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三峰川第4発電所竣工式
水力発電事業を行なっている三峰川電力は、伊那市長谷の中尾に三峰川では4箇所目となる第4発電所を建設し、2月から稼動している。
17日、現地で竣工式が行われ施設の完成を祝うとともに、無事故での操業を祈った。
第4発電所は、三峰川と黒川の合流点近くに建設された。
黒川上流の第一発電所で使った水を長さ550メートル、落差10メートル、内径180センチの地下トンネルに流し再利用して発電する。
6基の水力発電機で生まれる電力は、最大で一般家庭の約200世帯分の消費電力にあたる480キロワット、年間では300万キロワットアワーとなり、火力発電で使用される石油に換算すると約78万リットル、ドラム缶で3900本分にあたるという。
ここで発電された電力は、丸紅を通じて長野県庁や各地の合同庁舎、恵那山トンネルなどで使用されている。
三峰川電力の酒井宗二社長は、「長野で生まれた電気を長野に販売する電力の地産地消。小水力発電のモデルケースとして、引き続きクリーンな電力を作り続けていきたい」と話している。
三峰川電力では、今後も引き続き小水力発電事業に力を入れていきたい考え。 -
勝間のしだれ桜
伊那市高遠町勝間の薬師堂のしだれ桜が見ごろとなっている。
薬師堂の桜は樹齢およそ130年といわれている。
高遠城址公園の桜より数日遅れて見ごろとなり、公園の桜を見た帰りに訪れる人も多くいる。
周辺のガードレールは景観にマッチするよう、木製のものが使われている。
しだれ桜周辺は勝間の住民らでつくる「薬師堂の桜を守る会」がガードレールやお堂の清掃、桜の管理などを行っている。
会では、「ここ数年桜の名所として、有名になった。訪れた人たちに楽しんでもらえるよう、しっかり守っていきたい」と話している。 -
障害者社会就労センター「さくらの家」竣工
施設の老朽化などに伴い改修された伊那市長谷の障害者社会就労センターさくらの家の竣工式が30日、行われた。市の関係者らがテープカットをして完成を祝った
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高遠町の旧さくらの家の老朽化や長谷のひまわりの家が手狭だったことから2つの施設が移転統合した。
施設の名前は利用者のアンケートから、さくらの家に決まった。
建物は、県の補助金を受け長谷の旧美和診療所を利用し、去年11月から改修工事が進められてきた。
延床面積は328平方メートルで、作業室が3部屋あるほか、休憩室や相談・救護室などがあり、温かみのある施設に改修された。
式の中で、伊那市社会福祉協議会の小池孝行会長は、「地域の人達に愛される施設に出来るよう努力していきたい」とあいさつした。
また小坂樫男伊那市長は、「経済状況は厳しいが運営面でも、市としてバックアップをしていきたい」と話していた。
新しいさくらの家の利用者の登録者数は28人で、受注企業は10社となる。
利用者は、自主製品をはじめ製品加工、清掃業務などを行っている。
さくらの家の開所式は4月1日に行われる。 -
仙流荘で新メニュー「桜御膳」
伊那市長谷の宿泊施設仙流荘は、花見シーズンに合わせ、桜にちなんだ新メニュー「桜御膳」を発表した。
桜の塩漬けで炊いた桜釜飯、葉を練りこんだ蕎麦、花を浮かべた白ワインなど、桜を使った料理は香りも一緒に楽しめる。
また、桜肉とも呼ばれる馬肉のすき焼きや刺身のほか、ヨモギやフキノトウなど春の食材を使ったものなど全部で11品となっている。
このメニューは4月1日から5月中旬までの期間限定で一人前4500円、10人以上での予約が必要。
仙流荘では、「高遠とは違った桜や山の景色と一緒に、ゆっくりと春を楽しんでほしい」と話している。 -
巣立ちを前に各地で贈り物
卒業式を目前に迎え13日、地域から卒業生や園児たちにプレゼントが届いた。
南箕輪中学校では、村のボランティア連絡協議会のメンバーらが、卒業しても地域のことを忘れないでほしい竏窒ニ願いを込めて作った「愛の鈴」を、卒業生133人に贈った。
これは、10年以上前から南箕輪村で行われているもので、鈴は村のボランティア関係者が、一つひとつ手作りした。
連絡協議会の丸山博志会長は、「卒業しても村のことを忘れず、健康に育ってほしいとの願いを込めた。大事に使ってほしい」と話した。
また、卒業生代表の清水李野さんは、「地域のみなさんから学んだことを、今後の生活にも生かしていきたい」と話した。
南箕輪中学校の卒業式は17日に行われる。 -
卒園記念に園児が入浴
卒園を間近にひかえた伊那市の長谷保育園の年長園児が9日、みんなで伊那市長谷の宿泊入浴施設「入野谷」のお風呂に入浴し、思い出づくりをした。
これは、卒園記念にみんなで楽しい思い出を作ってもらおうと入野谷が企画したもので、この日は年長園児10人が招待された。
園児の招待は今回が初めて。
子どもたちは何日も前からみんなでお風呂に入るのを楽しみにしていたということで、お互いの背中を流しながら楽しそうに入浴していた。
担任の田中訓子保育士は「みんなでお風呂に入るのは今日が初めて。プールとはまた違う楽しさがあったよう。いい思い出が作れた」と話していた。
長谷保育園の卒園式は25日(水)に行われる。 -
天竜川水系河川整備計画
戸草ダム建設を盛り込んだ修正案示す国土交通省天竜川上流河川事務所は5日夜、伊那市長谷の戸草ダム建設を盛り込んだ天竜川水系河川整備計画の修正案を地元に示した。
去年6月に建設見送りの計画案が示されてから9カ月。この日示された修正案は、社会情勢の変化を見ながら竏窒ニしながらも、新しいダム建設に向けて調査・検討を進めるという内容になっている。
見送り案が示されて以来、ダム建設を求めてきた地元長谷地域対策協議会の佐藤八十一会長は、今回の修正案に一定の評価を示した。
5日夜、長谷総合支所で開かれた対策協議会では、表現としては前向きになったものの、「社会情勢の変化に合わせ」などとするあいまいな表現に、委員からは、ダム建設に関して国がどの程度踏み込んで考えているのかを問う質問が相次いだ。
戸草ダム建設に向けた調査・検討を進める間の美和ダム上流域の安全対策として、今後10年間の砂防施設の整備計画も協議会に示された。
佐藤会長は、「砂防計画はあくまで砂防計画、ダム建設はまったく別の話。ごまかされない」と話している。
12日には、伊那市三峰川総合開発事業対策協議会が伊那市役所で開かれることになっている。
国が今後30年間の河川整備のあり方を示す天竜川水系河川整備計画は今後、村井県知事の意見を聴いた後に策定される。 -
伊那市消防団 長谷第三部詰所完成
伊那市長谷の中尾区から杉島区までを担当する消防団第3部の詰所が完成し28日、竣工式があった。
式には、伊那市長谷の中山晶計地域自治区長や地区住民ら約20人が出席し、詰所の完成を祝った。
完成した建物は、鉄骨2階建て、延床面積は約90平方メートル。
1階が車庫、2階が団員の控え室で、総工費は1500万円。
伊那市消防団長谷分団の中山勝司分団長は、「地域の安心と安全を守る拠点となるよう、意識を持ち、消防団活動を行っていきたい」と話していた。 -
長谷黒河内で山林火災
18日午後0時27分頃、伊那市長谷黒河内で山林の下草などを焼く火事があった。この火事によるケガ人はいない。
火事により、下草など約800平方メートルが燃えた。火は1時間ほど燃え続け、午後1時32分に鎮火した。
原因については、市道の改良工事で使っていたガスバーナーの火が燃え移ったものとみて、伊那警察署で捜査を進めている。 -
長谷で山林火災
8日午後2時40分ころ、伊那市長谷で山林火災があった。この火事によるケガ人はいなかった。
火災があったのは、伊那市長谷溝口の中島一二三さんの畑の東にある山林。この火事により、山林の下草1万1095平方メートルが燃えた。
火は2時間半ほど燃え続け、午後5時10分ころ鎮火した。
伊那警察署では、中島さんが畑で下草を燃やした火が燃え移ったものみて調べている。 -
常福寺で福寿草見ごろ
伊那市長谷の常福寺では、春を告げる花、福寿草が見ごろを迎えている。
常福寺では、去年の12月上旬から、日当たりの良い所から花が咲きはじめ、現在は多くの花が開いている。
この福寿草は、元々自生していたもので、ここ10年ほどは温暖化で気温が高いせいか、花の数が急に増えてきているという。
福寿草は、一般的に旧暦の正月である2月に咲く花とされていて、そのため、福寿草のほかに、「元日草」「朔日草」といっためでたい名前で呼ばれることもある。
寺の関係者は、「今年はもう見られないと思うけれど、寒いうちに花が雪を被っている姿もいい。いろいろな表情が楽しめます」と話していた。
常福寺の福寿草は、3月下旬まで楽しめるという。 -
健康づくりを通じて新宿との交流進む
「健康づくり」を通じて、伊那市長谷と東京都新宿区のお年寄りが交流を深めている。
伊那市と新宿区は、友好都市提携を結んでいる。
19日は、長谷地区の20人と新宿区の8人が気の里ヘルスセンターに集まり、「操快フラダンス」を一緒に踊った。
操快フラダンスは、高齢者に楽しんで健康づくりをしてもらおう竏窒ニ、早稲田大学の石井康智教授が考案したもの。
長谷地区では以前から、石井教授の指導を受け、高齢者の健康づくりに取り組んでおり、今年4月からは、石井教授が指導している新宿区のお年寄りにも長谷を訪れてもらい、1ヶ月に1度のペースで一緒に健康づくりをしている。
開始当初、長谷地区の参加者は2、3人だったが、体験者から話を聞いたお年寄りが徐々に集まるようになり、今では毎回20人近くが集まるようになっている。
また、健康づくりを通じて、住民同士の交流も深まっており、参加者たちは「一緒にフラダンスができて楽しい。今後も続けていきたい」と話している。
教室を主催する美和診療所などでは、来年度もこの教室を継続していきたいとしている。 -
長谷小学校で正月の遊び
伊那市の長谷小学校の児童81人が14日、羽子板やこま、スゴロクなどの正月の遊びを楽しんだ。
同校では、正月の遊びを通して学年を超えた交流を深めようと、例年児童が中心となって遊びを企画している。
そのうち、スゴロクで遊ぶグループでは、面白い顔が出来上がると、周りから歓声が上がった。
ある児童は「家では正月の遊びをしなかったので、今日はみんなで遊べて楽しかった」と話していた。 -
伊那市高遠町と長谷の園児作品展
伊那市高遠町と長谷の園児による作品展が、信州高遠美術館で開かれている。
作品展は、小さいうちから美術館を身近に感じてもらおうと毎年開いている。
会場には、年長児が描いた作品56点が並んでいる。
保育園ごとテーマを決めていて、紅葉や桜、将来の夢などを描いた。
美術館の竹内徹館長は、「身近なふるさとの風景や将来の夢、楽しかったことが素直に描かれている。それぞれ子どもなりの表現ができていて、温かさを感じる」と話していた。
この作品展は15日まで。 -
晴れの成人式
平成生まれが大人の仲間入り2009年を迎え、上伊那各地では成人式が行われ、新成人たちが志を新たにした。
今年は1988(昭和63)年の4月2日から1989(平成元)年の4月2日までに生まれた人たちが、新たに大人の仲間入りをする。
〈伊那市長谷〉
長谷地区では1日、成人式が行われ、男性16人、女性13人が成人を迎えた。
式典では、中学校時代の恩師小松淳さんが「みなさんには長谷という故郷があり、温かい思い出がある。厳しい世の中だからこそ、自分に与えられた使命を着実に果たし、一歩一歩進んでほしい」と新成人を激励した。
新成人を代表して中山康利さんが、「これからは責任ある行動が求められる。自分のことだけでなく、広い視野を持って行動できるようになりたい」と決意を述べた。
式が終了した後、小学校へ移動し、小学6年生の時に埋めたタイムカプセルを掘り起こした。
タイムカプセルが姿を現すと歓声が上がり、中からは、当時使っていたノートやテスト、20歳になった自分を想像して描いた自画像などが出てきて、新成人たちは、当時の思い出話に花を咲かせていた。 -
戸草ダム見送りから建設へ
30年間建設見送りの方針が示されていた伊那市長谷の戸草ダムについて、建設する方向で調整が進められていることが4日分かった。これは、伊那市内で同日開かれた小坂樫男伊那市長の後援会の新年会で、宮下一郎衆議院議員が明らかにした。
宮下衆議院議員は、昨年末に国土交通省の関係者と会い、「整備計画案にダム建設を盛り込む方向でまとめていると聞いた」と話した。
5日、国土交通省天竜川上流河川事務所の北澤利実副所長は取材に対し、「現時点では調整中としか言えない」と内容を明らかにしないものの、否定はしなかった。
宮下衆議院議員によると、経済、社会情勢の変化で設計変更は伴うが、整備計画案には、見送るとする表現から、建設に向けた方向づけが明確に位置づけられる表現へと変更されるという。
昨年6月に建設見送りが発表された戸草ダムだが、180度方向性が変わり建設へと進むことになりそうだ。
これを受け、
戸草ダム整備も関係する天竜川河川整備計画は、当初昨年中に策定される計画だったが、作業はずれ込んでいる。 -
秋葉街道復興キャラバン報告
今月13日から3日間かけて秋葉街道を通り、伊那市長谷から静岡県まで歩いたメンバーが26日、小坂樫男市長に活動報告をした。
この日は、秋葉街道復興キャラバン隊隊長の中山晶計長谷総合支所長ら実際に街道を歩いたメンバーが市役所を訪れた。
秋葉街道は、静岡県浜松市の秋葉神社まで続いていて、昔は秋葉神社の火祭にあわせ街道を歩いたと言われている。
今回の静岡県までの街道踏破も、この火祭に合わせたもので、沿線の大鹿村や飯田市、静岡県浜松市などに街道の復興を呼び掛けながら、秋葉神社まで歩いた。
道のりは約133キロで、1日平均40キロを歩いたという。
参加したメンバーは、「大鹿村など街道整備に積極的なところもあり嬉しかった。沿線の自治体で情報発信しあいながら交流していきたい」と話していた。 -
しめ縄づくり教室
12月に入り、年末年始を迎えるための準備が始まっている。
長谷公民館では6日、しめ縄作りの教室が開かれた。
このしめ縄教室は、長谷地区の青少年育成会が毎年この時期に開いているもので、初心者17人が参加した。
講師は、しめ縄名人の伊東耕平さん。
「手の平の上でわらをころがすように」と手取り足取り指導していた。
伊東さんは、「わらをなう経験をしておくことが大切。万が一の時、木のつるをロープ変わりにすることもできる」と話していた。 -
長谷の秋葉街道、開通
その昔、信仰の道、塩の道として栄えた古道、秋葉街道が22日、住民有志でつくる「秋葉街道道普請隊」の手で開通した。
この整備事業は、静岡県の秋葉神社へと続く古(いにしえ)の街道を歴史や観光の観点から再生しようと昨年春から県の補助を受け、地域住民らがボランティアで行ってきたもの。約2年の歳月をかけ、長谷地域内で開通に至った。
この日はメンバー15人が長谷から大鹿村に抜ける分杭峠で作業。長谷の中尾地区から大鹿村境の峠まで10キロの山道が開通した。
道普請隊では、今後も継続的に草刈をするなど街道の整備を続けていく。
活動の輪は、隣の大鹿村まで広がっており、分杭峠から南側の整備もスタートする見込み。 -
仙流荘で猪鍋定食を販売
伊那市長谷の宿泊施設「仙流荘」は15日から、食事の新メニューとして猪鍋定食の販売を開始する。
猪鍋定食は冬の時期の集客につなげようとメニューに追加したもの。肉は味噌ベースのスープでやわらかく煮込まれていて、一つの鍋には約110グラムの猪肉が入っている。
他には、ご飯とみそ汁、小鉢のほか漬物がついて税込で900円。
猪鍋には肉のほか、地元産の白菜やしめじ、ごぼうなどの野菜が入っており、味をひきたてている。
仙流荘は火曜定休。食事時間は午前10時から午後5時まで。
冬季限定の猪鍋定食は明日から来年3月上旬ころまで提供されるということです。 -
美里会作品展
伊那市長谷溝口を中心に活動しているサークル・美里会(みさとかい)の手芸作品展が、伊那市長谷の美和郵便局で開かれている。約50点の作品が訪れた人の目を楽しませている。
同会は、昔の生活改善グループに所属していたお年寄りで作る手芸サークルで、30年ほど前から活動している。
会員は月に1回集まり、お茶を飲みながら作品づくりをしている。
今回は、春・夏・秋・冬を描いた、木目込みパッチワークを展示。柔らかい発泡スチロールの台に布をはめていくもので、この1年、それぞれの季節に合わせて制作を進めてきた。
ある会員は「ボケ防止も兼ねてやっている。みんなで集まるのも作るのも楽しく、元気なうちは続けていきます」と話していた。
作品展は18日(火)まで、伊那市長谷の美和郵便局で開かれてる。 -
南アルプスバス営業終了
伊那市長谷の戸台口から北沢峠を結ぶ市営南アルプス林道バスの今シーズンの運行が9日、終了した。
同バスの今シーズン(4月25日縲・1月9日)の運行日数は199日。乗客数は4万3635人で、去年比1152人の減となっている。
この要因として伊那市は▽6月に災害復旧工事の関係で北沢峠への乗り入れが出来なかったこと▽8月の天候不順竏窒ネどをあげている。
一方、紅葉シーズンの10月は、ツアー客の増加などで去年より938人多い1万1837人が利用している。
南アルプス林道バスの営業開始は29年前。その間無事故で運行している。 -
マラソンランナー谷川真理さん講演会
女子マラソンのトップランナーとして国際大会で活躍した谷川真理さんの講演会が8日、伊那市の長谷公民館で開かれた。
講演会は、伊那市教育委員会や長谷公民館などが主催し、旧長谷村時代から生涯学習講演会として毎年開かれている。
会場にはおよそ120人が集まり、谷川さんの話に耳を傾けた。
谷川さんは中学、高校と陸上部だったが、練習が嫌いで一度走る事から離れた。その後、都内の一般企業に就職し、24歳の時、皇居の周りを走る市民ランナーを見て再び走り始めたという。
市民ランナーとして参加した大会で活躍。1990年に実業団チームの資生堂に入社した。
91年の東京国際マラソンや92年のゴールドコーストマラソンなどで優勝するなど、数多くの大会で活躍したランナー。
谷川さんは講演の中で、「学生時代は、やらされている練習だった。社会人になり、自分で目標を立て練習に取り組み、良い成績が出せるようになった」「大会では、他の選手は意識せず自分に勝つことだけを考え、マイペースで走っていた。そうすれば無駄なエネルギーを使わず、気持ちを前向きに持ち続けることが出来る」と話し、 何事も進んでやるという気持ちや、頑張りすぎずマイペースですることが長続きのコツと話していた。 -
孝行猿の供養
伊那市長谷入野谷にある孝行猿の碑の前で7日、孝行猿の供養が行なわれた。
旧暦の10月10日にあたる7日は、孝行猿の日として長谷小学校でも昔から孝行猿にちなんだ行事が行なわれている。
入野谷では、今後孝行猿にちなんだ事業展開を考えていて、まず供養をしようと今回初めて行なわれた。
入野谷には、箕輪町の彫刻家で歌人だった藤沢古実のレリーフを埋め込んだ孝行猿の碑があり、参加者たちは、近くの円通寺住職の読経で手を合わせていた。
長谷村時代、文化財専門委員だった宮下彦二さんは「この碑をもっと多くの人たちに見てもらい、素晴らしい孝行猿の物語を末永く伝えていきたい」と話していた。 -
イワナ・アマゴの稚魚放流
天竜川漁業協同組合は6日、イワナとアマゴの稚魚を放流した。
上伊那各地の天竜川支流で、漁協の組合員がイワナとアマゴの稚魚の放流を行った。
放流されたのは、5センチほどのイワナ2万匹、60キロと、8センチほどのアマゴ8千匹、130キロ。
今年は、長谷の黒川で河川工事を手掛ける建設業者、コウリョウ建設と水野組から、資金面などで協力を得た。
イワナ・アマゴなどのマス族の解禁は、来年2月16日。
平成18年豪雨の工事が続いているが、今年は台風もなく河川が荒れなかったため、現在のところ来年の釣果は期待できそうだという。
天竜川漁協によると、今シーズン2月から9月までの渓流釣りは、釣り人たちからの評判も上々だったという。
なお、今日放流された稚魚の釣りが楽しめるのは、再来年ごろからになりそうだという。 -
第三分教所を偲ぶ集い
昭和25年まで伊那市横山にあった伊那尋常小学校の第三分教所を偲ぶ集いが2日、伊那市長谷の仙流荘で開かれた。
会場には第三分教所の卒業生およそ60人が集まり当時の思い出を振り返った。
分教所は伊那小学校の前身、伊那尋常小学校の出張所として存在し、第三地区は伊那市の横山、内の萱、台坊の天狗地区の人たちが通っていた。
この日、母親が第三分教所で教諭を務めていたという縁で、小坂樫男市長も招かれ、参加者たちが久々の再会を喜んだ。
偲ぶ集い実行委員会の小林比寅実行委員長は、「みんな歳をとってしまったが、多くの人が集まってくれて感激した」と話していた。 -
中尾歌舞伎秋季公演
伊那市の無形民俗文化財に指定されている伊那市長谷の中尾歌舞伎の秋季公演が2日に行なわれ、熱の入った演技に会場からは、おひねりが盛んに飛んでいた。
今回の出し物は「神霊矢口渡 頓兵衛住家の段」。
鎌倉幕府滅亡後の新田家と足利家の権力争いを背景に、追っ手から逃れる武将に、褒美欲しさに殺害を企てる父の娘が恋に落ちるというストーリーで、しまいには娘がその父に切り殺されてしまう悲劇の人情もの。
久々に回り舞台が活躍する演目で、随所にちりばめられた見せ場がくると、会場からは、拍手やおひねりが飛び交っていた。
中尾歌舞伎は、江戸時代から伝わる伝統芸能で、太平洋戦争と共に自然消滅したが、昭和61年に復活。現在は保存会が師匠の指導を受けながら伝統を守り続けていて、近いうちにヨーロッパでの公演も計画されている。 -
中尾歌舞伎秋季公演 稽古に熱
11月2日に伊那市長谷で行われる中尾歌舞伎の公演を目前に控え、稽古に熱が入っている。
中尾歌舞伎は、伊那市長谷の中尾地区で江戸時代から行われている。太平洋戦争で中断したが昭和61年に復活し、現在は中尾歌舞伎保存会が受け継いでいる。
今回は、追っ手を逃れて旅をする2人と、途中で一泊する家の娘の悲恋の物語を描いた「神霊矢口渡 頓兵衛住家の段」。
稽古は2ヶ月前に始まり、現在は毎晩通し稽古が行われている。
出演者は、台詞の言い回しや手の動きなどを確認しながら稽古していた。
関係者は、「娘の悲しい恋の物語ですが、脇を固める役のひょうきんな動きにも注目して欲しい。観客と演者の両方が楽しめるものにしたい」と話していた。 -
長谷常福寺で「晋山式」
伊那市長谷溝口の常福寺で、26日、新しい住職の就任を祝う「晋山式」が行われた。
5代目の住職には、伊那市教育委員長も務める、松田泰俊さんが就任。
松田住職はH15年に住職に就任しましたが、正式に住職になる準備が整った今年、晋山式を行った。
この日は、地域住民や上伊那の寺の住職約100人が行列を作り、本堂までの道のりを歩いた。
常福寺で晋山式が行われるのは、明治41年以来100年ぶりだという事。
松田住職は「皆さんのご指導を頂き、よりいっそう頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。 -
南アルプスふるさと祭り
伊那市長谷地区の秋祭り、南アルプスふるさと祭りが12日、長谷総合グラウンドで行われた。
この祭りは、旧長谷村のころから開いているもので、今年で25回目になる。
グラウンドでは、子ども神輿の練り歩きなどさまざまイベントが行なわれた。
毎年恒例のお宝投げには多くの人が集まり、景品を当てようとカラーボールやお菓子を拾っていた。
また、長谷に伝わる民謡・ざんざ節のニューバージョン「ダンシング・ニュー・ザンザ」のダンス発表もあり、地元長谷小学校や伊那市内の女性など4チームが踊りを披露した。
ステージの前では、たくさんの人が踊りに見入っていた。
【伊那ケーブルテレビジョン】