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新宿区の小学生が農家民泊
伊那市に移動教室で訪れている東京都新宿区の小学生が10日から11日まで農家に宿泊し農業体験を行います。 伊那市観光協会によりますと小学校の教育旅行で農家民泊を受け入れるのは、全国でも初めてだという事です。 10日は新宿区の四谷第六小学校の6年生29人が伊那市長谷を訪れました。 子供達は、数人毎のグループに別れ伊那市長谷と高遠町の農家6軒で農業体験などを行います。 このうち、伊那市長谷の中山良子さんの所には、男子児童5人が訪れパイプハウスでシソの収穫体験を行いました。 子供達は中山さんが刈り取ったシソを軽トラックへと運んでいました。 作業が終了すると、今年漬けた自家製の梅を食べ休憩を取っていました。
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富県出身の二人展
伊那市富県出身の春日清彦さんと板山啓三さんの二人展が3日から、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。 この展示は、地元の画家を知ってもらおうと、信州高遠美術館が開いているもので、二人の両親の肖像画や地元の風景画など、22点が並んでいます。 二人はともに、伊那市富県に生まれ、東京美術学校を卒業しました。 春日さんは、1907年生まれで西洋画科を専攻し、45歳で亡くなりました。 板山さんは、1910年生まれで図画師範科を専攻し、35歳で亡くなりました。 二人の作品は、人物画や風景画が中心で、優しいタッチが特長です。 展示会、「二人展」は15日(月)まで信州高遠美術館、市民ギャラリーで開かれています。
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高遠町山室川でマス釣り大会
地域の人たちに釣りを楽しんでもらおうと7日、伊那市高遠町の山室川でマス釣り大会が開かれました。 このイベントは、天竜川漁業協同組合東部支部が毎年行っているもので、伊那市を始め近隣市町村からおよそ150人が参加しました。 会場となった山室川には今朝、2500匹のニジマスが放され、参加者たちは、それぞれのポイントで竿を下していました。 イクラやミミズなどのエサをつけ、仕掛の浮きをじっとにらんで当たりを待っていました。 6日夜からの雨で川が増水し思うように釣れない人や、およそ30分で10匹を釣りあげる人の姿もありました。 山室川では他に、ヤマメやイワナなども釣れるということです。 天竜川漁業協同組合東部支部では、「釣りを通して魚の保護についても考えてもらう機会になれば」と話していました。
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絵島を偲ぶ法要
江戸時代、高遠に流されその生涯を過ごした絵島を偲ぶ法要が、6日、伊那市高遠町の蓮華寺で行われました。 絵島は、江戸時代七代将軍家継の母に仕えていた大奥の女中です。 幕府内の権力争いに巻き込まれ、絵島生島事件の罪人として高遠に流され、生涯を終えました。 絵島の恋の相手といわれている歌舞伎役者生島は、東京都三宅村に流されてしまいました。 今年で274回目となる法要には、伊那市の関係者17人の他、絵島生島の縁で友好提携を結んでいる三宅村から8人が訪れ、絵島を偲び冥福を祈りました。 三宅村の内田峰夫副村長は「長い期間絵島を偲び守ってこられた地域の人達の温かい心に感銘を受ける。これからもいい関係を築いていきたい」と話していました。
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高遠城下まつり 鉄砲隊初お披露目
高遠城下まつりが6日、伊那市高遠町の中心市街地で行われました。 祭りでは、今年6月に結成した信州高遠藩鉄砲隊のお披露目が行われるなど、城下町らしさ溢れる祭りとなりました。 オープニングイベントでは、地元の若者有志でつくる信州高遠藩鉄砲隊が重さ15キロほどの甲冑を身にまとい商店街を練り歩きました。 鉄砲隊は、江戸時代中期の砲術家で高遠藩士坂本天山の功績を多くの人に知ってもらおうと、今年6月に結成しました。 総隊長の胸元には高遠藩縁の内藤家の家紋が、のぼり旗には坂本家の家紋が付けられていました。 実際の砲術の披露は、鉄砲の調達が間に合わなかったということで行われませんでしたが、堂々とした足取りで歩いていました。 他に、高遠町の小学生による孤軍高遠城の踊りが披露されました。 このうち高遠北小学校の4年生から6年生までの27人が、今年新たに新調した衣装を着て披露していました。 この他に、振舞い餅が行われるなど会場は家族連れなど多くの人で賑わいました。 実行委員会では「城下町の特色溢れる祭りとなった。町民同士の絆を深めていきたい」と話していました。
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地域おこし協力隊 宗京さん任命
静岡県出身の宗京裕祐(むねきょうゆうすけ)さんが、伊那市の地域おこし協力隊として採用され1日、伊那市役所で任命式が行われました。 宗京さんは現在36歳。 静岡県出身で、東京の証券会社に勤務後、沖縄県石垣島で民宿を経営するなどの経歴を持っています。 地域おこし協力隊は伊那市の魅力を発信し地域活性化に取り組む人を市が4人募集したものです。 これまで3人が任命され宗京さんは最後の1人です。 伊那市では今年1月から2月にかけて公募を行いましたが、農業振興の適任者が見つかりませんでした。 6月に再度公募したところ、3人の申し込みがあり、農業に対する意欲や自分なりの考えが明確だったことなどから、宗京さんを選んだということです。 宗京さんは、伊那市高遠町の農業法人山室と一緒に農業振興に関する活動をし、自身も就農するということです。 宗京さんは伊那市に移住していて契約は1年ごとの更新で最長3年間となっています。
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高遠高校 第54回兜陵祭あすから
伊那市高遠町の高遠高校の文化祭「兜陵祭」が30日から開かれます。 29日は、各コースの生徒やクラブが、文化祭の催しについて発表しました。 高遠高校によりますと、芸術コース、福祉コース、進学コース、情報ビジネスコースの4つのコース毎による、展示やスライドの発表が文化祭の目玉だということです。 あすは校内公開のみで、ステージ発表などが行われます。 一般公開は31日(日)の午前10時30分から午後2時30分までです。 31日の午前11時から体育館で、文化部の発表が行われる予定です。
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高遠石工 「石仏写真展」
江戸時代、高遠から全国各地に出向き、石仏や石塔などを作った石工の資料を集めた特別展が27日から伊那市の高遠町歴史博物館で開かれています 特別展「高遠石工 石仏写真展」は、高遠町歴史博物館と伊那市教育委員会が高遠石工の技術と作品のもつ魅力を感じてもらおうと開いたものです。 会場には、3代目守屋貞七、4代目孫兵衛、5代目貞治の作品の写真など、31点が展示されています。 二人の作品は目元の形は似ていますが、頭部の大きさに違いがあり、貞七の方が少し大きいことが特徴だということです。 貞治は68年の生涯において、336体におよぶ作品を残し、稀代の名工と呼ばれていたということです。 この特別展「高遠石工 石仏写真展」は、9月28日まで高遠町歴史博物館で開かれています。
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伊那消防組合 援助隊受け入れ訓練
伊那消防組合は、大規模災害時を想定し、緊急消防援助隊の受け入れ訓練を22日伊那市内で行いました。 広島の土砂災害直後の訓練ということもあり、会場は緊張感に包まれていました。 訓練には、伊那消防組合を構成する4つの消防署の職員約100人が参加しました。 想定は、22日午前8時頃、震源地を長谷とする震度7の地震があり、各地で土砂災害などが発生しているとの想定です。 東日本大震災でも応援隊の受け入れがうまくいかなかったことから、この訓練をはじめ、今年で3年目です。 受け入れを決定し、要請を行い、どう受け入れるかをロールプレイングで行いました。 本部は、受け入れルートを決める班やどう配置するかを決める作戦班など6つの班の連携し、受け入れ体制を整えていきます。 各消防署は、災害発生状況を把握しながら、受け入れ可能な場所を報告していました。 伊那消防組合本部の伊藤清消防長は、「今回の訓練の検証を十分に行い、今後の災害対応に活かしていってほしい」と話しています。
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伊那市の大!大地博覧会
伊那市の大地の見どころを知って学び楽しむ展示会、「伊那市の大!大地博覧会」が、伊那市創造館で開かれています。 会場に足を踏み入れると、迷路のようになっていて、大正時代からの地質図や地形図、最新の地図、上伊那の岩石の標本などが、ずらりと並びます。 伊那市長谷の戸台で産出するアンモナイトの化石、高遠町の守屋山で採れた巨大なカキの化石も展示されています。 東部中学校の露頭のはぎ取り標本もあり、地層を間近で確認できます。 南アルプスのパノラマ写真が掲示され、中央には、大きな伊那市の地図、反対側には、中央アルプスのパノラマ写真があり、それぞれの成り立ちを模型で知ることができます。地図の上に乗ることもできます。 これは、南アルプスジオパークについて紹介した去年の企画展に続く地質の企画展第2弾で、9月下旬に予定されている南アルプスジオパーク全国大会にあわせて開かれました。 この伊那市の大!大地博覧会は、11月19日まで伊那市創造館で開かれていて、観覧は無料となっています。
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「芝平石灰岩採掘場跡」に案内看板設置
今年3月に「人と暮らしの伊那谷遺産」に登録された伊那市高遠町の「芝平石灰岩採掘場跡」に、このほど、案内看板が設置されました。 昭和50年代に芝平から移住した元住民でつくる芝平会のメンバーなどが、13日に看板の設置作業を行いました。 この地域では、かつて土壌改良のための肥料となる石灰岩が豊富に産出され、昭和20年頃まで芝平石灰岩採掘場で作業が行われていたということです。 芝平会などは、採掘場跡に多くの人に訪れてもらい当時の事を知ってもらおうと、今年5月には下草刈りなどの環境整備を行い、今回、案内看板を設置しました。 会では、「子ども達に来てもらい、地域の歴史を知ってもらいたい」と話していました。
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長藤の児童が板山露頭を見学
伊那市高遠町長藤の児童が、南アルプス中央構造線の板山露頭を9日見学しました。 9日は、長藤にある板山露頭に地元の小学生10人が訪れ見学しました。 講師はジオパークガイドの伊東基博さんが務めました。 これは、9月下旬に伊那市で開かれる日本ジオパーク南アルプス大会に向け、地元の露頭を学ぼうと、高遠北小学校PTAが夏休みの地区行事として行ったものです。 板山露頭では、色の違いで中央構造線をはっきり見ることができます。 伊東さんは、展望台で「道路に沿って中央構造線が通っていて、東側は柔らかい地質、西側は堅い地質でできている」と子どもたちに説明していました。
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伊那まつり 市民熱気2日間
第42回伊那まつりが2日と3日に開かれました。 市民おどりには105団体およそ6,800人が参加しました。 今年の伊那まつりは、「集」をテーマに行われました。 2日の市民おどりでは、去年より17団体300人多い、105団体およそ6,800人が熱気あふれる踊りを披露しました。 踊りに混じり、手作りの山車もあり、祭りを盛り上げました。 「伊那節」と「勘太郎月夜唄」を後世に伝えていこうと、今年もコンテストも予定されましたが、一部区間で音楽が聞こえないという、音響の不具合が発生し中止となりました。 伊那市では、「市民の皆様には大変申し訳ありません。原因を調べて9月号の市報で報告したい」としています。
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高遠城址公園で小学生が戦国時代の「城攻め」を体験
伊那市の高遠町公民館は、地域の小学生に夏休みの思い出をつくってもらおうと、31日、高遠城址公園で、戦国時代の城攻めの体験学習を行いました。 「進徳館軍」を名乗る小学生らは、公園南側の竪堀を登り、本丸を目指します。 途中、城の守備隊から水をかけられるなどの攻撃も。 守備隊の攻撃をものともしない進徳館軍は、本丸を目指してさらに歩みを進めますが、数々のしかけがゆく手を阻みます。 本丸の手前まで辿りつた進徳館軍。いよいよ守備隊の直接対決です。 見事本丸を落とした進徳館軍は、のろしをあげて城の攻略を祝いました。 高遠町公民館の原和男館長は「夏休みの思い出が将来、郷土を思う気持ちにつながっていけばうれしい」と話していました。
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高遠第4保育園親子で川遊び
伊那市高遠町の高遠第4保育園の園児は、18日長谷の黒川で川遊びをしました。 この日は、園児と保護者合わせて90人が参加しました。 高遠第4保育園では、自然の中で遊びながら親子で交流をしようと毎年川遊びに来ています。 はじめにイワナつかみを体験しました。 1人では、なかなか捕まえることができず、保護者に助けてもらいながらつかまえていました。 イワナは、親子でさばいて焼いて食べました。 ある保護者は、「自然の中でのびのびと遊ぶ様子が見れて、親子で地元の自然の良さを感じられた」と話していました。
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特殊詐欺未然に防ぎ感謝状
簡易書留で171万円の現金を送金しようとしていた男性から事情を聞き、粘り強く説得して、特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、日本郵便高遠郵便局に伊那警察署から感謝状が贈られました。 30日は、伊那警察署の小山満彦署長から、日本郵便高遠郵便局の髙橋晴彦局長に感謝状が手渡されました。 7月17日、郵便局を訪れた男性が、現金171万円を簡易書留で送金しようとしている事を不審に思った窓口の行員が事情を聞き、上司に相談して警察に連絡したところ、詐欺だとわかり被害を未然に防ぎました。 男性が、窓口を訪れた際、中身が現金だったことを不審に思った局員が詐欺を疑ったということです。 この男性は、使った覚えのないインターネットのサイトから、架空の請求を受け、記載された電話番号に電話をかけ信じてしまったということです。 今年、伊那警察署管内で発生した特殊詐欺被害は6件で、被害額はおよそ1,860万円となっています。 伊那署では、「身に覚えのない請求など少しでも不審な点があった場合、家族や警察に相談して欲しい」と呼びかけています。
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平岩兼雄さん宅でヤマユリが咲き始め
伊那市高遠町上山田の平岩兼雄さん宅で、ヤマユリが咲き始めています。 上山田引持の平岩さん宅の600平方メートルの敷地に、200株以上のヤマユリが自生しています。 明治の初め頃は桑畑で、そこにあった ものが自然に増えたということです。 見ごろは来週始めから今月いっぱいまでだという事です。
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信大農学部 井上教授が穀物の本を出版
作物や植物栄養学について研究している、信州大学農学部の井上直人教授はその成果をまとめた「おいしい穀物の科学」を出版しました。 16日は、井上教授が伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に本を寄贈しました。 この本は、伊那市の米の美味しさを科学的根拠に基づき説明しているほか、米をはじめとした三大穀物やソバ、雑穀に関する研究成果を紹介しています。 井上教授は、伊那市の「米」は、硬さ、粘りなどを物理的に数値化した食味値が、ブランド米と同等かそれ以上だとしています。 美味しい米ができる理由は、「南アルプスなどの山岳地帯から流れ出る水がミネラルを豊富に含んでいるため」としています。 白鳥市長は「伊那市の川の水にはミネラルを豊富に含んでいる事などを小中学校で教えていきたい」と話していました。
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新宿高野でブルーベリーフェア始まる
東京都新宿区にある老舗のフルーツ専門店新宿高野で、18日から伊那産のブルーベリーを使ったフェアが始まり多くの人で賑わいました。訪れた人たちからは、「味が良い」と好評です。 これは、伊那市とJA上伊那が協力して伊那市をPRしようと初めて開かれたものです。 新宿駅東口にある新宿高野は創業から129年の老舗。 全国各地の高級フルーツのギフトや加工品などを扱っています。 新宿高野で使われているブルーベリーは、伊那市高遠町勝間などで生産されたものです。 甘みの強いブルーレイと酸味があるブルークロップが使われていて、地下2階では、ブルーベリーを使ったショートケーキやタルトなどが並びました。 イメージキャラクター、イ~ナちゃんも応援に駆け付け、買い物客らに伊那市をPRしていました。 初日の18日は、高遠町のブルーベリー生産者、秋山文男さんが訪れ、フルーツ教室の講師を務めました。 フルーツ教室は毎回人気だという事で、今回もすぐに予約で一杯になったということです。 教室では、伊那産のブルーベリーを使ったデザートなどを味わいながら生産者の話を聞きます。 秋山さんは、「ひとつぶひとつぶ食べるのではなく、たくさん口に入れて食べるのが一番おいしい」と話していました。 このフェアを中心となって進めてきたのは伊那市とJA上伊那の職員でつくるプロジェクトチームです。 メンバーたちはお揃いの衣装を着てブルーベリーの販売促進や上伊那産のアルストロメリアを無料でプレゼントしていました。 高野本店5階にあるフルーツパーラーではパフェの提供が始まっています。値段は1,600円で、客からは好評だという事です。 新宿高野のブルーベリーフェアは7月31日まで開かれていて、28日には白鳥孝市長がトップセールスをすることになっています。
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高遠町で市政懇談会
伊那市高遠町地区と、市長との市政懇談会が、16日夜開かれました。 白鳥孝市長は、移住してきた人が感じた課題やニーズを聞く機会を設け、人口増加策につなげたいとの考えを示しました。 この日は、JA上伊那東部支所で懇談会が開かれ、90人ほどが参加しました。 人口増加策については、移住支援として高遠町に設置された移住準備住宅に、愛知県から移り住んだ男性から、「準備住宅は1年間を期限に出なければならず、市営住宅を借りるのには、市内在住者を含め2人の保証人を探さなければならない。伊那市に引き続き住みたいが非常に厳しい」との話がありました。 それについて白鳥市長は、「杓子定規に、これまでどおりの条件でやる必要はない。要望に応じて、条件を変更したい。なるべく早く結論を出す」と答え、「移住してきた人たちが感じた地域の不便さや住み辛さなどの課題を明確に洗い出し、人口増加につなげたい。移住した人の意見を聞く場を設けたい」と話していました。 ほかに、伊那市が平成28年度に高遠第4保育園を現在の高遠第1保育園に統合する計画については、「保護者や地域住民が1年間話し合って出した統合するなら移転新築して欲しいという陳情が、まったく反映されていない。市側からの説明も2年前にあっただけで、説明不足ではないか」などの声がありました。 白鳥市長は、「高遠第4保育園は、耐震化されておらず、2つの園の園児も数が減っている。当面、高遠第1保育園を活用していく」と話していました。
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芸大生がアウトリーチ
高遠高校芸術コースの音楽専攻と合唱部の生徒は14日、東京藝術大学の学生など3人による演奏会形式の授業を受けました。 高遠高校と東京藝術大学は、高遠町出身の伊澤修二が東京藝術大学の前身である東京音楽学校の校長を務めたことが縁で、交流を続けています。 この日は、東京藝大による、アウトリーチで、作曲科の向井航さんと、打楽器科の廣政志さん、ギター科の志野文音さんの3人が訪れ行われました。 アウトリーチは、劇場や美術館、大学などが外で行う芸術活動です。 今回で8回目になる授業には、高遠高校芸術コースの音楽専攻と合唱部など25人が参加しました。 授業は演奏会形式で行われ、受講した生徒は、演奏に聞き入っていました。 ギター科の志野さんは、「技術も必要ですが、曲を聴いて自分の中で思い描く演奏を心がけるように」などとアドバイスしていました。 最後は、高遠高校の生徒が歌を披露しました。
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ワンコインガイド収益を寄付
伊那市観光ボランティアガイド、い~なガイドの会は高遠城址公園のさくら祭り期間中に行った、ワンコインガイドの収益の一部を伊那市に寄付しました。 この日は、い~なガイドの会会長の湯澤敏さんなど4人が市役所を訪れ、「ワンコインガイド」の収益の一部、41,000円を白鳥孝伊那市長に手渡しました。 「ワンコインガイド」は500円で高遠城址公園内の桜の見所を案内するサービスで、今年は去年の75件を大きく上回る、202件の利用がありました。 い~なガイドの会会員は現在およそ40人で今年のさくら祭り期間中はフル回転だったということです。 都道府県別に利用が多かったところは、愛知県で35件。次いで東京都が27件などとなっています。 中にはドイツや台湾、韓国などの外国人の利用者もいたということです。
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南アルプス・ジオパーク講座 石仏と青石について学ぶ
伊那市高遠町出身の石工、守屋貞治が石仏を彫る際に使用した「青石」について学ぶ講座が15日、伊那市高遠町の建福寺で開かれました。 建福寺の境内にある貞治が手がけた石仏のほとんどが火成岩の一種、通称「青石」から作られていて、とても丈夫な石だということです。 講座は、高遠町公民館が毎年開いているもので、今日は今年度2回目です。 伊那市内の26人が参加しました。 講師を務めたのは、伊那市高遠町で石材店を営む北原多喜夫さんです。 北原さんによりますと、現在建福寺には、守屋貞治が作った石仏が42体あるということです。 貞治が20代の時に作ったとされている六地蔵。 一番右を貞治が作り、残りの5体は他の石工に頼んで作ったため、表情や彫り方などが異なります。 門をくぐった左手にある「佉羅陀山地蔵菩薩」 ある参加者は、「実際に講座を聞くことで、今までとは違った所に目をつけて見学することができた。今日聞いた話を、興味のある人に伝えていきたい」と話していました。
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美和湖で水難救助訓練
夏の本格的なウォーターシーズンを控え、高遠消防署と美和ダム管理支所は美和湖で水難救助訓練を行いました。 訓練は美和湖で人がおぼれたとの想定で行われました。 消防署員らは、ボートを使い、おぼれた人役の署員にロープを投げ、船に引き寄せていました。 高遠消防署管内に高遠、美和のダム湖がありモーターボートやカヌーなどが楽しめることから水難事故が発生した場合、適切な救助活動ができるよう定期的に訓練に取り組んでいます。 高遠消防署の下平晃さんは、「救助の手順を確認できた。万が一のときには迅速に救助できるよう備えたい。」と話していました。 美和ダム管理支所によりますと、昨年度の美和湖で水上バイクやボートの利用台数はおよそ500台で、そのうちの半数が7月と8月となっていて、水難事故は無かったという事です。
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新宿高野へ ブルーベリー出荷作業
伊那市は、JA上伊那と協力して東京都新宿区にあるフルーツの老舗専門店新宿高野でブルーベリーフェアを18日から開催します。 それを前にフェアで使用するブルーベリーの出荷作業が伊那市高遠町で始まっています。 新宿高野で商品として使用されるのは伊那市高遠町勝間のブルーベリーです。 特別養護老人ホームさくらの里近くにある30アールの畑に6種類およそ1000本のブルーベリーが植えられています。 地元有志でつくる勝間ブルーベリー生産組合「さんベリー」が桜以外の観光資源にしようと10年前から栽培しています。 大粒で味が良いことから今回、勝間のブルーベリーが選ばれました。 8日は、メンバーたちが朝早くからびくを腰に巻いて収穫作業をしていました。 新宿高野へ出荷するのは、酸味があるブルークロップと甘味が強いブルーレイの2種類です。 今年は、色づくまえに落ちてしまった実もあるということですが、甘味が強く出来は良いということです。 朝摘んだブルーベリーは篩で選別した後、パック詰めされます。 新宿高野への出荷は7日から始まっていて8日は、12キロを発送しました。 ブルーベリーフェアは今月18日から31日まで新宿高野で開かれます。 期間中は伊那産のブルーベリーを使ったパフェが提供される他生産者が品種の特徴や食べ方を教えるフルーツ教室も開かれる予定です。
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高遠第2第3保育園 七夕流し行事
伊那市高遠町の高遠第2第3保育園で8日、七夕流しの行事が行われました。 高遠第2第3保育園では、きのうの七夕に合わせて6月中旬から保育園に飾り付けをした笹を飾っていました。 今日は、園児24人で七夕流しの行事として笹を燃やしました。 全員で「たなばたさま」を歌うと手を合わせて願いを込めていました。
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高遠山すそコーラス演奏会
伊那市高遠町を中心に活動するコーラスグループ、山すそコーラスの演奏会が5日、信州高遠美術館で開かれました。 山すそコーラスは、上伊那の有志、33人でつくるグループです。 演奏会は、毎年開かれていて、今年で9回目になります。 会場には200人ほどが訪れ、混声合唱を中心に22曲を披露しました。 1曲ごと演奏が終わると大きな拍手がおくられていました。 また、今回の演奏会には初めて、伊那市と友好提携している、東京都新宿区の職員でつくる、新宿区職員コーラスが出演しました。 これは、山すそコーラスが、友好提携を結ぶ、新宿区に呼びかけたもので、親睦と交流を深めたいと願っていた両者の思いが今回実現したということです。 山すそコーラスの小林弘子会長は、「友情の輪を広げ、山すその町、高遠町に美しいハーモニーを響かせたい」と話していました。 新宿区職員コーラスの武井雅宏代表は、「呼んでいただけたことに感謝し、今後も交流を続けていきたい」と話していました。 最後は、出演者全員で、「夏の思い出」を合唱しました。
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俳優榎木孝明さんの個展
テレビや映画、舞台などで活躍する俳優榎木孝明さんの個展「浪漫紀行やすらぎの水彩画展」が5日から、伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。 会場には、榎木さんが平成9年からこれまでに描いた作品97点が並べられています。 鹿児島県出身の榎木さんは、武蔵野美術大学デザイン学科で絵を学びました。 卒業後は劇団四季に入団し、その後は俳優としてテレビや舞台などで活躍しています。 旅好きという榎木さんは、京都の清水寺や富士山など日本各地の風景の他、ギリシャやイタリアなど世界各地の景色を描いています。 親友が南箕輪村に住んでいて40年ほど前から頻繁に伊那谷を訪れているという榎木さん。 榎木さんは、自分にとって山は癒しの空間と話し特に高遠町周辺が大好きだと話します。 榎木孝明さんの水彩画展は、来月20日水曜日まで信州高遠美術館で開かれています。 入館料は大人500円、小中学生は150円となっています。
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江副さん江口さん二人の熔壌ガラス展
ガラス工芸の第一人者、江副 行昭さんと、その継承者、江口 智子さんのガラス展が、伊那市坂下のはら美術で始まりました。 江副さんが考案した、熔壌ガラスです。 土を高温で溶かしてつくるもので、土壌に含まれる金属が、その土特有の文様を描き、神秘的な光を放ちます。 江副さんは、佐賀県に生まれ、金属が豊富に含まれる土壌を探して高遠に工房を構え、長谷を拠点に作品作りを行っています。 その熔壌ガラスの唯一の伝承者が、江口(えぐち) 智子(ともこ)さんです。 はら美術で江副さんが作品展を開くのは、5回目で、江口さんとの二人展は、4年ぶりです。 今回は、江副さんが150点、江口さんが100点を出品しています。 今回江副さんは、真言宗の改組・空海が修行の場として開いた高野山の土を使って焼いた新作を出品しました。 特別な許可を得て高野山の5か所から土を取り、焼いたところ、採取した場所により、色や文様が異なる作品が出来上がったということです。 江口さんの熔壌ガラスは、デザインがあしらわれています。 江副さんに師事して34年になります。 熔壌ガラス以外の技法でつくられた、グラスや皿などの小物も並びます。 江副さんと江口さんのガラス展は、来月1日まで、伊那市坂下のはら美術で開かれています。
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夏至 高遠町図書館でシャボンダマ大会
21日は、1年で一番昼が長い日、夏至です。 伊那市高遠町の高遠町図書館では、シャボン玉大会が開かれ、子どもたちが楽しみました。 シャボン玉大会は、高遠町図書館が開いたもので、30人ほどが参加しました。 ストローの他、うちわなども使い、さまざまな大きさのシャボン玉を作って楽しみました。