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伊那市 男女共同参画推進会議
誰もが自分らしく生きるための社会「男女共同参画」を進める伊那市の推進会議が4日に市役所で開かれました。
今年度1回目の会議が開かれ、各種団体からの推薦や公募の委員12人が委嘱されました。
会長には、伊那市公民館運営協議会の下島一道さんが選ばれました。
伊那市では第4次伊那市男女共同参画計画を定め、2022年度から2026年度までの5年間で28のアクションプランを進めています。
そのうち、地区役員の女性登用の割合について、昨年度の9.2%から2026年度には、20%を目標にしています。
また、市職員の課長級以上に占める女性の割合は昨年度8.5%で、10.5%を目標にしています。
委嘱された委員の任期は2年間で第4次伊那市男女共同参画計画について審議していきます。
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乾燥野菜を使い「味噌玉」作り
地元産のみそや乾燥野菜を使い「味噌玉」をつくるイベントが伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷で5月18日に開かれました。
味噌玉は味噌に鰹節と好みの乾燥野菜を混ぜて作るものです。
参加者は蓮根やネギなど好みの具材を混ぜると手で丸めていました。
このイベントは地元野菜を味わってもらおうと、伊那市地域おこし協力隊の村中ひとみさんと野田直子さん、駒ヶ根市の農家下島幸恵さんが企画しました。
乾燥野菜は下島さんが食品ロスを減らそうと規格外の野菜を使って作ったもので、味噌も市内で手づくりされたものが使われています。
企画した3人は「みそ玉は冷凍保存ができます。これからの時期のハイキングなどで味わってもらいたい」と話していました。 -
伊那ケーブルテレビに予備免許交付 周波数は86.7MHz
コミュニティーFMの開局準備を進めている伊那ケーブルテレビジョンに対し、23日総務省信越総合通信局から電波を出すことが可能となる予備免許が交付されました。
放送を聞くことができる周波数は、86.7MHzです。
23日は、長野市にある総務省信越総合通信局で、藤田和重局長から伊那ケーブルテレビジョンの向山賢悟社長に無線局予備免許通知書が手渡されました。
予備免許が交付されたことで、電波を出すことが可能となります。
電波障害などについて調査を行い、問題がなければ免許が交付され開局することができます。
周波数は、86.7MHzで、伊那市、箕輪町、南箕輪村で放送を聞くことができます。
向山社長は、「地域密着のケーブルテレビ事業を地域の皆さんに支えられながら40年という長きにわたりサービスを提供させてもらってきましたが、有線のケーブルテレビに、無線のコミュニティFMが加わることで、地域情報や、生活情報、娯楽情報、もしものときの災害情報も含め、さらに充実したきめ細かい情報を提供し、地域メディアとしての役割をしっかり果たしていきたい」と話しました。
伊那ケーブルテレビでは、予備免許交付を受け、今後アンテナ設置や放送機器の整備を行い、今年夏ごろの開局に向けて準備を進めていく計画です。 -
河川整備計画の変更案を説明
戸草ダム建設や治水施設整備事業などについて協議する伊那市三峰川総合開発事業対策協議会が市役所で10日開かれ、天竜川水系河川整備計画の変更原案などが報告されました。
10日は、先月19日に示された天竜川水系流域委員会の河川整備計画の変更原案を天竜川上流河川事務所が委員に説明しました。
変更原案では、洪水調整機能の増強が必要な場合は、既設ダムの放流能力の増強や新設ダム等に関する調査・検討を行うとしています。
委員からは「過去に繰り返した災害をさらに受けないよう対策をして欲しい」「三峰川上流域の治水については早急に戸草ダムを含め検討して欲しい」など長谷地域協議会で出された意見が紹介されました。
天竜川上流河川事務所などでは整備計画の変更案についてのパブリックコメントを21日まで募集しています。
また、16日には整備計画の変更案の地元説明会を伊那市役所で開く計画です。 -
中尾歌舞伎 春季定期公演
伊那市長谷に伝わる農村歌舞伎、中尾歌舞伎の春季定期公演が29日、中尾座で行われました。
今回の演目は「奥州安達原三段目 袖萩祭文の段」です。
平安時代を舞台に、親子の情愛を描いた物語です。
駆け落ちして勘当された盲目の娘袖萩は、11歳の娘・お君を連れて10年ぶりに実家に戻ります。
袖萩は、家の中に入れてもらえず、雪が降る中、門の外で父と母に不孝を詫びる祭文を語ります。
前半は、母子の情愛、家族の悲哀が見せ場となっています。
お君は、伊那西小学校2年の茅納晴さんが演じました。
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南アルプス林道バス「クイーンライン」運行開始
伊那市長谷と南アルプスをつなぐ林道バスの今シーズンの運行が25日から始まり、春山シーズンが開幕しました。
始発の午前8時5分の便には、運行を待ちわびた登山客10人が乗り込みました。
バス停のある仙流荘周辺は、山岳観光の拠点「南アルプス長谷 戸台パーク」として整備されました。
林道バス営業所は仙流荘内に移転しました。
南アルプス林道バスも路線名を変更し、北沢峠行きは「南アルプスクイーンライン」となりました。
運行は、きょうから6月14日までは歌宿まで、6月15日から11月15日までは北沢峠までとなっています。
標高1,680メートルの歌宿に到着しました。
スキー板を担いだこちらの登山客は・・・
林道沿いでは、3日ほど前からシナノコザクラが咲き始めました。
見ごろは1か月ほどで、5月中旬にはホテイランも咲き始めるということです。
戸台パークから歌宿までの運賃は片道・大人850円です。
林道バスの昨シーズンの利用客は過去2番目に多い6万298人でした。
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天竜川上流河川事務所長谷分室 開所式
伊那市長谷の旧三峰川総合開発工事事務所の庁舎を使用した、天竜川上流河川事務所長谷分室の開所式が23日に現地で行われました。
23日は開所式が行われ、長谷分室の看板がお披露目されました。
この施設は、土砂バイパストンネルやストックヤードを建設した三峰川総合開発工事事務所として使用されていました。
施設の完成に伴い、昨年度閉所し、今年度からは天竜川上流河川事務所の長谷分室として使用されています。
19日に静岡県で開かれた天竜川水系流域委員会では「洪水調整機能の増強が必要な場合は、既設ダムの放流能力の増強やダム・堤防の嵩上げ、また新設ダム等に関する調査・検討を行う」とする整備計画の変更案が示されました。
長谷分室では、上位計画の天竜川水系河川整備基本方針について調査・検討を行います。
新設ダムは有力な選択肢の一つとして挙げられているということです。
また、開所式には白鳥孝伊那市長も出席しました。
長谷の住民などで作る伊那市三峰川総合開発事業対策協議会 長谷地域対策協議会の中山晶計会長は大きな期待を寄せています。
長谷分室には職員4人が常駐し、調査・検討を行うということです。
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長谷中生徒 パンジーの苗を地域に配布
伊那市長谷の長谷中学校の生徒は去年から育ててきたパンジーの苗を長谷地域の家庭に9日に届けました。
長谷中学校の全校生徒31人で9日から2日間かけて長谷地区のおよそ600世帯にパンジーの苗を届けました。
生徒は二人一組となり、バスや徒歩で担当する地区へ移動します。
地図で確認しながら一軒一軒回りました。
長谷中のパンジーの苗の配布は50年以上続く行事です。
受け取った住民は「毎年楽しみにしている」「ご苦労様です」と声をかけていました。
パンジーの苗は去年10月から造園委員を中心におよそ1,000本を育てました。 -
中尾歌舞伎の春季公演に向け稽古が本格化
伊那市長谷の農村歌舞伎 中尾歌舞伎保存会は、29日の春季定期公演に向けて稽古が本格化しています。
16日は中尾座で保存会のメンバーが稽古を行いました。
上演するのは、「奥州安達原三段目袖萩祭文の段」です。
平安時代を舞台に、親子の情愛を描いた悲話です。
袖萩は、11歳の娘・お君に手を引かれ、敵方の夫と駆け落ち以来、10年ぶりに実家に戻ります。
11歳の娘のお君を演じるのは、茅納晴さんです。
茅納さんは伊那西小学校2年の7歳、自分の歳より上の役に挑戦します。
前半は、母子の情愛、家族の悲哀が見せ場となっています。
16日は、保存会の中村徳彦代表などが代役を務めて通しで稽古をしていました。
公演は事前予約制となっています。
伊那ケーブルテレビでは、29日の公演の模様を午後1時半から122chで生中継します。
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5年ぶりに龍胡堂 二胡コンサート
県内を中心に教室を開いている龍胡堂の二胡コンサートが13日に伊那市の伊那文化会館で開かれました。
コンサートは、「絶対聞きたいジブリの名曲」と題し、スタジオジブリ製作のアニメーション映画で使用されている楽曲18曲を演奏しました。
演奏したのは、伊那市や諏訪市などの教室で学んでいる生徒30人です。
龍胡堂代表の劉鉄鋼さんなど教室で指導している3人の講師も演奏に加わり、厚みのある音色を会場に響かせていました。
龍胡堂が運営している二胡教室は、県内で7つあり、東京や神奈川、山梨県など県外にも6教室を開設するなど活動の幅を広げています。
今回は、能登半島地震の復興支援チャリティーコンサートと位置づけ、来場者へ募金も呼びかけました。
教室の生徒が中心となるコンサートは、5年ぶりで、9月には、岡谷市で、10月には東京都でも発表会が予定されています。
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美和ダム周辺の桜見ごろ
伊那市長谷の美和ダム周辺の桜が見頃となっています。
伊那市長谷の美和ダム周辺に植えられているソメイヨシノが現在満開となっています。
美和ダム管理支所によりますと、天気にもよりますが見ごろはあと2~3日だということです。
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仙流荘周辺 戸台パークとしてプレオープン
去年から改修工事を行っていた伊那市長谷の宿泊施設仙流荘とその周辺が南アルプス長谷戸台パークとして12日にプレオープンしました。
この日は、仙流荘で白鳥孝伊那市長や地元住民などが参加してプレオープンの式典が行われました。
仙流荘は1階と2階の一部が改修されました。
1階のレストランは最大100席用意できる広さになっています。
2階には、宿泊できるワーケーションルームが新設されました。
インターネット環境が整っていて、山を楽しみながら仕事をすることができます。
WEBルームも設置され、オンラインでの会議も可能です。
総事業費は1億7千万円です。
仙流荘はきょうから利用可能で、1泊6,300円から宿泊することができます。
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三峰川で重機転倒 オイル流出
8日午前9時30分頃、伊那市長谷の三峰川で河川改修工事を行っていたバックホーが転倒する事故がありました。
この事故でバックホーからオイルが流出しました。
伊那建設事務所の発表によりますと、事故があったのは、伊那市長谷市野瀬の中尾橋上流の三峰川です。
長野県発注の河川改修工事中にバックホーが転倒したものです。
この事故によるけが人はいませんでした。
転倒時にオイルが流出したため、オイルフェンスを設置しました。
重機の引き上げとオイルの回収は昨夜行ったということです。
一部回収できなかったオイルが美和ダムで確認されたということですが、美和ダムにオイルフェンスを設置し、下流に流れないよう対策しているということです。
工事は現在中断していて、安全対策を十分に行ってから再開するということです。
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三峰川総合開発工事事務所 閉所式
1988年の開所から36年間に渡り三峰川総合開発事業を行ってきた「三峰川総合開発工事事務所」の閉所式が29日に現地で行われました。
29日は、長谷の事務所で閉所式が行われ、岩田伸隆所長と三峰川総合開発事業対策協議会会長の白鳥孝伊那市長が、入り口の看板を取り外しました。
三峰川総合開発工事事務所は、美和ダムの洪水調整機能の強化とダム機能の保全を図ることを目的に、1988年に開所しました。
多目的ダムとしては、国内で初めての再開発事業でした。
主な取り組みとして、洪水とともに流れてくる細かい土砂をダム下流に迂回させる国内初の「土砂バイパストンネル」を建設し、2005年度に完成しました。
他に、こちらも国内で初となる大雨などでダム湖に入ってきた土砂を一時的に貯めておくことができる「ストックヤード」が、2021年度に完成しました。
これらの施設の完成に伴い事業が完了したとして、今回事務所を閉所するものです。
もう1つの柱として取り組んできた戸草ダム建設については、ダム事業の見直しにより完成には至っていませんが、白鳥市長は「建設に向け良い形で進められるよう最後のひと踏ん張りしていきたい」と話していました。
建物は今後、天竜川上流河川事務所の分室として職員が数人常駐し、天竜川水系河川整備計画の見直しに関わる調査・検討を行うとしています。 -
入野谷在来そばが地域団体商標を取得
伊那市高遠町長谷地域で栽培されている「入野谷在来そば」の名称が特許庁の地域団体商標を取得しました。
26日は伊那市高遠町内で信州そば発祥の地伊那そば振興会などが会見を開き地域団体商標の取得を発表しました。
商標は伊那そば振興会が中心となり行い、法人格を持つ伊那市商工会に依頼し、2022年6月に特許庁に出願し、2024年2月22日に取得しました。
これにより「入野谷在来そば」の名称を商標として使用できるようになります。
入野谷在来そばは現在、入野谷そば振興会が栽培していて高遠そば組合が一括購入して取り扱っています。
今後は地域ブランドとして、一般向けの販売など検討したいとしています。
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春の火災予防運動 立ち入り検査
1日から春の火災予防運動が始まり、上伊那広域消防本部は伊那市内の老人ホームの立ち入り検査を行いました。
このうち伊那市長谷の特別養護老人ホームサンハート美和に、署員2人が訪れ立ち入り検査を行いました。
春の火災予防運動に合わせ、火災の発生を未然に防止し、高齢者を中心とする火災による死者をなくそうと行われました。
1日は、施設内の避難経路となる通路が確保されていることや、避難階段の入り口に物が置かれていないかなどを確認していました。
また、消火用散水栓や消火器の点検も行いました。
署員は、常日頃から火の扱いや消防用設備の維持管理を徹底するよう防災担当の職員に話していました。
立ち入り検査は、6日まで管内の6つの老人ホームなどで行う予定です。
春の火災予防運動は7日(木)まで行われます。
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被災地復興願い紙芝居披露
伊那市長谷の切り絵作家、久保田文子さんが8日、能登半島地震による被災地の復興を願い長谷小学校で大型紙芝居を披露しました。
紙芝居は松本地域に伝わる「泉小太郎」という民話を基に東日本大震災が発生した2011年に久保田さんが手作りしたものです。
児童や地域住民約70人が鑑賞しました。
湖があり田畑が狭く苦労してきた人々のために、竜に姿を変えた母親と泉小太郎が岩を砕いて湖の水を流し豊かな土地をつくるというあらすじで能登半島地震で被災した地域の復興と重ね合わせています。
久保田さんは要望があれば学校などで紙芝居を披露することにしていて「能登の人たちに元気になってもらいたいという思いを子どもたちと共有していきたい。」と話していました。
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寒晒蕎麦 乾燥作業
4日の立春に合わせ、伊那市の高遠そば組合はおよそ1か月間、川の冷水に浸したそばの実を引き上げ、乾燥作業を行いました。
5日は、高遠そば組合のメンバー4人が川から引き上げたそばの実を広げ、乾燥させていました。
そばの実は、1月5日から伊那市長谷の粟沢川に浸していました。
5日からおよそ1か月乾かしていきます。
寒風にさらして乾かすことで、食感がよくなり、甘みが増すということです。
山根健司組合長は「手間はかかるが、おいしさに繋がりお客さんに喜んでもらえると思う」と話していました。
寒晒蕎麦は、7月13日から高遠町の7店舗と東京都の1店舗で提供が予定されています。
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長谷総合支所の新庁舎見学会
上伊那産の木材をふんだんに使った、伊那市長谷の長谷総合支所の新しい庁舎の見学会が20日に開かれました。
20日は地域住民や林業関係者などおよそ40人が見学に訪れました。
長谷総合支所は建て替えが進められていて新しい庁舎は、柱や土台、梁に木が使われている大型の日本建築です。
使われているのは、長谷のヒノキや西春近のアカマツなど上伊那産材となっています。
新庁舎は木造平屋建てで、延べ床面積は689平方メートルです。
太陽光発電や自家発電設備も備え、災害時には地域の防災施設として使用される計画です。
長谷総合支所の新しい庁舎は、7月上旬の開所を予定しています。
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伊那市長谷春日さん宅 切り干し大根作り
伊那市長谷の春日孝徳さん夫妻は、冬の寒さを利用して作る保存食、切り干し大根作りを行っています。
作業を行っているのは、長谷非持の春日孝徳さん89歳です。
15年ほど前から、自宅で切り干し大根を作っています。
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高遠そば組合 寒晒作業
伊那市の高遠そば組合は、6日の小寒を前に、そばの実を川に浸す「寒ざらし」作業をきょう、行いました。
5日はは伊那市長谷の粟沢川で、高遠そば組合の6人が、そばの実を浸しました。
今年は地元高遠と東京都のそば店合わせて8店舗が参加し、およそ200キロ、1,200食分を用意しました。
そばの実を冷たい水に浸すと、アクが抜けて粘りが減り、甘味が増すということです。
高遠そば組合はおよそ20年前に古文書に基づいて寒ざらしそばを復活させ、試行錯誤を繰り返し2014年から高遠町のそば店で提供を行っています。
浸したそばの実は、立春に近い2月5日に引き上げる予定です。
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三峰川総合開発工事事務所 閉所へ
伊那市長谷の国土交通省三峰川総合開発工事事務所は、今年度末で閉所する方針であることが分かりました。
三峰川総合開発工事事務所は、美和ダムの機能向上・維持を目的に、1988年から洪水調整機能の強化や戸草ダムに関することなどの事業を行ってきました。
工事事務所の上部組織の名古屋中部地方整備局によりますと、「国交省として三峰川総合開発工事事務所を閉所する方針であることを確認している。事務所の後利用については未定です」と話していました。 -
三峰川電力株式会社 安全運転推進で連名表彰
伊那市長谷の三峰川電力株式会社は、交通安全の推進に功績があったとして、関東管区警察局長・関東安全運転管理者協議会連合会長の連名表彰を受賞しました。
27日は、伊那警察署で伝達式が行われ、小林雄二署長から三峰川電力三峰川発電事業所の兼子孝広所長に表彰状が手渡されました。
三峰川電力は、毎週月曜日の朝礼で安全運転への意識の向上を図っている他、社用車の運転速度や時間を管理できるシステムを導入するなど、20年以上無事故・無違反を続けているということです。
伊那署によりますと、県内で今年度交通安全優良事業所として連盟表彰されたのは、三峰川電力を含め6事業所だということです。 -
県産小麦100%のパン 学校給食に
長野県産の小麦を100%使ったコッペパンが11月30日に山形村の山形小学校の給食で提供され、児童が風味豊かなパンを味わいました。
県産小麦の生産や利用を広げようと長野県と生産者、食品加工業者などでつくるLFP長野が、プロジェクトの一環で企画したものです。
この日は、県農政部とJA、小麦粉とパンの製造業者ら7人が山形小学校を訪れ、5年3組の児童と一緒に給食を食べながら交流しました。
提供されたのは、長野県産の小麦「ゆめかおり」を100%使ったコッペパンで全校児童約500人です。
ゆめかおりは、約10年前から県内で生産されている風味豊かな味わいが特徴の小麦です。
子どもたちは、いつもよりふわふわでおいしいとパンの香りや食感を楽しみながら味わっていました。
LFP長野は、令和3年からこれまでにエノキダケの販路拡大や摘果リンゴを使った商品開発を行っていて、今年度は、小麦をテーマに活動しています。
LFP長野では、今後小麦を生産する若手農家から課題などを聞き取り小麦の生産拡大にも取り組んでいくとしています。 -
伊那市長谷でクリスマスツリー点灯
伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷で17日にクリスマスイベントが行われました。
17日午後5時頃、クリスマスツリーの点灯式が行われました。
このイベントは、冬の長谷を盛り上げようと、伊那市の地域おこし協力隊や地元住民で作る長谷クリスマス実行委員会が2018年から開いているものです。
クリスマスツリーは高さおよそ10メートルで、4,000個のLEDライトが飾られています。
あいにくの雨模様でしたが、多くの子ども達が訪れ楽しんでいました。
イルミネーションは、来年1月16日まで、午後4時30分から午後11時まで点灯しています。
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健康応援ポイント 抽選会
伊那市民の自主的な健康づくりの取り組みを応援する、健康応援ポイントの抽選会が12日に市役所で開かれました。
抽選会では白鳥孝市長らが、応募券を引いていました。
健康応援ポイントは、市民が健康診断や人間ドック、スポーツイベントに参加するともらえるものです。
市内のスポーツ用品店で使える1万円分の商品券などおよそ360人に賞品が当たります。
伊那市の委託を受けて伊那市総合型地域スポーツクラブが行っているもので、今年は過去最多1,126件の応募があったということです。
今回は新たに、減塩賞品が当たる明治安田生命賞が用意されました。
当選者には年内に賞品が発送される予定です。
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JR長野駅でおやきやパンの試食会
信州産小麦を使ったおやきやパンなどの試食会が11月23日に長野市で開かれ多くの人で賑わいました。
JR長野駅で「食べようつくろう信州小麦大行動」と銘打ち信州産小麦を使った食品の試食会が開かれました。
これは、農林水産省が進めるローカルフードプロジェクト、略してLFPの取り組みの一つで信州産小麦の消費拡大を目指そうと
県と県内企業が参加するLFPながのが展開しています。
今回提供されたのは、参加企業が信州産小麦を使って新たに開発した商品で、11月1日に県庁で披露されたものです。
会場には、おやきやパン、肉まんなど18種類が並び訪れた市民や県外からの観光客が信州の味を楽しみました。
用意された試食約700食は、祝日の賑わいもあり1時間ほどで終了。
試食後には、味や商品価格などについてアンケートも行われました。
アンケート結果は、県内の小麦生産者と共有して生産量拡大に向けた検討に活用していくということです。 -
県産小麦使用商品 松本で試食販売会
長野県産小麦を使用した商品の試食販売会が11月19日に松本市のイトーヨーカドー南松本店で開かれました。
信州の郷土料理おやき、さくさく食感アップルパイ、これらは長野県産の小麦を使って県内各地のおやき販売店や農産物直売所、コンビニ大手のセブンイレブンなどが開発した商品です。
この日は試食販売会が開かれ多くの人で賑わいました。
信州小麦大行動と題し開催されたこのイベントは、長野県産小麦の利用拡大を図ろうと生産者や食品加工業者、長野県などが取り組むLFPながの(地域食品産業連携プロジェクト)の一環として行われたものです。
LFPながのでは、3年前からきのこやりんごなど地場産食材を使った商品開発を行っていて、こうした取り組みを通じて地域の課題解決や経済成長などを目指します。
会場には、様々な具材のおやきをはじめ、パンやコロッケ、クッキーなどが並び県産食材を広くPRしました。
なお、今回試食販売された商品の一部は、農産物直売所など開発した各店舗で販売されているということです。 -
伊那市長谷の分杭峠 駐車場廃止
伊那市は、伊那市長谷にある分杭峠の交通渋滞緩和のため、近くにある駐車場を廃止します。
これは、24日に市役所で開かれた市議会全員協議会で報告されたものです。
伊那市長谷の分杭峠は、ゼロ磁場があるパワースポットとして毎年観光客が訪れます。
分杭峠近くの粟沢駐車場からシャトルバスに乗り、ゼロ磁場に向かいます。
繁忙期には多くの観光客が訪れ、およそ100台停めることが出来る粟沢駐車場に入りきらず並んでしまい、近隣住民から苦情が来ていたということです。
伊那市は来年度から混雑緩和の対策として、粟沢駐車場を廃止し仙流荘から定期観光バスを運行します。
バスは、伊那市が運行するということです。
車は、仙流荘周辺に整備される駐車場に停めることが出来ます。
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南アルプスむら長谷に段ボール製の授乳室
道路建設業者などでつくる日本道路建設業協会は、全国の道の駅にダンボール製の授乳室を贈る活動を行っています。
20日は、伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷で贈呈式が行われました。
贈られた授乳室は、幅と高さが2m、奥行きが1mあり、ダンボールでできています。
全国の道路建設業者211社と機械メーカーなどでつくる日本道路建設業協会は、今年度から3年かけて全国の道の駅150か所に授乳室を贈る活動を行っています。
これまで贈っていたものは入り口がカーテンだけでしたが、利用者からの声を受け、内側から鍵がかけられる改良式となっています。
授乳室の他、子どもを抱いたままゆったりと座れる椅子も贈られました。
20日は贈呈式が行われ、白鳥孝市長は、「この場所は南アルプスの登山口近くにあり、多くの人が利用する施設です。安心して使ってもらえると思います」と感謝していました。
道の駅を訪れた1歳半の子どもを育てる母親は、「使い勝手がよさそうです」と話していました。
贈呈式には、長谷保育園の年中・年長園児も出席し、歌を披露していました。
授乳室の寄贈は、全国では15番目、県内では初めてです。
南アルプスむら長谷では、11月中に売店近くに設置するとしています。