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伊那市版タウンページ贈呈
NTTタウンページ株式会社は防災情報を盛り込んだ別冊「防災・防犯タウンページ」と伊那市版のタウンページを伊那市に22日、贈呈しました。
22日は、市役所で贈呈式が行われ、NTTタウンページ株式会社信越営業本部長の松永浩さんが白鳥孝市長にタウンページを手渡しました。
防災・防犯タウンページには、市内の避難所の位置や災害時に携帯電話と比べて電話がつながりやすい公衆電話設置場所などが記載されています。
また公衆電話のかけ方を知らない子どもが増えているということで、その使い方の説明もあります。
他に、4ページにわたり詐欺被害の注意喚起も掲載されています。
伊那市とNTTタウンページ株式会社は、防災情報発信などの相互協力に関する協定を2016年10月に結んでいます。
タウンページはおよそ3万2000部発行し市内全戸とすべての事業所に配布するということです。
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高校生が地域課題解決案を発表
伊那北高校の1年生は、総合学習で行ってきた地域課題解決に向けた研究のまとめを22日発表しました。
人口減少グループは地域と企業との接点を作り、その魅力を発信する事が大切だとしています。
22日は伊那公民館で研究発表会が開かれました。
伊那北高校の1年生は去年の10月から人口減少や中心市街地の衰退、自然災害など7つのテーマに分かれ、課題解決に向け聞き取りなどの調査を行ってきました。
人口減少について取り組んできたグループは「地元企業の魅力を知らず県外で就職する人が多い事が人口流出の原因の一つになっている」と分析し、その解決方法として「中学生や高校生のうちから職場体験などを通して地域の会社を知る機会を作る事が大切だ」と発表しました。
また、伊那谷の生活しやすい環境などをもっとPRして、他県から人を呼び込む事も必要だとしています。
伊那北高校では、来年度も引き続き、総合学習で地域課題解決に向けた取り組みを行っていくということです。
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旧井澤家住宅でひな人形展
伊那市西町の旧井澤家住宅で江戸時代から現代までの様々なひな人形の展示会が開かれています。
会場となっている旧井澤家住宅には7段飾りのほか吊るし雛など
170点が展示されています。
旧井澤家住宅を管理する伊那部宿を考える会では毎年この時期に
桃の節句にちなんだひな人形展を開いていて今年で14回目です。
市内外の一般住民から寄贈されたものや手芸サークルから借りた様々なひな人形が並んでいます。
江戸時代に広まったとされる這子人形は子どもの枕元に置き病気や災難を払い無事な成長を願ったといわれています。
伊那部宿を考える会の雛人形展は3月3日まで旧井澤家住宅で開かれていて入館料は大人200円、高校生以下は無料です。
また3月2日と3日は甘酒の振舞いがあるということです。
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いのちと献血俳句コンテスト 高遠北小5年 伊藤佑真君が所長賞
日本赤十字社が行う第13回赤十字・いのちと献血俳句コンテストで、伊那市の高遠北小学校5年の伊藤佑真君が長野県赤十字血液センター所長賞を受賞しました。
21日、長野県赤十字血液センターの職員が高遠北小学校を訪れ、所長賞を受賞した5年生の伊藤 佑真君に、表彰状を手渡しました。
5年生は9人で、普段から、生活の中で感じたことを俳句にしているということで、全員が、その中のお気に入りの1句をコンテストに応募したということです。
コンテストは、命の尊さや助け合い、心のぬくもりを感じてもらおうと開かれていて、今年は全国の小中高校生・一般から13万句を超える応募がありました。
伊藤君の作品は、各県から1人が選ばれる所長賞を受賞しました。
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伊那まつりテーマ「跳」へ
8月3日と4日に行われる今年の伊那まつりのテーマを「跳(はねる)」とする方針案が、21日に伊那まつり実行委員会で承認されました。
21日は、市内で開かれた実行委員会で、今年のテーマを「跳」とする実施方針案が承認されました。
勘太郎まつりから数えて62回目となる今年は、これまでの伝統を継承しつつ祭りを大きく成長させるため、踊りは活き活きと花火は高々と跳ね上がるように力を結束させようという思いが込められています。
実行委員長については、3月31日までは伊那市区長会長会会長の唐澤規夫さんが務め、4月1日からは次期会長が務めます。
上部組織の伊那まつり委員会会長の白鳥孝市長は、「紅白出場歌手で高遠の桜をテーマにした新曲を先月リリースした水森かおりさんに来ていただけるよう声をかけたい」と話していました。
「跳」とする方針案は、3月13日に開かれる伊那まつり委員会で決定されることになっています。 -
伊那華のみそ娘 初仕込み
伊那市東春近の農家の女性で作る伊那華のみそ娘加工組合は15日今年のみその初仕込みをしました。
15日は加工組合のメンバー5人が加工施設で作業に当たりました。
上伊那産の大豆を蒸してすりつぶしたものと上伊那産のコシヒカリを使った麹を混ぜあわせます。
それを樽に詰め、10か月間寝かせます。
農家の女性13人でつくる伊那華のみそ娘加工組合は、地産地消や食文化の伝承をしていこうと、毎年昔ながらの製法でみそを作っていて今年で20周年を迎えます。
来月12日まで作業は行われ、9トン分のみそを仕込む計画です。
出来上がったみそは伊那市と宮田村の小中学校や保育園の給食で使われるほか、Aコープなどで販売されます。
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市災害バイク隊が防災研修
伊那市の災害時に初動で被災地の確認などに出動する「災害バイク隊」は、素早く対策を考えるための研修会を、19日に開きました。
研修会には災害バイク隊のメンバー8人が参加しました。
研修ではクマの出没時の対応についてワークショップを行いました。
午後3時にクマが出没し、被害者が出ている中、日没の午後5時までにどのような対応を取るかを考えました。
メンバーらは現場の地図や、情報を元に、今後の状況を予測して、けが人の救出やクマの捜索など対策を考えていました。
あるメンバーは「バイクでの実地訓練だけでなく防災の知識を学び、活動をより充実させていきたい」と話していました。 -
ツアーで南アの魅力をPR
2018年10月に行われた鹿嶺高原と伊那まちを結ぶモニターツアーの商品化を目指す伊那商工会議所の特別委員会は、9月に大阪で開かれる観光イベントでツアーを紹介することを、19日に開かれた会議で確認しました。
「南アルプス観光魅力創出プロジェクト特別委員会」がこの日伊那商工会館で開かれ、今年度のモニターツアーの結果などをまとめました。
2018年10月に1泊2日7,000円のプランで企画されました。
1日目は鹿嶺高原でトレッキングやバーベキューを行い、雷鳥荘に宿泊。
2日目は伊那の市街地で、着付け体験や、地域のまつりを見たり、酒蔵を訪れたりしました。
参加者は定員50人に対し45人でした。
委員会では今後、企画したモニターツアーを伊那バスのツアーとして確立させる予定で、9月に大阪で開かれるツーリズムエキスポジャパン2019でも紹介するということです。
栗原敦司委員長は「伊那市の、伊那谷の役に立つようなツアーに仕上げたい。リニアの完成も見据え、インバウンドの誘客にも狙いを定めたい」と話していました。
ツアー参加者からは、伊那市までのアクセスなどについて不満の声もあったということで、委員会では「今後改善しながら商品化を進めていく」としています。 -
ビッグデータ使い製造業の活性化
地域の産業や観光、人口など、様々な情報を見ることができるウェブサイト「RESAS(リーサス)」を活用して、伊那市の製造業の活性化について考えるワークショップが19日、市役所で開かれました。
ワークショップには、RESASの運用に携わる国の職員や大学教授、事業経営者などおよそ20人が参加しました。
RESASは地方創生の推進を目的に、2015年に内閣府がリリースしたウェブサイトです。
誰でも簡単に地域の産業構造や人口、人の動きなどを見ることができます。
この日は市の職員が「市内製造業の課題解決を通じた経済の活性化」についてRESASを活用してまとめた内容を発表しました。
伊那市の製造業の7割ほどが市内の企業間での取引を1割しか行っていないとして「地域の企業間での繋がりが弱いことから、企業間のネットワーク強化が課題解決につながるのではないか」と発表していました。
これを受けて、参加者からは「大学に進学した学生が地元に戻ってきたくなるように地元企業の魅力を伝えることにつながれば」「データで見えた特徴に特化した事業に取り組んでいく必要があると感じた」などの声が聞かれました。
ワークショップはRESASを有効活用してもらおうと国が各地で開いているワークショップで、県内での開催は2回目です。
伊那市では「今回まとめた内容を案のひとつとして、地域経済の活性化に活かしていきたい」と話しています。 -
高遠中生が応急手当を学ぶ
救急車が到着するまでの応急手当を学ぶ救急救命講習会が19日、伊那市高遠町の高遠中学校で開かれました。
生徒たちは人形を使って、呼吸の確認や周りの人に助けを呼ぶ練習、胸骨圧迫をしてAEDを使うまでの流れを体験しました。
講習会では、高遠消防署の救急救命士、春日伸友さんが講師を務めました。
春日さんによりますと、応急手当の方法は5年に1度改定されていて、現在は小学校高学年の児童でも行えるくらい簡単になっているということです。
春日さんは「救急車が到着するまで全国平均で9分かかると言われています。胸骨圧迫を1人でやるのは体力が必要になるので、出来るだけ周りの人と交代して質を保つことが大切です」と生徒たちに呼び掛けていました。
高遠中学校では今回初めて救急救命講習会を開いたということで、来年度以降も年に1度は生徒たちに体験してもらえる場を設けていきたいとしています。 -
農業名人2人に特別表彰
上伊那8市町村の農業関係者が集まる「第16回上伊那ファーマーズの集い」が19日、南箕輪村の村民センターで開かれ、農業名人に認定されている伊那市の2人が、農業名人特別表彰を受賞しました。
農業名人特別表彰を受賞したのは、松茸名人に認定されている伊那市富県の藤原儀兵衛さんと、ホロホロ鳥飼育名人に認定されている伊那市長谷溝口の中山しづ江さんです。
現在81歳の藤原さんは、60年以上にわたり松茸の栽培に取り組んでいます。
現在94歳の中山さんは、夫がやっていたホロホロ鳥の世話を引き継ぎ30年近く飼育しています。
受賞者を代表して中山さんは「ホロホロ鳥は、50代以上の女性でも1人で100羽は飼えると思う。やりたい人がいれば技術を伝えたい」と話していました。
主催した上伊那農業委員会協議会では、農業に従事し功績のあった個人や団体を毎年表彰しています。
会場には農業関係者などおよそ150人が訪れました。 -
市民体育祭 スキー競技
第65回伊那市民体育祭のスキー競技が17日、伊那スキーリゾートで開かれ、参加者が速さを競いました。
スキー競技には、伊那市を中心に小学1年生から60代までの53人が参加しました。
500mのコースを滑りタイムを競うもので、小学生から50歳以上までの年代別に分かれて行われました。
参加者は、コースの途中に設置された10本の旗の横を通り、スピードをつけて滑っていました。
主催した伊那市体育協会の伊那スキークラブでは「スキーはスピードや強い滑りが求められる競技なので、これからも上達するように頑張ってほしい」と話していました。 -
伊那市とMONET社 相互連携へ
伊那市は、ソフトバンクとトヨタ自動車が去年10月に共同出資で設立したMONET Technologiesと相互連携し、自動運転をはじめとする次世代モビリティサービスの普及促進に取り組みます。
NMONET Technologiesは18日、全国の17の自治体と次世代モビリティサービスに関する相互連携を図ることを明らかにしました。
伊那市は、県内で唯一の連携自治体に選ばれています。
MONET Technologiesは、全国の自治体や企業向けに「地域連携型オンデマンド交通」や「企業向けシャトルサービス」などを展開していこうと、去年10月に設立しました。
市が新産業技術の推進に取り組んでいることに加え、去年7月から地域おこし企業人としてソフトバンクから社員派遣を受け入れている縁もあり相互連携をしていくことに決まったということです。
伊那市との事業内容の詳細は、現在協議中だということです。 -
伊那市来年度一般会計当初予算案発表
伊那市は、総額322億8,600万円の来年度一般会計当初予算案を、18日に発表しました。
市では、地方創生の実現にむけた堅実な予算編成だとしています。
18日は、市役所で定例記者会見が開かれ、白鳥孝市長が概要を説明しました。
主な新規事業は、子育て支援策として学童クラブの使用料を1人目は月額5,000円から3,000円に、2人目以降は3,000円から1,800円に値下げします。
他に、伊那市に居住し上伊那に勤務する若者を対象に、奨学金の返還支援を行う事業に2億円となっています。
移住定住対策として、上新山の旧新山荘の跡地に移住定住促進住宅を3棟建設する費用に6,300万円、使用されていない山寺教員住宅を改修し移住希望者に貸し出すための費用に70万円となっています。
この他に、若宮市営住宅の建替えに3億円、長谷のケーブルテレビ光化工事に2億円、介護支援ボランティアポイント事業の導入に270万円などとなっています。
一般会計当初予算案は、市長選があった今年度の肉付け後の予算と比べて、13億3,000万円少ない322億8,600万円となっています。
また、ふるさと納税の今年度の寄付額は、当初の6億円の見込みから4億2,000万円減額し1億8,000万円ほどになるとみています。
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伊那市民体育館の愛称「エレコム・ロジテックアリーナ」に決まる
伊那市の伊那市民体育館の愛称が「エレコム・ロジテックアリーナ」に決まりました。
伊那市が所有する施設のネーミングライツスポンサーの募集にロジテックINAソリューションズ株式会社が応募しました。
伊那市広告審査委員会の審査を経て伊那市民体育館の愛称はエレコム・ロジテックアリーナに決まりました。
また伊那市民体育館はメインアリーナとサブアリーナに分かれていてメインアリーナは「ロジテックアリーナ」サブアリーナは「エレコムアリーナ」となっています。
ネーミングライツスポンサーの金額は年間50万円で期間は
今年の4月1日から平成34年3月31日までの3年間となっています。
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“居酒屋公民館”で横山をPR
伊那市の横山地区では、「居酒屋公民館」と名付けられた寄り合いが月に3回ほど行われていて、地域住民が酒を持ち寄って親睦を深めています。
そんな寄り合いを通じて地域の良さを知ってもらおうと16日の夜、他地域との交流会が開かれました。
この日は、横山公民館で交流会が開かれ、市内外から訪れた人や横山区民など、およそ40人が参加しました。
さばキャベツに蒸し鳥の梅肉和え、焼きなすにめかぶのサラダなど居酒屋公民館の定番メニューのフルコースが並びました。
参加した人たちは、輪に入って酒を酌み交わしながら、横山地区の普段の雰囲気を楽しんでいました。
横山では、地域の人たちの憩いの場として公民館がよく利用されていて、年間延べ2500人が利用しています。
箕輪町から訪れた女性は「奥深い地域の良さがわかるとてもおもしろい企画で、参考になったしとても楽しい」と話していました。
武田巌区長は「こんなに人が集まると思っていなかった。地域交流の第一歩として、こういうイベントを大事にしていきたい」と話していました。
横山の魅力を多くの人に知ってもらおうと横山の活性化に取り組む「横山維者舎」のメンバーや伊那市が企画したもので、この日は交流会の前に、区内のビューポイントも巡ったということです。 -
昆虫食の可能性を考える
上伊那地域で多く食べられている昆虫について知り、今後の普及の可能性について考えようと「美味しい昆虫シンポジウム」が17日、伊那市創造館で開かれました。
シンポジウムでは、上伊那地域を代表するザザムシの佃煮などの昆虫食が提供され、訪れた人たちが味わっていました。
また、南信地域で食べられているカミキリムシの幼虫「ゴトウムシ」の実物も展示され、訪れた人たちが興味深そうに見ていました。
基調講演では、東京都在住の昆虫料理研究家、内山昭一さんが、ゴトウムシをつかった寿司など、料理を紹介しながら美味しさを説明していました。
大阪府在住で、昆虫食の普及を目指す会社の代表を務める松井崇さんは「世界では食用昆虫の養殖に取り組む国もあり、大量生産や安定供給が魅力となっている」と話していました。
昆虫食文化のある上伊那地域で地域資源としての可能性を探っていこうと開かれたもので、およそ100人が参加しました。
ある参加者は「講演会でも話していたように、粉末にしたり、有名な人が食べたりすると一気に広がると思う」話していました。
主催した上伊那地域振興局の堀田文雄局長は「昆虫食を見る楽しさや食べる興奮を多くの人に知っていただき、今後の可能性を探っていきたい」と話していました。 -
フルートアンサンブルコンサート
上伊那のフルート愛好家でつくる伊那フルートアンサンブルの第16回コンサートが17日、伊那市のいなっせで開かれました。
コンサートには、伊那フルートアンサンブルのメンバーおよそ30人が出演しました。
低音・高音5種類のフルートを使って、今回のテーマ「わ」にちなんだ曲を披露しました。 -
渓流釣り解禁 今年の釣果は?
天竜川水系で、16日渓流釣りが解禁となり、待ちわびた釣り人たちが楽しんでいました。
伊那市の小沢川です。
天竜川漁協理事で自身も釣りを楽しむ伊藤伸一さんは、今朝6時から川に入りました。
毎年伊藤さんは解禁日から釣りを楽しんでいます。
16日は午前9時までの3時間でニジマス9匹を釣り上げました。
辰野町から中川村までの天竜川水系では、16日渓流釣りが解禁となりました。
天竜川漁協では16日の解禁日を前に、管内の河川にアマゴおよそ500キロを放流したということです。
午後になり天竜川の本流に場所を移すと、伊藤さんは体長40センチほどのイワナを釣り上げていました。
渓流釣りができるのは9月30日までです。
遊漁料は、年間券が6,600円、1日券が1,100円です。
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弥生器楽クラブ定期演奏会
伊那市の伊那弥生ケ丘高校器楽クラブの定期演奏会が、11日にいなっせで開かれました。
定期演奏会では、J―POPの他、各楽器の特徴を活かした曲など16曲を演奏しました。
器楽クラブには、1年生18人、2年生13人の合わせて31人が所属しています。
演奏会では、グループ別のアンサンブル演奏や、学年別の合奏が行われました。
他に、来月長野市で開かれる県高校ギター・マンドリン演奏会の課題曲を全員で演奏しました。
羽生楓菜部長は、「緊張することなく楽しみながら演奏することができた。夏の全国大会で優秀賞を受賞できるよう、部員一丸となって取り組んでいきたい」と話していました。 -
信州農村歌舞伎祭
南信地域で伝統芸能を継承している団体が集う信州農村歌舞伎祭が、10日に伊那市の伊那文化会館で開かれました。
今回は、大鹿村の大鹿歌舞伎保存会、南木曽町の田立こども歌舞伎、下條村の下條歌舞伎保存会の3団体が出演しました。
このうち大鹿歌舞伎保存会は、平清盛亡き後の源平の合戦を描いた「一谷嫩軍記 須磨浦の段」を上演しました。
大鹿歌舞伎は、およそ300年前から伝承されていて、去年3月には国の重要無形民俗文化財に指定されています。
主催した伊那文化会館では、「伝統芸能を後世に継承していくための一助になればうれしい」と話していました。 -
伊那小3年春組 ヤギとお別れ
伊那市の伊那小学校3年春組の児童は、1年生の時から学校で世話をしていたヤギを産直市場グリーンファームに返し、お別れしました。
子ども達は、午前7時50分にヤギ6頭を連れグリーンファームを目指し学校を出発しました。
道中、道路が汚れないよう、ヤギのフンを掃除しながら目的地をめざしました。
春組では1年生の時にグリーンファームからヤギ2頭を借り、総合学習の一環で世話を始めました。
頭数は年々増え、最終的には11頭となりました。
お別れまで自分たちの手で行いたいとの思いから14日と15日の2日間に分け歩いて連れていく事にしました。
およそ1時間30分かけてグリーンファームに到着し、連れてきたヤギを小屋の中に入れ、代表の児童が3年間の思い出をつづった手紙を読みました。
担任の春日健二教諭は「ヤギの餌やりや、小屋の掃除などを通して、他人への気遣いや優しさを育む事ができました」と話していました。
最後に、世話をした3年間を歌にしたオリジナルソングを歌いました。 -
ふくじゅ園利用者 絵馬の祈祷
伊那市西春近のデイサービスセンター春富ふくじゅ園で今年の夢を書いた利用者の絵馬の祈祷が14日、行われました。
職員が手作りした絵馬に、春富ふくじゅ園の利用者が今年の夢を書きました。
絵馬の表には、ふくじゅ園のイメージキャラクターふくじゅちゃんが描かれています。
裏には、「元気に今年一年間過ごせますように」「みんなと明るく過ごせるように」などと書かれています。
14日は、東春近にある春近神社の花畑樹彦宮司が訪れ、絵馬の祈祷と健康を祈願しました。
初詣に行けない利用者に季節を感じてもらおうと初めて企画しました。
ふくじゅ園では、「利用者のみなさんが元気でたくさんの笑顔になる一年になってほしいです」と話していました。
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弥生1年生 地域活性化考える
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の1年生は、グループ毎に調べた伊那谷の課題や活性化のためのアイディアを、14日発表しました。
この日は伊那文化会館でキャリア学習の発表会が開かれました。
伊那弥生ケ丘高校の1年生240人は、今年度総合的な学習の時間に「伊那谷の活性化のためのアイディア」をテーマに学習してきました。
48のグループに分かれてデータや現状を調べ、14日はこのうちの6グループが発表しました。
伊那ロータリークラブから5人がアドバイザーとして参加し、生徒たちの発表を聞きました。
人口減少について調べたグループは「自然が多いことや土地取引価格が低いことをPRしてみてはどうか」「中心商店街は居酒屋が多いが、カフェやコンビニなどを増やせば子育て世代の人が足を運びやすくなるのではないか」などと提案していました。
高校生の発表を聞いた伊那ロータリ―クラブの会員は「飯田線に頼らない交通手段を高校生の発想で考えてみてほしい」「駅前の活性化には何が必要か、高校生のアイディアが絡まれば人が集まってくる」などと話していました。
伊那弥生ケ丘高校の駒瀬隆校長は「地域の課題を考えることが日本や世界の課題を考えることに繋がる。学校以外の行事やイベントにも参加して新しい学びを進めていってもらいたい」と話していました。 -
高遠城址公園 開花予想4/4
民間気象情報会社・ウェザーニューズは、今年2回目の桜の開花予想を、14日発表しました。
それによりますと、伊那市高遠町の高遠城址公園の桜の開花は4月4日となっています。
14日の高遠城址公園の高遠閣前の桜の様子です。
つぼみは、まだ固い状態です。
ウェザーニューズが発表した予想によりますと、高遠城址公園の開花は4月4日、満開は10日となっています。
開花・満開ともに、1月16日に発表された第1回予想より、1日遅くなっています。
去年は過去最速の4月1日に開花し、満開は5日でした。
ウェザーニューズでは「東日本は、今年は平年並みの開花になりそうだ」としています。 -
伊那で坂部の冬祭り
長野県の南端天龍村の霜月神楽、「坂部の冬祭り」の神事の一部が、3日伊那市のいなっせで披露されました。
坂部の冬祭りは、天龍村坂部の大森山諏訪社で1月4日午後6時から5日正午まで18時間にわたり行われている神事です。
600年続いているといわれ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
伊那芸術文化協会が、伊那でも見てもらおうと招き、保存会の中心メンバー10人が代表的な場面を舞台上で再現しました。
1月5日午前5時ころに最初の面が登場するたいきり面や湯立て神事の本舞、動作にメリハリのある天公鬼面、ユニークな魚釣りの4つの場面です。
保存会が外に出て舞を披露するのは珍しく、会場を訪れた人たちは、霜月神楽の世界に浸りました。
伊那芸術文化協会の松山光理事長は、「少子化で伝統文化は減っていく傾向。いかに後世に伝えていくかが課題だ」とあいさつしました。
天龍村坂部は、11軒14人が暮らす地域で、保存会では、「来年は、ぜひ現場に来て見てほしい」と話しています。
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長谷小児童 歌舞伎に挑戦
伊那市長谷の長谷小学校の4年生は、地域に伝わる井筋をテーマにしたオリジナル歌舞伎に取り組んでいます。
28日には、初公演を計画しています。
13日は、体育館で練習が行われました。
児童たちは、役になりきることや想いを伝えるにはどうしたらよいかなど意見を出し合い進めていました。
長谷小学校の4年生は、総合学習の時間を使い去年5月から地域に伝わる伝統芸能、歌舞伎について学習しています。
去年は、中尾歌舞伎の春季公演の前座として長谷に伝わる民話「孝行猿」を劇で演じました。
歌舞伎について知ろうと、去年中尾歌舞伎保存会に協力してもらい衣装を着たり台本を読むなどの体験をしました。
学習する中で、社会科の授業で行っていた地域に伝わる鷹岩井筋をテーマに歌舞伎で演じることにしました。
台本は、紙芝居をもとに去年8月から子どもたちがセリフを考え台本にしてきたということです。
田畑をつくるために水を引いた先人たちの苦労を歌舞伎で表現します。
途中、全員が集まり、演技の仕方やセリフの言い回しなどを確認していました。
長谷小学校の4年生は、地域の人やお世話になった人を招いての公演を28日に長谷小学校で行う予定です。
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伊那市自主防災組織説明会
伊那市は、自主防災組織を担う区長や町総代など地域の代表者を対象とした説明会を12日、いなっせで開きました。
説明会は、伊那市が行っている防災や防犯、消防団活動の取り組みについて知ってもらおうと毎年、役員が代わるこの時期に開かれています。
今日は、市の担当職員が自主防災組織の役割や活動の他、各地域に市の職員が出向いて開いている「防災おでかけ講座」などについて説明しました。
また、伊那市と伊那市社会福祉協議会が行っている住民支え合いマップが紹介されました。
支え合いマップは災害時や緊急時に支援が必要な人の安否確認や避難行動を支援するものです。
担当の職員は、「マップを作成することで災害時には地域の助け合いが大きな効果を上げる」と話していました。
説明会では他に、来年度の防災訓練は西春近地区を主会場に行うことなどが報告されました。
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歯科医師会が歯ブラシ500本寄贈
伊那市歯科医師会は、災害時に使える備蓄用の歯ブラシなどを12日、伊那市に寄贈しました。
この日は、歯科医師会の広岡明美会長と飯田厚副会長が市役所を訪れました。
寄贈されたのは、歯ブラシ500本とマウスウォッシュ500個です。
歯科医師会では、伊那市の災害時の非常持出袋の中に歯ブラシなど口腔ケアをするものがなかったことから寄贈を始め、今年で3年目になります。
実際に訓練に参加した時に、水がなければ歯が磨けないなどの声を聞いたことから、今回はマウスウォッシュも贈りました。
広岡会長は「歯ブラシを贈ることを通じて、災害時に歯ブラシが必要なものだということが多くの人に伝わればうれしい」と話していました。
これまでに寄贈されたものを合わせて、伊那市の歯ブラシの備蓄は3,500本になったということです。 -
路線バス西箕輪線 存続へ
伊那市や南箕輪村を通る路線バス「西箕輪線」の存続について検討を進めてきた伊那市地域公共交通協議会と南箕輪村地域公共交通会議は、運行主体を市の協議会に移して路線を存続させることを決めました。
12日に開かれた南箕輪村議会全員協議会で報告されました。
西箕輪線は、伊那市西町の伊那バス本社前から、南箕輪村を通って西箕輪与地まで走る路線です。
昨年度の赤字額がおよそ3,700万円で、路線の維持が困難なことから、伊那バスでは市や村に更なる支援を求めていました。
これを受けてそれぞれの会で検討を進め、今後は伊那市地域公共交通協議会が運行する路線として存続させることを決めました。
伊那バスへの運行委託料3,000万円のうち、走行距離に比例して8割の2,400万円を市が、2割の600万円を村が負担することになっています。
経費を削減するため、土曜日に運行している11便のうち、4便については廃止し、それ以外はこれまで通り運行するということです。
協議会での運行は来年度の4月1日からとなっています。