-
秋の味覚コラボ 西春近新そば&きのこ祭
伊那市西春近のそば打ち愛好者でつくる春近そばの会と伊那スキーリゾートのきのこ王国がコラボレーションした、西春近新そば&きのこ祭が14日行われました。 提供されたのは、西春近産の新そばと、5種類のきのこを使った天ぷら、きのこ汁などです。 西春近新そば&きのこ祭は、地元のそば打ち愛好者でつくる春近そばの会ときのこ王国がコラボレーションして初めて開かれました。 会場では春近そばの会の会員がそば打ちを披露し、注目を集めていました。 そばは500円、天ぷらは200円で提供され、訪れた人たちが秋の味覚を楽しんでいました。 この新そば&きのこ祭は、信州そば発祥の地伊那をPRしようと行われた5週連続そばイベントの一つで、最終イベントとなりました。
-
住宅模型の部材を準備
28日に行われる建築士会のイベント「造って学ぼう!建築木造構造模型」の準備が12日夜伊那市のいなっせで行われました。 イベントでは、1/20の木造住宅の模型をつくります。 この日は、イベントを行う県建築士会上伊那支部青年女性委員会のメンバーが部材の加工などの準備に追われていました。 「造って学ぼう!建築木造構造模型!」は、28日に伊那市西春近の住まいDEPOで行われます。 建築を身近に感じてもらい将来の職業選択の際のきっかけにしてもらおうというもので、当日は模型づくりのほかに建築図面の読み方などの指導もあります。 青年女性委員会の辻井俊恵委員長は、「当日は、楽しみながら、老若男女に建築に触れてもらい、若手建築士のアピールの場にもしたい」と意気込んでいます。
-
ICT技術活用し活力ある教育を
情報通信技術ICTを活用し小規模校の活力ある教育を進めようという遠隔合同授業が13日伊那市の長谷中と東部中を結んで行われました。 伊那市の長谷中学校です。 インターネットのテレビ会議システムを使い、教室には東部中学校の様子が映し出されています。 理科の授業、エジソン電球を最も長く点灯させるための実験を双方が意見交換しながら同時に進めていきます。 実験は、シャープペンシルの芯をフィラメントにして芯の長さ、太さ、電圧を調整しながら点灯時間を計りました。 今回の遠隔合同授業は、ICT技術を使い小規模校の授業に活力を与えていこうという文部科学省の事業に採択され、伊那市教育委員会は年間200万円で3年間委託されたものです。 9月から始まっていて、今回の授業は2回目。初めて地域の教員に公開されました。 お互いの学校ナンバーワン同士の決勝戦が始まりました。 結果は長谷中が43秒、東部中が41秒で長谷中に軍配があがりました。 芯の長さ・太さはお互い6センチと0.7ミリで同じでしたが、電圧が長谷中は、7ボルト、東部中は8ボルトでした。 長谷中は市内で最も小規模な中学校で2年生は8人、東部中は伊那市、長野県内で最大規模の中学校でひとクラスで約30人です。 伊那市教育委員会では、「小規模校にとっては、多様な意見に触れることが可能になる」と期待しています。
-
上伊那圏域に移住相談窓口設置へ
地方創生について意見交換や協議を行う上伊那地域戦略会議が6日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、上伊那圏域に移住相談窓口を設けることや就職準備合宿を行うことなどが確認されました。 会議には、上伊那の8市町村長や県の職員などおよそ50人が出席しました。 会議では、地方創生の上伊那地域の広域的な連携施策について、移住相談窓口、仮称「楽園信州移住相談センター上伊那支部」を設置し、相談の受付や情報提供を一本化することが確認されました。 設置期間は未定ですが、職員を1人配置し、各市町村の情報提供などを行います。 また、県外から来た学生を対象にした「就職準備合宿」も実施することが了承されました。 商工団体や企業と協力して、移住体験セミナーや、UIJターン就職相談会などを行う計画です。 伊那市の白鳥孝市長は「県内には信州大学の各学部が良いバランスで点在している。県外から来た学生を確保し就職に結びつける取り組みを県全体で取り組む必要がある」と話しました。
-
楽しく運動を 保育士対象の講習会
保育士や保育士を目指す学生を対象にした、運動の実技講習会が4日伊那市の竜西保育園で開かれました 新聞紙で作ったボールを投げたり、タオルをつかみ床を引きずられる子供達。 これは、生活の中で体を動かしながら子供達に運動の楽しさを伝える講習会での様子です。 この日、伊那市の竜西保育園でスポーツ活動指導者講習会が開かれ、上伊那の保育士や将来保育士を目指す大学生、合わせて30人が参加しました。 参加者は、身近にある新聞紙やタオルなどつかい、体作りや柔軟な動きを身につける運動などを教わっていました。 主催した南信教育事務所では「県内では女子中学生の運動離れが進んでいる。 保育園の頃から運動の楽しさを感じてもらえる取組を進めていきたい」と話していました。
-
高遠高校の生徒が制作した火災予防看板を設置
伊那市の高遠高校の生徒が、秋の全国火災予防運動に合わせて制作した啓発看板が、5日に高遠消防署に設置されました。 看板を制作したのは、高遠高校美術専攻の1年生11人です。 心の油断が大きな火災に繋がる事を表現したデザインで、1か月ほどかけて放課後などを利用して制作しました。 生徒を代表して松崎来弥君は、「1年生の初めての共同制作。これを見た人に火災に気を付けてもらいたい」と話していました。 高遠消防署では、地域の防災意識の向上を目的に6年前から毎年高遠高校に看板の制作を依頼しています。 高遠消防署管内では消防の広域化で管轄エリアが拡大しましたが、去年の4件と比べて2倍となる8件の火災が今年発生しています。 このうち2件は電気ヒーターが原因の建物火災だという事です。 高遠消防署では、来年3月中旬までこの看板を設置し、火災予防を呼びかけるという事です。
-
正月縁起物 田中さん作業追われる
今年も残すところあと1か月半となりました。 伊那市東春近の田中 豊文さんは、現在、毎年恒例の正月の縁起物づくりに追われています。 田中さんの工房には、所狭しと、わらで細工した正月の縁起物が並んでいます。 満帆宝船と名付けられた帆のついた宝船は50個、玄関飾りは50個作る予定で、現在作業はピークを迎えています。 田中さんは、55歳で務めていた会社を早期退職し、わら細工など手仕事でのものづくりを始めました。 宝船は、2年間試行錯誤して、現在の形にたどりついたもので、田中さんのオリジナルです。 主に、知人やお世話になっている人に配っています。 今年は、例年より5日ほど早い9月25日から作業を始めました。 今年から、部品ごとまとめて作り、組み立てる方式にしたため去年より多く作れそうだと話します。 田中さんは、2012年に腎臓を患い、現在も、毎週2回透析に通う日々が続いています。 来年2月に82歳になる田中さんに、新たな夢ができました。東京オリンピックの年に五輪マークの入った宝船を作ることです。 田中さんは、今月末までに縁起物を作り終えたいと話しています。
-
いなかっぷローメン メガ盛り登場
電子レンジで気軽に調理できるインスタントのローメン「いなかっぷローメン」に、メガ盛りが登場しました。 電子レンジで調理できる伊那カップローメン1人前630円。 そしてこちらが、2人前が入った伊那カップローメンメガ盛り990円です。 いなかっぷローメンは、カップに麺やマトン、ソース、キャベツを入れてレンジで調理すれば簡単にローメンが食べられるという商品で、去年4月から販売されています。 開発・販売しているのは、ラーメン大学伊那インター店を経営している有限会社コマックスで、これまでに7000食を販売しました。 「もっと多く食べたい」「おかずとして家族で食べたい」といった声を受けて、2人前が入ったメガ盛りを今回発売しました。 メガ盛りは、大きめのお皿に移してレンジで調理します。 メガ盛りの開発にあたり、コマックスでは、上限50万円の国の小規模事業者持続化補助金を活用し、パッケージデザインや冷蔵庫の増設などに充てました。 いなかっぷローメンメガ盛りは、ラーメン大学伊那インター店で販売しているほか、来週からはベルシャイン伊那店の店頭にも並ぶ予定だということです。
-
郷土食を味わいながら交流
地域住民が郷土食を味わいながら交流する南福地ふれあいの会が8日伊那市富県の南福地公民館で開かれました。 ふれあいの会は南福地社会福祉協議会が開いたもので公民館にはお年寄りから子どもまでおよそ70人が集まりました。 子どもたちに、ふるさとの味を知ってもらおうと10年以上続いている行事です。 会では地元で採れた米を使った五平餅がつくられ集まった子どもたちが、おいしそうにほおばっていました。 また地元のそば打ち名人による打ちたてのそばも振舞われました。 南福地社協の宮下知夫会長は、「今は家庭で五平餅を食べる機会も少なくなってきている。子どもたちに郷土食の味を知ってもらいたい。」と話していました。
-
伊那市民吹奏楽団 第38回定期演奏会
伊那市を中心に活動する伊那市民吹奏楽団の第38回定期演奏会が8日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 伊那市民吹奏楽団には、上伊那の高校生から50代までのおよそ60人が所属しています。 「いい音楽をしよう」をスローガンに活動していて、演奏会は今回で38回目です。 9月に行われた東海吹奏楽コンクールに3年ぶりに出場し、昭和51年の発足以来初となる銀賞を受賞しました。 演奏会の模様は、12月5日からご覧のチャンネルで放送します。
-
上伊那広域消防本部で一日女性消防体験
上伊那防火管理協会に加盟している事業所で働く女性を対象にした一日消防体験が10日、伊那市の上伊那広域消防本部で行われました。 消防体験には、上伊那防火管理協会に加盟している事業所から27人が参加しました。 15日までの秋の火災予防運動に合わせて、家庭で火を扱うことの多い女性に防火の意識を高めてもらおうと上伊那防火管理協会などが行ったものです。 参加者は、消火器の取り扱い訓練や煙体験などをしました。 火災の時に煙は上の方に行くため、なるべく低い姿勢で壁をつたって歩くようにとアドバイスを受けていました。 15日には、小学生以下の子どもを対象に防火意識の啓発イベントが伊那消防署で開かれます。 上伊那広域消防本部では、秋の火災予防運動期間中に多くの人に防火の意識を高めてもらい、冬の時期の火災を1件でも発生させないように努めてほしいと呼びかけています。
-
東春近小学校4年生がりんごの収穫
伊那市の東春近小学校の4年生は、近くの伊藤一路さんの果樹園でりんごの収穫作業を11日行いました。 11日は東春近小の4年生58人がりんごを収穫しました。 東春近小では毎年4年生が伊藤さんの果樹園でりんご学習を行っていて、今年度は摘果や葉摘み作業に取り組みました。 収穫はその集大成で、児童は色づいたリンゴを選んでもいでいました。
-
長谷中学校で給食の時間にサラダバー
伊那市内全ての小中学校では食や農に接し大切さを実感する「暮らしの中の食」事業が進められています。 長谷中学校では生徒が育てた野菜を使ったサラダバーが10日、給食で提供されました。 長谷中学校では、伊那市教育委員会が進める食育事業の一環で学校の畑で野菜を栽培しています。 栽培されている野菜は、すべて無農薬でレタスに大根、ニンジンなどを収穫しました。 収穫した野菜で調理実習が行われ、生徒たちは分担して、大根を千切りにしたりレタスをちぎったりしていました。 また、ドレッシングもすべて手作りです。 玉ねぎやニンジンなどを使ったオニオンドレッシングなど5種類です。 ランチルームには、1年生が調理した野菜が並び生徒たちが、味わっていました。 伊那市教育員会では今年度、自分たちが育てたものを味わう「暮らしの中の食」事業に力を入れています。 長谷中学校では今後、9月に蒔いた野沢菜を収穫し、漬物にするということです。
-
モバイルカリング手法で鹿を捕獲 説明会
エサを撒いて鹿をおびき寄せ、車から鉄砲で撃つ手法「モバイルカリング」の現地説明会が10日、伊那市長谷で開かれました。 この日は、中部森林管理局の職員や長谷猟友会の会員などが伊那市長谷浦の国有林で、モバイルカリングによる鹿捕獲の説明会を開きました。 モバイルカリングは、エサを撒く班・林道のゲートを規制する班・捕獲する班・回収する班の4つの班で役割を分担して行います。 草を乾燥させて作ったエサにしょうゆを塗り、鹿をおびき寄せます。 車にハンターが乗り、鹿を撃って捕獲します。 一般的にくくり罠を使った捕獲が効果的と言われていますが、くくり罠には他の動物がかかることもあり、モバイルカリングは効率的に鹿を捕獲することができるメリットがあります。 中部森林管理局では4日から6日にかけて、この方法で4頭捕獲したということです。 中部森林管理局では、地域の農林業関係者と連携を図りながら、様々な捕獲技術を効果的に組み合わせることで、鹿の捕獲に繋げていきたいとしています。
-
マイナンバー制度 専用窓口設置
国民に12桁の番号割り当てるマイナンバー制度で、伊那市は、12月から通知カードの引き渡しや相談などを受け付ける専用窓口を設置します。 伊那市役所の市民課にはマイナンバーに関する問い合わせが寄せられています。 通知カードは配達時に不在だった場合は郵便局で1週間保管し、期間が過ぎると各市町村で受け取ることができます。 伊那市では通知カードを受け取れなかった人への引き渡しや相談などを行う窓口を12月から設置します。 仕事などで都合がつかない人にも利用できるよう12月のすべての日曜日も窓口を開設するということです。 全国的にマイナンバー制度に便乗した詐欺も多発していることから伊那市では注意を呼びかけています。 伊那郵便局によりますと、通知カードは5日に届いたということで、今月中に配達したいとしています。
-
伊那インター工業団地 すべて売却へ
伊那市議会臨時議会が9日開かれ、伊那インター工業団地の一部を売却する議案が提出され、可決されました。 これで、伊那市が所有する伊那インター工業団地はすべて売却となりました。 9日伊那市役所で開かれた臨時議会で、伊那インター工業団地の土地の売却に関する議案が提出され、全会一致で可決されました。 面積はおよそ1万9,000㎡で、辰野町の菓子製造業米(べい)玉堂(ぎょくどう)食品株式会社に、およそ2億3千900万円で売却されます。 米玉堂食品では、新たに工場を建設する計画で、平成30年5月の操業開始を予定しています。 作業の効率化や品質向上を図るもので、10人程度の新規雇用を見込んでいるということです。 これで、伊那インター工業団地の造成済み産業用地はすべて売却となりました。 残りの伊那市土地開発公社から引き継いだ産業用地は4団地6区画となっています。
-
伊那市で300戸停電 倒木で一時通行止め
9日午前6時50分頃、伊那市のおよそ300戸で停電が発生しました。 停電は倒木によるもので、市道野底手良線が一時通行止めとなりました。 中部電力伊那営業所によりますと、停電があったのは伊那市手良、福島、上牧、野底の一部およそ300戸です。 停電はおよそ50分後の、午前7時42分に復旧しました。 原因は伊那市手良の市道野底手良線で倒木があったためです。 これによるけが人はいませんでした。 この影響で、市道野底手良線が午前9時20分までのおよそ3時間にわたり全面通行止めとなりました。 伊那市によりますと、倒木したのはアカマツで、木は枯れていたということです。
-
西駒山荘絵はがき素材コンテストで6作品が選ばれる
伊那市観光株式会社が運営している中央アルプス西駒山荘の絵はがき素材コンテスト審査会が9日伊那市役所で行われ6つの作品が選ばれました。 選ばれた作品は駒ヶ根市、太田秀男さんの「濃ヶ池に映る紅葉と伊那前岳の尾根」 愛知県の宮下民樹さんの「花火と雷光」
-
農家の意見を市政に反映へ
伊那市農業委員会は9日、農家の意見が今後の市政に反映されるよう、白鳥孝伊那市長に農業施策に関する建議書を提出しました。 9日は伊那市役所で伊那市農業委員会の田中哲雄会長が白鳥市長に建議書を提出しました。 内容は伊那市の農業振興、有害鳥獣対策、遊休農地対策の3項目となっています。 農業振興では後継者・担い手対策や6次産業化の推進などをあげています。 また有害鳥獣対策では防護柵の設置と維持管理、遊休農地対策では市農業振興センターの活動強化などを要望しています。 白鳥市長は「農業は重要な産業。真摯に受け止め市政に反映させていきたい。」と話していました。
-
小中学校特別支援学級・養護学校の児童生徒の作品展
上伊那の小中学校の特別支援学級と養護学校に通う子ども達の作品展が、伊那市のいなっせで開かれています。 会場には、子ども達が授業で作った作品およそ620点が並んでいます。 作品展は、児童や生徒の活動の発表の場として、また地域の人に障害者に対する理解を深めてもらおうと毎年開かれています。 水彩画や書道作品の他、木工や手芸などの作品もあります。 関係者は「一人ひとり一生懸命作った作品。味わい深さや温かさを感じてもらいたい」と話していました。 上伊那の小中学校特別支援学級と養護学校に通う子どもたちの作品展は、10日(火)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
-
仲仙寺の紅葉見頃
8日は立冬、暦の上では冬となります。 伊那市西箕輪の仲仙寺では紅葉が見ごろを迎えています。 8日の伊那地域は朝から雨となりました。 伊那地域の最低気温は平年より8.5度高い10.7度で10月上旬並みの暖かい朝となりました。 日中の最高気温は12.3度でした。 長野地方気象台によりますと水曜日頃から天気が回復し気温も平年並みになると予想しています。 仲仙寺の紅葉は、15日頃まで楽しめるということです。
-
秋の叙勲 前伊那市商工会会長 森本光洋さん喜びの声
秋の叙勲、中小企業振興功労で旭日単光章を受章した 伊那市高遠町の前の伊那市商工会会長、森本光洋さんの喜びの声をお伝えします。 「こういう受賞の機会を得られたということは嬉しいことです」 伊那市高遠町の森本光洋さん73歳。 森本さんは、高遠町の商店街にある創業80年の衣料品販売店 森本洋品店の代表を務めています。 平成13年から高遠町商工会会長と合併後の伊那市商工会会長を合わせて5期14年務め、今年の5月に退任しました。 森本さんは「いち早く準備会・委員会等を立ち上げて商工会の合併に進めていった。そのことが大きな出来事でした。 西春近商工会・長谷村商工会が協力的・積極的でこの合併がうまくいった。 合併のお手本的な形でできた」と話します。 合併後、一番目標としていたことは「連帯感」だったということです。 森本さんは「どうやって連帯感を持つか、親しくなれるか、このことに一番力を入れました。」と話します。 商工会を次の役員に引き継いだ今、「地域の活性化に貢献すること」を一番に期待しているということです。 森本さんは「商工会に対する地域の期待とかはあると思うし、それは変わらないと思う。 地域の活性化に貢献するということは大切なことでしょうね」と話していました。
-
耐震化に関する個別相談会
長野県と伊那市は、住宅などの耐震化に関する個別相談会を、7日、伊那市と宮田村の住民を対象に開きました。 相談会は、住宅や建物の耐震化促進を目的に、上伊那各地で開かれているものです。 昭和56年に建築基準法が大きく変わり、それ以前に建てられた建物は耐震性が不足している可能性があります。 しかし、国が平成25年度に行った調査によりますと、上伊那地域の耐震化率は77.2%にとどまっているということです。 個別相談会は、次回15日日曜日に箕輪町、辰野町、南箕輪村の住民を対象に開かれます。 また、7日は地震発生時の避難と応急危険度判定についての勉強会が同時開催されました。 行政と建築士会との連携について現状を知ってもらおうと、県建築士会上伊那支部が開いたものです。 建築士会上伊那支部では、災害時に避難施設の安全性を判断する応援協定を、各市町村と結んでいます。 小林義美副支部長は、上伊那の応急危険度判定士の現状について、「各市町村で十分な人数がいない。特に伊那市は、高遠、長谷在住の判定士がおらず、有事の際に対応できない可能性がある」と話していました。 上伊那支部では、判定士の育成と初動行動マニュアルの周知・徹底を進めていきたいとしています。
-
つくしんぼ保育園 恒例のシクラメン販売
伊那市のつくしんぼ保育園に通う園児の保護者と職員は、恒例のシクラメンの販売を、7日と8日の2日間行っています。 ニシザワ双葉食彩館とみはらしファームで1鉢1,300円で販売しています。 保育園の運営資金にあてようと毎年行っていて、今年で18年目です。 ある保護者は、「市場価格より安価なので多くの人に購入してもらいたい」と話していました。 販売は、8日も行われます。
-
長野県縦断駅伝 上伊那チーム結団式
14日と15日に行われる第64回長野県縦断駅伝の上伊那チームの結団式が6日、伊那市役所で行われました。 6日は選手やスタッフなどが集まり、結団式が行われました。 長野県縦断駅伝は、長野市から飯田市までの22区間、217.5キロをタスキでつなぎます。 去年上伊那チームは9年ぶり34回目の優勝を果たしました。 今年の上伊那チームは29人中大学生以下が13人と若いチームとなっています。 大会では、ここ10年間連覇をしたチームはありません。 丸山信一監督は、「バランスが取れた非常にいいチーム。記録にこだわり連覇を目指したい」と意気込んでいます。 団結式にかけつけた関係者は、「優勝して地域に大きな感動を与えてほしい」「上伊那の団結力を示してほしい」などと激励していました。 式の最後には、全員でかつ丼を食べ、士気を高めました。 伊那の中継点は、長野ダイハツ販売伊那店前で、15日の午前10時30分ころ通過予定です。
-
有機質偽装肥料 上伊那にも
秋田市の肥料メーカーが有機質の原料の割合を偽って製造した肥料を長野県などの農家に供給していた問題で、上伊那でもその一部が流通していたことがわかりました。 安全性に問題はないものの、JA全農長野では「有機農産物」などと表示せずに通常の農産物として出荷するよう農家に呼びかけています。 上伊那地域でもこの肥料の一部が流通していたことがわかりました。 問題の肥料を製造したのは秋田市の肥料メーカー「太平物産」で、JA全農が先月上旬、仕入れた肥料を分析したところ、表示と成分が異なることが分かったということです。 このメーカーが製造した726種類の肥料を調べたところ93%にあたる678種類で袋やチラシに記載された有機質の原料が含まれていなかったり足りなかったりしたということです。 JA上伊那によりますと、取り扱っているのはこのうちの4種類で、150人ほどが購入しているということですが、主な肥料として使用している可能性は少なく影響もほとんどないと見ています。 JAでは、購入した人は把握しているので、全員に今回の件を通知したいとしています。
-
統合で最後の感謝祭
来年4月に高遠第1保育園に統合され閉園となる高遠第4保育園で地域のお年寄りたちを招いた感謝祭が6日に行われ、参加者からは、閉園を惜しむ声も聞かれました。 感謝祭は毎年地域の人を招いて行われていますが、閉園のため今回が最後です。 園児たちが訪れた人の手を引き、展示物を案内しました。 園舎南側には、森が広がっていて栗の木がシンボルツリーになっています。 その栗を題材にした作品や拾ったどんぐりなどを使ったリースもありました。 園児たちは写真の説明をしたり、あやとりで遊びました。 第4保育園には、主に高遠町の河南地区から年長8人、年中18人、年小7人、未満児12人の合わせて45人が通っています。 開園は昭和53年1月で、40年近くになります。 建物が老朽化しているため近くの第1保育園と来年4月に統合するもので、第1保育園は、移転新築を視野に検討が進められています。 作品展を見たあとは、園児が歌や出し物で日ごろの感謝を伝えました。 夕方には、保護者も参加して手作りろうそくに点火しました。 園舎には、あたたかな光がともっていました。
-
秋の叙勲 元上伊那医師会会長 樋代昌彦さん喜びの声
秋の叙勲が発表され伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3人が受章しました。 6日は保健衛生功労で旭日双光章を受章した伊那市の元上伊那医師会会長、樋代昌彦さんの喜びの声をお伝えします。 伊那市坂下の樋代昌彦さん79歳。 樋代さんは伊那北高校卒業後、日本大学医学部に進学。 卒業後は信州大学の勤務医となり後に樋代内科医院を開業。 平成8年から4期8年上伊那医師会会長を務めその間、今の伊那中央病院建設に尽力しました。 樋代さんは「伊那中央病院と診療所の病診連携が機能している。」と話します。 また上伊那医師会付属准看護学院では准看護師の養成に力を入れてきました。 今も現役医師の樋代さんは「高齢化社会となった今お年寄りの健康を守るために行政、病院、診療所、福祉関係の連携が必要だ。」と話していました。
-
堀澄子さんがふるさと高遠町に宮田学長の作品 寄贈
伊那市高遠町出身で神奈川県在住の堀澄子さんは、故郷の高遠町に、東京芸術大学学長の宮田亮平さんの作品を寄贈しました。 5日は、堀さんが伊那市役所を訪れ、作品の贈呈式が行われました。 信州高遠美術館に寄贈された作品は、堀さんと交流がある東京芸術大学の現学長の宮田亮平さんの工芸作品です。 材料は銅や真鍮などで、シュプリンゲン・飛躍と名付けられています。 堀さんの母親・みさをさんは、東京芸術大学初代学長の伊澤修二のいとこにあたり、堀さんは、縁のある伊那市に作品を寄贈することにしました。 宮田学長に、伊那市に贈るために作品を制作してもらったということです。 宮田さんの作品は、信州高遠美術館に展示されます。
-
「暮らしのなかの食」実践発表
伊那市が今年度から本格的に取り組んでいる「暮らしのなかの食」事業について、市内の小中学校が今年度の取り組みの成果や課題を4日発表しました。 伊那市は、学校生活の中に農業体験を取り入れる食育事業「暮らしのなかの食」を今年度から市内すべての小中学校で実施しています。 4日は代表の5校が今年度の取り組み状況や課題などを発表しました。 このうち高遠北小学校では、全校で高遠そば作りに取り組んでいて、大豆や辛味大根、そばの栽培を行っています。 教諭は、「農地を教室からできる限り近くし、育っていく食物を毎日見ることで、食物への愛着がわき、いただくという心が育っていると感じる」と話していました。