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アマランサス事例発表会
雑穀アマランサスで地域振興を目指す伊那地域アマランサス研究会は6日、伊那商工会館でシンポジウムを開いた。
研究会のメンバーや一般約80人が集まった。
シンポジウムは毎年開かれていて、今年は「アマランサスのある暮らし」をテーマに活動報告と事例発表が行われた。
事例発表では、上伊那農業高校3年の布留川深志君が、アマランサスに与える肥料の量による生育の違いについて、研究結果を発表した。
布留川君によると、肥料なし、適量の肥料を与えた場合、4倍の肥料を与えた場合で比較したところ、肥料が多いほど背丈は高くなったものの、収穫量が一番多かったのは適量の肥料のほ場だったという。
布留川君は「肥料なしでも十分に育つ強い植物だが、生産量を求めるなら、適量の肥料を与えることが必要」と話していた。
このほか、1年間アマランサスを栽培してきた長谷小学校の3年生は、収穫した時の感想について「茎がちくちくして痛かった」「アマランサスの実にごみが混ざって大変だった」と発表した。
アマランサス研究会の登内英雄会長は「最初は継続を心配していたこの研究会も今年で4年。少しずつだが地域にもアマランサスが広がってきている」と話していた。 -
社会を明るくする運動作文表彰
伊那市の美篶小学校で5日、社会を明るくする運動長野県作文コンテストの表彰式が行われた。
上伊那地区保護司会の木下俊明副会長から、賞状が伝達された。
4年生の原舜佑君が優秀賞を受賞した。
また、上伊那地区保護司会から、6年生の西本芽久さんに奨励賞が贈られた。
作文のテーマは、日常生活の中で考えた命や非行についてで、県内の小中学校から約6千点の応募があった。
原君は小学校の部で優秀賞7人のうちの1人に選ばれた。
原君は、「弟が生まれてうれしかった気持ちを書いた。初めてで大きな賞がとれてうれしい。お兄ちゃんとして、しっかり弟を育てていきたい」と話していた。
上伊那地区では、小中学生合わせて4人が優秀賞を受賞している。 -
伊那小6年秋組卒業公演
伊那小学校6年秋組による卒業公演が5日、伊那市の県伊那文化会館で行われた。
伊那小6年秋組では、総合学習の時間に演劇に取り組み、卒業公演は、その集大成として行われた。
披露した演劇のストーリーは全て子どもたちが考えたもので、タイムスリップした子どもが騒動を起こすものや、実際にあった事件をユーモアたっぷりに表現したもの、地球の素晴らしさを描いたものの3作品が演じられた。
公演の最後には、子どもたちから、担任の原ひとみ教諭に花束が手渡された。
卒業公演には保護者ら約350人が訪れ、立派に舞台を演じた子どもたちに声援や拍手を送っていた。 -
野口名誉教授が市長選 出馬へ
任期満了に伴う4月の伊那市長選挙に、元信州大学農学部長で名誉教授の野口俊邦さんが4日夜、立候補する意向を示した。
4日夜は、現市政に批判的な市民30人ほどが市内で会合を開き、「市民本位の市政をすすめるみんなの会」を立ち上げた。
会は、その場で、野口さんに出馬を要請し、野口さんが受諾した。
野口さんは、南箕輪村在住の67歳、佐賀県出身で、九州大学を卒業後、1988年に信州大学の教授に就任。2001年から信州大学農学部長を1期務めている。
野口さんは、「多くの人にご支持を頂いて、市政を変えなければならないという責任を感じている。その実現のためにがんばりたいという気持ちでいっぱいです」と話していた。
野口さんは、無所属で出馬する意向で、11日に記者会見を開き、正式に出馬表明する予定。
なお、伊那市長選挙では、現職の小坂樫男市長が引退を表明。
前の副市長の白鳥孝さんが出馬を表明している。 -
伊那市の虐待件数 年々増加傾向
伊那市教育委員会は、5日、市内で確認された児童虐待の件数が、年々増加傾向にあることを報告した。
今年度は、2月末現在で59件の虐待を確認している。
5日の伊那市議会3月定例会で報告された。
これによると、平成19年度には、21の家庭で28件の虐待が確認された。翌20年度は30の家庭で40件、今年度は2月末現在で33の家庭で59件の児童虐待が確認され、警察に通報した。今年度は、59件中32件の虐待を、小中学校の教諭や保育園の保育士が発見している。
実の父親や母親からの虐待が90%以上で、父親の家庭内暴力や母親の育児放棄などがあったという。
市では、3歳児検診などで虐待を発見できるような体制づくりを進め、虐待の早期発見につなげたいとしている。 -
中病「内視鏡センターは民間で」
伊那市の伊那中央病院の敷地内に開設する予定となっている医師の「内視鏡技術トレーニングセンター」について、小坂樫男市長は「運営主体は民間に任せたい」とする意向を5日の伊那市議会3月定例会一般質問の示した。
内視鏡技術トレーニングセンターは、県が策定する地域医療再生計画に盛り込まれていて、難しいとされる内視鏡手術の技術トレーニングを行える施設。
5日の議会で、小坂樫男市長は、「施設で研修する医師のほとんどが勤務医となる見込み。トレーニングを行うのは土日に限られ、平日は空いてしまう可能性がある」とした上で「できれば民間でやってもらえればいいと思っている」として、今後、内視鏡の製造メーカーや、医薬品開発企業、信州大学医学部などと連携しながら、運営方法や運営主体を模索していくとしている。 -
美篶小6年が「みすず寮」で最後の訪問
卒業を間近に控え、伊那市の美篶小学校の6年1組は、5日、交流を続けてきた養護老人ホームみすず寮に最後の訪問をした。
小学4年生の時から、近くの養護老人ホームみすず寮と交流を続けてきた。
卒業を間近に控え、5日が最後の訪問となりました。
6年1組は、これまで調べてきた三峰川の桜堤防を演劇にして発表した。
子どもたちは、去年伊那市の福祉の祭典、ふれあい広場に出店。その売上金で加湿器5台を購入し、今日みすず寮にプレゼントした。
子どもたちのみすず寮の訪問は、通算12回目で、今日が最後となる。
みすず寮を訪れた子どもたちは、お年寄りにプレゼントを渡したり、本を読んで聞かせていた。
美篶小学校の卒業式は、3月17日に予定されている。 -
手良小のヤギが赤ちゃん産む
伊那市の手良小学校で飼育しているヤギが、2匹の赤ちゃんを産んだ。
赤ちゃんを産んだのは、3年生が1年生のときから飼育しているヤギの「チョコ」。
「チョコ」は、今月1日に2匹のメスを産んだ。
子ども達は、このコヤギに、「プリン」と「桜」という名前をつけた。 -
新山小で「オオモミジ」植樹
伊那市の新山小学校で4日、学校のシンボルとなっていた樹齢150年のもみじの子孫を植樹する会が開かれた。
二代目オオモミジを植える会は雨の中開かれた。
もみじは、小学校の正門の前にあり、「オオモミジ」と呼ばれ、学校のシンボルとして親しまれていた。
しかし、寿命を迎え、数年前から枯れ始め、枝を落としたり、薬を与えたりと手を尽くしたが、去年の11月に切った。
このオオモミジの子孫が土手に生えている事が分かり、日当たりが良く、子ども達が良く見える場所に植え替えることになった。
植樹は、飯島町の樹木医・上村庄司さんが、手伝った。
上村さんは、オオモミジが衰え始めたときから、新山小学校に通って、指導している。
子ども達は、上村さんから、オオモミジの命が、幼木に受け継がれている事をきいて、植樹した。
子ども達は、二代目オオモミジに声をかけながら、土をかけたり、水をやったりしていた。
初代オオモミジは製材されていて、学校の備品や、年輪に学校の歴史を刻んだ飾りなどに加工するという。 -
伊那消防署、移転新築の必要ある
伊那消防署の庁舎について、小坂樫男伊那市長は、将来的に移転新築の必要があるとの考えを示した。
4日開かれた伊那市議会一般質問で議員の質問に答えた。
小坂市長は、伊那消防署の庁舎について、「大変古くなっているので災害時に不安」として、「将来的に移転新築の必要がある」と述べた。
伊那消防署は、昭和49年5月に建設され、35年が経過している。
小坂市長は、「今、議論されている消防広域化も視野に入れながら、今後早急に検討する必要がある」と話した。 -
やきもち踊り企画展
伊那市の高遠町歴史博物館で、「地域の文化財を知ろう」と題した企画展が開かれている。
この地域の文化財に焦点をあてた企画展は、年に1回開かれていて、2回目。
今回は、長野県無形民俗文化財に指定されている伊那市山寺のやきもち踊りを取り上げた。
会場には、やきもち踊りの様子を紹介したパネル33点のほか、やきもち踊り保存会から借りてきた道具も展示されている。
この、高遠町歴史博物館企画展、地域の文化財を知ろうは、14日、日曜まで開かれていて、入館料は一般400円。 -
いーな伊那プレミアム商品券利用74%
今月31日が有効期限となっている、いーな伊那プレミアム商品券の利用は2月末現在で約74%となっている。
第2弾となるプレミアム商品券は総額が、2億2千万円で去年の12月19日から販売が始まり3日間で完売した。
伊那商工会議所のまとめによると、2月末現在で使われた額は、約1億6300万円、率で、74%。
使われた業種別でみると、大型店が最も多く6800万円、次いでJAとスーパー・食料品店が2100万円づつとなっている。
商品券の有効期限は今月末までで伊那商工会議所では、早めの利用を呼びかけている。 -
卒業公演で太鼓披露
総合的な学習で太鼓に取り組んできた伊那小学校6年春組の卒業公演が3日、伊那市の県伊那文化会館で行われた。
春組の31人が、2年間取り組んできた太鼓学習の成果を披露した。
春組は5年生のときから、総合学習で太鼓を演奏してきた。
2年間の集大成として卒業公演を企画し、去年の12月から準備してきた。
公演は、演奏のほか、これまでの活動の様子も紹介し、22のプログラムで行われた。
演奏では、6つの班ごとに自分たちで作曲したオリジナル曲も披露された。
児童は、2年間の活動を振り返り、「太鼓を叩いて皆の心が一つになり、心が弾む楽しさなどたくさんのことがわかった」「一生に残るよい思い出になった」と発表していた。
公演の最後には、全員で集大成として「弾打」という曲を演奏し、見事なバチさばきで迫力ある演奏を披露した。 -
旧馬島家住宅にひな人形展示
伊那市高遠町の県宝、旧馬島家住宅では江戸時代から昭和にかけてのひな人形が飾られている。
このひな人形は住宅を管理している、「高遠町をこよなく愛する会」が展示し一般公開している。
ひな人形は約180体あり、並べられた人形の中には年代物で珍しい和紙で作った押し絵雛もある。
このひな人形は28日まで展示されている。 -
自殺予防を呼びかけ
自殺予防を呼びかける街頭啓発が1日、伊那市内の大型店で行われた。
街頭啓発は、国の定める「自殺対策強化月間」に合わせて実施。伊那保健福祉事務所の職員が、店を訪れる買い物客に「うつ病の自己チェックシート」などが印刷されたティシュを配った。
長野県内では、平成10年から自殺者数が毎年500人を超え深刻な状況が続いている。
県によると、自殺する人のうち75パーセントが精神疾患を抱えていて、そのうち半数がうつ病だという。
精神疾患の症状の一つとして睡眠障害があることから、職員らは、家庭や職場でよく眠れたかどうか、声をかけあい、互いに確認することが必要と呼びかけていた。
伊那保健福祉事務所では、「不安や悩みがある場合には気軽に相談してほしい」と話していた。 -
小松養蜂園がイチゴ寄贈
伊那市御園の小松養蜂園は3日、伊那市の障害者社会就労センターを利用している人たちに、イチゴをプレゼントした。
小松養蜂園の小松実治社長が、伊那市の障害者社会就労センター「ゆめわーく」を訪れ、イチゴ120パックを贈った。
ゆめわーくでは小松養蜂園で使う蜂の巣箱を作っていて、小松さんは毎年そのお礼にと利用者をいちご狩りに招待している。
今年は作業が忙しく、全員揃っていちご狩りのできる時間がとれないことから、パックでプレゼントすることにした。
ゆめわーくによると、ここでは年間約3千個の蜂の巣箱が作られ全国に出荷されているという。
小松さんは、「これからも元気で仲良く、楽しく作業してください」と話し、イチゴを手渡していた。
受け取ったセンター利用者は赤く熟したイチゴを手に喜んでいた。 -
上伊那各地で高校卒業式
上伊那各地の高校で3日、卒業式が行われた。
このうち伊那北高校では、280人が夢と希望を胸に学び舎を巣立った。
本年度、伊那北高校を卒業するのは、男子148人、女子132人合わせて280人。
卒業生は、在校生や保護者が見守る中、体育館に入場した。
各クラスの代表生徒が、松山敏彦校長から卒業証書を受け取った。
松山校長は、「本当の幸せは他人の幸せを願い行動できる事にある。卒業後も学び続け、信実を見極め、深く考えぬく力を育てて下さい」と式辞を述べた。
来賓の祝辞、在校生の送辞に続き、卒業生を代表し宮下大樹君は「世の中や社会情勢がどうであっても、ここ伊那北高校で学んだ事を忘れず、役立てていきたい」と答辞を述べた。
伊那北高校の卒業生280人は、全員が大学や短大などへ進学することになっている。 -
信大農学部名誉教授 野口俊邦氏 出馬に前向き
4月の伊那市長選挙に、信州大学農学部名誉教授の野口俊邦さんを擁立する動きがあり、野口さんが出馬に前向きな姿勢を示している事がわかった。
野口さんは、4日開かれる新しい市政を求める有志の集会で、市長選挙への出馬要請を受ける事になっている。
野口さんは、南箕輪村在住の67歳。佐賀県出身で、九州大学を卒業後、1988年に信州大学の教授に就任。森林経済学を専門としていて、2001年から信州大学農学部長を1期務めている。
伊那ケーブルテレビの取材に対し、野口さんは、「伊那市政の現状を聞き、教育者としての立場からも何とかしなければならないだろうと感じている。要請があれば受けざるを得ないだろう」としている。
伊那市長選挙には、野口さんのほかに、前の副市長の白鳥孝さんが出馬を表明している。
伊那市長選挙は、4月18日告示、25日投開票となっている。 -
慈悲の心に学ぶ会常円寺で学習
まほらいな市民大学同窓会の寺院と仏像を訪ね慈悲の心に学ぶ会は、25日伊那市の常円寺で今年の活動をスタートさせた。
去年から活動していて、今年で2年目になる。
会員は、まほらいな市民大学で学んだ同窓生で43人。
25日は、伊那市の常円寺を訪れ、角田泰隆住職の法話を聞いたり、寺の中を見学した。
寺院と仏像を訪ね慈悲の心に学ぶ会は、地域社会にお世話になってきた恩返しとして、まずは、自分自身の資質を高めようと活動している。
今年は、上伊那地域の寺院5箇所で学ぶほか、使用済み切手やアルミ缶などの回収も計画している。
会長の田中国光さんは、「社会環境が悪化する中で、会の活動が一石を投じ、その輪を広げていければうれしい」と話している。 -
上伊那医師会附属准看護学院 卒業式
上伊那医師会附属准看護学院で2日、第57期生の卒業式が行われた。
2日卒業を迎えたのは、2年間学んできた男女あわせて22人。式では神山公秀学院長から一人一人に卒業証書が手渡された。
神山学院長は、「看護には技術だけでなく心が必要。目配り、気配り、思いやりの心をもって取り組んで欲しい」とはなむけの言葉を贈った。
卒業生を代表して柴友絵さんは、「家族達に感謝し、学んできた技術を生かせるよう頑張りたい」と挨拶した。
上伊那医師会附属准看護学院によると卒業生のうち、15人が准看護士として働く他、7人が正看護師を目指して進学するという。 -
井月PR マグネットシート完成
漂泊の俳人井上井月をPRするマグネットシートが完成し、26日お披露目された。
マグネットシートは井月の愛好者らでつくる井月顕彰会が作成し。
絵は伊那市のまんが家、橋爪まんぷさんが描いたもので、籠に乗った井月を芥川龍之介と、俳人の種田山頭火が担いでいる様子を描いている。
芥川龍之介と種田山頭火はともに井月を敬愛していたということで、顕彰会の井月を多くの人に知ってもらいたいという思いが込められている。
マグネットシートは縦40センチ、横60センチで車に貼ることができるようになっている。
顕彰会によりますと現在24の個人や会社が、マグネットシートを購入していて車に貼ることで井月をPRしていくという。
このマグネットシートは、南箕輪村の東京堂で注文を受け付けていて、値段は税別で1枚3000円、社名入りは3700円となっている。 -
少年少女消防クラブが広報活動
春の火災予防運動にあわせて、少年少女消防クラブ員が28日、市内の大型店で火災予防を呼びかける広報活動を行った。
活動に参加したのは、荒井区少年少女消防クラブ員16人と北町少年消防クラブ員6人の22人。
子どもたちは、そろいの帽子やハッピを身につけて、買い物客に火災予防を呼びかけるチラシやティッシュを手渡していた。
春の火災予防運動は、1日から7日日曜日までの1週間で、家のまわりに燃えやすいものを置かない、寝タバコやたばこの投げ捨てはしないなど7つの重点項目を掲げている。 -
高遠城址公園桜の開花予想 4月13日
民間の気象予報会社ウェザーニュースは1日、2回目の桜の開花予想を発表した。高遠城址公園の桜の開花は、平年より3日、昨年より8日遅い4月13日となっている。
発表によると、高遠城址公園の開花は4月13日、満開は4月18日縲・0日と予想している。
前回、2月15日の発表と比べ、開花や満開の予想日が3日遅くなっていて、ウェザーニュースでは、2月の平均気温が下ったことや、つぼみの情報など総合的に判断した結果と話していた。 -
グリーンファームでラン展
100種類のランの花が並ぶラン展が、伊那市の産直市場グリーンファームで開かれている。
ラン展は今年で8年目を迎え、会場にはおよそ千鉢並んでいる。
地域の人に楽しんでもらえるようにと、初心者でも育てやすいキンギアナムや、華やかで人気のあるカトレアを多くそろえているという。
会場を訪れた人たちは、さまざまな種類のランをじっくりと眺めていた。
ある女性は、「種類が豊富で、見ていて飽きないです」と話していた。
このラン展は3月7日まで。 -
中越地震から5年 報告写真展
中越地震で壊滅的な被害を受けた新潟県旧山古志村を昨年11月に訪れた伊那市の山寺区自主防災会が、その時の写真をきたっせで展示している。
会場には、現地訪問した時の写真や発生直後のものなど40点が展示されている。
地震発生から5年が経ち、復興状況を視察しようと、昨年11月に上伊那地域の地域住民や自主防災会、消防団ら40人が旧山古志村を訪問した。
写真展は、地震災害に対する情報を共有し、防災意識を高めていこうと開かれているもので、飯島町に続いて2会場目となる。
きたっせでの展示は10日までで、初日の28日は、関係者による写真の説明があり、訪れた人たちは、「伊那市でこんな地震があったらどうなってしまうのか」などと話しながら、写真に見入っていた。
この写真展は、11日から南箕輪村役場で、21日からは辰野町役場で開かれる。 -
三峰川みらい会議10周年講演会
きれいな三峰川を後世に残そうと活動している、三峰川みらい会議の10周年記念講演会が28日開かれ、シンガーソングライターのみなみらんぼうさんが講演した。
伊那市高遠町総合福祉センター「やますそ」で講演会が開かれ、約100人が参加した。
みなみさんは「山遊び、川遊び、自然に親しむ」と題して、自然の大切さを訴えた。
みなみさんは、シンガーソングライターのほか東京都武蔵野市の教育委員も務めていて、子ども達とのふれあいの中で感じたことを話した。
みなみさんは「田舎で自然体験をした子ども達の印象に残るのは、採りたての野菜にかぶりついたことや、実際にのこぎりで木を切る体験。子ども達の成長には、自然の中での原体験が必要」と呼びかけた。
講演の後には、みらい会議のメンバーとみなみさんが、三峰川の良さや今後について参加者たちと意見を交わした。
三峰川みらい会議の織井秀夫代表は「三峰川を思いやり、親しみ、多くの人に活動に参加してもらって、きれいな三峰川を残していきたい」と話していた。 -
伊那公園桜愛護会が植樹
伊那公園の美化活動などに取り組んでいるボランティア団体伊那公園桜愛護会は28日、公園西側の急傾斜地に桜や紅葉の苗木を植えた。
会員20人ほどが参加して、作業した。
今回の植樹は、急な斜面の崩落防止と景観向上を図ろうというもので、昨年も桜5本を植えている。
植えたのは、桜の苗木10本と紅葉の苗木11本で、等間隔に植えようと中央区公民館と連携しながら進められていた。
参加者たちは、急な斜面に足をとられながら、作業に汗を流していた。
桜愛護会では、「景観とともに地域の安全を守る桜や紅葉に育ってもらいたい」と話していた。 -
富県ふるさと館10周年記念
伊那市の富県ふるさと館の10周年記念式典が28日開かれ、富県地区のシンボルマークがお披露目された。
式典には地域住民ら約150人が参加した。
富県地区ではふるさと館の10周年を記念して、地区住民を対象にシンボルマークを募集したところ、5人から9点の作品が寄せられた。
審査の結果、富県の「と」をモチーフに自然と人との調和が表現されていることなどが評価され、田畑智子さんの作品が選ばれた。
田畑さんは「富県の活力ある人達と、雄大な自然を表現した。選ばれてとてもうれしい」と話していた。
記念式典ではほかに、富県出身で最高裁判所判事の那須弘平さんが「最高裁のこと、伊那のこと」と題して講演した。
那須さんは「判決を下す時は毎回本当に緊張している。悩んだ時には、地元富県のことを思い出し、友達や近所のおばさんでも理解できる判決になるよう心掛けている」と話していた。 -
坂下区で天神様
伊那市の坂下子供育成会は28日、学業成就を願う天神様祭りを坂下神社で行った。
天神様祭りには、区内の小学生23人が参加し、学業成就を願って手を合わせていた。
坂下神社には、学問の神様と言われる菅原道真を祀った天満天神宮がある。
伊藤神官は、「勉強を一生懸命して、世のため、人のためにつくすように」などとする祝詞を唱え、「一生懸命がんばれば、天神様も応援してくれます」と子どもたちに呼びかけた。
育成会では、「子どもたちの健やかな成長と学業成就を願いたい」と話していた。 -
白鳥たかしさん後援会 地元西箕輪で設立
4月の伊那市長選挙に立候補することを表明した白鳥たかしさんの地元西箕輪で後援会の設立総会が28日あり、後援会長に前西箕輪公民館長の城取茂美さんが決まった。
JA上伊那西箕輪支所で開かれた設立総会には、地域住民230人が参加し、後援会の規約・役員などが承認された。
後援会長に決まった城取さんは、「伊那市の新しい市長として白鳥たかしさんを力強く押し出したい」とあいさつし協力を呼びかけた。
白鳥さんは、「地元西箕輪の皆さんの支持がなければ選挙に勝つことができない」と述べ、支持の拡大を求めていた。