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保育園の園庭で羊と触れ合う
伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園では園庭に1頭の羊を放しています。
園児たちは、羊との触れ合いに大喜びです。
高遠第2・第3保育園では、動物とのふれあいの場にしようと地域の人から羊を借りて園庭に12日から放しています。羊には、園庭の草を食べてもらいます。
羊はメスで、名前はP―ちゃんです。
この取り組みは、3年前から行われていて、地域住民でつくる「高遠第2・第3保育園と地域の未来を考える会」が、園庭に柵を張るなど飼育環境を整えたということです。
22日は、子どもたちが草をあげるなどして触れ合っていました。
羊は、およそ1か月間借りる予定で、園庭の草がなくなったら返すということです。
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出征兵士と家族の肖像展
出征兵士と家族の肖像展が伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で開かれています。
展示されているのは、第二次世界大戦で上伊那から出征した人たちの写真や、遺品などおよそ70点です。
主に伊那市民が寄せた、出征前に撮った家族写真が飾られています。
今回の展示では、南箕輪村郷土館所有の召集令状や、兵士を募集するポスターなどが初めて展示されました。
こちらは弾丸が当たった水筒です。
寄贈者の父親の遺品で、この水筒に水が入った状態で弾丸が当たり、弾の軌道が逸れたおかげで戦争から帰ってこられたということです。
高遠町歴史博物館では終戦記念日を迎えるこの時期に毎年展示を開いていて、今年で7年目になります。
博物館では「この地域の人も戦争に参加していたということを、知らない世代の人にも感じて欲しい」と話していました。
この展示は、来月21日まで開かれています。入館料は一般400円 高校生以下は無料です。 -
AKB48が伊那市で番組収録
アイドルグループAKB48のメンバーが出演するテレビ東京の番組収録が28日、伊那市高遠町で行われました。
収録では、AKB48の坂口渚沙さん、小栗有以さん、倉野尾成美さんが伊那市高遠町の建福寺を訪れ、高遠石工の石仏を見学しました。
高遠町歴史博物館の学芸員、福澤浩之さんが、石仏の説明をしていました。
この番組は、AKB48のメンバーが伊那市高遠町を中心に、歴史・文化・食などの魅力を体感する、特別番組です。
伊那市と株式会社テレビ東京ダイレクトが地域の魅力発信による地域活性化を目指す包括連携協定を締結していることが縁で、伊那市で収録されました。
今回収録された番組「AKB48の1泊追加!となり旅」は、8月13日の午後4時40分に、テレビ東京で放送予定です。
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進徳館夏の学校 町内の小学生が論語素読
伊那市高遠町の子どもたちが、夏休みの宿題や論語の素読に取り組む、進徳館夏の学校が27日から始まりました。
この日は、伊那市高遠町の進徳館に町内の小学生およそ60人が集まり、高遠町公民館の矢澤淳館長に合わせ、孔子像の前で論語を素読しました。
進徳館夏の学校は、高遠町公民館が、旧高遠藩の藩校、進徳館で高遠町の歴史や文化に触れてもらおうと開いていて、今年で14年目になります。
児童たちは、大きな声で論語を読み上げていました。
ほかに、ボランティアで集まった高遠高校の生徒が子どもたちに勉強を教えていました。
夏の学校は、7月27日から8月1日までの4日間で、最終日には高遠高校の音楽コースの生徒の合唱を聞くということです。
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上伊那174人を含む県内1,626人の新型コロナ感染確認
長野県内で23日新たに、上伊那地域の174人を含む1,626人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
上伊那と県内の感染者数は、共に過去最多を更新しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は174人で、
伊那市で50人、箕輪町で23人、南箕輪村で12人、駒ヶ根市で56人、辰野町で18人
飯島町で5人、中川村で2人、宮田村で8人、
佐久保健所管内で236人、上田保健所管内で186人、飯田保健所管内で126人、
長野保健所管内で124人、諏訪保健所管内で121人、松本保健所管内で79人、
北信保健所管内で30人、大町保健所管内で28人木曽保健所管内で19人
県外15人、長野市332人、松本市156人の合わせて1,626人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは92,113人で入院は163人、死亡は206人です。
また県は、木曽圏域の県独自の感染警戒レベルを3に、北アルプス圏域の感染警戒レベルを4に引き上げました。
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寒ざらしそば提供始まる
土用の丑には鰻ではなくそばを食べようと寒ざらしそばの提供が23日から始まりました。
伊那市の高遠町内の7店舗のそば店では、江戸時代、高遠藩から将軍家に献上されていたとされる寒ざらしそばの提供が始まりました。
このうち華留運では、昼時になると訪れた人たちが寒ざらしそばを注文し味わっていました。
高遠そば組合では今年、土用の丑の日に、伊那では寒ざらしそばを食べる新しい風習を根付かせようと23日から提供を始めました。
寒ざらしそばは、そばの実を小寒から立春まで川に浸し、寒風にさらして乾かすものです。
それにより甘みが増し、保存性が高まるということです。
今年は、江戸時代に高遠藩が将軍家に寒ざらしそばを献上し始めてから300年になります。
華留運では、23日20食を用意し、昼の12時には完売となりました。
寒ざらしそばの提供は壱刻・ますや・華留運・紅さくら・七めん亭・紅葉軒・きし野の高遠町内7店舗で行われています。
各店舗150食限定で、価格は全店共通1人前1200円です。 -
みなまつり 8月6日実施へ
伊那商工会議所青年部などは、中止となった今年の伊那まつりの代替イベント「みなまつり」の概要について、20日発表しました。
20日は、みなまつりを共催するみはらしファーム、伊那ローメンズクラブ、伊那商工会議所青年部、伊那青年会議所、菓匠Shimizuが事務局をつとめるNPO法人の5団体の関係者が、伊那市役所で会見を開きました。
みなまつりは、8月6日に伊那市内で行われる計画です。
新型コロナ対策として分散型のイベントとなっていて、昼の部は伊那市駅前ロータリーやいなっせ北側広場、みはらしファームなど、市内5か所で様々なイベントが行われる計画です。
また、夜の部は午後8時から、市内8か所で、花火の打ち上げを行うという事です。
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芝平山絵図の虫干し
伊那市の無形民俗文化財に指定されている「芝平山の絵図」の虫干しが伊那市高遠町の北原生活改善センターで17日、行われました。
17日は、高遠の芝平、御堂垣外、荒町、北原、栗田、四日市場の区長や総代らが集まり虫干しを行いました。
芝平山絵図は、今から314年前、江戸時代中期の1708年に作られたものです。
当時、高遠側の6つの村と諏訪側の12の村で山の所有権を巡る争いがありました。
絵図は、その争いを収めるために幕府が境界を決めて双方に渡したものです。
17日は、高遠町歴史博物館学芸員の福澤浩之さんが絵図について解説しました。
境界の部分には、黒い線が引かれ判が押されています。
藤沢地区の子どもたちも見学に訪れ、貴重な絵図を興味深げに見ていました。
絵図の虫干しは年に1回、7月15日前後の休日に高遠の6地区が持ち回りで行っていて、今年は、北原が担当しました。
来年は、栗田が担当するということです。
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高遠町板山 上社小宮御柱祭へメドデコ材提供
諏訪大社上社の小宮の御柱祭で、御柱に取り付けるメドデコとして使用するナラの木の切り出しが、伊那市高遠町板山の山林できょう、行われました。
16日は諏訪市の御頭御射宮司社の氏子14人が板山を訪れ、板山生産森林組合が管理する山林でナラの木の伐採が行われました。
上社の御柱はV字に取り付ける飾り「メドデコ」が特徴です。
板山の出身者が諏訪市に嫁いだ事が縁となり、前回の2016年の御柱祭で初めて木の提供が行われ、今回は2回目です。
伐採を前に神事が行われ、塩と酒で木を清めた後、斧入れが行われました。
神事を終えると、チェンソーで2本を切り倒し、坂を落として運び出しました。
ナラの木は、二つに切られ、御柱の前メドと後メドとなります。
諏訪大社上社の小宮「御頭御射宮司社」の御柱祭の里曳きは、9月4日に予定されていて、板山の住民も招待されるということです。
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高遠高校3年生 高遠のそばについて学ぶ
伊那市高遠町の高遠高校でそばをテーマに地域の歴史などの学習をしている3年生は、高遠のそばについて15日に学びました。
この日は、高遠町のそば店、壱刻の山根健司さんが講師となり、3年生15人が、入野谷在来そばなどについて学びました。
山根さんは、絶滅したとされていた入野谷在来そばの復活までの取り組みを話しました。
2009年から復活に向けて種を探しはじめた山根さんは、2014年に塩尻市の試験場で種を見つけ、復活プロジェクトのメンバーと栽培に取りかかりました。
300粒の種から発芽したのはわずか6粒でしたが、今では500キロ以上収穫できるようになったということで「長い時間をかけて復活した幻のそばです」と話していました。
ほかに、そばの実を川に浸し、寒風にさらして乾かす寒ざらしそばについても話しました。
寒ざらしそばは、江戸時代高遠藩が将軍に献上していたとされていて、そばと高遠藩の歴史について説明していました。
山根さんは「歴史を感じながら、2つの伝統あるそばを食べてみてほしい。」と話していました。
生徒たちは、今後そばを栽培し、12月には収穫したそばをつかって年越しそばを打つ予定です。 -
三宅小児童と高遠北小児童が交流
伊那市と東京都三宅村は、旧高遠町時代に友好町村盟約を結び2020年で50周年を迎えました。
12日は三宅小学校の5年生が高遠北小学校を訪れ、これからも交流が続くことを願い短冊に願い事を書きました。
12日は東京都三宅村の三宅小学校の5年生11人が、高遠北小学校の5年生7人と交流しました。
児童たちは、今後も交流が続くことを願って短冊に願い事を書きました。
旧高遠町と三宅村は、1970年に友好町村盟約を締結しました。
江戸時代、大奥の女中だった江島と歌舞伎役者の生島新五郎の悲恋「絵島生島事件」で、絵島は高遠に、生島は三宅島に流されたことが縁となりました。
今日は、高遠北小の全校児童が参加して歓迎の会も開かれました。
三宅小と高遠北小の交流は1995年から始まり、三宅小の5年生が夏に高遠を訪れています。
高遠北小の中山貴史校長は「高遠で楽しい体験をして素敵な思い出を作ってください」と話していました。
三宅小の児童は、三宅村に伝わる太鼓を披露しました。
一行は、13日高遠町内でウォークラリーを行い、14日に帰る予定です。
なお、2020年に盟約を結び50年を迎えたこともあり、伊那市と三宅村は、今月21日に新たに「親善交流」を締結する予定です。
今回書いた短冊は会場に飾られる予定です。
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内藤家 現当主に寒晒蕎麦を献上
伊那市の信州そば発祥の地 伊那そば振興会は、東京都を訪れ、高遠藩主だった内藤家の当主に、暑中信州寒晒蕎麦を献上しました。
10日は、信州そば発祥の地 伊那そば振興会の飯島 進会長が白装束に身を包み、内藤家17代当主の内藤 頼誼さんと、次期当主の頼克さんに寒晒蕎麦を渡しました。
献上式は、内藤家の屋敷があった新宿御苑近くの四谷区民ホールで行われました。
内藤家の二人は、寒晒蕎麦をじっくりと味わっていました。
江戸時代・8代将軍徳川吉宗の時代に、高遠藩主2代目当主の内藤頼卿が、暑中のご機嫌伺いとして、寒晒蕎麦の献上を始めてから、今年、300年の節目の年となりました。
その記念の年に、内藤藩主の子孫にそばを味わってもらいたいと、そばの献上式が行われました。
寒晒蕎麦は小寒から立春まで川の水に実を浸し、寒風で乾かす昔ながらの方法で作られています。
高遠での寒晒蕎麦の復活の取り組みは2000年から始まり、そのきっかけは山形県にありました。
高遠藩主・保科正之が転封したことで高遠から山形に伝わった寒晒の技法を、山形では一足先に復活させていました。
高遠での復活のきっかけとなった山形県の工藤 一夫さんも献上式にかけつけました。
無事に献上することができ、伊那そば振興会の飯島会長は安堵した様子でした。
寒晒蕎麦は、高遠町の7軒のそば店で23日から提供が始まります。
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風景画家 (故)犬塚勉さん作品展
神奈川県出身で美術教師として働きながら風景画家として活躍し38歳で亡くなった犬塚勉さんの作品展が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には、登山が好きだった犬塚さんが好んで描いたという「山」をテーマにした作品などおよそ40点が展示されています。
犬塚さんは、東京学芸大学大学院を修了後、美術教師をしながら画家として作品づくりに励みました。
自然を題材にした作品が多く、特定の場所を精密に描いている点が特徴です。
表現方法の変化を経て画風を確立した矢先の1988年に、作品制作のため登山をしていたところ遭難し、38歳で亡くなりました。
こちらは絶筆となった作品「暗く深き渓谷の入口(Ⅰ・Ⅱ)」です。
期待と不安を感じさせる山の入り口、そこから険しい山道を経て開放的な山頂に至るという山の三部作を構想していたということです。
会場には、犬塚さんが描いたスケッチの他、使用していた筆や絵の具、カメラなども展示されています。
作品展「自然とともに生きる」は、9月18日日曜日まで信州高遠美術館で開かれています。 -
暑中信州寒晒蕎麦 奉納祈願祭
江戸時代、高遠藩が将軍家に寒晒蕎麦の献上を始めてから今年が300年の節目の年となることを記念し、伊那市高遠町の高遠閣で奉納祈願祭が8日行われました。
祈願祭は、高遠町内のそば店などでつくる高遠そば組合が企画したもので関係者や一般など60人が出席しました。
祈願祭では、そばの豊作を願う神事が行われ、その後、そば店店主3人が奉納する「そば」を打ちました。
3人が「こね」「のし」「きり」を順番に担当して行いました。
寒晒蕎麦は、そばの実を小寒から立春までの間川に浸し、寒風にさらして乾かします。
極寒の川に浸け、寒風にさらす事で、あくが抜け、甘味と粘りが増すという事です。
奉納を終えると、会場の出席者に打ち立てのそばが振る舞われました。
高遠そば組合では、10日に東京新宿区を訪れ、高遠藩藩主だった内藤家17代目当主の内藤頼誼さんに寒晒蕎麦を献上する予定です。
高遠そば組合では、寒晒蕎麦が将軍家に献上され、今年で300年を迎えた事から、この節目を記念し祈願祭を行いました。
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そば名称 商標登録申請
臨時総会では、高遠そばと入野谷在来そばの名称を、特許庁に地域団体商標登録の申請をしたことを明らかにしました。
商標登録をする事により、地域ブランドを守り、新たな地域活性化が期待できるということです。
2021年の1月に「入野谷在来そば」などが、振興会が知らないところで商標登録の出願をされていたことなどから登録について検討していました。
登録には法人格が必要なため、高遠そば組合と入野谷そば振興会が伊那市商工会に加入し、商工会として6月8日付で出願しました。
今後、1年ほどかけて、特許庁による審査が行われるということです。
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高遠そば博物館 今年度中に開設へ
信州そば発祥の地 伊那そば振興会は、そばについて知り、学ぶことが出来る高遠そば博物館の開設を計画しています。
これは、7日に伊那市の防災コミュニティーセンターで開かれた臨時総会で報告されたものです。
高遠そば博物館は、振興会のアドバイザーで信州大学の井上直人名誉教授が構想を明らかにしました。
伊那市高遠町の商店街の蔵を活用し、世界のそばに関する資料や道具・種などを展示する予定です。
また、創業を目指す人向けに、そば打ちが学べる「そば大学」も博物館内に設ける予定だということです。
具体的な運営などは、まだ未定ですが、今年度中には開設をしたいとしています。
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高遠高校生徒 SDGsの催しを企画
伊那市高遠町の高遠高校の文化祭「兜陵祭」が8日から行われます。
今年は、持続可能な開発目標SDGsをテーマにした催しを企画しています。
高遠高校の生徒会は、今年度SDGsを柱に取り組んでいて、文化祭では、開発途上国アフリカ・セネガル産の布を使ったうちわとタンブラーを製作します。
5日は、各クラスの代表生徒が、布をうちわの大きさに切る作業を行いました。
講師は、国際協力機構JICAの協力隊員として2019年から2020年までセネガルに派遣されていた山田理恵さんです。
山田さんによるとセネガルでは、自分たちで好きな布を買って服を作る文化があり、余った布が道端に捨てられているということです。
その布を有効活用する動きがあり今回、生徒たちも取り組むことにしました。
文化祭では、全校生徒が布を貼ってうちわを作り、各自が使用します。
また、端切れをタンブラーに貼って販売する予定です。
布の購入費とタンブラーの売上金の一部は、セネガルの子どもたちのサッカーシューズなどの購入費に役立てられることになっています。
高遠高校の文化祭は8日から10日まで行われます。
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高遠ダム 取水制限解除
農業用水を確保するため行われていた伊那市高遠町の高遠ダムの取水制限は、4日解除されました。
高遠ダム管理所が、高遠ダムの農業用水を利用している三峰川沿岸土地改良区連合の依頼を受け取水制限をしていました。
晴天が続き降雨量が見込めなかったためで、6月28日から、取水量を毎秒8トンのところ毎秒7.8トンとしていました。
その後まとまった雨が降ったことから、4日取水制限を解除し、通常の毎秒8トンとしました。
高遠ダム管理所では「今後も状況を注視し、情報を提供していきたい」としています。
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「寒ざらしそば」献上300年で8日に奉納祈願祭
江戸時代に高遠藩が将軍家に「寒ざらしそば」を献上し始めてから今年で300年になります。それを記念し、そば店の店主らでつくる高遠そば組合は、奉納祈願祭を8日に高遠閣で行います。
1日は、高遠そば組合の守屋豊組合長と相談役で信州そば発祥の地伊那そば振興会の飯島進会長が概要を説明しました。
寒ざらしそばは、そばの実を小寒から立春まで川に浸し、寒風にさらして乾かすものです。
それにより甘味が増し、保存性が高まるということです。
高遠藩では、1722年から暑中の御機嫌伺いとして将軍に献上していたとされています。
高遠そば組合では、献上開始から今年で300年になることを記念し、寒ざらしそばを多くの人にPRしようと奉納祈願祭を企画しました。
祈願祭は、8日の午後3時から高遠閣で行います。
そばの豊作を祈願し、組合の職人がそばを奉納して参加者に振舞います。
10日には旧高遠藩主の内藤家にそばを贈る献上式を東京都新宿区で行う予定です。
23日からは、高遠町内の7店舗で寒ざらしそばの提供が始まります。
奉納祈願祭への参加は定員50人で、一般社団法人環屋で申し込みを受け付けています。
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高遠町内の3小中学校 市営の屋内プールで授業
伊那市高遠町の高遠北小学校の児童は、高遠スポーツ公園プールで初めての水泳の授業を20日に行いました。
20日は、高遠北小の児童が今年度初めて屋内プールでの授業を行いました。
午前中は、1~2年生21人が市が用意したバス2台に分乗し、15分ほどかけてスポーツ公園プールに移動しました。
プールに着くと、担任から注意事項を聞き、早速水の中に入っていました。
伊那市教育委員会によると、高遠北小と高遠小、高遠中学校のプールは、ろ過機の故障や漏水、プールサイドの補修などでそれぞれ数百万円単位の修繕が必要となっているということです。
そこで今年度試験的にスポーツ公園プールを活用して授業を行うことにしました。
低学年用に高さ40センチのプールフロアを8枚設置し、24平方メートルの広さで水に慣れる練習をしていました。
伊那地域の20日の最高気温は、31度と真夏日となりました。
日差しが強すぎたり雨が降った場合は水泳の授業ができないことから、屋内プールは天候や気温に左右されず安定的に授業が行える利点があるということです。
プールの授業は、夏休み期間を除いて8月末まで行うということです。
市教育委員会では、検証結果を踏まえ今後市内の小中学校の水泳の授業の効率的なやり方を検討していくとしています。 -
伊那市高遠町「日本で最も美しい村」 今年度は高遠石工を活用
伊那市高遠町の景観や環境保全について取り組む「日本で最も美しい村」推進委員会が、20日に高遠町総合福祉センターやますそで開かれ、高遠石工を活用した取り組みなど、今年度の事業計画が承認されました。
今年度は、「高遠石工」を全国に発信していくため、昨年度初めて製作された石仏フィギュアを、これまでの4種類から新たに8種類に増やす計画です。
他に、スマートフォンアプリ「AR高遠探訪イーナクエスト」を活用した石造物巡りの開催や、解説を見る事ができるQRコードの表示版を設置する計画です。
推進委員会委員長の白鳥孝伊那市長は、「通年観光に向けた新たな取り組みを検討していきたい」と話していました。 -
企画展「江副行昭の世界展」 信州高遠美術館ではじまる
伊那市高遠町の信州高遠美術館で、伊那谷ゆかりのガラス工芸作家・江副行昭さんの作品を展示した企画展「江副行昭の世界展」が19日から始まりました。
会場には熔壌ガラスなど、江副さんの作品60点余りが展示されています。
こちらは1991年に制作された「熔壌緑彩斑点文様 水指」、こちらは2010年の「熔壌斑文渦巻鶴首 花入」でどちららも江副さんの代表的な作品だという事です。
江副さんは高遠でとれた土をガラスと混ぜ溶かしてつくる熔壌ガラスを考案しました。
1982年から、高遠町と長谷でおよそ40年間、創作活動をしてきました。
高齢になった事もあり、3月にアトリエを閉鎖し、現在は埼玉県で暮らしています。
アトリエの閉鎖に伴い、作品26点を伊那市へ寄贈しました。
今回の展示は、伊那谷ゆかりの江副さんの作品を多くの人に見てもらおうと企画されました。
江副行昭の世界展は、9月18日まで信州高遠美術館で開かれています。
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イベント中止情報 高遠城下まつり
新型コロナの影響によるイベントの中止情報です。
9月3日(土)に予定されていた「第51回高遠城下まつり」は中止となりました。
中止となるのは、2020年から3年連続です。
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連続ドラマW 鵜頭川村事件の情報解禁
伊那谷フィルムコミッションの全面協力により長野県内で撮影が行われた、WOWOWの「連続ドラマW鵜頭川村事件」が2022年8月に放送されることが9日、情報解禁されました。
WOWOWの「連続ドラマW鵜頭川村事件」は2021年10月からおよそ2か月間、長野県内で撮影が行われました。
伊那市高遠町の旧河南小学校グラウンドでも、2021年12月にクライマックスシーンの撮影が行われました。
作家の櫛木理宇さんの小説が原作で、監督は神奈川県出身の入江悠さんです。
旧河南小グラウンドの他、市内20か所で撮影が行われました。
撮影は伊那谷フィルムコミッションが全面協力をしました。
主演は俳優の松田龍平さんです。
入江監督とは11年ぶりにタッグを組んだということです。
WOWOWの「連続ドラマW鵜頭川村事件」は全6話で、8月28日午後10時からWOWOWにて放送・配信がスタートします。
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高遠藩校の学びの精神を現代に「進徳館の日」
高遠藩の藩校「進徳館」の学びの精神を現代に伝える第28回 進徳館の日の行事が、5月28日伊那市高遠町で行われました。
進徳館の日の行事では、まず、進徳館にある五聖像の前で、関係者が集まり拝礼が行われました。
進徳館は、江戸時代の終わりに開校した高遠藩の藩校です。
実学を重視した教育で、現在の東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二など多くの教育者や政治家を輩出しました。
式典は、高遠閣で行われ、進徳館の教育がどのように現代に受け継がれているかについて、基調講話や学習発表が行われました。
高遠小学校の下島 弘子校長は、「種や苗の観察をして植え付けたり、まちを探検して地図をつくるといった学習を行っている」と子どもたちの様子を紹介しました。
式典には、高遠藩主だった内藤家の現当主の長男の内藤頼克さんも参加し、「学校教育を考える大切な記念日を迎えることができ、藩主の子孫として喜びに感じる」と祝辞を述べました。
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しんわの丘ローズガーデンでバラ祭り始まる
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで、バラ祭りが4日から始まりました。
4日は、オープニングセレモニーが現地で行われ、中川泰実行委員長の開催宣言で祭りがスタートしました。
会場では、アンネのバラをはじめとする中輪から大輪系のものの他、アンジェラなどのつるバラが見ごろとなっています。
管理している伊那市振興公社によりますと、「6月中旬から下旬にかけて修景バラも見ごろになるので是非足を運んでほしい」と話していました。
バラ祭りは、19日日曜日まで行われ、期間中はバラの苗木の販売や育て方の講習会が開かれます。 -
しんわの丘ローズガーデン バラ祭り開催へ
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンでは4日からバラ祭りが行われます。
花は現在見頃を迎えています。
しんわの丘ローズガーデンの約10,000平方メートルの敷地に270品種のバラおよそ3,000株が植えられています。
遠くには中央アルプスと高遠町の景色を望むことができます。
2日はバラ祭り前にも関わらず多くの人が訪れていました。
今は大輪系やツルバラなど早咲きの花を中心に見ごろとなっています。
花は例年に比べて1週間ほど早く咲き始めたということです。
しんわの丘ローズガーデンは2007年にオープンし、バラ祭りは今回で14回目を迎えます。
2021年のバラ祭りには、およそ7,000人が訪れたということです。
しんわの丘ローズガーデンバラ祭りは4日から19日までです。
入園料は大人300円、子ども150円となっています。
祭り期間中はバラの苗木の販売や育て方講習会も開かれるということです。
土日にはシャトルバスが若宮臨時駐車場を発着に無料で運行するということです。
なお2023年6月には「ばら制定都市会議in伊那」が開催されるため、8月から2023年3月まで行われる改修工事期間は閉園になるということです。
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貞治の延命地蔵菩薩 展示1周年で式典
中川村にあった、高遠石工守屋貞治の石仏「延命地蔵菩薩」が伊那市高遠町の高遠町歴史博物館に移設され1周年の記念式典が15日開かれました。
15日は延命地蔵菩薩を寄託した東京都の新井将史さんと妻のミリアムさん、移設に協力した人たちを招き記念式典が行われました。
式典では、石仏の移設の様子を記録した映像が上映されました。
高遠石工・守屋貞治の石仏「延命地蔵菩薩」は中川村の新井さんの本家の墓地にありました。
新井さんは、東京で暮らしているため管理が難しいとして歴史博物館に石仏を去年寄託しました。
歴史博物館では、去年5月から展示していて、5月で一周年を迎えました。
高遠町歴史博物館の有賀克明館長は、「多くの方の協力があり石仏を博物館で展示することができた。本当に感謝しています」と話していました。
守屋貞治の石仏「延命地蔵菩薩」は歴史博物館の第一展示室で見ることができます。
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遠照寺 ぼたん祭りとお花まつり開催
開創1200年記念祭りが行われている伊那市高遠町三義の遠照寺で、ぼたん祭りが14日から始まりました。
ぼたん寺として知られている遠照寺の境内には、およそ180種類、2,000株のぼたんが植えられています。
遠照寺の檀家によりますと、今年は例年より一週間ほど早く咲きはじめ、現在三分から四分咲きとなっていて、見ごろは今週末だということです。
また14日は、お釈迦様の誕生を祝う仏教の行事お花まつりが行われました。
地区内の保育園児から小学1年生までの子ども16人が華やかな稚児装束をまとい、僧侶らとともに遠照寺の境内を歩きました。
お釈迦様が生まれた時に、天から甘い雨が降ったと言い伝えられていて、式典では参加者が釈迦の像に甘茶をかけて祝っていました。
松井教一住職は、「1200年の節目とぼたん祭りの開園をかわいらしいお稚児さんと一緒に祝えて仏様も喜んでいると思います」と話していました。
遠照寺の開創1200年記念祭りは、6月12日まで行われています。 -
イーナちゃんウォーキングカーニバル
景色を楽しみながら伊那市高遠町内を歩くイーナちゃんウォーキングカーニバルが15日行われました。
ウォーキングカーニバルには伊那市内を中心に約360人が参加しました。
今年は高遠城址公園を発着に、11キロを歩く健康ウォークの部、クイズなどをしながら7キロを歩くウォークラリーの部があります。
多くの人に気軽に参加してもらおうと、今年は新たに4キロのコースも設けられました。
コースの途中にはチェックポイントが設けられ、参加者はスタンプを押していました。
参加者は、景色を眺めたり写真を撮りながら楽しんでいました。
イーナちゃんウォーキングカーニバルは、生涯スポーツの一環として、地域の歴史に触れながらウォーキングを楽しんでもらおうと毎年開かれています。