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南アルプス林道バスが今シーズンの運行開始
伊那市営南アルプス林道バスの今シーズンの運行が25日から始まりました。
伊那市長谷の南アルプス林道バス営業所で、テープカットが行われ運行開始を祝いました。
新型コロナ感染防止のため、車内は換気を行い、会話は控えるよう呼びかけています。
運行期間は11月15日までの予定で、6月14日までは歌宿まで、15日からは北沢峠まで運行するということです。
バスは例年およそ4万人が利用していますが、去年は新型コロナの影響や大雨の土砂崩落による通行止めが続き、2万5,264人でした。
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玄立寺の枝垂れ桜見ごろ
伊那市長谷非持の玄立寺の枝垂れ桜が見ごろを迎えています。
玄立寺の枝垂れ桜は、例年高遠城址公園の桜より2週間ほど遅く見ごろを迎えます。
境内には、およそ20本の枝垂れ桜が植えられていて、現在満開となっています。
桜は、天気が良ければ今週いっぱい楽しめるということです。
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戸台の化石ミニ企画展
伊那市長谷の南アルプスむら長谷ビジターセンターでは「戸台の化石ミニ企画展」が開かれています。
この企画展では戸台で見つかったアンモナイトの化石など、およそ30点が展示されています。
展示されている資料は長谷公民館に保存されているものです。
今回、桜の時期に合わせより多くの人に知ってもらい「戸台の化石資料館」にも足を運んでもらおうと、伊那市が開きました。
戸台の化石は石や砂、泥などが積もってできた地層の重さによって、つぶれた状態で見つかるのが特徴です。
北海道で見つかったアンモナイトと比較された写真も展示されています。
この企画展は22日まで、南アルプスむら長谷ビジターセンターで開かれています。
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市長選2派 市議選27派が出席
任期満了に伴い4月17日告示、24日投開票で行われる伊那市長選挙、伊那市議会議員選挙の立候補届出手続等説明会が23日開かれ、市長選には現職と新人の2派が、市議選には定数21に対し候補者未定の1派を含む27派が出席しました。
23日は市役所で説明会が開かれ、出席者が伊那市選挙管理委員会などから注意事項や書類の取り扱いなどの説明を受けました。
市長選には表明順に無所属で新人の八木択真さんと無所属で現職の白鳥孝さんの2派が出席しました。
定数21の市議選には、現職14派、新人12派、擁立を模索する1派の合わせて27派が出席しました。
党派別では日本共産党3、公明党2、日本維新の会1、無所属20、未定1となっています。
市長選、市議選は4月11日、12日に立候補届出書類の事前審査が行われ、17日告示、24日投開票となっています。 -
農ある暮らしについて内村節さん講演会
伊那市長谷地区で農業を軸に地域おこしに取り組んでいる「南アルプス山麓地域振興プロジェクト推進協議会」は「これからの中山間地域の農ある暮らしについて」の講演会を2月23日にオンラインで開きました。
講師は哲学者の内山節さんが務め、協議会の松田泰俊会長などおよそ80人がオンラインで参加しました。
講演の中で内山さんは「農ある暮らしをしたい人が増えている。都市部のシステム化された仕事につきたくないと思う人たちが魅力を感じている」と話しました。
内山さんは群馬県上野村と東京で暮らしながら、生活に密着した原理や知恵を探求しています。
内山さんは農業の持続性について「最近は収益を求めすぎて、うまくいかないと辞めてしまうことが多いが、縄文時代から耕作は行われており、これほど持続性のある産業は農業以外にはない」と話していました。
講演会は2020年にも行われましたが、新型コロナの影響で状況が変わっている今、改めて農ある暮らしについて考えてほしいと開かれました。
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江副行昭さん 回顧展
伊那市で約40年間制作に取り組んできたガラス工芸作家の江副行昭さんが3月末で長谷非持のアトリエを閉鎖するのを前に、回顧展が江副ガラススタジオ・ギャラリーで22日から始まりました。
ギャラリーには、江副さんがこれまで制作してきた300点余りが展示されています。
江副さんは佐賀県出身の89歳です。20代のころから70年近くに渡りガラス作品を制作してきました。
江副さんは、日本の畳に合う和風の作品を作ろうと、高遠の土とガラスを混ぜ熔かして作る「熔壌ガラス」を考案しました。
1982年には、高遠町に「高遠スタジオグラスセンター」を設立。
1995年には長谷にアートヴィレッジ信州を開き、工房を構えました。
江副さんはこれまでの作家人生の中で、オリンピックに作品を通して携わったことが思い出深いと話します。
この作品は、1998年の長野オリンピックのスピードスケートで選手のスタート順を決めるくじを入れた「ドローポット」です。
こちらは、去年開かれた東京オリンピックに向け2016年に制作した作品です。
弟子で後継者として認めていた江口智子さんが2017年に病気のため亡くなり、熔壌ガラスが制作できなくなったため、最後の作品となりました。
江副さんの回顧展は27日まで伊那市長谷の江副ガラススタジオ・ギャラリーで開かれています。
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美和発電所で安全祈願祭と起工式
伊那市高遠町にある美和発電所の大規模改修工事の安全祈願祭と起工式が22日、行われました。
式には県企業局や県議会、伊那市の関係者などおよそ30人が出席しました。
昭和33年に建設された美和発電所は今年で64年が経ち、老朽化が進んでいます。
改修工事により、最大出力が現在の12,200kWからおよそ13.000kWに増える計画です。
事業費はおよそ72億円で、建物は取り壊し、その場で建て替え令和7年4月の完成を目指しています。 -
伊那市長谷の古民家を改修
伊那市長谷で海外向けに自然栽培で米づくりを行っている農業生産法人Wakka Agriは、新たな拠点として改修している古民家でDIYイベントを12日、開きました。
Wakka Agriでは、長谷中尾地区にある築100年を超える古民家を新しい拠点にしようと改修をしています。
DIYイベントは、伊那市と共催で行われ、地方との関係づくりに関心のある人や移住を考えている人など12人が参加しました。
参加者たちは、2班に分かれ、壁塗りや障子張りなどを行いました。
古民家の改修は去年の秋から始まっていて、事務所や地域の交流スペース、農業体験に訪れた人の宿泊スペースなど農業の拠点の場にしたいとしています。
Wakka Agriでは「持続的に米を作っていくためには地域が持続できる力が必要だ」として米作りだけでなく地域づくりも始めていきたいとしています。
古民家の改修は、4月下旬まで行われる予定で、完成後には地域の人たちを招いての内覧会も計画しています。
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現職8人引退 新人9人出馬の意向
定数21の伊那市議会議員選挙は現職、新人の動向が徐々に明らかになってきています。
伊那ケーブルテレビの取材によりますと現職は21人のうち11人が出馬、8人が引退の意向を示していて2人が検討中です。
また新人は9人が出馬を予定しています。
まず出馬の意向を示している現職を五十音順に紹介します。
東春近渡場の飯島光豊さん70歳。日本共産党、4期目です。
西箕輪大萱の唐澤千明さん72歳。無所属、3期目です。
美篶上川手の白鳥敏明さん74歳。無所属、2期目です。
富県北新の田畑正敏さん71歳。無所属、1期目です。
日影の二瓶裕史さん42歳。無所属、2期目です。
山寺の馬場毅さん45歳。日本共産党、1期目です。
上新田の原一馬さん55歳。無所属、1期目です。
荒井の松澤嘉さん70歳。無所属、1期目です。
福島の三澤俊明さん56歳。無所属、1期目です。
高遠町勝間の宮原英幸さん68歳。無所属、1期目です。
中央の柳川広美さん61歳。日本共産党、4期目です。
引退の意向を示している現職は8人です。
高遠町西高遠の飯島進さん68歳。無所属、4期目です。
西春近小出一の飯島尚幸さん76歳。公明党、4期目です。
長谷非持山の池上直彦さん68歳。無所属、1期目です。
西町の唐澤稔さん74歳。無所属、3期目です。
美篶上原の黒河内浩さん69歳。無所属、4期目です。
山寺の柴満喜夫さん77歳。無所属、4期目です。
美原の前田久子さん74歳。公明党、4期目です。
東春近暁野の宮島良夫さん72歳。無所属、3期目です。
進退を検討中の現職は2人です。
東春近中殿島の小林眞由美さん68歳。無所属、1期目です。
西箕輪大萱の野口輝雄さん70歳。無所属、2期目です。
出馬を予定している新人は伊那ケーブルテレビの取材によりますと16日現在9人です。
党派別では無所属が男性4人、女性2人の合わせて6人。
公明党が男女各1人の合わせて2人。日本維新の会が女性1人です。
地区別では伊那地区が8人。高遠地区が1人で長谷地区はいません。
伊那市長選と市議選は4月17日告示24日投開票となっています。 -
伊那市長谷黒河内で小屋が全焼
4日午後1時6分ころ伊那市長谷で小屋が全焼する火事がありました。
これによるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと火事があったのは伊那市長谷黒河内の畑に建つ鉄骨木造平屋建ての小屋で、約20平方メートルが全焼しました。
火は午後1時34分に消し止められました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那署では枯れ草を燃やしていた火が燃え広がったものとみて調べを進めています。
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長谷のバネ工場・コウリョウで工場の壁など焼く火事
伊那市長谷非持のバネなどを製造する株式会社コウリョウで、工場の壁などを焼く火事がありました。
火事は、午後3時半ごろコウリョウの敷地内で発生しました。
火事は、午後4時ごろ消し止められましたが、ボイラーで使用する木材やフォークリフト、工場の壁の一部などを焼きました。
消火に協力したという男性によると、「フォークリフトが激しく燃えていた」ということです。
火事の原因については、伊那署などで調べを進めています。 -
伊那市長谷地区成人式
1日は、伊那市の長谷公民館で長谷地区成人式が行なわれました。
今年成人を迎えたのは、平成13年4月2日から平成14年4月1日生まれの男性5人、女性3人の合計8人で式には全員が出席しました。
令和2年度に予定していた市内全ての成人式が中止となった為、2年ぶりの開催となりました。
新型コロナ感染防止対策として、新成人は受付で検温を受け、県外在住者はPCR検査結果を提出していました。
また式自体も祝辞の取りやめや歌はCDによる演奏とするなど簡素化して行われました。
伊那市教育委員会の笠原千俊教育長は「大切な故郷「長谷」を愛し、夢や希望を持って充実した人生を歩んでほしい」と激励しました。
新成人を代表して西村慎之助さんは「成人としての自覚と責任を持ち、自分の事ばかりでなく周囲を見渡せる広い視野を持った大人になれるようこれからもご指導お願いします。」と誓いの言葉を述べました。
会場には、今年度作られたフォトスポットが設置され、新成人たちは、その前に立ち写真をとっていました。
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南アルプスむら長谷でクリスマスツリーの点灯式
一足早いクリスマスイベントが伊那市長谷の南アルプスむら長谷で11日に行われました。
午後4時半頃、クリスマスツリーの点灯式が行われ、訪れた人たちが一足早いクリスマスを楽しんでいました。
イベントは2018年に「冬の長谷に新名物を作りたい」と始まったもので、毎年行われています。
点灯式は去年、新型コロナの感染拡大防止のため中止になったことから、今年は2年ぶりの開催となりました。
11日は他に、地元のイベントで演奏活動をしている「イーナちゃんDUO」が「きよしこの夜」を演奏しました。
モミの木のイルミネーションは来年1月17日まで、午後4時30分から午後11時まで点灯しています。
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長谷小学校が民話「孝行猿」を披露
伊那市長谷の長谷小学校3年生は長谷に伝わる民話「孝行猿」の演劇を11日に中尾座で披露しました。
劇は長谷小学校3年生10人が演じました。
孝行猿は長谷に伝わる民話で親子の愛情を描いた物語です。
猟師の勘助が母猿を銃で仕留め、家のいろりに吊るしておきました。
物音で目を覚ました勘助は、子猿たちが母猿の傷を癒して生き返らせようとするところを目撃します。
勘助はその姿を見て後悔の念にかられ、墓を造って供養したという物語です。
9月に劇を保護者に披露しましたが、児童たちが地域の人にも観てもらいたいと行ったもので、およそ100人が訪れました。
長谷小学校では毎年3年生が孝行猿の上演を引き継いでいるということです。
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市長 山小屋「馬の背ヒュッテ」の購入進めたい考え示す
伊那市の白鳥孝市長は南アルプス内にある民間所有の山小屋「馬の背ヒュッテ」について、購入を積極的に進めたいとの考えを9日示しました。
これは9日に開かれた伊那市議会12月定例会一般質問の中で黒河内浩議員の質問に答えたものです。
「馬の背ヒュッテ」は南アルプスの仙丈ケ岳登山のルートの途中にある民間所有の山小屋で、宿泊施設として、また、登山者の避難場所として活用されてきました。
コロナ禍のため2年間営業を停止していて、しばらくの間休業予定となっています。
黒河内議員によると所有者は高齢のため運営が難しく、親族も運営の継続に意欲を示していないということです。
黒河内議員からの「馬の背ヒュッテ」の購入を検討してはどうかとの提案に対し、白鳥市長は積極的に進めたいとの考えを示しました。
他に9日の議会には市から5億2,680万円を追加し総額420億2,210万円とする一般会計補正予算案が提出されました。
国の子ども一人あたり10万円を支給する子育て世帯への臨時特別給付金で先行して5万円の現金支給を行う事業に5億2,606万円、国の生活困窮者自立支援金の再給付に74万円となっています。
申請が不要な子育て世帯への臨時特別給付金については年内に支給を、申請が必要な世帯への支給は早期に行うとしています。
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ケーブルテレビ杯サッカー大会 東春近が優勝
第15回ケーブルテレビ杯少年サッカー上伊那6年生大会が、7日、伊那市長谷の美和湖グラウンドで開かれ、伊那市の東春近少年サッカークラブが初優勝しました。
大会には、上伊那の少年サッカーチーム11チームが参加しました。
決勝戦は、オレンジのユニフォーム東春近少年サッカークラブと、青のユニフォーム南箕輪FCジュニアの対戦となりました。
前半、東春近の今井奈緒斗君が先制点を挙げます。
対する南箕輪は、後半、キャプテンの宮澤真太君がシュートを決め同点となります。
その後東春近の原一途君がシュートを決め1点を追加します。
そのまま逃げ切り、2対1で東春近が初優勝を果たしました。
この大会の模様は、来月4日からご覧のチャンネルで放送します。
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中尾歌舞伎11月公演 2年ぶりに披露
伊那市長谷に伝わる農村歌舞伎「中尾歌舞伎」のおよそ2年ぶりとなる公演が3日に、中尾座で開かれました。
新型コロナの影響で2年ぶりとなった今回の公演の演目は、「神霊矢口渡 頓兵衛住家の段」です。
敵と知らずに落武者に恋をした娘と、落武者を討とうとする父との悲劇の物語です。
新型コロナ対策として、入場は関係者に限り、伊那ケーブルテレビで生中継した他、動画投稿サイト「ユーチューブ」で生配信しました。
ひん死の傷を負った娘が落武者を逃がすために太鼓を打ち鳴らす最後の場面では、お捻りが飛んでいました。
会場では、青山学院大学のコミュニティ人間科学部の3年生8人が、駐車場での車の誘導や受付を手伝っていました。
学生は、地域コミュニティについて学ぶ授業の一環で10月30日から長谷を訪れていて、歌舞伎を通して人々の暮らしぶりや歴史、思いを学ぶ場にしようと行ったものです。
公演は、12月4日土曜日にも入場者を限定して行われます。 -
長谷中学校3年生が太鼓演奏披露
伊那市長谷の長谷中学校3年生の生徒が18日、高齢者施設の利用者に太鼓演奏を披露しました。
18日は長谷中学校の3年生、10人が気の里ヘルスセンター栃木の多目的スペースで太鼓演奏を披露しました。
長谷中学校では毎年3年生が行事などで披露しています。
デイサービスセンターやすらぎ、障害者多機能型事業所さくらの家、宅幼老所みなみの利用者およそ35人が演奏を聴きました。
利用者は「生演奏が聴けて良かった。また機会があれば演奏してほしい」と話していました。
長谷中学校は10月25日に伊那市高遠町勝間の特別養護老人ホームさくらの里で太鼓演奏を行う予定だということです。
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中尾歌舞伎 2年ぶりの公演に向け衣装を着て稽古
伊那市長谷に伝わる農村歌舞伎「中尾歌舞伎」のおよそ2年ぶりとなる定期公演が、11月3日に行われます。
17日の夜は、本番を前に衣装を着ての稽古が中尾座で行われました。
本番まで3週間を切り、昨夜は役者が衣装を身に着けて稽古に臨みました。
およそ2年ぶりとなる今回の演目は、「神霊矢口之渡 頓兵衛住家の段」です。
敵と知らずに落ち武者に恋をした娘と、落ち武者を討とうとする父との悲劇の物語です。
中尾歌舞伎は、戦争で途絶えていたものを昭和61年1986年に地域の若者が中心となって復活させたものです。
新型コロナの影響で公演が全て中止となり、2年ぶりとなります。
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入野谷在来そばの収穫・脱穀
かつて伊那市の高遠・長谷地域で栽培されていた「入野谷在来そば」の収穫と脱穀が5日長谷浦の圃場で行われました。
5日は、入野谷そば振興会や、信州そば発祥の地 伊那そば振興会、信州大学で作る入野谷在来種復活夢プロジェクトのメンバー16人が集まり、そばの刈り取りと脱穀をしました。
長谷浦の12アールの圃場では、他の品種と交配しないよう原種を守る目的で栽培しています。
今年は管理がうまくいったということで、例年の30キロの倍ほどの収量が見込めそうだということです。
脱穀したそばは、天日干しをして、改めて枝などを取り除く作業を行うということです。
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下山中に熊に襲われ男性がけが
29日午後2時頃、愛知県大府市の40代の男性が、伊那市長谷の南アルプス鋸岳登山道 角兵衛沢付近を1人で下山していていたところ熊に襲われて顔に軽傷を負いました。
伊那警察署によりますと、熊に襲われたのは愛知県大府市の41歳の会社員男性です。
男性は角兵衛沢付近を1人で下山していたところ、2頭の熊と遭遇し、そのうちの1頭に襲われたということです。
男性は顔に軽傷を負い、市内の病院に搬送されました。
伊那署では登山客や付近住民に注意を呼び掛けています。
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南アルプス林道バス 10月から全線運行
去年7月から復旧工事を行っている伊那市長谷の南アルプス林道は、今月中に工事を終えます。
復旧工事完了に伴い、南アルプス林道バスは、10月2日から全線運行となります。
これは21日開かれた伊那市の定例記者会見で白鳥孝市長があきらかにしました。
南アルプス林道は、去年7月の豪雨で、林道の一部が損壊しました。
現在は復旧工事が行われていますが、林道バスは戸台口から歌宿までの一部での運行となっています。
7月31日からは工事区間約700mを徒歩で上り、藪沢から北沢峠の間をシャトルバスで運行しています。
伊那市によりますと、9月末でおおむね復旧工事が完了することから、10月2日(土)から林道バスは戸台口から北沢峠までの全線で運行を開始します。
南アルプス林道バスの運行は11月15日までとなっています。 -
信大の学生が伊那市の新産業技術を見学
松本市の信州大学経法学部の学生が、伊那市の新産業技術の取り組みを10日学びました。
信州大学経法学部の2年生4人が伊那市長谷の中尾座で伊那市の新産業技術、遠隔医療「モバイルクリニック」と、ドローンを使った買い物支援サービス「ゆうあいマーケット」の取り組みを学びました。
学生は、経営学を学ぶゼミに所属しています。
今年5月、信州大学で伊那市の飯島智企画部長が新産業技術の取り組みについて講義を行ったことが縁で訪れました。
学生たちは、ドローンで商品が運ばれてくる様子を見学しました。
また、ケーブルテレビでリモコンを使った商品の注文の仕方について説明を受けていました。
飯島企画部長は「中山間地域は採算の面で民間企業が参入しづらいからこそ行政が取り組んでいる」などと話していました。
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二十四節気 「処暑」
23日は二十四節気の1つ処暑です。
この日は、伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷の敷地内に咲くコスモスが揺れていました。
処暑は、暑さがやわらぎ、朝や夕方には涼しい風が吹くころとされています。 -
長谷部さん 鹿肉レトルトカレー CFで協力募る
伊那市長谷のジビエ料理人長谷部晃さんは、鹿肉を使ったレトルトカレーの販売と今後の商品展開を見据え、クラウドファンディングで協力を募っています。
こちらが、長谷部さんがレトルト用に開発した鹿カレーです。
香辛料などを除き、材料のほとんどが伊那谷産のものを使用しています。
1袋に50gの鹿肉を使い、肉質は柔らかく、カレーのルーは程よい辛さで食べやすい味付けとだということです。
2日は、長谷部さんが営む宿泊施設ざんざ亭で、報道機関向けの説明会が開かれました。
長谷部さんは、鹿や猪の肉などを使ったジビエ料理を自身の店やイベントなどで提供しています。
鹿肉のレトルトカレーは、より多くの人に気軽にジビエ料理を食べてもらおうと開発したものです。
クラウドファンディングでは、1口3,000円から3万円の協力を募っています。
目標金額は200万円で、締切は15日日曜日となっています。
今後は、レトルトカレーをきっかけに長谷で食堂の経営を計画している他、ジビエ関係者と解体施設を共同で建設する方向で話が進んでいるということで、多くの協力を呼び掛けています。
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入野谷在来種を焼畑で栽培
南箕輪村の信州大学農学部は、20グラムの種から復活させた地域在来のそば「入野谷在来種」を焼畑で栽培し、どのような食味の変化や優位性が得られるか実証実験を行います。
20日は信州大学農学部の植物遺伝育種学研究室の学生・大学院生およそ20人が伊那市長谷非持山の畑で、間伐された広葉樹の枝を焼きました。
畑を、土の上で木を燃やした区画、別の場所で燃やした灰をまいた区画、何もしない区画の3種類に分け、そばの生育や味を比較します。
長谷では昭和20年代まで焼畑でそばが栽培されていたということですが、炭焼きなど山の利用が少なくなったことや、化学肥料使用などの理由で行われなくなりました。
信州大学農学部では、焼畑でのそばの特徴や優位性を分析しようと、実証実験を行います。
伊那市のミドリナ委員会と地域振興に取り組む長谷さんさん協議会は、森林資源を活用してよりプレミアムなそばを栽培したいと、信大農学部に協力を呼びかけ、今回実験が行われることになりました。
中心メンバーのそば店壱刻の店主で信州大学農学部の大学院に通う山根健司さんです。
火入れが終わると、入野谷在来の種を1区画に80グラムずつまきました。
収穫は9月末の予定で、製粉して成分や食味について調査するということです。
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小中学校が東ティモールの選手を応援
新型コロナ感染防止対策として、東ティモール選手団と市民の交流イベントは中止となりましたが、市内の小中学校では、選手たちを応援しようとビデオメッセージの制作が行われています。
このうち伊那東小学校は全ての学年でクラスごとに応援メッセージを収録し、30分ほどの動画にして東ティモールの選手団に贈ります。
14日6年蘭組では、選手団に向けた応援メッセージと合奏を収録していました。
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高遠棒ほうじ茶ソフト販売
伊那市長谷の南アルプスむらにある、ファームはせで先月30日から販売が始まりました。
ソフトクリームに、高遠棒ほうじ茶のパウダーを混ぜたもので、ワッフルコーンをつかっているのが特徴です。
伊那市御園で日本茶の販売をしているお茶屋「いちえ」とファームはせが協力して作ったものです。
6日は、訪れた人がソフトクリームを味わっていました。
高遠棒ほうじ茶ソフトクリームは税込450円で、午前9時から午後5時30分までファームはせで販売されています。
月曜日のみ機械のメンテナンスのため午後3時までの販売です。
なお、冬の期間ソフトクリームの販売は休止になるということです。
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長谷中学校が甘辛おかずダレ「元気だで」を商品化
伊那市長谷の長谷中学校が作っているラー油「長谷の太陽」の搾りだねを使った甘辛おかずダレ「元気だで」が商品化されました。
こちらが新商品の甘辛おかずだれ「元気だで」です。
1つ税込750円です。
180グラム入っています。
ラー油は唐辛子にねぎやにんにくを混ぜて作るため辛いですが、おかずダレには麹を使っているため角がなくなりまろやかな味わいになっているということです。
ご飯のお供や万能調味料として使えます。
28日は関係者が商品発表会を長谷中学校で開きました。
「元気だで」は、長谷中学校の生徒が作っているラー油「長谷の太陽」から出る搾りだねを有効活用したいと長谷中学校から地域に呼びかけたところ、農業法人ファームはせや伊那市地域おこし協力隊などがそれに応え、農産物加工施設の「気の里工房」で製造することになりました。
去年道の駅「南アルプスむら長谷」にある食堂「すずな」で「元気だで」をソースカツ丼のお供として提供したところ商品として購入したいという声が寄せられたことから今回発売に至りました。
28日は長谷中学校2年生7人が完成した「元気だで」を試食していました。
今後、生徒たちにはパッケージのデザインを考えてもらう予定だということです。
「元気だで」は南アルプスむら長谷で、1人2つまで購入できます。
7月1日から限定100個で販売する予定です。
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伊那市長谷浦 新たなヘリポート
伊那市長谷浦に山小屋への荷揚げや山岳救助などに活用できる新たなヘリポートが完成しました。
伊那市長谷浦に作られたヘリポートです。
広さはおよそ1000平方メートルあります。
ここは、南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の前の救助隊長の西村和美さんが整備しました。
もともとこの場所は、建設業を営んでいた西村さんが資材置き場として使っていました。
塩見小屋へのヘリでの荷揚げは、これまで大鹿村から行っていました。
陸路で運搬に時間がかかる事から、伊那市観光株式会社はヘリポートの整備を西村さんに相談し、今シーズンから利用する事になりました。
30日は、このヘリポートを初めて利用し塩見小屋へ荷揚げを行う予定でした。
ヘリも到着し待機していましたが、雲が多いためきょうの荷揚げは中止となりました。