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伊那市山寺区 初の総合防災訓練
伊那市の山寺区は、区が主体となって行う総合防災訓練を2日初めて実施し、区民およそ1000人が参加しました。
山寺区では、今後発生するおそれのある大地震に備え、地域の防災力を高めていこうと、初めて総合防災訓練を実施しました。
午前8時、警戒宣言発令の知らせが、防災無線で流されると、住民らは、組ごとに決めた、「一時集合場所」に集まり安否確認をしました。
隣近所で、「一時集合場所」を設ける事により、安否確認や救助の必要な家庭があるかなどの情報がより正確につかめるという事です。
午前8時半、地震発生の放送が流れると、一時集合場所に集まった人たちは、広域避難所に指定されている伊那小学校と伊那北高校へと避難しました。
災害対策本部が設置された、きたっせでは、被害状況などが各地区から報告されていました。
避難訓練終了後には、訪れた人達が地震体験者で、東海地震の揺れを体験していました。
山寺区では、今後も定期的に訓練を実施し、地域の絆を深めながら、いざという時に備えていきたいとしています。 -
オフロードバイク 耐久レース
オフロードバイクの2時間耐久レース「スーパーエンデューロ・イン天竜」が2日、伊那市の天竜川中州に設けられた特設会場で行われました。
レースには、県内をはじめ千葉県や静岡県から約80組が出場しました。
この日は楽しみながら走るファミリービジネスクラスのほか、スピードとテクニックを競うスポーツバイククラスのレースが行われました。
この大会は地元のバイク店有志でつくる実行委員会が毎年行っていて今年で27回目です。
1周2キロのコースを2時間で何周走れるかを競うもので、ライダーたちは、砂煙をあげながらコースを走りぬけていました。
中には、タイヤが砂にとられ転倒し悪戦苦闘する姿も見られました。
観戦に訪れた人たちは目の前を走り抜ける選手たちに声援を送りながら、迫力あるレースを楽しんでいました。 -
白熱の大学ラグビー招待試合
伊那市大学ラグビー招待試合が2日伊那市陸上競技場で行われ、同志社大学と筑波大学が熱のこもったプレーでファンを沸かせました。
試合は、関西の雄と称される古豪同志社大学と、昨シーズン大学選手権決勝に国立大として初めて進出した勢いに乗る筑波大学との対戦です。
紫のジャージの同志社大学、ライトブルーの筑波大学は、前半トライの応酬で1歩も譲らない展開となりました。
スタンドは、市内外からつめかけた1,400人のラグビーファンで埋まり、ひいきのチームのプレーに声援が飛んだりため息がもれていました。
前半を終了して、同志社が24対19とリード。
後半に入り、筑波が連続トライ、ゴールを決め逆転に成功します。
同志社も終盤粘りをみせましたが、試合は33対31で筑波が接戦を制し同志社を下しました。
同志社と筑波は以前にも伊那で対戦していて、これで筑波の2勝となりました。 -
夏山シーズン本番 山開きの入笠山賑わい
6月に入り、夏山シーズンもいよいよ本番です。
伊那市高遠町、長谷、富士見町の堺にある入笠山が山開きとなり、多くの登山客が山歩きを楽しみました。
諏訪盆地から伊那谷まで、360度のパノラマを楽しむことができる入笠山山頂。
八ヶ岳、北アルプス、遠くにはうっすら富士山も見えます。
この日山開きとなった入笠山の山頂には、県内外から多くの登山客が訪れていました。
標高1955メートルの入笠山は、車で行くことができる御所平から、およそ30分ほどで頂上まで登ることができ、初心者でも登りやすい山です。
この日、登山客の中には、子どもや女性の姿も多く見られました。
山頂まで登ってきた小学生は「大変なところもあったけど、頂上まで来て綺麗な景色が見られて、また登りたいという気持ちになった」と話していました。
御所平では、山開きに合わせて安全祈願祭が行われ、伊那市と富士見町の関係者や登山客が、夏山シーズンの安全を祈願しました。
伊那市の酒井茂副市長は「南アルプスの中でも、仙丈などに比べて距離が短く安全も確保された山。大勢の人に登ってもらいたい」と話していました。
入笠山の登山期間は秋の雪が降り始める頃までとなっています -
高遠小学校で30周年記念運動会
伊那市高遠町の高遠小学校で統合開校30周年記念運動会が1日行われました。
1日は全校児童231人が23種目を行いました。
高遠小学校は、昭和59年に旧高遠小と旧河南小が統合し、現在の場所で開校して今年で30周年になります。
毎年秋に運動会を行っていましたが、記念式典を秋に行うことから、今年度は初めてこの時期に開催しました。
30周年にちなんだ「台風30号」という種目には3.4年生が出場し、竹の棒を持って精一杯走っていました。
小池眞利子校長は、「全校が心を一つにして練習し、精いっぱい取り組むことができた。この行事を皮切りに一年間を記念の年として盛り上げていきたい」と話していました。 -
隣接の上山田区に協力を申し入れ
新しいごみ中間処理施設の建設について上伊那広域連合は5月31日夜、建設候補地の隣接区、伊那市高遠町上山田区に建設の協力を申し入れました。
この日は上伊那の8市町村長が上山田公民館を訪れ、上伊那広域連合の白鳥孝連合長が上山田区の伊藤尊幸対策委員長に協力を申し入れました。
伊藤委員長は「大変重たい宿題をいただいた。近い家は300メートル、遠い家は2キロ以上。それぞれ考え方も違ってくるので、意見を聞いて、要望を集約したい」と話していました。
地元要望について広域連合では、既に建設同意を申し入れている建設候補地の地元区、桜井区・北新区と同様、7月末までの報告を求めています。
この日、会場には地元住民およそ70人が会場に集まりました。
住民からは「運搬車輌による渋滞や、歩行者の安全性を考えて導入路を2本にしてほしい」「地元の発展につながるようなネーミング、付帯施設の建設をしてほしい」などの意見が出されました。
また、伊藤委員長は「これまで対策委員会で協議してきた内容を十分に理解した上で進めて欲しい」と訴え、これを受け白鳥連合長は「これまでの考えを踏襲して、地元区同様の対応をとっていきたい」と話していました。
広域連合では、建設同意については桜井区、北新区に対し今年12月までの回答を求めていて、地元区2区に上山田区を含めた最終合意の調印については来年11月頃を目指しています。 -
バラまちフェスタ開幕
伊那市の中心商店街でバラまちフェスタが1日から始まりました。
伊那市の中心商店街では200種類1000鉢のバラが満開となっています。
バラまちフェスタは西町・荒井・坂下・山寺の住民や商店主らでつくる伊那まちバラ咲く街角連絡協議会がバラを通して活性化につなげようと行っているもので、今年で3回目です。
商店街では訪れた人が写真を撮るなどしていました。
初日の1日はバラづくり教室なども開かれました。
バラまちフェスタは30日日曜日までです。
期間中はコンサートなど各種イベントが計画されています。 -
伊那市フォトコンテスト 最優秀賞決まる
昨年度募集した「伊那市観光フォトコンテスト」の各部門の最優秀賞が31日、決まりました。
花・自然部門では、伊那市の向山世男さんの作品「春日公園と南アルプス」が選ばれました。
イベント・祭り部門では、伊那市の伊藤好幸さんの作品「さあ逃げろ!!」が選ばれました。
観光地・文化施設部門では、茅野市の佐川隆博さんの作品「紅葉の進徳館」が選ばれました。
JR飯田線部門では、駒ヶ根市の春日芳人さんの作品「そば畑を行く」が選ばれました。
特別部門では、伊那市の穴澤辰幸さんの作品「化石の鳥」が選ばれました。
フォトコンテストには、65人から207作品の応募がありました。
入選作品は、観光パンフレットやホームページに活用されることになっています。 -
保育園整備計画 竜東保育園整備始まる
伊那市は、市内24の保育園のうち、7園を3園に統合する保育園整備計画を平成22年12月に策定しています。
計画のトップをきって竜東保育園の建設工事が31日、始まりました。
31日は、伊那市狐島の建設予定地で安全祈願祭と起工式が行われ、関係者およそ50人が出席しました。
新築される園舎は、現地建て替えで鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積はおよそ2,000平方メートルです。
太陽光発電と床暖房の設備が完備されます。
総事業費はおよそ6億5千万円で、うち95%を合併特例事業債で賄います。
市では、市内24園のうち建設から30年を超える施設を中心に、7園を3園に統合する保育園整備計画を平成22年12月に策定しています。
竜東地区では、伊那東保育園が閉園となり竜東保育園と伊那北保育園に統合されます。
竜東保育園の完成は来年2月の予定で、平成27年3月には伊那北保育園の建て替えが終わり、平成27年4月から2園体制となります。
他に、東春近中央保育園と東春近南部保育園、高遠第一保育園と高遠第四保育園が平成27年度までにそれぞれ統合される計画です。 -
4月の月間有効求人倍率0.64倍
上伊那の4月の月間有効求人倍率は0.64倍で3月の0.71倍を0.07ポイント下回りました。
ハローワーク伊那が発表した4月の月間有効求人倍率は、3月から0.07ポイント低下して0.64倍でした。
新規求人数は、1,022人で3月を9.3%下回りました。
新規求職者数は、1,188人で3月を21.5%上回っています。
産業別の新規求人数は、建設業で前の年の同じ月を66.2%上回る123人でしたが、上伊那の主力製造業は前の年の同じ月を10.9%下回る122人でした。
ハローワーク伊那によりますと、雇用情勢は3月と同じで「依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに足踏みがみられる」としています。 -
上伊那華道会 いけばな展
上伊那地域の11の流派で組織している上伊那華道会は、恒例のいけばな展を伊那市通り町のニシザワデパートで開いています。
ニシザワデパート4階催事場には、11の流派のいけばなが並んでいます。
上伊那華道会が2年に1回開いている恒例のいけばな展で、会期は、今日から6月3日までの4日間。
5月31日と6月1日が前期、2日と3日が後期です。
前期後期あわせて243作品が展示されます。
カキツバタやハナショウブなど季節を感じさせる花が多く並んでいます。
上伊那華道会の赤羽和子会長は、「いけばなは心をいけるもの。そんな意気込みを作品から感じとってもらえたらうれしい」と話し、多くの来場をよびかけています。
このいけばな展は、6月3日まで伊那市のニシザワデパートで開かれています。 -
高遠さくら祭り反省会
今年の高遠城址公園のさくら祭りを総括する反省会が31日伊那市高遠町の総合福祉センターで開かれました。
反省会には、祭りに関係した各機関や団体の代表など40人が出席しました。
最盛期となった4月13日土曜日と14日日曜日の交通渋滞について意見や解消策の提案が相次ぎました。
13日は、大型バスや普通乗用車など1935台、14日は、1907台が市営駐車場を利用しました。
出席者からは、「駐車場があいているにも関わらず連携がとれなかった」「白山トンネルが渋滞し危険だった」「今年は使用しなかった三峰川の山田河原駐車場は必要」などの意見がありました。
これに対し伊那市の原武志商工観光部長は、「駐車場のどこに空きがあり、渋滞状況はどうなっているかを一元管理する必要がある」として、センター方式の導入も視野に入れ検討する考えを示しました。
このほか、「桜の色が悪く花が少なかった」「将来に向けた桜の保護育成が必要」などとする意見も多くありました。
これに対し市側は、「出来ることはすべて施し、来年の花見シーズンに備えたい」と答えていました。
今シーズン、高遠さくらまつり期間中の有料入園者数は、去年を4万8000人上回る22万3,233人で、累計800万人も達成しています。 -
鎌倉さん山岳写真展
高知県出身で駒ヶ根市在住の鎌倉國光さんの「山岳写真展」が、伊那市のいなっせで開かれています。
今回展示されているのは、中央アルプスの四季の景色を写した作品、35点です。
写真はフイルムカメラとデジタルカメラで撮った2種類です。
鎌倉さんは35年ほど前に転勤で高知県から上伊那に来ました。
その頃から山登りを始め、次第に目に映る景色を写真に収めたいと思うようになり、30年前から独学で写真を撮り始めたということです。
現在も季節ごとに、ほとんど1人で山に登り写真を収めています。
鎌倉國光さんの山岳写真展は、6月4日火曜日まで、いなっせ2階の展示ギャラリーで開かれています。 -
新ごみ中間処理施設の事業方式「公設民営」で
上伊那広域連合が計画している新しいごみ中間処理施設の事業方式について、建設費用などを公共でまかない民間で運営を行う「公設民営」方式とする事が決まりました。
これは、30日に開かれた上伊那広域連合議会全員協議会で報告されたものです。
事業方式については、専門委員会が、自治体が施設の建設をする事で地域住民の信頼を得やすい事や、民間が長期的に運営する事で維持管理が安全かつ効率的に実施できるとして、公設民営方式が適当とする報告書をまとめていました。
これを受け広域連合では、正副連合長会で事業方式を「公設民営」とすることを決定しました。
今後は、公設民営方式の課題などを踏まえながら参入意向調査や経済性の視点からより詳細な検討を行っていくということです。 -
伊那広域シルバー人材センター5年連続の減収
伊那広域シルバー人材センターの昨年度の契約金額は約3億8千万円で、5年連続の減収となりました。
センターでは、6割以上の受託件数を占める、一般家庭での就業に力をいれていく方針です。
30日、伊那文化会館で、今年度の定時総会が開かれ、昨年度の事業実績が報告されました。
昨年度の受託件数は、前年度より97件少ない9,671件でした。
収入となる契約金額は、前年度より1,800万円少ない、約3億8千万円で、5年連続の減収となっています。
景気低迷による民間企業からの受注件数、契約金額の大幅な落ち込みが減収の要因としています。
一方で、一般家庭からの受注は年々ニーズが高まっています。
昨年度の受託件数の6割以上を占め、契約金額も約590万円増加しています。
こうした状況からセンターでは家庭での就業に力を入れるため、今年度初めて、ハウスクリーニングや障子の張り替え、料理など、家事援助を行うための講習会を10月から開く予定です。
センターでは、一人暮らしの高齢者などの生活援助など、
就業の機会を増やしていきたいとしています。
なお、この日の総会で、来年度からの年会費を、2千円から3千円に値上げする議案が提出され、了承されました。 -
伊那市総合計画案を審議会に諮問
伊那市の白鳥孝市長は、伊那市の将来の姿や行政運営の方向性を示す伊那市総合計画案を、30日、審議会に諮問しました。
30日は、2回目となる審議会が市役所で開かれました。
審議会が検討するのは、平成26年度から30年度までの伊那市総合計画後期基本計画案です。
白鳥市長が、計画案えお審議会の山北一司会長に諮問しました。
後期基本計画案は、「市民が主役」のまちづくり、だれもがいきいきと働き産業が育つまちづくりなど7章で構成されています。
各章ごと9月末までの審議を予定していて、10月に審議結果を市長に答申する予定です。 -
鈴木岬さん「わたしの日本画展」
伊那市高遠町小原出身の画家、鈴木岬さんによる「わたしの日本画展」が、30日から伊那市のベルシャイン伊那店で始まりました。
日本画と版画、およそ50点が展示されています。
鈴木さんは幼少期から絵を描くことが好きで、60歳を過ぎた頃から日本画を描き始めたということです。
鈴木岬さんの「わたしの日本画展」は、6月4日までベルシャイン伊那店2階の文化ホールで開かれています。 -
伊那経営フォーラム 6月15日開催
地域の未来を創るリーダーシップについて学ぶ「第9回伊那経営フォーラム」が、来月15日に、伊那文化会館で開かれます。
29日夜は伊那商工会館で、フォーラム実行委員会による記者会見が開かれました。
伊那青年会議所が2005年から始めた伊那経営フォーラムは、今年で9回目を迎えます。
8年の間に、認知度が高まったとして、更なる発展性を考えようと、今回から、青年会議所以外の伊那地域の経済団体なども加わる実行委員会を立ち上げ、フォーラムを開く事にしました。
今年は、伊那食品工業(株)の塚越寛会長や、元世界銀行副総裁の西水美恵子さんの講演などが予定されています。
第9回伊那経営フォーラムは、来月15日、午前11時から、伊那文化会館で開かれます。 -
過去3番目に早い梅雨入り
気象庁は29日、関東甲信地方の梅雨いりを発表しました。統計を開始した1951年以降、3番目に早い梅雨入りとなりました。
今年は、去年より11日早く、平年より10日早い梅雨入りです。
前線などの影響もあり、今後向こう1週間は曇りや雨の日が多くなる見込みです。
あすも、南からの湿った空気が入りやすく、気圧の谷が通過する影響で、大気の状態が不安定になり断続的に雨が降りやすくなるという事です。
箕輪町上古田では、休耕田を利用し住民有志グループが栽培しているアヤメが咲きはじめています。
見頃は、来月1日頃になりそうです。 -
伊那雑穀カレー 販売へ
伊那地域アマランサス研究会は、市内で収穫した雑穀を使用した、「伊那雑穀カレー」を29日、発表しました。
伊那雑穀カレーです。
雑穀アマランサスやもちきびを使用し、小麦や乳製品は一切使われていないので、アレルギーがある人でも食べる事ができます。
レトルトタイプで、製造段階で油を一切使っていない為、ヘルシーに仕上がっているのが特徴という事です。
この日は、伊那市長谷の雑穀レストラン「野のもの」の代表で、このカレーを開発した吉田洋介さんや市、商工会議所の関係者などが出席し、お披露目会が開かれました。
雑穀カレーは、4年前、吉田さんからアドバイスを受け、上伊那農業高校の生徒が作りました。
今回は、高校生が作ったカレーをベースに、スパイスを加え、小麦粉を一切使わず、アレルギーの人達でも食べられるよう、商品化しました。
伊那商工会議所では、地元産の雑穀を利用し、健康に配慮したこの商品を伊那のブランド品として販売していきたいとしています。
雑穀伊那カレーは、ひと箱180g入り、500円で、来月5日から南アルプスむらや市内の宿泊施設で販売される事になっています。 -
福祉施設へ出張販売
伊那市の中心市街地の商店主らでつくる「伊那まちの再生やるじゃん会」は29日、買い物支援サービスの一環として、伊那市の養護老人ホームみすず寮で移動販売を行いました。
みすず寮の一室では、食料品や衣類などが並べられ、準備が進められていました。
廊下では、施設の利用者が、店が開くのを待っています。
午前10時。会場となった部屋には、利用者が続々と訪れ、商品を手に取り品定めをしたり、店主らと会話を楽しんでいました。
みすず寮では、毎月3回ほど、お菓子や漬物の販売は行われていますが、衣類や日用品等多種多様な商品が並ぶのは、初めての事だという事です。
伊那まちの再生やるじゃん会では、買い物弱者問題解決に向け、商店街として対応していこうと、旧伊那市の街部で移動販売を行ってきました。
今回は、老人ホームの利用者の人達に、自宅と同じように、気軽に買い物気分を楽しんでもらおうと、施設に提案し実現しました。
会では、今後、移動販売の対象地域を広げると共に、多くの福祉施設でも活動を展開していきたいとしています。 -
南信協同代表阿部さんが車いすで舞台復帰
伊那文化会館付属劇団「南信協同」は8月24日と25日に「熱海殺人事件」を上演します。
その中で、代表の阿部裕吉さんが3年ぶりに役者として舞台に立ちます。
南信協同代表の阿部裕吉さん65歳は2010年に交通事故に遭い、左足などに障害がのこり、現在は杖か車椅子で生活しています。
事故以降、舞台を降りていた阿部さんですが、今回車椅子で舞台に復帰します。
29日は、伊那文化会館で記者会見が開かれ、舞台の概要が示されました。
熱海殺人事件は、つかこうへい作で、殺人事件を取り調べていく中で登場人物の人間模様が浮かびあがっていくという話です。
2000年にも上演され、今回は再上演となります。
阿部さんは、以前と同じ木村伝兵衛という刑事の役柄を車椅子で演じるということで、「前回は消化不良だった。リベンジを果たしたい」と話します。
今回は伊那文化会館開館25周年を記念し、上下伊那の演劇部に所属する高校生など100人を招待します。
劇団南信協同定期公演「熱海殺人事件」は8月24日と25日に伊那文化会館小ホールで上演されます。
前売り券は一般900円、高校生以下500円となっています。 -
台湾の高校生と弥生生が交流
台湾の高校生は28日、教育旅行で伊那市の伊那弥生ヶ丘高校を訪れ、生徒と交流しました。
伊那弥生ヶ丘高校を訪れたのは、台湾の生徒36人です。
歓迎会では、台湾の高校生が日本のアニメやポップスにあわせダンスを披露しました。
歓迎会の後、生徒らは英語を使った自己紹介のゲームをしました。
最初は緊張した面持ちだった生徒達でしたが、身ぶりや筆談を交え会話していました。
県によりますと、台湾からの教育旅行生は今月だけで22団体792人が訪れたということです。 -
アスターが連覇!
伊那ナイターソフトボールケーブルテレビ杯春季トーナメント決勝戦が27夜、伊那市営野球場で行われ、アスターが2年連続の優勝を果たしました。
14チームが出場した、ケーブルテレビ杯の決勝の顔合わせは、青いユニフォームのアスターとグレーのユニフォームGTエボリューションの対戦となりました。
試合は2回の裏、アスターが相手のエラーなどもあり一挙5得点をあげ先行します。
7対0で迎えた7回の表、GTエボリューションは、これまで打ち崩すことができなかったピッチャーの奥村真宣さんから1アウト3塁のチャンスを掴むと、代打の酒井広隆さんがタイムリーヒットを放ち1点を返します。
しかし、その後は奥村さんが後続を二者連続三振に斬って取り、7対1で勝利したアスターが、2年連続の優勝を果たしました。
清水圭介監督は「この勢いでリーグ戦も来年の春季トーナメントも優勝できるように、これからも頑張りたい」と話していました。 -
伊那中央RC高尾公園にアオギリ植樹
社会奉仕団体伊那中央ロータリークラブは、広島県に投下された原爆で被爆したアオギリの木から育てた苗木を28日、伊那市の高尾公園に植樹しました。
28日は、伊那中央ロータリークラブの会員22人が集まり、アオギリの苗木を植樹しました。
昭和20年の広島への原爆投下で、爆心地から1.3キロ離れた場所に生えていたアオギリの木は、樹皮の半分が焼けてえぐられたものの、現在も枯れることなく成長し続けています。
植えられた苗木は、このアオギリの種を発芽させ育てたものです。
植樹は、ロータリークラブの世界平和フォーラムが今月17日と18日に広島県で開かれたことを記念し全国各地で行われるもので、平和への思いを未来に託そうというメッセージが込められています。
アオギリは、10メートル縲・5メートルほどに成長するということで、クラブでは植樹した経緯などを描いた看板を設置したいと話していました。 -
お母さん消防団員大会に向け練習
来月23日に行われる伊那市消防団ポンプ操法大会に向け、各地区の消防団は早朝の練習に励んでいます。
伊那分団第1部には、家事と仕事を両立し、選手として 大会出場を目指すお母さん消防団員がいます。
唐澤成江さん37歳。
唐澤さんは3年前、地域に貢献したいとの思いから御園・山寺・坂下で組織する伊那分団第1部に入団しました。
伊那分団は第3部まであり市の大会に出場するための分団内の予選が来月1日に行われることになっています。
唐澤さんは、選手としては初めて自動車ポンプの部に出場します。
28日は朝5時から春日公園駐車場で練習が行われていました。
唐澤さんは、高校生の娘を持つ母親です。
練習が終わるとエプロン姿に着替えて娘のお弁当や朝食づくりが始まります。
大会を前にしたこの時期は、消防と家事の両立は大変だと話します。
伊那市消防団によると唐澤さんの様に子どもを持つ女性団員が選手として出場するのは珍しということです。
唐澤さんはポンプ操作をする4番員を務め、まずは予選を勝ち抜いて市の大会に出場したいと話していました。 -
バラまちフェスタ6月1日から始まる
伊那市の中心商店街では6月1日からバラまちフェスタが始まります。
早咲きのバラが商店街を彩っています。
大輪の花が咲くピエール・ド・ロンサール。
一度にたくさんの花をつけるくアンジェラ。
西町から山寺までの1・5キロの間に200種類1000本のバラが飾られています。
商店街を歩くとバラの甘い香りが漂ってきます。
バラは商店街を活性化しようと、地元商店主らで組織する伊那まちバラ咲く街角連絡協議会が管理しています。
商店街を訪れた人は足を止めて花を楽しんだり、ドライバーは車の中からバラを眺めていました。
フェスタは6月1日から30日まで開かれることになっていて期間中は苗の販売やバラづくり教室、ジャズライブなどが計画されています。 -
「高遠ぶらり」でジオパークを歩く
携帯情報端末用のアプリ「高遠ぶらり」を利用して南アルプスジオパークの見どころをめぐるイベントが26日行われました。
イベントには市内外から20人ほどが参加し、高遠町の板山露頭や長谷の美和ダムなどを見学しました。
このイベントは携帯情報端末用アプリ「高遠ぶらり」に、4月に南アルプスジオパークの地質図が新しく追加されたことを記念して開かれたものです。
長谷の美和ダムでは、長谷地域自治区長の中山晶計さんが「ダムの建設で105戸の家や100町歩あった農地が水没することになった」などと説明していました。
26日に見学した内容は、アプリのバージョンアップに役立てるということです。 -
地権者全員と和解成立
伊那市西箕輪上戸の住宅地などに廃棄物が埋め立てられていた問題で、伊那市と地権者7人全ての和解が成立し解決する見通しとなることが27日分かりました。
この問題は伊那市が昭和45年頃、伊那市西箕輪上戸の住宅地などに一般廃棄物を埋め立てていたものです。
一昨年発覚し、およそ1,000平方メートルに800トンあまりが埋まっているということです。
市はこれまでに地権者7人と、損害賠償について交渉し、このほど7人全員と和解が成立したということです。
賠償額は7件目の今回がおよそ310万円、累計で4,500万円となっています。
損害賠償支払いの補正予算案は6月議会に提出されます。 -
島崎洋路さん「みどりの文化賞」受賞
伊那市坂下在住で元信州大学教授の島崎洋路さんが、公益社団法人国土緑化推進機構より「第23回みどりの文化賞」を受賞しました。
23日は、島崎さんが伊那市の白鳥孝市長に受賞の報告をしました。
みどりの文化賞は、緑や森林に関して功績のあった人や団体に1年に1回送られるもので、長野県での受賞者は島崎さんが初めてです。
今月の11日に東京都で開かれたみどりの感謝祭の式典で、受賞しました。
島崎さんは、昭和26年から信州大学で森林の管理や研究に携わり、退官後は横山の「島崎森林塾」を拠点として山仕事に携わる人を育ててきました。
その数は、10代から80代までのおよそ600人で、日本各地で活躍しているとのことです。
島崎さんは、今後も人材育成を続けて、林業従事者が自立して林業に取り組めるような指導をしていきたいとしています。