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伝統野菜羽広菜カブの収穫
7日は立冬。 漬物シーズンもこれからが本番です。 伊那市西箕輪羽広地区では、古くから栽培されている羽広菜の収穫が始まっています。 西村勇一さんの畑でも羽広菜の収穫が始まっています。 3・4年前から本格的に出荷を始めました。 主にJA上伊那のファーマーズあじーなやみはらしファームのとれたて市場に出しています。 羽広菜は、羽広地区で古くから栽培されている漬け菜です。 30年ほど前は、羽広地区のほとんどの家で栽培されていて、各家庭の味として親しまれていたということです。 カブの肉質がやわらかく、かす漬けや浅漬けにして食べます。 2007年には、県が信州の伝統野菜に認定しています。 西村さんによりますと、カブはもちろんのこと、葉の部分も野沢菜よりもやわらかく味も良いということです。 羽広菜は、他の地域で栽培しても本来の味にならないということで、西村さんは、羽広の気候が影響していると話します。 さらに面白いのは、栽培する家ごとにカブの形が違う点です。 長い年月の間に大根などの他の野菜と交配が進んだためとみられています。 そんな羽広菜を見直す機会にしようと、羽広区は、30日に初めての羽広菜カブサミットを羽広公民館で開きます。 地域ではあたり前となっている羽広カブの良さを再認識して、品質の向上につなげようというもので、羽広の畑で収穫されたカブを集めてその形を楽しみます。 羽広菜は9月初旬に種をまき、11月に入ってから収穫が始まり、12月初旬まで続きます。
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上伊那茶道連盟 合同茶会
上伊那茶道連盟の合同茶会が1日伊那市山寺の常円寺で開かれました。 合同茶会にはおよそ400人が訪れました。 表千家、裏千家、大日本茶道学会の3流派でつくる上伊那茶道連盟は、流派をこえて交流を深めようと2年に一度合同茶会を開いています。 裏千家は濃い抹茶を数人で回し飲みする「濃茶席」でもてなしました。 表千家は「薄茶席」を担当し、秋の味覚、サツマイモを使った菓子をふるまいました。 大日本茶道学会は、椅子に座って頂く「立礼席」でもてなしました。 上伊那茶道連盟の中村秀子会長は、「流派によって作法は違うが、それぞれで静かな時間を楽しんでほしい」と話していました。
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福島の佐藤さん あんぽ柿の加工場を建設
東日本大震災の影響で、福島県から伊那市に移住した、果樹農家佐藤浩信さんは、福島で手がけていた干し柿・あんぽ柿を、伊那でも生産しようと工場を建設しています。 工場は、伊那市西箕輪の佐藤さんの自宅の横に建設されています。今年9月から建設をはじめ、12月に完成予定です。 今回の工場建設には、被災地復興予算を財源とする国の融資制度を活用しています。 佐藤さんによると、福島県外の事業で、融資制度を利用したのは今回が初めてだということです。 建物の1階で柿の皮をむき、2階で干します。2階には、4方向にブラインドを取り付けていて、風を調節しながら柿を乾燥させるということです。 加工の工程で硫黄を使うため、建築には鉄筋が使えず、木造となっています。 多い時には10トンの柿を干す重量に耐えられるよう、梁や柱は太くしてあります。柿を運ぶためのエレベーターも設置される予定です。 佐藤さんが福島県伊達市で営んできた伊達水蜜園では、あんぽ柿を主力商品のひとつとしていて、震災前までは、ギフト用の最高級品として、8個5千円で販売していました。 伊那に移り住んでから、冬場は干し柿の試作を重ね、納得のいく商品ができる可能性を感じ、工場建設に踏み出しました。 あんぽ柿づくりは、来年の秋から始める予定で、再来年には市場に流通させたいとしています。
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天使幼稚園 創立50周年記念式典
伊那市御園の学校法人天使幼稚園の創立50周年記念式典が1日行われました。 式典には、歴代の職員や地区役員、年長園児などおよそ100人が参加しました。 天使幼稚園は、昭和40年、1965年に創立され、これまでにおよそ1,600人の園児が卒園しています。 黒田強理事長は、「人は生まれながらに平等で、なんらかの天才であるという教育方針は今でも受け継がれている。これからの少子化の時代、さらに子育て支援にも力を入れていきたい」と話していました。
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親の「一生懸命働いていること」がすごい
長野県教職員組合上伊那支部が上伊那の小中学生を対象に親子のかかわりについて行ったアンケートによりますと、親のすごいところは、「一生懸命働いていること」と2割強の子供が感じていることがわかりました。 5日夜は、伊那市の竜東地区の会場となった東部中学校を皮切りに上伊那地区15会場で開催を予定している上伊那地区教育懇談会が始まりました。 懇談会には、東部中と伊那東小、伊那北小のPTAや、保護者、教職員など50人ほどが参加しました。 懇談会では、上伊那教職員組合上伊那支部が毎年行っているアンケートの結果が公表されました。 今年のアンケートのテーマは、「親子のかかわりについて」で、上伊那の小学5年生と、中学2年生合わせて294人から回答を得ました。 親と一緒にして楽しい時間は何ですかとの問いには、小学生と中学生では、「テレビ」「家事手伝い」では楽しいと感じる割合に差がありますが、会話・食事などの日常の時間は子どもたちにとって大切な時間と位置付けられているとしています。 親のどんなところをすごいなあと感じますかとの問いには、小学生で23.5%、中学生で26.8%が、「一生懸命働いている」と回答していて、大人が思っている以上に子どもたちは、親を肯定的にとらえていることが分かったとしています。 懇談会では、3つのグループに分かれて子育てについて話し合いました。 こちらのグループでは、思春期を迎えた子どもとどのようにコミュニケーションをとっているかなどが話されました。 参加者は、「習い事の送り迎えの時間が貴重な会話の時間になっている」「意志を尊重するようにしたら反抗が少なくなった」などと紹介していました。 主催した県教職員組合上伊那支部の地区教育懇談会推進責任者の大畑 賢二教諭は、「親と子のかかわりには葛藤もあると思うが、情報交換をしてヒントを得てほしい」と話していました。 懇談会は、今月下旬まで、上伊那各地の小中学校を会場に開かれます。
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竜南保育園 地域住民を招いて感謝の会
伊那市の竜南保育園は、この一年、野菜の栽培などでお世話になった地域住民を招いて、6日、感謝の会を開きました。 地域住民を保育園に招待し、全園児86人が歌やダンスを披露しました。 感謝の会は、野菜の収穫が終わった頃、毎年この時期に開いています。 発表会の後は、園児が住民の手を引いて園内を案内しました。 木工体験で作った作品や、散歩で拾ったドングリや松ぼっくりで作った作品が廊下に並べられ、住民らは、ひとつひとつ丁寧に見て回りました。 8月に一緒に種を植えたダイコンは、おでんにして味わいました。 竜南保育園では、畑作りのほか、園舎の草取りなども地域住民が協力して行っているということです。 下平緑園長は、「みなさんに支えられて生活できている事を知り、感謝の気持を学んでもらいたい」と話していました。
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秋の褒章【黄綬褒章】 北原正男さん
秋の褒章、喜びの声。 5日は、自動車整備士を目指す人をおよそ40年間指導し、黄綬褒章を受章した伊那市美篶の北原正男さんの喜びの声をお伝えします。 「びっくりしたというところですね。うれしかったですね」 伊那市美篶の北原正男さん、72歳。 自動車整備士の国家資格取得を目指す人を指導する、長野県自動車整備振興会 技術講習所 伊那分教場の講師長です。 伊那自動車教習所の整備工場に務めながら、およそ40年間指導にあたってきました。 「一番の喜びはここで勉強をされた人たちが最終的な国家試験に大勢合格したとき。 一番のいい気持になるところですね」 昼間は仕事、夜は講義となった時期もあり、その時は大変だったと振り返ります。 「以前は夜間だったんですけれども。 体がきついということももちろんありますが、自分が常に勉強しなきゃいけないもんですから。 仕事があって、ここがあって、 その間に一生懸命自分なりの勉強をするということは大変でしたね」 「教えることは学ぶこと、と自分では言っているわけですが。 いわゆる、自分が学ばないと、人に教えることができないというのが 一番の原点だと思っています」 これまでに北原さんが指導した整備士はおよそ500人。 これからも指導を続けていきたいと話します。 「できうる限り、今のように指導をやっていきたいと思います。 あとは、私より若い優秀な講師の人がたくさんおりますので バックアップをしていけたらいいなと」
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弥生ヶ丘高校2年 高坂君 サッカー2級審判内定
伊那弥生ヶ丘高校2年の高坂凌君は、サッカー2級審判員の試験に合格し来年1月に認定を受ける予定です。10代で2級合格は県内では初めてです。 伊那市の富士塚スポーツ公園運動場。弥生ヶ丘高校サッカー部のキャプテンを務める高坂君は、4日チームメイトと共に練習に励んでいました。 よりサッカーに関わっていこうと小6の頃から審判員の資格取得を始め、今回2級審判員の試験に合格しました。 今回、合格したのは2人で、2級審判員は県内で50人になりました。 10代の合格は高坂君が初めてです。 県や北信越協会の主催する大会で主審や、J3の副審などを務める事ができます。 2級審判になる為には、体力、実技、学科の試験があり、高坂君は3月から9月にかけ受験しました。この間、学業、部活、審判の試験の3つの事に対し、どれもおろそかにならないように取り組んできたと言います。 将来は、最高峰の舞台であるワールドカップのピッチに審判員として立てるよう、努力していきたいとはなします。 高坂君は「試合をつくるのも、壊すのも審判しだい。選手が気持ち良くプレーできるよう心がけいる。多くの試合で笛を吹き経験をつみ16年後のW杯が一つの目標」と話していました。 高坂君は、来年1月の北信越サッカー協会の理事会で承認され、正式に2級審判の資格が与えられます。
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幻のりんご 「あいかの香り」収穫
長野県の農家が開発した、幻のりんごと呼ばれる、「あいかの香り」の収穫作業が5日、行われました。 この日は、箕輪町木下にある信州のりんご与古美(よこみ)代表の伊藤剛史さんの30アールの畑で収穫が行われました。 伊藤さんは伊那市高遠町と箕輪町でりんごを栽培しています。 りんごは15年前に、父親の伊藤三明さんが植えたもので、3年後に実を付けました。 「あいかの香り」は、長野県内でも、栽培している農家が少ないことから、市場になかなか出回ることがなく「幻のりんご」と呼ばれています。 このりんごはフジと違う品種をかけあわせたものですが、それが何かわからず、苗木の確保が難しいということです。 蜜が霜降り状に入り甘味が強く、大玉で、日持ちも良いのが特徴です。 「あいかの香り」は、フジやツガルに比べ、育てやすく商品化率も高いということです。 伊藤さんは、市場に出回るシナノスイートとフジの切り替え時期で商品が薄くなる時に収穫できることから、今後増やしていきたいと話していました。 幻のりんご「あいかの香り」は、贈答用が主ですが、一部ファーマーズあじ~なでも販売しています。 収穫作業は、11月下旬まで続くということです。
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秋の叙勲【旭日小綬章】 元伊那市長 小坂樫男さん
秋の叙勲と褒章が発表され、伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、4人が受章しました。 旭日小綬章を受章した伊那市小沢の小坂樫男さんの喜びの声をお伝えします。 伊那市小沢の小坂樫男さん、79歳。 小坂さんは、上伊那農業高校を卒業後、県職員を務め、平成6年に旧伊那市の助役に就きました。 平成8年の市長選に出馬し初当選、4期14年間に渡り伊那市長を務めました。 就任中は、赤字と老朽化の問題を抱えた伊那中央病院の移転新築や、駅前再開発事業として、いなっせの建設に着手しました。 3期目の途中、平成18年には旧伊那市と高遠町・長谷村の合併を実現させ、「よりよい街づくり」を目指して新しい伊那市を発足させました。 「市民や職員の深い理解と協力があって幸せな14年間だった」と振り返る小坂さん。 生涯現役をモットーに、今後、挑戦したいことについては、 「趣味の蜂追いと社会奉仕活動を通して恩返ししたい」と話しています。 秋の叙勲は小坂さんの他に、学校保健功労で伊那市西町の小野寛さんと、外交領事事務功労で伊那市西箕輪の峯岸良夫さんが瑞宝双光章を受章しています。 秋の褒章は、伊那市美篶の北原正男さんが黄綬褒章を受章しています。
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新山地区を田舎暮らしモデル地域に指定
伊那市は、人口増に向けた移住促進施策として実施する「田舎暮らしモデル地域」の第1号に富県の新山地域を4日、指定しました。 4日は、地域住民でつくる新山定住促進協議会の北原幸人会長らが市役所を訪れ白鳥孝市長から指定書を受け取りました。 田舎暮らしモデル地域は、竜東、竜西、高遠、長谷地域の市内4か所からそれぞれの地域を指定するもので、新山地域が第1号です。 新山地区は保育園再開に向け住民組織が核となり活動するなど、モデル地域としての受け皿が確立されている点などが指定の対象となりました。 指定された地域は、市が財政支援するとともに民間や地域が一体となって移住定住に取り組めるようコーディネートします。 新山地域の事業計画では、移住者を支援する田舎暮らしサポーターを設置して相談に乗るほか、新山地域の魅力を情報発信します。 地域住民が関わって長期に継続できる活動の仕組みを作ることで、受け入れ態勢を整えていく方針です。 これまで行われている新山まつりやハッチョウトンボ観察会などの既存の行事を体験プログラムとして、移住希望者の参加も積極的に受け入れるとしています。 また、比較的安く自由に組み立てられるキッドハウスを建設し、モデル住宅として利用していきたいとしています。 伊那市では今後、高遠や長谷地区でもモデル地域指定に向けて調整を進めていきたいとしています。
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志事道甲子園 中高生メッセンジャーが語る
中高生や社会人がメッセンジャーとなり目標や仕事についての志を語る第3回志事道甲子園が2日伊那市のいなっせで開かれました。 地域のキャリア教育を支援している異業種団体「ONE PLUS」が開いたもので、今年で3回目です。 6人がメッセンジャーとして、仕事に対する夢や思いを発表しました。 今年は初めて中高生がメッセンジャーに加わりました。 上伊那農業高校3年の中村恵美さんは、最初は楽をしたくて農業高校に入ったが、今は牛飼いになりたいという夢があると話しました。 来場者が夢を話すコーナーもあり、会場一体となって、その夢を応援する場面もありました。 ONEPLUS代表の田畑和輝さんは、「どんな人にも生きる上での志がある。一年に一度みんなの志をつなげる日にして、応援していきたい」と話していました。
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舎羅の会 合同展
伊那市や箕輪町など県内9つの木彫教室でつくる舎羅の会の合同展が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、会員80人の作品、およそ210点が展示されています。 舎羅の会の教室を指導しているのは箕輪町の木彫作家中澤達彦さんです。 合同展は、活動の成果の発表の場として2年に1度開いています。 舎羅の会では、「今年はレベルの高い作品が多く並んでいる。木の温かみを感じてほしい」と話していました。 舎羅の会合同展は6日(木)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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水と緑と笑顔を守る農産物フェア
環境に配慮した農法で作られた農作物を集めた「水と緑と笑顔を守る農産物フェア」があすまで伊那市のベルシャイン伊那店で行われています。 会場には上伊那を中心に14の農家が生産した野菜や米などが並んでいます。 農産物は全て環境へ配慮した農法で作られたものです。 有機肥料を使った土づくりなどに取り組む「エコファーマー」の認定や、化学肥料や化学合成農薬を半分以上減らして育てた「信州の環境にやさしい農産物認証制度」の認定を県から受けた商品などが並びました。 このフェアは、「環境にやさしい農業実践直売所育成事業」に取り組んでいる長野県と産直新聞社が、ベルシャイン伊那店に呼びかけ行われました。 水と緑と笑顔を守る農産物フェアは3日までベルシャイン伊那店1階時計台広場で開かれています。
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儲けるための勉強会
中心市街地の活性化に取り組んでいる伊那まちの再生やるじゃん会は、儲けるための勉強会を定期的に開いて、店の魅力アップにつなげようと奮闘しています。 10月30日の夜、伊那市の菓子店、石川には、やるじゃん会のメンバーが集まっていました。 儲けるための勉強会は、伊那商工会議所の川上健夫会頭が提案し、4月から月に1回から2回のペースで開かれていて今回で9回目になりました。 この日は、菓子庵石川の石川信頼さんが発表者となり商品の売り方や陳列方法などについて話しました。 参加者からは、質問やアドバイスが次々と寄せられ、活気あふれる勉強会になっていました。
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伊那中学校吹奏楽部定期演奏会
伊那市の伊那中学校吹奏楽部の定期演奏会が、1日、伊那文化会館で開かれました。 定期演奏会は、1年間の練習の成果を披露しようと、毎年この時期に開かれていて、今年で11回目です。 3年生にとっては、これが最後の演奏となります。 1日は、今年の夏に開かれたコンクールで金賞を受賞した課題曲など10曲ほどを披露しました
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木質バイオマスの利活用考える
薪や木質ペレットなどの利活用について考える伊那谷木質バイオマスシンポジウムが1日伊那市役所で開かれました。 木質バイオマスは、薪や木質ペレットなどの木を活用した資源で、ストーブやボイラーなどの燃料として使われます。 シンポジウムでは、NHK報道局報道番組センターの井上恭介さんが「里山資本主義のススメ」と題して講演しました。 シンポジウムは、木質バイオマスについて考えようと伊那商工会議所や上伊那森林組合などが初めて行いました。 井上さんは、「地域の木質バイオマスを使うことで、これまで外から買っていた燃料のためのお金が地域で循環する」などと、 メリットなどについて話していました。 白鳥孝市長は、伊那市の取り組みについて紹介し、今後については「農家はいい作物を作っても収入が燃料費で消えていく。効率の良い農業施設用のボイラー開発を期待する」と話していました。
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KOA感謝祭 創業者向山一人さん誕生100年
電子部品の開発・製造・販売を行っている箕輪町のKOA株式会社は、1日KOAパインパークで感謝祭を行い、創業者向山一人(かずと)さんの生誕100年を記念した催しもありました。 記念の催しでは、向山一人さんの映像がスクリーンで上映され、向山孝一会長が父・一人さんについて語りました。 向山一人さんは、1914年、大正3年生まれ。 「伊那谷に太陽を」を合言葉に、伊那谷各地に電子部品製造工場を建設しました。 向山会長は、「創業者の理念である、“地域と共に発展し、地域の生活を守っていくこと”を決して変えず、次の世代を育てることが恩返しだ」と話しました。 感謝祭には地域住民が訪れ、社員による屋台を楽しんでいました。
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高遠城址公園で秋まつり
伊那市高遠町の高遠城址公園で1日から秋まつりが始まりました。 あいにくの雨となりましたが訪れた人たちは色づき始めた紅葉を楽しんでいました。 高遠城址公園には、250本のカエデが赤や黄色に色づき始めています。 秋まつりは、天下第一の桜として知られる高遠城址公園の秋の装いを楽しんでもらおうと開かれているもので、今年で13回目です。 園内では、地酒やおやきなどの物産販売の他、菊も展示されています。 1日は、あいにくの雨となりましたが訪れた人たちは紅葉を楽しみながら園内を散策していました。 高遠閣では、地元産そば粉を使った高遠そばが振る舞われ昼時には多くの人で賑わいました。 訪れた人たちは、焼き味噌と辛み大根で食べる伝統の高遠そばに舌鼓を打っていました。 また、国道361号の名物料理が集まる山麓一の麺街道フェスタも同時開催されました。 木曽町のすんきとうじそばや高山市の高山ラーメンなどをあすまで味わう事が出来ます。 高遠城址公園の秋まつりは9日まで開かれることになっていて1日は、地元有志でつくる信州高遠藩鉄砲隊による演舞などが行われることになっています。 紅葉は、11月中旬まで楽しめるということです。
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伊那市の商工業振興施策 審議会委員15人を委嘱
伊那市が行っている商工業の振興施策について関係団体や市民から意見を聞くための審議会が30日に開かれ、白鳥孝市長が新しい委員15人を委嘱しました。 白鳥市長が委員15人に委嘱書を手渡しました。 市内の、会社や工場経営者など15人で組織され、うち2人は公募です。 審議会は、2006年に設置されたもので、今回で5期目となります。 この日は、中小企業への融資のあっ旋や、中心市街地の活性化を柱とした地域商業の振興、雇用拡大のための企業誘致や創業支援など、伊那市が行っている施策について説明されました。 委員長に選任された伊那商工会議所副会頭の中村和之さんは、「商工業が栄えれば若者の流出は防げる。伊那市の活性化と人口の増加のため、それぞれの立場から意見を出していきたい」と話していました。
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小中学生の中部連合音楽会
伊那市と南箕輪村の小中学生が日頃の合唱の成果を披露する「中部連合音楽会」が、31日伊那市の伊那文化会館で開かれました。 音楽会は、午前と午後の二部構成で行われ、小学校の部には伊那市と南箕輪村から17校が参加しました。 音楽会は、他校の演奏を聴き、親睦を深めようと毎年中部教職員会が開いています。 学校の部には、7校が参加し、合唱や太鼓を披露しました。 南箕輪中学校は「失敗しても負けないように」という願いを込めて「あとひとつ」を混声三部で合唱しました。 ある生徒は「卒業まで残り5か月の中で、みんなでやれることを大切にしていきたい」と話していました。
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信州大学と伊那市交流会 連携事業について発表
信州大学と伊那市の交流会が30日伊那市役所で開かれ、連携して取り組んでいる事業についての報告がありました。 交流会には、信州大学の教授や伊那市の職員などおよそ40人が参加しました。 交流会は、平成7年に農学部と伊那市の交流会として始まり、平成23年度からは、信州大学と伊那市とで開いています。 信州大学と伊那市は、地域活性化を目的に連携事業に取り組んでいます。 信大農学部はアマランサスの普及を目的に、今年度は西春近南小学校の児童と栽培活動を行ったり、簡易栽培マニュアルを作成しました。 小規模栽培の範囲はここ数年で増加傾向にあり、今後の活動については「伊那市とのコラボ商品の企画やPR活動に力を入れていきたい」と話しました。 伊那市は、南アルプスの食害対策や上伊那地域医療再生計画について発表しました。 発表会では、地域と大学が継続的な連携を行い、地域活性化のため事業を通してこれからも努力していくことが確認されました。
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信州の老舗264社を公表
長野県は、長野県百年企業、信州の老舗表彰の受賞企業264社を公表しました。 上伊那は、15社、伊那ケーブルテレビ放送エリア内の3市町村では、8社です。 伊那市では、5社が決定しました。 伊那市高遠町の合資会社赤羽菓子店は、1897年明治30年創業です。 代表する菓子は高遠まん頭。 鉾持神社参道で売り出したのがはじまりとされています。 社長の赤羽敏さんは、和菓子製造一級技能士で、経営だけでなく技術にこだわり続けています。 伊那市東春近の沢渡木材株式会社は、1895年、明治28年創業です。 安く売るのではなく、確実な良い商品を安く売れる組織を目標に国内外の大手製材工場から直接仕入れています。 長野県産材の販売にも力を入れています。 伊那市高遠町上山田の株式会社仙醸は、1866年慶応2年の創業の酒造メーカーです。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内での受賞企業の中では最も歴史があります。 伊那谷産米を使い南アルプスの伏流水を使い杜氏でなく常勤社員による酒造りを行っています。 伊那市荒井の株式会社フォトスタ・トゥエンティーワンは、1913年、大正2年創業です。 西町には、風の丘デュボンタンがあり、写真部門、ビデオ部門、フォトデザイン部門があり、豊科や松本などでも事業展開しています。 合資会社宮島酒店は、1911年、明治44年創業です。 スペックよりも安心・安全にこだわった酒づくりをしています。 酒米は、すべて無農薬、減農薬の契約栽培米を使っています。 全量無農薬栽培の米による酒造りを目指しています。 箕輪町では、2社が決定しました。 松島にある株式会社カネカは、1897年、明治30年創業。 燃料、金物販売を行ってきました。 現在は、台所やトイレ、風呂の水回りにも力を入れています。 松島仲町の有限会社金星製菓舗は、1886年明治19年創業。 こしたか万十、くるま菓子の伊那の渓谷が人気商品です。 古くから伝わるヒノキの梁がその歴史を物語っています。 南箕輪村では、1社が決定しました。 神子柴にある株式会社プリンティアナカヤマは、1913年大正2年創業。 伊那に電気が供給され電車が通った年に伊那市旭町で活版印刷業中山印刷所を創業。 上伊那の草分けとして発展しました。 現在は、オンデマンド印刷機を増設し名刺からポスターまで小ロットに対応しています。 表彰式は、11月28日に松本市で行われます。
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ファミリーフェスタ初開催
家族で楽しみながら子育てについて学んでもらうイベント「ファミリーフェスタ2014」が26日、伊那市の女性プラザ伊那で開かれました。 イベントは、母親に任せきりになりがちな子育てについて父親にも楽しみながら学んでもらおうと、伊那市総合型地域スポーツクラブが初めて開きました。会場では、大型絵本の読み聞かせや、子供と一緒に行う体操教室等が開かれました。 体操教室では、子供を持ち上げる時は、背筋を伸ばし膝を使うと腰を痛めにくい。つま先で床をしっかりつかむ感覚を意識すると良い等と参加者にアドバイスしていました。 また、似顔絵の販売コーナーでは、訪れた人達が家族全員や子供達の絵を頼んでいました。 20分程で絵が出来上がると手にした人たちは見比べ笑顔を浮かべていました。
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平成27年度予算編成会議 「人口増加策に力を」
伊那市の平成27年度予算編成会議が30日に開かれました。 白鳥孝市長は、来年度事業の主要項目のひとつとして人口増加策をあげ「職員一人一人の課題として業務を遂行してほしい」と指示しました。 市役所で来年度の予算編成会議が開かれました。 白鳥市長は「リニアの開通など13年先の伊那市の姿を良く考え勉強してほしい。その中で人口問題は絶対に避けては通れない。地方の振興と活性化に、自分たちの事として取り組んでほしいと」と職員に指示しました。 伊那市ではこの他、行財政改革、民間委託の推進、財政指標の改善など11項目を主要項目として、行財政運営に取り組んでいくとしています。 平成27年度予算案は、11月末までに各課の要求が提出され、来年1月末からの理事者査定を経て2月に原案が確定、3月定例市議会に提出されます。
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来年の年賀はがき 販売はじまる
来年の年賀はがきの販売が30日から全国一斉にはじまりました。 このうち伊那市坂下の伊那郵便局でもまとまった枚数の年賀はがきを買い求める人の姿が見られました。 来年の年賀はがきは、スマートフォンをかざすと人気キャラクターの動画を見ることができるものなど合わせて9種類です。 いつも初日に訪れるという市内の女性は「毎年初日に買っています。今日から書き出します」と話していました。 年賀はがきの受け付けは12月15日から始まり、郵便局は、元日に届くためには12月25日までに投かんしてほしいと呼びかけています。 伊那郵便局では今年、去年より1万4千枚多い62万2千枚の販売を予定しています。
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上伊那検定 実施へ
広域的に住民を巻き込んだおもてなし向上につなげようと、地域資源を活用した上伊那検定が平成29年度をめどに実施されることになりました。 上伊那地域の商工団体や観光団体などが参加するおもてなし向上プロジェクト実行委員会が30日設立されました。 県や上伊那の市町村、商工団体や観光関連団体など34の団体で組織されます。 伊那合同庁舎で設立総会が開かれ、事業計画などを決めました。 上伊那地域おもてなし向上プロジェクト実行委員会は、広域連携部会、事例集・ツアーコンテスト部会、上伊那検定部会の3つの部会で構成されます。 上伊那検定は、上伊那検定部会が検討を進めます。 検定は、地域住民のおもてなしの意識を高めようと歴史や文化、経済などに関する試験を行うものです。 実施時期は、平成29年度、受験者数は、100人以上、合格者数は、70人以上を確保するという具体的な数値目標を定めています。 このほか、事例集・ツアーコンテスト部会は、おもてなしに関する事例をとりあげ情報発信のあり方を検討するほか、地域の自然、歴史、食などを活用したツアーコースのコンテストの実施を検討します。 30日は、おもてなしの事例発表として、伊那市長谷の「蔵の宿みらい塾」の女将、市ノ羽幸子さんが「ためしてみて!農家民泊」の演題で講演しました。
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向山一人 生誕100年
伊那谷の政治経済や文化に大きな影響を与えた向山一人さんの生誕100年を記念した催しが11月1日に、箕輪町のKOAで行われます。 向山さんは、1914年大正3年に箕輪町の農家に生まれ、戦後の疲弊した伊那谷の各地に電子部品製造工場を建設。 「伊那谷に太陽を」を合言葉に、電子工業のメッカ・伊那谷の基礎を築きました。 向山さんは、政治の世界にも進出。 市議会、長野県議会、衆議院、参議院で議員として活躍。 1995年、平成7年、81歳で亡くなりました。 生誕100年記念の催しは、100年の節目にその足跡をたどろうと開かれます。 会場となるKOAパインパークのハローウイングでは、29日から本格的に準備が始まりました。 記念展では、社内で保管されている写真50点の展示と、記録映像が放映される予定で、向山孝一会長が創業者で父親の一人さんについて語ります。 生誕100年記念の催しは、11月1日土曜日、感謝祭に合わせて午前11時から行われます。
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伊那食品工業 紅葉が見ごろ
伊那市西春近の広域農道沿いにある伊那食品工業の敷地では、モミジやクヌギなどが色づき始め、訪れた人達の目を楽しませています。
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伊那谷経済動向 「増税影響和らぎ業況に改善みられる」
アルプス中央信用金庫は、7月から9月の伊那谷経済動向・中小企業景気レポートをまとめました。 それによりますと、消費税率引き上げの影響が和らぎ業況に改善がみられるとしています。 経済動向はあるしんが取引先211社に対し調査したものです。 景気が良いと感じている企業の割合から景気が悪いと感じている企業の割合を引いた業況判断指数はマイナス17で、4月から6月のマイナス32.3より15.3ポイント悪化幅が縮小しました。 あるしんでは、消費税の引き上げの影響が和らぎ、業況に改善がみられるとしています。 また、人材の現況について、32.8%と、およそ3分の1の企業が人手不足と答えています。 業種別では建設業が42.5%と一番多く、次にサービス業で37.0%、製造業で34.9%となっています。