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雑穀プロジェクトin伊那2010
機能性の高い食品として注目されている雑穀を使った料理教室が31日、伊那市長谷で開かれました。
料理教室には、伊那市を中心に約30人が参加し、粉状にしたアマランサスとタカキビを使いスイーツ2品を作りました。
教室は伊那市が主催する雑穀の振興イベント「雑穀プロジェクトin伊那」の一環で開かれ、今回で10回目となります。
講師を務めたのは、雑穀を使ったお菓子作りの本などを出している、広島市在住の料理研究家の江島雅歌さんです。
江島さんは、「雑穀の粉だけでケーキなどを作ると、固くなってしまう場合がある。小麦粉や米の粉などとブレンドして使うとよい」といったアドバイスや、「卵や乳製品を使っていないので、アレルギーのある人も大丈夫」など、雑穀を良さを説明していました。
アマランサスの粉を使ったココア風味のケーキと、タカキビ団子のコーンクリームがけが完成すると、参加者は早速味わっていました。
ある参加者は「しっとりとした触感があり家でも作ってみたい」と話していました。
雑穀は遊休農地の有効活用や特産化による地域活性化などに期待が寄せられています。しかし、特に雑穀を粉状にした物は入手しにくいのが現状で、今後、雑穀の供給体制を整えていく事が課題という事です。 -
伊那女声コーラス 50周年記念演奏会
伊那女声コーラス創立50周年記念演奏会が、30日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
伊那女声コーラスは、昭和36年に母親コーラスの先駆けとして発足しました。
現在は伊那市を中心に40代から70代の主婦およそ30人が所属していて、定期演奏会のほか福祉施設などでボランティアの発表会を行っています。
創立50周年を迎えた今年の演奏会は、歴代の指揮者やピアニストを迎え、唱歌など21曲を披露しました。
実行委員長の上林幸江さんは「これからも美しいハーモニーを大切に、歌い続けていきたい」と話していました。 -
ソフトバレーボール 第8回PRAIA杯
ソフトバレーボールフェスティバル「第8回PRAIA杯」が、伊那市の勤労者福祉センター体育館などで、30日から始まりました。
大会は誰でも気軽に楽しむことができるソフトバレーを通じて参加者同士交流を深めてもらおうと、伊那市長谷のソフトバレーチーム「はせくらぶ」が毎年開いています。
この日は県内外から72チームが参加し、40歳以上の「トリムシルバー」と、年齢制限なしの「トリムフリー」の2部門に分かれて予選を行いました。
「トリムシルバー」の部には、女子バレーボール元日本代表の丸山(旧制:江上)由美さんや、ビーチバレーの元日本代表監督の岩本洋さんのチームが出場して試合を盛り上げていました。
松本市から参加したある男性は「広範囲からこれだけのチームが参加する大会はあまりない。いろんな地域のチームと交流できた」と話していました。
大会は31日まで開かれていて、31日は決勝リーグの試合が行われる予定です。 -
高遠城址の秋まつり 開幕
あと1週間ほどで紅葉の見ごろを迎える伊那市高遠町の高遠城址公園で、30日から「高遠城址の秋まつり」が始まりました。
この日は雨が降るあいにくの天気となり、高遠閣の中でテープカットが行われました。
白鳥孝伊那市長は「高遠町と言えば、高遠城址を中心とした桜や紅葉のある街並みが特徴の一つ。みんなで秋まつりを盛り上げていきたい」と話していました。
「高遠城址の秋まつり」は、「天下第一の桜」として知られる高遠城址公園の、秋の装いを楽しんでもらおうと開かれているもので、今年で9回目になります。
現在、ちょうど紅葉し始めたところで、去年よりも1週間ほど遅いということです。
東京都から訪れたある女性は「高遠の桜は知っていたけど、紅葉は知らなかった。少し早かったけどとても綺麗」と話していました。
高遠城址公園の紅葉の見頃は11月6日頃になりそうです。
まつり期間中公園内では、菊の展示や、クラフト作家による手作り作品の販売などが行われます。
また13日からは、高遠から岐阜県高山市までの、国道361号沿線地域の麺料理を楽しむことができる「山麓一の麺街道フェスタ」も開かれることになっています。 -
みはらしの湯がりんご風呂
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は、今日から露天風呂で「りんご風呂」を始めました。
浮いているりんごは、地元農家が収穫した西箕輪産のジョナゴールドなどです。
このりんご風呂は、11月7日まで楽しむことができます。 -
西春近で初 新そばまつり
伊那市西春近のそば打ち愛好家でつくる「春近そばの会」が30日、初めての新そばまつりを開きました。
新そばまつりは、JA上伊那西春近支所の旧店舗で開かれ、地域住民が手打ちの新そばを味わっていました。
まつりは、昔は宿場町として栄えた西春近沢渡地域を再び活性化させ、区全体を盛り上げようと開かれました。
まつりを計画した「春近そばの会」は、そば打ちの技術向上のため月1回の例会でそばを打ち、皆で味わって勉強しながら交流を深めています。
この日は、日頃鍛えた腕前を披露し、地元でとれたそば粉を使っておよそ500食のそばを用意しました。
訪れた人たちは、地元の愛好家が打ったそばにした舌鼓を打っていました。
春近そばの会では、地域を盛り上げるため、今後もそばまつりを開きたいとしています。 -
感染症食中毒予防研修会
学校や福祉施設などの給食関係者を対象にした感染症や食中毒の発生防止研修会が26日、伊那市のいなっせで開かれました。
研修会は、ノロウィルスやインフルエンザなどが集団発生しやすい冬を前に、毎年伊那保健福祉事務所が開いているものです。
研修会は午前、午後の2回開かれ、そのうち午前の部には上伊那の学校や福祉施設で働く給食関係者およそ80人が参加しました。
研修会では、伊那保健福祉事務所の職員が感染症や食中毒、インフルエンザなどの予防対策や、発生した場合の対応について説明しました。
そのうち、食中毒の予防対策では、細菌やウイルスの増殖を防ぐため▽調理器具などを常に清潔に保つこと▽調理は手早く行い、必要以上は作らないこと▽調理する時は、食品を十分加熱すること竏窒ネどをあげていました。
また、食中毒と思われる事態が発生した場合、発症者の数や症状などを、保健福祉事務所に通報するよう呼び掛けていました。 -
伊那タクシー(株)自動車安全運転センターから表彰される
伊那市の伊那タクシー株式会社は29日、事故や違反の少ない事業所として自動車安全運転センターから表彰されました。
29日は、自動車安全運転センター長野県事務所の三村正悟所長が伊那タクシー本社を訪れ、藤澤洋二副社長に表彰状を手渡しました。
表彰は、自動車安全センターが年に3回行っているもので伊那タクシーでは初の受賞となります。
伊那タクシーが受賞したのは金賞です。
金賞は、申請した日から1年間さかのぼり、従業員数に対し事故件数が1パーセント以下、違反件数が3パーセント以下の事業所に贈られます。
県内での対象事業所は、5月から8月までに申請した146社で、そのうち金賞は5社でした。
伊那タクシーでは「社員全員が安全運転を心がけたおかげ。会社の信頼にもつながると思うので今後も続けていきたい」と話していました。 -
伊那千秋会「菊花大展示会」
南箕輪村などの菊愛好家でつくる伊那千秋会の「菊花大展示会」が、南箕輪村の大芝高原屋内運動場で開かれています。
展示会には、大輪菊や一輪挿し、盆栽菊などおよそ500点がならんでいます。
展示会は、発表の場として毎年開いているもので、今年で51回目です。
ある会員は、「今年は夏暑い日が続いた影響で開花が遅れ、花を咲かせるのが大変だった」と話していました。
総合1位の千秋会賞には松沢政文さんの作品が選ばれました。
菊花大展示会は、来月3日まで大芝高原屋内運動場で開かれています。 -
園児手作りの箸で給食
伊那西部保育園の園児が手作りした箸が完成し28日、自分の箸で給食を味わいました。
伊那西部保育園は、木の良さ、手作りの良さを知ってもらおうと、箸作りに取り組みました。
7月に園児がやすりをかけたヒノキの箸に漆が塗られ、保育園に届けられました。
漆塗りをしたのは、伊那市高遠町の宮原漆器工芸の宮原勝さんです。
宮原さんは、箸を丈夫にするために漆を2回塗ったことなど、仕上げ作業の様子を説明しました。
園児は、名前が入った自分の箸を宮原さんから受け取っていました。
この日の給食では、さっそく自分の箸を使ってご飯を食べていました。
伊那西部保育園では、今回手作りした箸を給食用の箸として毎日使っていくということです。 -
伊那東小学校6年生 街頭啓発
伊那市の伊那東小学校6年生は27日、市内の大型店で、買い物客に、防犯意識を高めてもらうための啓発活動を行いました。
伊那東小学校の6年生は、伊那警察署が小学生の防犯意識の向上などを目的に任命している、「わが家のセーフティーリーダー」となっていて、今回もその活動の一環です。
この日は、6年生50人が伊那防犯協会連合会や伊那警察署員らと共に、市内3カ所で街頭啓発を行いました。
児童らは、チラシを配りながら、車上ねらいや自転車盗、振り込め詐欺などに注意するように呼びかけていました。
伊那警察署によりますと、管内で今年1月から9月末現在で、車上ねらいや自転車盗、器物損壊などの街頭犯罪は251件発生していて、前の年の同じ時期とくらべ36件減少しているという事です。 -
西春近北小学校 枝打ちや間伐を体験
伊那市の西春近北小学校の児童は27日、地域の山林で、枝打ちや間伐を体験しました。
この日は、西春近北小学校の5年生と6年生68人が、西春近小出三区の山林で枝打ちや間伐などの森林整備を行いました。
これは、子供達が中心となって自然保護や森を育てる活動をする「みどりの少年団」の活動の一環で、森林の果たす役割を学びふるさとの自然を大切にしようと毎年行われています。
指導したのは、西春近財産区議会の議員9人です。
子ども達は「枝は、幹に一番近いところから、ノコギリの全体を使って切る」など指導を受けていました。
ある児童は「高いところの枝を切るのは、手が疲れて大変だけど、楽しい」と話していました。 -
伊那北高校90周年記念講演会
伊那市の伊那北高校の創立90周年を記念した講演会が28日、伊那文化会館で開かれました。
会場には、全校生徒と同窓会生・PTAなどあわせて930人ほどが参加しました。
記念講演会には、数学者で「国家の品格」などの著書で知られるお茶の水女子大学名誉教授、藤原正彦さんが招かれ、「これからの日本を背負う君たち」と題して、情緒力の大切さについて話しました。
藤原さんは、「情緒力」とは、人の悲しみを感じる心や、自然や芸術を美しいと感じる美的感受性で、数学や物理学などにおいても欠かせないものとしています。
藤原さんは、「日本人は、四季の変化にとんだ自然環境に培われ、『もののあわれ』や『わびさび』など世界にない美的感受性・情緒力を持っている。これが、日本の全てを支えている宝である」と話しました。
また、大きな仕事を成し遂げるために必要なものとして、野心を持つこと、執着心を持ちあきらめないこと、自分を否定せず楽観的であることの3つをあげました。
藤原さんは、「人生は、挫折の連続。それでもあきらめず努力し、成果を出す人が天才と呼ばれる人たちである」と話していました。 -
南大東島の子どもたちが交流
沖縄県南大東島の小学生6人が27日、伊那西小学校の児童と交流しました。
南大東小学校と伊那西小学校は、南大東島の特産品、青パパイヤが縁で交流が行われています。
南大東小学校から訪れた5年生の男子2人と女子1人、6年生の女子3人の合わせて6人は25日に伊那市に到着し、伊那西小学校の児童宅にホームステイしました。
27日は伊那西小学校でキノコ狩りなどをしました。
南大東島には山がないということで島の児童らは、はじめてのキノコ狩りを楽しんでいました。
会ったばかりの両校の児童ですが、すぐに打ち解けあい、交流を楽しんでいました。 -
地域づくり支援金 高遠ブックフェスが県知事賞
伊那市高遠町で本を通じて地域活性化に取り組む高遠ブックフェスティバル実行委員会は、県の元気づくり支援金の優良事業として、県知事賞を受賞しました。
27日夜は、地域づくりフォーラムが開かれ、昨年度支援金を受け優良事業を行った4団体が表彰されました。
伊那市高遠町で本を通した地域活性化イベントを行った高遠ブックフェスティバル実行委員会は、上伊那地区で唯一、県知事賞を受賞しました。
その他、伊那市の新山山野草等保護育成会など3団体が、上伊那地方事務所長表彰を受賞しました。
受賞者を代表して、高遠ブックフェスティバル実行委員会の斉木博さんは、「地域活性化にはたゆみない努力が必要。今回の表彰を受け、よりいっそう前に進んでいきたい」と挨拶しました。
高遠ブックフェスティバルは、本によるまちづくりという、日本でも始めての取り組みで、県内外から多くの人を集め、地域イメージが向上し、観光振興に繋がったと評価されています。
斉木さんは、「去年につづいて2回目となる今年は、期間を延長してイベントを行った。イベントという一過性のものではなく、高遠に来れば、いつでも本を通じたふれあいが楽しめるようなそんな地域づくりにつなげたい」と話していました。 -
「長野県みそ品評会」ハナマルキ(株)伊那工場県知事賞
第60回長野県みそ品評会で、伊那市のハナマルキ株式会社伊那工場が製造した味噌が県知事賞に選ばれました。
県の発表によりますと、69点が出品された、淡色系みそI部・漉し(こし)部門でハナマルキ伊那工場の味噌が、県知事賞に選ばれました。
長野県みそ品評会は、信州みその品質向上と醸造技術の研鑽を目的に県が開いているもので、今年は県内44社からおよそ300点が出品されました。
伊那工場の大久保尚行工場長は、「県知事賞を受賞する事ができ光栄です。これからも日々努力し、より品質の高い物を造っていきたい」と話していました。
賞状の授与式は、来月長野市で開かれる予定です。 -
ゼロ磁場の水で仕込んだあま酒発売
伊那市観光株式会社は、長谷の気の里ブランド土産品の第3弾として、ゼロ磁場の水で仕込んだあま酒を22日発売しました。
あま酒は、伊那市の宮島酒店が、ゼロ磁場の水を使い限定生産しました。
価格は、300g入りが500円、700グラム入りが1,000円です。
販売場所は、入野谷と分杭峠行きシャトルバス乗り場で、冬場は、羽広荘やさくらホテルなどの関連施設でも販売されます。
300グラム入りは、約700本、700グラム入りは、840本の限定で、売り切れしだい終わりとなります。
宮島酒店では、「ゼロ磁場の水を使ったことで、すっきりした甘みに仕上がった」と話しています。 -
伊那市の最低気温2.4度
伊那市の27日、朝の最低気温は2.4度で11月中旬並みの寒さとなりました。
長野地方気象台の観測によりますと、伊那市では、午前6時過ぎに2.4度を記録しました。
26日より2.6度、平年と比べて1.9度低くこの秋一番の冷え込みとなりました。
今朝はマフラーを巻いたり手袋をして登校する児童の姿が見られました。
27日は日中の最高気温も12.1度までしか上がらず1日を通して寒い日となりました。
長野地方気象台によりますと、この寒さは28日も続く見込みで、平年なみに戻るのは、29日になると予想しています。 -
ボランティアで落書き消し
上伊那塗装広告事業協同組合は26日、伊那市高遠町のほりでぃパーク多目的コートで、落書き消しを行いました。
組合では、毎年11月16日の「いい色塗装の日」にちなんで上伊那各地の公共物に書かれた落書き消しをボランティアで行っています。
作業には、組合員10人が参加しました。
組合員たちは、初めに落書きされた壁の表面を削ったあとペンキを塗って仕上げていました。
ほりでぃパーク多目的コートを管理する伊那市では、「公共施設なので大切に扱って欲しい」と呼び掛けています。 -
伊那市商工業振興審議会
伊那市商工業振興審議会が26日、開かれ、3つの部会を設けて商工業振興について検討していくことなどを決めました。
この日は、商工業団体の関係者など15人が委嘱され、初会合が開かれました。
商工業振興審議会は、商工業の振興や中小企業の支援などに関わる施策について審議するために設けられているものです。
この日は▽商業部会▽工業部会▽中小企業部会竏窒フ3つを設け、それぞれの施策を検討していくことを決めたほか、会長に伊那商工会議所副会頭の川上健夫さんを選出しました。
委員の任期は2年となっています。 -
伊那医師会附属准看護学院戴帽式
伊那市の上伊那医師会附属准看護学院で27日戴帽式が行われ、学生が看護の道への誓いを新たにしました。
この日は、今年4月に入学した第59期生、24人が式に臨みました。
戴帽式は、入学してから半年間基礎的な学習を行ってきた学生が、これから進む看護の道への誓いを新たにするものとして行われます。
式では、一人ずつナースキャップをかぶせてもらい、火がともされたロウソクを受け取っていました。
全員がロウソクを受け取ると、看護の精神がうたわれた「ナイチンゲール誓詞」を朗読しました。
59期生は、20代から50代の24人で、来年1月から上伊那の医療現場で実習を行う事になっています。
戴帽生を代表して箕輪町の大和あゆみさんは、「今日の感動を胸に刻み、日々努力を重ねていきたい」と話していました。 -
大河ドラマ化実現に向け意見交換
県民と知事が昼食を取りながら語り合う県政ランチミーティングが26日、長野県庁で行われました。
26日は、名君保科正之公の大河ドラマをつくる会のメンバーがランチミーティングの中で阿部守一知事と意見を交わしました。
ランチミーティングは、開かれた県政の推進を目的に県が公募により行うもので、今回は名君保科正之公の大河ドラマをつくる会が選ばれました。
26日は、大河ドラマをつくる会幹事会の伊東義人会長など10人が県庁を訪れ阿部知事と昼食を取りながら意見交換しました。
伊東会長は「大河ドラマが実現すれば長野県の活性化になる。NHKに要望する際には知事にも協力してほしい」と話しました。
阿部知事は「正之公が子供のころ人格形成されたのが高遠の地。教育再生を打ち出している長野県をPRするうえで非常にいい人物」だとして、大河ドラマ化実現に向け協力していきたいと話していました。
また、阿部知事に署名の協力も呼びかけました。
大河ドラマ化実現に向けた署名の取り組みは平成16年にスタートし10月25日までに署名の数は41万1,560人となっています。
名君「保科正之公」の大河ドラマをつくる会では、大河ドラマ化実現に向けて年内にNHKへ9回目の要望に行くということです。 -
伊那市内の公衆トイレ 器物損壊など相次ぐ
先週末から今週にかけて、伊那市内の公衆トイレで相次いで器物損壊などの被害が発生したことから、伊那市は、警察に届け出をし、パトロール強化などを依頼しました。
被害があったのは、伊那市天竜町の八丁銀座にある公衆トイレと、伊那市駅前の公衆トイレの2箇所です。
八丁銀座の公衆トイレは、23日の朝、トイレの管理人がドアや、設置してあった手洗い器が壊されているのを発見しました。
八丁銀座組合長によると、22日の夜、トイレ付近で騒いでいる集団がいたということです。
また、伊那市駅前のトイレでは、21日と、25日に、洗面器の排水が詰まる被害が発生しました。
2日間とも、洗面器には、土を洗い流した形跡があり、貝割れ大根の葉と思われるものが残っていました。
伊那市は、八丁銀座と駅前のトイレについて、伊那市駅前交番に届け出をし、パトロール強化を依頼しています。
伊那市では、「みんなのトイレなので、大切に使って欲しい」と話しています。 -
渡場いきいき交流施設竣工
介護予防や地域住民の交流の場となる「渡場いきいき交流施設・すこやか館」が、伊那市東春近の渡場に完成し26日、竣工式が行われました。
この日は、地域住民や工事関係者などが出席し、施設の完成を祝いました。
渡場いきいき交流施設「すこやか館」は、高齢者の介護予防や地域住民が交流する場として整備されたものです。
老朽化していた公民館を解体し、その跡地に、今年6月から建設してきました。
総事業費はおよそ3千600万円で、うち、3千300万円は国からの補助金となっています。
木造平屋建で延床面積はおよそ210平方メートル。
全館バリアフリーとなっていて、施設内の段差をなくしたり、障害者用のトイレを設けるなどしています。
式の中で、白鳥孝市長は、「子どもたちの声が聞こえ、お年寄りのみなさんが交流できる施設となることを願っている」と話しました。
伊那市では、来年度末までの間に、渡場いきいき交流施設を含め、市内10カ所で、こうした施設を整備する計画です。 -
南大東島の子どもたちが来伊
青パパイヤが縁で伊那市と市民レベルの交流を続けている沖縄県南大東島の子どもたちが26日、伊那市役所を訪れ、久保村清一教育長にあいさつしました。
この日は、南大東小学校の5、6年生6人が久保村教育長を訪れました。
伊那市と南大東島では、青パパイヤが縁で、市民レベルの交流を、5年前の平成17年から続けています。
南大東小学校と伊那西小学校の児童の交流も行われていて、今回も伊那西小を訪れる計画です。
この日、子どもたちは、西駒ヶ岳に登りました。
子どもたちは、「大東島にはない寒さでびっくりした」「紅葉が見れて良かった」などと感想を話していました。
久保村教育長は、「伊那には非常に良い所が多いので楽しんでいってください」と話していました。
子どもたちは28日までこちらに滞在する予定です。 -
伊那市創造館キャラクターデザイン決定
伊那市創造館のマスコットキャラクターのデザインに、伊那中学校3年の久保田藍さんの作品が選ばれました。
マスコットキャラクターデザイン募集には、市内の小中学生から114点の作品が寄せられました。
審査の結果、創造館のマスコットキャラクターに選ばれたのは、伊那中学校3年の久保田藍さんの作品です。
作品は、創造館に常設展示されている国の重要文化財、顔面付釣手形土器をモチーフにしていて、特徴をいかし、愛嬌のある点や、他に似ている作品が無かった事などから選ばれました。
伊那市では、今後このキャラクターの名前の募集を行い、来年1月に開かれる、神子柴遺跡に関するイベント中で発表する計画です。 -
NEC跡地グループで活用検討
NECは、11月に閉鎖する伊那市美篶のNECライティング株式会社の伊那工場跡地について、グループ全体で利用の検討を進めていく考えを、伊那市に伝えていた事が25日、わかりました。
25日開かれた定例記者会見で、伊那市の白鳥孝市長が明かにしました。
今月12日に、NEC本社の執行役員、新野隆常務が、伊那市役所を訪れ、中間報告を行ったということです。
NECからは、社員が再就職できるよう取り組みを進めている事などが報告されたということです。
また、閉鎖する工場の跡地の活用について、「年内の回答は難しいが、時間的余裕があれば、グループ全体として、土地や建物について、新たな展開を検討していきたい」と伝えたという事です。
白鳥市長は、「来年の早い段階で、結論を出してもらいたい」と要望したということです。
今後については、「極力早く、良い方向で形がでてくれれば。東京へも行き話をつめていきたい」と話しました。 -
少年の搭慰霊祭
戦時中、満蒙開拓青少年義勇軍として満州に渡り、命を落とした青少年の霊を慰める慰霊祭が25日、伊那市の伊那公園にある少年の搭の前で行われました。
慰霊祭は毎年上伊那教育会が行っていて、役員らおよそ30人が出席しました。
この日は、少年の搭の解説板の除幕が行われました。
これまでの解説板は木製で、文字が読めなくなるなどしてきたため、上伊那教育会が今回、新しく建立しました。
上伊那教育会によりますと、青少年義勇軍の上伊那出身者は507人で、このうち91人が命を落としたということです。
会長の内山政則さんは、「負の遺産を風化させることなく、永久平和への努力を誓います」と追悼の言葉を述べました。
満蒙開拓青少年義勇軍の生存者の一人、伊那市西箕輪の北原和夫さんは、「終戦後は、飢えと寒さ、病気で犠牲者が続出した。この経験は生涯忘れることができない」と話していました。
参列者は、少年の塔に花を手向け、平和への願いを新たにしていました。 -
カランコ織作品展
カランコ織の作品展が、伊那市のギャラリー&カフェ・カレッタで開かれています。
作品展は、伊那市の地域活動支援センターのカランコ織教室の仲間10人が開いています。
会場にはマフラーやバッグなどおよそ100点が並んでいます。
カランコ織は、手だけで操作できる機械で作る織物で、どこでも手軽にできることが魅力だと言います。
この作品展は11月2日まで、伊那市のカレッタで開かれています。 -
伊那商工会議所役員改選
伊那商工会議所の役員改選が25日、行われました。
会頭には、伊那ケーブルテレビジョン(株)社長の向山公人さんが再選されました。今回で3期目です。
副会頭に選任されたのは、サン工業(株)社長の川上健夫さん、3期目です。
同じく伊那バス(株)社長の藤澤秀敬さん、3期目です。
同じく(株)ニシザワ社長の荒木康雄さん、2期目です。
専務理事代行に選任されたのは伊那商工会議所の伊藤正さん、3期目です。
役員任期は11月1日から平成25年10月31日までの3年間となっています。