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伊那サンフラワーズOGが全国大会出場
50歳以上の女性ソフトボールチーム「伊那サンフラワーズOG」は24日から山形県で開催される全国大会に出場する。
キャプテンの野溝和子さんや選手の代表など4人がこのほど伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に全国大会出場の挨拶をした。
伊那サンフラワーズOGが県代表として出場するのは、全国から50歳以上の女性チームが参加する「全日本エルデストソフトボール大会」。
去年は伊那市を会場に行われサンフラワーズも出場したが、2回戦で敗れた。
野溝キャプテンは「サンフラワーズのモットーはヒマワリのように明るく強く。チームの団結力を活かして、まずは初戦突破を目指したい」と話していた。
伊那サンフラワーズOGが出場する「全日本エルデストソフトボール大会」は24日から、山形県酒田市で開催される。 -
田中清子さん文化刺繍展
伊那市の田中清子さんによる文化刺しゅう展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
会場には鮮やかな刺しゅう糸で描かれた風景画や人物画など65点が展示されている。
全日本文化刺繍協会教授などの肩書を持つ田中さんだが、今年、文化刺繍を始めて35年が経つことから、その集大成を多くの人に見てもらおうと個展を開くことにした。
展示作品の一つ「奥入瀬渓谷」は、秋の奥入瀬渓谷をテーマとした大作。紅葉した木々の間を流れる渓流の様子が、色鮮やかに映し出されている。
田中さんは「文化刺しゅうの華やかな魅力を知っていただければ」と話していた。
作品展は19日まで。 -
とんぼの楽園にあずまや完成
日本一小さいとんぼ「ハッチョウトンボ」の生息地、伊那市新山のとんぼの楽園に、あずまやが完成した。
あずまやは、楽園を管理する新山山野草等保護育成会が建てたもので、3.6m四方で、高さおよそ4m。ヒノキや松で作られていて、材料の一部を伊那市が調達したほかは、会員が協力し手作業で作り上げた。
17日は、関係者などが出席して、あずまやの竣工式が行われた。
新山山野草等保護育成会の中山智会長は、「さまざまな人の協力で念願のあずまやが完成したことに、心から感謝している」とあいさつ。
小坂樫男伊那市長は、「日ごろの整備に感謝している。楽園を後世に伝えていけるようこれからも頑張っていただきたい」とあいさつした。
育成会では今後、歩道の延長や駐車場の拡張など、さらに整備を進めていきたいという。 -
台湾出荷分の南水を箱詰め
昨年度台湾に出荷した上伊那産のナシ「南水」が現地で高い評価を受け、今年度は出荷量を増やすことになった。
箕輪町のJA箕輪果実選果場では18日、台湾に出荷する2千ケース分のナシの箱詰め作業が行われた。
台湾に出荷されるのは、伊那市や箕輪町などで作られたナシの主力品種「南水」。主に南信地方で作られている品種で、ごつごつした形と糖度が高いのが特徴。
JA上伊那によると、上伊那産「南水」の出荷は、ナシの国内市場が下がっていることなどから、ナシの消費がある台湾へ昨年度から出荷を始めているという。
昨年度、1200ケースを出荷したところ評判が良く、台湾から出荷量を増やしてほしいとの要請があり、今年度はおよそ8千ケースの出荷を予定している。
JA上伊那の職員は、「台湾では気候が温暖で甘いナシが作れないことから、日本の甘いナシの消費量が増えているのではないか」と話していた。
また、箱詰め作業の手伝いに訪れていた「南水」の生産者、小川守一さんは、「今年は特に値段が低迷した。海外でも南水をおいしく食べていただければ、作るのに張り合いが出てくるので頑張りたい」と話していた。
18日箱詰めされた「南水」は翌日出荷され、大阪の市場で検疫を受け、台湾に送られるという。 -
伊那東小児童が新しい校庭で運動会
伊那市の伊那東小学校で18日、新しい校庭での初めての運動会が開かれた。秋晴れのもと、全校児童およそ700人が、新しくなった校庭を駆け回った。
伊那東小では、校舎の老朽化などで2年前から新しい校舎の建設が進められ、今年3月に校舎が完成した。
新しい校舎の建設に伴って校庭も造成され、これまでよりも広い、およそ7千平方メートルの校庭が完成した。
山本一夫校長は、「少し遅れての運動会となったが、今までよりも広くなって、子ども達がのびのびできているし、保護者がゆったりと見られるようになった」と話していた。 -
日中友好卓球交流大会
中国・河北省から選手団を招いての日中友好卓球交流大会が18日、伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれた。
大会は長野県と河北省の友好提携25周年を記念して開かれた。
河北省の選手団は、16日から伊那市を含む県内5地域で試合をしている。
河北省からは代表選手6人の中学生が訪れていて、伊那市からは選考会で選ばれた12人が出場した。
試合は5ゲームマッチシングルスの団体戦で行われた。
どの試合も河北省の選手が圧倒する展開となり、卓球の本場、中国の選手たちの強さが際立っていた。
河北省の選手と対戦した伊那市の中学生は、「球が速いし、ラケットに当たると重い感じがする。すごく強かったけど良い経験になった」と話していた。
河北省の選手団は19日以降、松本市、上田市、須坂市で試合を行い、24日に帰国する予定。 -
田楽座稽古場公演
伊那市富県の歌舞劇団「田楽座」のけいこ場公演が18日、行われた。昼と夜の2回公演で、昼の部「おやこまつり」は会場を埋めた親子連れらが楽しんだ。
けいこ場公演は、日頃お世話になっている地元の人達に見てもらおうと毎年開いていて、今年で17回目になる。
公演では、和太鼓を力強く打ち込んで音色を響かせたり、三味線の演奏に合わせたダイナミックな「津軽おはら節」の踊りなどがあった。
観客も一緒に踊る盆踊り体験もあり、「春駒」という踊りを子どもも大人も皆で覚えた。
見ている人も元気に掛け声をかけて座員と観客が一体となって盛り上がっていた。 -
エアロビチーム「キャッツ愛」が全国大会へ
エアロビックの全国大会に出場する伊那市のチームが7日、北原明教育長のもとを訪れ、出場のあいさつをした。
チームは、伊那市内の20代から40代の主婦3人でつくる「キャッツ愛」で、監督やコーチと市役所を訪れた。
そのうち最年長の池田啓子さんは、「今まで練習してきた力を十分に出し切り、長野県を代表して踊ってきたい」と話した。
キャッツ愛はスポーツクラブ「アファス伊那」の利用者でつくるチームで、去年7月の県予選と今年4月の最終選考を勝ち残り、県代表に選ばれた。
3人が出場する第21回全国スポーツ・レクリエーション祭のエアロビック種目には、全国から40チーム以上が出場する。
3人は実際に大会で行う演技を披露。
演技を見た北原教育長は「動きがダイナミックで若々しい。ぜひ上位を目指して頑張ってきてほしい」と話した。
全国大会は19、20日に滋賀県の米原市で開かれる。 -
ごみ焼却施設学習会
上伊那広域連合が建設を計画している新しいごみ中間処理施設に関する学習会が18日、伊那市の富県ふるさと館で開かれた。
学習会には、候補地の富県や隣接する美篶の地区住民など、およそ70人が参加した。
この中で、社団法人全国都市清掃会議で技術顧問を務める寺島均さんは、国内にある施設の実績や環境対策、安全対策について話した。
寺島さんは、「一般的にごみ焼却施設から出る排ガス中に含まれるダイオキシンの量は、国が定める環境基準の3千分の1とされている。環境や人体への影響は心配しなくていい」と話していた。
また、耐震性を高く設定し設計されているので、地震などの災害に強いという。
講演終了後の質疑応答では、参加者から「候補地が山に囲まれ排ガスが滞留しないか心配」「健康を心配する」などの質問が出ていた。 -
童謡・唱歌教室~秋編~
秋の童謡・唱歌を楽しむ教室が17日、伊那市のいなっせで開かれた。
教室は、オルガンの演奏に合わせて季節に合った歌を歌うもので、この日は秋にちなんだ13曲を歌った。
集まった人たちは、歌の背景などの解説を聞きながら、季節の歌を楽しんでいた。
次回は11月14日に開かれる予定で、冬にちなんだ歌を歌う。 -
古流松應会伊那支部が「いけばな展」
古流松應会伊那支部のいけばな展が17日から、伊那市通り町の西沢デパートで始まった。20日まで。
古流は、江戸時代から続く生け花の流派で、伊那支部は、伊那市を中心に13の教室があり50人が学んでいる。
いけばな展は2年に1回で、今回が22回目。秋の花がテーマ。
会場には、古典的な生け花と自由な発想で生けるものの2種類があり、支部長の大石理峯さんは、「その違いを楽しんでほしい」と話している。
一角には、会員全員で製作した合作があり、竹と柿のコンビネーションが楽しめる。
竹の葉は青々として瑞々しく、柿の色とのコントラストが美しい作品に仕上がっている。 -
高遠城址公園の花見客消費額は560円
伊那市が消費増へ検討高遠城址公園に訪れる花見客が使う金額は、入園料とは別に一人あたり560円であることが伊那市が行なったアンケート調査でわかった。
伊那市では、予想以上に少ない結果と受け止めていて、来年に向け対策を検討している。
これは、伊那市が今年花見シーズン中に行なったアンケートの分析結果から明らかになった。
さくらまつりは、以前から「30万人訪れるが経済効果は少ない」と言われてきたが、それを裏付ける結果となった。
さらに、公園を訪れる花見客が食べる弁当は、ほとんどが市外の業者により調達されていることもわかり、その数は10万食に上るものとみられている。
伊那市では、この分析結果から、さくらまつりは、伊那市にとっての経済効果は薄いとして、来年に向けて戦略を練っている。
白鳥孝副市長をリーダーに、行政改革推進チームが具体策を検討していて、周遊ルートのプラン作りを進めている。
魅力ある食事スポットや観光ポイントを盛り込んだ周遊ルートを的確に花見客に紹介することで伊那市での滞在時間を長くし、消費を増やしてもらうという狙い。
また、改善して欲しいことの1位になったトイレ問題については、設置場所の見直しも含め、効率的に配置するよう検討が進められている。 -
【カメラリポート】シベリアの友へ 菊に込められた想い
伊那市小沢の国道361号線沿いでは、今年も見事な菊が咲いている。
伊那市の辻本武良さん、83歳。
終戦後、シベリアの抑留生活で多くの仲間を亡くした。
「シベリアで死んでいった仲間たちに花を手向けたい」
そんな思いから、毎年丹精込めて手入れをし、自宅近くの田んぼの脇にきれいな菊の花を咲かせる。
今年もそのかいあって、辻本さんの菊は今、ちょうど見ごろを迎えている。 -
保育園入園説明会で新山保育園入園児募集
園児数が20人に満たない場合来年度休園を予定している伊那市の新山保育園について、市は、市内全域からの入園を呼びかけている。
16日から始まった来年度の保育園入園説明会で、新山保育園への入園を募集するチラシが、参加者全員に配布された。
新山保育園は現在、園児数が全体で10人で、このままいくと来年度休園となる。
伊那市は、休園の理由として、少人数では集団生活の中での社会性を身につけることが難しいこと、効果的な保育園運営が難しいことを挙げている。
地元から存続を求める活動も起きる中、市も新山保育園のあり方を模索していて、今回、市内全域から園児を募集することになった。
もともと保育園は、市内のどの地域の園にも通うことが可能だが、こうした呼びかけをするのは異例のこととなる。
伊那市の保育園の入園の受付は11月からの予定。 -
伊那西町クラブソフト全国大会出場へ
伊那市の65歳以上の男性でつくるソフトボールチーム「伊那西町クラブ」は、18日から山口県で開かれる全国大会に出場する。
16日、西町クラブの伊藤易明監督、矢澤広人キャプテン、三澤幸栄コーチの3人が市役所を訪れ、酒井茂副市長に全国大会出場の報告をした。
出場するのは、65歳以上の選手が参加するハイシニアの全国大会。
西町クラブは7月に行われた県大会で優勝し、3年連続の全国大会出場を決めた。
チームの持ち味は、県大会ではほとんどエラーがでなかったという守備力の高さ。
初戦は、東京と岡山の勝者と対戦することになっていて、強豪チームとの初戦が予想されることから、伊藤監督は、「まずは1勝を目指している。全国のチームと交流することも楽しみ」と話していた。
酒井副市長は、「ソフトボールの街・伊那市をPRしてきてください。よい結果を期待しています」と激励した。 -
伊那北高校2年知久俊彦君
全国高校総合文化祭で文部科学大臣賞今年の全国高校総合文化祭の写真部門で、伊那北高校2年の知久俊彦君が最高賞を受賞し日本一になった。
知久君は、伊那北高校写真部に所属し、高校に入学してから本格的に写真を撮り始めたという。
今回、最高賞となる文部科学大臣賞を受賞した作品は、昨年の夏、帰宅途中の神社でさい銭箱の上にいる猫を写したもの。
審査では、カメラの方を見つめる表情や目の力、構図、色彩などのバランスが取れ、全体が一枚の絵画のように見える点が評価されたという。 -
第7回まちじゅう美術館審査会
伊那市内の商店街に園児の作品が並ぶ「まちじゅう美術館」の審査会が16日、伊那市の伊那商工会館で開かれた。
商工会議所の商業連合協議会の会員8人が審査した。
まちじゅう美術館は、伊那市内の商店街に園児の絵を飾り、商業活性化につなげようと毎年開いているもので、今年で7回目になる。
作品は、伊那市内全30の保育園と幼稚園の年長児が、「わたしの好きなお店」「わたしの家族」というテーマに沿って描いたもので、およそ700点が集まった。
審査員は、明るさや子どもらしさなどをポイントに審査していた。
審査委員長を務めた日本美術家連盟会員の須澤重雄さんは、「今年の作品は、色が豊かで創造性にも富んでいて素晴らしく、選ぶのが難しい」と話していた。
審査の結果、最高賞となる会頭賞には、緑ヶ丘敬愛幼稚園のはらだ・こうせいくん、上の原保育園のろくはら・りなさん、西箕輪南部保育園のくしや・りょうすけくん、高遠第一保育園のさいじょう・りささん、竜西保育園のみわ・はるなさんの5人が選ばれた。
入賞作品の表彰式は25日に行われる予定で、全作品が11月1日から25日まで伊那市内の商店55店舗に飾られる。 -
伊那東保育園保護者会が工場見学
アルミ缶回収で活動費を捻出している伊那東保育園の保護者会は12日、リサイクル業者を訪問し工場で空き缶の分別を体験した。
伊那東保育園の保護者会は、活動経費をアルミ缶回収でまかなおうと、5月から保育園横の駐車場に収集場所を設け、地域にも呼びかけて資源回収に取り組んでいる。夏祭りの資金はすべてこのアルミ缶回収から捻出した。
この日の体験会は、集められた空き缶がその後どのように処理されているか、園児や保護者にも知ってもらおうというもので、年長の親子20組50人が参加した。
保育園の空き缶を収集している伊那市新山のリサイクル業、ファットエバー本社工場では、リサイクルの流れを聞いたり缶の分別を体験した。
保護者会では、今後もこの活動を続けていきたい考えで、絵本などの備品購入にあてたいという。
保護者会長の鈴木英仁さんは「子どもたちがリサイクル活動に携わることで環境学習にもつながる」と手ごたえを感じている様子だった。 -
伊那マジッククラブ恒例のマジックショー
伊那マジッククラブは12日、毎年恒例のマジックショーを伊那市のいなっせホールで開いた。
プロ顔おまけの衣装を身にまとった会員が日ごろの練習の成果を発揮し、会場からは大きな拍手が起きていた。
手品愛好者でつくる伊那マジッククラブは、1972年に発足し、現在は40代から70代まで約20人の会員がいる。
伊那公民館で定期的に練習していて、マジックショーは今回で36回目を迎えた。
ステージでは、生け花やステッキを使ったものなど多彩な手品が披露され、成功するたびに会場からは、驚きの声や拍手が寄せられていた。 -
【カメラリポート】世界的評価ガイド「ザガット」
長野県版が来年3月創刊レストランを一つ星、二つ星、三つ星と評価するミシュランと並び称される世界的な評価ガイド「ザガットサーベイ」。その長野県版が、来年3月に創刊されることになった。
ザガットは、世界88都市のレストラン、ホテルなどの格付けを行っていて、日本では、東京・京都・大阪・神戸版がある。今回の長野県版は、地方版としては初となり、関係者からは大きな期待が寄せられている。 -
振り込め詐欺警戒
伊那警察署は15日、振り込め詐欺を防ごうと市内の銀行などで訪れた人たちに注意を呼びかけた。
2ヶ月に一度、偶数月の15日は年金支給日で、高齢者が詐欺に狙われやすい日とされている。
警察ではこの日をATM集中警戒日に指定していて、県下の銀行などで一斉に振り込め詐欺の注意を呼びかけた。
伊那警察署の署員も銀行前で詐欺の手口などを書いたチラシを配り警戒にあたっていた。
伊那警察署のまとめによると、今年1月から9月末までの管内の振り込め詐欺の被害は7件で金額は800万円にのぼるという。
また手口も巧妙になっていることから、伊那署では急な振り込みを要求する電話がかかってきた場合は家族に一度相談するなど、落ち着いて行動してもらいたい竏窒ニ呼びかけている。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
日本犬ミニサミット開催
伊那市で北海道犬の訓練をしている元北海道大学助教授、鈴木延夫さんの呼びかけで12日と13日に日本犬ミニサミットが開かれた。
日本犬の専門雑誌に鈴木さんが紹介されたことがきっかけで問い合わせが相次ぎ、全国から日本犬の愛好者が集った。
12日は、伊那市高遠町鍛冶村にある北海道犬訓練センターで、北海道犬のほか、紀州犬や四国犬など中型の日本犬とその飼い主が対面した。
鈴木さんは、「日本犬の本来持っている性格や能力が消滅してきつつある。日本犬の過去、現在、未来を考えていかねばならない」と話していた。 -
芸大生が高遠高校生徒を指導
25日の伊澤修二先生記念音楽祭に出演する高遠高校の生徒らが15日、東京芸術大学の学生から事前指導を受けた。
指導を受けたのは、高遠高校の音楽専攻の生徒と合唱部の生徒28人、辰野高校合唱部の4人。
東京芸術大学からは、指揮科4年生の道端大輝さんが訪れた。
高校生たちは音楽祭で演奏するドヴォルザークの「スタバト・マテール」を実際に合唱し、道端さんから、「歌詞の意味を理解しながら歌ってください」などとアドバイス受けていた。
高遠高校と東京芸術大学は、高遠町出身の伊澤修二が東京芸術大学の前身である東京音楽学校の校長を務めたことを縁に、交流を続けている。
高遠高校の生徒が記念音楽祭に参加するのもその一環で、去年からは上伊那のほかの高校にも参加を呼び掛けている。
今年は高遠高校のほか辰野高校、伊那西高校の生徒が音楽祭に参加を予定している。
第22回伊澤修二先生記念音楽祭は今月25日、伊那市の県伊那文化会館で行われる。 -
高遠第2・3保育園でマツタケ狩り
伊那市の高遠第2第3保育園の園児は15日、地域のお年寄りと一緒にマツタケ狩りをした。
園児29人が、地区のお年寄りの案内で区の所有するマツタケ山に入った。
保育園とお年寄りは、2カ月に1回のペースで交流している。今回は、園児達にきのこ狩りを体験してもらい、とれたてを味わってもらおうと、お年寄りから呼びかけがあった。
園児達はキノコを見つけると、おじいちゃん、おばあちゃんに嬉しそうに見せ、食べられるものかどうか聞いていた。
一日で、松茸のほかにアミタケやコムソウ茸などさまざまな種類のキノコがとれた。
松茸は近いうちにおにぎりにしてみんなで味わい、ほかのキノコは家に持ち帰って家族で楽しむという。 -
竹林間伐し楽器作り
竹を材料に楽器や炭作りを体験しようと12日、伊那市西春近で竹林の間伐作業が行われた。
舞台芸術を通じて子どもの健全育成を図ろうと30の団体が加盟しているNPO法人が、全国各地で展開している活動で、県内では初めての開催。
この日は、県内外から集まった100人の親子が、伊那市西春近の竹林で間伐作業をした。
関係者によると、護岸整備を目的に竹林が増えたが、手の入らない個所が多いということで、国がこうした活動を補助して竹林の整備を促している。
この日間伐した竹は、1メートルほどに切って炭にしたり、竹の木琴などの楽器にして楽しんだ。
NPOでは、「尺八などの材料となっている竹と音楽の関係を楽しみながら知ってもらえたら」と話していた。 -
強盗致傷 男が嘘の被害届け
伊那市の20歳の男が15日、強盗にあったと伊那警察署に嘘の被害届けを出した。警察では動機などについて調べを進めている。
伊那警察署の発表によると、嘘の被害届けを出したのは市内の20歳の飲食店店員。この男は、3人組の男に現金を要求され刃物で傷つけられたと、午前4時ころ伊那警察署に被害届けを出した。
伊那署では、およそ50人体制で犯行があったという「いなっせ」周辺で捜査にあたり、犯人の行方を追っていた。
その後、事情を聞いていた捜査員に嘘だったと供述したという。
伊那署では、なぜこの男が嘘の供述をしたのかなど詳しい話を聞いている。 -
イーナちゃん駅伝カーニバル
伊那市内の各地区対抗イーナちゃん駅伝カーニバルが13日、伊那市横山の鳩吹公園で行われた。
大会には、オープン参加も含め子どもから大人まで39チーム、およそ450人が参加した。
この日は晴天にも恵まれ、多くの市民が会場に足を運び大きな声援を送っていた。
子供の部は、公園内のグラウンドを1周するコースで、園児から小学生までの5人がたすきをつなぎタイムを競った。
また、地区の部では公園一周およそ500メートル30周を9人で走った。
ルールは1人5周以内で、30周目は2人でたすきを持ってゴールした。
大会の結果、子どもの部・地区の部を合わせた総合優勝は西箕輪、2位が手良、3位が富県だった。 -
振り込め詐欺防止で警戒
伊那警察署は15日、振り込め詐欺を防ごうと、市内の銀行などで訪れた人たちに注意を呼びかけた。
2ヶ月に一度、偶数月の15日は年金支給日で、高齢者が詐欺に狙われやすい日とされている。
警察ではこの日に合わせ金融機関で一斉に振り込め詐欺の注意を呼びかけた。
伊那警察署の署員も銀行前で詐欺の手口などを書いたチラシを配り警戒にあたっていた。
伊那警察署のまとめによると、今年1月から9月末までの管内の振り込め詐欺の被害は7件で金額は800万円にのぼるという。
また手口も巧妙になっていることから、伊那署では急な振り込みを要求する電話がかかってきた場合は家族に一度相談するなど、落ち着いて行動してもらいたい竏窒ニ呼びかけている。 -
医療シンポジウム
医療の実態考える医師不足などの上伊那の医療問題や実態について考えるシンポジウムが13日、伊那市で開かれた。
シンポジウムは、医療を提供する医師と受ける側の住民が医師不足などの問題の背景や実態について共に考える機会にしようと上伊那広域連合などが開いた。
最初に、埼玉県済生会栗橋病院副院長の本田宏さんが「地域の医療を守るための処方箋」と題し講演した。
本田さんは、「日本の医師数は26万人と言われているが、80代90代も含んでおり65歳以下だと22万人。医師の養成には10年から20年の歳月が必要で団塊世代に医療が必要となる時期に備え今が手を打つ最後のチャンス」と話した。
パネルディスカッションでは、上伊那地域の医療や医師不足について意見交換が行われた。
伊那中央病院の小川秋實院長は、「医師の病院勤務の過剰労働を少しでも減らさなければならない。休日・夜間の1次医療は開業医や診療所で看てもらいたい」と述べた。
また、昭和伊南総合病院の長崎正明院長は、「上伊那地域の住民の生命・健康を守るには公立3病院の連携・機能分担を病院間で検討していく必要がある」と話した。
また、これからの上伊那の医療について、渡辺庸子衛生部長は、「病院の機能を保ち、3病院がお互いに協力していく方向が望ましい」。安心して安全な出産が出来る環境を考える会代表の須田秀枝さんは、「医療を守るにはみんなでこの地域の病院を大切にして上手に利用しなければならない。上伊那全体の医療のあるべき姿を考えることが必要」と話していた。
コーディネーターを務めた伊那保健所長の山崎宗廣さんは、「病院・行政・住民が問題意識を共有することが、この地域の医療について冷静で新しい話し合いスタートの第一歩になる」とまとめた。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那市民安全大会
暴力や交通事故のない平和で安全な住みよい社会を築いていこうと、暴力追放・交通安全伊那市民安全大会が12日、伊那市で開かれた。
大会には、関係する団体約700人が参加して、暴力追放や交通事故防止の推進を誓う大会宣言を採択した。
伊那市民会館で開かれた大会で小坂樫男市長は、「平和で安全な伊那市実現のため、市民をあげて暴力追放と交通安全につとめなければならない」とあいさつした。
大会では、伊那市防犯協会女性部が、最近問題になっている振り込め詐欺についての寸劇を披露。詐欺にあわないため▽本人に確認すること▽金融機関が歯止めになること竏窒ネどが寸劇を通して紹介されていた。
大会終了後は、参加者が市内中心部をパレードし、安全で平和な社会づくりをアピールした。
【伊那ケーブルテレビジョン】