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懐かしい電車の模型などを展示
伊那北駅開業100周年記念事業の一環で、伊那市のタウンステーション伊那まちで13日から懐かしい電車の模型などを集めた大鉄道展が始まりました。
展示されているのは、ジオラマや80分の1の電車模型などです。
展示したのは伊那市で洋服店を営む尾崎晃一さん(69)です。
尾崎さんは、50年ほど前から趣味で電車模型などを集めています。
当時飯田線で動いていた模型を始め駅の行き先がかかれたサイドボードなど様々です。
13日は、伊那小学校の4年正組の子ども達が訪れていました。
子どもたちは、尾崎さんに質問したり、駅の中で使われていた鉄道電話で友達と話をしたりしていました。
懐かしい列車の模型などが並ぶ大鉄道展は9月25日までいなっせ前のタウンステーション伊那まちで開かれています。 -
いなっせ管理組合が訓練
万が一に備え伊那市のいなっせ管理組合は13日、救急救命講習などを行いました。
いなっせ管理組合では、毎年、春と秋に訓練を行っていて、13日は、いなっせ内の飲食店の関係者や市の職員など40人が参加しました。
指導には、伊那消防署の署員があたり訓練用の人形をつかって救急救命法について学びました。
胸の圧迫では「膝を立てて真っすぐ伸ばし自分の体重をかけてしっかり押す事」と署員からアドバイスを受けていました。
参加者達はひとつひとつの動作を確認しながら救命法について学んでいました。
いなっせ管理組合では訓練を通していつ起こるか分からない災害に備えていきたいとしています -
高遠町地区の調査結果報告
伊那市の高遠町地区で固定資産税の徴収について実際に課税すべき登記面積と課税面積に誤差があった問題で伊那市は13日調査結果を報告しました。
13日開かれた伊那市議会社会委員会協議会で、市側が議会に報告しました。
今年の4月から臨時職員2人が、相違するおよそ7000筆について法務局登記簿と旧高遠町の課税資料などを調査しました。
調査の結果、相違する土地は旧長藤村の6,998筆です。
この地区は、山林原野も含め国土調査が実施されていましたが、課税する際に調査が行なわれていない他地区との均衡を図るため、国土調査前の登記面積を課税面積としていたことがズレの主な原因と判りました。
相違する土地のおよそ95%が山林原野、およそ5%は国土調査後に山林原野から地目変更された土地で、地目の修正漏れも確認されました。
伊那市では、山林原野は、これまで通り、国土調査前の登記面積を課税面積とすること、山林原野以外の土地は、課税地積を登記地積に改めること、調査結果に基づく課税については来年度から行うなどとしています。
また、これまでの経過や調査概要などについて地元説明会を開くとしています -
伊那市上水道事業基本計画策定
伊那市は、上水道施設の統廃合や効率的な水運用を示した、上水道事業基本計画を策定しました。
計画は、12日、市役所で開かれた、伊那市議会経済建設委員会協議会で示されました。
上水道事業基本計画の計画年次は平成22年度から平成31年度で、平成37年度を目標達成年度に設定しています。
計画では、旧伊那市を区域とする伊那上水道事業と、旧高遠町を区域とする、高遠上水道事業を統合するとしています。
統合により、広域水道の有効利用や柔軟な自己水源の運用を目指します。
今回の基本計画による、事業費は、およそ60億円となっています。
伊那市では、事業実施により、施設の維持管理費の削減や職員数の削減などが投資効果として期待でき、年間およそ、2千4百万円の経費削減が見込まれるとしています。 -
南福地御柱祭 山出し
伊那市富県の南福地で7年に一度行われる御柱祭。
11日は、4本の柱を、地区の山林から里へとおろす、山出しが行われました。
南福地諏訪神社の御柱祭は、7年に一度行われ、毎回、諏訪大社の御柱祭の翌年に行われています。
この日は、およそ80人の氏子らが、集落ごとに担当する柱に分かれ、4本の御柱を山林から里へと引き出しました。
今回の一之柱は、幹の太さ、およそ130センチ、長さ、6メートルある、松の木です。
氏子ら、およそ50人は、木やりの掛け声を合図に、綱を引き、4本の御柱は、3時間かけ、里へと、無事おろされました。
南福地の御柱祭は、今月24日と25日に里曳きと建御柱が行われクライマックスを迎えます。 -
伊那市 災害時要援護者の受入に関する協定締結
伊那市は、地震などの大規模災害発生時に、支援が必要な高齢者や障がい者などの「災害時要援護者」の受入に関する協定を12日、締結しました。
12日は、伊那市役所で調印式が行われ、白鳥孝市長と市内の社会福祉施設など16団体の代表者が協定書を取り交わしました。
協定は、災害が発生し要援護者の避難が必要となった際に、市が施設に対し福祉避難所として受入の要請をするものです。
福祉避難所は、体育館や一般の避難所での生活が困難な人達のための受入施設で、介護が必要な高齢者や障がい者、妊産婦などが対象となります。
伊那市はこれまでに、伊那市社会福祉協議会が運営する4施設を福祉避難所としてきました。
今回この4施設を含む16団体28施設と協定を結ぶことで、市内の高齢者と障がい者あわせて273人の避難場所が確保されることになるということです。
白鳥市長は「万が一の際に行き場所がないという事態にならないよう、今後も行政と施設が連携して弱者の救済を図っていきたい」と話していました。 -
十五夜に合わせて「オカラコ」づくり
伊那地域の十五夜の伝統行事、オカラコづくりが12日、伊那市西町の旧井澤家住宅で行われました。
この日は旧井澤家住宅を管理している、伊那部宿を考える会のメンバーおよそ20人が集まり、作業をしました。
オカラコは、伊那地域で十五夜に作られる伝統食で、二晩水に浸した米をすり潰して、団子状に丸めます。
伊那部宿を考える会では、この伝統行事を後世に伝えていこうと6年前からオカラコづくりをしています。
完成するとサトイモの葉の上に乗せ、旧井澤家住宅の縁側に収穫した野菜と一緒に飾り付けていました。
伊那部宿を考える会の森功会長は「季節感のある素晴らしい行事。伝統は少しずつ廃れていってしまうので、後世に伝えていけるよう長く続けていきたい」と話していました。 -
東日本大震災から半年 宮城県気仙沼市の現地報告
東日本大震災の発生から半年の11日、宮城県気仙沼市の現地報告が伊那市の伊那図書館で行われました。
8月に宮城県気仙沼市を訪れた伊那図書館の平賀研也館長ら2人が報告をしました。
平賀館長は、「気仙沼市の図書館は建物が被害を受け、安全な部屋だけで業務を行っている。本を仕分けして貸し出す余裕がなく、全国から送られてくる支援の本を断っているのが現状」と話しました。
図書館の再建はまだ先の話で、インターネット上に図書館が必要とするボランティアなどが掲載されていることを紹介していました。
また、気仙沼市出身で、伊那市在住の野溝清美さんが現地報告をしました。
野溝さんは気仙沼出身者を中心とした復興支援団体、リアス気仙沼で活動しています。
気仙沼は、がれきの撤去が進んでいますが、建物など何も無くなった場所は時が止まってしまったようだと話していました。
野溝さんは、「支援は先が長い。皆さんのお力を貸してほしい」と協力を呼び掛けていました。 -
AFS高校留学生歓迎会
高校生の留学を進めているAFS長野南信支部は、8月から伊那谷で留学している外国人高校生の歓迎会を11日伊那市東春近の春近郷ふれ愛館で開きました。
震災の影響で、予定より半年遅れで、3人の留学生が伊那谷を訪れました。
マレーシアのティンさん、フランスのバティスト君、ドイツのブーカさんの3人です。
ホームステイしながらティンさんは、伊那北高校に、バティスト君は、伊那弥生ヶ丘高校に、ブーカさんは、飯田風越高校で学んでいます。
歓迎会は、ホストファミリーや、活動を支える支援者が、それぞれ手作り料理を持ち寄り、食事をしながら交流を深めていました。
フランスから来たバティスト君は、「人のことを思いやる日本人の精神がすばらしい。今回の原発事故で日本から出る外国人もいるが、あえて日本に来たかった」と話しています。
ティンさんとバティスト君は、来年2月まで、
ブーカさんは、来年の7月まで滞在し、伊那谷の文化や風土に親しみます。
AFS長野南信支部の半澤貴子さんは、「不安を乗り越えて日本にやってきてくれた子どもたちに、中身の濃い留学生活を送ってもらいたい」と話していました。
また、AFSの体験は、留学生だけでなく、受け入れる側も有意義だとして、留学生を受け入れるホストファミリーを今後も広く募っていきたいとしています。 -
フィリピン研修旅行報告会
伊那のガールスカウト長野第26団は、7月に行なったフィリピン研修旅行の報告会を11日伊那市の伊那公民館で開きました。
「暮らしは貧しくても、笑顔が輝いていたのが印象的だった」
ガールスカウト長野第26団は、7月16日から18日までの3日間フィリピンを訪問し、ごみの山スモーキーマウンテンの現状も学びました。
昨年度、ガールスカウトは、「一緒になら極度の貧困と飢餓をなくせる」をテーマに全国で活動を展開。
第26団は、継続的にフィリピンケソン市のパヤタス地区を支援している吉澤文男さんの話を聞き、自分の目で現状を確かめようと今回フィリピンを訪問しました。
現地を訪れたのは、大学生1人、高校生3人、中学生5人のスカウトたちで、報告会では、交流会の様子や感じたことなどを発表していました。 -
消防ウォークラリー
子どもたちが楽しみながら防災について学ぶ「消防ウォークラリー」が10日、伊那市のウエストスポーツパーク管理センターで行われました。
ウォークラリーは、消防署員の意見発表から採用されたイベントで、今回初めて行われました。
遊びながら消防活動を体験してもらい、子ども達に防災の意識を持ってもらおうというものです。
5人1チームで、この日は12チーム60人が参加しました。
AEDや炊き出し、消火器の使い方など、合計14ブースが設けられ、子ども達が楽しみながら防災について学んでいました。
このうちバケツリレーでは、子ども達が渡し方や並び方などより早く水を運ぶ方法を考えながら体験していました。
参加したある子どもは「とても楽しかった。この体験を役立てられるようにしたい」と話していました。
伊那消防署の武井修副署長は「みんな楽しみながら積極的に参加してくれた。この中から、災害が発生した時にリーダーになって動いてくれる人が育ったらうれしい」と話していました。 -
32度の真夏日 手良小で運動会
運動会シーズンを迎え、伊那市の手良小学校で10日、運動会が開かれました。
手良小学校の運動会は、21のプログラムで行われました。
同日の伊那市は日中の最高気温が32度で真夏日となりました。
児童は暑さに負けず、練習してきた成果を発揮していました。
3年生から6年生までが参加した騎馬戦では、相手の帽子を狙って迫力ある戦いを繰り広げていました。
上伊那地域の小学校の運動会は17日がピークとなります。 -
東部中吹奏楽部 定期演奏会に向け練習に熱
伊那東部中学校吹奏楽部の第7回定期演奏会が19日に開かれます。
東部中吹奏楽部は、今年1年生36人が入り、総勢82人の大所帯となりました。
顧問の小林孝行教諭の指導のもと、10日には演奏会で披露する歌謡曲などの練習を行いました。
第2部の最後に演奏する「AKB48メドレー」は、演奏に振り付けが加えられていて、音だけでなく目でも楽しめるよう工夫されています。
小林教諭は「早い段階から準備を進めてきたので、本番には良い演奏が届けられると思う」と話していました。
吹奏楽部の唐木彩奈部長は「自分たちも楽しみながら演奏をして、会場に来た人も楽しめるような演奏ができるようにがんばりたい。」と話していました。
伊那東部中学校吹奏楽部の第7回定期演奏会は、9月19日(月)の午後1時半から、伊那文化会館大ホールで行われることになっています。 -
エコチル調査知って 秋のエコチルフェスティバル
環境が子どもの成長や発達に与える影響を調べるエコチル調査をより多くの人に知ってもらおうと、秋のエコチルフェスティバルが10日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
会場にはおよそ80人が集まり、エコチル調査の進捗状況などを聞きました。
エコチル調査は、生活環境物質や生活習慣が子どもの成長や病気とどのように関係しているかを調べるもので、今年1月31日にスタートしました。
伊那中央病院と駒ヶ根高原レディスクリニックが対象で、3年間にわたって出産予定の調査対象者を募り、子どもが13歳になるまで調査を続けます。
10日は、エコチル調査甲信サブユニットセンター長で信州大学医学部の野見山哲生教授が、進捗状況を報告しました。
上伊那地域で協力を求めるのは年間904人で、9月3日現在、妊婦373人が調査に同意しています。
野見山教授は、「エコチル調査は次世代への贈り物。成功させて、日本に、世界に調査結果を反映させたい」と話していました。 -
煙で合図 狼煙リレー
戦国時代に活用された、煙を使った通信手段「狼煙」のリレーが伊那市西春近などで10日に行われました。
午前9時、伊那市西春近にある「物見や城」と呼ばれる山で、地区住民などの手により狼煙が上げられました。
戦国時代、伊那谷では武田信玄が情報伝達のために狼煙を活用していました。
物見や城も信玄が使っていた狼煙場のひとつとされています。
狼煙リレーは、狼煙を復活させようと、また地域住民に物見や城を身近に感じてもらおうと、西春近自治協議会が行ったものです。
物見や城のほか、西春近北小と南小でも狼煙があげられました。
また同じ時間に中川村の陣場形からも狼煙が上げられ、参加者が確認していました。
狼煙は、当時と同じようにわらや杉を使ってあげられ、子ども達が煙を絶やさないよう木をくべていました。
参加した小学生は「昔の人は煙で合図を出していてすごい。とても大変だったと思う」と話していました。
西春近自治協議会の橋爪俊夫会長は「物見や城は狼煙場に使われていた歴史ある場所。こういったイベントを通じて地域がひとつになり、地域活性化に結びついていったらうれしい」と話していました。
西春近自治協議会では物見や城の活用のひとつとして、狼煙場の歴史が残る他地区とも協力しながら狼煙事業を続けていきたいとしています。 -
中尾歌舞伎 始動
伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、11月6日に秋の定期公演を行います。
2ヶ月後の本番を目指し、8日から稽古がスタートしました。
長谷中尾にある中尾座。
師匠の西村清典さんは、93歳。
西村さんを囲んで、台本の読み合わせが行われていました。
11月6日の定期公演の出し物は、「恋女房染分手綱 重の井子別れの段」。
わけあって、名乗れない母親が、わが子と悲しい別れをするという物語です。
子役は、高遠小6年の池上十五君がつとめます。
今回出演するのは、語り、三味線も含め総勢10人で、この芝居を初めて演じるのは半数の5人。
読み合わせでは、師匠自ら手本を示しながら、進行を確認していきました。
今後は、週に1回程度、稽古を重ね、11月の本番を目指します。 -
伊那弥生ヶ丘高校恒例の音楽会
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校恒例の音楽会が9日、伊那文化会館で開かれました。
音楽会では、1年生から3年生までの19クラスが、早朝や放課後を利用して行ってきた練習の成果を披露していました。
音楽会はクラスマッチ方式で行われ、審査の結果、最優秀賞には「HOZHO」を歌った3年E組が選ばれました。 -
秋桜パッチワークキルトの会の作品展
秋桜パッチワークキルトの会の作品展が9日から、伊那文化会館で開かれています。
会場には、ベットカバーなどの大きな物からバックなどの小物まで、会員30人の作品およそ100点が並べられています。
作品展は、会員の発表の場にしようとおよそ4年ぶりに開かれました。
この日に合わせ2年前から制作に取り掛かったということで、大型の作品が多くならんでいます。
中でも、娘のプレゼントとして作ったこのベットカバーは、縦横2メートル以上あります。
秋桜パッチワークキルトの会の作品展は、11日日曜日まで伊那文化会館で開かれています。
期間中、午前11時から午後2時までは、生地や小物などの販売も行うということです。 -
伊澤修二記念音楽祭 合唱団初練習
10月に伊那市で開かれる、伊澤修二記念音楽祭に向け市民合唱団の初練習が7日夜に開かれました。
この日は、市民合唱団が初めての練習に集い、パートごとに音の確認をしました。
市民合唱団には今回、伊那市を中心に諏訪や飯田から94人の応募がありました。
伊澤修二記念音楽祭では、「音楽の鑑賞・交流の場」と位置づけ伊那文化会館で行われる第2部で東京芸術大学の学生オーケストラと共演します。
曲は、12世紀のロシアを舞台にしたオペラ「イーゴリ公(こう)」で歌われる遊牧民の歌「ボロディン」です。
市民合唱団は、本番まで毎週水曜日に練習を行い、10月には、芸術大学の学生と練習を行う事になっています。
伊澤修二記念音楽祭は10月22日(土)に開かれ、市民合唱団が出演する第2部は、午後2時半から伊那文化会館で行われます。 -
白鳥市長 市長特命懇談会内規廃止の考え
伊那市の白鳥孝市長は、国、県などとの重要な懇談会で飲食費などを公費で支出できる事を定めた「内規」を廃止するとの考えを8日に示しました。
これは8日に開かれた伊那市議会一般質問で、飯島光豊議員の質問に答えたものです。
内規は、市長が特に重要と指示した、国、県などとの懇談会を「市長特命懇談会」とし、飲食費を公費で支出できる事を定めたもので、今年度策定されました。
内容は、懇談会の費用を、一人あたり1万円を上限とし、これを超える場合は個人負担とする、などとしています。
白鳥市長は、内規に基づいた公費支出があったことを認めた上で「国、県との良好な関係を保つ事は重要と考え内規を定めた。当時は一般常識の範囲内という認識で行ったが、今思えば適当ではなかった」と話しました。
白鳥市長は、内規を廃止するとし、国、県、他市町村との間で開いた懇談会について、市の基準を超えたものはないか調査を行うとしています。 -
小沢花の会が草取り
伊那市小沢の住民有志で作る小沢花の会は広域農道沿いの花公園で草取りを行ないました。
8日は、会員16人が参加し、草取りを行いました。
小沢花の会は、20年ほど前から農地にシバザクラなどを植え、花公園として整備しています。
市内の観光地として定着していて、多い年で、芝桜祭り期間中に6万4千人ほどが訪れています。
公園を管理するため、夏の間、3回ほど会員が草むしりを行っているということです。
小沢花の会の池田清和会長は「公園の花は多くの人に喜ばれていることが、会員の生きがいにもつながっている」と話していました。
花公園では、現在夏の花が見頃を迎えています。 -
伊那市福祉避難所 28施設に拡充
伊那市は、地震や豪雨など大規模な災害が起きた場合、高齢者や障害者などを受け入れる福祉避難所を、現在の4施設から28施設に拡充します。
これは8日に開かれた伊那市議会一般質問で議員の質問に白鳥孝市長が答えたものです。
伊那市は、西箕輪の県伊那養護学校を含む16団体、28施設と、災害時に施設を開放し「福祉避難所」として利用するための協定を結びます。
福祉避難所は、高齢者や障害者、妊産婦などのうち、体育館など一般の避難所での生活が困難な人達「要援護者」を受け入れます。
市ではこれまで、市社協が運営する4つの高齢者福祉施設を「福祉避難所」としていましたが、障害者施設を「福祉避難所」とするのは、今回が初めてです。
東日本大震災などを受けての対応で、28施設で、最大で270人受け入れが可能だという事です。
市では、12日(月)に協定を結び、今後は、福祉避難所での要援護者をサポートできるスタッフの確保を進めたいとしています -
竜南保園児がジャンボしゃぼん玉づくり
伊那市の竜南保育園の子どもたちは8日、大きなしゃぼん玉作りに挑戦しました。
8日は、竜南保育園の園児のほか、竜南子育て支援センターの子ども達もシャボン玉づくりに挑戦しました。
この大きなしゃぼん玉づくりを提案したのは、子どもが竜南保育園に通っている、角 美千代さんです。
大きなしゃぼん玉液は、水と洗濯のり、グリセリン、食器洗剤を混ぜて作ります。
直径30センチほどの輪も、角さんの手づくりです。
園児たちは、最初は苦労しているようでしたが、慣れてくると、次々に大きなしゃぼん玉を飛ばしていました。
年長の担任の原春美さんは、「子どもたちは、しゃぼん玉が大好きで、普通のしゃぼん玉でも遊んでいますが、大きなしゃぼん玉に、みんな大喜びです」と話していました。 -
「歩いてきた道の思い出」発刊
伊那市手良中坪の住民でつくる、中坪の歩み研究委員会は地区内80歳以上のお年寄りが人生を振り返っての証言をまとめた冊子「歩いてきた道の思い出」を発刊しました。
発刊は中坪の歩み研究委員会発足15周年記念事業としておこなわれたものです。
「歩いてきた道の思い出」は委員会が毎月発行している地域誌「中坪の歩み」に掲載されてきたお年寄りの証言をまとめたもので86人分が紹介されています。
中坪はおよそ170世帯、9つの常会があり各常会から委員を1名ずつ出し、取材から出版まで行っています。
委員会会長の高橋忠さんは、人生に戦争という厳しい時代をはさみ生きてきた人たちは様々なことを教えてくれると言います。
10年前「中坪の歩み」で自らの人生を綴った、三沢幸子さんです。
三沢さんは大正2年生まれの99歳。中坪で一番の高齢者です。
ひ孫2人を含む4世代で暮らす三沢さんは、足腰も丈夫で家族に大切にされ暮らしています。
三沢さんは20歳の時に中坪に嫁ぎ、蚕の品種改良などの仕事をしていたこと。
当時は盛んだった養蚕業が衰退していったこと。
夫が戦地から無事に戻り嬉しかったことなどを記しています。
委員会では中坪の歩みの発行をこれからも続け、地域の結びつきを深める一助にしていきたいとしています。
高橋さんは、一人一人の歴史の重みが現在の中坪の歴史を築いてきたと話しています。
中坪の歩み研究委員会による「歩いてきた道の思い出」は1冊500円で販売されています。 -
市長「外部の検討委員会の設置必要」
伊那市の白鳥孝市長は、7日開かれた、市議会一般質問で、処分できない保有地を抱える伊那市土地開発公社について、そのあり方について考える検討委員会の設置が必要との考えを示しました。
伊那市土地開発公社の保有地は約22ヘクタールで帳簿上の価格、簿価はおよそ30億円となっています。
白鳥市長は、「企業誘致の面から土地を取得してきたが、結果として多くの土地が処分できていない。」としたうえで、「市として処分に対し努力していく」と述べました。
また議員からの「公社は解散したほうがよいのではないか」との質問に対し、「現時点では明言すべき段階ではない。しっかりした検証分析をするためにも、外部の検討委員会の設置が必要だ」と述べました。
検討委員会については公社から市に対しこれまでに設置の要望が出されていました。 -
伊那市手良で早くも稲刈り始まる
秋晴れとなった7日、伊那市手良で早くも稲刈りが行われました。
伊那市手良の農家、登内里見さんが稲刈りをしました。
登内さんは、22ヘクタールの田んぼで米を育てていて、6日から稲刈りを始めました。
登内さんによりますと、今年の米の作柄は平年並みということです。
登内さんは、依頼を受けて刈り取りもするため、稲刈りは10月中旬まで続くということです。
なおJA上伊那によりますと、稲刈りのピークは23日から25日頃ということです。
今年は福島第1原子力発電所の事故を受け、県による長野県産米の放射性物質の検査が行われています。
伊那の米からは放射性セシウムは検出されず安全が確認されています。 -
社会福祉法人みおつくし会とアザレア法律事務所 社員の子育て応援宣言登録企業
伊那市御園でつくしんぼ保育園を運営する社会福祉法人みおつくし会と、西町に法律事務所を置くアザレア法律事務所は、県の制度「社員の子育て応援宣言」登録企業となりました。
5日は、つくしんぼ保育園で登録証の交付式があり、南信労政事務所の増田隆司事務所長から、つくしんぼ保育園の宮田克思園長に登録証が手渡されました。
社員の子育て応援宣言は、事業所が従業員の仕事と子育ての両立をサポートする取り組みを宣言するものです。
みおつくし会では、産休や育児休暇の取得を奨励する事などを宣言しています。
アザレア法律事務所は、子どもの学校行事に参加するための休暇制度を新たに設けました。
この制度の登録企業は、県内で123社、上伊那では12社となっています。 -
南アルプス 行方不明の女性 無事発見
5日の午前8時頃から行方不明になっていた南アルプス塩見岳のアルバイト従業員が今朝、無事に発見されました。
伊那警察署の発表によりますと行方がわからなくなっていたのは伊那市在住の大学院生、23才の女性です。
朝になり、県警のヘリの他、南アルプス北部山岳遭難救助隊などが捜索にあたりました。
警察によると女性は山荘から40分くらい下がった沢で見つかったということです。
女性は、山荘を10分位下った場所へ水汲みに出た後、足を滑らせ5メートルほど転落しました。 激しい雨や霧で方向がわからなくなり天候の回復をまって、 山荘へ戻る途中だったということです。
女性にケガはありませんでした。 -
伊那市役所 節電目標大幅クリア
伊那市は、市役所の8月の使用電力は、去年と比べ41.4パーセント削減したと6日発表しました。
伊那市は、7月から9月までの3ヶ月間、使用電力を15パーセント、ピーク時の最大電力を15パーセント削減する節電目標をたて、取り組んでいます。
伊那市の発表によりますと、7月の使用電力は、前年対比で37.8パーセントの減、最大電力は、36.5パーセントの減になりました。
8月の使用電力は、前年対比で41.4パーセントの減、最大電力は、38.6パーセントの減となっています。
8月の空調稼動日数は、去年の25日に対し、今年は10日で、約59万円の経費削減につながったとしています。
伊那市では、「9月は、厳しい残暑が予測されるが、引き続き目標達成に向け取り組んでいく」としています。 -
普通救命講習会
9月9日の救急の日を前に、箕輪消防署は普通救命講習会を4日、箕輪町文化センターで開きました。
講習会は、万が一の際に適切な対応がとれるよう、箕輪消防署が住民を対象に毎年この時期に開いているものです。
4日は、住民17人が参加し、心臓マッサージのやり方やAEDの使用法などを学びました。
指導にあたった署員は「緊急時は混乱してしまいがちだが、落ち着いてやることが大切です」などとアドバイスしていました。
参加したある女性は「仕事上年輩の方と接する機会が多いので、参加してよかった」と話していました。
箕輪消防署では、要望があれば地区行事や事業所などでも講習会を開くということです。