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入笠牧場 牛が下牧
伊那市高遠町の入笠牧場で、ひと夏を過ごした牛たちが、それぞれの農家のもとへ17日帰っていきました。 今シーズンは、上下伊那19頭の牛が6月から標高1,500メートルの入笠牧場で過ごしました。 牛の放牧は、体調管理と農家の労働力の軽減などを目的に毎年JA上伊那が行っています。 17日は、体重測定や血液検査などを行い、それぞれの農家のもとへ帰っていきました。 体重は平均で50キロ増えたということです。 種牛がいないため以前より頭数が少なく、牧草は豊富にあり、牛たちは、よく食べ、運動をして引き締まった体になっているということです。 写真提供:JA上伊那
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あいこちゃん 目標額達成 心臓移植へ
諏訪市の小学1年生、小松愛子ちゃんのアメリカでの心臓移植をめざして活動しているあいこちゃんを救う会は17日、募金額が目標金額に達したことをホームページで報告しました。 この日までの募金額は、2億2,743万2,291円となり、目標である2億1,000万円を達成することができたということです。 救う会は、「記者会見後、1か月半というスピードで目標を達成できたのは、皆様方のご理解とご協力のおかげです。」とコメントしています。 救う会は今後も、あいこちゃんの未来に向けて、精一杯応援していきたいとしています。
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山寺区 長巻きずし作りに挑戦
伊那市の山寺区文化祭が13日に開かれ長さ12メートルの巻きずし作りに挑戦しました。 巻きずしづくりは12日と13日きったせで開かれた、山寺区文化祭のイベントの一環で行われました。 この日は、子供からお年寄りまで約40人が参加しました。 用意された材料は、米5升や、のり70枚、キュウリ30本などです。 参加した人たちは、最初は手前の酢飯や具を抑えると、掛け声に合わせて巻き上げていました。 イベントを企画した、山寺区公民館長の尾崎晃一さんは「文化祭で、それぞれの作品を発表してもらうと共に、イベントを通してさらに、顔の知れた交流に繋がれば」と話していました。 この日作った巻きずしは、20センチに切り分けられ、参加者に配られました。
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上の原保育園 田楽座の公演を楽しむ
伊那市の上の原保育園の園児は16日、富県の歌舞劇団田楽座の公演を楽しみました。 この日は、上の原保育園の全園児約170人が田楽座の公演を楽しみました。 プロによる本格的な郷土芸能などに幼いうちから触れてもらおうと、伊那市が市内の保育園を対象に行っているものです。 花笠音頭やお囃子など5つの演目が披露されました。 南京玉すだれは年長園児が体験しました。 獅子に噛んでもらうと頭がよくなると聞いた園児は手をあげて獅子を呼んでいました。 諏訪礼子園長は「生の音に触れる良い経験になった。お祭りのような気分で楽しめたと思う」と話していました。 市内の別の保育園では、岐阜県の劇団による公演も予定されています。
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長谷中学校 震災復興支援の募金届ける
伊那市の長谷中学校の生徒は、東日本大震災の被災地支援のために集めた募金を、16日、伊那市に届けました。 この日は、生徒会役員が長谷総合支所を訪れ、義援金2万2,247円を伊那市に届けました。 長谷中学校では、9月に行った文化祭「くろゆり祭」の音楽会で東日本大震災の被災地支援のためのチャリティーイベントを実施しました。 保護者や地域住民など100人以上が会場を訪れ、休憩時間に生徒会役員が募金を呼びかけたところ2万2,247円が寄せられました。 長谷中学校では、2011年から毎年、音楽会で募金を呼びかけています。 インターネットなどで被災地の様子を知らべ、「まだ震災は終わっていない」と感じ、今年も復興支援を行う事にしたということです。 義援金は日本赤十字社を通して被災地に届けられることになっています。
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太極拳・気功で国際大会金賞
伊那市体育協会の太極拳・気功部は、中国で開かれた国際大会に出場し、大会での結果を15日、白鳥孝伊那市長に報告しました。 この日は、伊那市体育協会の太極拳・気功部の三澤清美部長ら6人が市役所を訪れ、国際大会での結果を報告しました。 太極拳は、中国武術のひとつで、武術太極拳や、医療体操、健身術として行われています。 気功は、中国古来の自己鍛練法で、呼吸法と体操によって体内の血液の循環を良くし、病気予防・健康維持を図るとされています。 今回三澤さんは、愛知県に本部を持つ、NPO法人日本導引養生功連盟として出場しました。 去年中国で開かれた国際武術太極拳交流大会の50歳以上の団体競技では、簡化24式太極拳で1位の金賞に選ばれました。 また、今年3月の、国際健身気功交流大会の50歳以上の団体競技、導引養生功でも、1位の金賞に選ばれました。 三澤さんは、「最高齢は88歳、太極拳・気功は年をとっても続けられる。」と話していました。 白鳥市長は、「太極拳は健康づくりでもあるが、見た目が綺麗で見る楽しみもある」と話していました。 伊那市体育協会は健康のため、公民館などで講座を開いていて参加を呼びかけています。
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南ア 初冠雪
R南アルプスの仙丈ケ岳などで16日、去年より1日早い初冠雪が観測されました。初冠雪は平年並みとなっています。 北沢峠こもれび山荘のスタッフによりますと、南アルプスで今日、初冠雪が観測されました。 小仙丈下の樹林帯あたりから上で5センチの雪が積もったということです。 長野地方気象台では、台風が抜けて、北から寒気が入りやすくなっているということで、明日の朝も、今朝と同じくらい冷え込みそうだとしています。
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50年先見据えた森林のあり方検討へ
50年先を見据えた伊那市の森林の将来像や市民との関わり方などを検討する伊那市50年の森林(もり)ビジョン策定委員会が15日発足しました。 委員会では2016年3月までにビジョン策定を行い公表する予定です。 15日は、白鳥孝伊那市長が有識者や森林関係者など17人を委員に委嘱し、ビジョン策定について諮問しました。 委員会では、現在の森林の現状を把握すると共に、2015年度から50年間の山や森のあり方や市民との関わり方について検討を行います。 伊那市によりますと、伊那市の森林の面積は市全体の82%にあたる5万5千ヘクタールだということです。 近年では、木材の価格下落による森林の放置や、松くい虫被害、有害鳥獣による食害などが問題となっています。一方、ペレットや薪の利用促進や、防災の観点から森林整備の必要性がみなおされています。 委員からは、「落葉松などを伐採した後、土砂災害が起きないようどう守っていくか考える必要がある」「山への関心が年々薄くなっている。人と山を結びつける指導者の養成が必要」などの意見が出されていました。 白鳥市長は「山の持つ多面的な機能を見直し、健全な山づくりを伊那から発信していきたい」と話していました。 委員会は来年度までに5回開かれ、次回は課題の洗い出しと検討が行われる事になっています。
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伊那市ふるさと公使 岡部高明さん委嘱
また、伊那市の魅力をPRするとともに市政への助言や情報提供などを行う「伊那市ふるさと公使」に、高遠町出身で元テレビ信州取締役大阪支社長の岡部高明さんが委嘱されました。 10日は伊那市役所で委嘱式が行われ、白鳥孝伊那市長から岡部さんに委嘱状が手渡されました。 岡部さんは、伊那市高遠町西高遠出身の83歳です。 伊那北高校卒業後、東京大学文学部でマスコミ学を専攻し、卒業後は大阪府に本社をおく読売テレビに入社しました。 編集課長や人事部長などを経て、テレビ信州取締役大阪支社長を務めました。 また、合併前の旧高遠町でも10年間、ふるさと公使を務めました。 岡部さんは、「伊那市からの情報をしっかり受け止め、テレビ関係などの人脈を活かして伊那市の良さを発信していきたい」と話していました。 岡部さんは、旧郵政省の元職員大羽繁さんに次いで2人目のふるさと公使です。
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伊那市ふるさと大使 那須弘平さん委嘱
伊那市の魅力を発信する「伊那市ふるさと大使」に、富県出身で元最高裁判所判事の那須弘平さんが新たに委嘱されました。 9日は伊那市役所で委嘱式が行われ、白鳥孝伊那市長から那須さんに委嘱状が手渡されました。 那須さんは、伊那市富県北福地出身の72歳です。 伊那北高校を卒業後、東京大学法学部に入学し、昭和44年に弁護士登録をし ました。 平成18年から24年には、最高裁判所判事として多くの事件に携わってきました。 那須さんは「愛郷心は誰にも負けない。伊那の自然の良さや人々の温かさを全国や世界に発信していきたい」と話しました。 那須さんは、講演や本の出版などで伊那市の良さをPRしていきたいということです。 伊那市ふるさと大使は那須さんも含めて21人です。
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買い物支援 富県貝沼でも
食料品や、生活雑貨など様々な商品を車に乗せ、伊那市内を移動しながら販売するサービス、「こんにちは伊那まち」が、今回初めて富県の貝沼公民館で15日、開かれました。 「こんにちは伊那まち」は、中心市街地の商店主らでつくる「伊那まちの再生やるじゃん会」が、高齢者の買い物支援サービス事業として始めたもので、月一回のペースで実施しています。 やるじゃん会は今回、初めて貝沼公民館で販売を行いました。 これは、富県地区が、日頃買い物に苦労しているなどとして、やるじゃん会に要請したものです。 これまで富県では、北福地で出張販売を行ってきましたが、貝沼区や桜井区などの人たちには遠いとのことで、貝沼公民館でも販売することにしました。 訪れた人たちは、生鮮食品や農機具、衣料品などを買い求めていました。 この日は群馬県前橋市から、買物支援事業について参考にしようと「城南地区地域づくり協議会」のメンバー14人が視察に訪れました。 前橋市城南では、今年3月から買物支援の移動販売を開始したということですが、徐々に客足が遠のいているということです。 やるじゃん会によると、売上は伸びているということで、今後も要請があれば、出向くということです。
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熊に襲われ70代男性ケガ
13日伊那市西箕輪の山林でキノコ狩をしていた市内の70代の男性が熊に襲われ、左手人差し指を骨折するケガを負いました。 伊那警察署の発表によりますと、熊に襲われたのは、伊那市西箕輪の無職 荒和男さん73歳です。 荒さんは、13日一人でキノコ狩りをしていたところ午前7時頃、伊那市西箕輪の西山神社の北500メートル付近で、熊に襲われました。 顔や左腕などを引っ掻かれ、左手の人差し指を骨折するケガを負いました。 現場では、警察や猟友会会員がパトロールをした他、熊用の罠が新たに2個仕掛けられました。 市では、山へ入る場合は2人以上で行動し、熊に遭遇しないよう、ラジオやすず等音の鳴るものを身に着けるよう注意を呼び掛けています。
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河野さんのビデオ作品上映
伊那ビデオクラブ会員の河野ひさしさんのビデオ作品上映会が12日伊那市のいなっせで開かれました。 河野さんは伊那中学校、伊那北高校卒業で現在は北安曇郡池田町在住の73歳です。 平成17年に伊那ビデオクラブに入会し主に伊那の歴史や文化を題材にした作品を手がけてきました。 上映会は河野さんの作品を鑑賞しようと中学校時代の同級生などでつくる実行委員会が開いたものです。 上映会では作品8本が披露されました。 このうちナイスロード沿いの桜並木をテーマにした「櫻えにし」は洪水から地域を守るため桜を植えた人たちの苦労や郷土愛が伝わる作品です。 会場にはおよそ170人が集まり河野さんの作品に見入っていました。
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CATV杯ミニバス 男子春富初優勝・女子伊那DT優勝
第12回ケーブルテレビ杯争奪ミニバスケットボール選手権大会が13日、 駒ヶ根市で開かれました。 男子は伊那市の春富ミニバスケットボールクラブが初優勝、女子は伊那ダイヤモンドツインズが優勝しました。 男子決勝は、伊那市内のチーム同士の対戦となり、赤のユニフォームの春富ミニバスケットボールクラブと、白のユニフォームの伊那ダイヤモンドツインズが熱戦を繰り広げました。 大会には、県内外から男女あわせて22チームが出場しました。 春富は長身の選手を中心に次々とシュートを決め、56対35で勝利し、初優勝しました。 女子は白のユニフォームの伊那市の伊那ダイヤモンドツインズと黒のユニフォームの愛知県の長久手(ながくて)ミニバスケットボールクラブの戦いとなりました。 ダイヤモンドツインズは序盤から順調に点を重ね、68対23で勝利しました。 決勝戦の模様は、18日からご覧のチャンネルで放送します。
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伊那北高校36回卒業生 山麓会30周年式典
昭和59年に伊那北高校を卒業した、第36回卒業生で作る山麓会は12日、卒業30周年を記念して、式典と同窓会を薫ヶ丘会館で開きました。 この日は、第36回伊那北高校卒業生6クラス、260人の内、130人が出席し、クラスごとに分かれてホームルームを行いました。 卒業生は久しぶりの教室と級友に緊張気味でしたが、出席番号順に、名前や自身の近況報告を行うと、笑いが起こる場面もあり昔を思い出していました。 ある卒業生は、「30年ぶりに逢う人がほとんどだったが、面影が残っていて、直ぐ誰かわかった」と話していました。 式典では、久保村智実行委員長が、「昔を思い出しながら、大いに語り、山麓会の親睦を深めよう」と挨拶しました。 式には、B組担任の蒲谷隆行教諭と、D組担任の五味市兵教諭の2人の恩師が駆けつけました。 五味さんは、「みなさんは学力も、人間的にも私たちを超えていった。しかし年齢だけは越えることができない」と冗談を交えて話していました。 式の中で山麓会は、同窓会と、母校の発展のためにと、竹松徳門同窓会副会長と、澤井淳伊那北高校校長にそれぞれ25万円を寄付しました。 式の最後には、参加者全員で肩を組み、伝統の応援歌、「天竜河畔」を歌って、卒業30周年を祝っていました。
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福祉施設見学会・就職相談会
福祉や介護職への就職を希望する人のための福祉施設見学会と就職相談会が、14日伊那市内で開かれました。 午前中は、特別養護老人ホームさくらの里で施設見学会が行われ、南信地域に住む15人が参加しました。 見学会は、人手不足が続く介護事業者と求職者のマッチングの機会を設けようと社会福祉法人長野県社会福祉協議会が毎年開いています。 参加者は施設内を見学した後、さくらの里介護主任の林祐輔さんの話を聞きました。 林さんは「自分の家族だったら、と思いながら常に1人1人を気遣うことが大切。介護の技術が上達したり利用者の人たちの笑顔が増えるとやりがいに繋がる」と話していました。 また、午後はいなっせで就職相談会も行われ、19人が参加しました。 相談会には、岡谷市から飯田市までの南信地域の16社が参加し、業務内容や採用方法などを説明しました。 主催した社会福祉法人長野県社会福祉協議会では、「今後も求職者と施設事業者が直接話せる機会を設けてお互い納得のいく採用に繋げていきたい」と話していました。
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はなまる地域探検隊 絵手紙教室
子供たちが様々な体験を通じて学ぶはなまる探検隊の絵手紙教室が5日、伊那市のいなっせで開かれました。 絵手紙教室には、小学生やボランティアの高校生、合わせて65人が集まりました。 各自持ち寄った果物や花などを題材に、贈る相手を思い気持ちを込めて描いていました。 指導にあたったのは、学校の元美術教諭の大瀬木久雄さんです。 大瀬木さんは「筆をたてて書くのがコツ。心を込めて書くことが大切」と子供たちにアドバイスしていました。 子供たちは、絵の具などを使って思い思いの作品を仕上げていました。 はなまる地域探検隊は、収穫体験をしたり外国の人たちと交流するなど様々な体験活動を行っています。
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伊那北保育園 安全祈願・起工式
老朽化などにともない建て替えられる伊那市野底の伊那北保育園の安全祈願祭・起工式が14日、現地で行われました。 14日は、市の関係者や建設を行う業者など30人が参加し工事の安全を祈願しました。 伊那北保育園は老朽化や市の保育園整備計画に基づき、伊那東保育園が閉園となり竜東保育園と伊那北保育園に統合されることから園舎が建て替えられます。 建物は、木造平屋建てで延べ床面積はおよそ1100平方メートルです。 太陽光発電が設置される他、ペレットボイラーも導入されます。 定員は120人を予定しています。 起工式で、白鳥孝伊那市長は「さらに地域のみなさんの力をいただき、伊那市を支えていく子供に育っていくことを願っている」と挨拶しました。 保育園建設の総工事費はおよそ4億4000万円で、主に合併特例債が充てられます。 伊那北保育園は来年5月に完成、6月に開園予定です。
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台風19号 被害報告なし
大型の台風19号は13日の夜から14日の朝にかけて長野県を暴風域に巻き込みながら通過しました。 伊那市・箕輪町・南箕輪村に被害の情報は入っていません。 長野地方気象台によりますと台風19号は13日の夜から14日の朝にかけ県内を通過し午前9時に温帯低気圧に変わりました。 伊那市・箕輪町・南箕輪村で午後4時現在、台風による被害は入っていません。 JR飯田線は朝から通常運行し通勤通学に乱れはありませんでした。 南箕輪村の小学校2校は時間を遅らせて10時からの登校となりましたが、伊那市と箕輪町の小中学校は通常通り授業が行われました。 また、農作物の被害は午後4時現在JA上伊那に入っていないということです。
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台風19号14日未明最接近
大型で非常に強い台風19号は14日未明から明け方にかけて県内に最も接近する見込みです。 秋のバラ祭りが行われている高遠しんわの丘ローズガーデンでは13日のイベントの中止を決め台風への備えを進めています。 高遠しんわの丘ローズガーデンでは12日から秋のバラ祭りが行われていて12日も県内外から多くの人が鑑賞に訪れていました。 期間中は豚汁の無料サービスやバラの育て方相談などが行われていますが、13日は台風接近にともないこれらのイベントの中止が決まりました。 バラを管理する伊那市振興公社の職員は風で倒れたり折れたりするのを防ぐため数本ずつヒモで束にする作業にあたっていました。 伊那市振興公社では連休中のイベント中止を残念だと話すとともに見頃となったバラに影響が出ないか心配していました。 一方伊那市羽広でぶどうを栽培している小池農園では、ぶどう狩りの予約が入っていることから台風前も収穫ができない状況です。 長野地方気象台では低い土地の浸水や川の増水、土砂災害などに注意するよう呼びかけています。
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ドリームクラブ レカンフラワー作品展
伊那公民館の公民館講座ドリームクラブは、伊那市西町の旧井澤家住宅で、乾燥させた花を使ったレカンフラワー作品展を11日から開きます。 会場には、バラやアジサイなどを使った作品およそ50点が展示されています。 レカンフラワーは、乾燥剤や脱酸素剤を使って、植物を立体のまま乾燥させます。 飾られている額の中は真空状態になっていて、花の色や形を何年も楽しむことができるということです。 ドリームクラブは月に1度講座を開いていて、7人の受講生が居ます。 綺麗な作品を作るには、乾燥させるときに、花の形を崩さずに保存することがポイントだということです。 ドリームクラブのレカンフラワー作品展は、11日から16日まで伊那市の旧井澤家住宅で開かれます。
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救命救急センターの現状と課題を報告
上伊那地域医療連携報告会が10日伊那中央病院で開かれ、開設から1年を迎えた救命救急センターの現状と課題について報告されました。 報告会には、上伊那医師会、上伊那歯科医師会、伊那中央病院の医師およそ50人が参加し、救命救急センター長の北澤公男(きみお)さんがセンターの現状と課題を報告しました。 昨年度のセンターの延べ入院患者数は2,429人で一日平均は6.7人、8床ある病室の利用率は83%でした。 また、昨年度の救急の患者数は15,204人で、そのうち救急車による搬送は3,322人でした。 課題としては、「医師不足」「コンビニ受診やタクシー代わりの救急車の利用」などがあげられました。 北澤さんは、「上伊那の人口に対する医師数は全国平均の半分ほど。かかりつけ医や休日当番医の受診促進による軽症患者の受け入れ抑制など、医療機関の適正利用の啓発を進めていくことが必要だ」と話していました。
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美篶小学校金管バンドクラブ 伊澤修二記念音楽祭に向けて練習
伊那市の美篶小学校の金管バンドクラブの児童は、25日に開かれる「第28回伊澤修二記念音楽祭」に向けて練習に励んでいます。 9日は、児童53人が、東京藝術大学音楽学部教授の佐野靖(さの やすし)さんの指導を受けました。 美篶小学校金管バンドクラブは、高遠町地区以外からも音楽祭を盛り上げようと、今年初めて参加します。 演奏する曲は、子どもに対するしつけや教えを歌った「伊澤修二の数えうた」です。 佐野さんは「挨拶や返事1つ1つのことをきっちりやれば、演奏も上達します」とアドバイスしていました。 美篶小学校金管バンドクラブは、25日に高遠町文化体育館で演奏する予定です。
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第4回写遊学舎 写真展
伊那市内の写真愛好家でつくる「写遊学舎」の写真展が10日から伊那図書館で始まりました。 写游学舎の写真展は、今年で4回目になります。 会場には、会員など8人から近作、およそ70点が展示されています。 テーマは、花や自然、街のスナップなど様々でテーマごとに飾られています。 こちらのテーマは、「赤色の帰化」。 画面には、コカ・コーラのベンチや看板などがどこかに配置されていて、アメリカ産の清涼飲料が日本の文化に溶け込んでいる様子が表現されています。 第4回写游学舎の写真展は、19日まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。
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伊那西小児童がハチ追い
伊那市の伊那西小学校の5年生12人は、10日近くの産直市場グリーンファームでハチ追いを体験しました。 地蜂と呼ばれるクロスズメバチに餌をくわえさせ、巣を見つける方法を学びました。 餌には鳥肉のササミを使い、団子状にした肉に真綿を結び、蜂をまちます。 蜂がそれをくわえて、飛び立つと児童たちは、目印となる真綿を目安に追いかけていました。 ハチ追いを教えたグリーンファームの小林史麿会長は、「昔は家の手伝いとしてハチ追いをした。子どもの遊びでもあり仕事でもあった。ハチの子を食べる伝統を将来に伝えていきたい」と話していました。 約1時間にわたり、ハチ追いをしましたが、残念ながら巣は見つけることはできませんでした。 次回は、巣をみつけてどんな構造になっているかを調べるということです。
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ジュージュー ソースカツ丼の日
10月10日は、ジュージューのごろ合わせでソースカツ丼の日です。 伊那市内の飲食店では、割引サービスが一斉に行われ、昼時になると多くの人でにぎわいました。 伊那市西町の田村食堂です。 普段1,100円のカツ丼が200円引きの900円で提供されました。 揚げたてのカツに、60年近くつぎたしている秘伝のタレをかけます。 田村食堂では、10月だけでなく、毎月10日をサービスデーとしていて、カツ丼の日が定着しています。 10日は店内は、カツ丼を注文する人がほとんどでした。 ソースカツ丼の日のイベントは、2006年に発足した伊那ソースかつどん会がおこなっていて、17店舗が加盟しています。 加盟店ではこの日100円から200円の割引サービスを行いました。
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伊澤修二記念音楽祭ポスター原画コンクール表彰式
高校生を対象に伊那市が初めて行った、伊澤修二記念音楽祭のポスター原画コンクールの表彰式が9日に行われ入賞者に表彰状が贈られました。 最優秀賞に選ばれたのは、伊那弥生ヶ丘高校3年で、美術部の駒井里莉香さんです。 オーボエ奏者のシルエットと共にバラを描き、バラのツルでト音記号などを表現したということです。 駒井さんの原画を元に作られたポスターは、市内の公共施設などに掲示されています。 この日は他に、入賞した3人にも表彰状が贈られました。 伊澤修二記念音楽祭は25日(土)に行われます。 市内の小中学校が出演する第1部は高遠町文化体育館で、東京芸術大学シンフォニーオーケストラの演奏が行われる第2部は伊那文化会館で行われます。 なお、ポスター原画コンクールのすべての応募作品、22点は音楽祭当日、伊那文化会館に展示されることになっています。
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伊那市の男性クマに襲われケガ
10日午後3時ごろ、高烏谷山にキノコ狩りに出かけていた伊那市富県の70代の男性が、クマに襲われて頭や手首に、けがをする事案がありました。 伊那市役所によりますと、クマに襲われけがをしたのは、伊那市富県の71歳の男性です。 午後3時ごろ、キノコ狩りに出かけていた男性が、高烏谷山でクマに襲われました。 男性は、頭や手首にけがを負いましたが、命に別状はないということです。 午後5時現在、けがを負わせたクマを捕獲するため、猟友会が活動しているということです。 伊那市では、付近の住民に注意するよう呼びかけるとともに、山に入る場合は、2人以上で行動し、鈴・ラジオなど音の出るものを必ず身に着けるよう呼びかけています。
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最後の同窓会
旧制伊那中学校、今の伊那北高校を1945年に卒業した同窓生でつくる四卒会は、10日から11日にかけて最後の同窓会を開いています。 太平洋戦争まっただ中の当時、本来なら5年で卒業するところを1年繰り上げられて4年で卒業したことから同窓会を四卒会と命名しました。 卒業以来、30周年を初回にほぼ10年刻みで記念事業などを行ってきました。 四卒会は、154人のうち約60人が存命で、年齢は、86歳、87歳と高齢になっています。 卒業から69年。 今回最後の同窓会には、25人が参加し、学生時代に通った旧上伊那図書館を見学しました。 四卒会のメンバーは、1941年昭和16年に旧制伊那中学校に入学。 その年の12月太平洋戦争がはじまりました。 1・2年生のころは農業を、3・4年生のころは、陸軍伊那飛行場づくりの勤労奉仕で勉強はほとんどできなかったということです。 卒業式は、学徒動員先の辰野町の芝浦タービンで行われました。 高齢化により、全体での集まりは、今回が最後となりますが、事務局長の春日さんは、「四卒会の絆は永遠だ」と話します。 参加者たちは、このあと伊那北高校を訪れ、昔とは違う母校の姿に時代の移り変わりを感じ取っている様子でした。
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西箕輪で皆既月食観察会
8日夜は、月が地球の影に隠れる皆既月食があり、伊那市の西箕輪小学校グラウンドで観察会が開かれました。 観察会は、午後6時から午後9時30分まで開かれ、地域住民などが入れ替わり、会場を訪れました。 午後6時14分から、月が地球の影に入り込み、月食が始まりました。 観察会は伊那天文ボランティア「すばる星の会」と、伊那文化会館が共催で開きました。 会場には、すばる星の会のメンバーが用意した望遠鏡があり、子どもたちがレンズをのぞいていました。 すばる星の会代表の野口 輝雄さんが、スクリーンに月を投影するなどして皆既月食の原理や見所を解説しました。 皆既月食は、地球の影に月が隠れることから起こる現象で、日本で観察できるのは3年ぶりです。 満月がゆっくりとかけていき、午後7時24分から全体が隠れる皆既月食が始まりました。 波長の長い赤い光だけが地球の大気で屈折して見えるため赤い月に見えるということです。 赤色の濃さは、大気の汚れによって変わり、その主な原因は火山の噴火だということで、今回は御嶽山の噴火の影響もあり、やや暗めなレンガ色の月が観察できました。 皆既時間はおよそ1時間続き、その後、さらに1時間ほどかけて満月に戻りました。 次回、日本で皆既月食を観察できるのは、来年4月4日となっています。