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台湾からの修学旅行好調
中国や韓国からの観光客の落ち込みが心配される中、今年度、台湾から長野県を訪れる修学旅行の団体数は、過去最高となった平成22年度を超す勢いだという事です。
14日は、台湾台中市の私立台明高級中学校の16歳から17歳の生徒、40人が修学旅行で高遠高校を訪れ生徒達と交流をしました。
体験授業では、手鏡の絵付けやおやきづくり、パソコンソフトの応用の3つのグループに別れ授業を体験しました。
このうち、美術コースの手鏡の絵付け体験では、高遠高校の生徒が、絵の具の種類や、色の付け方をアドバイスしながら、作業をしていました。
生徒達は、英語で話をしながら、コミュニケーションを取っていました。
県によりますと、今年度、県内を訪れた台湾の修学旅行の団体数は10月末現在で27団体・910人となっていて、今年度中には、50団体を超える予定だということです。
この数字は、過去最高となった平成22年度の43団体、1928人に迫る勢いで、県では、中国からの団体の予約が不透明な中、台湾からの修学旅行の伸びに期待したいとしています。
台湾の生徒は、県内には明日まで滞在し、東京で科学技術や防災などの施設見学をした後、17日に帰国する予定です。 -
仙醸が「黒松仙醸どぶろく」を発売
伊那市高遠町の酒造メーカー仙醸は18日の仙醸蔵まつりで「黒松仙醸 どぶろく」を発売します。
14日は仙醸で発表会が行われ、仙醸が初めて醸造したどぶろくがお披露目されました。
どぶろくは、米を発酵させたもろみそのものを味わいます。
一般に販売されている「にごり酒」はもろみを濾しているため透明な部分がありますが、どぶろくはもろみでにごっています。
また、出荷後も酵母が活動しているため、だんだん味が変化していくということです。
酒の製造には種類ごとに免許が必要で、南信地区の酒造メーカーの中では仙醸が今年9月に初めてどぶろくの免許を取得しました。
黒松仙醸どぶろくは、600ミリリットル入りで1365円、18日の仙醸蔵まつりで発売されます。
伊那市や箕輪町などの18店舗での取り扱いが決まっていて、11月から3月までの冬季限定で、予約分だけを出荷するということです。 -
伊那北保育園で秋のギャラリー
伊那市の伊那北保育園の園児の作品を展示する秋のギャラリーが開かれています。
園内には、未満児から年長までの園児90人が作った作品が展示されています。
伊那北保育園は、園児数の減少により空いている部屋を使い、保護者や地域住民に園児の活動を見てもらおうと作品を展示しています。
このうち年長園児は、地域の農家が作ったほおずきを使い、飾りをつくりました。
ほおずきは皮をむき、中身が見えるようになっていて、作るのに時間がかかったということです。
伊那北保育園秋のギャラリーは、22日木曜日まで伊那北保育園で開かれています。 -
伊那市外国語観光パンフを作成
伊那市は、外国人観光客を誘客するため、中国語版と英語版のパンフレットを初めて作成しました。
作成されたのは、中国向けの簡体字版、台湾・香港向けの繁体字版、英語版です。
一般の団体旅行客向けと、修学旅行など教育関係者向けのパンフレットがあります。
事業費はおよそ40万円で、それぞれ1000部、あわせて6000部作成されました。
一般観光客用は、高遠城址公園の桜をメインに、伊那市の地理や、観光地、温泉などが掲載されています。
学校関係用は、市内の小中学校の規模や、体験できるプログラムを掲載しています。
東アジアの学校では、修学旅行で学校交流することが必須となっていて、伊那市では、去年から、小中学校で受け入れをはじめ、8校240人を受け入れました。
海外からの旅行客や、修学旅行生が増加する中で、パンフレットが必要となり今回、初めて作成しました。
このパンフレットは、外国人旅行客誘致のため、現地の旅行会社、現地や国内での商談会などで活用していくということです。 -
口と健康の関係学ぶ
上伊那口腔保健センターまつりが、伊那市保健センターで11日行われ、訪れた人達は口と健康の関係について学びました。
上伊那口腔保健センターまつりは、「11月8日のいい歯の日」に合わせて、歯や口の中の健康について理解してもらおうと行われています。
会場では、無料の歯科検診や、舌の力を調べるブース等が設けられていました。
無料の歯科検診では、母親が、「乳歯と永久歯が入れ替わる時期、歯並びを良くするためにはどうしたらよいか」と、歯科医師に相談していました。
医師は「アイスの棒など噛ませ、噛む力を強くすると良い」などとアドバイスしていました。
試食のコーナーでは、食生活改善推進協議会のメンバーが、ゴボウやレンコン、切り干し大根などを入れた特製のカレーを提供していました。このカレーは、具材を入れる順番や野菜の切り方を工夫してあり、噛む回数が自然と多くなるよう作られています。噛む回数が増えると、唾液の分泌を促し虫歯予防につながり、顎を動かす事で脳の活性化にも効果があるという事です。
上伊那歯科医師会の窪村満会長は「口の中の健康状態を保つ事で、病気のリスクも低くなる。普段から歯磨きを欠かさず、口の健康状態について意識してほし」と話していました。 -
西箕輪中 いじめについて考える縦割り討論会
伊那市の西箕輪中学校の生徒は、いじめについて考える縦割り討論会を13日、開きました。
13日は、全校生徒182人が1年生から3年生までの縦割り班で「いじめや陰口がなくならない理由」をテーマに話し合いました。
西箕輪中生徒会では、2008年に「いじめに関するアンケート」を行ったところ、4分の1の生徒が校内にいじめがあると答えました。
これを受け、翌年から毎年討論会を開いている他、2010年にはいじめの廃絶などを盛り込んだ西箕輪中人権宣言を採択しました。
いじめや陰口がなくならない理由について、「自分では気づかないうちに悪口を言ってしまっている」「友達に流されて言ってしまう」などの意見が出ました。
およそ1時間話し合った後、体育館に移動して班ごとでた意見を発表しました。
生徒らは「いじめが起きないクラスの雰囲気作りをしていく必要がある」「普段から人の良い所を探すようにする」などとまとめました。
鈴木陸斗生徒会長は「今自分がすべきことをもう1度よく考え、西箕輪中からいじめや陰口をなくしましょう」と話していました。 -
中病 看護職再就職支援研修会
伊那市の伊那中央病院は、育児などで看護の仕事から離れている人を対象にした看護職再就職支援研修会を13日、開きました。
研修会には13人が参加し、床ずれ予防のための寝返り補助や採血などの方法を確認しました。
このうち寝返り補助について指導した里見明子看護師は「床ずれは血流障害によっておこる」などと話し、補助の方法については「体をねじらせないことが重要。腰と肩関節を平行な状態にしてあげると良い。患者さんがよく眠れることが療養に繋がる」と話しました。
伊那中央病院では「技術を理解すると共に、看護師としての貴重な人材であることを認識してもらい、再就職を目指してほしい」と話していました。
研修会は16日金曜日まで開かれ、参加者には受講証書が手渡されます。 -
中アビジネスフェア規模拡大し来年3月開催
上伊那地域の製造業をPRする中央アルプスビジネスフェアが来年3月に伊那市の伊那勤労者福祉センター体育館で開かれます。
第2回目の今回は企業数を増やし規模を拡大したい考えです。
13日は伊那商工会議所副会頭で中央アルプスビジネスフェア実行委員会の川上健夫委員長らが記者会見を開き概要を説明しました。
ビジネスフェアは上伊那の産業の情報発信や商談の場にしようと開かれています。
去年は、金属加工や電気、電子機器などの製造業を中心に74社が参加し、2日間でおよそ1500人の来場者があったということです。
今回は、規模を拡大し100社の参加を目指し、県内外にに参加を呼び掛けます。
実行委員会では各企業が技術や情報を共有し生かすことでビジネスチャンスが広がるものと期待しています。
ビジネスフェアは来年3月7日8日の2日間、伊那勤労者福祉センター体育館で開かれます。
出店企業のプレゼンテーションの他、若手人材の育成や雇用を目的としたリクルート講演会なども予定しています。
参加企業の申し込みは、現在地元の商工会議所や商工会で受け付けています。
実行委員会では製造業以外の業種にも参加して欲しいと話しています。 -
羽広かぶの収穫はじまる
長野県の「信州の伝統野菜」に認定されている羽広菜かぶの収穫が伊那市西箕輪で始まりました。
13日は、地元農家でつくる羽広菜生産加工組合のメンバーおよそ20アールの畑で収穫作業を行いました。
組合では羽広菜かぶの栽培から加工まで行っていて、今年は平年並みの4トンの収量を見込んでいます。
今年は暑い日が続き心配されましたがその影響もなく出来は良いということです。
収穫した羽広菜かぶは、みはらしファーム内にある加工施設に運び込まれます。
水洗いしたかぶは、酒粕や味噌などを合わせたものと漬けていきます。
このまま20日ほど置くとかぶから水分が出て味がしみ込むということです。
作業は12月中旬まで行われみはらしファームの直売所などで1袋300円で販売されます。 -
高齢者宅を訪問「火の用心」
秋の全国火災予防運動にあわせ、伊那消防署は、高齢者宅を訪問し火災予防を呼び掛ける訪問指導を1日から行っています。
9日は、伊那市中央の78歳の独り暮らしのお年寄り宅を訪問し、火災報知器や消火器の設置状況などを確認しました。
訪問指導は、伊那市と南箕輪村の75歳以上の独り暮らしの高齢者宅100軒を対象に、民生委員や消防団の協力を得て行うもので11月末まで行われます。
消防署員は、「火を使っているときはその場を離れないようにしてください。」などとアドバイスしていました。
この取り組みは、火の取り扱いが増えるこの時期に、伊那と高遠消防署が毎年行っています。 -
高遠消防署に防火看板を設置
秋の全国火災予防運動に合わせ伊那市の高遠消防署に高遠高校の生徒が手掛けた火災予防看板が設置されました。
6日は高遠消防署で看板がお披露目されました。
製作したのは高遠高校美術コース専攻の1年生12人です。
看板は縦1.8メートル、横は3.6メートルで9月から制作に取り組んできました。
看板には火災の原因となっているタバコの不始末などに注意を呼びかける絵が描かれています。
看板を製作したある生徒は「防火に対する意識が高まれば」と話していました。
高遠消防署管内では11日現在、去年より4件多い9件の火災が発生しています。
高遠消防署では「火の取り扱いが多くなる時期なので注意をしてほしい」と呼びかけています。
高遠高校の製作した看板は11月いっぱい設置されることになっています。 -
竜北保育園で園児の作品などを展示
伊那市の竜北保育園で園児の作品などを展示した秋の作品展が12日から始まりました。
園内には、園児の作品などおよそ100点が展示されています。
竜北保育園では、園児の作品を保護者などに見てもらおうと初めて作品展を開きました。
このうちリズム室には年長園児の描いた等身大の自画像が飾られています。
竜北保育園秋の作品展は17日土曜日まで開かれていて、事前に申し込みをすれば誰でも見学ができるということです。 -
農作物の実り祝う
農産物の実りを祝う、みはらしまつりが3日、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで行われました。
みはらしまつりは、農産物をPRするイベントとして毎年開かれているもので野菜や果物を使ったゲームが行われました。
会場に新鮮な農産物を積んだトラクターや軽トラックが登場すると集まった人たちがまわりを囲んでいました。
これは500円でビニール袋に果物・野菜詰め放題のイベントで、長ネギや白菜、じゃがいもなどが用意されました。
参加した人は次から次に袋に詰め込み、さらに体を使ってあふれんばかりの農産物を持ち帰っていました。
他にむいたリンゴの皮の長さを競う、ゲームでは参加者がナイフを使ってできるだけ細く皮をむいていました。
これまでの記録は2メートル35センチだということで、参加者は記録更新を目指していました。
制限時間になると、専用の計測器を使って皮の長さを計っていました。
今年の優勝記録は1メートル85センチで記録更新とはなりませんでしたが、優勝者は賞品を受け取り喜んでいました。
この日会場には多くの人が訪れ賑わいをみせていました。 -
春近神社で七五三詣
15日の七五三に合わせ、伊那市東春近の春近神社で10日、七五三詣が行われました。
10日は家族連れが神社を訪れ、子どもの健やかな成長を祈願しました。
春近神社では、毎年11月15日に近い週末に七五三詣を行っています。
訪れた人たちは、巫女から教わった通りの作法で神事を行い、子供の幸せを祈っていました。
ある家族は、「これからも健康で元気よく育っていってほしい」と話していました。
花畑樹彦宮司は、「豊かな実りの秋にお参りに来てくれた皆様にいいことがあるように祈りました」と話していました。 -
内藤とうがらし料理セミナー
高遠藩主内藤家が新宿で育てていた内藤とうがらしを使った料理セミナーが11日、伊那市高遠町の高遠閣で行われました。
料理セミナーは、伊那市高遠町の飲食店店主らでつくる高遠版内藤とうがらしプロジェクトが開いたものです。
11日は、内藤とうがらしの普及を図るとともに料理の活用法を学んでもらおうと一般を対象にセミナーを開きました。
講師を務めたのは東京都在住で料理研究家の宮崎里恵さんです。
紹介された料理は、ラー油をかけた長いもの豚肉巻、混ぜごはん、とうがらし入り餡子のクレープの3品です。
内藤とうがらしは、中程度の辛みを持ち、葉が大きいことから葉唐辛子としても利用できるということです。
訪れた人たちは、作り方などを教わりながら、それぞれのメニューを味わっていました。
内藤とうがらしは江戸時代、現在の新宿御苑一帯に下屋敷を構えた高遠藩主内藤家が屋敷内で栽培していたとされています。
3年前から新宿区四谷地区協議会がこの内藤とうがらしを使った地域活性化の為のプロジェクトを進めていて高遠町でもこのプロジェクトに取り組もうと今年1月に会を立ち上げました。
高遠版内藤とうがらしプロジェクトでは、今後、料理以外の活用方法についても検討していきたいとしています。 -
JA上伊那まつりでフォトコンテストの写真展示
JA上伊那まつりが10日から始まり、本所会場では一般から募集したフォトコンテスト2012の応募作品が展示されています。
会場には37人から寄せられた88点が展示されています。
最高賞のJA上伊那組合長賞に選ばれた駒ケ根市赤穂の井口眞吾さんの作品は、上伊那駒ケ根特産「西瓜苗の定植」です。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、優秀賞に伊那市西町の飯島奈美子さんの作品「たくさんとれたよ」が選ばれています。
佳作に選ばれたのは伊那市荒井の向山世男さんの作品「今年もよい柿が出来た」と、伊那市富県の小林兼久さんの作品「案山子に見詰められ!」です。
入選に選ばれたのは伊那市山寺の伊藤好幸さんの作品「大豊作」と、伊那市西春近の酒井幸一さんの作品「つい本気になってしまう?」です。
特別賞に選ばれたのは伊那市富県の鹿野茂子さんの作品「力を合はせ」です。
会場には地元産の農産物や加工品が並び、訪れた人でにぎわいました。
上牧会場では、昭和20年代の発動機などが展示されました。
昭和8年のものもあり、大きなエンジン音を響かせていました。
JA上伊那まつりは11日まで開かれています。 -
伊那市中央区の古川枯渇
伊那市中央区を流れる古川が枯渇し、地域住民が不安を訴えています。
中央区を流れる古川は枯渇し、川底には、死んだ魚の姿が数多く見られます。
わずかに残った水たまりには、行き場を失った魚が溢れていました。
古川は、伊那市野底を基点に、中央区を通って天竜川につながっています。
夏は農業用水として活用され、60センチほどの深さがあり、冬には、15センチほどの水位を保っていました。
しかし、今年は、10月上旬から水が少なくなり、2週間ほど前からほとんど水がなくなりました。
これまでになかった事態に、地域住民にも不安が広がっています。
中央区では、天竜川上流河川事務所、伊那建設事務所、伊那市などに、対策を求める書面を、提出する予定です。 -
志茂田景樹さんが手良小で講演会
作家やタレントとして活動をしている、志茂田景樹さんの講演会が日、伊那市の手良小学校で開かれました。
手良小学校の体育館には、児童や保護者、地域住民などが集まり、志茂田さんの講演に耳を傾けました。
志茂田さんは、1940年生まれの72歳。直木賞受賞作家で、タレントとしても知られています。
1999年からは絵本の読み聞かせ活動を行っていて、これまでに1500回以上行ってきたということです。
志茂田さんは「いろんな場所で読み聞かせをしたが1500回もやった気がしない。それは、行く先々での出会いや感動があるからだと思う」と話していました。
講演会の中では、読み聞かせグループのメンバーで、子どもタレント鈴木福君の祖母の川村利美さんと一緒に読みきかせを披露しました。
川村さんの箏の演奏をバックに志茂田さんが絵本を読んでいました。
会場を訪れた人たちは、志茂田さんの情感たっぷりの読み聞かせに耳を傾けていました。 -
結婚式で美術館を活用
伊那市観光株式会社が運営する高遠さくらホテルは、ローズガーデンウェディングに続く新たな取り組みとして10日、初めてミュージアムウェディングを、信州高遠美術館で行いました。
この日は、信州高遠美術館で人前結婚式が行われ、高遠町の大川勝弘さんと、松本市出身の大久保千果さんが永遠の愛を誓いました。
高遠さくらホテルでは、観光戦略の一環としてオリジナルウェディングを企画しています。
これまで伸和の丘ローズガーデンを使ったローズガーデンウェディングを企画してきましたが、高遠の名所をPRする新たな場所を探していました。
秋の紅葉が一望できるほか、日本建築甍賞の銀賞や公共建築賞の優秀賞を受賞したことがある建物ということもあり、今回、初めて高遠美術館での結婚式が企画されました。
外に高遠湖と紅葉を見ることができる開放感漂う雰囲気の中、参列した人たちは新郎新婦を祝福していました。
新婦千果さんは「開放感のある素晴らしい場所で結婚式ができて良かった」と話し、新郎勝弘さんは「良い思い出になった」と話していました。
高遠さくらホテルの浦野芳一支配人は「景色や建物の開放感が良い演出になったと思う。良い思い出となればうれしい」と話していました。
高遠さくらホテルでは、今後も地域をPRしていけるような場所でのオリジナルウェディングを企画していきたいとしています。 -
本を売って被災地支援
伊那市高遠町の高遠小学校5年西組の児童は、被災地の復興を支援しようと10日、商店街の一角で古本や中古の日用品などの販売を行いました。
会場には、子ども達が地域や高遠町図書館などに呼びかけて集めた本およそ700冊の他、中古の日用品などが並びました。
高遠小学校5年西組では、去年の4月から、被災地のために何かできないかと、総合学習で支援活動を始めました。
これまでに、アルミ缶回収などでお金を集め、宮城県石巻市に送るなどの活動を行ってきました。
去年10月に、高遠の商店街で進められている本の町プロジェクトと一緒に活動をしていこうと声をかけられ、古本の販売を企画しました。
今年夏には、支援団体を通じて知り合った石巻市の子ども達と高遠で交流をして、今まで以上に目的意識が生まれたと、担任の佐々木由利教諭は話します。
子ども達は店の外に出て、商店街を歩く観光客にも呼び込みをしていました。
ある児童は「石巻の遊び場には遊ぶものがないので、そういうものを送ってあげたい」と話していました。
この日の販売ではおよそ3万6千円の売り上げがあったということで、5年西組では、交流した石巻の子ども達に要望を聞き、必要な物を購入して今年度中に送る予定だということです。 -
上伊那創造ものづくりフェア
小中学校の技術や家庭科の授業で作った作品を展示する上伊那創造ものづくりフェアが10日から伊那市のいなっせで始まりました。
フェアにはナップサックや写真立てなど上伊那の25の小中学校からおよそ200点が出品されました。
上伊那創造ものづくりフェアは、技術や家庭科の授業で行っている内容を知ってもらおうと、小中学校の教員で作る上伊那家庭科、技術・家庭科教育研究会が毎年開いているものです。
研究会は「子どもたちの作品を通して、ものづくりは生きる力をつける上で大切であることを感じてほしい」と話していました。
上伊那創造ものづくりフェアは、11日まで伊那市のいなっせで開かれています。 -
オリンパス周辺地下水 環境基準超えなし
上伊那地方事務所は、伊那市西町のオリンパス株式会社長野事業場 伊那の周辺の地下水の水質検査の結果、環境基準を超える有害物質は見られなかったと9日発表しました。
オリンパスでは、改修工事が進められていて、今年5月に地表の一部から基準値を超えるトリクロロエチレンや鉛などの有害物質が確認されています。
上伊那地方事務所では、オリンパスからの報告を受け、今回、工場の敷地からおおむね1キロ以内にある井戸14か所について水を採取しました。
水質検査は、県の機関で実施され、トリクロロエチレンや鉛など7つの有害物質について行われました。
検査結果、水を採取した14全ての井戸から、環境基準を超える有害物質は見られなかったということです。
オリンパスでは「近隣の方々には迷惑をかけ申し訳ありませんでした。敷地内の汚染土壌については、法律にのっとりしっかり対応していきたい」とコメントしています。 -
「一方的に幕を下ろすことなく・・・」
9日長野市で開かれたリニア新幹線建設促進長野県協議会の総会で、上伊那地区期成同盟会の会長として出席した白鳥孝伊那市長は、飯田線の駅の無人化計画を進めるJR東海に対し「一方的に幕を下ろすのでなく、地域の意見を聞く姿勢をもってもらいたい」と要望しました。
長野市で開かれた長野県協議会の総会には、来賓としてJR東海の宇野護常務執行役員が招かれ、飯田線の駅の無人化は、「飯田線を維持するうえでやむを得ない」とあいさつしました。
阿部知事は、冒頭のあいさつで、「リニア建設は地域の理解が不可欠。飯田線に関しても真摯な対応をお願いしたい」とJR側に求めました。
白鳥市長は、宇野常務執行役員に対し、飯田線の駅の無人化について一方的に幕を下ろすのではなく、地域の意見を聞いて知恵を出し合う姿勢を持ってほしい」と要望しました。
JR東海では、来年4月から伊那北駅・沢渡駅・伊那松島駅など飯田線の県内12ある有人駅のうち9駅を無人化する方針を打ち出しています。 -
来夏に向けて朝顔の種取り
伊那市の富県小学校で、夏の間、グラウンドのネットいっぱいに広がっていた朝顔の種取り作業が9日、行われました。
総合学習の一環で朝顔を育てた4年生27人と、地域を朝顔でいっぱいにしようと活動している、富県朝顔街道青藍会のメンバー10人が作業を行いました。
子ども達は青藍会のメンバーと一緒にネットについた朝顔の蔓をとって種を取り出していました。
種は子ども達が育てて苗にして、来年同じ場所に植えるということです。 -
新ごみ中間処理施設 公設民営で調査へ
上伊那広域連合が進める新しいごみ中間処理施設の基本的構想について検討しているの施設整備検討専門委員会は、新施設の事業方式について、公設民営での建設・運営を前提に、企業への参入意向調査や公設民営方式を採用している自治体に対しアンケート調査を行います。
これは、9日開かれた専門委員会の中で案が示され了承されたものです。
公設民営方式は、自治体が建設し所有するため、地元や住民から信頼を受けやすい他、運営を民間に委託することで競争原理が働きコスト縮減を実現できるなどのメリットがあるとしています。
調査は、今回の事業と同規模程度の施設運営に実績のあるプラントメーカー5社程度を選び、事業を実施する期間や内容、事業への関心など9項目について質問します。
他に、公設民営方式を導入した際の課題を把握するために、この方式を導入して1年以上が経過している5つの自治体に対し、事業者選定時の課題や当初の要求水準を満たしているかなど、4項目について調査するということです。
11月末までにアンケートを送り、来年1月下旬に委員会で結果を報告する予定です。
委員会では、今年度中に事業方式の方針を決め、上部組織の廃棄物政策審議会と上伊那広域連合に報告したい考えです。 -
伊那市高齢者クラブ連合会 「仲間づくり活動」で表彰
平成20年から会員数が増加しいてる伊那市高齢者クラブ連合会は、その活動が評価され、全国老人クラブ連合会の「仲間づくり活動」部門で活動賞を受賞しました。
8日、池上弘祥会長ら役員4人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。
伊那市高齢者クラブ連合会には、現在、56クラブ2,690人が加盟しています。
平成20年から毎年、区や地区社協、民生委員に、高齢者クラブの立ち上げを呼び掛け、クラブ数、会員数を増やしてきました。
平成20年には43だったクラブ数は年々数を増やし、今年は、高遠町の4クラブ、長谷と手良からそれぞれ1クラブが新たに加盟し、56クラブとなりました。
白鳥市長は、「お年寄りの皆さんは地域のことを一番知っている。その知恵を次の世代に引き継ぐことをこれからの大きな仕事として頑張ってもらいたい」と話していました。 -
11月8日は「いい歯の日」竜西保育園で歯科指導
11月8日は、いい歯の日です。歯科衛生士を目指している公衆衛生専門学校の学生が伊那市の竜西保育園を訪れ、園児に歯の磨き方を指導しました。
この日は、伊那市荒井にある県公衆衛生専門学校の2年生15人が竜西保育園を訪れ、園児に歯の磨き方を指導しました。
公衆衛生専門学校では、11月8日のいい歯の日に合わせて歯科保健指導実習を行っていて、竜西保育園での実習は今年で2年目です。
歯ブラシの持ち方を全員で確認した後、学生らは、奥から手前に磨いていくように園児に指導していました。
専門学校の学生が台本を作った紙人形劇では、食べた後は歯を磨くこと、全部の歯をきれいに磨くこと、好き嫌いしないで食べることの3つの約束を守って健康な歯をつくりましょうと、園児たちに呼びかけていました。
公衆衛生専門学校では、「小さなうちから毎日の生活の中で虫歯予防を心がけてもらいたい」と話していました。 -
地蜂 女王蜂の人工越冬始まる
7日は二十四節気の一つ、立冬。冬の気配が感じられる頃とされています。地蜂の女王蜂も冬を越す準備を始めました。
伊那市西箕輪大萱の作業小屋。
伊那市地蜂愛好会では、地蜂と呼ばれるシダクロスズメバチの女王蜂を人工越冬させています。
小屋の中には、伊那市地蜂愛好会の小木曽大吉会長が先月下旬に設置した蜂の巣6個が置かれています。
日中、気温が高くなると、オス蜂が求愛の為、羽音を響かせ、女王蜂にPRをしていました。
交尾を済ませた女王蜂は、新聞紙の中や天井の隅で越冬の体制に入っていました。
ハチ追いを楽しむためにも、ハチの保護に力を入れている愛好会は、人工的に越冬させた女王蜂を山に放す活動を続けてきました。
しかし、今年の夏の猛暑は蜂の世界にも影響を与えました。小木曽会長によると、今年は、巣の大きさが例年と比べ4分の3程だったということです。これにより、巣の中にある女王蜂の卵は普段の半分とみられ、人工越冬できる女王蜂の数は、今年の春、越冬できた数の半分の5千匹程となる見込みだということです。
この作業は、来月半ば頃まで続けられ、交尾を終えた女王蜂は箱に入れられ、土の中で一冬をこします。 -
湯沢千春さん陶展
駒ケ根市在住の陶芸作家湯沢千春さんの作品展が7日から伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。
会場には茶碗や花器などおよそ50点が展示されています。
湯沢さんの作品は、釉薬に薬品を一切使わず植物の灰を使って手作りしているということで、制作時間の半分近くを釉薬づくりにかけているということです。
湯沢さんは、「陶器の温かみや草木の釉薬で作った柔らかい色合いを高遠の秋の風景と共に楽しんでほしい」と話していました。
湯沢千春 陶展は25日、日曜日まで信州高遠美術館で開かれています。 -
被災地に贈る桜の苗木をお披露目
伊那市の東部中学校の生徒は、東日本大震災で被災した宮城県仙台市の高砂中学校に桜の苗木を贈ります。
5日は、被災地に贈る苗木が全校集会でお披露目されました。
高砂中で植樹される桜の苗木は高さ2mのタカトオコヒガンザクラです。
東部中は昨年度、義援金を高砂中学校に贈ったことが縁で交流を続けています。
生徒会が中心となり今年4月に桜プロジェクトを立ち上げました。
集会には、伊那市の桜を管理する桜守3人が訪れました。
高砂中ではシンボルである桜の本が海水の影響で枯れてしまったということです。
桜守の稲辺謙二郎さんは「海水から守れるよう根を大きくした」と生徒たちに説明していました。
また、この日は高砂中に贈るビデオレターの撮影も行われました。
桜の苗木は、15日に高砂中学校で行われる式典に東部中の生徒など17人が参加し植樹されることになっています。