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アルプス中央信用金庫高遠支店で書道展
伊那市高遠町のアルプス中央信用金庫高遠支店のロビーで12日、書道展が始まった。
展示されているのは、高遠町在住の小岩井俊子さんが開いている書道教室「銀河会小岩井教室」の小学生から高校生までの作品。明治神宮参集殿で開かれている「銀河会書道作品展」に出品した作品で全25点を、2回に分けて展示する(12月初旬に入れ替え、12月中旬まで展示)。小学生の大きく伸び伸びとした文字から、高校生の流麗な小さな文字がびっしりと書かれた作品など、訪れた人の目を楽しませていた。
小岩井さんは、「高校生の作品は、小中学生の目標」と語った。
午前9時縲恁゚後3時。土・日曜日祝日は休み。
アルプス中央信用金庫高遠支店では、ロビー展を随時募集している。問い合わせは、同店(TEL94・2133)へ。 -
22キロてくてく歩き大会 200人が雨中完歩目指す
伊那市高遠町の国立信州高遠青少年自然の家は11日、同施設から町内までの道のりをウォーキングする「信州高遠22キロてくてく歩き大会」を開いた。恒例行事で、本年は悪天候のなか、地元を中心とした県内外の202人がゴールを目指して歩いた。
5時間以内のゴールを目標に健康増進のため、里山の紅葉を楽しむためなどを目的としたイベント。参加者は、毎回出場の若者グループや子ども連れの家族などがいて、なかには宿泊施設で一泊してから出場する人もいた。
初めての団体参加となった高遠スポーツ少年団は小学1縲・年生25人が出場。中原優奈さん(9)は「雨が降っていて足が冷たいけど頑張りたい。歩き切れたら小学校のマラソン大会でもよい成績が残せそう」と完歩を目指した。 -
伊那谷そばまつり盛況
伊那市の高遠城址公園で10、11日、新そばを味わう「伊那谷そばまつり」が開かれている。初日は昼時に雨が降ったものの、家族連れや夫婦連れなど多くの来園者でにぎわった。
そばまつりは、公園内で開催中の「秋まつり」(3縲・8日)のイベントの一つとして初めて企画。合併を機に交流を始めた「高遠そば組合」と「伊那そば打ち名人会」が公園内の高遠閣前に店舗を構え、来園者に新そばを提供した。
いずれも高遠産のそば粉を使い、辛みダイコンと焼きみそを加えた「からつゆ」のざるそば、とろろそば、山菜あったかそばを用意。
公園内のカエデ250本が見ごろを迎え、来園者は紅葉を楽しみながら、ずるずると音を立てて新そばを味わった。
持ち帰り用そばを注文する人も目立った。
伊那谷には「高遠そば」「行者そば」「高嶺ルビー」などがあり「全国規模のそば祭り開催も夢ではない」と全国に向けて伊那谷のそばを発信する。
値段はざるそばが600円、大盛りそば・とろろそば・山菜そばが各800円。
営業時間は午前10時縲恁゚後3時。 -
戸草ダム建設 事業促進を三峰総に要望
本格着手が遅れている伊那市長谷の戸草ダム建設事業に関し、市三峰川総合開発事業対策協議会(会長・小坂樫男伊那市長、16人)は8日、同事業を取り組む、国土交通省三峰川総合開発工事事務所(長谷)の竹田正彦所長に事業促進を求める要望書を提出した。
要望書は、ダム建設を含む三峰川総合開発事業の一つで、事業を先行した「美和ダム再開発事業」が一通り終わったとし、「水源地域住民らの悲願であった戸草ダムの本格的着手」を願う内容。国が位置付ける天竜川河川整備基本方針および河川整備計画にダム建設を組み入れること竏窒ネどを具体的に上げた。
小坂会長は「地元も協力態勢にあり、用地買収もほぼ終えている。地元の大きな要望として戸草ダムは治水の面で必要」と要望。竹田所長は「今日の要望を踏まえた準備を進めたい」とした。 -
勝間のシダレザクラを守る
伊那市高遠町勝間区の住民有志でつくる「桜を守る会」(小松照夫会長、約30人)はこのほど、区内の薬師堂にあるシダレザクラを守る事業として遊歩道を整備した。
守る会は01年に発足。下草刈りや遊歩道作りのほか、周辺にコヒガンザクラやシダレザクラの苗木を植え、桜公園として整備している。
発足当時、会員が桜の周辺に木と竹でさくを作ったが、古くなった。さらにシダレザクラが高さ20メートル以上の大木となり、上部まで手入れが行き届かない状態。そのため、市の地域づくり活動支援金を受け、遊歩道の整備や宿り木の除去などに取り組む。
遊歩の道整備では、会員が2日間にわたり、木材の長さを切りそろえ、くいを打ち込むなどして遊歩道の階段部分60メートルと桜の囲いさく40メートルを直した。
小松会長(81)は「年々、観光客が増えている。先祖の植えた桜を末永く守っていきたい」と話した。
桜の葉が落ちてから、高所作業車を使って宿り木を切ったり、消毒をしたりする。
シダレザクラは1854縲・0年ごろ、勝間の里人が植樹したといわれ、樹齢140年を超える。満開時には県内外からアマチュアカメラマンらが多く訪れる。 -
高遠焼 登り窯に煙立つ
「高遠焼」復興にかかわった伊那市高遠町の陶芸家・唐木米之助さん(83)は2縲・日、勝間にある白山登り窯に火を入れ、つぼや皿など約600点を焼いた。
高遠焼は1813年、月蔵山から高遠城へ水を引くため、美濃から陶工を招き、城内導水用の土管を焼いたのが始まりといわれる。明治半ばに衰退したが、1975(昭和50)年に復活した。
登り窯は幅3メートル。山の傾斜に沿って4段に連なり、余熱が下部から上部に上がっていくようになっている。
昼夜を問わず、窯の温度調節が必要で、火の色や煙の出方などを見ながら、唐木さんの跡を継ぐ孫の浦野真吾さんら5人が交代で、下部から徐々にまきをくべた。最高温度は1250度にもなり、冷える夜も暑いくらいだ。
通常、灯油を使った窯を使うが、年1回、登り窯で作品を焼き上げる。唐木さんは「温度調節は難しく、いくら温度計があるといっても経験がいる。歴史ある高遠焼を次世代に引き継ぎたい」と話す。
4日に火を止め、10日ほど経ってから作品を取り出す。 -
高遠城址公園で秋まつり
伊那市の高遠城址公園で3日、紅葉狩りを楽しむ「第6回秋まつり」が始まった。18日まで。公園内にあるカエデ250本が色づき始め、見ごろは中旬。初日から観光バスが来るなどにぎわいを見せた。
オープニングで、実行委員長の伊東義人高遠町総合支所長は「桜の名所として知名度が上がった。秋の紅葉もすばらしく、年々、来場者が増えている」と来場者数2万人以上を見込み、市の観光振興につながることを期待した。
公園内には琴の生演奏が流れ、来場者は紅葉を眺めながら散策。菊花展(11日まで)や郷土芸能、陶芸・木工・染め物など46店が並んだクラフトハーツ(4日まで)もあった。
期間中には特別企画の伊那谷そばまつり(10、11日)、クイズ大会(10日)、さくら茶サービス・利き酒会(4、10、11日)などを展開する。食事どころは午前10時縲恁゚後2時。
入園や駐車場は無料。
問い合わせは、市観光協会高遠支部(TEL94・2552)へ。 -
高遠町ふれあい交流会
伊那市高遠町のボランティアでつくる実行委員会は28日、町老人福祉センターで「第2回高遠町ふれあい交流会」を開いた。地元小学生や舞踊クラブ、障害者施設通所者らが集まり、ステージ発表などの各種催しを繰り広げて交流の輪を広げた。
明るく、住みよい地域社会をつくるため、子どもや大人、障害者らが集まり、福祉の心を育むためのイベントで、旧高遠町のころから数えて9回目。会場では参加者によるバザーや「昔の遊び体験」と題した、けん玉やお手玉などを遊ぶコーナーが設けられた。
ステージ発表では、高遠北小楽器クラブや高遠小合唱部、転倒予防体操を学ぶ「東高遠おたっしゃ教室」など9団体がそれぞれ活動を披露。「たかとお手話の会」は会場に集まった人たちと一緒に「野に咲く花のように」「サライ」を手話を使って歌った。
ステージ発表で各種団体が活動発表 -
楠洲流聖楠会東部吟詠会 35周年記念大会
伊那市の高遠町、長谷地区の愛好者でつくる楠洲流聖楠会東部吟詠会の35周年記念大会が28日、同市の高遠町総合福祉センター「やますそ」であった。吟や舞などの約50プログラムを繰り広げ、会の節目を祝った=写真。
東部吟詠会は上伊那にある5吟詠会の一つで、いち早く35周年を迎えた。大会は会員74人のほか、各吟詠会からの来賓が集まり盛大に開催。それぞれがステージに立ち、自慢ののどを披露し合った。
記念大会として舞台では、NHK大河ドラマ「風林火山」の放送にちなんで、井上靖の小説を題材とした吟に加え、ナレーションとスライドを使った構成吟も発表した。
東部吟詠会の伊東英洲会長は「吟のきずなで結ばれた会員とともに今後も生涯学習として取り組み、若い人たちに引き継いでいきたい」と話していた。 -
温泉施設爆発火災を想定 伊那消防組合合同訓練
伊那、高遠、辰野、箕輪消防署でつくる伊那消防組合の07年度救急救助集団災害訓練が30日、辰野町の荒神山ウォーターパークなどであった。温泉施設で爆発火災が発生し、逃げ遅れた利用者がいるとの想定で、各署が連携を取りながら訓練した。
大規模災害に対し、組合各署が通常の出動態勢では対処できない救急・救助活動を効率的に行う目的で年1回ある合同訓練。想定付与により現場本部指揮が命令を出し、各出場隊が状況に応じて活動する「ロールプレイング方式」を02年から取り入れている。
訓練は組合職員約90人、消防車6台、救急車4台が出動し、施設内での模擬消火や人命検索などを展開。施設外に運び出された負傷者は、緊急度に応じて、搬送や治療の優先順位を決められ、救急車でそれぞれの病院に搬送された。
閉会式では優先順位の選別で情報が錯そうし、作業が滞ったことを反省。組合消防本部の早川正行消防長は「失敗をこのままにしておかず、各署に持ち返り反省し、来年の訓練に生かしてほしい」と話した。 -
伊沢修二先生記念音楽祭
高遠町出身で、東京音楽学校(現東京芸術大学)初代校長・伊沢修二の偉業を顕彰する記念音楽祭(実行委員会主催)が27日、伊那市であった。地元の小中高生、芸大音楽学部4年生オーケストラらが出演。会場に響き渡る音色と歌声で観客を魅了した。
音楽祭は21回目。本年は一人でも多くの市民に演奏を聞いてもらい、郷土が誇る偉人・伊沢修二を学ぶきっかけにしたいと高遠町文化体育館、県伊那文化会館の2会場に分けた。
バイオリン、ビオラ、チェロ、トランペットなど約80人で構成する芸大オーケストラは「フィガロの結婚序曲」「連作交響詩『わが祖国』よりヴルタヴァ(モルダウ)」などを演奏。「レクイエム」に地元のコーラスグループなどでつくる伊沢修二先生記念音楽祭合唱団、「大地讃頌」に市内中学校合唱団がそれぞれ加わった。会場から「ブラボー」の声とともに、大きな拍手が沸いた。
高遠会場では、高遠小5年生のオペレッタ、高遠北小5年生の戦争を題材にした朗読劇、高遠中や高遠高の合唱などがあった。 -
高遠高校で進徳講座
伊那市の高遠高校で18日、第7回進徳講座があった。さまざまな分野で活躍する地元講師6人が、それぞれの経験やその中で感じたさまざまな思いを生徒らに語りながら、将来について考える生徒らにアドバイスした。
同講座は人としてのあり方や生き方を考えながら、豊かな人間性を育むと同時に、進路の参考にすることを目的に行っているもので、今年は1年生が「じぶん発見」、2年生が「にんげん発見」、3年生が「みらい発見」をテーマに展開。
2年生芸術コースでは、伊那市内でギター製作に取り組んでいる大屋建さんが「やりたいことを見つける」をテーマにギター製作に携わるようになった経緯やその仕事について説明=写真。35歳からギター製作に取り組み始めたこと、弾き手が求めるものに合わせて一つひとつのギターを作り上げていることなどを話し、「やりたいことを見つけるにはまず、努力することが大切。努力をしなければ良いものには巡り合えない。真剣に何か必要だと思った時に道は開ける。みなさんはまだ10代だが、『これをやってみたい』というものに突き当たったら、それにとことん向き合い、自分の可能性を引き出していってほしい」と語った。 -
市議会まちづくり特別委員会と市商工会が懇談
伊那市議会まちづくり特別委員会(馬場秀則委員長、8人)は15日夜、市商工会高遠町・長谷のメンバーを対象にした懇談会を高遠町商工会館で開いた。正副議長を含めた議員10人、商工会員約30人が集まり、「地域の活力あるまちづくりについて」をテーマに意見を交わした。
会員から「桜のブランドがあっても、観光客は桜を見て帰ってしまう。町文化センター付近に、町の駅となるような大型バスの駐車場、物産品の販売、桜シアター、そばむらなどを集め、花見時期だけでなく、観光客が滞在できるようにしてほしい」と観光センター建設を望む声が挙がった。合わせて、街中に燈籠(とうろう)祭で使う山車の展示スペースの確保も出た。
そのほか、三峰川右岸道路の建設、商店街の歩道改修、駐車場代の助成など、住民の生活を支える商店街として、また通年を通し、滞在できる観光の町としての地域づくりを要望。
馬場委員長は「協働のまちづくりを進めるために、夢を語りながら、住民がやる気を出すきっかけになれば」と話した。
商店街や地域の活性化の調査・研究の内容は来年3月の市議会定例会で議長に報告する。 -
田楽座の高遠町公演 地元高校生が太鼓演奏
伊那市富県を拠点に活動する歌舞劇団「田楽座」の高遠町公演(伊那毎日新聞社など後援)が14日、同市の町文化体育館であった。高遠町での公演は4年ぶり。地元住民を中心に約200人が集まり、座員による獅子舞や曲芸などのほか、高遠高校生徒会有志による特別出演の太鼓演奏を楽しんだ。
高遠高校生は25人が出演し、3人一組になって一つの太鼓をたたく、神奈川県に伝わる「ぶちあわせ太鼓」を披露した。生徒たちは田楽座との交流の一環で、座員の指導を受けながら練習に励んできた。本番は息の合ったばちさばきを見せ、観客から大きな拍手を浴びた。
公演は「おまつりてれんどろん」と題した作品で、太鼓と語りに合わせてユーモラスに舞う「鳥さし舞」や観客全員参加の盆踊り体験など8演目。会場中央に設置したステージを中心に、座員が次々と繰り広げる民俗芸能が観客を魅了した。 -
高遠町女団連30周年記念式典
伊那市の高遠町女性団体連絡協議会の発足30周年記念式典が13日、町総合福祉センター「やますそ」であった。女団連を構成する12団体、歴代会長ら約200人が集まり、30年の節目を喜び合った。
山崎美和子会長は「地域に根ざした組織。名を消すことなく、地域が寂れないように仲間作りをして発展させていきたい」とあいさつ。
来賓の伊東義人高遠町総合支所長は「女性が地域の会合に出ても発言できなかった30年前に比べ、皆さんの努力、粘り強さで、女性を取り巻く環境が変化し、地位向上につながったと思う。明るい子どもと女性の元気が伊那市の元気」と述べ、今後の活躍に期待した。
宣言文で▽地球規模で叫ばれる環境問題に、できることから実践する▽男女共同参画・住みよい町づくりのため、積極的に参画する竏窒ヌみ上げた。
定期研修会として、前信州高遠美術館長の堀井英雄さんの講演「家族のきずな」、大型紙芝居「孝行猿」などもあった。
また、30年の節目を記念し、初めて記念誌「女団連30年のあゆみ」=A4判、46ページ=を発行。歴代会長らで実行委員会を組織し、30年間の活動内容や思い出などをまとめた。300部作り、希望者に販売した。
女団連は78(昭和53)年、婦人のつどいとして18団体で発足。99(平成11)年に女団連に名称を切り替えた。年1回、講演会などを開いたり、女性の立場から意見を行政に提言したりしている。 -
コスモスコンテスト表彰式
伊那市高遠町のコスモスコンテストの表彰式が11日、町文化体育館であった。伊東義人高遠町総合支所長が最優秀賞の「水上長生会」をはじめ、入賞した7団体にそれぞれ表彰状を手渡した。
コンテストは花によるまちづくりの一環として、1988(昭和63)年から始まった。町内の高齢者クラブが対象で、本年は9団体から10カ所の応募があった。10月初旬、高齢者クラブ正副会長、農業関係者、市担当課職員ら8人が各花壇を回り、管理、花つき、景観などを基準に審査した。
「水上長生会」は、長藤の国道152号線沿いの延長47メートルに、コスモスが2列にわたって咲く。病害虫予防の消毒、草取り、コスモスが転ばないための土寄せなど班長を中心に、作業をこなした。夏場に水を与えるのが特に苦労したという。
高橋七郎会長(73)は「みんなが頑張った成果。車を止め、コスモスの前で写真を撮る家族連れもいた。喜んでもらうと活動の励みになる」と話した。
最優秀賞を除く入賞団体は次の通り。
▽優秀賞=荒町長生会、北原長生会▽努力賞=弥勒老人会、片倉長生会、三栄老人会、芝平さくら会 -
高遠高校 08年度に制服切り替え
伊那市の高遠高校は来年4月の新コース導入に合わせ、新1年生から黒を基調とした制服に切り替える。94年以来、15年ぶり。
男女とも、これまでの紺色のブレザーから黒色となる。夏服は透けないブルーのシャツを採用した。
男子のブレザーは腰部分を絞り、スリムにしたデザイン。ネクタイはエンジ色で、ずぼんはグレー(ストライプ入り)。
女子はブレザーの丈を長めにし、襟元にエンジ色のリボン、またはネクタイを身に付ける。スカートは夏用が紺のチェック、冬用がグレーのチェックで、左側に2本の飾りベルトがある。生徒から要望が出たスラックスも用意(希望者)。
制服は、文化祭や中学生への学校説明会などで集めた意見を参考に、同校教諭で作る選考委員会で決めた。
12日、中学生向けの学校案内のパンフレット作成のため、校内で制服の撮影があった。 -
巖谷家3代の足跡を展示 高遠町歴史博物館
伊那市にある高遠町歴史博物館の第27回特別展「巖谷小波(いわや・さざなみ)と一六・貞子展」は12月2日まで開いている。高遠城址(じょうし)公園碑の執筆や高遠を題材に俳句を残すなどした児童文学者小波(1870縲・933年)と書家一六(1834縲・905年)親子と水墨画家の貞子さん(83)=東京都=の巖谷家3代の足跡を展示した。
博物館によると、小波は21歳でおとぎ話「こがね丸」を書いたほか、「桃太郎」などの民話を現代に再生した、明治を代表する児童文学者と称された「日本のアンデルセン」。特別展では、「こがね丸」「桃太郎」の直筆原稿や親子合作の掛軸「いろは」をはじめとする3人の作品計56点を並べている。
一六は明治の三筆の一人といわれ、明治政府の書記官僚を務めた人物として知られる。貞子さんは小波の二男の妻で書、水墨画をたしなみ、高遠の遠照寺の絵島句碑、桜の馬場の句碑の執筆をしている。
特別展初日のオープニング式典には、貞子さんが来館し、出席者に対し作品を説明するなどした。貞子さんは式典のあいさつで「一六も小波も、この展示を大変喜んでくれていると思う。心からうれしく思い、みなさんにお礼を申し上げたい」と話した。
オープニング式典で出席者に作品紹介する貞子さん -
伊那消防組合議会臨時会 通信指令システム更新を可決
伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那消防組合(組合長・小坂樫男伊那市長)の組合議会臨時会が9日、市役所議場であり、予算案件1件を原案通り可決した。議案は伊那消防署の通信指令システムの更新購入に伴う歳出予算の増額で、7800万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ12億3600万円(前年同期比3%増)の補正とした。
通信指令システムは、119番受信装置、出動指令装置を主体に同消防署の通信室に導入され16年間にわたり、管内(伊那市、南箕輪村)の防災の対応業務に役立ててきた。しかし、装置の耐用年数が経過し、昨年度から故障が相次いでいたためシステムの更新が必要となった。
新システムは、119番通報を受信した通信員が場所や種別などの災害情報を入力すると、情報の確定と同時に音声合成装置で庁内指令と地図情報を記載した出動指令書により、出動隊に指令を出すことが可能。これまでは、受信後に出動指令書を制作していたため、指令するまでの時間短縮が期待できる。
そのほかの特徴としては、指令電送装置により、Eメールで消防職員、安心安全情報ネットワーク利用者らに災害情報を送ることができる。また、システムの更新により、署所端末装置を高遠消防署に設置(補正予算に含む)し、伊那消防署からの予告指令、指令放送、災害地点地図などを受けられるようになる。
システムの切り替えは今年度中を見込んでいる。 -
コンバインを使ったアマランサスの刈り取りを実施
伊那市と伊那地域アマランサス研究会は5日、伊那市高遠町長藤のほ場約30アールでコンバインによるアマランサスの刈り取りを実施した=写真。コンバインによる刈り取りは県内では初めての試み。研究会栽培部会の北原康弘部会長は「アマランサスは刈り取りから調整までにかかる手間がすごい。刈り取りから脱穀までが(手軽に)できればもっと多くの人たちにも作ってもらえるし、遊休農地の活用にもつながる」と期待をかける。
伊那市では遊休農地の活用、地域おこしの一環としてアマランサスの栽培、商品開発への取り組みが広がっている。アマランサスの栽培は今年で2年目となるが、これまでは刈り取りから脱穀まで、すべてを手作業でやっていたため、人数的、時間的に多くの労力を必要としていた。
そこで今回、試験を兼ねてコンバインによるアマランサスの刈り取りを実施。コンバインは農業機械メーカー「長野クボタ」がソバの刈り取り用のコンバインとして製造しているもので、そばよりも粒が小さいアマランサスに合わせて機械内部の篩(ふるい)の目を調節。これまでにもエゴマやアワをこのコンバインで刈り取ったことがあるが、アマランサスは初めてだという。
雨の降った後で若干ほ場は湿っていたものの、刈り取り作業は順調に進み、1時間もしないうちに約半分の刈り取りを終了。今年は市で委託している約80アールをコンバインで刈り取る予定で、手作業の分も含めて全体では1トンの収量を見込んでいる。 -
高遠高校 強歩大会
伊那市の高遠高校の第39回強歩大会が4日、同校を発着点とした高遠町内コースであった。秋空の下、生徒約320人が自分のペースでそれぞれゴールを目指した。
コースは、男子が山室竏衷ャ豆坂トンネル竏鋳キ藤の中条集会所竏著@華寺前などを通る30キロで、女子は三義の宮原を折り返す24キロ。緩やかな上り坂、下り坂があるコース。
スタートの合図で元気に飛び出し、息を切らせながら自分の記録に挑戦する生徒もいれば、歩いたり、走ったりしながら前へ進む生徒も。
ゴール後、生徒たちはPTAが作った豚汁を食べ、疲れた体を休めた。
62年に強歩大会が始まった当初は、高遠藩学の祖である阪本天山が門下生を駆けさせたとされる、杖突峠を越えて釜石水門から戻る80キロコース(男子)を設定していた。 -
田楽座の高遠町公演 14日
伊那市富県を拠点に活動する歌舞劇団・田楽座の高遠町公演「おまつりてれんどろん」(伊那毎日新聞社など後援)が14日、同市の高遠町文化体育館である。高遠高校の生徒会有志による「ぶちあわせ太鼓」の特別出演を予定。地元住民でつくる実行委員会「田楽座を楽しもう会」では多くの来場を呼びかけている。
同歌舞劇団が高遠町で公演するのは4年ぶりで、出し物は「鳥さし舞」「まわり太鼓」「きつね舞」などの約10演目。地元高校生との交流の一環で始まった、生徒会有志による演目発表は、同校の文化祭でも事前に披露している。生徒たちを指導してきた座員の池光ねむかさんは「太鼓を楽しむ生徒たちの姿を地元の人たちに見てもらいたい」
高遠町公演を成功させようと、文化活動に関心の高い人や田楽座と交流の深い人など7人で実行委員会を結成。その中でも古谷美由紀さん(23)=西高遠=は10数年前から地元公演を見続けているファンだ。「田楽座を見て感動した思いを同世代の人たちにも伝えたいと初めて運営に携わった」
実行委員長の有賀弘武さん(63)=同=は「座員たちのエネルギーに引かれた。地元で誇れる歌舞劇団があることを地元から発信していきたい。この機会に高校生が太鼓に挑戦したように、これからの文化のつながりの輪の広がりを期待したい」と意気込みを語る。
開場は午後4時、開演は同4時30分縲怐B入場料は大人2千円、高校生以下千円、未就学児無料。当日の入場は各500円増となる。問い合わせは、田楽座事務所(TEL78・3423)へ。
高遠町公演の来場をよびかける実行委員会のみなさん -
高遠高校の将来と同窓会活動を考えるシンポジウム
高遠高校同窓会(井口公雄会長)は30日、「高遠高校の将来と同窓会活動を考えるシンポジウム」を伊那市の高遠町総合福祉センター「やますそ」で開いた。同窓会関係者など約30人が集まり、高遠高校を存続させていくための道筋と同窓会活動のあり方について話し合った=写真。
高校再編などの方針として県教育委員会が示した「高校改革プラン今後の進め方について」で、高遠高校のような小規模校は次の再編校の有力候補となっていることを受け、同窓会も一丸となって高遠高校の今後を考えていこうと企画したもので、パネルディスカッションでは、同窓会員や同校の教員らが高遠高校の現状や今後取り組むべき課題について討論を展開。学校改革推進調整委員長の百瀬仁志教諭は、学区制として高遠、長谷地区の中学生が高遠高校に通っていた昔と異なり、現在は高遠、長谷地区の中学生の30%前後しか同校へ進学していないことなどを示す一方、魅力ある高校づくりの取り組みとしてコース制の充実などに取り組んでいることを説明。また、18回卒業生の前田久子さんは「少子化の波に打ち勝つことは並大抵のことではないと思うが、同窓生としてもどうすれば母校に寄与できるか考えて活動していくべき」として、各分野で活躍する同校OBによる特別授業の実施や同校OBでつくる人材バンクの創設などを提案した。
また、現在学校が魅力ある高校づくりの一環として取り組んでいる校名検討については、変更すべきではないとする意見も出た。 -
高遠小5 カヌーで三峰川下り
伊那市の高遠小学校の遠足が28日にあった。好天に恵まれ、5年生は手作りのパドルを使い、カヌーで三峰川を下った。
地域の自然に触れようとカヌー作りに取り組む5年生(北村勝行教諭、35人)は、夏休みなどに地域材でパドルを作った。児童たちから「パドルを使いたい」と声が上がり、遠足で川下りを計画。事前に、プールや高遠湖などでカヌーをこいだり、ひっくり返った場合の対処法などを練習して臨んだ。
伊那小から木製の手作りカヌーを借り、児童たちは高遠町の山田河原駐車場付近の三峰川を出発。約6キロ下流の榛原河川公園を目指した。
1そうに児童4人が乗り込み、石の位置などを確認し「右、右」と声をかけながら、パドルで操作。川の流れがあるところは2人ずつが交代で乗り、水量が少ないところはカヌーを持ち上げて歩き、協力し合い、榛原河川公園手前までこいだ。
川の流れに怖さを感じた児童もいたようだが、男子児童(10)は「底をすったところもあったけど、楽しい。今度は自分たちで作ったカヌーに乗りたい」と話した。
冬休みには、カヌー作りに挑戦する。 -
中学校で文化祭にぎやか
伊那市、箕輪町、南箕輪村の中学校6校で28、29日の両日、文化祭を繰り広げた。学級、部活動、選択教科ごとの展示や生徒有志によるダンス、コントなどの多彩なステージを披露。趣向を凝らした生徒会企画やクラス対抗の音楽祭、体育祭など、各学校の特色あるイベントでにぎわっている。
伊那市の西箕輪中では初日、生徒や職員による自由発表、騎馬戦や玉入れなどの体育祭などを展開して楽しんだ。その内、生徒会企画のゲームでは、体育館や教室などに設けられた「しりとりピンポン」「フリースロー」「ジェスチャーゲーム」などを5、6人のグループに分かれて挑戦した。
ゲームは、悪者により捕えられた文化祭実行委員長を助け出すため、全校生徒がゲームをクリアしながら委員長を助けるための鍵を集める竏窒ニの設定。鍵を集め終えると演劇が始まり、無事に委員長を助け出す内容に会場の生徒たちもわいた。
文化祭実行委員長の立石彩香さんは「劇の反響もよかった。クラスの仲間とゲームに挑戦し、友だちとの絆(きずな)を深め合えたと思う」と話していた。
生徒会企画のゲームでは、文化祭実行委員を助ける竏窒ニの設定で演劇も披露した -
秋の全国交通安全運動始まる
「高齢者の交通事故防止」を運動の重点とした、秋の全国交通安全運動が21日、全国一斉に始まった。30日までの10日間、飲酒運転の根絶、夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止などを重点に、住民の交通安全意識の高揚を図っていく。
初日は、伊那警察署、上伊那地方事務所、伊那交通安全協会など約70人が伊那市下新田の市役所前の道路、環状南線で啓発チラシなどを信号待ちのドライバーに配布した=写真。参加者たちは「秋の交通安全週間です。お気をつけて」などと事故防止を呼び掛けた。
本年の伊那署管内の交通事故数(20日現在)は、377件で前年と比べて13件の増加、けが人は476人で同比20人の増となっている。死者は1人で4人減っている。 -
高遠高校福祉コースの2年生が乳幼児のだっこ体験
伊那市の高遠高校福祉コースの2年生が12日、乳幼児の「だっこ体験」をした=写真。
「だっこ体験」は介護福祉や保育などを学ぶ福祉コース2年生が、実体験を通じてこれまでに学習したことを確認するために行っている取り組み。母親らとともに子育てに対する不安などを一緒に考えたり、検診の様子を学ぶため、高遠町保健センターで開く乳幼児検診に合わせて実施している。
3カ月検診に合わせて実施したこの日は、8人の生徒が実習に参加。小さな赤ちゃんにそっと触れたり、抱きかかえたりしながら、笑顔を見せていた。
初めて赤ちゃんを抱いた松枝義幸君(16)=伊那市美篶=は「思った以上に重たい。抱き方は人形などで練習したが、実際には動くので難しかった。いい経験になった」と話していた。 -
介護予防講座受講生が交流会
伊那市高遠町の各地区で展開する介護予防講座の受講生らの交流会が12日、同町の総合福祉センターやますそであった。健康づくり、転倒予防のためにつくったオリジナル体操を披露し合い、互いが今後の参考にした。
参加したのは、65歳以上を対象にした「おたっしゃ教室」と75歳以下を対象に各地域で体操を普及するボランティアを育てる「いきいきサポーター」の計約150人。いずれも3年目の取り組みで、同教室からの参加は初の交流会があった昨年の4から7グループに増えた。
体操は、いすに座りながら全身の筋肉や、柔軟性、バランス感覚を鍛えることができる、高齢者を対象とした軽運動。発表では音楽に合わせ、手足を伸ばしたりなどのストレッチ運動や片足を宙に浮かせたりなどの筋肉トレーニングなどを織り交ぜた体操を披露した。 -
台風9号の影響で美和ダム放流
台風9号の影響で、伊那市長谷の美和ダム「三峰川バイパス」が6日午後10時40分ごろから、放流を始め、7日午前0時10分、最大放流量が毎秒約260立方メートルに達した。関係者によると、最大放流量は過去最大で、放流期間は10日ごろまで続く予定。河川には近づかないよう警戒を呼び掛けている。
三峰川バイパスは、全国の多目的ダムでは初めてとなる「恒久堆砂対策施設」の中心施設で、05年5月に完成。完成後の実質的運用は今回で3回目となる。初回となった06年7月豪雨災害時の美和ダムへの最大流入量が毎秒367立方メートルに対し、今回は毎秒約560立方メートル。流入量、放流量ともに過去最大となった。 -
伊那署管内の小中学生防犯ポスター審査会
伊那市、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那防犯協会連合会と伊那署は5日、同署道場で、管内の小中学生を対象に集めた、防犯ポスターの審査会を開いた=写真。
15小学校5中学校(小学2年縲恍・w3年)から402点(前年比24点増)の応募があった。各学年から1縲・人の9作品を県審査会へ送る推薦作品として選出。そのほか金賞、銀賞など40作品を入賞作品とした。
伊那北高校の美術科担当の三沢正博教諭や小嶋惣逸署長ら審査員が、作品のメッセージ性、色使いなどのバランスを審査。薬物乱用、飲酒運転の禁止や振り込め詐欺の注意を促す趣旨のポスターが多かった。
推薦作品などに選ばれたのは次のみなさん。
◇小学4年▼推薦作品=北林未希(西春近南)▼金賞=曽根原智佳(伊那東)▼銀賞=宮下満喜(西春近南)▼銅賞=有賀穂乃夏(南箕輪)
◇小学5年▼推薦作品=春日俊輔(伊那北)▼金賞=倉田祐輔(南箕輪南部)▼銀賞=林優衣(南箕輪南部)▼銅賞=天道美雪(伊那北)▼佳作=中島秀真(長谷)熊谷魁人(南箕輪)伊藤大貴(南箕輪南部)
◇小学6年▼推薦作品=加藤美沙貴(南箕輪南部)赤羽郁海(箕輪中部)▼金賞=坂本祥子(箕輪中部)▼銀賞=小林大(箕輪中部)▼銅賞=城子颯一朗(箕輪中部)▼佳作=鈴木楓(箕輪中部)唐沢綾(箕輪中部)有賀亮太(西箕輪)小林由里香(箕輪中部)池田ひかる(箕輪中部)
◇中学1年▼推薦作品=有賀莉沙(南箕輪)高橋潤(南箕輪)▼金賞=藤沢亮太(南箕輪)▼銀賞=荒木香名(伊那)▼銅賞=丸山詩織(伊那)▼佳作=大久保杏衣(伊那)亀井翔子(南箕輪)曽我和佳奈(伊那)原真裕子(西箕輪)本井綾華(伊那)村上礼実(南箕輪)佐藤祐介(伊那)
◇中学2年▼推薦作品=鈴木希望(箕輪)尾形怜(南箕輪)▼金賞=荻原祐樹(箕輪)▼銀賞=清水里佳(箕輪)▼銅賞=山口夕貴(箕輪)田中萌乃(箕輪)▼佳作=原安祐美(箕輪)原佑実(南箕輪)平沢裕介(箕輪)藤田慧(箕輪)高山綾(箕輪)城倉未来(箕輪)中田惇一(箕輪)
◇中学3年▼推薦作品=鈴木早恵子(高遠)▼佳作=赤羽駿(高遠)星野雅和(高遠)