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伊那市役所食堂にアマランサスソバ
伊那市役所の食堂「アザレア」のメニューに11日から「冷やしアマランサスそば」が季節限定で加わった。
お昼時になると、職員が次々と食堂を訪れ、冷やしアマランサスそばを買い求めていた。味は、和風と中華風の2種類が用意され、値段は600円。
去年の暮れに年越しそばとして暖かい麺での提供をしていたが、冷たい麺での提供は今回が初めてです。
酒井茂副市長は「アマランサスは体によいということなので、毎日食べたい」と意気込みを語った。
カルシウム、鉄分を多く含んでいる雑穀アマランサスは、伊那市の新しい地域食材として定着させようと、信大や地域住民も一緒になって研究を進めている。
食堂は一般の人も利用ができ、伊那市では、夏バテ防止に是非一度味わってほしい言っている。 -
広域連合、伊那市富県でごみ処理説学習会
上伊那広域連合が建設を計画している新しいごみ中間処理施設について、地元住民らに理解を深めてもらう学習会が10日、伊那市の富県ふるさと館であった。
候補地となっている富県地区などから150人ほどが参加した。
講師は、ごみ処理施設の機能の検査や、ごみ処理計画・建設の指導にあたっている㈶日本環境衛生センター常務理事の藤吉(ふじよし) 秀昭(ひであき)さん。
藤吉さんは、ごみ焼却施設の排出ガスの処理技術や、現在のダイオキシン対策などについて説明した。
「ダイオキシンについては、9割は食物から摂取しているので、食材を問題にするべき。現在の施設は、高温で燃やす、排出ガスをろ過するなど様々な手法でダイオキシンの発生を抑制しているので、安全面ではまず問題がない」と説明した。
また、受け入れ地区との合意形成が重要だと話し、施設のイメージアップにつとめ、情報公開された施設を作る必要があるとした。
講演会の後には、参加者から提出された質問に藤吉さんが答えた。
候補地付近では、井戸水を利用しているほか、マツタケの山地でもあるとして、ダイオキシンなどの残留を心配する質問には、「国の定める基準をクリアしないと施設の設置も運用も出来ない。排ガスを20年分足し合わせたとしても環境への影響はまずないと考える」と応えていた。
また「いつも心配で監視しなければならないような施設ではダメ。これくらいしっかり管理されていれば大丈夫と、時々確認すればよい程度の施設でなくてはならない」と話した。
候補地の近くに住む男性は、「ダイオキシンについては安心したが、候補地は、過去に堤防が決壊したりと水害もあった場所。悪臭も心配だ」と話していた。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
お産について考える 信毎WAの会
信濃毎日新聞主催の、上伊那のお産について考える会が10日、伊那市のいなっせで開かれた。
信濃毎日新聞は、今年度から地域活動部を立ち上げ、地域へ出向いていき、様々な問題を話し合う企画を始めた。第1回となる今回は、全県でも大きな問題となっている産科医療について、特に状況が大きく変わった上伊那地域で開催された。
信毎紙面でも、この問題について連載し、呼びかけたところ昨日は、上伊那地域から70人が参加した。
座談会では、伊那中央病院の産科医師や、昭和伊南総合病院の助産師など、4人が、現状について話をした。
伊那中央病院産婦人科部長の上田典胤医師は、「産科医師は5人がいるが、年間1000件の出産を受け入れていて、事故を起こさないようにするのに精一杯だ。朝から晩まで一日に8人が出産した例があるが、休日だったら対応できなかった。今後、途方にくれる場合があるのではないかと心配している」と切実な実情を話した。
座談会の後には、分科会がひらかれ、参加者らが、お産の場をどう守るか、こんなお産がしたい、などをテーマに話した。
2人目を希望しているという駒ヶ根市の夫婦は、「状況が厳しいことは改めて分かったが、専門的な話も聴けて勉強になったし参加者同士が正直にいろいろ話せた。こんな機会を今後も作ってもらいたい」と語った。
企画した信濃毎日新聞の井上裕子さんは、「記者としても医療問題について何もしないわけにいかないと感じていた。紙面で、また企画を通して、参加者と共に問題に向けて知恵を出していきたい」と話していた。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
坂下区がAED講習会
伊那市坂下区の住民は、万が一に備えて、10日、AED・自動体外式除細同器を使った救急救命法を学んだ。坂下区の住民20人ほどが参加し、伊那消防署の署員から指導を受けた。
坂下区では、今年7月に区の予算を使ってAEDを導入した。伊那市の区の中で、自治会費を使って導入するのは坂下区が初とのこと。
参加者らは、スイッチを入れるときは、患者から離れる、体がぬれているときは水分をふき取るなどアドバイスを受けながら、実際にAEDを使って訓練した。
有賀昭洋坂下区長は、「坂下公会堂は、公民館活動も活発で人の出入りも多いので万が一のときに、人の命を救えるならと導入した。宝の持ち腐れ手にならないよう、使えるようにしておきたい」と話していた。
なお、AEDは2階の目に付きやすい場所に設置されていて、いつでも使えるようにしているほか、野外イベントには携帯して、活用するという -
伊那市の行革推進にむけ、新たな審議会委員委嘱
委員の任期満了に伴う改選後初めての伊那市行政改革審議会が8日市役所で開かれた。審議会の委員13人に小坂樫男市長から委嘱書が交付された。
行政改革審議会は、簡素で効率的な市政の実現を目指し関係する団体の代表などで組織されているもので、委員の任期は2年。審議会会長には、伊藤泰雄伊那市議会副議長が決まった。
小坂樫男市長は「行革はこれでいいということはない。遠慮なく意見を承りたい」とあいさつし、伊藤会長は「行革はさけては通れない道だ」と話した。
審議会では、伊那市が取り組んでいる行政改革の進み具合などをチェックし、更なる改善点などを提言していく。
現在伊那市が進めている行政改革91項目のうち、実施されているものは27項目、一部実施されているものが44項目、検討・準備段階の項目は19となっている。市がまとめた平成19年度の行政改革による効果は、補助金の見直し、企業立地推進などにより4億3,200万円。
平成20年度は、さくらまつりの現状分析と課題への対応、保育園の運営、学校給食の運営などに取り組んでいる。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那中央病院で高校生一日看護体験
高校生の1日看護師体験が8日、伊那中央病院であった。上伊那を中心に8つの高校の男女49人が体験した。
1日体験は、看護の現場に触れて将来の職業選択の一つにしてもらおうと毎年行われているもの。8日は、看護師17人が指導にあたり、包帯の巻き方や足などの洗い方、患者とのコミュニケーションのとり方などを学んだ後、実際に病室で実習した。
高校生は「お湯の加減はどうですか?」などと声をかけながら丁寧に洗っていた。足を洗ってもらったお年寄りは「とても気持ちいい。今日は、気持ちよさと嬉しさで、しっかり眠れそうだよ」と満足そうだった。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
小学校教諭対象に林業体験
地元の小中学校の教諭を対象にした林業体験会が、8日、伊那市手良にある国有林で行われた。上伊那の小学校の教諭3人が参加した。
先生たちに林業体験をしてもらい、学校の授業などで生かしてもらおうと、林野庁の中部森林管理局と県が開いたもの。森林の役割や鹿による食害などについて学び、実際に山に入り、ヒノキの間伐作業をした。
指導したのは、南信森林管理署の森林官で、「のこぎりを大きく動かして切る」「切ったものは、次の作業がしやすいように置いておく」などアドバイスをしていた。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那市東春近で、田んぼの生物調査
近所の田んぼや水路にいる水生生物を捕まえ、観察する「田んぼ生き物調査」が9日、伊那市の東春近で行われた。小中学生や保護者など、およそ90人が参加し、東春近の3ヶ所で調査をした。
主催は東春近の住民でつくる「東春近の農地・水・環境を守る会」。今回初めて開催した。
同会は、東春近地域全体の環境保全向上を目的に、国や県、市の補助を受け07年に発足しました。今回は、子供たちにも、60年以上前から地区に残る水路に親しみ、水の大切さをしってもらおうと調査会を企画した。
このうち、田原区の一級河川の保谷沢川と田原沼排水の合流点では、水質調査等をした後、網を使い川にいる虫を捕まえた。
調査の結果、奇麗な川に生息するヘビトンボや沢ガニ、また、ザザムシやヤゴなど沢山の水生生物が見つかりった。
小学1年生の、坂井華恋(カレン)さんは、「水が冷たく気持ちよかった。沢山虫が捕れて楽しかった」と楽しそうに感想を述べた。
東春近の農地・水・環境を守る会の伊東由和(ヨシカズ)会長は、「自然を理解し、たくましい子供に育ってほしい」と話していた。 -
南アルプスに鹿防護ネット 仙丈ケ岳馬ノ背ヒュッテ周辺
南アルプス仙丈ケ岳の馬ノ背ヒュッテ周辺に7日、高山植物を鹿の食害から守る、防護柵が設置された。
防護柵は、県や南アルプスに接している市町村、信州大学などで作る南アルプス食害対策協議会や南信森林管理署、環境省が連携し、出来る事から始めようと、行われた。
設置作業は、7日と8日の2日間かけ行われ、およそ60人が参加した。
馬ノ背周辺は高山植物の名所だったが、ここ数年、鹿による食害が深刻化している。
柵は、3ヶ所のお花畑を囲うように設置され、広さ、約1千8百平方メートル、柵の総延長は325メートル。ネットは、鹿が飛び越えないよう高さは2メートルの高さがあり、また、0・47ミリのステンレスが3本、網込まれていて丈夫な作りになっている。
南アルプス食害対策協議会会長の小坂樫男伊那市長は、現地を視察し、「鹿の食害被害防止のテストパターンなので、今後の高山植物をまもれるかどうかの試金石になると思う」と述べた。
協議会や国では、柵の効果などを検証し、今後も高山植物の保護むけ、取り組みを進めていきたいとしている。 -
朝市で伊那北駅周辺活性化、9日スタート
伊那市山寺の商店主などでつくる、山寺活性化協議会は9日、地区の子ども達と一緒に伊那北駅前で朝市を開いた。販売側として、会員と子ども合わせて約40人が集まり、多くの地元住民が買い物に訪れた。
朝市は、伊那北高校の駅前活性化プロジェクトや、伊那小学校の駅前整備に刺激を受けた協議会が、自分たちも活性化活動をしていこうと開いたもの。伊那北駅前広場の有効活用については、去年の6月から伊那北高校の生徒を中心に活動が始まっており、文化祭でワークショップを開くなどして活用方法が話し合われてきた。
ワークショップの中では、子ども達から「朝市をやってはどうか」という意見もあげられたという。
この日は地区住民が店を出店し、子ども達が呼び込みや商品の受け渡しなど手伝いをしていました。ある子供は、「お客さんに商品を売る事は慣れていないので難しい」と真剣に語っていた。
一方、朝市を訪れた人達は、盛り上がる伊那北駅前で楽しそうに買い物をしていた。
山寺活性化協議会の矢野昌史理事長は、「伊那北駅前広場での朝市が定着して、もっと人が集まるようなものを目指して頑張りたい」と意気込む。
この朝市は、11月8日まで毎月第2、第4土曜日に開かれることになっており、今後伊那小児童が出店する予定。
また、広場を利用したフリーマーケットも予定されている。 -
伊那図書館 打ち水大実験 0.7℃気温下がる
伊那図書館で9日、省エネで自然な涼しさを感じようと、打ち水大実験が行われた。
9日の天気は曇りだったが、午後4時の伊那図書館の前の気温は27・5度。図書館に訪れていた子供達、およそ15人が参加し、合図とともに一斉に、玄関前の広場で水まきをした。
打ち水に用意した水は地下水で、およそ300リットル使用した。子供達は、何回もバケツに水をもらい、水まきを楽しんでいるようだった。
20分ほど、うち水をした結果、気温は26・8度と、0・7下がった。
されに先立った、夏休み中の子供たちを集め、リサイクル工作教室も開かれた。子供や保護者など11人が参加し、牛乳パックを使ったジョロと竹の水鉄砲を作った。
伊那図書館では、手軽に出来る工作教室を通して、親子に触れ合ってもらおうと、年に数回、こういった工作教室を開いていた。
子供達は、ジョロと水鉄砲が完成すると外に出て、水遊びを楽しみました。完成したジョロと水鉄砲に水を入れ、花壇や芝に水まきをした。
市内から参加した、唐木トシエさん、マナカちゃん親子は、「とても楽しかった、また参加したい」と話す。 -
高校演劇部に県伊那文化会館のスタッフが舞台技術セミナー
上伊那地区高校演劇連盟の加盟高校の生徒は9日、伊那市の県文化会館で舞台技術について学んだ。演劇連盟に加盟する6校の演劇部員、およそ60人が、県文の舞台課の3人から技術を教わった。
このセミナーは、来月開かれる上伊那地区の合同演劇発表会を前に、舞台の仕組みを知って、技術を高めてもらおうと、県文の舞台課が企画したもの。音響、照明、大道具の3種類について説明がありました。
音の素材が足りない場合は自分たちで音を作る。照明はストーリーの内容に沿った空間を演出できるよう大きさを調節して照らす。大道具はプランを決めて動かせるようにしておく竏停・など、それぞれ説明があった。
参加したある生徒は「今まで細かい演出を考えていなかったが、セミナーに参加して一歩ふみ込んだ演劇ができるようになりそう」と話していた。
生徒たちが練習の成果を披露する、上伊那地区の合同演劇発表会は、9月21日に県伊那文化会館で開かれる。 -
遺伝子組み換え食品考える講演会開く
遺伝子組換えについて考える講演会が昨夜、伊那市役所で開かれた。食の安全性に対する関心が高まる中、遺伝子組換えについて考えてもらおうと、伊那市農業委員会が開いたもの。農業委員や一般など、およそ70人が集まり講演に耳を傾けた。
講師を務めたのは、上田市の信州大学ヒト環境科学研究支援センターの林田信明准教授。
遺伝子組換えは、有能な機能を持つ遺伝子を普通の機能を持つ個体に移植して、有能なものを生み出すもの。
これまでの技術革新で、農薬がなくても育つ強い野菜や、栄養価の高い穀物など、様々なものが開発されてきた。
その一方、消費者の遺伝子組換えに対する知識は非常に低く、遺伝子組換えに対する警戒が高まってきているのが実情だ。林田準教授は「理解の低さが遺伝子組換えへの不安を生んできた。正しい知識を持って、遺伝子組換えと正面から向き合ってほしい。」と話してた。 -
浴衣姿で窓口対応 JA上伊那
JA上伊那では6日から、浴衣姿での窓口対応がはじめた。
JA上伊那本所ではサマーキャンペーンの一貫で浴衣での窓口業務を行っています。今年で5年目の取り組みで、ある職員は「お客さんに、涼しげだねと声をかけてもらいうれしい」と話していた。
浴衣での窓口対応は8日(金)まで行われる。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
広島原爆の日、平和の願い新たに
広島に原爆が投下されてから63年目の6日、核兵器廃絶を訴える伊那市民平和のつどいが、伊那市山寺の丸山公園で行われた。原爆が投下された午前8時15分に、全員が黙とうしました。黙とうが終わると丸山公園に建立されている平和の塔の前で手を合わせていた。
平和のつどいは、非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会がおこなっているもので、今年で22回目。市民の会が把握している中では、伊那市唯一の被爆者、久保村文人さんが今年6月に亡くなり、市内での被ばく体験者はいなくなったという。
久保村さんは原爆が投下された63年前、広島で救出活動にあたり、その時被爆したということで、その時の体験や核の恐ろしさを今の人たちに伝える活動をおこなっていた。
代表の建石繁明さんは、「国際テロや北朝鮮の核問題など、今なお脅威は続いている。核兵器は人類と共存できないとの認識を持ち、廃絶を訴えていきたい」と話した。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
炎天下で花壇の視察 伊那まちづくり大賞選定に向け
地域での花壇作りを表彰する、伊那市まちづくり大賞の夏の審査が6日、市内22ヶ所で行われ、市議会議員や市の職員でつくる選考委員会のメンバーが、市内の花壇を現地視察した。
伊那市まちづくり大賞は、四季を通して花を楽しめる環境を作ろうと平成9年から始まったもので、今年で12年目。
今回の審査では、花の配置や手入れ、面積などの5項目を点数評価した。08年度は、18団体と4つの小学校から申し込みがあった。
審査は秋にも行われ、この中から総合点の高い所が大賞に選ばれる事になっている。 -
戦争体験聞き取り発表、県教組上伊那支部の平和の集いで
長野県教職員組合上伊那支部による、反核反戦平和のつどいは6日、いなっせで開かれた。
伊那東小学校6年栗組の児童が、お年寄りから聞いた戦争体験をまとめ発表した。栗組では総合学習の時間に、祖父母や近くに住むお年寄りから戦争体験を聞き、その恐ろしさや、悲惨さなどを学んできた。
児童らは伊那市に軍事用の飛行場があったこと、また戦闘機はガソリンが不足していたため、松の油を使って飛んでいたことや、金属類は全て国が集めお寺の鐘を運んだことなどを借りてきた写真をスライドに写しながら発表していた。
児童らは「当時は国のためといって戦争をしたが、本当は戦争をしないのが国のため」だと話し、平和の大切さを実感しているようだった。 -
北福地集落でごみ処理施設用地説明会
新ごみ中間処理施設用地に関する懇談会が5日、伊那市富県の北福地集落センターで開かれた。北福地と南福地の住民、およそ440戸のうち40人ほどが集まった。
伊那市から用地選定に至るまでの経過などについて説明があり、その後住民が施設や今後のスケジュールなどについて質問した。
住民からは「ごみの処理方式について、コストや安全性を考えて決めてほしい」「ごみを減らす努力を住民だけでなく、企業にも働きかけてもらいたい」などの意見が出ていました。
北福地の橋爪しげとし区長は、「住民にはさまざまな機会を通して、この問題について正しく理解してもらいたい」と話していた。
上伊那広域連合では10日日曜日に、財団法人日本環境衛生センター常務理事の藤吉秀昭さんを講師に迎え、ごみ焼却施設の学習会を開く予定。 -
伊那市赤十字奉仕団に村井県知事から感謝状
赤十字奉仕団への感謝状と委嘱書の伝達式が5日伊那市役所でおこなわれた。日本赤十字社長野県支部長、村井知事からの感謝状が昨年度の委員長、馬場茂子さんらに手渡された。
また今年度から委員長、副委員長になった4人に委嘱書が渡された。
委員長としての務めを終えた馬場さんは、「いろいろと勉強になりました。団の皆さんの協力のおかげです。」と話していた。
伊那市赤十字奉仕団は現在14分団あり、340人が活動している。08年度は伊那、高遠、長谷の分団の一体感を図るためあらたに、制服を作ることも計画しているという。 -
信州発農産物直売事業、中米グアテマラへ
マヤ文明発祥の地=中米のグアテマラで、長野県の直売・加工事業をモデルにした地域おこしが広がろうとしている。伊那市で栽培が進む雑穀アマランサスもその中軸を担おうとしている。8月9日から25日までの日程で、信州大学助教でアマランサス栽培などを研究する根本和洋さんと、産直市場グリーンファーム(伊那市)の小林史麿さん、元生活改良普及員で伊那市在住の馬場よし子さんが、JICA(国際協力機構)の仲介で同国を訪問することになり、4日、伊那市役所を訪ね小坂樫男市長にあいさつに訪れた。
一行は、首都グアテマラシティーをはじめ同国内の三地域で、地域の小さな農業を基礎にした直売事業・加工事業の普及と研修を行う。同国原産のアマランサスの栽培についても、根本さんが研修する。
同国では、昨年11月に、JICAの研修プログラムで上伊那・下伊那の直売所を視察した市長・開発局長・NGO代表などが、直売事業に関心を持ち、帰国後各地でその手法と活用した地域おこしの試みを開始している。今回の小林・馬場両氏の訪問も、この研修に参加したメンバーが要請し、研修受け入れの段取りを立てたもの。JICAの関係者によれば、グアテマラのような途上国でこれほど積極的な動きが出た例は希だという。
昨年11月に来日した研修メンバーは、民宿女将さん百人に選ばれた市ノ羽幸子さんが運営するみらい塾(伊那市)や、グリーンファームを視察。馬場氏が、長野県における農業女性の地位向上を基軸にすえた直売・加工の取組の経緯を講演。直売所のネットワークづくりを進める「産直新聞」の毛賀澤明宏編集長も、現在の長野県直売事業の現状を解説した。また、下伊那では、農産物直売事業から農産物の委託加工業という新たなビジネスフィールドを開拓した小池農産手造り加工所で小池芳子社長の経営理念を聞き、清内路村の村おこしなども視察した。
この時から、先進国日本で「大量生産・大量消費」型の経済に飲み込まれない形の直売事業を進めてきたことに、「現在のグアテマラに最適」と関心を示していた。
同国は、36年間に及んだ内戦が1996年に終結したばかり。研修メンバーは内戦で被害を受けたマヤ系先住民の出身で、地域のリーダーばかりだった。今回訪問する両氏は、この研修メンバーが着手した事業を視察しアドバイスも行う。
国際的な投機的資金の動きにより穀物価格が高騰し、途上国で庶民が食糧を買えない状況が生み出されている現在、長野県発信の産直・直売・加工事業が、途上国の発展に、これまでとはまったく別の形の新たな国際貢献ができないか?竏抽ヨ係者の関心が高まっている。 -
伊那の夜空、5千発の花火彩る 伊那まつりフィナーレ
第36回伊那祭りをフィナーレを飾る花火大会は3日、午後7時30分より打ち上げが開始され、市役所周辺の天竜川沿いには大勢の市民が繰り出して、光と音の競演を満喫し、到来した夏を楽しんだ。
三峰川・天竜川合流点からは十号玉やスターマインなどが、天竜川の中洲からは音楽花火が、合計約5千発打ち上げられ、あたり一帯に景気の良い花火の音と音楽・拍手・歓声が響きわたった。
花火大会に先立って午後3時30分からは、市役所西側駐車場で遊ingビレッジが開かれ、地元の歌舞劇田楽座や大道芸のパフォーマンス、エアロビクスやダンスなど、盛りだくさんのステージイベントが開かれ、様々な屋台が色を添えた。 -
第36回伊那まつり盛大に
第36回伊那まつりが2日、伊那市街であった。セントラルパークにはさまざまな屋台がずらりと並び、家族連れなどでにぎわったほか、82連、総勢6500人が参加する市民おどりでは、参加者の熱気で夏の暑さを吹き飛ばした=写真。
この日も30度を超える蒸し暑い一日となったが、踊りに先立ち、まつりを見に来た沿道の市民と、おどり連による打ち水を実施。
踊りは市民バンドが演奏する「Dancing on the Road」でスタートし、それぞれ活気あふれるダンスを披露した。市民踊りに参加する連は市内に限らず、年々市外からの参加も増えているという。
3日は市役所西側駐車場の「遊ingビレッジ」でダンスステージやバンド演奏、灯ろう流し、大道芸などが催されるほか、屋台も多数出店する。時間は午後3時半縲恁゚後9時。また、花火大会は午後7時半縲恁゚後9時。 -
おぉ!もう出たか マツタケ この暑さに、この太さ
伊那市ますみヶ丘の産直市場グリーンファームで1日、大ぶりのマツタケが売りに出された。山菜やキノコに詳しい出荷者が、持ち込んだ。
同店にマツタケが今年並ぶのは、7月23日に続いて2回目。前回のものはまだまだ小さなものだったが、今回は、この時期には思いもよらない大きさ。あたり一面に、良い香りを漂わせた。
「毎年この時期に土用マツタケが出るが、今年は非常に暑くどうなるか予測がつかなかった。そこにこんな大きなマツタケが出てくるとは、驚いた」と代表の小林史麿さんは話していた。 -
登喜和冷凍食品の新製品 熟成豆腐チーズ「醍醐丸」が好評
登喜和冷凍食品(本社・伊那市)がこの開発発売した熟成豆腐チーズ「醍醐丸」が、静かなブームを呼んでいる。
養命酒駒ヶ根工場の敷地内にある「健康の森」の売店では、「豆腐チーズ」の名前に珍しそうに足を止めた客が手を伸ばして購入していくだけでなく、クチコミで評判を聞いた人がわざわざ買い求めに来る例もあるという。
醍醐丸(だいごまる)は、こうや豆腐用の一般より少し固めの豆腐を、完全発酵したみりん粕のもろみに漬け込んで熟成させた新食品。登喜和冷凍食品の関係者は、「濃厚なチーズのような味とフォアグラのような食感が魅力」とアピールする。酒のつまみにむいているそうだ。もろみも様々な食品の味をまろやかにする調味料として使えるそうで、中華料理などにあうだけでなく、ドレッシングの隠し味にも良いという。
登喜和冷凍食品の豆腐製造技術と、養命酒のみりん粕を完全発酵させる技術が出会って開発された、伊那谷生まれの新食品だ。 -
侵入不審者想定し防犯訓練 西春近保育園
伊那市の西春近北保育園で7月31日、不審者を想定した防犯訓練が行なわれた。
保育園に不審者が侵入し、園児を見せて欲しいと言ってくるという想定。緊急時に職員がどのように対応すればよいかを確認するためのもので、子供達に怖い思いをさせないよう配慮したという。
不審者役は、警備会社・長野パトロール(株)南信支社長のふきこしのりひこさんが務めた。
不審者役が、園内に入ってきたのを保育士が確認すると、牧野みちこ園長が対応にあたり、その間に、保育士が戸締りをして、園児らが避難の準備をしてました。
避難が完了後、不審者役を務めたふきこしさんが、知らない人から声をかけられたときにどうしたらよいか、子供達に教えた。
長野パトロール南信支所では、今年からボランティアで保育園の見回りも行なっているということで、こうした活動を通して、地域の防犯に貢献したいと話した。
訓練を終えて、牧野園長は、「今日の不審者は、すぐに園から出て行ってくれたが、実際は難しいと思うので対応していけるようになりたい」と振り返った。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
ごみ中間施設建設候補地、上山田で説明会、30日夜
上伊那広域連合と伊那市は、ごみ中間処理施設の建設候補地の隣接区である高遠町上山田で、30日夜、懇談会を開いた。上山田の住民60人ほどが懇談会に参加しました。
懇談会は、候補地となっている桜井区・北新区、該当区と隣り合っている貝沼区・上新山区に続くもの。上山田区は、候補地に属してはいないが、桜井・天伯水源地付近から400メートルほどの場所に住宅が8軒あり、候補地となっている北新区の3軒に続いて近い距離となっています。
住民からは、排出ガスの滞留を心配する声や、上山田区に進出している企業に対しても説明し、理解を求めるよう働きかけを求める声があがっていた。
市と広域連合では、排出ガスについて、「ダイオキシンなどについては国の排出期限を下回る数値を設定しているし、たとえ基準を超えることがあっても、運転を停止するなどの対応をする。」と答えた。
企業への説明については、該当する企業7社への説明会を予定していると答えた。
上山田区では、総代会や区議会を開いて、ごみ処理施設の対策委員会を設置する方向で進めて生きたいとしている。今後、三峰川をはさんで隣り合う美すずや富県の北福地・南福地で懇談会を開く予定。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那市、地震想定しメールで情報伝達訓練
伊那市は30日夜、地震が発生したとの想定で、県内でも例のない取り組み「メール」を使った情報伝達訓練を初めて実施した。
訓練は、30日夜午後9時ごろ、伊那市付近を震源とする震度6強の地震が発生したとの想定で行なわれ、職員らが、携帯電話のメールを使って安否確認などを行ないました。
訓練は、事前にグループ登録をしておいたことで、スムーズに連絡が取れ、職員740人中、およそ8割の500人から、訓練開始直後にメールの返信があったという。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
昭和伊南病院「緊急医療に不適切な状態」と認識示す
長野県緊急医療機能評価委員会が31日、駒ヶ根市の昭和伊南病院を現地調査し、「救急医療を行なうには不十分」という認識を示した。
委員会は、県内の救命救急センターに指定されている病院を視察し、センターとしての機能が発揮されているかを調査している。今年度視察するのは、県内の指定病院7カ所のうち2カ所で、今日は、長野赤十字病院と昭和伊南病院が対象。視察後に病院側と意見交換もした。
委員からは、夜間の救急センターの運営や、他の医療機関と連携について質問が出され、救命救急センター長の村岡伸介医師は、「休日・夜間に勤務した次の日に、休めないこともあり、厳しい状況だ」と答えていた。
連携については、現在昭和伊南病院には、整形外科や産婦人科の常任医師がいないので、伊那中央病院などに依頼している状況であると報告していた。
視察を終えて、瀧野昌也委員長(長野救命医療専門学校救急救命士学科学科長)は、「委員全員一致で、救急医療を行なうには不十分だと感じた。今後の改善の取り組みを見守りたい」と話した。また、委員から、「伊那中央病院のセンター指定を視野に入れて視察をしてはどうか」との意見も出たと話していた。
昭和伊南病院の長崎正明院長は「無理して継続することにより悪影響が出るよりは返上もやむをえない」と話していた。
長野県は今年度中に上伊那の救急医療体制について方針を出したいとしている。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
インターハイ制覇 高遠高校2年・松沢
全国高校総体(インターハイ)の陸上競技大会第2日は30日、埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で男子棒高跳び決勝を行い、松沢ジアン成治(高遠2)=写真=が初優勝した。記録は自己ベストを5センチ上回る5メートル10。前回大会は4メートル60で12位だった。助走の改良により、今季、松沢は自己新記録を順調に伸ばしていた。
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アンサンブル伊那に子ウサギ誕生
伊那市西箕輪の知的障害者通所授産施設「アンサンブル伊那」で飼育しているウサギのベリーが、赤ちゃん4匹を産んだ。子ウサギは小屋の中で元気に育っている。
今回出産したのはネザーランドドワーフ種。親ウサギはいずれもグレーで、子ウサギは薄いグレーと濃いグレーが2匹ずつ。6月30日に生まれ、小屋の中で母親のベリーが世話をしていたが、7月14日ころから小屋の外に出てくるようになった。今は、親と同じえさを食べ、すばしこく動いている。
アンサンブル伊那は、利用者の仕事の一つとして、また動物との触れ合いのため、つがいで3種のウサギ9羽を飼っている。ネザーランドドワーフのほかアメリカンファジーロップ、ホーランドロップがいる。利用者2人がえさや水やり、掃除などの世話をしている。
今はベビーラッシュで、8月中旬ころにはさらに2羽が出産予定という。
ウサギはいつでも見学、交流ができる。アンサンブル伊那では、「夏休みなので、ぜひ親子でウサギと触れ合って」と話している。
子ウサギは希望者に有償でわける。問い合わせはアンサンブル伊那(TEL71・8622)へ。