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伊那・木曽ビジネスマッチング
権兵衛トンネル、国道361号を通じた伊那・木曽地域のビジネス面でのネットワークづくりのための交流会が20日、伊那市で開かれた。会場には、両地域の事業者20人ほどが参加した。
交流会は伊那商工会議所が開いたもので、今回が2回目。
この日は、伊那・木曽地域との交流を希望している岐阜県高山市の市民グループ「プルミエ」代表の虎井美侑季さんが講演した。
「プルミエ」は、女性起業家を中心としたグループで、経営に関する勉強会や街の活性化のためのイベントをしている。
虎井さんはエステサロンを経営していて、事業を拡大する際に、この会でできた人脈に助けられたという。
虎井さんは、「会ができて、1人で仕事をしているだけでは得られない人脈がたくさんできました。事業発展の機会にもなるので、伊那・木曽にもこのような会を作ってみてください」と提案し、将来は3つの地域で連携していきたい竏窒ニ話していた。 -
南信工営快適リフォームフェア
伊那市西春近にある外壁工事専門店の南信工営が、快適リフォームフェアを開いている。
南信工営は、リフォーム事業も行っていることを地域に知ってもらいたいと、初めてフェアを開いた。
今回は水周りを特集し、キッチンや浴槽などの見本を展示している。
また、工事で使った外壁材の余りを日曜大工に利用してもらおうと、無料で提供している。
会場ではオール電化や庭などの工事の紹介も行われている。
南信工営では、「春に向けてリフォームを考える参考にしてほしい。外壁も専門知識が豊富なので気軽に相談してください」と話している。
快適リフォームフェアは22日。 -
南アルプス研究会20周年 記念シンポジウム開催
仙丈ケ岳の自然保護活動や暮らしに関する調査などをしている「NPO法人南アルプス研究会」の発足20周年記念シンポジウムが21日、伊那市役所で開かれた。
南アルプス研究会は、人と自然の関わりについて独自にテーマを設定し調査・研究し、行政機関に提言を行ってきた。
平成9年に完成した現在の仙丈小屋建設の際には、循環式トイレや風力発電、太陽光パネルの設置など環境に配慮した山小屋の提言をし、建設に活かされた。
シンポジウムでは、東京大学大学院の鬼頭秀一教授が、「地域づくりにおけるNPOの役割」と題し、基調講演をした。
鬼頭教授は「自然保護活動は、地域に住む人の生活や経済に与える負担を考え、今ある自然を維持する仕組みを作る事が大切。NPOは、生産性や収入にとらわれず、身近に自然に接する機会を提案する役割を担っている」と話していた。
南アルプス研究会の坂井昌平会長は、「山村地域にあった生活や暮らしの知恵が忘れられている。今後は、これらの知恵を掘り起こし、地域に伝えていきたい」と話していた。 -
芸術文化総合フェスティバル開幕
上伊那の芸術文化団体が一堂に集う芸術文化総合フェスティバルが21日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。
この催しは、さまざまなジャンルの団体が集い、交流やレベルアップの場にしてもらおうと、長野県芸術文化協会伊那支部が毎年開いている。
初日の21日は、踊りや大正琴の8団体が日頃の成果を披露した。
また、会場では水墨画や華道の作品展も行われている。
水墨画展には、流派や教室の枠を超えた長野県水墨画協会南信支部の会員の作品約120点が並んでいる。
作品は、6号から30号までの大きさで、訪れた人たちは、墨の濃淡だけで色彩や遠近感を描き出す水墨画の魅力に足を止め見入っていた。
また華道展には、伊那市内の生け花教室10流派の教授の作品20点が並び、癒しの空間を作り出していた。
イベントの責任者で伊那芸術文化協会の松山光常務理事は、「参加型のイベント。多くの団体が参加し、経験を積み、これからの活動に生かしてほしい」と話していた。
芸術文化総合フェスティバルは25日まで伊那文化会館で開かれていて、22日はダンスやバレエ教室のステージ発表がある。華道展は22日まで、水墨画展は25日まで。 -
ガリレオ天文クラブ結成
子どもたちが天体観測を通して天文について学ぶ「ガリレオ天文クラブ」が21日、結成された。
クラブは伊那天文ボランティアサークルすばる星の会の呼び掛けで結成したもので、この日は伊那市のますみヶ丘公民館で結成式が行われた。式には上伊那の子どもやその保護者約40人が参加した。
クラブは、地動説などを唱えたガリレオ・ガリレイが、初めて天体望遠鏡で天体観測してから今年が400年目にあたり、世界天文年にも位置付けられていることから、子どもたちにも同じように星を見てもらおうと結成した。
一回目のこの日は、現在金星が地球から見えやすい位置にあり、昼間でも肉眼で見えるということで、外に出て全員で観察した。
参加者らは日陰に入り、金星の見える方向を見上げて観察していた。
すばる星の会の野口輝雄代表は、「星を見てガリレオが感じたことを子どもたちにも感じてもらいたい」と話していた。
クラブでは今後、12月まで月面のスケッチや日食の観察など16回の講座を行っていく予定。 -
荒井区戦争体験講習会
戦争体験講習会が20日夜、伊那市のいなっせで開かれた。講習会は荒井区社会福祉協議会などが開いたもので、会場には区民約50人が集まった。
体験を語ったのは、中村信一さん(87)と、長田伊三男さん(86)の二人。
中村さんは、フィリピンでの体験について話した。
現地では、動けなくなり野戦病院に入院していた人に手榴弾が渡され、敵がきたら自爆するよう命令されていた。
中村さんは、「自分がいつ同じ状況になるかわからない恐怖を感じた。無事に帰って来た時に改めて命の尊さがわかった」と話していた。
また長田さんは、二十歳前後で中国で体験した戦争の恐ろしさについて話した。
長田さんは「塀を乗り越えて敵陣に忍び込もうとしたところ、敵に見つかり銃で狙われた。若くして命を落としたくないという思いでいっぱいだったが、なんとか無事に帰ってこられた」と話した。
体験談を聞いたある男性は、「それぞれ恐ろしい体験をされていて戦争の怖さを感じた。貴重な体験談を子どもたちにも語り継いでいきたい」と話していた。 -
春高駅伝の垂れ幕設置
来月伊那市で行われる春の高校伊那駅伝をPRする垂れ幕が20日、市役所に設置された。
垂れ幕は長さ約11メートル。いなっせにも設置され、大会に向けて雰囲気を盛り上げる。
春の高校伊那駅伝は3月22日に市内を会場に行われる。 -
富県小6年生がベンチ作り
枯れた木をベンチにして甦らせようと20日、伊那市の富県小学校6年生(30人)がベンチ作りに挑戦した。
子どもたちは、県の林業技能作業士で地元の森林整備をしている藤原祥雄さんらの指導を受けながら、丸太を板にしたり、板が腐らないよう皮をむく作業をした。
べンチの材料にしたのは、学校の敷地に生えていた樹齢70年のコブシの木。
この木は、去年の秋に枯れていることが分かり、そのままでは危険だと判断され、切り倒された。
その時の作業に協力した藤原さんが「樹齢70年の木をただの薪にしては忍びない」と、ベンチ作りを学校に提案し、この日初めての作業が行われた。
今後は、皮を削った板に足を取り付け、ベンチを完成させる予定。 -
お花見弁当試食会
伊那市内の弁当、仕出し業者有志による弁当の試食会が20日、開かれた。
花見用の弁当試食会は、花見シーズンを前に始めて企画したもので、伊那弁当、しらかば、楽座紅葉軒、広女屋、割烹食堂てるの5業者が参加した。
試食会には、旅行業者や関係する団体の代表者、報道関係者などが招かれた。
参加者たちは、チェックリスト片手に弁当をチェックし、味見をしていた。
伊那市観光協会では、「素晴らしい弁当が出来上がった。おいしく豪華で品のある弁当だった」と喜んでいる。
5つの業者は、アンケートを参考に弁当にさらに磨きをかけ、旅行会社などに売り込むことにしている。 -
県シニア大学伊那学部卒業式
高齢者の仲間づくりなどを目的とする長野県シニア大学伊那学部の卒業式が16日行われ、2年間学んだ学生たちに修了証書が手渡された。
学部長の宮坂正巳上伊那地方事務所長が、今年度の卒業生に修了証書を手渡した。
宮坂学部長は、「シニアの人たちが健康で、その人らしく生き、地域の担い手となることが求められている。シニア大学卒業生としての誇りを持ち、積極的に地域社会の担い手として活躍してほしい」と式辞を述べた。
また、卒業生代表の村上芳麿さんは、「この2年間で得た知識と経験、仲間との絆を糧に、常に前向きに頑張っていきたい」と今後に向けた決意を話した。
最後に、全員で「蛍の光」を合唱した。
今年度の卒業生は、男性43人、女性85人の128人。平均年齢は68・5歳で、最高年齢者は85歳だった。 -
箕輪中部小2年組 エコキャップ届ける
ペットボトルのふたを集めるエコキャップ運動に取り組んでいる箕輪中部小学校の児童が19日、集めたキャップ6万4千個を辰野町の信州豊南短期大学に届けた。
エコキャップ運動に取り組んでいるのは箕輪中部小の2年1組。
この運動は、集めたキャップをリサイクル業者で換金し、ワクチンの購入に役立てるもので、発展途上国の子どもたちを救うことができるという。
2年1組は昨年10月から、毎朝玄関前に立って協力を呼びかけ、キャップを集めてきた。
この日は、上伊那でエコキャップ運動の中心となって活動している信州豊南短大にキャップを届けた。
集めたキャップは6万4千個、ポリオワクチンに換算すると80人分になる。
児童は、学生たちの前で、これまでの取り組みを劇で発表した。
エコキャップ運動に取り組む学生代表の森彩子さんは、この運動について紹介し、「これからも一緒に頑張りましょう」と呼びかけていた。 -
ブラジル学校危機迫る
経済不況のあおりを受けて、在日外国人の雇用情勢が悪化しており、ブラジル学校に通うこどもたちにも影響が出ている。
伊那市西春近にあるブラジル学校コレージョ デザフィーオ。5年前から小学校を始めた。現在は0歳から18歳までを受け入れることが出来る。
世界的な経済危機の影響が色濃く出始める去年の冬までは、最大で90人近い生徒がいた。
それが、現在は30人に激減している。
これは、派遣社員として働いていたブラジル人が解雇されたことが原因になっている。
学校を辞めた子ども50人のうち30人は、日本にとどまっていて、学校に通っていない状態だという。
19日、こうした現状を見てもらい関心を持ってもらおうと、伊那市議会議員の2人が学校に招かれた。
2人は、飯島校長の案内を受けて、校内を見学して歩いた。
この市議会議員の見学会を企画したのは、大阪のNPO法人コリアNGOセンター。このNPOでは、政府などにも申し入れを行っているが、地域で支えあう関係作りが大切竏窒ニ、市議会の訪問を企画した。
ブラジル学校では、母国に帰る子どもが不自由しないように、ブラジルの文部省が認定している授業を行っている。
日本にとどまることを選んだ子どもにも自分の夢を叶えられるようにと、週に3回、日本語の授業を取り入れていて、この日は生徒らが習字に挑戦していた。
視察では、空いた部屋が目立った。
0歳から受け入れていた部屋は、現在は使われていない。未就園児は手がかかり、母親は、最も解雇の対象に成りやすいためだという。
また、以前は常勤で7人、非常勤で8人いた指導者も、現在は常勤3人に減らしている。
見学後の懇談では、「問題が発生したときに、市役所の窓口では対応できないと帰された。では、どこの誰に相談すればよいのですか」といった切実な相談や、「伊那市の施設を安く借りることはできないか」などの具体的な話も出ていた。
現在学校に通っている30人の子どものうち10人の親が、すでに解雇されている。
月々3万3千円の月謝が支払えなければ、また10人の子どもが学校に通えなくなる。
飯島校長は、「日本全体が不況の中だが、この大きなピンチを乗り越えていくために力を貸してほしい」と話している。 -
ロータリー顕彰 桜愛護会を表彰
伊那公園の桜の手入れを行っている伊那公園桜愛護会が19日、伊那ロータリークラブから表彰された。
この日開いた例会の中で、地域に貢献した桜愛護会の伊藤一男会長が顕彰碑を受け取った。
桜愛護会は、平成13年に地域住民などが集まり発足した。これまでに、公園内の桜の古木の手入れや、桜まつりの企画・運営、東屋やテーブルの設置作業などを行ってきた。
また、毎週日曜日の公園清掃や定期的な草刈り作業など、地道な活動も続けているという。
伊藤会長は、「表彰してもらい身が引き締まる思い。これからさらにがんばっていきたい」と話した。 -
伊那市介護保険料改定へ
平成21年度からの3年間、介護保険料をこれまでよりも100円増となる月額3600円とする改定案が19日、示された。
いなっせで開かれた伊那市高齢者施策推進協議会で、改定案について説明があった。
改定案では、介護保険料をこれまでよりも100円増となる月額3600円とする。
高齢者の増加や介護給付費の増加などを理由に挙げている。
また、これまで6段階だった所得段階を細分化し9段階とする。
市ではこれにより、これまでよりも所得に合った適正な保険料の支払いが見込まれ、低所得者への負担が軽減される竏窒ニしている。
現在、伊那市の介護保険料の対象となる65歳以上の人口は、全人口の30%近くとなる1万8563人。このうち今回の改定で保険料の支払額が減少となる人は、高齢者の58%となる1万776人。
また、伊那市の介護保険料は県内19市では最も安くなっている。
協議会の中畑英樹会長は、「県内では安い位置づけだが、負担の増える人は大勢いる。介護の質が問われてくる」と話していた。
なお今回示された保険料の改定案は、3月定例会に提出し、可決されれば4月からの実施となる。 -
農政事務所が消費者と懇談
長野農政事務所は19日、地元上伊那の消費者と食料自給率や食品表示などについて意見交換した。
意見交換会は、今回、上伊那では初めて開かれ、上伊那の消費者約30人が参加した。
消費者からは、「農家では、農薬や肥料などを必死に管理をして食べ物を作っているのに、食品の偽装問題などの話を聞くと、がんばっている人が報われないと思う。偽装した企業へのペナルティをもっと重くできないか」といった意見や、「野菜を地元で消費してもらいたいと保育園にジャガイモを提供しているが、大きさが足りないものは受け取ってくれない。結局作った5分の1しか提供できなかった。行政から地元で消費できるよう指導してくれないか」といった意見が出ていた。
農政事務所によると、現在、日本の自給率は、カロリーベースで40%と、143ある国や地域の中では124番目、先進国の中では最低という。
自給率を上げるには、日本食を中心とする生活にし、地産地消を進めたり、旬のものを旬に食べることが有効だという。 -
伊那市防犯協会総会
伊那市防犯協会の総会が18日、市役所で開かれ、来年度も振り込め詐欺による被害の防止対策を進めていくことを確認した。
各地区の防犯協会の会長や消防団、学校関係者らが出席し、今年度の事業報告や、来年度の事業計画を確認した。
来年度は引き続き、地域の防犯活動として子ども見守り隊の充実、防犯パトロールの実施、青少年健全育成団体や教育団体との連携などを行っていく。
また、これまで事業計画では触れていなかった振り込め詐欺対策については、来年度から計画に盛り込み、被害防止対策をさらに進めていきたい竏窒ニしている。
伊那警察署管内の去年の振り込め詐欺発生件数は11件で、被害総額は約800万円。今年に入ってからは、被害は発生していない。
伊那市防犯協会では、箕輪町、南箕輪村の防犯協会、警察などとも連携し、街頭啓発を行うなど被害を防ぐ活動を進めていくという。 -
長谷黒河内で山林火災
18日午後0時27分頃、伊那市長谷黒河内で山林の下草などを焼く火事があった。この火事によるケガ人はいない。
火事により、下草など約800平方メートルが燃えた。火は1時間ほど燃え続け、午後1時32分に鎮火した。
原因については、市道の改良工事で使っていたガスバーナーの火が燃え移ったものとみて、伊那警察署で捜査を進めている。 -
フルートアンサンブルコンサート
伊那を中心にフルート愛好者が集う伊那フルートアンサンブルのコンサートが15日、伊那市のいなっせで開かれた。
コンサートには、フルートアンサンブルのメンバー20人が出演した。
フルートアンサンブルは、東春近のふれ愛館で毎月2縲・回練習をしている。
12年前から活動していて、6年前から毎年この時期に「春を呼ぶ」と題してコンサートを開いている。
この日は、クラシックを中心に12曲を演奏した。
高い音を出すピッコロにアルト、バスと、さまざまなフルートで多彩な音を響かせていた。 -
男性保育士がパフォーマンス
伊那市内の男性保育士5人が18日、伊那市の西春近北保育園で劇や楽器演奏などのパフォーマンスを披露した。
着ぐるみを着た男性保育士によるパフォーマンスは、園の誕生日会に合わせて行われた。
この日は園の様子を地域の人たちに見てもらう園解放の日で、入園前の子どもとその保護者およそ30人も見学に訪れていた。
中には男性保育士の迫力ある演技に泣き出す園児もいた。
西春近北保育園では男性保育士について、「優しくて子どもたちから人気があります。園内の力仕事も任せることができ、助かります」と話している。
現在伊那市には9人の男性保育士がいて、来年度は5人の採用を予定している。 -
県民宿泊キャンペーン
県の事業「信州に泊まろう 県民宿泊キャンペーン」のPRが18日、伊那市であった。
このキャンペーンは緊急経済対策の一環として県内の宿泊施設の利用促進を図ろうと、20日から行われる。
この日はベルシャイン伊那店前でPR活動があり、伊那市旅館ホテル組合の組合員らがパンフレットを配りながら利用を呼びかけていた。
キャンペーンでは宿泊日数に応じて、抽選で宿泊補助券や県の特産品などのプレゼントがある。
対象となる宿泊施設は全県で892のホテルやペンション、旅館など。このうち伊那市では11、箕輪町は2施設が対象となっていて南箕輪村の登録はない。
この県民宿泊キャンペーンは2月20日から7月20日までの5か月間。対象施設や詳しいサービス内容については県公式観光ウェブサイトに掲載している。 -
伊那市環境審議会諮問
伊那市環境審議会は18日、市役所で開き、小坂樫男市長が新たな環境基本計画の素案の検討を諮問した。
環境基本計画は、合併後の伊那市として初めて策定する。
計画達成の目標年度は10年後の平成30年度としていて、基本方針には、自然環境の保全、ごみの減量化、温暖化対策の推進、環境教育の推進などを挙げている。
世界的に温暖化対策への取り組みが求められる中、温暖化の原因となる二酸化炭素の排出については、削減目標を具体的な数値で示している。
昨年度の伊那市の二酸化炭素排出量は49万7300トンだが、5年後の平成25年度の目標値は、6.8%削減した45万6400トンとしている。
また市民、事業者、学校、行政など各主体が取り組める具体的な環境活動も盛り込んでいる。
審議会では委員から、「計画を策定して終わるのではなく、推進体制を強化してほしい」などの意見が出された。
審議会は、出された意見を素案に反映し、27日に答申する予定。 -
小沢花の会駅伝の花作業
伊那市の花の愛好家グループ小沢花の会は、今年も春の高校伊那駅伝の発着点となる伊那市陸上競技場にパンジーや芝桜を飾る。
18日は、会員約20人がプランターの雑草をとったり、花の育ち具合を確認した。
春の高校伊那駅伝は1983(昭和58)年の第6回大会まで小沢区内がコースとなっていて、花の会では沿道を花で飾り選手を応援していた。
コース変更後もその活動は続き、今は発着点の伊那市陸上競技場に花を飾りつけている。
花の会によると、今年は暖冬の影響で花の進みが早いという。
そのため会員らは大会当日の来月22日に最も良い状態になるよう、温度管理に気を付けているという。
花の会では大会前日の21日、会員40人ほどで約500のプランターを運び込むことにしている。
会では、「ランナーや応援に来た人たちから『きれいな花をありがとう』と言われたときはうれしかった。当日は全ての選手を応援します」と話している。 -
シルバー人材センター会員作品展
伊那広域シルバー人材センターの会員による作品展が14日、伊那市西町の伊那ワークプラザで始まった。
毎年恒例の作品展で、今年で16回目。
今回は会員110人が約250点を出品した。
作品展では、趣味で楽しんでいる盆栽や書道、木彫りなどの工芸作品、編み物などが並んでいる。中には木で作った水車小屋も展示されていて、実際に動かすこともできる。
この作品展は19日まで。 -
春の高校伊那駅伝 出場校過去最多
3月22日に開かれる春の高校伊那駅伝に、今年は男女合わせ過去最多の143チームが出場する。
今年は、男子が83チームで去年より2チーム増えている。北海道から初の参加となる北海道栄高校など6校が初出場する。上伊那からは、上伊那農業高校と伊那北高校が出場する。
女子は60チームで去年より11チーム増えている。初出場は愛知県の豊川高校など5校。上伊那からは伊那西高校が出場する。 -
ガールスカウト国際友愛デイ
伊那地区の子どもたちなどで組織するガールスカウト第26団は15日、世界中の友だちのことを思う日「国際友愛デイ」に合わせ、スカウト13人が年齢ごとに分かれて世界の病気について学んだ。
国際友愛デイは、スカウトの創始者、イギリスのベーデン・パウエル夫妻の誕生日にちなんで2月22日に制定している。
世界各地のボーイ・ガールスカウトが、遠い国の友だちのことを考える日と位置付け活動している。
今回は「エイズ・マラリア・その他の病気について考える」がテーマ。
26団の木部則子団委員長は、終戦後、引き揚げてきた母親がマラリアに感染していて、必死で看病した体験を持つ。
木部さんは、自身の体験を伝え、「病気について考える機会にしてほしい」と話していた。
子どもたちは、身近な病気インフルエンザなどについて調べてまとめ、それぞれ発表していた。
また26団ではこの日、お菓子などを我慢して6258円を集め、海外の活動に寄付するという。 -
伊那市の09年度当初予算 一般会計総額で292億円
伊那市は17日、09年度の当初予算案を発表した。
一般会計の総額は、本年度より13億6800万円減額の292億8400万円。率にして4・5%の減額となっている。
歳出では、美篶保育園改築終了などにより、民生費が本年度より4億5千万円減額の60億9千万円。また、公債費は3億6千万円減の51億1千万円。衛生費は保健センター改築事業費の増額などにより、3億3千万円増の43億9千万円となっている。
主な事業としては▽旧上伊那図書館改修にともなう学習と交流の拠点再生事業に4億1400万円▽西箕輪保育園建設に6300万円▽小学6年生までの入院費について補助する医療費無料化事業に400万円▽企業立地促進を図る上伊那地域産業活性化協議会事業に500万円▽中京方面からの企業誘致を強化するための職員派遣に300万円竏窒ネどが盛られている。
歳入では市税が法人市民税の減などにより、本年度より2億9千万円減額の89億9千万円。
地方交付税が4千万円増の83億8千万円。
市債が2千万円増の38億1千万円となっている。
市では、予算編成についてこれまで施策の中心としてきた教育、子育て支援、産業立地の三本柱に加え「安心安全」「環境にやさしい」「健全財政の維持」に重点を置いた竏窒ニしている。
また、21年度当初予算に2月補正予算と今回提案の3月補正予算を合わせた緊急経済対策事業の総額は31億円となり、景気悪化に対応する施策を速やかに実施していきたい竏窒ニしている。 -
前期選抜合格発表
今月9日に行われた公立高校の前期選抜の合格発表が17日にあった。
このうち伊那北高校では午後1時に、合格者の受験番号が職員玄関南側に張り出された。
平日ということもあり受験した中学生の姿はまばらだったが、我が子の番号を確認しようと保護者が学校を訪れ、写真に収めていた。
伊那北高校の前期選抜は、普通科が1.44倍で36人の募集に対して52人が受験した。理数科は1.03倍で36人の募集に対し37人が受験した。
公立高校全日制・多部制の前期選抜試験は県内87校で実施され、1万247人の受験者に対し5787人が合格した。
後期選抜は、今月24日から26日まで志願の受付を行い、3月10日に試験が行われる。 -
定額給付金補正予算案を3月議会に提出
伊那市は市議会3月定例会に国の定額給付金に関係する補正予算案を提出する。
これは、定例記者会見で説明されたもので、定額給付金事業の予算額は11億7779万円。
給付方法については、小坂市長はこれまで、プレミアム商品券のような形で給付したいとの考えを示していたが、国の方針により口座振替となる。
また、プレミアム商品券については現在、伊那商工会議所と伊那市商工会で検討しているという。
伊那市は、検討結果を待って、プレミアム商品券を発行する場合には関係費用の補正予算案を新たに3月議会に提出したいとしている。 -
高遠高校生が園児と交流
高遠高校福祉コースと芸術コース音楽専攻の2年生が17日、高遠第2第3保育園の園児と交流した。
この日は、最初に福祉コースの生徒が手作りのうちわを使って昔話などを披露。福祉コースでは、保育の授業の一環で高遠町地区の園児と交流している。
また、芸術コース音楽専攻の生徒も参加し物語に合わせて楽器を演奏した。
その後、生徒が紙を折って作った「パタパタ絵本」を披露。絵本は、キャラクターを使ったオリジナルの作品もあり、園児たちは、話を聞いたり、一緒に動かしたりして楽しんでいた。
参加した音楽専攻の生徒は「ゆっくり話すことと笑顔を心がけた。喜んでもらえてよかった」と話していた。 -
わんぱく親子塾お年寄りと交流
入園前の親子を対象とする伊那市西箕輪公民館の「わんぱく親子塾」が18日、地元のお年寄りたちと交流した。
交流は、子どもと母親らに、お年寄りと関わり合える場を提供しようと行っていて今年で2回目。
この日は、およそ20組の親子と地区社会福祉協議会の健康教室に通うお年寄り10人が集まった。
子どもたちが普段踊っている踊りをお年寄りに披露したほか、手遊びや風船を使った遊びなど、お年寄りが健康教室で行っている遊びを一緒にした。
最初は母親のもとから離れられない子どももいたが、徐々に慣れ、最後は笑顔でお年寄りとの交流を楽しんでいた。
ある母親は「普段、おばあちゃんたちと交流することはないので良い機会。交流を通して子どもには優しさなどを学んでほしい」と話していた。