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「はせくらぶ」全国大会2位入賞報告
9月に神奈川県で開かれたソフトバレーボールの全国大会で決勝トーナメント2位に入賞した「はせくらぶ」のメンバーが9日、小坂樫男伊那市長に結果報告をした。
決勝トーナメント2位と健闘したのは、はせくらぶのメンズの部に出場したメンバーたちで、中山芳一監督が過去最高となる成績を市長に報告した。
小坂市長は、「長谷地域から県代表として全国に行くというのはすばらしいこと」とチームの活躍を喜んでいた。
はせくらぶは、長谷中学校を拠点に練習しているソフトバレーチームで、来週は、石川県で開催される北信越大会にも出場することになっている。
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戸草ダム建設 伊那市長らが県に要望
小坂樫男伊那市長らが8日、長野県庁を訪れ村井仁知事に戸草ダム建設事業を促進させるよう要望した。
小坂市長をはじめ、戸草ダム水没者地権者組合の佐藤八十一組合長など関係者10人が県庁を訪れ、村井知事に地域の声を届けた。
要望書には▽戸草ダム建設事業計画を天竜川水系河川整備計画に加え治水対策を早期に図ること▽また地球温暖化対策として有効な水力発電事業を含めた戸草ダム計画とすること竏窒ネどの内容が盛り込まれている。
小坂市長は「国の戸草ダム建設見送りとする提案や、美和ダム上流域の具体的な防災対策を示さないことに対し地域住民は失望し不信感をつのらせている。三峰川の上流域には大規模な崩壊地や大量の堆積土砂があり、過去の経験からみても戸草ダム規模でないと地域、流域の安全は確保できない」と訴えた。
これを受け村井知事は、戸草ダム建設はあくまで国の事業とした上で、「地元が納得できるような対策を示すよう国に働きかけている」と答えた。
国土交通省天竜川上流河川事務所では、戸草ダムに替わる美和ダム上流域の土砂対策整備計画を10月中を目途に地元に説明していくという。
その後地元の合意を得たうえで知事に天竜川水系河川整備計画案についての意見を聞くという。
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腰原副知事が戸草ダム建設予定地を視察
国が建設見送りの方針を示している伊那市長谷の戸草ダム建設予定地を腰原愛正副知事が3日、視察した。
伊那市を訪れたのは、腰原副知事や北沢建設部長など県の幹部ら9人で、昼前に市役所に到着した。
市側は小坂樫男市長、中山昌計長谷地域自治区長らが、治水面からの戸草ダムの重要性、必要性を訴えた。
中山地域自治区長は、「これ以上流域住民を泣かせないで欲しい。県には、戸草ダム建設に協力してもらい、美和ダム建設で協力した恩返しをして欲しい」と副知事に訴えた。
この後現地視察が行なわれ、建設されればダム堰堤部分になる現場では、中山地域自治区長や地元選出の佐藤八十一市議会議員から過去の災害の歴史や現地の地質などの説明を受けていた。
上流の船形沢下流域では、大規模な崩落で白く水が濁っているのを確認。さらに上流の小瀬戸砂防堰堤では、流木や土砂により砂防機能が低下している現状を見た。
佐藤議員は、「美和ダム上流域の杉島などでは、高齢化が進んでいて、万が一大水が出た場合、自力で逃げることができない人が多く、必ず犠牲者が出る」と話し、危機感をつのらせている。
伊那市は、8日に村井県知事を訪ね、戸草ダム建設を国に対し働きかけるよう求めることにしていて、知事の対応が注目される。
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南ア自然保護官事務所設置式
南アルプスの自然を保護、観察する自然保護官の事務室設置式が2日、伊那市の長谷総合支所で行われた。伊那市や環境省の職員およそ20人が参加する中、自然保護官事務所の看板がかけられた。
自然保護官は、植生の観察や保護、登山者への指導など、国立公園の管理をする。
全国に29ある国立公園のうち、これまで自然保護官がいなかったのは南アルプスだけで、旧長谷村などが、保護官の配置を要請してきた。
長谷の事務室には担当の保護官が一人在中し、シカの食害対策や、植生の保護などを地域住民と協力しながら行っていくという。
長谷事務室の担当となった、自然保護官の中島信人さんは、「南アルプスの自然を守っていくために、地元のみなさんと協力しながらがんばっていきたい」と話していた。
白鳥孝副市長は、「担当の保護官が在中してくれることは自然を守っていく上で非常に大きな意味がある。協力しながら自然を後世に残す努力をしていきたい」と話した。
なお南アルプス自然保護官の事務所は、山梨県と静岡県にも設置され、当面は2人の保護官で管理をしていく。
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伊那市保育料 平成21年一元化を諮問
伊那市は来年7月に旧3市町村の保育料体系を、伊那地区を基準に統一する案を保育園運営協議会に1日夜、諮問した。
伊那・高遠町・長谷地区の保育料体系の一元化については、合併協議の中で、伊那市の階層区分を基準に進めていくが、住民の急激な負担を避けるため、合併後段階的に統一していくことが決まっている。
合併3年目をむかえ、3地区がほぼ同水準の保育料となったため、改定時期は来年7月に、また階層を生活実態に合わせ21階層から13階層に整理したいとしている。
実施されれば、合併前に比べ、高遠町・長谷地区の保育料も平均では引き下げられるが、高所得者など一部の階層で引き上げとなる。
諮問された協議会では、正副会長に判断を一任することとした。答申は、来週を予定している。
なお、伊那市では、県内最低水準の保育料を目指し、平成18年度からこれまで2回の改定をしている。
全体で、一人当たり月額平均4,700円を引き下げ、高遠町・長谷地区も、階層により伊那地区と同額の保育料に引き下げている。
これにより年間でおよそ1億3千万円の財政負担があり、保育園の統合や経費の見直しによりまかなっているという。
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仙丈に初冠雪
伊那市長谷の南アルプス仙丈ケ岳で29日朝、初冠雪があった。
標高3033メートルの仙丈ケ岳では28日夜から雪がちらつき始め、朝になると2センチほどの雪が仙丈小屋付近を覆っていた。
29日朝の気温は氷点下1度ほど。例年より10日ほど早い初冠雪だという。
また29日の伊那市は、最高気温が13・7度と11月の中旬並の寒い一日となった。
長野地方気象台によると、この寒さは日本列島の南の海上に前線が停滞したため、県内全域が日本の北側にある寒気に覆われたという。
伊那市内は、朝から雨がぱらつき、厚い雲に覆われた天気となった。
伊那市駅近くの交差点では、行き交う人達は上着を着て歩いていた。
長野地方気象台によると、寒さのピークは29日までで、南信地方の30日の最高気温は29日より7度近く上がり21度になる予想という。
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アサギマダラ 仙流荘にも
伊那市長谷の宿泊施設「仙流荘」の裏庭で、南方から移動する珍しい蝶、アサギマダラが羽を休めている。
アサギマダラは、日本や中国、台湾に広く分布し、1500キロから2000キロ移動するとされる、珍しい蝶。
仙流荘では、3年前にアサギマダラが好んで蜜を吸うフジバカマを植えたところ、今月中旬ごろから、十数匹飛んできているという。
蝶たちは、花に止まっては蜜を吸い、長旅の疲れを癒しているようだった。
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南アルプス自然保護官事務所開設
環境省は10月1日、南アルプス国立公園の管理を担当する自然保護官事務所を山梨県に新設し、管理業務の拠点となる事務室を伊那市長谷と静岡県に設置する。
自然保護官事務所は、南アルプスの高山植物の分布や外来植物の侵入状況など、南アルプスの植生を保護、観察する自然保護官が滞在するためのもの。
南アルプスにはこれまでも自然保護官はいたが、滞在事務所はなかったため、旧長谷村や南アルプス世界遺産登録推進協議会が国に対し、事務所の設置を要請してきた。
そのうち伊那市側の事務室については、長谷総合支所の2階に設置される予定で、今後はそこを拠点として自然保護官が活動し、南アルプスの保護、管理にあたっていく。
これを受け伊那市は、「地元に事務室ができたことでこれまで以上に植物などを手厚く保護できる」期待している。
なお、伊那市長谷の自然保護官事務室の開所式は10日2日の予定。
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南アルプスのシカ柵に一定の成果
関係市町村や国、県などでつくる南アルプス食害対策協議会の幹事会が26日、伊那市長谷で開かれ、先月上旬にシカの防護柵を設置した仙丈ケ岳馬の背周辺に関して、柵の設置に一定の成果があったことが報告された。
協議会では今年、昨年度ニホンジカによる食害がひどかった仙丈ケ岳馬の背のお花畑の一部に、シカの防護柵を設置した。
柵の設置から1カ月が経過したことを受け、この日は今月4日に現地確認に訪れた南信森林管理署の職員から、その後の様子が報告された。
それによると、今回柵を設置した場所は、7月の調査の段階で、タカネヨモギやバイケイソウなどの高山植物が食害に遭い、シカの侵入も確認されていた。
しかし、柵の設置後はシカが侵入した形跡がなく、破壊されていた植生が少しずつ回復していたという。
今後、協議会では信州大学農学部に調査を依頼し、防護柵に一定の成果があったことを学術的に明らかにするとともに、柵の設置方法も検証していきたいとしている。
これらの検証結果を待って、来年度以降の方針を決めるという。 -
王理恵さんが雑穀教室
雑穀をより一般的に広げていこうと、プロ野球ソフトバンクホークス王貞治監督の二女で雑穀料理研究家の王理恵さんが講師をつとめる料理教室が19日、伊那市長谷で開かれた。
王さんは、雑穀料理研究家で野菜ソムリエの資格も持った食のエキスパート。
雑穀料理講習会には、伊那市を中心に遠くは岡山から35人が参加し、王さんの話に耳を傾けた。
この日作ったのは、アマランサスの明太子風パスタとダッタンそば粉プリン。
王さんは、調理のポイントを親しみやすい口調で参加者に伝授していた。
岡山から参加したという主婦は、「岡山ではキビを生産していて、現在は団子くらいにしか使用していない。今回のレシピを持ち帰り違う使い方を研究したい」と話していた。
参加者たちは、20日信州大学農学部で雑穀栽培をしている畑を見学することにしている。
雑穀を研究している井上直人教授は、こうした企画は今後「フードツーリズム」にもつながり、観光戦略としても有効と話している。 -
学校花壇コンクール
長谷中が最優秀賞学校花壇コンクールの中央審査にすすんでいた伊那市の長谷中学校の花壇が最優秀賞を受賞した。
長谷中の花壇は花にボリュームがあることや、学校教育の一環として、地域の人たちに苗を配ったり、ともに苗植え作業を行ったりしていることが評価された。
長谷中は去年は秋と春の審査で県3位となる優秀賞を、また今年の春は2位の特別賞を受賞している。 -
鹿嶺高原で魅力再発見ツアー
魅力再発見ツアーが10日、伊那市長谷の鹿嶺高原であり、参加者はスケッチを通じて地元の自然に親しんだ。
このツアーは地域の良さを地元住民に改めて知ってもらおうと市観光協会が昨年から実施している。
到着した参加者は、高原を散策した後、高台から望む山並みのスケッチに挑戦した。
今回ボランティアガイドとして参加者の指導にあたったのは、絵画サークルの講師などをしている奥村憲さん。
これまで奥村さんは一般参加者の一人だったが、参加者にスケッチを通じて地元の素晴らしさを知ってもらいたいーと今回初めてボランティアガイドを引き受けた。
市観光協会では今後、ボランティアガイドの育成をさらに進めていきたい竏窒ニ考えており、ツアー参加者の中からも協力者を求めていきたいとしている。 -
ソフトバレー全国大会出場挨拶
「はせくらぶ」「伊那ドリーム」が伊那市長訪問伊那市長谷を中心に活動する「はせくらぶ」と、上伊那で活動する「伊那ドリーム」の選手らは4日、ソフトバレーボールの全国大会出場の挨拶で市役所の小坂樫男伊那市長のもとを訪れた。
はせくらぶは、10代から60代まで40人ほどが所属するチームで、全国大会には40歳代前後が所属するメンズチームとレディースチームが出場する。
全国大会出場は、メンズが3年ぶり2回目、レディースが3年ぶり4回目の出場になる。
大会は予選リーグから始まるということで、両チームは、「頑張って1つ1つ勝ち、1位グループに入りたい」と意気込みを話した。
伊那ドリームは、上伊那を中心に活動し、伊那で毎週2回練習をしている男女混合チーム。60歳以上が出場する、全国健康福祉祭・ねんりんピックに出場する。
去年全国大会に出場したときには2位グループだったということで、「今年は1位を目指したい」と意気込みを話した。
はせくらぶの出場する大会は今月12日から神奈川県で、伊那ドリームが出場する大会は10月25日から鹿児島県で開かれる。 -
伊那商議所主催 どろカップ全国大会に38チーム
休耕田に水をはりサッカーを楽しむイベント、どろんこサッカー全国大会ドロカップが今日、明日の2日間、伊那市長谷で開催されます。
この大会は、伊那商工会議所青年部が伊那市の活性化につなげようと開かれたもので今年で3年目となります。
年々参加者も増えてきていると言う事で、今年は地元伊那市を始め松本や飯田などから38チームおよそ300人が出場しました。
今年は、2日間の日程で行われ、今日は仮装をするなどして、楽しみながらプレイできるエンジョイリーグが行われました。
参加者達は、おそろいのTシャツや被り物を身に付け黒河内の休耕田で熱戦を繰り広げていました。
明日は、サッカーやフットサルに近い本気の試合、ガチンコリーグが行われる事になっています。
伊那商工会議所青年部では多くの方たちに応援に足を運んほしいと来場を呼びかけています。
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三峰川総合開発事業対策協議会、開催
三峰川総合開発事業対策協議会が5日、伊那市役所で開かれ、戸草ダム建設に向けた、村井知事への要望と、県議会への請願の内容が確認されました。
協議会のメンバー15人が出席し、要望、請願について協議しました。
内容は、「戸草ダム建設事業計画を天竜川河川整備計画へ位置づけ、天竜川水系の治水対策を早期に図ること」、「戸草ダム建設事業計画で予定されていた、生活用水の確保や適正な流量を維持すること」などとなっています。
協議会会長の小坂樫男市長は、「村井知事はまだ戸草ダムについて意見を述べていない。地元からの声を要望書として手渡し、知事の考えをお聞きしたい。」と話していました。
協議会では、早期に要望書を提出し、意見を聞くとともに現地視察をしてもらうように村井知事に働きかけていくということです。
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仙丈の高山植物守れ 鹿防護柵ヘリで荷上げ
環境省は、南アルプス仙丈ケ岳でニホンシカから高山植物等の食害を防ぐための防護柵を2日、現地までヘリをつかって荷揚げしました。
朝6時から伊那市長谷の歌宿から防護柵を設置する仙丈ケ岳の馬ノ背ヒュッテ周辺までヘリを使って荷揚げを行いました。
荷物は、ネットや柵などおよそ3t。作業は7往復行われました。
馬ノ背周辺は、高山植物の名所でしたがここ数年、鹿による食害が深刻しています。
柵は8月にも2日間かけて設置作業が行われました。
作業2日間、南アルプス食害対策協議会やボランティアなどが参加し防護柵の設置を行います。
国や対策協議会では、防護柵の設置後の効果の検証などを行い植生のモニタリング調査を実施していくことにしています。
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長谷中花壇、県の中央審査へ
先月上伊那で行われた、学校花壇コンクールの地方審査の結果、伊那市の長谷中学校が県の中央審査に進む事が決まりました。
長谷中学校は、ここ数年、毎年中央審査に進む常連校となっています。
今回行われた秋の審査では、(1)夏の気象条件が悪かったものの、見事な花を咲かせ管理も行き届いている事、(2)地域に、花を提供して一緒に育て、学校以外でも環境整備を行っている事などが評価されました。
県の中央審査は9日(火)から行われる事になっています。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
長谷の民話、切り絵にした作品展
伊那市長谷に伝わる民話や地元の風景などを切り絵にした作品展が、30日から伊那市の信州高遠美術館で開かれています。
作品展を開いたのは、長谷の民話をテーマに紙芝居をしているグループ「糸ぐるま」代表の久保田文子(フミコ)さんです。
久保田さんは、30年前から長谷の民話をテーマに切り絵で紙芝居を作っていて、信州高遠美術館では、初めて作品展を開きました。
今回は、紙芝居で使用したものの中から、特に気に入っていると言う作品20点が出展されています。
銃で撃たれた親猿を、介抱する3匹の子猿から、親子の絆の大切さを伝える「孝行猿」や、絵馬に書かれた馬が、夜になると畑を荒らす、「お宮の絵馬」などの民話を題材にした作品が並べられています。
久保田さんは、「紙芝居のいい場面を選び展示した。じっくりと見てもらい、民話や切り絵に親しんでほしい」と話していました。
この作品展は、9月23日まで開かれています。
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浦国有林の一部、稀少植物の「保護林」に
伊那市長谷にある浦国有林の一部などがこのほど、貴重な植物を保護する目的の「保護林」となりました。
29日には、保護林設定の記念式典が、伊那市の南信森林管理署で開かれ、関係者10人ほどが出席しました。
保護林は、林野庁の森林法に基づき設定されるもので、動植物の保護などを目的に、国有林内の区域を定めためのものです。
南信森林管理署管内で、植物保護を対象とした保護林は、これまで1万812haあり、今回559haが新規設定されました。
設定箇所は、伊那市長谷の浦国有林の4ヶ所と、富士見町の西岳(にしだけ)国有林の1ヵ所の計5か所です。
この区域には、環境省の絶滅危惧種に指定されているマツ科の「ヤツガタケトウヒ」と「ヒメバラモミ」が分布しているところで、今回はその保護と育成のために保護林に設定されました。
南信森林管理署の竹内(たけうち)正比(まさひ)古(こ)署長は、「保護林を住民にも知ってもらい、地域をあげて保護してほしい」と挨拶しました。
南信森林管理署では、今後、保護林で間伐などを行うことにしています。
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長谷保育園で「おはなしの里」
伊那市の長谷保育園で、29日、園児と保護者を対象にした読み聞かせ会「おはなしの里」が開かれました。
今日は、園児と迎えにきた保護者などおよそ70人が、未満児から年長の4クラスに分かれおはなしを聞きました。
長谷保育園では、旧長谷村時代に、お話に親しむイベントを定期的に行ってきました。
今回の読み聞かせ会はそれを引き継いだもので、絵本やお話を通して、楽しさを共有し親子のふれあいを深めてもうらおうと、初めて開かれました。
年少のチューリップ組では、女の子が電車に乗って、駅ごとにいろいろな動物に出会うという絵本「でんしゃにのって」を読みました。
園児や保護者は、絵本の世界を楽しんでいました。
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千葉市の子供たち 長谷に農山村留学
千葉市の子どもたちが自然の中で過ごす、農山村留学が22日から始まり、伊那市長谷で入村式が行われました。千葉市の2つの小学校の6年生121人が、伊那市長谷の入野谷に到着しました。
千葉市では、6年生を対象に夏休みを利用して、人や自然と触れ合う体験事業を行っていて、長野県内18ヵ所に希望者およそ千人が訪れています。
開村式で、伊那市長谷総合支所の中山晶計支所長は、「自然や動物、地域の人が長谷の宝物。多くのものと触れ合って、楽しい思い出を作ってください」と歓迎しました。
子どもたちは、早速川に入り、長谷の自然を満喫していました。
子どもたちは、長谷地域の民家に宿泊したり、長谷小学校の児童と交流するなどして、4泊5日を過ごします。
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三峰川サマーピクニック86 美和湖南アルプス公園で
水と緑にふれあう上伊那の夏のイベント・「三峰川サマーピクニック2008」が10日、伊那市長谷の美和湖と南アルプス公園を会場に行なわれた。
このイベントは、ダムを管理する国・森を管理する県・伊那市などで組織する実行委員会が行っているもので、今回で17回目。
今年は、事業の見直しを行い、キャラクターショーなどを廃止して、より、水と緑に親しむに重点をおいてイベントが開始された。
また、高遠ダムと美和湖の2会場で行われていたが、今年は、全てのイベントが美和湖で行われた。
美和湖では、カヌーや、水上サイクリングが用意され、集まった人達が楽しんでいた。
サマーピクニックのメインイベント・10人乗りの手漕ぎボートでタイムを競うEボート大会には、10チームが参加した。
二艘により予選を行い、好タイムのチームが決勝に進出。参加者らは息を合わせてボートをこいでいた。
伊那市からイベントに参加したある母親は、「夫がEボートに参加しているので応援に来ました。子どもが遊べるものがたくさんあるのがいいですね」と話していた。
実行委員会では、「踊りや花火が多い中で、水と遊べる上伊那唯一のお祭り。楽しみにしている参加者も多い」と話していた。
イベントには600人ほどの人が集まったという。【伊那ケーブルテレビジョン】 -
伊那市シニア大学のお年寄りが長谷保育園をと交流
伊那市の長谷保育園でこのほど、園児とお年寄りがお手玉などをして交流した。
伊那市などで活動するシニア大学のお年寄り二〇人が長谷保育園を訪れた。シニア大学は60歳以上の人に生きがい・健康づくりなどをしてもらおうと県が実施しているもの。今回はボランティアの一環で長谷保育園を訪れた。
お年寄り達からは、手作りのお手玉やお菓子の箱などをつかった手づくのつみきがプレゼントされた。
園児たちはさっそくもらったお手玉を使って遊んだり、折り紙をお年寄り達から教わったりして楽しく交流していた。
また、外ではお年寄り達が草取りのボランティア作業をおこなった。
長谷保育園の伊藤すみこ園長は、「広い庭の草取り作業を好意でやっていただきありがたい。園児たちも楽しく交流ができうれしかったです」と話していました。 -
伊那市赤十字奉仕団に村井県知事から感謝状
赤十字奉仕団への感謝状と委嘱書の伝達式が5日伊那市役所でおこなわれた。日本赤十字社長野県支部長、村井知事からの感謝状が昨年度の委員長、馬場茂子さんらに手渡された。
また今年度から委員長、副委員長になった4人に委嘱書が渡された。
委員長としての務めを終えた馬場さんは、「いろいろと勉強になりました。団の皆さんの協力のおかげです。」と話していた。
伊那市赤十字奉仕団は現在14分団あり、340人が活動している。08年度は伊那、高遠、長谷の分団の一体感を図るためあらたに、制服を作ることも計画しているという。 -
伊那毎日新聞休刊へ
伊那毎日新聞は31日付の発刊をもって休刊する。1955(昭和30)年2月の創刊から53年余。地域とともに歩んだ半世紀の歴史に幕を下ろす。
伊那毎日新聞は、伊那市本町で産声を上げ、以来社屋を伊那市西町区、南箕輪村と移転。1999年に現在地の伊那市室町に移ってからは、紙面のカラー化などを図るとともに、内容の充実に積極的に取り組んできた。
01年には、「地元の課題は世界にも共通する課題」を合言葉に、公共事業や教育、環境などの問題を通じて「真の豊かさ」について考えてみよう竏窒ニ、伊那毎日新聞社製作のケーブルテレビ番組「いなまいニューススタジオ」がスタート。紙面と映像が連携する新しいスタイルで、公共事業の決定プロセスの不透明性や矛盾などを指摘した。
02年には、県会でのダム論議を背景に「いなまいテーブル」を作成。ダム問題を「財政」「環境」「生活」「産業」「景観」「決定プロセス」など多面的視点で検証する“判断の枠組み”を提供した。「いなまいテーブル」のパンフレットは上下伊那のほぼ全戸に配布。いま問題にされている戸草ダム建設計画中止を議論する際に十分応用できる。
03年から05年にかけては「上伊那・輝く経営者キャンペーン」を展開。産学官でつくるキャンペーン推進委員会の事務局を伊那毎日新聞社が務め、上伊那で輝いている中小企業経営者約100人を紙面、映像、単行本で紹介した。さらに、05年からは、戦後の上伊那経済を牽引してきた大手企業の優れた経営者・創業者を上伊那の「産業史」「経営史」として後世に残す企画も展開している。
読者参加でつくる各種カラー企画や人物紹介も好評で、郷土愛醸成につながる、との声も多かった。
最近では広域ごみ処理施設建設計画の詳細な報道などが住民の関心を集め、伊那毎の記事が注目されている中での残念な休刊となってしまった。 -
夏休みは有意義に はせっこサマースクール
伊那市の長谷公民館などを会場に、29日、小学生を対象にした「はせっこサマースクール」が始まった。8月1日までの日程で、土器作りなどの体験を通して長谷の良さを再認識するねらいで、1縲・年生の22人が申し込んだ。
これは、生活が乱れがちになる夏休みを規則正しく過ごせるように、長谷公民館と長谷教育振興課が初めて企画。期間中の午前8時半縲恁゚後4時、児童たちを集めている。
午前中に座禅と夏休みの宿題を片付け、自分たちで昼食を作って食べたあと、午後の体験学習。日替わりで土器作りや図書館にある本を使って戦争についての平和教育などに取り組む。
初日は20人が参加し、昼食に流しそうめんを楽しんだ。
縦に割った長さ8メートルの竹の節を取り、縦割りの班ごとにゆでたそうめんを流した。「そうめんが来ないよ」と一番下のざるで待ち構える児童も。
長谷小学校3年生の女の子(9つ)は「座禅は足が痛くて、早く終わってほしいと思った。土器作りとかが楽しみ」と話した。 -
長谷の中尾橋が開通
伊那市長谷の三峰川に架かる中尾橋の開通式が28日、現地であった。地域に伝わる中尾歌舞伎の弁慶が地域の発展を願う口上を述べるなど中尾橋の完成を祝った。
中尾橋は国道152号と中尾区を結ぶ唯一の主要生活道路。1973年に建設された旧橋は幅員が狭く、自動車のすれ違いが出来ない上、通学路にもかかわらず歩道がなく、車道2車線化と歩道整備の必要性があった。04縲・8年度、旧橋の10メートル上流部に新しく橋を架け替えた。延長94メートル、幅員10メートル(片側歩道)。「弁慶橋」として親しまれるよう親柱に弁慶の石造物2体、欄干に中尾歌舞伎公演の様子などを写した写真パネル6枚を取り付けたのが特徴。旧橋撤去を含む事業費は3億6千万円(うち国庫補助1億9800万円)。
開通式で、小坂市長や中山晶計長谷総合支所長らは、台風で中尾橋が流されるなど災害と向き合った歴史を振り返り、地域の発展や交通便益に期待した。
長谷保育園児25人が元気いっぱいに踊りを見せたあと、地域住民らが渡り初めし、完成を喜び合った。橋上に、中尾歌舞伎の演目「御所桜堀川夜討弁慶上使の段」の主人公弁慶が登場し、式典に花を添えた。
旧橋は11月縲恬・N3月、撤去される。 -
小・中学生が藤沢川などで水生生物や水質を調査
伊那市の第21回川シンポジウム「川再発見!せせらぎウォッチング」(実行委員会など主催)が21日、長谷の黒川などを会場にあった。小・中学生や保護者ら60人余が参加。水生生物などの調査結果から、藤沢川中流と黒川中流ともに「きれいな水」と判定した。
「せせらぎ竏秩vは、水生生物や水質調査などを通じて水の環境保全を考えるねらい。例年、三峰川で取り組んでいるが、川の水が濁っていたため、会場を変えた。
小学校教諭ら7人を講師に、子供たちは水素イオン濃度(pH)を調査したり、川に入って石を動かして網に川の生き物を採ったりと夢中になった。
藤沢川では、きれいな水にすむヒラタカゲロウ、ヘビトンボ、ヨシノボリを採集。黒川では、美しい声で鳴くカジカガエルも見つけたという。
手良小学校3年生の男の子(8つ)は「川の中にこんなに生き物がいるとは知らなかった。見ているとおもしろい」と驚いていた。
観察会に先立ち、市役所で天竜川や三峰川にすむ魚を学習。水槽に入ったイワナ、アマゴなど実物を見せながら、信州高遠少年自然の家環境未来センター講師・竹松俊幸さんが「カジカは自然のバロメーター。コンクリートで固められた川で、濁流にあうと生きていけない」「ヨシノボリはハゼの仲間で、胸に吸盤がある」など魚の特徴を解説した。 -
園児向け ごみ分別の出前講座
伊那市の長谷保育園で18日、ごみ分別についての出前講座があった。園児向けは初めてで、市職員が紙芝居やクイズを交えながら分かりやすくごみを分別することを呼びかけた。
園内では「燃えるごみ」「燃えないごみ」「プラスチック」の3種類のごみ箱があるものの、園児は気なしに捨ててしまうことから自分で判断できるように、また保育士も責任を持った分別ができるように学習しようと市職員が出向く出前講座を活用した。
全園児48人を前に、生活環境課の職員2人が「プラスチックはきちんと分ければ、新しいものに使える。きれいに洗って出してくださいね」と呼びかけると、「はーい」と元気よく答えた。
また、ストローや牛乳パックなどを出し、園児たちにどのごみ箱に入れるか、ごみ箱前に集まってもらったり、園児から「輪ゴムはどこ」「机は」など質問もあり、関心を示していた。 -
ツルニンジンを特産品に 長谷非持山
伊那市長谷非持山区の農家を中心に組織する非持山ツルニンジン研究会(北原利保会長、74人)は本年度、ツルニンジンの特産品開発に取り組む。遊休荒廃地を利用してツルニンジンを栽培し、地域の活性化に結びつける。
00年、地域おこしとして区内の里山に生えているツルニンジンの栽培を開始。区内から畑17アールを借り、収穫したツルニンジンや苗を長谷の「南アルプスふるさと祭り」で販売してきた。
ツルニンジンは苗を植えてから収穫するまでに3年ほどかかるため、栽培面積を増やし、ゆくゆくは地元の宿泊施設やレストランなどで提供できたらと構想を練る。
本年度は県の元気づくり支援金を受け、農場整備や特産品開発、健康づくり教室の開催などを計画。
特産品開発は、女性会員を中心に、天ぷらにしたり、たたきごぼうのように調理したりして方向を探る。年度中に1品は生み出す考えで、食による体質改善にもつなげる。
健康づくり教室は、地域食材を生かし、手打ちそばなど住民が持つ技を次世代に引き継ぐ。
8月には面積15アールに苗を植える予定。
北原会長(65)は「年々、遊休荒廃地は増える一方。農地を守り、住民が交流を深めながら地域の活性化に結びつけたい」と話した。
◆ツルニンジン 山ろくなどに生えるつる性の多年草。抗がん作用、滋養強壮、疲労回復など薬効があるといわれる。つるや葉はせんじて飲んだり、ふろに入れたりと活用できるそうだ。根が朝鮮人参に似て太く、茎がつるになることから、この名がつく。