の対戦となりました。
自力にまさる駒ヶ根が終始リードを保ち、48対23で勝利(2年連続3回目)しました。
ケーブルテレビ杯争奪ミニバスケットボール大会、男女決勝の模様は、11月に伊那ケーブルテレビで放送します。
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宮島酒店の酒造りの取り組みが財務大臣賞 受賞
伊那市荒井の酒蔵宮島酒店は、環境に配慮した製品やサービスなどを表彰する「エコプロアワード」で、最高賞にあたる財務大臣賞を受賞しました。
受賞したのは、宮島酒店の日本酒信濃錦の「地元産契約栽培米を用いた低精白の純米醸造酒」です。
「低精白」とは、米の表面を削りとる量が少ない酒の作り方のことです。
苦みや渋みがでるため30%以上削るのが一般的だということですが、低精白で醸造したこちらの商品「信濃錦命まるごと」は、20%しか削っていません。
低精白は米の品質が重要になるということで、地元でとれた無農薬のものを使用しています。
宮島酒店では1991年から減農薬の契約栽培を始め、2005年には全ての米を契約農家で作っています。
また、そのうちの1/4は無農薬米だということです。
エコプロアワードは、自然環境保護や国連の持続可能な開発目標を示す「SDGs」の観点などから総合的に優れている取り組みを表彰するものです。
宮島酒店は、低精白や無農薬、SDGsに取り組んで、生態系保護と酒文化を地域から発信している点が評価されました。
宮島酒店によりますと、これまで全16回の中で酒蔵が選ばれたのは全国で2か所目だということです。
宮島酒店では、様々な資源を無駄にせず「地域の食」に合う酒を作っていきたいとしています。 -
高遠石工 石仏写真展
去年7月から9月にかけて募集した「高遠石工」フォトコンテストの作品展が、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれています。
会場には、入賞作品を中心におよそ20点が展示されています。
作品展は29日までで、12日と21日にそれぞれ他の応募作品に入れ替えることになっています。
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村岡にっこり会 最後のクルミ拾い
伊那市西春近小出一区の村岡集落の住民でつくる「村岡にっこり会」は、5日、地区内でクルミ拾いをしました。
10年以上続けてきたこの行事は、今年で最後となります。
5日は、会のメンバー9人が参加しました。
クルミの木の枝を長い棒で揺らし、実を落とします。
木の下にある川の上にネットを張り、落ちてきた実を拾い集めます。
川に落ちてしまったクルミを拾うのは、会長の唐木佳世子さんです。
村岡にっこり会は、隣近所の繋がりを深めようと、平成22年に発足しました。
毎年この時期にクルミ拾いを行っていて、多い時には100キロ以上を集めたということです。
集めたクルミはパック詰めして地域のイベントなどで販売し、売り上げをお茶菓子代などに充ててきました。
しかし、会の高齢化や男手が足りなくなってきたことから、クルミ拾いは今年が最後となります。
5日は、コンテナ4箱分を集めました。
今後は、クルミを腐らせて洗った後半月ほど乾かし、11月の終わりごろに集まって殻むきをするということです。 -
密集避けて浦安の舞奉納
伊那市の坂下神社で3日、地域の女子児童が浦安の舞を奉納しました。
新型コロナへの感染を防ぐため例年より少ない人数での奉納となりました。
3日と4日の2日間坂下神社の秋の例大祭が行われました。
氏子とともに小学6年生2人と5年生1人の女子児童3人が参列しました。
今年は新型コロナウイルスの影響で少人数での舞となりました。
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龍光寺の鐘つき堂完成
伊那市狐島の龍光寺の釣り鐘を吊るす、鐘つき堂が完成し地域住民が20日に完成を祝いました。
竣工式には地域住民約30人が参列しました。
完成した鐘つき堂は鉄骨造りで建設費は60万円です。
鐘つき堂の完成を祝う初打ちではコロナに打ち勝とうとの願いを込めて参列者が鐘を鳴らしていました。
元の鐘つき堂は地元の平澤写真館創業者の平澤佐十郎さんが1960年に釣り鐘とともに寄進したものです。
その後鐘つき堂が壊れ本堂の軒に吊るされていました。
2007年に寺は火災にあい鐘は奇跡的に残りましたが吊るされないままの状態が続いていたということです。
鐘を鳴らしたいという地域住民の思いで鐘つき堂が完成し火災以降、13年ぶりに鐘の音が響いていました。
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原垣外遺跡を地域住民が見学
宅地造成のために事前の発掘調査を行っている、伊那市山寺の原垣外遺跡で、出土した土器や竪穴住居などについての現地説明会が3日、開かれました。
この日は、伊那市創造館学芸員の濵慎一さんが遺跡について説明をしました。
原垣外遺跡は、伊那市山寺の伊那北高校北側にあり、東西およそ280メートル、南北およそ210メートルの縄文・平安時代の集落跡とされています。
宅地造成のため事前の発掘調査を行ったところ、縄文時代や奈良時代、平安時代のものとされる竪穴住居などが見つかったということです。
このうち、市内では最大の大きさで平安時代前期のものとされる竪穴住居では、「生」と墨で書かれた土器が発見されました。
この日は、市内外からおよそ130人が訪れ、遺跡をカメラで撮影したり、濵さんの説明に耳を傾けていました。
説明会を開いた伊那市教育委員会では「遺跡を見ることで歴史や文化を身近に感じてもらい、興味を持つきっかけにしてもらいたい」と話していました。
なお、説明会はあすも予定されていて、時間は午前9時半からと、午後1時からの2回です。 -
富士見町で新たに未就学女児1人 新型コロナ感染
長野県は、諏訪郡富士見町の未就学女児1人の新型コロナへの感染が確認されたと、3日に発表しました。
県の発表によりますと、感染が確認されたのは諏訪郡富士見町の未就学女児1人です。
現在分かっている濃厚接触者は4人となっています。
また2日は、松本市の20代の公務員の女性1人の新型コロナへの感染が確認されました。
濃厚接触者については、確認中だということです。
3日午後2時現在、県内で感染が確認されたのは312人で、入院しているのは10人となっています。 -
第19回伊那ロータリー杯決勝 東部中準優勝
新人戦上伊那大会のシード校を決める中学校の野球大会「第19回伊那ロータリー杯」の決勝戦が22日に行われ、飯島町の飯島中学校が優勝しました。
大会には、上伊那の中学校12校が出場し、2日間の日程で試合が行われました。
伊那市の伊那スタジアムで行われた決勝戦は、伊那市の東部中学校と飯島町の飯島中学校の顔合わせとなりました。
3年生が抜け新チームでの初めての公式戦となります。
東部中は、2人の継投で飯島中打線を1安打2失点に抑え、1点差で最終回の攻撃に望みを繋ぎます。
しかし得点を奪うことができず、2対1で飯島中がこの大会を制しました。
主催した伊那ロータリークラブでは、「ハツラツとしたプレーに見ていた大人も元気をもらえた」と話していました。
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詐欺未然に防ぎ感謝状
伊那警察署は、詐欺被害を未然に防いだとして、伊那市坂下の伊那郵便局に感謝状を9月16日、贈りました。
この日は、伊那警察署の山田正幸副署長が伊那郵便局を訪れ、白山和幸局長に感謝状を手渡しました。
9月1日、伊那郵便局を訪れた上伊那郡内の70代の女性が、現金82万円の振り込みを申し出ました。
詳しい話を聞いたところ、女性は「SNSで知り合った外国に住む医者に支援金を送りたい」と話したということです。
不審に感じた局員が詐欺を疑い、警察に通報し、被害を未然に防ぎました。
伊那署によりますと、今年に入り管内の詐欺被害の件数は15件だということです。
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西町ゴルフクラブが寄付
伊那市西町のゴルフ愛好者でつくる西町ゴルフクラブはチャリティーなどで集めた3万5千円を28日伊那市に寄付しました。
西町ゴルフクラブの中村隆幸会長ら4人が市役所を訪れ白鳥孝市長に寄付金を手渡しました。
クラブは40年前に発足し年に5回大会を開いています。
今月16日に200回の記念大会を高遠町の中央道晴ケ峰カントリークラブで開き、ショートホールでワンオンできなかった人から500円を集めました。
集まった分とクラブの会費から3万5千円を寄付しました。
中村会長は「わずかですが、市のために役立ててください。」と
話していました。
西町ゴフルクラブは伊那市西町在住か通勤している人たちでつくりゴルフ愛好者の集まりで40人ほどで活動しています。
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テレビ東京が伊那の紹介番組収録
テレビ東京の情報番組なないろ日和の収録が2日伊那市新山のマツタケ山などで行われました。
がんばる地方を紹介するもので今月14日に放送されます。
収録ではタレントの、にしおかすみこさんがマツタケ狩りを体験しました。
伊那市新山のマツタケ名人、藤原儀兵衛さんと制作に協力している伊那ケーブルテレビのスタッフが案内人を務めました。
番組はコロナ禍の中、GoToキャンペーンで訪れてもらいたい、地方を紹介するもので、伊那の食や文化に関する収録が行われました。
マツタケ山では、にしおかさんがマツタケを採るシーンが撮影されていました。
また、伊那市高遠町の高遠城址公園でも収録が行われ、にしおかさんの持ちネタも披露されました。
今回収録したものは今月14日午前9時26分から始まるテレビ東京の情報番組「なないろ日和」のなかで放送されます。
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伊那養護 1年の集大成発表
伊那市の伊那養護学校の文化祭、第41回どんぐりまつりが2日、行われました。
どんぐりまつりは2日と3日の2日間で、1日目のこの日は音楽会が開かれました。
新型コロナウイルスの影響で、今年は一般公開をせず、規模を縮小しての開催となりました。
音楽会では、中学部の生徒らが合奏を披露しました。
どんぐりまつりは3日も予定されていて、児童・生徒による発表や、中学部と高等部の生徒が作業学習で作ったベンチや皿などの販売が行われるということです。
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竹中さん宅の蔵 修繕
伊那市手良の竹中俊さん宅では江戸時代に作られたとされる蔵の修繕が行われ、7月から始まった作業は今月24日に終わりました。
18日は左官職人2人が扉に漆喰を塗っていました。
竹中さんの蔵は、手前部分が観音扉となっていて、土台は石でできています。
奥の部分は後の時代に増築されたとみられます。
作業を見守るのはこの家の竹中俊さん75歳です。
先祖が守ってきた蔵を次の世代へ残したいとの思いと、蔵の壁を直せる職人も少なくなってきている事も後押しし、今回修繕する事を決めました。
現在この大きさの蔵を新たに作るとなると3千万円以上はかかるという事です。
1週間後の25日です。
蔵の修繕は終わり、真新しい白い壁が目を引きます。
扉の部分には、竹中さんが書いた寿と水の文字が入れられました。
寿は家内安全を、水は火事が起きないことを願い入れたという事です。 -
訳ありりんご詰め放題
表面に傷がつくなど出荷できない訳ありりんごの詰め放題が伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで1日、行われました。
訳ありりんごの詰め放題は1袋600円です。
1日は、みはらしファームのとれたて市場前に、コンテナに入った上伊那産のりんごが置かれ、開始の午前10時から多くの人が訪れていました。
例年は、バスツアー向けに行っていたイベントでしたが、新型コロナの影響で県外からのツアーが減ったことから、今年は一般向けに用意しました。
品種は、つがるとシナノドルチェ・シナノプッチの3種類です。
訪れた人たちは、隙間なく袋いっぱいに詰めていました。
訳ありりんごの詰め放題は、12月まで随時予定していて、2日も午前10時から行われることになっています。
みはらしファームでは「訳ありだが味は保障できるので多くの人に来ていただきたい」と話していました。