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ミヤマシロチョウのエサ メギの木植樹
伊那市の高遠小学校と高遠北小学校の児童は8日、入笠山で、県の天然記念物ミヤマシロチョウのエサとなるメギの木を植えました。
この日は、高遠小と高遠北小の4年生50人が、伊那市の入笠山でメギの苗木を植えました。
これは、氷河期から生存し生きた化石ともいわれる貴重なミヤマシロチョウを保護しようと、H15年から毎年行われています。
児童らは、10センチほどの穴を掘ると根を傷つけないよう丁寧に植えていきました。
指導した県自然観察インストラクターの征矢哲雄さんによりますと、昭和20年頃までは入笠山で沢山のミヤマシロチョウをみる事ができましたが、乱獲やメギの木の減少によりH15年には数匹しか確認できなかったという事です。
メギの木は高さ80センチ程まで成長すれば、蝶が卵を産み幼虫が葉を食べることができるという事で、この日植えた苗木がそうなるには、10年ほどかかるという事です。 -
家族経営協定 新規3家族が締結
農家が経営方針や役割分担などを取り決める家族経営協定の締結式が9日、伊那市役所で行われました。
白鳥孝伊那市長らの立ち会いのもと、新規の3家族が協定に調印しました。
家族経営協定は、農業に携わる家族一人ひとりが、農業に誇りを持って取り組み、魅力ある農業にするために、経営方針や役割分担、労働報酬などについて取り決めるものです。
3家族を代表して、西春近の飯島信子さんは、「家族が同等の立場で農業経営や暮らしを築いていきたい」とあいさつしました。
飯島さんは水稲や野菜を生産していて、今回、長女と協定を結びました。
伊那市農業委員会の田中哲雄会長は、「今回の調印を新たな飛躍のチャンスにしてほしい」と話していました。
家族経営協定は3月末までに上伊那地域で281組が締結していて、伊那市では今日の調印を含め74組になりました。 -
放射性物質検出されず
長野県は9日、検査の結果伊那市内で生産された野菜について放射性物質は検出されなかったと発表しました。
県は、伊那市内で生産されたブロッコリーを今月7日に採取し、検査した結果、放射性ヨウ素、放射性セシウムは、検出されなかった、と発表しました。
ブロッコリーはこれからの時期、出荷が本格化することから、検査したもので、県では農産物など引き続き定期的に検査を実施していくということです。 -
緑ヶ丘敬愛幼稚園 認定子ども園
伊那市狐島の緑ヶ丘敬愛幼稚園は、未満児の保育を行うことができる子ども園として、上伊那で初めて認定を受けました。
9日は、園庭で認定子ども園の開園式が行われました。
開園式では、風船が飛ばされたほか、鼓笛隊が演奏を披露しました。
幼稚園では0歳から2歳の未満児は預かることができませんが、県から子ども園の認定を受けると、未満児の保育を行うことができます。
緑ヶ丘敬愛幼稚園では、今年4月1日から幼稚園と保育園が一体となった幼保連携型のこども園に認定され、0歳から2歳の未満児11人を受け入れています。
式典の中で宮原 光生理事長は、「安心安全な環境を整え、健やかな子どもの育ちを支援したい」と挨拶しました。
来賓の挨拶で白鳥孝伊那市長は、「幼稚園でも未満児を預かっていただける事は大変ありがたい。」と挨拶しました。
園では、認定を受けるため、県と市の補助を受けて0歳から2歳を預かる部屋のほか給食室を増築しました。
また、新たに保育士を4人雇用しています。
子ども園の認定を受けたことで、これまで午前10時縲・時半だった預かり時間を午前7時半から午後7時まで延長することができるようになりました。
幼保連携型の子ども園の認定は、上伊那では初となっています。 -
野村陽子植物細密画夏季展
植物細密画を描く野村陽子さんの夏季展が、伊那市西春近のかんてんぱぱミュージアムで開かれています。
会場には、夏の草花を描いた作品42点が展示されています。
野村さんは箕輪町出身で、現在は山梨県の清里高原のアトリエで身近な植物をテーマに細密画を描いています。
かんてんぱぱミュージアムは、野村さんの植物細密画を展示する常設美術館で、年3、4回、作品の入れ替えをしています。
今回は、野村さんの好きな花の一つというユリの花を中心に、身近な草花を描いた作品が並んでいます。
野村さんは、「高原のさわやかな風の中で凛と咲く花々を楽しんでほしい」と話しています。
野村陽子さんの植物細密画夏季展は9月下旬頃まで、伊那市西春近のかんてんぱぱミュージアムで開かれています。 -
伊那市観光協会 誘客事業など重点
伊那市観光協会の総会が9日開かれ、今年度は誘客事業に力を入れて取り組むことが確認されました。
総会は伊那市役所で開かれ、会員が今年度の事業計画などを承認しました。
長野県が昨年度実施した信州デスティネーションキャンペーンの終了に伴い、今年度は県主体で新たな観光キャンペーン「アフター信州DC」が開催されます。
協会では、アフター信州DCを最大限活用して誘客に努めるとしています。
このほか、飯田線伊那北駅・伊那市駅開通100周年記念事業、食を活用した誘客事業などを検討していくということです。
会員からは、「協会として海外から観光客を誘致する事業を展開し、それに事業者も巻き込んでほしい」などの意見が出ていました。 -
高遠高校生徒会が義援金届ける
高遠高校の生徒会が6日、東日本大震災と長野県北部地震の義援金を伊那市に届けました。
高遠高校の生徒会役員が高遠町総合支所を訪れ、伊藤俊規総合支所長に義援金を手渡しました。
義援金は10万8349円です。
4月と5月に計5回、生徒会役員が生徒や教職員に募金を呼び掛け、3万7794円が集まりました。
また4月17日、高遠城址公園の観桜期の駐車場として開放した高校のグラウンドで募金活動をし、観光客から7万555円が集まりました。
このほか、外国人観光客から外国通貨も寄せられたということです。
伊藤総合支所長は「皆さんの想いが被災者の勇気につながると思う」と話していました。
高遠高校生徒会では、今後も募金活動を続けていくということです。 -
長野県公衆衛生専門学校の2年生 園児達に歯のブラッシング指導
長野県公衆衛生専門学校の2年生が7日、竜西保育園を訪れ園児達に歯のブラッシング指導を行いました。
7日は、2年生17人が竜西保育園を訪れ、園児およそ60人に歯のブラッシングを指導しました。
これは、6月4日から10日までの歯の衛生週間にあわせ行われたもので、保育園での指導は今回初めてです。
学生らは、園児達に分かりやすいように歯の模型を使いながら、全ての歯に歯ブラシがあたるように持ち方や磨き方を指導しました。
長野県公衆衛生専門学校の上浦環教諭は「小さいうちから正しいブラッシング方法を身に付け、歯を大切にしてほしい」と話していました。 -
入笠牧場に牛を放牧
伊那市高遠町の入笠山にある標高1,800メートルの牧場に8日、牛が放牧されました。
夏の期間、放牧することで牛の足腰を丈夫にし、畜産農家の負担軽減を図ることがねらいです。
この日は、上伊那や下伊那、諏訪地域の30の農家から50頭の牛が持ち込まれました。
牛は、生後2か月から2歳くらいの乳牛で、JAの職員などが体重測定や、健康診断、病期の予防注射などを行いました。
今年は、雪の影響で牧草の伸びが遅く、例年より1週間ほど遅い放牧です。
牛は9日にも持ち込まれ、8月の中間検査で健康診断を行い、10月に各農家へ返されます。 -
食材提供の地元農家に感謝
手良小学校では給食の食材を提供してくれている地元農家を招いて共に給食を食べ、感謝の気持ちを伝えています。
これは食材を提供してくれている地元農家と交流することで、食の大切さを学び、感謝の気持ちを育もうと行われているものです。
8日は、伊那市手良の農業、池上義博さん、みどりさん夫妻が招待され、児童らとともに給食を味わいました。
8日のメニューにも池上さん夫妻がつくったアスパラガスが使われていました。
児童らは、池上さん夫妻と楽しそうに話をしながら、給食を食べていました。
手良小にはおよそ10戸の農家が食材を届けています。
8日は栄養士が農家の様子を写したビデオが給食の時間に放映されていました。
手良小では、地元農家と児童が触れ合うことで、食の大切さについて理解を深めてもらいたいと話しています。 -
伊那中学校で袋式トイレの使い方の説明会
6月20日に西駒ヶ岳への集団登山を予定している伊那中学校で7日、袋式トイレの使い方の説明会が開かれました。
説明会は、山の環境保護の取り組みについて生徒達に知ってもらおうと、西駒山荘を管理する伊那市観光協会が開いているものです。
西駒山荘では、山の環境を守ろうと平成13年に袋式のトイレを取り入れています。
7日は、.管理人の宮下拓也さんが伊那中学校に出向き、実際に袋式トイレを見せながら使い方の説明をしました。
宮下さんは「山では水が貴重な資源。その水を汚さないようにすることが大切」と話していました。
説明会は、西駒山荘の利用を予定している中学校を対象に6月27日まで開かれます。 -
伊那東保育園の園児 園の庭で乗馬を体験
伊那市の伊那東保育園の園児達は7日、園の庭で乗馬を体験しました。
7日は、伊那東保育園の年少から年長園児およそ50人が乗馬を体験しました。
乗馬体験は、JA青壮年部手良支部が子ども達に農業や酪農などを体験してもらうチャイルドファーム21活動の一環として、行っているものです。
7日は、JA青壮年部手良支部の部会員で酒井牧場を経営する酒井秀明さんらが、園児達に乗り方など指導をしていました。
園児達は2人ずつポニーにまたがると、1週50メートルほどの距離をまわりました。
JA青壮年部手良支部の白鳥史明支部長は「子供達が動物に触れる機会が少なくなってきているので、今後もこのような機会をつくっていきたい」と話していました。 -
90万円騙し取られる
伊那市内の60歳男性がオレオレ詐欺にあい、現金90万円を騙しとられました。
伊那警察署の発表によりますと、5日の午後9時頃、長男を名乗る男の声で、自宅にいた男性のもとへ「携帯が故障した」「電話番号を変えた」との電話がありました。
翌日の6日に、再び長男を名乗る男から「経理の友達と会社の浄水器を勝手に売ってしまった」「今日、会社に監査が入って外に出られない。後で返すので90万円振り込んで欲しいと言われ、男性が市内の金融機関のATMで指定された個人名義の口座に90万を振り込みました。
その後、帰宅した長男に話をしたところ騙された事がわかり伊那署に届け出ました。
伊那署管内で、現金をだまし取られた事件は今年に入り2件目です。
伊那署では、家族で合言葉を決める、急な現金の振り込みを要求する電話は、まず振り込め詐欺を疑うなど注意を呼び掛けています。 -
教諭暴行 中学生逮捕
伊那警察署は、男性教諭に暴行を加え全治6週間の怪我を負わせたとして伊那市内の中学生を7日の朝、逮捕しました。
伊那警察署の発表によりますと逮捕されたのは伊那市内の男子生徒15歳です。
調べによりますと先月19日、男性教諭から真面目に掃除に取り組んでいないと注意されたことに腹を立て男性教諭の、ガン面を殴るなどの暴行を加えました。
男性教諭は、鼻の骨を折るなど全治6週間の怪我を負いました。
男子生徒の中学校では、その日に被害届を出し伊那警察署で詳しい状況を調べていましたが、傷害の容疑が固まったことから今朝、男子生徒を逮捕しました。 -
ブロッコリーの収穫 本格化
上伊那地域では、ブロッコリーの本格的な収穫作業が始まっています。
今年は、5月の低温の影響もありましたが品質は例年並みということです。
伊那市大坊の小池正さんの130アールのブロッコリー畑では収穫の最盛期を迎えています。
小池さんは、15年前からブロッコリーを栽培しています。
収穫作業は、鮮度が落ちないよう気温が低い朝と夕方に行われています。
現在、小池さんは4キロのケースを1日100ケースほど南箕輪村の上伊那広域野菜選荷場に出荷しています。
選荷場には、朝から生産者が箱に入ったブロッコリーを次々と軽トラックで運びこんでいました。
運び込まれたブロッコリーは鮮度を保つため氷詰めされます。
JA上伊那によりますと、昨年度の上伊那のブロッコリーの生産量はおよそ500トンで佐久、諏訪に続いて県内では3番目に多いということです。
現在は、一日2000ケースが名古屋や関西方面に出荷されています。
出荷作業は6月いっぱい行われることになっています。 -
伊那中央病院で防災訓練
伊那市の伊那中央病院で6日、防災訓練が行われました。
伊那中央病院では毎年この時期と秋に防災訓練を行っています。
訓練は、研修棟3階の部屋から出火し4人のけが人が出たとの想定で行われました。
病院内に災害対策本部が設置され、各職員が自分の持ち場へ行き情報伝達などの役割を確認しました。
職員達は、運ばれてきた怪我人に対して、応急手当の処置などをしていました。
訓練では他に、ベランダからの放水訓練なども行われました。
伊那中央病院では秋にも防災訓練を予定しています。 -
荒井区少年少女球技大会
伊那市荒井の小学生を対象にした球技大会が4日、伊那小学校のグラウンドで開かれました。
この日は荒井区の11常会から、およそ170人の子ども達が参加してキックベースをしました。
これは、球技を楽しみながら子ども同士学年の枠を越えて交流を深めてもらおうと、34年前から開かれています。
この日は、地区ごと9チームに分かれて試合を行いました。
子ども達はチームメイトに声援を送るなど、元気よくキックベースをしていました。
荒井区の武田治区長は「子ども同士外で遊ぶことが減っている。地区の行事を通して交流を深めてもらいたい」と話していました。 -
下水道汚泥から放射能検出されず
伊那市は6日、下水道汚泥の放射能濃度の測定結果を発表しました。
それによりますとヨウ素、セシウム、ともに検出されませんでした。
伊那市によりますと、測定した場所は、伊那浄水管理センターで、対象は、脱水汚泥です。
測定した業者は東京ニュークリアサービス株式会社つくば開発センターで、汚泥の採取日は5月26日です。
結果はヨウ素、セシムウムとも検出されなかったということです。 -
伊那市議会6月定例会開会
伊那市議会6月定例会が今日開会し、介護予防拠点施設の工事費を含む一般会計補正予算案など10議案が提出されました。
一般会計補正予算案は、約1億5千万円を追加するもので、高遠町上山田と新山での介護予防拠点施設建設工事費7千5百万円、住宅リフォーム補助に、1千5百万円などとなっています。
伊那市議会6月定例会は、14日、16日、17日に一般質問、24日に委員長報告、採決が行われます。 -
西箕輪公民館通学合宿はじまる
5泊6日の日程で行われる西箕輪公民館の通学合宿が6日から始まりました。
通学合宿は、西箕輪小学校の児童が公民館に泊って共同生活をしながら学校に通うという取り組みで、今年で7年目です。
今年は、西箕輪小学校の高学年の児童38人が参加しています。
通学合宿では、自分達で協力しながら食事を作ったり勉強などをします。
テレビやゲーム、家族との電話は一切禁止です。
通学合宿では毎年、信州大学農学部の学生がスタッフとして協力していて、子ども達と宿泊をするなどして交流します。
初日となった6日は、グループに分かれて夕飯をつくったり、キャンプファイヤーなどをして交流しました。
キャンプファイヤーでは、火を囲んで自己紹介をしました。
通学合宿は10日までで子ども達は学校に通いながら共同で生活を送ることになっています。 -
東春近小4年生 カヌー体験
伊那市の東春近小学校の4年生は6日、長谷の美和湖でカヌー体験をしました。
子供たちは、15槽のカヌーに数人ずつ乗り込み、湖に漕ぎ出しました。
東春近小の4年生は、1年前から、総合学習の一環で、カヌーで水辺の観察等を行っています。
今年は、先月から1か月かけ、地元のカヌー愛好家グループや保護者などの協力を得て、カヌー2槽を作りました。
この日は、子供たちが作ったカヌーの初乗りも行われました。
最初は、思うように、カヌーを進める事ができませんでしたが、時間がたつにつれ、パドルを上手に使い、カヌーを進めていました。
子供たちは、今後、長い距離を移動できるよう、美和湖で練習をする計画です。 -
電力・エネルギー問題等対策特別委員会 設置
伊那市議会は、東日本大震災や福島第一原発の事故、浜岡原発の停止措置を受け、新たに、電力・エネルギー問題等対策特別委員会を、6日、設置しました。
委員会の設置については6日開会した市議会6月定例会で、伊藤泰雄議長が提案、全会一致で決まりました。
委員は、市議会各会派の代表、7人で構成され、任期は来年3月までを予定しています。
伊那市の節電対策や、新エネルギー施策の推進、震災被災地の支援について、調査、研究を行います。
今日は、初めての委員会が開かれ、指名推薦により飯島進議員が委員長に選ばれました。
飯島議員は、「電力の問題は経済や生活と密接している。研究を行い、伊那市に提言を行うとともに、よりよい節電対策を考えていきたい」と話していました。
特別委員会では、15日、伊那市の電力事情や、原子力発電所について勉強会を開く事にしています。 -
オフロードバイクレース
オフロードバイクの2時間耐久レース「スーパーエンデューロ・イン天竜」が5日、伊那市の天竜川の中州に設けられた特設会場で行われました。
県内をはじめ関東や関西からバイク90台がエントリーし4つのクラス別でレースが行われました。
大会は、地元のバイク店有志でつくる実行委員会が毎年行っていて今年で25回目です。
今回は東日本大震災義援チャリティー大会として行われ、募金箱が置かれました。
レースは、一周1.4キロの坂道やカーブのあるコースを2時間でどれだけ多く回れるかを競うものです。
坂道をさっそうと登り切り、上位争いをするライダーのかたわらで急な坂を登りきれず自力でバイクを押すライダーの姿も見られました。
観戦に訪れた人達は、目の前を走り抜けるライダーに声援を送りながら迫力あるレースを楽しんでいました。 -
トンボの楽園で整備作業
伊那市富県新山のトンボの楽園の整備作業が、5日行われました。
作業には地元住民でつくる新山山野草等保護育成会のメンバーや伊那市の職員など30人が参加し、草刈りなどの作業を行いました。
育成会では、トンボの生息しやすい環境をつくるため毎年、この時期と秋に整備作業を行っています。
作業では、観察用の道を新たに24メートル増設したほか、育成会の婦人部のメンバーがトンボの楽園の東側の花壇にマリーゴールドなどの苗を植えました。
トンボの楽園では、先月20日頃ハッチョウトンボの羽化が確認されました。
日本最少トンボと言われるハッチョウトンボは、体長およそ2センチで、草がある湿地帯を好むということです。 -
日本の伝統芸能に触れる
東南アジアの国、東ティモールの学生が5日、伊那市長谷の中尾座を訪れ日本の伝統芸能に触れました。
これは、伊那市高遠町出身の北原厳男さんが東ティモール大使を務めていることが縁で、友好関係を築こうと、今月2日から伊那市を訪れています。
5日は、東ティモールの高校生や大学生13人が伊那市長谷の中尾座を訪れ、この地区に伝わる農村歌舞伎「中尾歌舞伎」について学びました。
実際に、歌舞伎で使われている弁慶の衣装を、中尾歌舞伎保存会のメンバーから着せてもらい記念撮影などをしていました。
衣装を着た学生は、「すごく不思議な気分。貴重な経験になった」と話していました。
最後に全員で、歌舞伎のおわりに客席に舞台から挨拶をする口状を日本語で読みあげました。
東ティモールの訪問団は7日に帰国することになっています。 -
伊那市大学ラグビー 慶応対同志社
第15回伊那市大学ラグビー招待試合、 慶応義塾大学 対 同志社大学の一戦が5日、伊那市陸上競技場で行われました。
黄色と黒の慶応大学ラグビー部は、創部して113年。紺色とグレーの同志社大学ラグビー部は、創部して101年と、今年は、伝統校の対戦となりました。
両チームの関係者によると、公式戦以外で、慶応と同志社の対戦が最初に行われたのは明治45年で、今回で96回目の対戦になるという事です。
スタンドには、およそ1600人が詰めかけ、大学トップレベルの試合を楽しんでいました。
試合では、両チームとも、ボールをテンポ良く回すラグビーを行い、互角の戦いを見せていました。
試合の結果、慶応義塾大学が、36対29で勝利しました。
観戦したある高校生は「スピード、パワーとも段違い。生で見る事が出来、良い経験になりました」と話していました。 -
上伊那母親コーラス交歓会
上伊那母親コーラス交歓会が伊那市の伊那文化会館で4日開かれ、18団体が歌声を響かせました。
上伊那母親コーラス交歓会は、各地で活動している団体が日頃の成果を発表し、親睦を深めようと年1回開かれていて今年で38回目です。
4日は上伊那の6市町村から18団体およそ320人が出演しました。
ステージでは、それぞれの団体が2曲から3曲を発表しました。
そろいのステージ衣装に身を包み、会場いっぱいに息の合った歌声を響かせていました。
実行委員長の池上英子さんは、「交歓会に出るために練習を積み重ねてきた団体もあり、このような場でお互いに向上していきたい」と話していました。 -
ローメンの日 ローメンズクラブ加盟店賑わう
6月4日はローメンの日です。
伊那市内の飲食店では、ローメンが1杯400円で提供され、多くの人で賑わいました。
伊那市前原の「萬楽」には、昼時になると多くの人が訪れローメンを注文していました。
市内を中心におよそ30の飲食店などで作る伊那ローメンズクラブでは、6月4日を「蒸し麺」の語呂合わせからローメンの日としています。
この日は、1杯600から700円のローメンが、1杯400円で提供され、100円値引きのサービス券もプレゼントされました。
萬楽では、店内に入りきれない客が、この日だけ特別に設置された屋外のテーブルでローメンを食べていました。
萬楽店主でローメンズクラブ会長の正木金内衛さんは「ローメンの日をきっかけに、知らない人にもローメンを知ってもらえたらうれしい」と話していました。
店を訪れたある男性は「ローメンの日だとは知らなかったが、いつも食べているローメンが安く食べられて良かった」と話していました。 -
合併5周年高遠地区記念事業
旧伊那市、高遠町、長谷村の合併5周年を祝い、合併5周年高遠町地区記念事業が4日、伊那市高遠町の総合福祉センターで開かれました。
会場には高遠の地区住民を中心におよそ270人が集まりました。
これは、合併5周年を祝うとともに、これまでの5年間を振り返ろうと、住民でつくる記念事業実行委員会が開いたものです。
式典では意見発表が行われ、3人が日頃の活動について発表しました。
高遠で観光ボランティアガイドを務める小田中一男さんは、案内をしていて聞いた声などについて話ました。
小田中さんは「他の地域から来る人にとって魅力であることが、地元住民にとって当たり前ではいけない。地域の本当の魅力をきちんと後世に伝えていかなくてはならない」と話していました。
また、将来の夢の発表では、高遠小6年の堀川真央さんと高遠北小6年の古村奈津香さんが「看護師になりたい」「メイクアップアーティストを大好きな高遠でやりたい」と発表していました。
記念事業実行委員会の伊東義人委員長は「この5年間で高遠地区の住民の意識もだいぶ変わった。地域の特性を活かしてさらに良い地域にしてもらいたい」と話していました。
白鳥孝伊那市長は「地域に住みたいと言ってくれる子ども達がもっと増えるよう、良い地域づくりをこれからもしていきたい」と話していました。
実行委員会では「記念事業をきっかけにより良い地域にしていきたい」としています。 -
伊那バラまちフェスタ
花と音楽のまちづくりをテーマに伊那市の中心商店街で開かれている伊那バラまちフェスタのオープニングセレモニーが4日、通り町のセントラルパークで開かれました。
この日は、伊那うたごえ喫茶実行委員会のメンバーがセレモニーに合わせてバラにちなんだ曲を歌いました。
伊那バラまちフェスタは、中心市街地再生協議会が、活性化を目指して開いているものです。
山寺から西町までのおよそ1キロに350鉢70種類のバラが並べられています。
セレモニーに訪れた人たちは、歌詞カードを見ながら演奏に合わせて口ずさんでいました。
イベントを中心として進めるバラ咲く街角委員会の中村弘人委員長は「バラは咲いたら綺麗だが、次の年はさらに綺麗になる。年々良くなるバラを見に多くの人が商店街に出てきてくれたらうれしい」と話していました。
またこの日はバラづくり入門教室が開かれ、アルプスバラ会の春日千定さんが指導していました。
伊那バラまちフェスタは、30日木曜日までで、市街地に並んだバラの見頃は6日からの週になりそうだということです。